JP4897813B2 - データ転送装置 - Google Patents
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Description
(1)プライバシに関する情報を自動的に識別し保護対象を決定する手段がない。
(2)ユーザの操作なしに自動的に、安全な場所に保護する方法がない。例えば、終了の際にSDカード(登録商標)などのメモリに入れるなどはあるが、抜き忘れによる紛失は防げない。
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部と、
データを格納するデータ格納部と、
所定のイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が前記所定のイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送するデータ管理部と
を備えたことを特徴とする。
前記所定のイベントとして、自己である前記データ転送装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出することを特徴とする。
移動体に装備されることを特徴とする。
前記所定のイベントとして、自己である前記データ転送装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出することを特徴とする。
前記所定のイベントとして、自己である前記データ転送装置が装備された前記移動体の停止状態を検出することを特徴とする。
保護の対象となる保護対象データが定義された保護対象データ定義情報を予め格納し、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から転送するデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
入手経路が管理されており、
前記データ格納部が格納する前記保護対象データ定義情報は、
前記データの前記入手経路と前記データが保護の対象となるかどうかとの対応関係を示す対応関係情報を含み、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記対応関係情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から転送するデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
保護するべきファイルを指定する保護対象ファイル情報を含み、
前記データ管理部は、
前記保護対象データ定義情報に含まれる前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から前記保護対象データ定義情報が指定するファイルを抽出し、抽出したファイルを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送した場合には、前記データ格納部に存在するデータのうち転送したデータと同一のデータを消去することを特徴とする。
予め指定された前記データ記憶装置を優先順位を付けて複数認識しており、複数認識している前記データ記憶装置のうち優先順位が高く、かつ、通信可能な前記データ記憶装置にデータを転送することを特徴とする。
所定の問合せ情報に対する返信が可能であり、
前記データ管理部は、
前記イベント検出部が前記電源OFFイベントを検出した場合に前記所定の問合わせ情報として前記データ記憶装置にデータを転送することを予告する予告情報を前記通信部を介して送信し、前記データ記憶装置から前記予告情報に対する返信を受信した場合に前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
保護の対象となる保護対象データが定義された保護対象データ定義情報を予め格納し、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から転送するデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
入手経路が管理されており、
前記データ格納部が格納する前記保護対象データ定義情報は、
前記データの前記入手経路と前記データが保護の対象となるかどうかとの対応関係を示す対応関係情報を含み、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記対応関係情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から転送するデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
保護するべきファイルを指定する保護対象ファイル情報を含み、
前記データ管理部は、
前記保護対象データ定義情報に含まれる前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から前記保護対象データ定義情報が指定するファイルを抽出し、抽出したファイルを前記データ記憶装置に転送する。
前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送した場合には、前記データ格納部に存在するデータのうち転送したデータと同一のデータを消去することを特徴とする。
予め指定された前記データ記憶装置を優先順位を付けて複数認識しており、複数認識している前記データ記憶装置のうち優先順位が高く、かつ、通信可能な前記データ記憶装置にデータを転送することを特徴とする。
所定の問合せ情報に対する返信が可能であり、
前記データ管理部は、
前記イベント検出部が前記停止状態を検出した場合に前記所定の問合わせ情報として前記データ記憶装置にデータを転送することを予告する予告情報を前記通信部を介して送信し、前記データ記憶装置から前記予告情報に対する返信を受信した場合に前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
保護の対象であることを示す保護指示情報が付加された保護指示情報付加データを送信する情報送信装置から保護指示情報付加データを受信し、
前記データ格納部は、
前記通信部が受信した保護指示情報付加データを格納し、
前記データ管理部は、
前記イベント検出部が前記所定のイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納している保護指示情報付加データを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
前記通信部と予め指定された前記データ記憶装置とが通信可能かどうかを判定し、
前記データ転送装置は、さらに、
前記データ管理部が前記通信部と前記データ記憶装置とが通信不能と判定した場合に、前記通信部と前記データ記憶装置との通信不能を通知する所定の通知データを生成する通知データ生成部と、
前記通知データ生成部が生成した前記通知データを所定の装置に出力する外部出力部と
を備えたことを特徴とする。
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部と、
データを格納するデータ格納部と、
自装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が前記電源OFFイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送するデータ管理部と
を備えたデータ転送装置から
前記データ管理部が転送したデータを受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータを記憶する受信データ記憶部と
を備える予め指定された前記データ記憶装置である。
前記受信部が前記データ管理部からデータを受信した場合、受信したデータに基づいて前記データ格納部に格納されているとデータを更新するデータ更新部を備えたことを特徴とする。
前記イベント検出部が前記電源OFFイベントを検出した場合にデータを転送することを予告する予告情報を前記通信部を介して送信し、前記予告情報に対する返信情報を受信した場合に前記データ格納部が格納しているデータを転送し、
前記携帯端末装置の前記受信部は、
前記予告情報を受信し、
前記携帯端末装置は、さらに、
情報を送信する送信部と、
前記受信部が前記データ転送装置から前記予告情報を受信した場合にユーザの所定の操作を受け付けることにより前記返信情報を生成し、生成した前記返信情報を前記送信部を介して前記データ転送装置に送信するデータ要求部と
を備えたことを特徴とする。
移動体に装備されるデータ転送装置であって、
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部と、
データを格納するデータ格納部と、
自装置が装備された前記移動体の停止状態を検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が前記停止状態を検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送するデータ管理部と
を備えたデータ転送装置から
前記データ管理部が転送したデータを受信する受信部と、
前記受信部が受信したデータを記憶する受信データ記憶部と
を備える予め指定された前記データ記憶装置である。
前記受信部が前記データ管理部からデータを受信した場合、受信したデータに基づいて前記データ格納部に格納されているとデータを更新するデータ更新部を備えたことを特徴とする。
前記イベント検出部が前記停止状態を検出した場合にデータを転送することを予告する予告情報を前記通信部を介して送信し、前記予告情報に対する返信情報を受信した場合に前記データ格納部が格納しているデータを転送し、
前記携帯端末装置の前記受信部は、
前記予告情報を受信し、
前記携帯端末装置は、さらに、
情報を送信する送信部と、
前記受信部が前記データ転送装置から前記予告情報を受信した場合にユーザの所定の操作を受け付けることにより前記返信情報を生成し、生成した前記返信情報を前記送信部を介して前記データ転送装置に送信するデータ要求部と
を備えたことを特徴とする。
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部とデータを格納するデータ格納部とを備えたデータ転送装置が行なうデータ転送方法において、
イベント検出部が、自装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出し、
データ管理部が、前記イベント検出部が前記電源OFFイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部とデータを格納するデータ格納部とを備えるとともに移動体に装備されるデータ転送装置が行なうデータ転送方法において、
イベント検出部が、自装置が装備された前記移動体の停止状態を検出し、
データ管理部が、前記イベント検出部が前記停止状態を検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送することを特徴とする。
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部とデータを格納するデータ格納部とを備えたコンピュータであるデータ転送装置に以下の処理を実行させる。
(1)自装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出する処理
(2)前記電源OFFイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送する処理
予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部とデータを格納するデータ格納部とを備えるとともに移動体に装備されるコンピュータであるデータ転送装置に以下の処理を実行させる。
(1)自装置が装備された前記移動体の停止状態を検出する処理
(2)前記停止状態を検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送する処理
図1〜図10を用いて実施の形態1を説明する。実施の形態1は、データを転送するデータ転送装置が、自己の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出した場合に、格納しているデータを他のデータ記憶装置に、無線あるいは有線により転送する実施形態である。本実施の形態1におけるデータ転送装置によって、人の操作を必要とすることなく、自動的に、盗まれたくないデータを他の装置に転送することができる。
「〜の判定結果」、
「〜の算出結果」、
「〜の抽出結果」、
「〜の生成結果」、
「〜の処理結果」として説明する情報や、データや信号値や変数値やパラメータなどが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。またファイル群824には、後述する保護対象データ定義情報1040や、付加情報リスト1050が記憶される。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。
ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU810によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
(1)通信機器110は、データ転送装置である。前記のように通信機器110は、カーナビゲーション装置、あるいはパーソナルコンピュータを想定する。ただし、これらに限定されない。
(2)通信装置200は、通信機器110から転送されるデータを記憶するデータ記憶装置である。通信装置200は、前述のように携帯端末装置を想定する。通信装置200は、通信機器110に予め通信先として登録されている。通信機器110は、通信部103を介して通信装置200と通信する。
(1)データ格納部102は、通信機器110が扱うデータ1020、後述する保護対象データ定義情報1040及び付加情報リスト1050などを格納する。
(2)通信部103は、通信装置200と通信を行なう。
(3)電源管理部104(イベント検出部の一例)は、通信機器100が動作するための電源状態を管理する。電源管理部104は、自己である通信機器110の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す「電源OFFイベント」を検出する。
(4)データ管理部101は、所定のタイミングで、データ格納部102に格納されたデータ1020から転送するべきデータを抽出する。そして、データ管理部101は、電源管理部104による電源状態の検出結果に応じて、データ退避を行うか否かを判定する。また、データ管理部101は、退避済データの削除を行うか否かの判定を行う。データ管理部101は、データ退避を決定し、退避済データの削除を決定すると、通信部1003を介して通信装置200へデータの退避を行う。データ管理部101は、退避完了を確認した後、データ格納部102に存在する退避済データを削除する。
(1)受信部201は、通信機器110が転送したデータを受信する。
(2)送信部202は、後述する返信情報などを送信する。
(3)データ記憶部203は、受信部201が受信したデータを記憶する。
(4)データ要求部204は、受信部201が通信機器110から後述する予告情報を受信した場合に、ユーザの所定の操作を受け付けることにより後述の返信情報を生成し、生成した前記返信情報を送信部202を介して通信機器110に送信する。これは、実施の形態6で説明する。
(5)データ更新部205は、受信部201が受信したデータに基づき、データ記憶部203に記憶されているデータを更新する。本実施の形態1で後述する。
データ管理部101は、判定処理ステップS101において、電源管理部104を用いて、電源OFF要求イベントの有無を判定する。データ管理部101は、ステップS101において電源OFF要求がないと判定した場合(S101でNO)、図示しない待ち処理を行いながら、電源管理部104が電源OFF要求イベントを検出したかどうかの確認を定期的に行う。データ管理部101は、判定処理ステップS101において電源OFF要求イベントが検出されたと判定した場合(S101でYES)、次の判定処理ステップS102において、データ転送先の有無の判定処理を行う。
データ管理部101は、ステップS102において、予めデータ転送先として指定された装置(この例では図4の通信装置200)との通信が可能か否かを判定する。この判定は、データ管理部101が、通信部103を用いて行うことで実現可能である。また、このデータ転送先の有無の判定処理S102は、予め(あるいは定期的に)Pingその他、機器の状態情報を交換する等のコマンドを通信機器110と通信装置200との間でやり取りを行い、図示しないメモリなどに前記状態情報を格納し、定期的に更新して利用することにより可能である。判定処理ステップS102において、データ管理部101は、データ転送先があると判定した場合(S102においてYES)、判定処理ステップS103へと進む。一方、データ管理部101は、判定処理ステップS102においてデータ転送先が存在しないと判定した場合(判定処理ステップS102においてNo)処理を終了する。
データ管理部101は、判定処理ステップS103において、転送対象データがあるか否かを判定する。転送対象データは、S104のデータ転送処理において、通信装置200に転送される。なお、このS103の詳細は、図7、図8を用いて後述する。
データ管理部101は、S103において転送対象データがあると判定すると、S104においてデータ転送を行なう。S104については、S103についての詳細な説明の後に、図9を用いて詳しく説明する。データ転送の終了により、データ退避処理は終了する。
次に、図7、図8を用いて、図6における「転送対象データの有無の判定(S103)」の詳細を説明する。通信機器110のデータ管理部101は、図6のS103において、転送対象データの有無の判定する。まず、データ管理部101による転送対象データの有無の判定の概要を説明する。
(1)図7(詳細は後述する)は、通信機器110で取り扱うことが可能なデータのデータリスト1022を示す。図7の列1304は、保護対象判定(D)である。列1304は、「宛先」というデータが保護対象かどうかを示す。「保護対象である」とは、転送されるべきデータであることを意味する。
(2)図7の場合、列1304を見ると「宛先」に対応する部分は、「保護」となっている。よって、データ格納部102のデータ1020に「宛先」というデータが存在する場合、データ管理部101は、データ格納部102に存在する「宛先」というデータを保護対象と判定する。このように、図7のデータリスト1022は、データ格納部102に存在するデータを保護対象として転送するかどうかを判定するために予め定義された情報である。後述の図8に示すように、データリスト1022と各種の定義表とが保護対象データ定義情報1040を構成する。データリスト1022は、保護対象データ定義情報1040の一部としてデータ格納部102に格納されている。データリスト1022は、予め人の操作により作成され、データ格納部102に格納される。
(3)データ管理部101は、データ格納部102が格納しているデータリスト1022に基づいてデータ格納部102のデータ1020の中から転送するデータを自動的に抽出し、抽出したデータを通信装置200に自動的に転送する。抽出のタイミングは、予め設定される。データ管理部101は、予め設定されたタイミングで保護対象のデータを抽出する。予め設定される抽出のタイミングは、例えば、何らかのデータを他の装置から取得したとき、あるいは通信機器110内で何らかのデータが生成されたような場合である。そして、データ管理部101は、電源OFFイベントの検出(S101のYES)を契機として、データの転送先が存在する場合には(S102のYES)、抽出された転送対象データが存在するかどうかを判定し(S103)、抽出された転送対象データが存在する場合には(S103のYES)、抽出された転送対象データを予め指定された通信装置200に転送する(S104)。
(a)列1301は、何らかのデータを構成する構成要素となる「データ構成要素名(A)」である。
(b)列1302は、「データ構成要素名(A)」を構成する「構成要素(B)」である。「データ構成要素名(A)」によっては種類が存在する。例えば、「データ構成要素名(A)」の「電話番号」を例にとれば、国内番号、携帯電話番号、特殊番号(警察や消防など)の種類が存在する。
列1302の「構成要素(B)」は、
(b−1)「データ構成要素名(A)」である場合もあり、
(b−2)プリミティブなデータの場合もあり、
(b−3)または、これらのリストである場合もある。
このプリミティブなデータの定義形式は、
(1)ユーザ定義(この通信機器110内で用いるアプリケーションのいずれかにおいて規定された定義であり、一般的に通用する規格に準拠したものではないもの)、
または
(2)規格(何らかの標準規格に準拠したもの)、
(3)準規格(ある程度通用する規格。電話番号の様なもの)
のいずれかである。
国内:(0,市外局番,市内局番,加入者番号)
特殊:(警察消防等の1**などの緊急性、公共性、安全性の観点から重要な時や付加サービス用と番号)
などと形式が概ね決まっている。
よって、データ管理部101は、後述の「定義表」を参照することで、これらのデータを電話番号と判定可能である。また、「ユーザ定義」については、当然に、データ管理部101は、後述の「定義表」を参照することにより、「ユーザ定義」に対応するデータ(構成要素(B))を判定することができる。
(1)規格−定義表1031は、規格により定まるデータ(構成要素(B))を定義する表である。例えば、図7の「データ構成要素名(A)」の「宛先」の「構成要素(B)」である「IPアドレス」は「規格」である。よって、データ管理部101は、規格−定義表1031を参照することにより、データの中から「IPアドレス」を識別することができる。
(2)準規格−定義表1032は、準規格により定まる構成要素(B)を定義する表である。例えば、図7の「データ構成要素名(A)」の「電話番号」の「構成要素(B)」である「国内番号」は「準規格」である。よって、データ管理部101は、準規格−定義表1032を参照することにより、データの中から「国内番号」を識別することができる。
(3)ユーザ定義−定義表1033は、ユーザ定義により定まる構成要素(B)を定義する表である。例えば、図7の「データ構成要素名(A)」の「宛先」の「構成要素(B)」である「宛先タグ付データ」は「ユーザ定義」である。よって、データ管理部101は、ユーザ定義−定義表1033を参照することにより、データの中から「宛先タグ付データ」を識別することができる。
図9は、付加情報リスト1050を示す。データ管理部101は、図8に示した保護対象データ定義情報1040を用いることにより、データ格納部102に現在格納されているデータであって、転送の対象となるべきデータに関する付加情報リスト1050を作成する。データ管理部101は、S103の転送データ有無の判定処理ステップの判定において、作成した付加情報リスト1050を用いる。
(1)列1401は、データID(E)である。データID(E)は、個々のデータ(複数のファイルなどに分割されたデータ群であっても良い)を特定する。
(2)列1402は、格納場所(F)である。格納場所(F)は、データ名(G)で示されるデータが格納されている場所を示す。
(3)列1403は、データ名(G)である。データ名(G)は、データ名(G)で示されるデータを示す。このデータ名(G)で示されるデータ全体が、通信装置200に転送される対象の転送対象データである。データ名(G)で示されるデータのうち、保護判定(I)が「保護」であるデータが、転送対象データとして転送される。図9では「電話帳」と「行き先設定情報」とが、「転送対象データ」である。
(4)列1404は、「データ構成要素名あるいは構成要素(H)」である。この列1404は、データ名(G)のデータに含まれるデータ構成要素名(A)あるいは構成要素(B)である。
(5)列1405は、保護判定(I)である。保護判定(I)は、データ保護に関する情報を持つ。保護判定(I)は、データ管理部101が、図7の「保護判定対象(D)」の値に基づき決定する。
(1)データID(E)は、データを入手(有線、無線経由で外部より取得)、あるいは作成(アプリケーションが自動生成・計算、あるいは加工)する時に、データ管理部101が、通信機器110内で一意に定まるように決定する。
(2)格納場所情報(F)は、データ管理部101が、データ名(G)の示すデータが生成される時にアプリケーション毎に決定する、あるいは、情報の入力経路毎に決定する。
(3)更に「含まれるデータ構成要素名あるいは構成要素(H)」は、図7に示す通信機器110において扱い可能なデータ(データ構成要素名(A)あるいは構成要素(B)の少なくともいずれか)からなるリストである。
(4)また、保護判定(I)は、
(4−1)保護(保護対象とし、通信機器110から通信装置200へと、転送し保護を行う対象データ)、
(4−2)破棄(少なくとも通信機器110の終了時までに削除すべきデータ)、
(4−3)維持(維持すべきデータ)
のいずれかの値とする。この値は、前記のように、データ管理部101が、列1404における「含まれるデータ構成要素名あるいは構成要素(H)」に対応する保護対象判定情報(D)に応じて決定する。
次にデータ格納について説明する。例えば、行1406の「電話帳」は、携帯電話から無線により通信機器110に転送されたデータであることを示している。その場合、データ管理部101は、「電話帳」の受信時にデータID(E)として0001を「電話帳」に与する。そして、データ管理部101は、ハードディスクの「/HD/Prvディレクトリ」にデータ名「電話帳」を付与し、格納する。
その際、データ管理部101は、携帯電話からの受信データ(前記の電話帳)の内容をみて、図8に示したように、規格−定義表1031〜ユーザ定義−定義表1033と、データリスト1022とを照らし合わせる。そして、データ管理部101は、「電話帳」に関して、図7に含まれるデータ構成要素名(A)あるいは構成要素(B)からなるリストを作成する。このリストが、列1404として示す「含まれるデータ構成要素あるいは構成要素(H)」である。図9の行1406では、データ管理部101が、リストとして、「電話番号、メールアドレス、・・・」を作成した場合を示している。このリストにおいて、データ管理部101は、一つでも保護対象が含まれる場合は、「保護判定(I)」を保護と判定し、列1405の項目に「保護」と格納する。図9の場合、「電話番号、メールアドレス、・・・」のうち、「メールアドレス」は、図7のデータ構成要素名(A)の構成要素(B)に示すように、「保護」である。よって、データ管理部101は、「電話番号、メールアドレス、・・・」の保護判定(I)を「保護」とする。
また、この際、携帯電話から通信機器110へデータを転送する際に用いる送受信アプリケーション(あるいはプロトコル)において、データを保護するか否かに関する保護指示情報を通知するという実装も可能である。これは、例えば、図7において「電話帳データ」というものを扱い可能とし、その「電話帳データ」の構成要素(B)をXML(eXtended Markup Language)などで記述された保護指示情報付のデータという形式とすることで実現できる。例えば通信部103は、保護指示情報が付加された保護指示情報付加データを送信する携帯電話(情報送信装置)から保護指示情報付加データを受信する。データ格納部102は、通信部103が受信した保護指示情報付加データを格納する。データ管理部101は、電源管理部104が電源OFFイベントを検出した場合に、データ格納部102が格納している保護指示情報付加データを通信部103を介して通信装置200に転送する。これは実施の形態2の場合も、この実施の形態1と同様に実施できることは明らかである。
次に、データ転送処理ステップS104について、図10を用いて述べる。データ管理部101は、処理を開始すると、ステップS201において、転送対象データを決定する。例えば、データ管理部101は、保護判定(I)が「保護」であるデータIDと同一のデータIDのファイルを、全てデータ格納部102ら抽出する。なお、電話帳を例にとったデータ格納のところで述べたように、データ格納部102のファイルにはデータIDが付与されており、図9の付加情報のデータID(E)と紐付けされている。データ管理部101は、ステップS202にて、データ転送先判定処理のS101において存在することが確認された転送先(この設例では通信装置200)に、通信部103を介して転送対象データ(例えば図9の電話帳、行き先設定情報)を転送し、判定処理ステップS203へと進む。
このとき、データを受信する通信装置200は、データ更新部205が、受信部201を介して受信したデータ(例えば電話帳)にID情報を付加して管理する。通信装置200は、付加したID情報を用いて、受信したデータ(電話帳)と同じデータ(電話帳)を自身のデータ記憶部203に保持しているか否かを判定可能である。この場合、電話帳というデータ名(ファイル名)は同一であっても、当然、電話帳というファイルに含まれるデータ(データ構成要素名(A)あるいは構成要素(B))同士が同一とは限らない。そこでデータ更新部205は、
受信したデータ(電話帳)と同じデータ(電話帳)を既に保持していた場合、
(1)受信データで上書きする、
(2)受信データを別なデータとして保存する、
(3)差分をマージした版を最新版として保存する、
のいずれかを行うというデータ更新処理の実装も可能である。
また、データ更新部205は、常に自身のデータ(ファイル)を受信したファイルより優先度を高くする、あるいは逆に、受信したデータ(ファイル)の優先度を高くし、優先度の高いファイルで上書きするという実装も可能である。
図11、図12を用いて実施の形態2を説明する。実施の形態1の通信機器110は、電源OFFイベント検出を契機としてデータを転送した。これに対して、実施の形態2の通信機器120は、自己の装備される自動車50(移動体の一例)の停止状態の検出を契機として、データを転送する。本実施の形態2におけるデータ転送装置によって、自動車50の停止により、人の操作を必要とすることなく、自動的に、盗まれたくないデータを他の装置に転送することができる。なお、以降では、通信機器(データ転送装置)が速度計測部を備えるときは、その通信機器は、移動体(一例として自動車)に装備されるものとし、速度計測部は、通信機器が装備される移動体の速さがゼロかどうかを検出する。
(2)データ管理部101は、判定処理ステップS301により速さゼロ状態(自動車50の移動停止状態)が検出されたと判定した場合(処理ステップS301においてYes)、判定処理ステップS302にてデータ転送先の有無の判定処理を行う。
図14、図15を用いて実施の形態3を説明する。図14は、実施の形態3のデータ転送システム1003の構成図である。実施の形態3の通信機器130の特徴は次の(1)、(2)である。
(1)実施の形態3の通信機器130(データ転送装置の一例)は、実施の形態1で述べた電源管理部104と、実施の形態2で述べた速度測定部105との両者を備える。実施の形態3の通信機器130は、後述の図15で示すように、速度測定部105により自動車50の停止状態を検出した場合にはデータ転送処理を実行し、速度測定部105により自動車50が移動中であることを検出した場合には電源管理部104により電源OFFイベントを検出した場合にデータ転送処理を実行する。
(2)また、実施の形態3の通信機器130では、データ管理部101が、予め指定されたデータ記憶装置を優先順位を付けて複数認識しており、複数認識しているデータ記憶装置のうち優先順位が高くかつ通信可能なデータ記憶装置にデータを転送する。図14では、データ管理部101は、予め指定されたデータ記憶装置として、通信装置200と通信装置210とを記憶している。また、データ管理部101は、通信装置200を通信装置210よりも高い優先順位として記憶している。
(2)データ管理部101は、電源管理部104と速度測定部105とを用いて電源および自動車50の速さの状態に応じてデータ退避を行うか否かを判定し、および退避済データの削除を行うか否かを判定する。
(3)データ管理部101は、第一の退避先として指定された通信装置200へのデータ退避が可能か否かを判定し、可能な場合は通信装置200へデータを退避し、通信装置200へのデータ退避が不可能な場合は第二の退避先として指定された通信装置210へデータの退避を行う。
(4)データ管理部101は、退避の完了を確認した退避済データの削除を行う。
(2)データ管理部101は、停止状態ではないと判定した場合(S401のNO)、S402において、電源管理部104を用いて電源OFF要求イベントの有無を判定する。
(6)データ管理部101は、通信装置200との通信が可能と判定した場合(S403のYES)、通信部103からデータを転送する転送先として通信装置200を設定し、S405へ進む。
(7)一方、データ管理部101は、通信装置200との通信が可能でなと判定した場合(S403のNO)にはS404へ進み、代替転送先の有無の判定を行う。
(8)S403の判定は、実施の形態1の場合と同様に、通信部103を用いて行うことで実現可能である。また、このデータ転送先の有無の判定処理は、予め(あるいは定期的に)Pingその他、機器の状態情報を交換するなどのコマンドを通信機器130と通信装置200との間でやり取りを行い、図示しないメモリなどに状態情報を格納し、定期的に更新して利用することも可能である。
(10)データ管理部101は、通信装置210との通信が可能であると判定した場合(S404のYES)、通信部103の転送先として通信装置210を設定し、S405へ進む。
(11)一方、データ管理部101は、代替のデータ転送先が存在しないと判定した場合(S404のNO)、処理を終了する。S404の判定は、S403と同様に、通信部103を用いて実現可能である。また、この判定処理S404は、S403と同様に、予め(あるいは定期的に)Pingその他、機器の状態情報を交換するなどのコマンドを通信機器130と通信装置との間でやり取りを行い、図示しないメモリなどに状態情報を格納し、定期的に更新して利用することも可能である。
図16、図17を用いて実施の形態4を説明する。図16は、実施の形態4のデータ転送システム1004の構成図である。実施の形態4の特徴は、次の様である。実施の形態4の通信機器140(データ転送装置の一例)は、実施の形態3の通信機器130に対して、さらに、通知部106(通知データ生成部)と、外部出力部107とを備えた。通知部106は、転送データの転送先の装置と通信できない場合(転送先の装置が存在しない場合も含む)に、データ管理部101の制御により、外部出力部107へ出力する通知データを作成し、作成した通知データを外部出力部107に出力する。「通知データ」とは、後述の外部装置(ディスプレイやスピーカなど)に通知させるための制御情報である。外部出力部107は、通知部106から通知データを入力すると、入力した通知データに従って、グラフィックや音声などを外部装置(ディスプレイ、スピーカ、あるいは振動装置など)に出力する。
(1)データ管理部101は、データ格納部102に格納されたデータから保護対象とするべきデータを抽出する。
(2)データ管理部101は、電源管理部104と速度測定部105とを用いて電源の状態および自動車の速さの状態に応じてデータ退避を行うか否かおよび退避済データの削除を行うか否かの判定を行う。
(3)データ管理部101は、退避先として指定された通信装置200へのデータ退避が可能か否かを判定し、可能な場合は退避すべきデータを通信部103を介して、通信装置200へデータの退避を行う。
(4)また、データ管理部101は、通信装置200へのデータ退避が不可能な場合は、通知部106を用いてデータ退避が不可能な旨を通知するデータ(画像、テキスト、音声)を選択して通知データを生成し、生成した通知データを外部出力部4001に出力する。
(1)データ管理部101は、S501において、速度測定部105を用い速さ状態(自動車50の停止状態)を判定する。
(2)データ管理部101は、速さがゼロではないと判定した場合(S501のNO)、S502において、電源管理部104を用いて電源OFF要求イベントの有無を判定する。
(6)データ管理部101は、通信装置200と通信が可能と判定した場合(S503のYES)、通信部103の転送先として通信装置200を設定し、S506へ進む。
図18、図19を用いて実施の形態5を説明する。実施の形態5は、入手したデータの入手経路に基づき、データを転送するかどうかを決定する場合等を示す。
(1)通信機器150のデータ管理部101は、情報入力装置300が送信したデータをデータ格納部102に格納する。
(2)データ管理部101は、データをデータ格納部102に格納する場合に、入手経路を管理する。すなわち、データ管理部101は、情報入力装置300からデータを取得した場合、情報入力装置300から入手したことを示す入手経路情報をデータに付加して記憶する。
(3)また、データ格納部102が格納する保護対象データ定義情報は、入手経路とデータが保護の対象となるかどうかとの対応関係を示す入手経路―定義表5031(対応関係情報)を含む。
(4)データ管理部101は、通信装置200にデータを転送する場合に、保護対象データ定義情報に含まれる入手経路―定義表5031に基づいてデータ格納部102に格納されてデータの中から転送するべきデータを抽出する。すなわち、データ管理部101は、入手経路―定義表5031に基づいて後述の付加情報リスト5050を作成する。
種別は、例えば、
(a)携帯電話経由、
(b)VICS(Vehicle Information and Communication System)経由、
(c)GPS受信機経由、
(d)設定アプリケーションによるユーザ入力あるいはアプリケーション内部で生成されたデータ、
(e)出荷時のプリインストール
などである。
図21を用いて実施の形態6を説明する。実施の形態6は、データ転送装置からデータ記憶装置にデータを転送する前に、データ転送装置がデータ転送を予告する問合せをデータ記憶装置に送信する実施形態である。実施の形態1で述べた電源OFFイベントを検出した場合を例に説明する。
(2)携帯端末装置500の受信部201は、カーナビゲーション装置400から問合わせを受信する。
携帯端末装置500は、問合せを受信すると、その旨を表示部に表示する。この表示により、携帯端末装置500のユーザは、問合せに対する所定の操作が可能となる。
(3)データ要求部204は、受信部201がカーナビゲーション装置400から問合せを受信した場合にはユーザの所定の操作を受け付けることにより問合せに対する返信情報を生成し、生成した返信情報を送信部202を介してカーナビゲーション装置400に送信する(S2)。
(4)カーナビゲーション装置400のデータ管理部101は、通信部103を介して返信情報を受信した場合には、データ格納部102が格納しているデータを携帯端末装置500に転送する(S3)。
図22〜図25を用いて実施の形態7を説明する。実施の形態7は、データ転送方法及びデータ転送プログラムに関する。実施の形態1あるいは実施の形態2で説明した通信機器(データ転送装置)のデータ管理部101等の各構成要素の動作は互いに関連している。この一連の動作を、データ転送装置が行うデータ転送方法として把握することができる。
(1)S601において、電源管理部(イベント検出部)が、自装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出する。
(2)S602において、データ管理部101が、電源管理部が電源OFFイベントを検出した場合に、データ格納部が格納しているデータを通信部を介して通信装置(データ記憶装置)に転送する。
(1)S701において、速度測定部(イベント検出部)が、自装置が装備された自動車(移動体)の停止状態を検出する。
(2)S702において、データ管理部101が、速度測定部が停止状態を検出した場合に、データ格納部102が格納しているデータを通信部を介して通信装置(データ記憶装置)に転送する。
(1)S801は、自装置の動作に用いる動作用電源の遮断処理を示す電源OFFイベントを検出する処理である。
(2)S802は、電源OFFイベントを検出した場合に、データ格納部が格納しているデータを通信部を介して通信装置(データ記憶装置)に転送する処理である。
(1)S901は、自装置が装備された自動車(移動体)の停止状態を検出する処理である。
(2)S902は、停止状態を検出した場合に、データ格納部102が格納しているデータを通信部を介して通信装置(データ記憶装置)に転送する処理である。
Claims (5)
- 予め指定されたデータ記憶装置と通信する通信部と、
データを格納するデータ格納部と、
所定のイベントを検出するイベント検出部と、
前記イベント検出部が前記所定のイベントを検出した場合に、前記データ格納部が格納しているデータを前記通信部を介して前記データ記憶装置に転送するデータ管理部と
を備え、
前記データ転送装置は、
移動体に装備され、
前記イベント検出部は、
前記所定のイベントとして、自己である前記データ転送装置が装備された前記移動体の停止状態を検出し、
前記データ格納部は、
保護の対象となる保護対象データが定義された保護対象データ定義情報を予め格納し、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から転送するデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送すると共に、
前記データ格納部が格納する前記データは、
入手経路が管理されており、
前記データ格納部が格納する前記保護対象データ定義情報は、
前記データの前記入手経路と前記データが保護の対象となるかどうかとの対応関係を示す対応関係情報を含み、
前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納している前記対応関係情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から前記入手経路との関係で保護対象となる転送するべきデータを抽出し、抽出したデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とするデータ転送装置。 - 前記データ管理部は、
予め指定された前記データ記憶装置を優先順位を付けて複数認識しており、複数認識している前記データ記憶装置のうち優先順位が高く、かつ、通信可能であることの確認済の前記データ記憶装置にデータを転送することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記データ格納部が格納する保護対象データ定義情報は、
保護するべきファイルを指定する保護対象ファイル情報を含み、
前記データ管理部は、
前記保護対象データ定義情報に含まれる前記保護対象データ定義情報に基づいて前記データ格納部が格納しているデータの中から前記保護対象データ定義情報が指定するファイルを抽出し、抽出したファイルを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記データ管理部は、
前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送した場合には、前記データ格納部に存在するデータのうち転送したデータと同一のデータを消去することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記データ記憶装置は、
所定の問合せ情報に対する返信が可能であり、
前記データ管理部は、
前記イベント検出部が前記停止状態を検出した場合に前記所定の問合わせ情報として前記データ記憶装置にデータを転送することを予告する予告情報を前記通信部を介して送信し、前記データ記憶装置から前記予告情報に対する返信を受信した場合に前記データ格納部が格納しているデータを前記データ記憶装置に転送することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
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