JP2005207341A - エンジンの燃料供給方法と燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガソリン燃料とLPG燃料またはCNG燃料とを併用するエンジンにおいて、エンジンの始動性の確保と、クリーンな排ガス性能の確保と、ガソリンの長期不使用による劣化の防止と、エンジンバルブシート部などの摩耗防止を図る。
【解決手段】ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給方法において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給し、エンジンのアイドル及び低負荷領域では第2燃料のみを供給し、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では第1燃料と第2燃料を供給する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンの燃料供給方法と燃料供給装置に関するもので、詳しくはガソリンと該ガソリン以外の燃料とをエンジンの運転状況に応じて供給したり停止させる燃料供給方法と燃料供給装置に関する。
従来、ガソリン燃料とLPG燃料を用いるエンジンにおいて、ガソリン燃料を常時エンジンに供給し、LPG燃料を、その気化可能な温度に達した場合に追加的に供給するシステムが知られている(特許文献1)。
また、エンジンの始動時はガソリン燃料のみを供給し、エンジン水温が設定温度に達するとLPG燃料のみを供給するシステムも知られている。
実開平4−32248号公報
ところで、ガソリン燃料はLPG燃料やCNG燃料に比べて排ガス性能(排気ガスをクリーンなものにする性能)に劣る。また、エンジン始動時には、始動性の確保からガソリン燃料を供給する必要がある。
前記従来のように、エンジンの始動時にガソリン燃料を供給し、かつ、始動後もLPG燃料と併用して、常時ガソリン燃料をエンジンに供給するものにおいては、クリーンな燃料であるLPG燃料の長所を充分に活かしてクリーンな排ガス性能を得ることができない問題がある。
また、前記従来のように、エンジン始動のみガソリンを使用するものにおいては、ガソリンの毎回の消費量が少量であるため、ガソリンの長期不使用による劣化とエンジンバルブシート部の摩耗が予想される。
そこで本発明は、エンジンの始動性を確保し、かつ、暖機後におけるエンジンの運転状況に応じてガソリン燃料とLPG燃料又はCNG燃料の供給を制御して前記の各問題を解決するエンジンの燃料供給方法と燃料供給装置を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給方法において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給し、エンジンのアイドル及び低負荷領域では第2燃料のみを供給し、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では第1燃料と第2燃料を供給することを特徴とするエンジンの燃料供給方法である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記エンジンの中負荷領域及び高負荷領域での第1燃料と第2燃料の供給量の割合を、第1燃料:第2燃料=1:9〜2:8に設定したエンジンの燃料供給方法である。
請求項3記載の発明は、ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給装置において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給する手段と、エンジンのアイドル及び低負荷領域では第2燃料のみを供給する手段と、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では第1燃料と第2燃料を供給する手段を備えたことを特徴とするエンジンの燃料供給装置である。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記エンジンの中負荷領域及び高負荷領域での第1燃料と第2燃料の供給量の割合を、第1燃料:第2燃料=1:9〜2:8に設定する手段を設けたエンジンの燃料供給装置である。
請求項5記載の発明は、ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給方法において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給し、エンジンの暖機完了と判断されると第2燃料のみの供給に切り替え、該第2燃料の供給開始から設定時間経過後に第1燃料のみの供給に切り替え、該切り替えられた第1燃料の供給開始から設定時間経過後に第2燃料のみの供給に切り替え、以後、走行中において、第1燃料と第2燃料を設定時間毎に切り替えて交互に供給するようにしたことを特徴とするエンジンの燃料供給方法である。
請求項6記載の発明は、ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給装置において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給する手段と、エンジンの暖機完了と判断されると第2燃料のみの供給に切り替える手段と、この第2燃料の供給開始から設定時間経過後に第1燃料のみの供給に切り替える手段と、この切り替えられた第1燃料の供給開始から設定時間経過後に第2燃料のみの供給に切り替え、以後、走行中において、第1燃料と第2燃料を設定時間毎に切り替えて交互に供給する手段を備えたことを特徴とするエンジンの燃料供給装置である。
請求項1記載の発明によれば、エンジンの始動時にはガソリン燃料によりエンジンの始動性を確保でき、エンジンのアイドル及び低負荷領域ではLPG燃料やCNG燃料によるクリーンな排ガス性能が得られる。
また、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では、ガソリン燃料のみの供給に比べて第2燃料の使用によるクリーンな排ガス性能を得ることができるとともに、第1燃料であるガソリン燃料を使用することにより、第2燃料のみを使用するものに比べて、ガソリンの長期不使用による劣化を防止でき、かつ、潤滑性に乏しい第2燃料の連続使用によるエンジンバルブシート部などの摩耗を防止することができる。更に、第1燃料と第2燃料を同時にインジェクタにより噴射供給することにより、両燃料の霧化が良くなる。
請求項2記載の発明のように、第1燃料と第2燃料の割合を設定することにより、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域での前記の効果を最良にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、前記請求項1の発明を達成し、かつ、前記の効果を発揮できるエンジンの燃料供給装置を提供できる。
請求項4記載の発明によれば、前記請求項2の発明を達成し、かつ、前記の効果を発揮できるエンジンの燃料供給装置を提供できる。
請求項5記載の発明によれば、エンジンの始動時にはガソリン燃料によるエンジンの始動性を確保でき、エンジンの暖機後の走行中においては第1燃料と第2燃料を設定時間毎に切り替えて交互に供給するため、前記請求項1と同様な効果を発揮することができ、かつ、第1燃料と第2燃料が相互に平均して使用されるため、両燃料タンクの容量を小さくして車両搭載性の向上を図ることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5の発明を達成し、かつ、前記の効果を発揮できるエンジンの燃料供給装置を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態について図に示す実施例により説明する。
図1に示すシステム図において、エンジン1への吸気通路2は、エアクリーナ3から吸気された空気が、エアフローメータ4、スロットルバルブ5、チャンバ6を通じてエンジン1へ供給されるように形成されている。
前記チャンバ6の下流の吸気通路2には、ガソリン燃料である第1燃料を噴射供給する第1インジェクタ7と、LPG燃料又はCNG燃料である第2燃料を噴射供給する第2インジェクタ8が設けられている。
前記第1インジェクタ7には、ガソリンタンク9内に備えられた燃料ポンプ10から圧送されたガソリン燃料が、第1燃料供給路11を通じて供給されるようになっている。また、第1インジェクタ7からの余剰燃料は、リターン路12を通じて燃料タンク9内に戻されるようになっている。
前記第2インジェクタ8には、LPG燃料又はCNG燃料の液体状の第2燃料を貯蔵する第2燃料タンク13から、第2燃料供給路14を通じて加圧された液体状の第2燃料が供給されるようになっている。該第2燃料供給路14には、第1遮断弁15、第2遮断弁16が設けられているとともに、第2燃料の圧力を検知する圧力センサ17と第2燃料の温度を検知する燃温センサ18が設けられている。更に、第2インジェクタ8からの余剰燃料は、リターン路19とプレッシャレギュレータ20を通じて第2燃料タンク13内に戻されるようになっている。
前記エンジン1には水温センサ21が設けられている。更に、エンジン1からの排気管にはO2センサ22が設けられている。
前記ポンプ10の駆動と停止及び第1インジェクタ7の開閉駆動はECU(エンジンコントロールコンピュータ)23により制御されるようになっている。ポンプ10及び第1インジェクタ7からECU23への回路は、第2燃料コントロールコンピュータ26へ、リレー24,25を介して接続されており、ECU23からの信号によって第1燃料が供給されているときに、第2燃料コントロールコンピュータ26からの指令によって、ECU23からの信号をカットし、第1燃料の供給を停止するようになっている。
前記第2インジェクタ8の開閉駆動及び第1遮断弁15及び第2遮断弁16の開閉駆動は第2燃料コントロールコンピュータ26により制御されるようになっている。更に、前記圧力センサ17及び燃温センサ18の信号が第2燃料コントロールコンピュータ(ECU)26に入力され、この信号が第2インジェクタ8の開閉制御に周知の如く加味される。
なお、ECU23は元来のガソリン車に搭載されているECUであり、このECUにてエンジン運転条件に合ったガソリン噴射量を噴射するために各入力信号を基にして演算処理を行いガソリン用インジェクタ(第1インジェクタ)7駆動信号を出力するものである。また、ECU26はECU23で演算したガソリン用インジェクタ(第1インジェクタ)7の駆動信号をECU26へ入力してその時の第2燃料の性状に合った第2インジェクタ8の駆動信号に演算するようになっている。このため、ECU23からECU26へは気筒数分のガソリン用インジェクタの駆動信号A〜Dを入力するようになっている。
前記チャンバ6には吸気圧センサ27が設けられて吸気負圧を検出するようになっており、該吸気圧センサ27の信号は前記第2燃料コントロールコンピュータ26(ECU)に入力される。また、エンジンの回転を計測する回転計28の回転信号も第2燃料コントロールコンピュータ26に入力されるようになっている。
29はガソリンシステム選択スイッチである。
次に、前記のシステムによる燃料供給方法の第1実施例を図2に示すフローチャートにより説明する。
本第1実施例は、第1燃料と第2燃料の供給量(噴射量)の比(割合)を制御して燃料を供給する方法である。
エンジン始動時にイグニッションスイッチをオン作動(ステップ101)すると、燃料ポンプ10が駆動して第1燃料供給系が開となるとともに、第2燃料供給路14に設けられた遮断弁15が開作動し、遮断弁16が閉作動して第2燃料供給系が閉じられる(ステップ102)。
エンジンをスタートさせると(ステップ103)、第1インジェクタ7が駆動されて第1燃料が第1インジェクタ7から噴射され、第1燃料の供給が開始される。なお、第2燃料供給路14は閉状態にあり、第2燃料の供給は停止状態にある(ステップ104)。そのため、エンジン始動は第1燃料であるガソリン燃料のみで行われる。
エンジンの駆動後、水温センサ21によりエンジン冷却水が検知され、その信号に基づいてECU23により暖機完了か否かの判断がなされる(ステップ105)。なお、例えば水温が80℃で暖機完了と判定する。
暖機が完了すると、吸気圧センサ27とECU23により、エンジンがアイドル状態か低負荷領域かの判断を行う(ステップ106)。例えば、吸気負圧が40kpa未満の場合にはアイドル及び低負荷領域と判断し、40〜60kpa未満の場合には中負荷領域と判断し、60kpa以上で高負荷領域と判断する。
ステップ106でアイドル状態或いは低負荷領域と判断された場合には、燃料ポンプ10及び第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料の供給を停止するとともに、第2燃料供給路14の遮断弁16を開作動し(遮断弁15は開状態)、第2インジェクタ8を駆動して第2燃料の噴射供給を開始する(ステップ107)。したがって、このアイドル及び低負荷領域では、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料のみの噴射供給となり、第1燃料と第2燃料との割合は0:10となる(ステップ108)。そして、アイドル及び低負荷領域での継続中はステップ106に戻る。このように、アイドル及び低負荷領域では第2燃料のみが噴射供給されるため、クリーンな排ガス状態が得られる。
前記ステップ106において、アイドル及び低負荷領域ではないと判断された場合はステップ109において、中負荷領域か高負荷領域かが判断される。
ステップ109で中負荷領域或いは高負荷領域と判断されると、燃料ポンプ10と第1インジェクタ7が駆動して第1燃料が噴射供給され、第2燃料供給路14が前記の開状態において第2インジェクタ8も駆動されて第2燃料も噴射供給される(ステップ110)。
このとき、第1インジェクタ7による第1燃料の供給量(噴射量)と第2インジェクタ8による第2燃料の供給量(噴射量)の割合(比)は、第1燃料:第2燃料=1:9〜2:8の割合とする。この燃料供給の割合は、第1インジェクタ7の開弁時間と第2インジェクタ8の開弁時間をECU23と第2燃料コントロールコンピュータ26により制御して行う。すなわち、第1インジェクタ7の1回の噴射の開弁時間を短くし、第2インジェクタ8の1回の噴射の開弁時間を長くする(ステップ111)。
この中負荷領域及び高負荷領域においてはガソリンである第1燃料がエンジンに供給されるため、ガソリンの長期不使用によるガソリンの劣化を防止できるとともに、潤滑性に乏しいLPG燃料やCNG燃料のみの連続使用によるエンジンバルブシート部などの摩耗を防止することができる。
また、この中負荷領域及び高負荷領域においては、第1燃料と第2燃料とが同時に噴射され、かつ、第2燃料の燃圧が第1燃料の液圧よりも大きいことから、第1燃料(ガソリン燃料)に第2燃料(LPG燃料またはCNG燃料)が衝突したり、或いは衝突しなくても互いに噴霧が干渉しあって両燃料の霧化がよくなる。
前記中負荷領域或いは高負荷領域が継続している間は、ステップ106、ステップ109〜ステップ111をくり返す。
次に、中負荷領域或いは高負荷領域外と判断した場合はステップ112によりエンジン停止か否かを判断する。
エンジンが停止した場合は、ポンプ10を停止し、第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料の噴射供給を停止し、かつ、遮断弁16を閉作動するとともに第2インジェクタ8の駆動を停止して第2燃料の噴射供給を停止する(ステップ113)。
また、ステップ112によりエンジンが停止されていないと判断した場合には、前記ステップ106に戻る。
次に、前記システムによる燃料供給方法の第2実施例を図3に示すフローチャートにより説明する。
本第2実施例は、第1燃料と第2燃料の供給を交互に切り替えて行う方法である。
エンジン始動時にイグニッションスイッチをオン作動(ステップ101)すると、燃料ポンプ10が駆動して第1燃料供給系が開となるとともに、第2燃料供給路14に設けられた遮断弁15が開作動し、遮断弁16が閉作動して第2燃料供給系が閉じられる(ステップ102)。
エンジンをスタートすると(ステップ103)、第1インジェクタ7が駆動されて第1燃料が第1インジェクタ7から噴射され、第1燃料の供給が開始される。なお、第2燃料供給路14は閉状態にあり、第2燃料の供給は停止状態にある(ステップ104)。そのため、エンジン始動は第1燃料であるガソリン燃料のみで行われる。
エンジンの駆動後、水温センサ21によりエンジン冷却水が検知され、その信号に基づいてECU23により暖機完了か否かの判断がなされる(ステップ105)。なお、例えば水温が80℃で暖機完了と判定する。
暖機完了(ステップ105)後は、ポンプ10及び第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料(ガソリン燃料)の噴射供給を停止するとともに、遮断弁15と遮断弁16を開弁して第2インジェクタ8を駆動し、第2燃料(LPG燃料またはCNG燃料)の噴射供給を開始する(ステップ115)。
この第2燃料の噴射供給開始から設定時間T1が経過したか否かをECU23内に設けたタイマ(図示せず)で判断する(ステップ116)。この設定時間T1はタンクの容量などにより所望に設定するものであるが、例えば数十分とする。この設定時間T1が経過した後にエンジンがアイドル状態であるか否かを判断する(ステップ117)。例えば、吸気負圧が40kpa未満の場合はアイドル状態と判断する。アイドル状態である場合はステップ116に戻る。したがって、暖機完了から設定時間T1の間、及び該設定時間T1後もアイドル状態である場合はその間まで第2燃料(LPG燃料またはCNG燃料)のみが第2インジェクタ8から噴射供給され、クリーンな排ガス性能が得られる。
前記設定時間T1が経過し、かつ、アイドル状態ではない場合は、ECU23により走行中か否かを判断する(ステップ118)。
走行中ではなく、エンジンが停止と判断された場合は、遮断弁16を閉弁するとともに第2インジェクタ8の駆動を停止して第2燃料の噴射供給を停止する(ステップ119)。
前記設定時間T1が経過し、かつ、走行中と判断した場合は、ポンプ10及び第1インジェクタ7を駆動して第1燃料の噴射供給を開始するとともに遮断弁16を閉作動し、第2インジェクタ8の駆動を停止して第2燃料の噴射供給を停止する(ステップ120)。
これにより、第2燃料の噴射供給から第1燃料の噴射供給に切り替えられる。
この燃料切り替え後、アイドル状態か否かを判断し(ステップ121)、アイドル状態である場合には、ポンプ10及び第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料の噴射供給を停止するとともに、遮断弁16を開作動し、第2インジェクタ8を駆動して第2燃料の噴射供給を開始する(ステップ122)。
これにより、第1燃料の噴射供給から第2燃料の噴射供給に切り替えられる。
この第2燃料供給開始後、設定時間T1が経過したか否かをECU23内のタイマ(図示せず)により判断する(ステップ123)。この設定時間T1は前記の設定時間T1と同等の時間である。この設定時間T1が経過しない間は第2燃料のみが噴射供給される。
この設定時間T1が経過すると、前記ステップ116に戻り、前記のステップをくり返す。
次に、前記ステップ121において、アイドル状態ではないと判断した場合には、ECU23により走行中か否かを判断し(ステップ124)、走行中である場合には、前記ステップ120における第1燃料供給開始時点から設定時間T2が経過したか否かをECU23のタイマ(図示せず)により判断する(ステップ125)。この設定時間T2は所望に設定するものであるが、例えば数十分とする。
前記経過時間T2が経過しない間はステップ121に戻る。
前記経過時間T2が経過した場合には、ポンプ10及び第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料の噴射供給を停止するとともに、遮断弁16を開弁し第2インジェクタ8を駆動して第2燃料の噴射供給を開始する(ステップ126)。
これにより、第1燃料の噴射供給から第2燃料の噴射供給に切り替えられる。
その後は、ステップ116に戻り、前記のステップを繰り返し、走行中は、第1燃料と第2燃料を交互に切り替えて噴射供給する。
また、前記ステップ124において、走行中ではなくECU23によりエンジンが停止されたと判断された場合には、ポンプ10と第1インジェクタ7の駆動を停止して第1燃料の噴射供給を停止する(ステップ127)。
本第2実施例においては、第1燃料(ガソリン燃料)と第2燃料(LPG燃料またはCNG燃料)が設定時間を経過する毎に交互に切り替えられて噴射供給されるため、第2燃料のみ噴射供給する間においてはクリーンな排ガス性能が得られる。
また、第1燃料も間欠的に設定時間噴射供給されるため、第1燃料(ガソリン)の長期不使用による劣化を防止できるとともに、潤滑性に乏しいLPG燃料やCNG燃料のみの連続使用によるエンジンバルブシート部などの摩耗を防止することができる。
更に、第1燃料と第2燃料を設定時間にて交互に使用するので、両燃料の消費を平均化でき、両燃料タンクの容量を小さくでき、燃料タンクの車両搭載性が向上する。
本発明の実施例を示すシステム図。 本発明の燃料供給方法の第1実施例を示すフローチャート。 本発明の燃料供給方法の第2実施例を示すフローチャート。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気通路
7 第1燃料用の第1インジェクタ
8 第2燃料用の第2インジェクタ
9 第1燃料タンク
13 第2燃料タンク
15 遮断弁
16 遮断弁
21 水温センサ
23 ECU
26 第2燃料コントロールコンピュータ
27 吸気圧センサ

Claims (6)

  1. ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給方法において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給し、エンジンのアイドル及び低負荷領域では第2燃料のみを供給し、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では第1燃料と第2燃料を供給することを特徴とするエンジンの燃料供給方法。
  2. 前記エンジンの中負荷領域及び高負荷領域での第1燃料と第2燃料の供給量の割合を、第1燃料:第2燃料=1:9〜2:8に設定した請求項1記載のエンジンの燃料供給方法。
  3. ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給装置において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給する手段と、エンジンのアイドル及び低負荷領域では第2燃料のみを供給する手段と、エンジンの中負荷領域及び高負荷領域では第1燃料と第2燃料を供給する手段を備えたことを特徴とするエンジンの燃料供給装置。
  4. 前記エンジンの中負荷領域及び高負荷領域での第1燃料と第2燃料の供給量の割合を、第1燃料:第2燃料=1:9〜2:8に設定する手段を設けた請求項3記載のエンジンの燃料供給装置。
  5. ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給方法において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給し、エンジンの暖機完了と判断されると第2燃料のみの供給に切り替え、該第2燃料の供給開始から設定時間経過後に第1燃料のみの供給に切り替え、該切り替えられた第1燃料の供給開始から設定時間経過後に第2燃料のみの供給に切り替え、以後、走行中において、第1燃料と第2燃料を設定時間毎に切り替えて交互に供給するようにしたことを特徴とするエンジンの燃料供給方法。
  6. ガソリン燃料である第1燃料と、LPG燃料またはCNG燃料である第2燃料を用いるエンジンの燃料供給装置において、エンジンの始動時には第1燃料のみを供給する手段と、エンジンの暖機完了と判断されると第2燃料のみの供給に切り替える手段と、この第2燃料の供給開始から設定時間経過後に第1燃料のみの供給に切り替える手段と、この切り替えられた第1燃料の供給開始から設定時間経過後に第2燃料のみの供給に切り替え、以後、走行中において、第1燃料と第2燃料を設定時間毎に切り替えて交互に供給する手段を備えたことを特徴とするエンジンの燃料供給装置。
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