JP4893947B2 - 半導体装置用テープキャリアの製造方法 - Google Patents
半導体装置用テープキャリアの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4893947B2 JP4893947B2 JP2007038110A JP2007038110A JP4893947B2 JP 4893947 B2 JP4893947 B2 JP 4893947B2 JP 2007038110 A JP2007038110 A JP 2007038110A JP 2007038110 A JP2007038110 A JP 2007038110A JP 4893947 B2 JP4893947 B2 JP 4893947B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- inspection
- wiring
- resist
- tape carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Wire Bonding (AREA)
Description
そのようなCOF用TABテープは、ポリイミド樹脂フィルムからなる絶縁性基板51の片面上に、Cr等(図示省略)を介してCuめっきなどにより銅層52を形成し、他の片面上には、製造工程中における搬送を容易なものとするために、接着剤層等(図示省略)を介して補強フィルム53を貼り付けたものを用意し、フォトエッチングプロセスを用いたサブトラクティブ法により銅層52をパターン加工することによって、その配線パターンを中心とした主要部が製造される。
またその他にも、上記のような超微細配線パターンの安定的な作製を可能とするべく種々の技術開発・研究や提案が行われている(特許文献2参照)。
図1は、この半導体装置用テープキャリアの製造方法における主要な各工程を示す断面図、図2は、その主要な流れを示す図、図3は、この製造方法で用いられるレジスト露光用マスクのマスクパターンを示す図、図4は、図3に示したマスクパターンのうち、配線レジストパターンの部分(a)および検査用レジストパターンの部分(b)を、特に抽出し拡大して示す図、図5は、本発明の実施例で確認された工程能力Cpk向上の具体的数値を示す図である。
絶縁性フィルム基板1は、例えばポリイミド樹脂フィルムなどからなる一般的な材質のもので構わない。銅層2は、絶縁性フィルム基板1の表面上に、例えばCrスパッタ層(図示省略)を介して銅めっきなどにより形成することが可能である。
また、一般に半導体装置用テープキャリアは屈曲させて使用される場合が多いので、この銅付絶縁基材4においても、絶縁性フィルム基板1の厚さを50μm以下とすることが望ましく、さらには38μm以下とすることが望ましい。
検査用レジストパターン8は、図3に示したレジスト露光用マスクの検査用レジストマスクパターン12を転写してなるもので、一つの配線領域9に対してその左右にそれぞれ所定の個数ずつ、後の工程で実装搬送用送り穴10が形成される位置に配置されている。この検査用レジストパターン8は、図4(b)に示したように、配線レジストパターン7の最小パターン幅よりも小さい(未満の)幅の縦方向パターンおよび横方向パターンを有するように設定されており、この検査用レジストパターン8を用いて配線レジストパターン7の寸法精度(あるいは寸法信頼性)の検査を簡易かつ高い信頼性で行うことができるものとなっている。また、後の工程で実装搬送用送り穴10が形成される位置に配置するようにしているので、この検査用レジストパターン8を設けることに起因して配線領域9の面積が犠牲になることを実質的に回避することができるようになっている。
すなわち、まず検査用レジストパターン8のパターン幅を測定する(図2のS6)。そしてその測定されたパターン幅が所定の寸法精度許容範囲内(寸法の管理規格値の上限と下限との間の範囲内)にあるか否かを判定する(図2のS7)。このとき検査用レジストパターン8のパターン幅が所定の寸法精度許容範囲内にあった場合には(図2のS7のYES)、配線領域9内の配線レジストパターン7の寸法精度が所定の許容範囲内にあるものと見做して、そのとき検査したレジストパターン付き半導体装置用テープキャリアを、次工程であるエッチング工程へと投入する(図2のS9)。
こうして再び現像して得られたレジストパターンのうちから検査用レジストパターン8のパターン幅をまた測定し(図2のS6)、それが所定の寸法精度許容範囲内にあった場合には(図2のS7のYES)、そのとき検査したレジストパターン付きの半導体装置用テープキャリアを、次工程であるエッチング工程へと投入する(図2のS9)。
従って、測定された検査用パターン14のパターン幅が、所定の寸法精度許容範囲内にあった場合には(図2のS12のYES)、配線領域9内の配線パターン13の寸法精度が所定の許容範囲内にあるものと見做して、そのとき検査した半導体装置用テープキャリアを良品と判定し、次工程である実装搬送用送り穴(実装用PH)打ち抜き工程へと投入する(図2のS13)。
そして最終検査等を経て(図2のS18)、良品の半導体装置用テープキャリアが製品として出荷される(図2のS19)。
絶縁性フィルム基板1は、厚さを38μmとし、その全体の幅を158mmとした。そして銅層2の厚さを12μmとした。
配線領域9における配線パターン13のパターン幅は、実配線でいわゆるパターンルールを30μmピッチ(配線形成後のパターン幅/ギャップ=15μm/15μm)に設定した。その配線パターン13の最小パターン幅は8μmに設定した。そしてそれに対応して、検査用レジストパターン8のパターン幅を7μmに設定した。
他方、比較例として、検査用レジストパターン8や検査用パターン14を有さない、従来の製造方法による半導体装置用テープキャリアを作製した。
この比較実験における配線パターン13の規格管理値については、パターン幅のターゲット寸法を15μmとし、許容誤差を5μm(レンジで10μm)とした。なお、比較例については、検査用レジストパターン8を有していないので、現像後の配線レジストパターンを数箇所測定し、所定の寸法精度許容範囲内に適合したものについてエッチング加工して配線パターンを形成し、その寸法を測定した。
ここで、工程能力Cpkとしては、配線パターン13について、上限側(管理規格上限値−測定値の平均値/3σ)と下限側(管理規格下限値−測定値の平均値/3σ)とを算出し、そのうちの低い方の値とすることなどが可能である。一般に、Cpkの値が1.33以上であれば、工程能力が高く、安定的な工程であると判定することができる。
このように、本実施例の製造方法によれば、工程能力を大幅に向上させることが可能となることが確認された。
また、検査用パターン14を用いた検査を省略することも可能である。但しその場合には、エッチング加工によって得られた配線パターン13の寸法検査は別の方法で行うか、またはその検査自体を省略することになることは云うまでもない。
また、検査用レジストパターン8および検査用パターン14の形状は、上記のような直線状のみには限定されず、その他にも種々の形状が可能であることは勿論である。
2 銅層
3 補強用フィルム
4 銅付絶縁基材
5 製造用搬送送り穴
6 レジスト膜
7 配線レジストパターン
8 検査用レジストパターン
9 配線領域
10 実装搬送用送り穴
13 配線パターン
14 検査用パターン
Claims (5)
- 絶縁性フィルム基板上に形成された銅層上に液状レジストを塗付してレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜を露光し、現像して、配線パターン形成用の配線レジストパターンを形成すると共に、前記配線レジストパターンの最小パターン幅よりも小さいパターン幅を有する検査用レジストパターンを形成する工程と、
前記検査用レジストパターンを用いて前記配線レジストパターンの寸法検査を行う工程と、
前記配線レジストパターンをエッチングレジストとして用いたエッチングプロセスにより前記銅層をパターン加工して、配線パターンを形成する工程と、
前記エッチングプロセスにより前記検査用レジストパターンに従って前記銅層をパターン加工して検査用パターンを形成し、当該検査用パターンを用いて前記配線パターンの寸法検査を行う工程と
を含むことを特徴とする半導体装置用テープキャリアの製造方法。 - 請求項1記載の半導体装置用テープキャリアの製造方法において、
前記配線パターンを形成した後、前記絶縁性フィルム基板に実装搬送用送り穴をプレス加工によって打ち抜いて形成する工程を、さらに含むと共に、
前記検査用レジストパターンを、前記実装搬送用送り穴が形成される位置に設けておき、前記検査用レジストパターンに従って形成された前記検査用パターンを、前記プレス加工による前記実装搬送用送り穴の打ち抜きと共に除去する
ことを特徴とする半導体装置用テープキャリアの製造方法。 - 請求項1または2に記載の半導体装置用テープキャリアの製造方法において、
前記配線レジストパターンの寸法検査で規格外と判定された場合には、当該規格外の半導体装置用テープキャリア上のレジストパターンを一旦除去して、再度前記レジスト膜の形成、露光、現像、検査を行う
ことを特徴とする半導体装置用テープキャリアの製造方法。 - 請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の半導体装置用テープキャリアの製造方法において、
前記銅層の厚さを12μm以下とする
ことを特徴とする半導体装置用テープキャリアの製造方法。 - 請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の半導体装置用テープキャリアの製造方法において、
前記レジスト膜の露光を、投影露光装置によって行う
ことを特徴とする半導体装置用テープキャリアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007038110A JP4893947B2 (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007038110A JP4893947B2 (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008205103A JP2008205103A (ja) | 2008-09-04 |
JP4893947B2 true JP4893947B2 (ja) | 2012-03-07 |
Family
ID=39782318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007038110A Expired - Fee Related JP4893947B2 (ja) | 2007-02-19 | 2007-02-19 | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4893947B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104899366B (zh) * | 2015-05-28 | 2017-12-08 | 苏州波特尼电气系统有限公司 | 一种线束制板的制作方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6343392A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-02-24 | セイコーエプソン株式会社 | 回路基板の製造方法 |
JPH06196529A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 2層tabの製造方法 |
JP3328858B2 (ja) * | 1993-12-16 | 2002-09-30 | 三菱瓦斯化学株式会社 | プリント配線板の製造法および現像液 |
JP2003017830A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Nitto Denko Corp | 配線回路基板の製造方法および検査方法 |
JP2003140335A (ja) * | 2001-11-02 | 2003-05-14 | Asahi Kasei Corp | 感光性樹脂積層体及びその用途 |
-
2007
- 2007-02-19 JP JP2007038110A patent/JP4893947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008205103A (ja) | 2008-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100614864B1 (ko) | 프린트 배선판 및 반도체 장치 | |
US7358619B2 (en) | Tape carrier for TAB | |
US20070087457A1 (en) | Method for inspecting and mending defect of photo-resist and manufacturing process of printed circuit board | |
JP2003258395A (ja) | 配線基板及びテープ状配線基板の製造方法 | |
US20080223612A1 (en) | Wiring substrate and manufacturing method thereof | |
CN101022699A (zh) | 布线电路基板及其制造方法 | |
JPH1041634A (ja) | 多層パターン形成方法および電子部品 | |
US20030178724A1 (en) | Film carrier tape for mounting electronic devices thereon and method of manufacturing the same | |
US7795722B2 (en) | Substrate strip and substrate structure and method for manufacturing the same | |
JP4893947B2 (ja) | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 | |
US20060054349A1 (en) | Cof film carrier tape and its manufacturing method | |
JP3628273B2 (ja) | 多条電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法 | |
JP4752788B2 (ja) | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 | |
US7560650B2 (en) | Substrate structure and method for manufacturing the same | |
JP4645908B2 (ja) | 半導体装置用テープキャリアの製造方法 | |
JPH1027950A (ja) | プリント配線板 | |
CN110797323A (zh) | 一种cof卷带及其制造方法 | |
JP2010192610A (ja) | 多面付け現像パターン形成済プリント配線板用基材の製造方法および検査方法、多面付けプリント配線板の製造方法および検査方法、半導体装置の製造方法、ならびに露光マスク | |
KR100599549B1 (ko) | 전자부품 실장용 필름 캐리어 테이프 | |
JP7002238B2 (ja) | 配線基板用テープ基材、及び配線基板用テープ基材の製造方法 | |
JP2010135461A (ja) | 電子部品実装用フィルムキャリアテープの製造方法 | |
JP2003258405A (ja) | 配線基板の製造方法及び製造装置 | |
KR20230102925A (ko) | 인쇄회로기판 및 그 제조 방법 | |
JP2006156856A (ja) | Cofテープの製造方法、およびcofテープ | |
KR100660154B1 (ko) | 필름 캐리어 테이프의 제조 방법 및 그 제조 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |