JP4898360B2 - 自動利得制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、出力信号より広帯域の信号を入力して処理する自動利得制御装置に関する。
出力信号より広帯域の信号を入力して処理する自動利得制御装置に関して、特許3086080号公報(特許文献1)および特開2005−192060号公報(特許文献2)に開示の技術がある。同文献に開示された従来の自動利得制御装置について、図13〜図15を参照しながら概説する。
自動利得制御装置1は、前段のアナログフロントエンド11と後段のディジタルフロントエンド34とからなる。前段のアナログフロントエンド11において、RF/IF端子12から入力された信号は、バンドパスフィルタ14を用いて、所定の周波数帯域の信号が抽出される。ここで抽出された信号には、目的信号の他に目的外信号が含まれる。このため、目的信号のみを通過させる後段のフィルタよりは広い帯域を持つことになる。さらに、AGCアンプ16により一定レベルの信号に変換された所定の周波数帯域の信号は、アンチエリアシングフィルタ(エリアシングを防止するローパスフィルタ)18を介してAD変換器19へ入力され、AD変換器19により量子化されたディジタル信号となる。
AGCアンプ16により一定レベルの信号に変換された所定の周波数帯域の信号は、自動利得制御部21へも入力される。自動利得制御部21は、広帯域信号のレベルを適切に管理することで、信号処理部の飽和を防ぐことを目的とするものである。自動利得制御部21は、検波器22、基準値レジスタ(REF1)24、減算器26、非線形応答器(ax+cx)28,乗算器29,および遅延器32からなる。自動利得制御部21の出力信号は、AGC制御信号として、AGCアンプ16に入力される。
一方、後段のディジタルフロントエンド34において、AD変換器19によりディジタル信号化された信号は、例えば複素係数フィルタからなる直交変換器50により直交検波が行われ、I軸信号とQ軸信号とにより表されるベースバンド周波数の複素数信号へ変換される。I側AGCアンプ52およびQ側AGCアンプ54により一定レベルの信号に変換された目的の帯域の信号は、乗算器61〜64と減算器65と加算器66とから構成される全複素ミキサ60を介して、ベースバンド周波数の複素信号(BB.I、BB.Q)として、この自動利得制御装置1から出力される。
また、I側AGCアンプ52およびQ側AGCアンプ54により一定レベルの信号に変換された目的の帯域の信号は、自動利得制御部70へも入力される。自動利得制御部70は、不要な帯域の信号を抑圧して目的帯域内の信号のみとし、目的帯域の信号を一定にして出力するためのものである。自動利得制御部70は、検波器72、基準値レジスタ(REF2)74、減算器76、非線形応答器(ax+bx+cx)80,リミッター84,減算器86,および遅延器88からなる。自動利得制御部70の出力信号は、AGC制御信号として、I側AGCアンプ52およびQ側AGCアンプ54に入力される。
上述のように、図13に示す特許文献1および特許文献2の自動利得制御装置において、縦列に接続される2つの自動利得制御部21、70は、前段の自動利得制御部21が広帯域信号のレベルを適切に管理することで、信号処理部の飽和を防ぐことを目的とする。また、後段の自動利得制御部70では不要な帯域の信号を抑圧して目的帯域内の信号のみとし、目的帯域の信号を一定にして出力する2段構成となっている。
ここで、前段の自動利得制御部21の応答特性が遅いと、入力信号の変動に対する追従が十分ではないために前段での飽和が生じたり、目的信号に対するゲインの不足期間が生じたりする。これを避けるために前段の自動利得制御部21では応答速度を速くするが、前段の自動利得制御部21の応答を速くすると、目的信号以外の信号レベル変動が大きい場合に、目的信号に対する大きなレベル変動が生じるために、これを補うために後段の自動利得制御部70においてはより高速な応答特性が求められる。
すなわち、目的信号以外の信号レベル変動が大きい場合に、目的信号に対する大きなレベル変動が生じるのは、AGCの働きでAGCアンプ16のゲインが変動するとき、AGCアンプ16のゲイン変動によって、目的信号と目的外信号の区別なしに信号レベルの変動が生じるためである。よって、目的信号より目的外信号の信号レベルが大きいときは、AGCが信号レベルを所定の範囲に収めようとAGCアンプのゲインの調整が目的外信号レベルに応じてなされることになり、目的信号が不必要なレベル調整を受けることになる。このため、目的外信号のレベルと目的信号のレベル差が大きく、目的外信号のレベル変動が大きいときには目的信号が受けるレベル変動も大きくなる。
自動利得制御は、レベル変動が大きな信号を扱う場合において、信号の飽和による歪とゲイン不足によるS/N低下を避けることができるので必須である。しかし、高速な応答特性の自動利得制御装置とは信号の振幅を圧縮する振幅圧縮機であり、目的信号に対して大きな歪を生じる。ここで、図13に示す特許文献1と特許文献2の自動利得制御装置を用いる受信機に目的信号としてπ/4QPSKを、近接する目的外信号としCW信号を加えたときのBERを図14に、バーストCWを加えたときのBERを図15に示す。なお、図14、図15は、図16の条件でシミュレーションした場合の例である。
このように、後段の自動利得制御部に高速な応答特性が要求されるために、後段の自動利得制御部が目的信号に歪を生じ、目的外信号が弱く、Eb/N0も良い時に劣化が生じる。この劣化は後段の自動利得制御部の応答を遅くすることで改善するが、この応答を遅くするためには前段の応答特性も遅くする必要があり、前段の応答特性を遅くすることは入力信号変動に対する追従性が低下することになる。
この妨害と雑音が良好なときの特性と、妨害が強くレベル変動が大きなときにおける追従性を両立させることは不可能なので、両者の中間で目的に応じた応答特性の設定を余儀なくされることになる。
この問題の解決のために、特開2004−274210号公報(特許文献3)においては一般的な出力レベルにより自動利得制御装置の利得を制御する方式を基本とし、目的外信号の変動や、目的外信号レベルが目的信号レベルより大きくなるなど、装置出力での自動利得制御用信号レベル検出では入力信号変動に対応できないときのみ前段での信号レベル検出を行うことで問題を解決している。
特許3086080号公報 特開2005−192060号公報 特開2004−274210号公報
上述のように背景技術では、引用文献1、2においては、妨害と雑音が良好なときの特性と、妨害が強くレベル変動が大きなときにおける追従性を両立させることは不可能なので、両者の中間で目的に応じた応答特性の設定を余儀なくされることになる。また、引用文献3においては、装置出力での自動利得制御用信号レベル検出では入力信号変動に対応できないときのみ前段での信号レベル検出を行うことで問題を解決しているが、非常に複雑な処理が要求されるという問題がある。
本発明は、上記背景技術が有する問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複雑な処理を用いないで、入力信号変動に対する高速な追従性と、妨害と雑音が良いときの目的信号品位を両立することの可能な、新規かつ改良された自動利得制御装置を得ることである。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点によれば、前段のアナログフロントエンドの自動利得制御部の出力で検出された微分値に応じて後段のデジタルフロントエンドの自動利得制御部の非線形応答器を選択切り替えして処理する自動利得制御装置が提供される。本発明の自動利得制御装置(10)は、目的信号帯域を含む広帯域の入力信号を一定の振幅範囲内に制御する第1の自動利得制御部(111)を備えた第1の信号処理部(100)と、前記第1の信号処理部の出力から目的信号を抽出する第2の信号処理部(210)と、前記第2の信号処理部の出力を一定の振幅にして出力する第2の自動利得制御部(230)と、前記第1の自動利得制御部の応答状態(変動の大小など)に応じて前記第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答速度制御信号を生成する応答速度制御信号生成部(123)と、を備え、前記応答速度制御信号生成部(123)は、前記第1の自動利得制御部(111)の出力である自動利得制御電圧の微分値の絶対値と所定の基準値(REF3)との差が所定値を越えたとき、前記第1の自動利得制御部の変動が大きいと判断し、前記第2の自動利得制御部の応答速度を速くするための応答速度制御信号を生成することを特徴とす
かかる本発明では、第1の自動利得制御部(111)の応答状態(変動の大小など)に応じて第2の自動利得制御部(230)の応答速度を制御するための応答速度制御信号を生成する応答速度制御信号生成部(123)を備えたことを特徴とする。第2の自動利得制御部(230)に高速な応答が要求されるのは第1の自動利得制御部(前段の自動利得制御部)(111)で高速な応答が生じているときだけであるので、第1の自動利得制御部(111)の応答状態に応じて第2の自動利得制御部(後段の自動利得制御部)(230)の応答特性を切り替えることができる。このようにして、簡単な処理で入力信号変動に対する高速な追従性と、妨害と雑音が良いときの目的信号品位を両立することができる。
なお上記において、構成要素に付随して括弧書きで記した参照符号は、理解を容易にするため、後述の実施形態および図面における対応する構成要素等を一例として記したに過ぎず、本発明がこれに限定されるものではない。以下も同様である。
本発明の応用例としては様々なものが考えられるが、いくつかの応用例を挙げれば以下の通りである。
前記第2の自動利得制御部(230)の構成としては、様々なものが考えられるが、例えば、前記第2の自動利得制御部の応答速度を高速にするための第1の応答器(238)と、前記第2の自動利得制御部の応答速度を低速にするための第2の応答器(240)と、前記応答速度制御信号に応じて前記第1、第2の応答器を切り替えるスイッチ(242)と、を備える構成を採用することができ
或いは、前記第2の自動利得制御部(230)は、前記第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答器(252)と、前記応答器で用いられる高速用係数を保持する高速用係数レジスタ(254)と、前記応答器で用いられる低速用係数を保持する低速用係数レジスタ(256)と、を備える構成を採用することもでき
また、前記第2の自動利得制御部(230)は、前記第1の自動利得制御部(111)の応答状態(変動の大小など)に応じて、応答速度を連続的に変化させる(動的制御など)ことも可能であ。後段の応答速度を高速から低速に切り替えるときに瞬時に切り替えずに連続的に変化させる構成とすることで性能は改善される。具体的には、例えば、前段の応答状態が急速に収束して後段の応答が収束していないにもかかわらず、応答速度が遅くなってしまうようなことを避けるために、高速応答から低速応答に変わるときの応答速度の変化を滑らかにする処置を行うことが可能である。
上記課題を解決するため、本発明の第2の観点によれば、1つの第1の自動利得制御部に対して、複数の第2の自動利得制御部を備えた自動利得制御装置が提供される。即ち、前段のアナログフロントエンドの自動利得制御部の出力で検出された微分値に応じて後段の複数のデジタルフロントエンドの自動利得制御部の非線形応答器を選択切り替えして処理する自動利得制御装置であって、目的信号帯域を含む広帯域の入力信号を一定の振幅範囲内に制御する第1の自動利得制御部を備えた第1の信号処理部(100’)と、前記第1の信号処理部の出力から目的信号を抽出する複数の第2の信号処理部(200−1、200−2、200−3内)と、前記各第2の信号処理部に対応して設けられ、前記第2の信号処理部の出力を一定の振幅にして出力する第2の自動利得制御部(200−1、200−2、200−3内)と、前記第1の自動利得制御部の応答状態(変動の大小など)に応じて前記各第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答速度制御信号を生成する応答速度制御信号生成部(123)と、備え、前記応答速度制御信号生成部は、
前記第1の自動利得制御部の出力である自動利得制御電圧の微分値の絶対値と所定の基準値との差が所定値を越えたとき、前記第1の自動利得制御部の変動が大きいと判断し、前記第2の自動利得制御部の応答速度を速くするための応答速度制御信号を生成する自動利得制御装置が提供され
かかる構成によれば、上記本発明の第1の観点にかかる自動利得制御装置の効果に加えて、複数の第2の信号処理部を備えたことで、異なる周波数の信号を処理することが可能である。さらに、フィルタ等の大きな遅延要素前と後ろとで2段、ないしは多段に分けることが出来るので、自動利得制御ループ内の遅延が小さく、高速な応答が可能になる。
本発明の第2の観点にかかる自動利得制御装置についても、上記本発明の第1の観点にかかる自動利得制御装置と同様に様々な応用例が考えられ
以上のように、本発明によれば、簡単な処理で入力信号変動に対する高速な追従性と、妨害と雑音が良いときの目的信号品位を両立することができる。また、本発明の他の効果等については、以下の発明を実施するための最良の形態においても説明する。
以下に添付図面を参照しながら、本発明にかかる自動利得制御装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1に本発明の第1の実施形態にかかる自動利得制御装置を用いた受信機を示す。また、第1の実施形態において、目的信号周波数に近接する周波数を持つ目的外信号としてCWを加えたときのBERの特性例を図2に、バーストCWを加えたときのBERの特性例を図3に示す。なお、図2、図3は、図16に示したシミュレーション条件を用いた場合である。
(第1の実施形態の構成)
図1は、本実施形態にかかる自動利得制御装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかる自動利得制御装置10の構成は、アナログ信号を処理するアナログフロントエンドと、ディジタル信号を処理するディジタルフロントエンドとに大別される。以下、順に説明する。
(アナログフロントエンド100)
まず、アナログ信号を処理するアナログフロントエンド100について説明する。
図1において、RF/IF端子102から入力された信号は、バンドパスフィルタ104を用いて、所定の周波数帯域の信号が抽出される。ここで抽出された信号には、目的信号の他に目的外信号が含まれる。このため、目的信号のみを通過させる後段のフィルタよりは広い帯域を持つことになる。AGCアンプ106は、バンドパスフィルタ104の出力信号を一定レベルの信号に変換するための可変利得増幅器である。AGCアンプ106により一定レベルの信号に変換された所定の周波数帯域の信号は、アンチエリアシングフィルタ(エリアシングを防止するローパスフィルタ)108を介してAD変換器110へ入力され、AD変換器110により量子化されたディジタル信号となる。
AGCアンプ106により一定レベルの信号に変換された所定の周波数帯域の信号は、AGC制御部111の検波器112へも入力される。自動利得制御部111は、広帯域信号のレベルを適切に管理することで、信号処理部の飽和を防ぐことを目的とするものである。自動利得制御部111は、検波器112、基準値レジスタ(REF1)114、減算器116、非線形応答器(ax+cx)118,乗算器120,および遅延器122からなる。
そして、AGCアンプ106の利得を制御する信号を生成するために、検波器112の出力信号は、減算器116において、基準値レジスタ114の出力する基準値(REF1)が減算され、非線形応答器(ax+cx)118へ入力される。非線形応答器118の出力信号は、減算器120を介して遅延器122へ入力される。減算器120は、非線形応答器118の出力信号から遅延器122の出力信号を減算処理する。AGC制御部111の出力信号は、AGCアンプ106の利得を制御するAGC制御信号として、AGCアンプ106に入力される。
(応答速度制御信号生成部123)
AGCアンプ106の利得を制御するAGC制御信号は、本実施形態に特徴的な構成要素である応答速度制御信号生成部123の微分回路124へも入力される。微分回路124では、AGC制御信号の電圧値の微分値の絶対値が計算される。微分回路124の出力信号は、基準値レジスタ126の出力する基準値(REF3)と比較されて、後述のI側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214の利得を制御する信号を生成する演算回路(x1−x2<a?)128に入力される。具体的には、演算回路128は、減算器および比較器からなり、端子X1に入力される基準値レジスタ126の出力する基準値(REF3)から、端子X2に入力される微分回路124の出力信号(AGC制御信号の電圧値の微分値の絶対値)が減算されて、所定値aと比較される。
演算回路128の出力信号は、応答速度制御信号として、後述のディジタルフロントエンド200内のAGC制御部230に入力される。そして、AGC制御部230では、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を越えたとき、すなわち前段の自動利得制御の変動が大きいときにはa1、b1、c1よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。また、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定の値以下のとき、すなわち前段の自動利得制御の変動が小さいときにはa2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。かかる構成および動作については、さらに後述する。
(ディジタルフロントエンド200)
次に、ディジタル信号を処理するディジタルフロントエンド200について説明する。
AD変換器110によりディジタル信号化された信号は、例えば複素係数フィルタからなる直交変換器210により直交検波が行われ、I軸信号とQ軸信号とにより表されるベースバンド周波数の複素数信号へ変換される。
変換されたベースバンド周波数の複素数信号は、I軸信号がI側チャネルフィルタ(Re)、Q軸信号がQ側チャネルフィルタ(Im)において帯域制限されることにより、目的の帯域の信号に変換され、I軸信号がI側AGCアンプ212、Q軸信号がQ側AGCアンプ214へ入力される。
I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214は、I側チャネルフィルタ(Re)およびQ側チャネルフィルタ(Im)の出力信号を一定レベルの信号に変換するための可変利得増幅器である。I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214により一定レベルの信号に変換された目的の帯域の信号は、例えば全複素ミキサ220を介して、ベースバンド周波数の複素信号(BB.I、BB.Q)として、この自動利得制御装置10から出力される。
全複素ミキサ220は、周波数変換するためのものであり、乗算器221、222、223、224と、減算器225と、加算器226とから構成される。全複素ミキサ220には、ローカル信号生成器(Local2)から実数軸ローカル信号(cos)が入力され、また、ローカル信号生成器から虚数軸ローカル信号(−sin)が入力される。全複素ミキサ220は、ローカル信号生成器から入力された複素信号に対して周波数ゼロまたはゼロ近くの周波数となる周波数変換を行い、複素信号を出力する。
I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214により一定レベルの信号に変換された目的の帯域の信号は、AGC制御部230の検波器232へも入力される。
自動利得制御部230は、不要な帯域の信号を抑圧して目的帯域内の信号のみとし、目的帯域の信号を一定にして出力するためのものである。自動利得制御部230は、検波器232、基準値レジスタ(REF2)234、減算器236、非線形応答器(a1+b1x+c1x)238,非線形応答器(a2x+b2x+c2x)240、スイッチ242、リミッター244,減算器246,および遅延器248からなる。
検波器232では、I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214の利得を制御する信号を生成するために、入力された目的の帯域の信号のI軸信号とQ軸信号の2乗値を加算すると共に、その平方根を算出し、これを積分することにより、I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214の出力信号の変動を検出する。
そして、I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214の利得を制御する信号を生成するために、検波器232の出力信号は、減算器236において、基準値レジスタ234の出力する基準値(REF2)が減算され、非線形応答器(a1x+b1x+c1x)238および非線形応答器(a2x+b2x+c2x)240へ入力される。
スイッチ242は、アナログフロントエンド100内の演算回路128からの応答速度制御信号に基づいて、非線形応答器238の出力信号か非線形応答器240の出力信号かのいずれか一方を選択する。スイッチ242は、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を越えたとき、すなわち前段の自動利得制御の変動が大きいときにはa1、b1、c1よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。また、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定の値以下のとき、すなわち前段の自動利得制御の変動が小さいときにはa2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。ここで、a1、b1、c1の係数値よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択したときの後段の応答速度は、a2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択したときの応答速度より速く設定される。
スイッチ242により選択された出力信号(非線形応答器238の出力信号か非線形応答器240の出力信号かのいずれか一方)は、過大な信号レベルを所定のレベル以下に抑えるために設けられたリミッター244に入力される。リミッター244の出力信号は、減算器246を介して遅延器248へ入力される。減算器246は、リミッター244の出力信号から遅延器248の出力信号を減算処理する。AGC制御部230の出力信号は、I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214の利得を制御するAGC制御信号として、I側AGCアンプ212およびQ側AGCアンプ214に入力される。
(第1の実施形態の動作)
第1の実施形態では、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を越えたとき、すなわち前段の自動利得制御部111の変動が大きいときにはa1、b1、c1よりなる自動利得制御応答の非線形応答器238を選択する。また、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定の値以下のとき、すなわち前段の自動利得制御111の変動が小さいときにはa2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器240を選択する。ここで、a1、b1、c1の係数値よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択したときの後段の応答速度は、a2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択したときの応答速度より速く設定される。
なお、応答の修正器は単純な係数器でよいが、応答特性を非線形化することで高速な応答特性と低歪との両立が容易になる。
(第1の実施形態の効果)
以上のように、本実施形態によれば、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を越えたとき、すなわち前段の自動利得制御部111の変動が大きいときにはa1、b1、c1よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。また、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定の値以下のとき、すなわち前段の自動利得制御部111の変動が小さいときにはa2、b2、c2よりなる自動利得制御応答の非線形応答器を選択する。このようにして、複雑な処理を用いないで、入力信号変動に対する高速な追従性と、妨害と雑音が良いときの目的信号品位を両立することができる。なお、前段の変化情報を0か1のディジタル値で得ることができるので、本実施形態における後段と前段のインタフェースの増加はわずかである。本実施形態において、目的信号周波数に近接する周波数を持つ目的外信号としてCWを加えたときのBERの特性例を図2に、バーストCWを加えたときのBERの特性例を図3に示す。なお、図2、図3は、図16に示したシミュレーション条件を用いた場合である。
<第2の実施形態>
図4に本発明の第2の実施形態にかかる自動利得制御装置を用いた受信機を示す。また、第2の実施形態において、目的外信号としてCWを加えたときのBERの特性例を図5に、バーストCWを加えたときのBERの特性例を図6に示す。なお、図5、図6は、図16に示したシミュレーション条件を用いた場合である。
(第2の実施形態の構成)
図4は、本実施形態にかかる自動利得制御装置20を示す説明図である。なお、本実施形態は上記第1の実施形態の応用であるため、図4において、上記第1の実施形態(図1)と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかる自動利得制御装置20は、図4に示したように、第1の実施形態にかかる自動利得制御装置10(図1)の構成要素である非線形応答器238、240に代えて非線形応答器(ax+bx+cx)252を備え、さらに、係数レジスタ254、256、258を備えたことを特徴とする。係数レジスタ254は、第1の実施形態で説明した係数a1、b1、c1(以下、C1)を保持するレジスタである。係数レジスタ254は、第1の実施形態で説明した係数a2、b2、c2(以下、C2)を保持するレジスタである。非線形応答器252は、係数レジスタ254、256に保持されたいずれかの係数を用いてax+bx+cxを演算する回路である。非線形応答器252はC2を下限として、係数レジスタ258に保持されたCdecの値を用いて係数を小さくしていく。
(第2の実施形態の動作)
本実施形態の動作を、図7に示した状態遷移図を参照しながら説明する。
本実施形態では、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を越えたとき、自動利得制御応答の非線形応答器はC1の係数を用いる(S1)。前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が、所定値を越えた状態から所定値以下になると、自動利得制御応答の非線形応答器252はC2を下限としてCdecの値を用いて係数を小さくしていく(S1→S2→S3)。ここで、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値とREF3の差が所定値を再び越えたときにはC1の値を用いる(S2またはS3→S1)。
(第2の実施形態の効果)
以上のように、本実施形態によれば、低歪と追従性を両立することで従来の自動利得制御よりも高速な応答が可能になる。従来の自動利得制御装置では応答速度を高速にすると歪が生じるために、本実施形態にかかる自動利得制御装置よりも低速な応答に設定される。このため、図8に示すように、ADC出力ではバーストで加えられる妨害波の合間では目的信号が観測できず、自動利得制御装置の出力においても所定の信号レベルに達しない。これに対し、図9に応答波形を示す本実施形態においては、信号レベルは大きくはないが妨害波の合間においても高速な追従性により、大きなレベルではないがADC出力において目的信号が観測可能なレベルにまで前段の利得が上がる。そして、自動利得制御装置出力においては目的レベルに制御された目的信号が観測できる。
また、上記第1の実施形態にわずかな修正を加えるだけで大きな改善を得られる。
<第3の実施形態>
図10に本発明の第3の実施形態にかかる自動利得制御装置を用いた受信機を示す。また、第3の実施形態において、目的外信号としてバーストCWを加えたときのBERの特性例を図11に示す。なお、図11は、図16に示したシミュレーション条件を用いた場合である。
(第3の実施形態の構成)
図10は、本実施形態にかかる自動利得制御装置30を示す説明図である。なお、本実施形態は上記第2の実施形態の応用であるため、図10において、上記第2の実施形態(図4)と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかる自動利得制御装置30は、図10に示したように、第2の実施形態にかかる自動利得制御装置20(図4)に対して、アナログフロントエンド100とディジタルフロントエンド200の双方に変更を加えている。以下説明する。
アナログフロントエンド100においては、第2の実施形態の基準値レジスタ(REF3)126および演算回路128に代えて、AD変換器130を備える。AD変換器130は、微分回路124からの出力信号が入力されて、ディジタルフロントエンド200に対して、アナログ応答状態信号を出力する。一般的な受信機では受信信号レベルを知るためにアナログ自動利得制御の制御電圧のためのAD変換器が備えられていることから、アナログ部の自動利得制御電圧をディジタル変換した後に、ディジタル部で微分し、絶対値を求めることで特別なインタフェースの増加は避けられる。
一方、ディジタルフロントエンド200においては、上記のアナログ応答状態信号に対応するための構成を採用する。本実施形態のディジタルフロントエンド200は、第2の実施形態の構成に加えて、乗算器260と、スイッチ262と、比較器264と、減算器266と、遅延器268と、加算器270とを備える。
乗算器260は、アナログフロントエンド100内のAD変換器130の出力信号であるアナログ応答状態信号と、係数レジスタ(高速用)254が保持する係数a1、b1、c1とが入力されて乗算処理を行う。乗算器260の出力信号は、スイッチ262と比較器264に入力される。スイッチ262には、乗算器260の出力信号と、係数レジスタ258が保持する係数Cdecに所定の遅延処理が施された信号とが入力され、比較器264からの出力信号に応じて、これらを切り替える。減算器266は、係数レジスタ258が保持する係数Cdecと、遅延器268の出力信号とが入力されて、減算処理を行う。
スイッチ262が切り替えて出力する信号は遅延器268に出力される。遅延器268の出力信号は、比較器264と、減算器266と、加算器270に入力される。比較器264は、乗算器260の出力信号(X1)と、遅延器268の出力信号(X2)とが入力されて、その比較を行う。比較器264の比較結果である出力信号は、スイッチ262に入力される。
加算器270は、遅延器268の出力信号と、係数レジスタ(低速用)256が保持する係数a2、b2、c2とが入力されて加算処理を行う。加算器270の出力信号は、非線形応答器252に入力される。
(第3の実施形態の動作)
後段の自動利得制御応答の非線形応答器の係数は、前段の自動利得制御電圧の微分値の絶対値によって、低速時の係数(a2、b2、c2)を最小値とし、高速時の係数(a1、b1、c1)を最大値としてこの間で可変される。また、第1の実施形態から第2の実施形態への改善のように、前段の応答状態が急速に収束して後段の応答が収束していないにもかかわらず、応答速度が遅くなってしまうようなことを避けるために、高速応答から低速応答に変わるときの応答速度の変化を滑らかにする処置を行う。本実施形態では、高速係数と前段の応答状態を乗じた値とその1サンプル前の値を比較し、1サンプル前の値より小さくなっているときには1サンプル前の値に対してCdecを減じた値を非線形応答器の係数を制御する制御値として更新することで実現している。
(第3の実施形態の効果)
本実施形態の構成では、図10に示したように後段がディジタル処理の場合、前段の情報を得るためにAD変換器130が必要になるが、一般的な受信機では受信信号レベルを知るためにアナログ自動利得制御の制御電圧のためのAD変換器が備えられていることから、アナログ部の自動利得制御電圧をディジタル変換した後に、ディジタル部で微分し、絶対値を求めることで特別なインタフェースの増加は避けられる。
<第4の実施形態>
図12に本発明の第4の実施形態にかかる自動利得制御装置を用いた受信機を示す。
(第4の実施形態の構成)
図12は、本実施形態にかかる自動利得制御装置40を示す説明図である。なお、本実施形態は上記第1〜第3の実施形態の応用であるため、図12において、上記第1〜第3の実施形態と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態では、複数の目的信号を同時に処理する構成となっており、同一のアナログ部に複数のディジタル部が並列に接続され、各ディジタル部は異なる周波数の信号を処理する。
図12に示した一例では、アナログフロントエンド100’は、第1の実施形態の構成(図1)のアナログフロントエンド100から、応答速度制御信号生成部123(微分回路124、基準値レジスタ(REF3)126、および演算回路128からなる)を除外した構成とする。そして、応答速度制御信号生成部123を各ディジタルフロントエンド200−1、200−2、200−3で共有して用いる場合を示している。ここで、各ディジタルフロントエンド200−1、200−2、200−3は、第1の実施形態におけるディジタルフロントエンド200と同様の構成である。すなわち、本実施形態にかかる自動利得制御装置40において、ディジタルフロントエンドが1つの場合には、第1の実施形態にかかる自動利得制御装置10の構成(図1)と同様の構成となる。
なお、図12に示した構成は一例に過ぎず、第2の実施形態の構成(図4)または第3の実施形態の構成(図10)に基づいて、上記と同様に同一のアナログ部に複数のディジタル部が並列に接続される構成を採用することも可能である。また、ディジタル部の数についても、図12では3つの場合を示しているが、これに限定されるものではなく、2つでもよく、また4つ以上であってもよい。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、後段の自動利得制御部に高速な応答が要求されるのは前段の自動利得制御部で高速な応答が生じているときだけであるので、上記第1〜第3の実施形態で説明した自動利得制御装置では、前段の自動利得制御部の応答状態に応じて後段の自動利得制御部の応答特性を切り替えるので、簡単な処理で入力信号変動に対する高速な追従性と、妨害と雑音が良いときの目的信号品位を両立することができる。
また、特開2004−274210号公報(特許文献3)の自動利得制御装置では、入力と出力の信号伝達遅延が大きいと入力側可変利得増幅器の利得制御の制御速度が遅くなることで、入力変動に対する途中での飽和やS/N不足が生じやすくなるが、本実施形態にかかる自動利得制御装置では、フィルタ等の大きな遅延要素前と後ろとで2段、ないしは多段に分けることが出来るので、自動利得制御ループ内の遅延が小さく、高速な応答が可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる自動利得制御装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、自動利得制御部の応答速度を制御するための応答器として、非線形応答器を例に挙げて説明したが、本発明の応答器は非線形のものに限定されず線形のものであってもよい。
本発明は、出力信号より広帯域の信号を入力して処理する自動利得制御装置に利用可能である。
第1の実施形態にかかる自動利得制御装置の構成を示す説明図である。 第1の実施形態の自動利得制御装置を備えた受信機に目的外信号としてCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 第1の実施形態の自動利得制御装置を備えた受信機に目的外信号としてバーストCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 第2の実施形態にかかる自動利得制御装置の構成を示す説明図である。 第2の実施形態の自動利得制御装置を備えた受信機に目的外信号としてCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 第2の実施形態の自動利得制御装置を備えた受信機に目的外信号としてバーストCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 図4のディジタル部の応答制御遷移を示す説明図である。 従来例に目的外信号としてバーストCWを加えた時の時間軸応答特性をグラフで示す説明図である。 第2の実施形態に目的外信号としてバーストCWを加えた時の時間軸応答特性をグラフで示す説明図である。 第3の実施形態にかかる自動利得制御装置の構成を示す説明図である。 第3の実施形態に目的外信号としてバーストCWを加えたときの特性をグラフで示す説明図である。 第4の実施形態にかかる受信機の構成を示す説明図である。 従来の自動利得制御装置を用いた受信機の構成を示す説明図である。 従来の自動利得制御装置の目的外信号としてCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 従来の自動利得制御装置の目的外信号としてバーストCWを加えたときの目的信号のBER特性例をグラフで示す説明図である。 シミュレーション条件を表で示す説明図である。
符号の説明
10、20、30、40 自動利得制御装置
100 アナログフロントエンド
102 RF/IF端子
104 バンドパスフィルタ
106 AGCアンプ
108 アンチエリアシングフィルタ(AAF)
110 AD変換器(ADC)
111 AGC制御部
112 検波器
114 基準値レジスタ
116 減算器
118 非線形応答器
120 減算器
122 遅延器
123 応答速度制御信号生成部
124 微分回路
126 基準値レジスタ
128 演算回路
130 AD変換器
200 ディジタルフロントエンド
210 直交変換器
212 I側AGCアンプ
214 Q側AGCアンプ
220 全複素ミキサ
230 AGC制御部
232 検波器
234 基準値レジスタ
236 減算器
238 非線形応答器
240 非線形応答器
242 スイッチ
244 リミッター
246 減算器
248 遅延器
252 非線形応答器
254 係数レジスタ(高速用)
256 係数レジスタ(低速用)
258 係数レジスタ
260 乗算器
262 スイッチ
264 比較器
266 減算器
268 遅延器
270 加算器

Claims (8)

  1. 前段のアナログフロントエンドの自動利得制御部の出力で検出された微分値に応じて後段のデジタルフロントエンドの自動利得制御部の非線形応答器を選択切り替えして処理する自動利得制御装置であって、
    目的信号帯域を含む広帯域の入力信号を一定の振幅範囲内に制御する第1の自動利得制御部を備えた第1の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部の出力から目的信号を抽出する第2の信号処理部と、
    前記第2の信号処理部の出力を一定の振幅にして出力する第2の自動利得制御部と、
    前記第1の自動利得制御部の応答状態に応じて前記第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答速度制御信号を生成する応答速度制御信号生成部とを備え
    前記応答速度制御信号生成部は、
    前記第1の自動利得制御部の出力である自動利得制御電圧の微分値の絶対値と所定の基準値との差が所定値を越えたとき、前記第1の自動利得制御部の変動が大きいと判断し、前記第2の自動利得制御部の応答速度を速くするための応答速度制御信号を生成することを特徴とす自動利得制御装置。
  2. 前記第2の自動利得制御部は、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を高速にするための第1の応答器と、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を低速にするための第2の応答器と、
    前記応答速度制御信号に応じて前記第1、第2の応答器を切り替えるスイッチとを備えことを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
  3. 前記第2の自動利得制御部は、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答器と、
    前記応答器で用いられる高速用係数を保持する高速用係数レジスタと、
    前記応答器で用いられる低速用係数を保持する低速用係数レジスタとを備えことを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
  4. 前記第2の自動利得制御部は、
    前記第1の自動利得制御部の応答状態に応じて、応答速度を連続的に変化させることを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
  5. 前段のアナログフロントエンドの自動利得制御部の出力で検出された微分値に応じて後段の複数のデジタルフロントエンドの自動利得制御部の非線形応答器を選択切り替えして処理する自動利得制御装置であって、
    目的信号帯域を含む広帯域の入力信号を一定の振幅範囲内に制御する第1の自動利得制御部を備えた第1の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部の出力から目的信号を抽出する複数の第2の信号処理部と、
    前記各第2の信号処理部に対応して設けられ、前記第2の信号処理部の出力を一定の振幅にして出力する第2の自動利得制御部と、
    前記第1の自動利得制御部の応答状態に応じて前記各第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答速度制御信号を生成する応答速度制御信号生成部とを備え
    前記応答速度制御信号生成部は、
    前記第1の自動利得制御部の出力である自動利得制御電圧の微分値の絶対値と所定の基準値との差が所定値を越えたとき、前記第1の自動利得制御部の変動が大きいと判断し、前記第2の自動利得制御部の応答速度を速くするための応答速度制御信号を生成することを特徴とする自動利得制御装置。
  6. 前記各第2の自動利得制御部は、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を高速にするための第1の応答器と、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を低速にするための第2の応答器と、
    前記応答速度制御信号に応じて前記第1、第2の応答器を切り替えるスイッチと、
    を備えことを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
  7. 前記各第2の自動利得制御部は、
    前記第2の自動利得制御部の応答速度を制御するための応答器と、
    前記応答器で用いられる高速用係数を保持する高速用係数レジスタと、
    前記応答器で用いられる低速用係数を保持する低速用係数レジスタと、
    を備えことを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
  8. 前記各第2の自動利得制御部は、
    前記第1の自動利得制御部の応答状態に応じて、応答速度を連続的に変化させることを特徴とす請求項に記載の自動利得制御装置。
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