JP4896792B2 - アルコールを主成分とする燃料を使用した内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は,エタノール等のアルコールとか,或いは主成分としてのアルコールにガソリン又は灯油等を混合した混合燃料のように,アルコールを主成分とする燃料を使用した内燃機関において,その始動性の向上を図るものである。
最近,大気汚染や,原油事情の変動に伴い,内燃機関における燃料として,エタノール等のアルコールとか,或いは主成分としてのアルコールにガソリン又は灯油等を混合した混合燃料のように,アルコールを主成分とする燃料を使用することが提唱されている。
しかし,アルコールの気化性は,摂氏零度又はこれよりも低い温度の状態においてガソリンよりも低いにもかかわらず,このアルコールにおける気化熱にて温度が下がることで更に低くなるので,内燃機関における始動性が,特に,摂氏零度又はこれよりも低い温度の状態において著しく低い。
そこで,先行技術としての特許文献1及び2は,内燃機関における吸気経路のうち吸気弁とスロットル弁との間の部分に,アルコールを主成分とする燃料を噴射供給する燃料噴射弁と,この燃料噴射弁より噴射された燃料を加熱するための電熱ヒータとを設けて,噴射燃料の気化を促進することにより,内燃機関における低温状態での始動性の改善を図ることを提案している。
また,別の先行技術としての特許文献3は,内燃機関の運転停止した後において,吸気経路に,内燃機関における次の始動に備えて,燃料を噴射供給して吸気経路内に溜めておくことを提案している。
実開昭58−92454号公報 実開平5−24943号公報 特開平8−218921号公報
しかし,前記特許文献1,2のように,電熱ヒータによる気化促進には,電気的な制御回路を必要とするから価格の大幅なアップを招来するのであり,しかも,大きな電力を消費するから,電源としてのバッテリー容量の増大等の対策が必要であるという問題がある。
また,特許文献3のように,内燃機関の運転停止後に,次の始動に備えて,吸気経路に燃料を噴射供給しておくことは,アルコールを主成分とする燃料を使用する内燃機関に対しても適用できるものの,内燃機関の運転を停止した後では,吸気経路における温度が十分に高い状態にあって,次の始動に備えて噴射供給された燃料の殆ど全てが,前記高い温度によって気化して,吸気経路内における気化燃料の圧力が高くなるから,この高い圧力を有する気化燃料のうちスロットル弁又はアイドル制御弁等よりその上流側に漏れ出すのが多くなる。
これにより,運転停止後における噴射燃料のうち,次の始動の際に吸気経路内に実際に残っている燃料の割合が少なくなるから,アルコールを主成分とする燃料による内燃機関における始動性の改善を十分に達成することができないのであった。
本発明は,この問題を解消することを技術的課題とする。
この技術的課題を達成するため請求項1は,
「吸気経路のうち吸気弁とスロットル弁との間の部位に,アルコールを主成分とする燃料を噴射供給する燃料噴射弁を設けて成る内燃機関において,
前記内燃機関の運転停止後に,前記燃料噴射弁による燃料噴射を行うように構成することに加えて,前記内燃機関を運転停止した状態で且つ前記運転停止後における燃料噴射から適宜時間を経過して吸気経路における温度が下がった時期に,前記燃料噴射弁による再度の燃料噴射を行うように構成する。」
ことを特徴としている。
内燃機関の運転停止後における燃料噴射では,前記したように,温度が高いことにより,当該噴射燃料のうち次の始動の際に吸気経路内に実際に残っている燃料の割合が少なくなる。
そこで,前記運転停止後における燃料噴射から適宜時間を経過したあとにおいて,再度の燃料噴射を行うように構成する。
この再度の燃料噴射を行う時期においては,前記運転停止後における燃料噴射から適宜時間を経過して吸気経路における温度が下がった時期に設定することにより,噴射燃料のうち気化する燃料の割合が少なくなり,ひいては,気化してスロットル弁又はアイドル制御弁等よりその上流側に漏れ出す燃料の割合が少なくなる一方,液体のままで吸気経路の内壁面に水滴状に付着する等のような状態で残存する燃料の割合が多くなる。
これにより,内燃機関の運転停止した状態での噴射燃料のうち,次の始動の際に吸気経路内に実際に残っている燃料の割合を,例え運転停止した状態での合計の燃料噴射量が同じにするとしても,運転停止後における一回の燃料噴射のみによる場合よりも大幅に多くすることができるから,内燃機関における始動性の向上を確実に達成できる。
なお,前記運転停止直後における燃料噴射から適宜時間を経過したあとにおける再度の燃料噴射は,一回にすることに限らず,適宜時間の間隔で複数回にわたって行うように構成しても良いことは勿論である。
以下,本発明の実施の形態を,図1の図面について説明する。
この図1において,符号1は,複数の気筒2を備えた内燃機関を示す,この内燃機関1における各気筒2の箇所には,吸気弁3を備えた吸気ポート4を備えている。
符号5は,図示しないエアクリーナからの吸気を前記内燃機関1の各気筒2における吸気ポート4に分配するための吸気マニホールドを示し,この吸気マニホールド5には,前記内燃機関1の運転を停止したときに閉じるようにしたスロットル弁6が設けられているとともに,このスロットル弁6に対するバイパス通路7が設けられ,このバイパス通路7には,前記スロットル弁6を閉じたときに開いてアイドル運転を行うようにしたアイドル制御弁8を備えている。
また,符号9は,前記内燃機関1における各気筒2に対する燃料噴射弁を示し,この燃料噴射弁9は,前記スロットル弁6から前記吸気マニホールド5及び吸気ポート4を含んで各気筒2における吸気弁3に至るまでの吸気経路に設けられ,前記内燃機関1は,この燃料噴射弁9よりその各気筒2に対して,エタノール等のアルコールとか,或いは主成分としてのアルコールにガソリン又は灯油等を混合した混合燃料のように,アルコールを主成分とする燃料を噴射供給することによって運転するように構成されている。
そして,前記燃料噴射弁9を,前記内燃機関1における運転を停止した直後の時期において,適宜量の燃料噴射を行うように構成している。
これに加えて,前記燃料噴射弁9を,前記内燃機関1における運転を停止した状態で,且つ,前記運転停止後における燃料噴射から適宜時間を経過して吸気経路の温度が下がった後の時期において,適宜量の燃料噴射を再度行うように構成している。
内燃機関1の運転停止直後における燃料噴射では,前記吸気マニホールド5及び吸気ポート4を含む吸気経路における温度が十分に高い状態にあって,噴射燃料の殆ど全てが前記高い温度によって気化して,吸気経路内における気化燃料の圧力が高くなることによりこの高い圧力を有する気化燃料のうちスロットル弁6及びアイドル制御弁8等よりその上流側に漏れ出すのが多くなるから,運転停止直後における噴射燃料のうち,次の始動の際に吸気経路内に実際に残っている燃料の割合が少なくなる。
そこで,前記運転停止直後における燃料噴射から適宜時間を経過して吸気経路の温度が下がった後の時期において,再度の燃料噴射を行うように構成する。
この再度の燃料噴射を行う時期においては,吸気経路における温度がある程度下がっていることにより,噴射燃料のうち気化する燃料が少なくなり,ひいては,気化してスロットル弁6及びアイドル制御弁8等よりその上流側に漏れ出す燃料が少なくなる一方,液体のままで吸気経路の内壁面に水滴状に付着する等のような状態で残存する燃料の割合が多くなるから,次に始動の際に吸気経路内に実際に残っている燃料の割合を,運転停止直後における一回の燃料噴射のみによる場合よりも確実に多くすることができる。
なお,前記燃料噴射弁9による再度の燃料噴射は,一回にすることに限らず,適宜時間の間隔で複数回にわたって行うように構成することもできる。
また,前記実施の形態は,内燃機関1の運転の際に燃料を噴射供給する燃料噴射弁9を使用して,運転停止直後の燃料噴射と,その後における再度の一回又は複数回にわたる燃料噴射とを行うように構成した場合であったが,本発明はこれに限らず,吸気マニホールド5等の吸気経路に,サブ燃料噴射弁10を設けて,このサブ燃料噴射弁10により,前記運転停止直後の燃料噴射と,その後における再度の一回又は複数回にわたる燃料噴射とを行うように構成しても良い。
本発明の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気弁
4 吸気ポート
5 吸気マニホールド
6 スロットル弁
8 アイドル制御弁
9 燃料噴射弁
10 サブ燃料噴射弁

Claims (1)

  1. 吸気経路のうち吸気弁とスロットル弁との間の部位に,アルコールを主成分とする燃料を噴射供給する燃料噴射弁を設けて成る内燃機関において,
    前記内燃機関の運転停止後に,前記燃料噴射弁による燃料噴射を行うように構成することに加えて,前記内燃機関を運転停止した状態で且つ前記運転停止後における燃料噴射から適宜時間を経過して吸気経路における温度が下がった時期に,前記燃料噴射弁による再度の燃料噴射を行うように構成することを特徴とするアルコールを主成分とする燃料を使用した内燃機関。
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