JP3460617B2 - ファイル制御装置 - Google Patents

ファイル制御装置

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JP3460617B2
JP3460617B2 JP08807399A JP8807399A JP3460617B2 JP 3460617 B2 JP3460617 B2 JP 3460617B2 JP 08807399 A JP08807399 A JP 08807399A JP 8807399 A JP8807399 A JP 8807399A JP 3460617 B2 JP3460617 B2 JP 3460617B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理システム
における外部記憶デバイスを制御するファイル制御装置
に関するものである。特に、複数のディスク型記憶デバ
イスの制御を司る制御装置に好適なファイル制御装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】計算機システムのデータ記憶のために、
磁気ディスク装置などの記憶デバイスが使用されてい
る。記憶デバイスは固有の物理的な記憶容量を持ってい
る。計算機システムにおいては、一つの物理的な記憶デ
バイスが一つの論理的な記憶デバイスとして使用され
る。また、別の計算機システムでは、一つの物理的な記
憶デバイスが複数の論理的な記憶デバイスとして扱われ
る場合もある。あるいは逆に、複数の物理的な記憶デバ
イスが一つの論理的な記憶デバイスとして扱われる場合
もある。 【0003】例えば、ファイル制御装置は、大容量の物
理的な記憶デバイスの中に小容量の論理的な記憶デバイ
スが複数台存在するように見せかける構成を提供する。
また、ファイル制御装置は、小容量の記憶デバイスを複
数台組合せて、大容量の記憶デバイスが一台存在するよ
うに見せかける構成も提供する。 【0004】このようなエミュレーションが行われるの
は、物理的な記憶デバイスの増設等が行われる際に、こ
れらをアクセスするソフトウェアの変更を防ぐためであ
る。 【0005】物理的な一つの記憶デバイスが、そのまま
論理的にも一つの記憶デバイスとして使用されると、論
理的な記憶デバイスの容量は物理的な記憶デバイスの容
量に依存することとなる。このため、物理的な記憶デバ
イスの容量が変更される毎に、アクセスを制御するソフ
トウェアは修正される必要がある。そうでなければ、ソ
フトウェアは、新たな論理容量をもつ記憶デバイスへア
クセスすることができない。物理的な記憶デバイスが、
日々新たに開発され、多種多様なデバイスが存在する現
代において、これは深刻な問題である。 【0006】一方、論理的な記憶デバイスの制御と物理
的な記憶デバイスの制御とが分離されれば、新たな容量
を持つ物理的な記憶デバイスが記憶装置に接続する際に
も、問題は発生しない。ファイル制御装置が、論理的
に、一定の記憶容量をもつ装置をエミュレーションする
ことで、記憶デバイスへのアクセスを制御するソフトウ
ェアは、新たな記憶デバイスを、従来の装置と同じもの
として扱うことができる。このため、ソフトウェアの修
正が不要になるという利点がある。 【0007】このような理由を背景に、物理的な記憶デ
バイスの容量が増大するにつれ、一つの物理的な記憶デ
バイスの中に複数個の論理的な記憶デバイスをエミュレ
ーションして実現する方法が広く実施されるようになっ
てきた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上のような場合、ソ
フトウェアは論理的な記憶デバイスをアクセス対象とし
ている。したがって、ソフトウェアは一つの物理的な記
憶デバイスに割り当てられた異なる複数個の論理的な記
憶デバイスを同時にアクセスすることがある。そうなる
と、同時には、一つの論理的な記憶デバイスの読み書き
だけが実行され、他の論理的な記憶デバイスに対するア
クセスは待たせられることとなる。 【0009】大型計算機を用いた計算機システムでは、
一つの記憶デバイスに対するアクセスは、同時には一つ
しか発行されない。したがって、物理的な記憶デバイス
と論理的な記憶デバイスとが一致していた場合は、この
ような"待ち"は発生しない。このため、複数個の論理的
な記憶デバイスが一つの記憶デバイスに構成される場合
(すなわち、物理的な記憶デバイスと論理的な記憶デバ
イスとが分離された場合)の方が、サーバからのアクセ
スに対して、性能が低下したように見える。 【0010】以上のようなアクセス性能低下を軽減する
ために、ファイル制御装置は、通常、複数個の同時アク
セスを可能とするディスクキャッシュを備える。ディス
クキャッシュには論理的な記憶デバイスの内容の一部を
記憶しておく。 【0011】例えば、物理的な記憶デバイスに二つの論
理的な記憶デバイスが割り当てられたとする。この場
合、二つの論理的な記憶デバイスに保存されているそれ
ぞれのデータが、両方ともディスクキャッシュ上に記憶
されていれば、いずれのデータも同時にアクセス可能と
なる。 【0012】次に、一方の論理的な記憶デバイスに保存
されているデータがディスクキャッシュ上に記憶され、
他方の論理的な記憶デバイスに保存されているデータは
ディスクキャッシュ上に記憶されていないとする。この
場合、一方のデータはディスクキャッシュから転送され
る。それと同時に、ディスクキャッシュ上にデータが記
憶されていない他方のデータは物理ディスクから転送さ
れる。 【0013】以上のように、ディスクキャッシュを使用
することで、サーバは、物理的な記憶デバイスに割り当
てられた複数の論理的なデバイスに保存されているデー
タヘ、同時にアクセスできる可能性が高くなる。 【0014】このため、ある物理的な記憶デバイスとキ
ャッシュメモリとの間で、データの読み出し処理及びデ
ータの書き出し処理が同時に発生する場合が、著しく増
えることとなった。また、一つの物理的な記憶デバイス
に対するアクセスが集中する可能性も考えられる。 【0015】しかし、従来のディスクキャッシュ制御で
は、物理的な記憶デバイス上に複数個の論理的な記憶デ
バイスが存在することは考慮されていない。つまり、論
理的な記憶デバイスに関するアクセス頻度だけがディス
クキャッシュのデータ管理に使用されており、物理的な
記憶デバイスに関するアクセス頻度はデータ管理に使用
されていなかった。 【0016】このため、従来のファイル制御装置におけ
るディスクキャッシュ制御では、キャッシュメモリを備
えることによる本来の効果が十分に発揮されない場合が
ある。 【0017】図9を用いて、この問題を詳細に説明す
る。 【0018】記憶装置20内にはSIFM33が2個
(33−1及び33−2)、DIFM34が3個(34
−1〜34−3)、物理的な記憶デバイス21が3台
(21−1〜21−3)、キャッシュメモリ40ヘのア
クセスパス35は2個(36−1及び36−2)備わっ
ているものとする。また、一つの物理的な記憶デバイス
のそれぞれ(21−1〜21−3)に、二つの論理的な
記憶デバイス(50−1と51−1〜50−3と51−
3)が構成されている。 【0019】記憶装置20のファイル制御装置30に備
えられている制御部31は、制御記憶41を含む。制御
記憶41にはキャッシュデータ対応情報42が配置され
ている。キャッシュデータ対応情報42とは、あるデー
タについて、そのデータが記録されている記憶デバイス
内の位置(ブロック)と、そのデータのコピーが記憶さ
れているキャッシュメモリ内の位置との対応関係を示す
情報である。 【0020】図10は、キャッシュメモリに記憶された
データを管理するための、従来のデータ優先情報42の
イメージ図である。データ優先情報42は、ブロック単
位の管理を行うための情報である。ブロックとは、記憶
デバイスに保存されているデータの一部のコピーをい
う。このデータ優先情報は、例えば、優先度順にブロッ
クのエントリ60が並べられている構造となっている。 【0021】データ入れ替えの方法の一つとして、LR
U(Least recently used)方式が使用されることが多
い。LRU方式とは、最も最近アクセスされたものに、
最も高い優先度を与え、最後にアクセスされてから最も
時間の経っているものに最も低い優先度を与える制御方
式をいう。 【0022】図10左側の状態で、論理的な記憶デバイ
ス11(50−1)のブロックeのデータが、新たにキ
ャッシュメモリに記憶される。この場合、テーブル42
には、当該ブロックに対応した新しいエントリ60−1
が加えられる。すると、最も優先度の低いエントリ60
−2に対応した、論理的な記憶デバイス11(50−
1)のブロックaのデータがキャッシュメモリから追い
出される(図10中)。 【0023】ここで、「データがキャッシュメモリから
追い出される」とは、当該データが、論理的に、キャッ
シュメモリに記憶されていない状態にされることを言
う。例えば、実際にはデータ自体をキャッシュメモリ上
に残したままで、ファイル制御装置が当該領域を空き領
域として認識する場合を含む。 【0024】また、この「追い出し」は、キャッシュメ
モリに空き領域が不足した場合にのみ発生するものでは
ない。例えば、キャッシュメモリに空き領域が残存して
いても、記憶装置全体の性能向上のために、ファイル制
御装置が、定期的にキャッシュメモリからデータを追い
出すような制御を行うこともある。 【0025】更に論理的な記憶デバイス12(51−
1)のブロックfのデータが、新たにキャッシュメモリ
に記憶される。この場合、テーブル42には、当該ブロ
ックに対応した新たなエントリ60−3が加えられる。
すると、論理的な記憶デバイス12(51−1)のブロ
ックbのデータに対応したエントリ60−4が、データ
優先情報42から追い出される(図10右)。 【0026】図10左側の状態では、論理的な記憶デバ
イス11(50−1)のブロックaのデータも、論理的
な記憶デバイス12(51−1)のブロックbのデータ
も、どちらもキャッシュメモリには記憶されていない状
態である。(前述のように、キャッシュメモリに当該デ
ータ自体が存在する場合はある。しかし、ファイル制御
装置は、当該データの格納されているキャッシュメモリ
上の領域を空き領域と認識している。このため、ファイ
ル制御装置は、実際にはキャッシュメモリ上のデータに
アクセスすることはできない。したがって、これらのデ
ータは、論理的には、キャッシュメモリ上には記憶され
ていない状態となる。)この場合に、両ブロックへのア
クセスがサーバから同時に要求されると、物理的な記憶
デバイス1(21−1)へのアクセスが競合する。両者
は同じ物理的な記憶デバイス21−1へのアクセスとな
る。このため、どちらかのブロックヘのアクセスは他の
一万のアクセスが終了するまで待たされることになる。 【0027】本発明は、このような性能低下を防止する
ことを目的とする。 【0028】 【課題を解決するための手段】図2は、本発明にかかる
計算機システム全体の構成を示した図である。 【0029】計算機システムは、データアクセスを行う
サーバ10と記憶装置20からなる。記憶装置20は、
記憶デバイス21−1〜21−kとファイル制御装置3
0とから構成される。 【0030】サーバ10から記憶装置20へデータの読
み出しが要求されると、記憶装置20内に備えられたフ
ァイル制御装置30は、対象の記憶デバイスからデータ
を読み出してサーバ10ヘ送る。 【0031】サーバ10から記憶装置20へデータの書
きこみが要求されると、記憶装置20内に備えられたフ
ァイル制御装置30は、対象の記憶デバイスヘデータを
書き込む。 【0032】図2では、記憶デバイス21はファイル制
御装置にk台接続されている。サーバ10からデータの
書き込みが記憶装置20へ指示されると、記憶装置20
内に備えられたファイル制御装置30は、対象となる記
憶デバイスを選択し、当該記憶デバイスに書き込みが行
われる。 【0033】図3は、記憶装置20のブロック構成例を
示した図である。 【0034】データを記憶しておく装置は記憶デバイス
21−1〜21−k、記憶デバイス21−1〜21−k
を制御する装置はファイル制御装置30と呼ばれる。 【0035】ファイル制御装置30の内部には、ファイ
ル制御装置30全体を制御する制御部31と、該制御部
31が管理するリソースの管理状況が記録される制御記
憶32と、サーバ10とのインタフェースを制御するモ
ジュールSIFM33と、記憶デバイス21とのインタ
フェースを制御するモジュールDIFM34とが含まれ
る。 【0036】さらにファイル制御装置30の内部には、
記憶デバイス21のデータの一部を記憶するためのキャ
ッシュメモリ40が含まれる。 【0037】SIFM33やDIFM34を複数個備え
ることも可能である。記憶デバイス21の例としては磁
気ディスクや光ディスク等のディスク装置などが挙げら
れる。 【0038】サーバ10から記憶装置20にアクセス要
求があった場合、ファイル制御装置30は、アクセス対
象のデータがキャッシュメモリ40に記憶されているか
否かをまず確かめる。 【0039】アクセス対象のデータがキャッシュメモリ
40に記憶されていれば、そのデータをサーバ10から
のアクセス要求に対して使用する。 【0040】アクセス対象のデータがキャッシュメモリ
40記憶されていない場合、サーバ10からのアクセス
内容に応じて次のような処理を行う。 【0041】アクセスがデータの読み出しである場合、
ファイル制御装置30は、アクセス対象のデータを記憶
デバイス21から読み出してサーバ10ヘ転送する。こ
の時、ファイル制御装置30は、記憶デバイス21から
読み出されたデータをキャッシュメモリ40にも記憶し
ておく。ファイル制御装置30は次のアクセスに備え
る。 【0042】アクセスがデータの書き込みである場合、
ファイル制御装置30は、書き込みデータをキャッシュ
メモリ40に書き込む。ファイル制御装置30は、キャ
ッシュメモリ40に書き込まれたデータを、適当な時期
に記憶デバイス21ヘ書き戻す。 【0043】キャッシュメモリ40の容量は、記憶デバ
イス全体21−1〜21−kの記憶容量より少ない。こ
のため、アクセスに応じて、ファイル制御装置30は、
キャッシュメモリ40内のデータの追い出しを行う必要
がある。新規なデータ記憶や、データの追い出しは、一
定のデータ単位で行われる。 【0044】本実施例では、データの管理はLRU方式
で行われているものとする。最も優先度の高いエントリ
がテーブルの上位に配置されている。 【0045】サーバ10に対するアクセスパス(すなわ
ち、インタフェースSIFM33とキャッシュメモリ4
0ヘの経路35)が複数個あれば、サーバ10は、キャ
ッシュメモリ40内の複数のデータヘ同時にアクセスす
ることが可能となる。この時、同一の物理的な記憶デバ
イスに割り当てられている異なる論理的な記憶デバイス
に対するサーバ10からのアクセスに対しても、アクセ
ス対象のデータの少なくとも一方がキャッシュメモリ4
0上に存在すれば、サーバ10は同時にアクセスするこ
とが可能となる。 【0046】図4は、本発明に係るデータ優先情報の内
容の遷移を概念的に示した図である。 【0047】キャッシュメモリ40に記憶されているデ
ータは、図4左側に示すような優先順で並んでいるとす
る。この場合に、論理的なデバイス11(50−1)の
ブロックeに対応する新しいエントリ60−1が、デー
タ優先情報42へ加えるられることを考える。 【0048】論理的な記憶デバイス11(50−1)及
び論理的な記憶デバイス12(50−2)は、物理的な
記憶デバイス1(21−1)に含まれている。したがっ
て、この場合には、物理的な記憶デバイス1(21−
1)以外の物理的な記憶デバイスに保存されるブロック
のデータが、キャッシュメモリから追い出される。そう
すれば、論理的な記憶デバイス11(50−1)と論理
的な記憶デバイス12(50−2)のブロックのデータ
が追い出される可能性が減少する。 【0049】例えば、図4左側の場合に、物理的な記憶
デバイス1に構成されている論理的な記憶デバイス以外
で最も優先度の低い、論理的な記憶デバイス22(51
−2)のブロックc(エントリ60−5)と論理的な記
憶デバイス21(50−2)のブロックd(エントリ6
0−6)jを先に追い出せば、データ優先情報42の内
容は、図4右側のように変化する。そうすれば、図4右
側の状態で、論理的な記憶デバイス50−1のブロック
aや、論理的な記憶デバイス51−1のブロックbへの
アクセス要求にも、ファイ制御装置30は、同時に応じ
ることが可能となる。 【0050】このため、本発明にかかるファイル制御装
置は、論理的な記憶デバイスのブロックに対する管理
と、物理的な記憶デバイスに対する管理を併用すること
する。これにより、同時アクセスの可能性の低下が防止
される。 【0051】 【実施例】[実施例1]図1は、本発明の実施例を示し
たものである。 【0052】本実施例では、一つの物理的な記憶デバイ
スには、それぞれ二つの論理的な記憶デバイスが構成さ
れている。記憶装置20内にはSIFMが2個(33−
1及び33−2)、DIFMが3個(34−1〜34−
3)、物理的な記憶デバイスは3台(21−1〜21−
3)、キャッシュメモリ40ヘのアクセスバスは2個
(36−1及び36−2)が備わっているものとする。 【0053】記憶装置20に備えられているファイル制
御装置30の制御部31は、制御記憶41と演算処理部
45を含む。制御記憶41にはデータ優先情報(42−
1)、装置優先情報(42−2)、及びキャッシュデー
タ対応情報(42−3)が設けられている。演算処理部
45は、制御記憶に格納されたプログラムに従って動作
し、ファイル制御装置全体を制御する。 【0054】図5は、装置優先情報を具体化したテーブ
ルの一例を示した図である。 【0055】このテーブルは、物理的な記憶デバイス単
位の管理を行うためのテーブルである。このテーブルに
は、物理的な記憶デバイスのエントリが並べられてい
る。 【0056】図の構造では、一段が一つのエントリであ
る。一つのエントリは、一つの物理的な記憶デバイスの
情報を示している。 【0057】各エントリには、昇順に「エントリ番号」
が付されている。これは、所定のメモリアドレスからの
オフセット値であることが多い。図では、エントリは三
つ作成されている。したがって、キャッシュメモリに記
憶されているデータの保存先となる物理的な記憶デバイ
スは、多くとも3台であることを意味する。 【0058】「デバイス番号」は、物理的な記憶デバイ
スの番号を示している。図のような状態であれば、エン
トリ0は物理的な記憶デバイス1についての情報であ
り、エントリ1は物理的な記憶デバイス2についての情
報であり、エントリ2は物理的な記憶デバイス3につい
ての情報である。 【0059】「前」は当該エントリより一つ優先度の高
いエントリ番号を示しいてる。「後」は、当該エントリ
より一つ優先度の低いエントリ番号を示している。この
ため、最も優先度の高いエントリの「前」にはヌル値
(図では「*」で示されている。実際には、全てのビッ
トをオンにした値が用いられることが多い。)が設定さ
れている。また、最も優先度の低いエントリの「後」に
もヌル値が設定さている。 【0060】図の状態では、優先度は、高い順から「デ
バイス1、デバイス3、デバイス2」であることが分か
る。 【0061】図6は、データ優先情報を具体化したテー
ブルの一例を示した図である。 【0062】このテーブルは、ブロック単位の管理を行
うためのテーブルである。このテーブルには、ブロック
のエントリが並べられている。ブロックとは、記憶デバ
イスに保存されているデータの一部のコピーをいう。 【0063】図の構造では、装置優先情報同様、一段が
一つのエントリである。ただし、一つのエントリは、一
つのブロックの情報を示している。 【0064】各エントリには、昇順に「エントリ番号」
が付されている。これは、所定のメモリアドレスからの
オフセット値であることが多い。図では、エントリは4
つ作成されている。したがって、キャッシュメモリに記
憶されているブロックは4っつであることを意味する。 【0065】「物理デバイス番号」は、ブロックが保存
される物理的な記憶デバイスの番号を示している。「論
理デバイス番号」は、ブロックが保存される論理的な記
憶デバイスの番号を示している。他のテーブルを参照す
ることにより、「物理的な記憶デバイス」と「論理的な
記憶デバイス」との関係が明らかであれば、「論理デバ
イス番号」は、データ優先情報にとって必須の情報では
ない。しかし、本実施例では、データ優先情報が、「物
理的な記憶デバイス」と「論理的な記憶デバイス」との
関係をも示すものとする。 【0066】図のような状態であれば、論理的な記憶デ
バイス11と12は、ともに物理的な記憶デバイス1に
構成されていることが、エントリ0及びエントリ1を参
照することで認識できる。また、論理的な記憶デバイス
21と22は、ともに物理的な記憶デバイス2に構成さ
れていることも、エントリ2及びエントリ3を参照する
ことで認識できる。 【0067】「ブロック番号」は、キャッシュメモリ4
0に記憶されているブロックの番号(すなわち、論理的
な記憶デバイスに保存されている各データ毎に付されて
いる唯一な番号)を示している。 【0068】図のような状態であれば、例えば、エント
リ0は、『「物理的な記憶デバイス1」に構成されてい
る「論理的な記憶デバイス11」に保存されているブロ
ックa』ついての情報である。 【0069】「前」及び「後」は、データ優先情報と同
様である。 【0070】図の状態では、優先度は、高い順から「論
理的な記憶デバイス21のブロックc、論理的な記憶デ
バイス22のブロックd、論理的な記憶デバイス12の
ブロックb、論理的な記憶デバイス11のブロックa」
であることが分かる。 【0071】ファイル制御装置30は、サーバ10から
読み出しを要求されたデータがキャッシュメモリ40に
記憶されていれば、キャッシュメモリ40からデータを
転送する。ファイル制御装置30は、サーバ10から読
み出しを要求されたデータがキャッシュメモリ40に記
憶されていなければ、記憶デバイスからデータを読み出
して転送する。 【0072】サーバ10が書き込みを要求したデータが
キャッシュメモリ40に記憶されいてれば、ファイル制
御装置30は、サーバ10が書き込みを要求したデータ
で、キャッシュメモリ40に記憶されいてるデータを更
新する。サーバ10が書き込みを要求したデータがキャ
ッシュメモリ40に記憶されていなければ、ファイル制
御装置30は、一旦、記憶デバイスから対象となるデー
タをキャッシュメモリ40内へ読み出して記録する。そ
の後、ファイル制御装置30は、サーバ10から転送さ
れたデータで、キャッシュメモリに記録されたデータを
更新する。 【0073】あるいはファイル制御装置30は、サーバ
が書き込みを要求したデータを、記憶デバイスからデー
タを読み出すことなく、キャッシュメモリヘ直接書き込
む。 【0074】キャッシュメモリ40内で更新されたデー
タは、例えば、そのデータを含むブロックがキャッシュ
メモリ上から追い出される時に、記憶デバイスヘ書き戻
される。 【0075】本実施例では、エントリの管理はLRU方
式で行われるとする。制御部31は、読み出しや書き込
みの要求があったブロックを含む物理的な記憶デバイス
のエントリに対し、装置優先情報(42−2)の中で最
も高い優先度を与える。 【0076】例えば、装置優先情報(42−2)を具体
化したテーブルが図5(a)に示すような状態であった
場合に、物理的な記憶デバイス3にアクセスがあったと
する。この場合、物理的な記憶デバイス3に対応するエ
ントリ2に対して、最も高い優先度が与えられる。この
為に、制御部31は、当該エントリの「前」にヌル値
(*)を設定し、「後」に「0」を設定する。エントリ
0は、物理的な記憶デバイス3へのアクセスが発生する
以前に、最も優先順位の高かかったエントリである。制
御部31は、エントリ0の「前」には、「2」を設定す
る。エントリ2は、今回最も優先度を高くするエントリ
である。 【0077】次に、制御部31は、エントリ2の元
「前」だったエントリ0の「後」に、エントリ2の元
「後」だったエントリ1を設定する。制御部31は、エ
ントリ2の元「後」だったエントリ1の「前」に、エン
トリ2の元「前」だったエントリ0を設定する。これ
で、優先順位の変更は終了する。 【0078】最終的には、装置優先情報を具体化したテ
ーブルは、図5(b)のようになる。この状態では、優
先度は、高い順から「デバイス3、デバイス1、デバイ
ス2」となる。 【0079】また、制御部31は、読み出しや書き込み
の要求があったブロックのエントリに、データ優先情報
(42−1)の中で最も高い優先度を与える。 【0080】例えば、データ優先情報(42−1)を具
体化したテーブルが図6(a)に示すような状態であっ
た場合に、論理的な記憶デバイス11のブロックaにア
クセスがあったとする。 【0081】この場合、制御部31は、論理的な記憶デ
バイス11のブロックaに対応するエントリ0に最も高
い優先度を与える。この為に、制御部31は、当該エン
トリの「前」にヌル値(*)を設定し、「後」に「2」
を設定する。エントリ2は、論理的な記憶デバイス11
のブロックaへのアクセスが発生する以前に、最も優先
順位の高かかったエントリである。制御部31は、エン
トリ2の「前」には、「0」を設定する。エントリ0
は、今回最も優先度を高くするエントリである。 【0082】次に、制御部31は、元エントリ0の
「前」だったエントリ1の「後」に、元エントリ0の
「後」だったヌル値(*)を設定する。これで、優先順
位の変更は終了する。 【0083】最終的には、装置優先情報を具体化したテ
ーブルは、図6(b)のようになる。この状態では、優
先度は、高い順から「論理的な記憶デバイス11のブロ
ックa、論理的な記憶デバイス21のブロックc、論理
的な記憶デバイス22のブロックd、論理的な記憶デバ
イス12のブロックb」となっている。 【0084】キャッシュメモリ40が全て使用されてい
る状態で、サーバ10からの読み出しや書き込み要求に
よって新たなブロックが必要となった場合には、制御部
31は、以下の処理を行う。 【0085】制御部31は、装置優先情報上で最も優先
度の低い物理的な記憶デバイスのエントリを見つける。
本実施例にあっては、装置優先情報を具体化したテーブ
ルは図5(a)のような状態であるとする。この場合
は、対象となるブロックは、物理的な記憶デバイス2と
なる。 【0086】次に、制御部31は、対象となる物理的な
記憶デバイス2に保存される最も優先度の低いブロック
を、データ優先情報を参照することによって検出する。
本実施例にあっては、データ優先情報を具体化したテー
ブルは図6(a)のような状態であるとする。 【0087】制御部31は、データ優先情報を優先度の
低い順から検索する。最も優先度の低いエントリは、エ
ントリ0である。しかし、エントリ0は、物理的な記憶
デバイス1についてのエントリであるので、対象となら
ない。 【0088】次に優先度の低いエントリは、エントリ1
である。これも、物理的な記憶デバイス1についてのエ
ントリであるので、対象とならない。 【0089】その次は、エントリ3である。これは、物
理的な記憶デバイス2につていのエントリである。した
がって、当該エントリに示されている論理的な記憶デバ
イス22ブロックdが追い出し対象となる。 【0090】最後に、制御部31は、対象となるデータ
が占めているキャッシュメモリを開放して、当該メモリ
を新たなブロックのために使用する。 【0091】この際、関放されたメモリに記憶されてい
るデータが更新されたものであれば、制御部31は、当
該データを記憶デバイスヘ書き戻す。 【0092】なお、上述の処理の結果、ある物理的な記
憶デバイスに含まれる論理的な記憶デバイスのブロック
が、キャッシュメモリから全て追い出されることとなっ
たする。この場合は、制御部31は、その物理的な記憶
デバイスのエントリを装置優先情報から追い出しすれ。
そうすれば、装置優先情報から無駄なエントリが省かれ
る。これにより、制御部31は、装置優先情報の検索時
間を短縮することができる。 【0093】逆に、データ優先情報へ新たにエントリ
を、追加する際に、対応する論理的な記憶デバイスを含
む物理的な記憶デバイスのエントリが、装置優先情報上
になかったとする。この場合は、制御部31は、物理的
な記憶デバイスのエントリを装置優先情報に追加する必
要がある。 【0094】次に、制御部31は、サーバからのアクセ
ス要求を受け付けた場合の処理手順を図7のフローを用
いて説明する。 【0095】制御部31は、サーバからのアクセス要求
を、SIFMからの通知により検出する(S101)。
制御部31は、サーバから通知されるアクセス対象のデ
ータを認識する(S102)。制御部31は、アクセス
対象のデータがキャッシュメモリに記憶されているか否
かを、データ優先情報42−1を参照して判断する(S
103)。 【0096】アクセス対象のデータがキャッシュメモリ
に記憶されている場合は、制御部31は、データ優先情
報42−1を更新し(S104)し、装置優先情報42
−2を更新し(S105)、処理を終了する。本実施例
では、優先順位管理には、LRU制御が使用されている
こととしている。したがって、データ優先情報の更新と
は、具体的には、制御部31が、アクセス対象のデータ
の優先順位を最も高いものに変更することをいう。装置
優先情報の更新とは、具体的には、制御部31が、アク
セス対象のデータが保存される物理的な記憶装置の優先
順位を最も高いものに変更することをいう。以上で、制
御部の処理は終了する(S106)。 【0097】一方、アクセス対象のデータがキャッシュ
メモリに記憶されていない場合は、制御部31は、以下
のような、当該データをキャッシュメモリに登録する処
理を行う。 【0098】制御部31は、キャッシュメモリ内に、新
たにデータを登録することができるだけの未使用領域が
存在するか判断する(S201)。もし、未使用領域が
存在すれば、制御部31は、DIFMに対して、対象デ
ータを未使用領域のいずれかに記憶させることを指示す
る(S202)。データの記憶が終了した後、制御部3
1は、データ優先情報42−1を更新し(S203)
し、装置優先情報42−2を更新し(S204)、処理
を終了する。本実施例では、優先順位管理には、LRU
制御が使用されるととしている。したがって、データ優
先情報の更新とは、具体的には、制御部31が、アクセ
ス対象のデータを優先順位の最も高いものとしてテーブ
ルに追加することをいう。装置優先情報の更新とは、具
体的には、制御部31が、アクセス対象のデータが保存
される物理的な記憶デバイスを優先順位の最も高いもの
としてテーブルに追加することをいう。あるいは、既に
当該物理的な記憶デバイスが装置優先情報に登録されて
いる場合は、制御部31が、アクセス対象のデータが保
存される物理的な記憶デバイスに最も高い優先順位を与
えるこという。以上で、制御部31の処理は終了する
(S106)。 【0099】また、キャッシュメモリ内に、新たなデー
タを登録することができるだけの未使用領域が存在しな
い場合は、制御部31は、更に以下の処理を行う。 【0100】制御部31は、装置優先情報を検索し、優
先度の最も低い物理的な記憶デバイスを追い出し対象デ
バイスに決定する(S301)。制御部31は、データ
優先情報を検索し、追い出し対象デバイスに決定された
物理的なデバイスに保存されるデータのうちで、優先度
の最も低いデータを検索し、追い出し対象データに決定
する(S302)。 【0101】制御部31は、追い出し対象データがキャ
ッシュメモリ上で更新されていないか(すなわちク、キ
ャッシュメモリに記憶されているデータと記憶デバイス
上のデータとが異なっていないか)を検証する。異なっ
ていれば、制御部31は、データの書き戻しが必要であ
ると判断する(S303)。制御部31は、データの書
き戻しが必要であると判断した場合は、DIFMに対し
て、当該データの書き戻しを指示する(S304)。 【0102】制御部31は、データ優先情報42−1及
び装置優先情報42−2を更新(S305)し、処理を
終了する。本実施例では、優先順位管理に、LRU制御
が使用されることとしている。したがって、データ優先
情報の更新とは、具体的には、追い出し対象と決定され
たデータを、制御部31がテーブルから追い出すことを
いう。装置優先情報の更新とは、具体的には、追い出し
対象とされたデータが保存される物理的な記憶デバイス
のエントリを、制御部31がテーブルから追い出すこと
を言う。ただし、当該データが、当該データの保存され
ている物理的な記憶デバイスからキャッシュメモリに転
送されたデータの中で、最後のデータである場合に限
る。それ以外の場合は、装置優先情報の更新の必要はな
い。 【0103】制御部31は、データ優先情報の更新が終
了した後、対象のデータが専有していたキャッシュメモ
リを開放することで、対象のデータの追い出しを完了す
る(S306)。これにより、キャッシュメモリに未使
用領域が生成される。 【0104】以降は、前述した、キャッシュメモリへの
データの追加と同様の処理が行われることとなるので、
詳細は省略する。 【0105】以上、キャッシュメモリからのデータの追
い出しが、キャッシュメモリへの新たなデータを記憶す
る際に発生する場合について述べた。しかし、本発明
は、このような場合の追い出しのみではなく、例えば、
制御部が定期的にキャッシュメモリからデータを追い出
す場合にも、適用できる。 【0106】この場合は、制御部は、図7に示したS3
01〜S306の処理を行えば良い。 【0107】[実施例2]前述したように、現在の記憶
装置は、物理的な記憶デバイスと論理的な記憶デバイス
とを完全に分離して制御している。したがって、実施例
1で示したように、一つの物理的な記憶デバイスに複数
の論理的な記憶デバイスを構築することが可能である。 【0108】一方、図8に示すように、複数の物理的な
記憶デバイスに複数の論理的な記憶デバイスを構築する
ことも可能である。図の場合、論理的な記憶デバイス5
0−2は、物理的な記憶デバイス21−2と21−3と
にまたがって構築されている。換言すれば、論理的な記
憶デバイス50−2に保存されるデータは、物理的な記
憶デバイス21−2と21−3との両方に分割されて記
録されているといえる。論理的な記憶デバイス51−2
も同様である。 【0109】このような構成の記憶装置に、本発明を適
用する場合にも、データ優先情報及び装置優先情報の概
念に変更を加える必要はない。データ優先情報及び装置
優先情報の取り扱いも変更する必要はない。 【0110】図7に示したフローを使って、実施例2に
おける注意点を中心に説明する。 【0111】制御部31は、装置優先情報42−2を更
新する(S105)。装置優先情報の更新とは、制御部
31が、アクセス対象のデータが保存される物理的な記
憶装置に最も高い優先順位を与えることをいう。ここ
で、本実施例の場合は、論理的な記憶デバイスが決定さ
れても、物理的な記憶デバイスは一つに特定されない。
しかし、データ優先情報には、キャッシュメモリに記憶
されているデータが、どの物理的な記憶デバイスに保存
されているかが示されている。このため、アクセス対象
のデータが記憶されている物理的な記憶装置は、データ
優先情報を参照することで把握できる。 【0112】一方、アクセス対象のデータがキャッシュ
メモリに記憶されておらず、キャッシュメモリ内に、新
たにデータを登録することができるだけの未使用領域が
存在すれば、制御部31は、データの記憶が終了した
後、装置優先情報42−2を更新(S204)する。こ
の場合でも、制御部は、アクセス対象のデータが記憶さ
れている物理的な記憶装置はデータ優先情報を参照する
ことで把握できる。 【0113】また、キャッシュメモリからデータを追い
出す場合には、制御部31は、装置優先情報42−2を
更新し(S305)し、処理を終了する。装置優先情報
の更新とは、追い出し対象とされたデータが保存される
物理的な記憶デバイスのエントリを、制御部31がテー
ブルから追い出すことを言う。ただし、当該データが、
当該データの保存されている物理的な記憶デバイスから
キャッシュメモリに転送されたデータの中で、最後のデ
ータである場合に限る。それ以外の場合は、装置優先情
報の更新の必要はない。この場合でも、制御部31は、
データ優先情報を参照することで、アクセス対象のデー
タが記憶されている物理的な記憶装置を把握できるた
め、本発明の目的は達成される。 【0114】 【発明の効果】以上のようなキャッシュメモリ内のブロ
ック管理を行うことによって、使用頻度が最も低い物理
的な記憶デバイスに保存されるデータの中で、最も使用
頻度の低いものから順に、キャッシュメモリから追い出
される。 【0115】これにより、使用頻度の高い物理的な記憶
デバイスに構築された論理的な記憶デバイスに保存され
るデータが、キャッシュメモリから追い出される可能性
を低くすることができる。このため、一つの物理的な記
憶デバイスに構築された複数の論理デバイスに対するデ
ータ読み出しの競合を回避することができる。 【0116】また、新たなデータのキャッシュへの記憶
に際して、同一の物理的なデバイスに対する読み出しと
書き戻しとが、競合することを回避することができる。 【0117】この結果、本発明は、サーバに対する同時
アクセスの可能性を向上させ、データアクセスの効率化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る記憶装置のブロック図である。 【図2】本発明にかかる計算機システム全体の構成を示
した図である。 【図3】記憶装置のブロック構成図である。 【図4】本発明にかかるデータ優先情報の内容の遷移を
示す概念図である。 【図5】装置優先情報の一例を示した図である。 【図6】データ優先情報の一例を示した図である。 【図7】ファイル制御装置の処理フローである。 【図8】本発明にかかるファイル制御装置の一実施例を
示した図である。 【図9】従来のファイル記憶装置の詳細図である。 【図10】従来のデータ優先情報の内容の遷移を示す概
念図である。 【符号の説明】 10 サーバ 20 記憶装置 21 物理的な記憶デバイス 30 ファイル制御装置 31 制御部 32 制御記憶 40 キャッシュメモリ 41 制御記憶 42−1 データ優先情報 42−1 装置優先情報 42−1 キャッシュデータ対応情報 45 演算処理部 50 論理的な記憶デバイス 51 論理的な記憶デバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 12/08 557 G06F 12/08 557 (56)参考文献 特開 平9−297710(JP,A) 特開 平11−224164(JP,A) 特開 平4−273548(JP,A) 特開 平2−239348(JP,A) 特開 平1−125639(JP,A) 国際公開99/40516(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/08 - 12/12 G06F 3/06 - 3/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の論理的記憶デバイスの少なくとも一
    部を構成する物理的記憶デバイスの複数に接続され、当
    論理的記憶デバイスに保存されている複数のデータを
    記憶するキャッシュメモリと、 前記論理的記憶デバイスとキャッシュメモリとの間での
    データ転送を制御する制御部と、を備えたファイル制御
    装置であって、 前記制御部は、キャッシュメモリに記憶されているデー
    タを追い出す場合に、 前記複数のデータが記憶されているキャッシュメモリ内
    の位置と当該複数のデータが保存されるべき前記論理的
    記憶デバイス内の位置との関係を示すキャッシュデータ
    対応情報と、前記論理的記憶デバイスを構成する前記物
    理的記憶デバイスとの関係を示すデバイス対応情報と、
    前記キャッシュメモリに記憶されている複数のデータに
    ついての優先順位を示すデータ優先情報と、前記接続さ
    れている複数の物理的記憶デバイスについての優先順位
    を示す装置優先情報と、に基づいて、優先度が最も低い
    物理的な記憶デバイスに保存されるべきデータの中で最
    も優先順位の低いデータを対象とすること、を特徴とす
    るファイル制御装置。
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