JP4897735B2 - 車両用サブフレーム - Google Patents
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Description
この種の車両用サブフレームは、搭載されるエンジンや燃料電池の重量を勘案し、適宜設計されるものであった。
すなわち、車両用サブフレームに搭載される燃料電池のレイアウト等によっては、各メンバ間に必要以上の強度が確保され、各メンバ間の接合が必要以上の強度に設定されている場合がある。
燃料電池は重く、燃料電池に比べ補器類は軽い。そこで、これらの燃料電池や補器類の配置を考慮して最適の強度を有するメンバ(フレーム)を用い、最適の強度で接合をしたいものである。
車両用サブフレームには、電池及びその補器類が搭載され、車体フレームに支持される。
電池を搭載するクロスメンバとサイドメンバとの交差部は、クロスメンバとサイドメンバとに互いに嵌め込む第1のジョイントを用いて結合されるとともに、車体フレームに取付ける第1の車体取付部が形成される。
補器類を搭載するクロスメンバとサイドメンバの交差部は、クロスメンバに第2のジョイントを介してサイドメンバが結合されるとともに、車体フレームに取付けられる第2の車体取付部が形成される。
これにより、最適な強度を有する車両用サブフレームを実現することができ、車両用サブフレームの軽量化を図ることができる。
また、嵌め込み部がサイドメンバに上下で摩擦攪拌接合されるとともに、当接部がクロスメンバに上下で摩擦攪拌接合されるので、低歪化及び異種材接合が可能となる。
ここで、摩擦攪拌接合とは、先端に突起部のある円筒状の工具を回転させながら強い力で押し付けることで突起部を接合させる部材(母材)の接合部に貫入させ、これによって摩擦熱を発生させて母材を軟化させるとともに、工具の回転力によって接合部周辺を塑性流動させて練り混ぜることで複数の部材を一体化させる接合法であり、英語ではFSW(Friction Stir Welding)と呼ばれる。
図1は本発明に係る車両用サブフレームを採用した車体構造の分解斜視図であり、図2
は図1に示された車体構造の底面図である。
図1及び図2に示されたように、車両用サブフレーム40は、電池(燃料電池若しくは燃料電池素スタック)12及び電池12の補器類13を搭載し、車体フレーム(車体)11に下方から取付けられる部材である。
右の第1のジョイント51bは、車体中心に対して左の第1のジョイント51aに対称の部材である。
なお、中間ジョイント67は、中間センタ部材71に摩擦攪拌接合される。
エンドメンバ49は、補器類13を搭載するクロスメンバであるとともに、第2のジョイント52,52が当接するクロスメンバであり、車体フレーム11に取付ける第2の車体取付部62,62が形成される。
また、嵌め込み部81とクロスメンバ49とを摩擦攪拌接合にて結合したので、低歪化及び異種材接合が可能となる。
(a)において、エクステンションメンバ46に第2のジョイント52の嵌め込み部81を矢印a1の如く挿入し、エクステンションメンバ46に第2のジョイント52を摩擦攪拌接合し、第2のジョイント52の当接部82にエンドメンバ49を当て、エンドメンバ49に第2のジョイント52を摩擦攪拌接合(FSW接合)する。
なお、クロスメンバ(エンドメンバ)49は、第2のジョイント52で補器類13(図1参照)を搭載する部材である。
別実施例の車両用サブフレーム90は、エクステンションメンバ(サイドメンバ)96に第2のジョイント92を介してエンドメンバ(クロスメンバ)99が接合される。第2のジョイント92は、エンドメンバ(クロスメンバ)99に対して傾斜させた嵌め込み部91を有する。
摩擦攪拌接合とは、先端に突起部131のある円筒状の工具132を矢印b1の如く回転させながら矢印b2の如く強い力で押し付け、矢印b3の如く移動することで、突起部131を接合させる二つの部材(母材)133,134の接合部135に貫入させ、これによって摩擦熱を発生させて複数の部材133,134を軟化させるとともに、工具132の回転力によって接合部135周辺を塑性流動させて練り混ぜることで複数の部材133,134を一体化させる接合法である。英語ではFSW(Friction Stir Welding)と呼ばれる。
Claims (2)
- 複数のクロスメンバ(41,43,44,49)と、これらのクロスメンバ(41,43,44,49)に離間して配設する複数のサイドメンバ(42,42,46,46)とにより略格子状に形成され、電池(12)及びその補器類(13)を搭載して車体フレーム(11)に支持される車両用サブフレームにおいて、
前記電池(12)を搭載するクロスメンバ(41)と前記サイドメンバ(42)との交差部(55)は、前記クロスメンバ(41)と前記サイドメンバ(42)とに互いに嵌め込む第1のジョイント(51a)を用いて結合されるとともに、前記車体フレーム(11)に取付ける第1の車体取付部(61)が形成され、
前記補器類(13)を搭載するクロスメンバ(49)と前記サイドメンバ(46)の交差部(75)は、前記クロスメンバ(49)に第2のジョイント(52)を介して前記サイドメンバ(46)が結合されるとともに、前記車体フレーム(11)に取付けられる第2の車体取付部(62)が形成され、
前記第1のジョイント(51a)は、クロスメンバ(41)に嵌合される第1嵌め込み部(56)と、サイドメンバ(42)に嵌合される第2嵌め込み部(58)と、を有し、前記第1嵌め込み部(56)は、前記クロスメンバ(41)にそれぞれ摩擦攪拌接合されるとともに、第2嵌め込み部(58)は、前記サイドメンバ(42)に摩擦攪拌接合され、
前記第2のジョイント(52)は、側面視断面T型の輪郭を呈し、前記サイドメンバ(46)に嵌め込む中実の嵌め込み部(81)と、前記クロスメンバ(49)に当接させる当接部(82)とを有し、前記嵌め込み部(81)はサイドメンバ(46)に上下で摩擦攪拌接合されるとともに、前記当接部(82)は前記クロスメンバ(49)に上下で摩擦攪拌接合され、
前記第1の車体取付部(61)は、前記第1のジョイント(51a)内に形成され、前記第2の車体取付部(62)は、前記クロスメンバ(49)に且つ前記サイドメンバ(46)の長手方向の延長上に形成されたことを特徴とする車両用サブフレーム。 - 前記第2のジョイント(92)は、該第2のジョイント(92)が当接する前記クロスメンバ(99)に対して傾斜させた嵌め込み部(91)を有することを特徴とする請求項1記載の車両用サブフレーム構造。
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