JP4894009B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4894009B2
JP4894009B2 JP2007149425A JP2007149425A JP4894009B2 JP 4894009 B2 JP4894009 B2 JP 4894009B2 JP 2007149425 A JP2007149425 A JP 2007149425A JP 2007149425 A JP2007149425 A JP 2007149425A JP 4894009 B2 JP4894009 B2 JP 4894009B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power semiconductor
semiconductor element
command
current
tup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007149425A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008306791A (ja
Inventor
浩之 岡部
基信 上甲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007149425A priority Critical patent/JP4894009B2/ja
Publication of JP2008306791A publication Critical patent/JP2008306791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4894009B2 publication Critical patent/JP4894009B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、パワー半導体素子を駆動する半導体装置に関する。
IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のパワー半導体素子を駆動制御するIPM(Intelligent Power Module)等の半導体装置が開発されている。
たとえば、特許文献1には、以下のような半導体装置が開示されている。すなわち、電力半導体素子を駆動制御するための複数の電力制御用半導体モジュールが並列に接続されてなる電力用半導体装置において、一方の電力制御用半導体モジュールにおいて発生される所定の起動信号に基づいて、所定の通信信号を他方の電力制御用半導体モジュールに送信する送信手段と、他方の電力制御用半導体モジュールにおいて上記送信された通信信号を受信し、上記受信された通信信号に基づいて当該他方の電力制御用半導体モジュールの駆動制御動作を制御する受信手段とを備える。
また、特許文献2には、以下のような半導体装置が開示されている。すなわち、IGBT等の電力半導体ダイと、該電力半導体ダイ用の制御回路半導体デバイスと、該制御回路半導体デバイスに制御電力を供給する局部電力供給要素とを同一の絶縁ハウジングに収容する。
また、特許文献3には、以下のような半導体装置が開示されている。すなわち、所定の電力半導体素子に該半導体素子保護用の回路が組み込まれてなる電力制御用インテリジェントパワーモジュールにおいて、それぞれエミッタからコレクタへ順方向をなすように接続されるダイオードを有し、互いに並列に接続された少なくとも一対の電力半導体素子と、上記各半導体素子に対応して設けられ、該半導体素子のエミッタ側に接続されるシャント抵抗を含む半導体素子電流検出用の回路構成と、上記各電流検出用の回路構成により検出される電流値を合成した上で、モジュール外部の制御回路へ出力する合成部とを備える。
また、特許文献4には、以下のような半導体装置が開示されている。すなわち、上下アームにそれぞれ設けられた一対の電力用半導体素子と、これらの電力用半導体素子を駆動する駆動回路とを備えた電力用半導体モジュールにおいて、一方のアームの電力用半導体素子の出力電流がほぼ零になったことを検出する電流零検出手段と、電流零検出手段の出力信号と他方のアームの電力用半導体素子に対するオン指令とを用いて、他方のアームの電力用半導体素子に対する実際の駆動信号を生成する駆動信号生成手段とを備える。
特開2006−238635号公報 特開平10−144863号公報 特開2003−9509号公報 特開2002−204581号公報
ところで、IPMでは、たとえば2個のIGBTが直列接続されており、あるタイミングにおいて少なくともいずれか一方のIGBTがオフ状態に制御される。そして、これらのIGBTは、負バイアスレスで駆動される。すなわち、たとえば0〜15Vの駆動電圧がIGBTのゲートに供給される。このため、IGBTへ回生電流が流れるとき、IGBTの帰還容量によってIGBTのゲート−エミッタ間に誘起電圧が発生することにより、本来オフ状態であるはずのIGBTが誤ってオン状態となる場合がある。これにより、2個のIGBTを通して瞬時電流が流れるため、電力ロスが増大してしまう。
また、IGBTへ回生電流が流れる場合に、IGBTのゲートへ不要なオン制御電圧が入力されると、IGBTのコレクタ−エミッタ間電圧が大きくなるため、IGBTの帰還容量が大きくなる。そうすると、IGBTの容量に残留する電荷が多くなるため、IGBTのゲート−エミッタ間に発生する誘起電圧がさらに大きくなる。そうすると、2個のIGBTを通して流れる瞬時電流がさらに大きくなるため、電力ロスがさらに増大してしまう。
しかしながら、特許文献1〜特許文献4記載の半導体装置では、このような問題点を解決するための構成を備えていない。
それゆえに、本発明の目的は、電力ロスを低減することが可能な半導体装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる半導体装置は、直列接続され、第1のモードおよび第2のモードにおいて各々に対してオン指令およびオフ指令が排他的に出力され、かつ誘導性負荷に結合される第1パワー半導体素子および第2パワー半導体素子を備え、第1のモードにおいて第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、第1パワー半導体素子と誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が形成され、第2のモードにおいて第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、第1パワー半導体素子と誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が遮断され、さらに、第2のモードにおいては、第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず第1パワー半導体素子をオフ状態とする制御を行なう駆動制御回路を備える。この駆動制御回路は、第1パワー半導体素子に対するオン指令を受けて、第1パワー半導体素子をオン状態とするための制御電圧を第1パワー半導体素子の制御電極に供給する制御電圧生成回路と、第1パワー半導体素子を通して流れる電流を検出する電流検出回路とを含む。制御電圧生成回路は、第1パワー半導体素子に対するオフ指令がオン指令に切り替わってから所定時間経過した後に第1パワー半導体素子を通して流れる電流が所定値未満である場合には、第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず第1パワー半導体素子をオフ状態とするための制御電圧を第1パワー半導体素子の制御電極に供給する。
またこの発明のさらに別の局面に係わる半導体装置は、直列接続され、第1のモードおよび第2のモードにおいて各々に対してオン指令およびオフ指令が排他的に出力され、かつ誘導性負荷に結合される第1パワー半導体素子および第2パワー半導体素子を駆動する半導体装置であって、第1のモードにおいて第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、第1パワー半導体素子と誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が形成され、第2のモードにおいて第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、第1パワー半導体素子と誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が遮断され、第2のモードにおいては、第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず第1パワー半導体素子をオフ状態とする制御を行なう駆動制御回路を備える。この駆動制御回路は、第1パワー半導体素子に対するオン指令を受けて、第1パワー半導体素子をオン状態とするための制御電圧を第1パワー半導体素子の制御電極に供給する制御電圧生成回路と、第1パワー半導体素子を通して流れる電流を検出する電流検出回路とを含む。制御電圧生成回路は、第1パワー半導体素子に対するオフ指令がオン指令に切り替わってから所定時間経過した後に第1パワー半導体素子を通して流れる電流が所定値未満である場合には、第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず第1パワー半導体素子をオフ状態とするための制御電圧を第1パワー半導体素子の制御電極に供給する。
本発明によれば、電力ロスを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
図1を参照して、半導体装置101は、コンバータ部1と、インバータ部2と、駆動制御部3と、PWM(Pulse Width Modulation)信号生成部4と、コンデンサC1とを備える。
インバータ部2は、たとえばIGBTであるパワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNと、ダイオードDUP,DUN,DVP,DVN,DWP,DWNとを含む。駆動制御部3は、駆動制御回路GUP,GUN,GVP,GVN,GWP,GWNを含む。パワー半導体素子TUP,TUNはU相に対応し、パワー半導体素子TVP,TVNはV相に対応し、パワー半導体素子TWP,TWNはW相に対応する。また、パワー半導体素子TUP,TVP,TWPをそれぞれ上アーム半導体素子と称し、パワー半導体素子TUN,TVN,TWNをそれぞれ下アーム半導体素子と称する。
ダイオードDUP,DUN,DVP,DVN,DWP,DWNのカソードがパワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNのコレクタにそれぞれ接続される。また、ダイオードDUP,DUN,DVP,DVN,DWP,DWNのアノードがパワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNのエミッタにそれぞれ接続される。
コンバータ部1は、交流電源PSから供給される交流電圧を直流電圧に変換してコンデンサC1へ出力する。
インバータ部2は、コンデンサC1に蓄えられた電荷に基づいて交流電圧を生成し、誘導モータ51へ出力する。
誘導モータ51はたとえば三相交流誘導モータであり、三相コイルであるコイルLU,LV,LWを含む。誘導モータ51は、インバータ部2から受けた交流電圧に基づいて駆動される。なお、半導体装置101の負荷は、誘導モータに限定されるものではなく、誘導性負荷であればよい。
PWM信号生成部4は、インバータ部2の生成する交流電圧の振幅および周波数を制御する。すなわち、PWM信号生成部4は、パワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNに対するオン指令およびオフ指令、すなわち各トランジスタのオン状態およびオフ状態をそれぞれ制御するためのPWM制御信号UP1,UN1,VP1,VN1,WP1,WN1を駆動制御部3へ出力する。
駆動制御部3における駆動制御回路GUP,GUN,GVP,GVN,GWP,GWNは、PWM信号生成部4から受けたPWM制御信号に基づいて、パワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNの制御電極にそれぞれPWM制御電圧UP2,UN2,VP2,VN2,WP2,WN2を供給する。
図2は、本発明の実施の形態に係る半導体装置におけるPWM制御信号の一例を示すタイムチャートである。図2において、U−Vは図1に示す接続点Uおよび接続点V間の電圧であり、V−Wは図1に示す接続点Vおよび接続点W間の電圧であり、W−Uは図1に示す接続点Wおよび接続点U間の電圧である。
図2を参照して、半導体装置101は、120°ずつ位相のずれた交流電流をコイルLV,LU,LWにそれぞれ供給することにより、誘導モータ51において回転磁界を発生する。すなわち、パワー半導体素子TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWNは、360°を1サイクルとして、1サイクル中の少なくとも120°のオン期間において論理Hレベルおよび論理Lレベルを繰り返すPWM制御電圧を受ける。PWM信号生成部4は、ある相の上アーム半導体素子に対応する駆動制御回路へPWM制御信号を出力している場合には、他の相のいずれかの下アーム半導体素子に対応する駆動制御回路へPWM制御信号を出力する。
ここで、PWM信号生成部4は、上記120°のオン期間において上アーム半導体素子に対応する駆動制御回路および下アーム半導体素子に対応する駆動制御回路へ相補なPWM制御信号を出力する、すなわち上アーム半導体素子および下アーム半導体素子に対してオン指令およびオフ指令を排他的に与える。このような構成により、インバータ部2における6個のパワー半導体素子に対するPWM制御信号をそれぞれ生成する必要がなくなり、回路構成の簡易化を図ることができる。たとえば、PWM信号生成部4は、PWM制御信号UP1,VP1,WP1を生成する回路と、PWM制御信号UP1,VP1,WP1の論理レベルを反転させるNOT回路とを含み、これらのNOT回路の出力をPWM制御信号UN1,VN1,WN1として出力する。
半導体装置101における各パワー半導体素子は、それぞれ3つのモードを有する。すなわち、モードM1においては、パワー半導体素子は駆動制御回路からPWM制御電圧を受け、かつそのパワー半導体素子と誘導モータ51とを通して電流を流すための電流経路が形成される。モードM2においては、パワー半導体素子は駆動制御回路からPWM制御電圧を受け、かつそのパワー半導体素子と誘導モータ51とを通して電流を流すための電流経路が遮断される。モードM3においては、パワー半導体素子は駆動制御回路からPWM制御電圧を受けない。
したがって、モードM2における点線の丸印で囲んだPWM制御信号は、本来パワー半導体素子にとって不要なオン指令を含む信号である。
次に、パワー半導体素子に不要なオン指令が与えられた場合に生じる問題について説明する。ここでは、半導体装置101が駆動制御部3を備えず、パワー半導体素子がPWM信号生成部4からPWM制御信号を直接制御電圧として受けて駆動されると仮定した場合について説明する。
図3は、パワー半導体素子TUPおよびTUNにおける電流および電圧を示す波形図である。図3は、パワー半導体素子TUPのモードがM2である場合について示している。
図3において、VGEUPはパワー半導体素子TUPのゲート−エミッタ間電圧の波形であり、VGEUNはパワー半導体素子TUNのゲート−エミッタ間電圧の波形である。また、ICUNAは、パワー半導体素子TUPのモードM2においてパワー半導体素子TUPに対して不要なオン指令が与えられた場合においてパワー半導体素子TUPおよびTUNを通して流れる電流である。また、ICUNBは、パワー半導体素子TUPのモードM2においてパワー半導体素子TUPに対して不要なオン指令が与えられなかった場合においてパワー半導体素子TUPおよびTUNを通して流れる電流である。また、ICUPは誘導モータ51からパワー半導体素子TUPへ流れる回生電流である。たとえば、パワー半導体素子TUNがオン状態からオフ状態に遷移すると、誘導モータ51からパワー半導体素子TUPへ回生電流が流れる。この回生電流は、パワー半導体素子TUPに並列接続されるダイオードDUPを通して流れる。
図3を参照して、パワー半導体素子TUPのモードM2においては、パワー半導体素子TUNはモードM1であるためPWM信号生成部4からPWM制御信号を受ける。一方、パワー半導体素子TUPは、PWM信号生成部4からパワー半導体素子TUNに対するPWM制御信号の論理レベルが反転したPWM制御信号を受ける(波形VGEUPおよび波形VGEUN)。
ここで、パワー半導体素子TUPおよびTUNは、負バイアスレスで駆動される、たとえば0〜15Vの駆動電圧がパワー半導体素子TUPおよびTUNのゲートに供給される。このため、誘導モータ51からパワー半導体素子TUPへ回生電流が流れるとき(波形ICUP)、パワー半導体素子TUPの帰還容量によってパワー半導体素子TUPのゲート−エミッタ間に誘起電圧が発生することにより、本来オフ状態であるタイミングにおいてパワー半導体素子TUPが誤ってオン状態となる場合がある。これにより、パワー半導体素子TUPおよびTUNを通して瞬時電流が流れるため、電力ロスが増大してしまう。
そして、誘導モータ51からパワー半導体素子TUPへ回生電流が流れる場合に(波形ICUP)、パワー半導体素子TUPのゲートへ不要なオン制御電圧が入力されると、パワー半導体素子TUPのコレクタ−エミッタ間電圧が大きくなるため、パワー半導体素子TUPの帰還容量が大きくなる。そうすると、パワー半導体素子TUPの容量に残留する電荷が多くなるため、パワー半導体素子TUPのゲート−エミッタ間に発生する誘起電圧がさらに大きくなる。そうすると、パワー半導体素子TUPおよびTUNを通して流れる瞬時電流がさらに大きくなるため、電力ロスがさらに増大してしまう(波形ICUNA)。
これに対して、誘導モータ51からパワー半導体素子TUPへ回生電流が流れる場合に(波形ICUP)、パワー半導体素子TUPのゲートへ不要なオン制御電圧が出力されないときには、パワー半導体素子TUPの帰還容量に起因するパワー半導体素子TUPのゲート−エミッタ間における誘起電圧の増大が生じず、パワー半導体素子TUPおよびTUNを通して流れる瞬時電流が大きくならないため、電力ロスが電流量Aから電流量Bに低減される(波形ICUNB)。
そこで、本発明の実施の形態に係る半導体装置では、駆動制御回路は、対応のパワー半導体素子のモードM2においては、PWM信号生成部4からのオン指令に関わらず対応のパワー半導体素子をオフ状態とする制御を行なう。
図4は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の構成を示す図である。図4では、駆動制御回路GUP,GUNおよびこれらの対応回路を示す。駆動制御回路GUNの詳細な構成については駆動制御回路GUPと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。また、駆動制御回路GVP,GVN,GWP,GWNについては駆動制御回路GUP,GUNと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
図4を参照して、駆動制御回路GUPは、制御電圧生成回路21と、電流検出回路22と、カプラCPRとを含む。制御電圧生成回路21は、駆動回路11と、バッファ12と、フィルタ回路13と、ANDゲートG1と、EXNORゲートG2と、NOTゲートG3とを含む。フィルタ回路13は、抵抗R11と、コンデンサC11とを含む。電流検出回路22は、電流検出用抵抗R1と、コンパレータ14とを含む。
電流検出用抵抗R1の第1端がパワー半導体素子TUPの電流検出用エミッタに接続され、第2端が接地電圧の供給される接地電圧ノードに接続される。ダイオードDUPのアノードがパワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタに接続され、ダイオードDUPのカソードがパワー半導体素子TUPのコレクタに接続される。パワー半導体素子の電流検出用エミッタには、パワー半導体素子の電流出力用エミッタから流れる電流に対応する電流が流れる。
コンパレータ14の非反転入力端子に電流検出用抵抗R1の第1端が接続され、反転入力端子に基準電圧VREFが供給される。
電流検出回路22は、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流を検出する。より詳細には、コンパレータ14は、パワー半導体素子TUPの電流検出用エミッタから出力される電流によって電流検出用抵抗R1の第1端に現われる電圧と基準電圧VREFとを比較し、比較結果に基づいて論理Hレベルまたは論理Lレベルの検出信号をEXNORゲートG2へ出力する。すなわち、電流検出回路22は、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値未満である場合には論理Lレベルの検出信号をEXNORゲートG2へ出力し、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値より大きい場合には論理Hレベルの検出信号をEXNORゲートG2へ出力する。
制御電圧生成回路21は、PWM信号生成部4から受けたPWM制御信号および電流検出回路22から受けた検出信号に基づいて、パワー半導体素子TUPをオン状態またはオフ状態とするためのPWM制御電圧UP2をパワー半導体素子TUPのゲートに供給する。より詳細には、NOTゲートG3は、PWM信号生成部4から受けたPWM制御信号の論理レベルを反転して出力する。EXNORゲートG2は、NOTゲートG3から受けた信号および電流検出回路22から受けた検出信号に基づいて、PWM信号生成部4からのオン指令をマスクするためのマスク信号を出力する。フィルタ回路13は、EXNORゲートG2から受けたマスク信号をなまらせる、すなわち、EXNORゲートG2から受けたマスク信号のうち、所定周波数以上の周波数成分を減衰させる。ANDゲートG1は、NOTゲートG3から受けた信号とフィルタ回路13およびバッファ12を介して受けたマスク信号とに基づいて、論理Hレベルまたは論理Lレベルの信号を出力する。駆動回路11は、ANDゲートG1から論理Hレベルの信号を受けた場合にはパワー半導体素子TUPのゲートへ駆動電圧を供給し、ANDゲートG1から論理Lレベルの信号を受けた場合にはパワー半導体素子TUPのゲートへの駆動電圧の供給を停止する。
カプラCPRは、上アーム半導体素子のエミッタおよび下アーム半導体素子のエミッタの基準電位の相違による影響を排除するために設けられる。
図5は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路GUPのモードM1における動作を示すタイムチャートである。図5において、a〜gの各波形は、それぞれ図4に示すノードa〜gにおける電圧波形である。
モードM1においては、パワー半導体素子TUPおよび誘導モータ51を通して電流を流すための電流経路が形成されている。
このため、PWM信号生成部4からのPWM制御信号UP1がオン指令を表わす論理Lレベルになると、パワー半導体素子TUPを通して電流が流れることから、電流検出用抵抗R1の第1端における電圧が徐々に上昇する(波形b)。
ここで、PWM制御信号UP1がオフ指令からオン指令すなわち論理Hレベルから論理Lレベルに切り替わってから時間T1を経過するまでは、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値未満であるため、電流検出回路22は論理Lレベルの検出信号を出力する(波形c)。そうすると、EXNORゲートG2は、パワー半導体素子TUPに対するオン指令をマスクするためのマスク信号を出力する(波形d)。しかしながら、論理Lレベルであるマスク信号はフィルタ回路13によって高周波成分が減衰されるため(波形e)、フィルタ回路13を通過した信号はバッファ12によって論理Lレベルではなく論理Hレベルであると判定される(波形f)。したがって、ANDゲートG1においてPWM制御信号のオン指令はマスクされることなくパワー半導体素子TUPに伝達され、パワー半導体素子TUPはオン状態となる(波形g)。
そして、PWM制御信号UP1がオフ指令からオン指令に切り替わってから時間T1を経過した後は、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値より大きくなるため、電流検出回路22は論理Hレベルの検出信号を出力する(波形c)。そうすると、EXNORゲートG2は、マスク信号を出力しない(波形d)。したがって、モードM1においては、パワー半導体素子TUPに対するオン指令はそのままパワー半導体素子TUPに伝達されるため、パワー半導体素子TUPはPWM信号生成部4のオン指令どおりにオン状態となり、誘導モータ51に電流を供給することができる。
図6は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路のモードM2における動作を示すタイムチャートである。図6において、a〜gの各波形は、それぞれ図4に示すノードa〜gにおける電圧波形である。
モードM2においては、パワー半導体素子TUPおよび誘導モータ51を通して電流を流すための電流経路が遮断されている。
このため、PWM信号生成部4からのPWM制御信号UP1がオン指令を表わす論理Lレベルになっても、パワー半導体素子TUPを通して電流が流れないことから、電流検出用抵抗R1の第1端における電圧はLレベルのままである(波形b)。
ここで、パワー半導体素子TUPのモードM2において、パワー半導体素子TUPにオン指令が与えられているときには、図2で示したようにパワー半導体素子TVNにオン指令が与えられているが、パワー半導体素子TUP、誘導モータ51、およびパワー半導体素子TVNを通して電流は流れない。これは、パワー半導体素子TUNがオン状態からオフ状態に切り替わると、ダイオードDVN、誘導モータ51およびダイオードDUPを通して回生電流が流れるため、オン状態であるパワー半導体素子TUPおよびTVNを通して電流が流れないからである。
パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値未満であるため、電流検出回路22は論理Lレベルの検出信号を出力する(波形c)。そうすると、EXNORゲートG2は、パワー半導体素子TUPに対するオン指令をマスクするためのマスク信号を出力する(波形d)。ここで、論理Lレベルであるマスク信号はフィルタ回路13によって高周波成分が減衰されるため(波形e)、フィルタ回路13を通過した信号は緩やかに論理Hレベルから論理Lレベルへ遷移する。このため、PWM制御信号UP1がオフ指令からオン指令に切り替わってから時間T2を経過するまでは、フィルタ回路13を通過した信号はバッファ12によって論理Lレベルではなく論理Hレベルであると判定される(波形f)。したがって、ANDゲートG1においてPWM制御信号のオン指令はマスクされることなくパワー半導体素子TUPに伝達され、パワー半導体素子TUPはオン状態となる(波形g)。そして、PWM制御信号UP1がオフ指令からオン指令に切り替わってから時間T2を経過すると、フィルタ回路13を通過した信号は論理Lレベルとなる。そうすると、バッファ12から論理Lレベルの信号が出力されるため、ANDゲートG1においてオン指令がマスクされる。すなわち、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路は、モードM2において、オン指令に関わらずパワー半導体素子TUPをオフ状態とすることができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る半導体装置では、パワー半導体素子への不要なオン指令に起因する電力ロスを低減することができる。
なお、時間T2は、フィルタ回路13がEXNORゲートG2の出力信号が論理Hレベルから論理Lレベルに切り替わった時から、フィルタ回路13を通過した信号をバッファ12が論理Lレベルであると判定するまでの時間である。この時間T2は、フィルタ回路13の時定数に対応している。また、時間T1は、PWM制御信号UP1がオフ指令からオン指令に切り替わってから、パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が所定値より大きくなるまでの時間である。フィルタ回路13は、T1よりも時間T2が長くなるような時定数を有する。
図7は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す図である。図7を参照して、半導体装置101は、パワー半導体素子としてMOS(Metal Oxide Semiconductor)−FET(Field Effect Transistor)を備える。
ここで、MOS−FETのオン状態におけるドレイン−ソース間電圧は、IGBTのオン状態におけるコレクタ−エミッタ間電圧と比べて小さい。したがって、この変形例では、オン状態およびオフ状態の切り替えの際に発生する電力ロスをさらに低減することができる。
図8は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す図である。図8を参照して、駆動制御回路GUPは、電流検出回路22の代わりに電流検出回路32を備える。
電流検出回路32は、コンパレータ14と、電流検出トランスCTとを含む。電流検出トランスCTの第1端がコンパレータ14の非反転入力端子に接続され、第2端が接地電圧の供給される接地電圧ノードに接続される。電流検出トランスCTは、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタおよびダイオードDUPのアノードの接続点と、誘導モータ51との間の電流経路に沿って配置される。
コンパレータ14は、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタから出力される電流によって電流検出トランスCTの第1端に現われる電圧と基準電圧VREFとを比較し、比較結果に基づいて論理Hレベルまたは論理Lレベルの検出信号をEXNORゲートG2へ出力する。
図9は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例のモードM2における動作を示すタイムチャートである。図9において、a〜gの各波形は、それぞれ図8に示すノードa〜gにおける電圧波形である。
図9を参照して、モードM2においては、前述のようにパワー半導体素子TUNがオン状態からオフ状態に切り替わると、ダイオードDVN、誘導モータ51およびダイオードDUPを通して電流INと逆方向の回生電流IMが流れる。ここで、電流INはモードM1におけるパワー半導体素子TUPから出力される電流である。
モードM2においては、PWM信号生成部4からのPWM制御信号UP1がオン指令を表わす論理Lレベルになっても、電流検出トランスCTを通して回生電流IMが流れることから、電流検出トランスCTの第1端における電圧は負電圧レベルである(波形b)。
パワー半導体素子TUPを通して流れる電流が負電圧すなわち所定値未満であるため、電流検出回路32は論理Lレベルの検出信号を出力する(波形c)。そうすると、EXNORゲートG2は、パワー半導体素子TUPに対するオン指令をマスクするためのマスク信号を出力する(波形d)。
その他の動作は図5および図6と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。このように、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタからの出力電流を検出する構成により、電流検出精度の向上を図ることができる。
図10は、本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す回路図である。図10を参照して、駆動制御回路GUPは、電流検出回路22の代わりに電流検出回路42を備える。
電流検出回路42は、コンパレータ14と、電流検出トランスCTとを含む。電流検出トランスCTの第1端がコンパレータ14の非反転入力端子に接続され、第2端が接地電圧の供給される接地電圧ノードに接続される。電流検出トランスCTは、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタと、ダイオードDUPのアノードとの間の電流経路に沿って配置される。
コンパレータ14は、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタから出力される電流によって電流検出トランスCTの第1端に現われる電圧と基準電圧VREFとを比較し、比較結果に基づいて論理Hレベルまたは論理Lレベルの検出信号をEXNORゲートG2へ出力する。
電流検出トランスCTの第1端に現われる電圧は、図4に示す電流検出用抵抗R1の第1端に現われる電圧と同様であるため、この変形例の動作を示すタイムチャートは図5および図6と同様である。このように、パワー半導体素子TUPの電流出力用エミッタからの出力電流を検出する構成により、電流検出精度の向上を図ることができる。
なお、その他の変形例として、半導体装置101は、パワー半導体素子およびダイオードの代わりにRC(Reverse Conducting:逆導通)−IGBTを備える構成であってもよい。RC−IGBTは、IGBTと、ダイオードとを1チップ化したものである。このような構成により、半導体装置101の製造コストを低減することができる。
また、駆動制御部3およびPWM信号生成部4は、1個の集積回路で形成される構成であってもよい。このような構成により、半導体装置101の製造不良率の低減を図ることができる。また、半導体装置101の加工時間の短縮を図ることができる。
さらに、駆動制御部3およびPWM信号生成部4は、1個のHV−IC(High Voltage-IC:高耐圧集積回路)で形成される構成であってもよい。このような構成により、駆動制御回路におけるカプラが不要となるため、半導体装置101の低コスト化を図ることができる。
また、コンバータ部1と、インバータ部2と、駆動制御部3と、PWM信号生成部4とが、1個のモジュールで形成される構成であってもよい。すなわち、コンバータ部1と、インバータ部2と、駆動制御部3と、PWM信号生成部4とがプリント基板において形成され、互いに結線され、ケースに収められ、かつ外部との電気信号を入出力するための端子がこのケースに設けられる構成であってもよい。このような構成により、電流検出回路22による電流検出精度の向上を図ることができる。また、半導体装置101の製造不良率の低減を図ることができる。また、半導体装置101の加工時間の短縮を図ることができる。また、半導体装置101の小型化を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置におけるPWM制御信号の一例を示すタイムチャートである。 パワー半導体素子TUPおよびTUNにおける電流および電圧を示す波形図である。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路GUPのモードM1における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路のモードM2における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例のモードM2における動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施の形態に係る駆動制御回路の変形例の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 コンバータ部、2 インバータ部、3 駆動制御部、4 PWM信号生成部、101 半導体装置、11 駆動回路、12 バッファ、13 フィルタ回路、14 コンパレータ、21 制御電圧生成回路、22,32,42 電流検出回路、C1,C11 コンデンサ、TUP,TUN,TVP,TVN,TWP,TWN パワー半導体素子、DUP,DUN,DVP,DVN,DWP,DWN ダイオード、GUP,GUN,GVP,GVN,GWP,GWN 駆動制御回路、G1 ANDゲート、G2 EXNORゲート、G3 NOTゲート、R1 電流検出用抵抗、R11 抵抗、CPR カプラ、CT 電流検出トランス。

Claims (10)

  1. 直列接続され、第1のモードおよび第2のモードにおいて各々に対してオン指令およびオフ指令が排他的に出力され、かつ誘導性負荷に結合される第1パワー半導体素子および第2パワー半導体素子を備え、
    前記第1のモードにおいて前記第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、前記第1パワー半導体素子と前記誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が形成され、前記第2のモードにおいて前記第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、前記第1パワー半導体素子と前記誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が遮断され、
    さらに、
    前記第2のモードにおいては、前記第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず前記第1パワー半導体素子をオフ状態とする制御を行なう駆動制御回路を備え
    前記駆動制御回路は、
    前記第1パワー半導体素子に対するオン指令を受けて、前記第1パワー半導体素子をオン状態とするための制御電圧を前記第1パワー半導体素子の制御電極に供給する制御電圧生成回路と、
    前記第1パワー半導体素子を通して流れる電流を検出する電流検出回路とを含み、
    前記制御電圧生成回路は、前記第1パワー半導体素子に対するオフ指令がオン指令に切り替わってから所定時間経過した後に前記第1パワー半導体素子を通して流れる電流が所定値未満である場合には、前記第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず前記第1パワー半導体素子をオフ状態とするための制御電圧を前記第1パワー半導体素子の制御電極に供給する半導体装置。
  2. 前記電流検出回路は、電流検出トランスを含む請求項記載の半導体装置。
  3. 前記誘導性負荷は3個のコイルを含む三相交流モータであり、
    前記第1パワー半導体素子および前記第2パワー半導体素子の接続点が前記三相交流モータのコイルのいずれかに結合される請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記第1パワー半導体素子および前記第2パワー半導体素子はIGBTである請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記第1パワー半導体素子および前記第2パワー半導体素子はRC−IGBTである請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記第1パワー半導体素子および前記第2パワー半導体素子はMOS−FETである請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記駆動制御回路は、1個の集積回路で形成される請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記駆動制御回路は、1個のHV−ICで形成される請求項記載の半導体装置。
  9. 前記駆動制御回路、前記第1パワー半導体素子および前記第2パワー半導体素子は1個のモジュールで形成される請求項1記載の半導体装置。
  10. 直列接続され、第1のモードおよび第2のモードにおいて各々に対してオン指令およびオフ指令が排他的に出力され、かつ誘導性負荷に結合される第1パワー半導体素子および第2パワー半導体素子を駆動する半導体装置であって、
    前記第1のモードにおいて前記第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、前記第1パワー半導体素子と前記誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が形成され、前記第2のモードにおいて前記第1パワー半導体素子がオン状態の場合には、前記第1パワー半導体素子と前記誘導性負荷とを通して電流を流すための電流経路が遮断され、
    前記第2のモードにおいては、前記第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず前記第1パワー半導体素子をオフ状態とする制御を行なう駆動制御回路を備え
    前記駆動制御回路は、
    前記第1パワー半導体素子に対するオン指令を受けて、前記第1パワー半導体素子をオン状態とするための制御電圧を前記第1パワー半導体素子の制御電極に供給する制御電圧生成回路と、
    前記第1パワー半導体素子を通して流れる電流を検出する電流検出回路とを含み、
    前記制御電圧生成回路は、前記第1パワー半導体素子に対するオフ指令がオン指令に切り替わってから所定時間経過した後に前記第1パワー半導体素子を通して流れる電流が所定値未満である場合には、前記第1パワー半導体素子に対するオン指令に関わらず前記第1パワー半導体素子をオフ状態とするための制御電圧を前記第1パワー半導体素子の制御電極に供給する半導体装置。
JP2007149425A 2007-06-05 2007-06-05 半導体装置 Active JP4894009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149425A JP4894009B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149425A JP4894009B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008306791A JP2008306791A (ja) 2008-12-18
JP4894009B2 true JP4894009B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=40235009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149425A Active JP4894009B2 (ja) 2007-06-05 2007-06-05 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4894009B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5303495B2 (ja) * 2010-03-09 2013-10-02 矢崎総業株式会社 電磁誘導負荷の制御装置
JP2012090435A (ja) 2010-10-20 2012-05-10 Mitsubishi Electric Corp 駆動回路及びこれを備える半導体装置
JP6238284B2 (ja) * 2013-10-22 2017-11-29 株式会社Ihiエアロスペース インバータ装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2940843B2 (ja) * 1992-01-23 1999-08-25 三菱電機株式会社 過電流保護方法及びその装置及び過電流検出装置
JP2001327171A (ja) * 2000-05-11 2001-11-22 Fuji Electric Co Ltd パワー半導体モジュールおよび高耐圧ic
JP3627649B2 (ja) * 2000-11-29 2005-03-09 日産自動車株式会社 電流制御型素子用駆動装置
JP2007064542A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Hitachi Ltd 冷凍装置及びそれに用いられるインバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008306791A (ja) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4380726B2 (ja) ブリッジ回路における縦型mosfet制御方法
US6501321B2 (en) Level shift circuit
WO2012153836A1 (ja) スイッチング回路及び半導体モジュール
EP3687066B1 (en) Low power cycle to cycle bit transfer in gate drivers
JP6471895B2 (ja) 駆動装置、電力変換装置
WO2016038717A1 (ja) 自己消弧型半導体素子の短絡保護回路
JP2003052178A (ja) 3レベルインバータ装置
CN110022078B (zh) 电力变换装置
WO2018230196A1 (ja) 駆動装置及び電力変換装置
EP3937361B1 (en) Control circuit, voltage source circuit, drive device, and drive method
CN113676029A (zh) 一种基于igbt的有源钳位电路
US8994437B2 (en) Semiconductor device and circuit for controlling potential of gate of insulated gate type switching device
JP4894009B2 (ja) 半導体装置
JP2007037255A (ja) 電圧駆動型半導体スイッチング素子の駆動方法
CN108418187B (zh) 一种功率变换电路及其驱动电路和输出短路保护方法
CN111527684A (zh) 驱动电路内置型功率模块
US7075271B2 (en) Power controlling apparatus with power converting circuit
JP2011229011A (ja) スイッチングトランジスタの制御回路およびそれを用いた電力変換装置
JP5298557B2 (ja) 電圧駆動型半導体素子のゲート駆動装置
JP3900178B2 (ja) レベルシフト回路
EP3934077B1 (en) Power device and electrical appliance
WO2023062745A1 (ja) 電力用半導体素子の駆動回路、電力用半導体モジュール、および電力変換装置
JP3819807B2 (ja) 絶縁駆動型インバータ装置
US20220140748A1 (en) Semiconductor device and inverter device
JP6399019B2 (ja) ゲート電圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4894009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250