JP4893551B2 - セミフィニッシュトレンズブランク及びその製造方法並びに眼鏡レンズ - Google Patents

セミフィニッシュトレンズブランク及びその製造方法並びに眼鏡レンズ Download PDF

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本発明は、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム等のそり角が大きい眼鏡フレームに組み込まれる眼鏡レンズのレンズ生地として用いられるセミフィニッシュトレンズブランク及びその製造方法並びに当該レンズブランクから得られる眼鏡レンズに関する。
近年、主にスポーツ用のサングラスとして、ラップアラウンド型の眼鏡フレームが用いられるようになってきている。図9に、眼鏡レンズ100を組み込んだラップアラウンド型の眼鏡フレーム200の一例の水平概略断面図を示す。図9に示すように、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム200は、そり角が大きく顔に沿うように曲がっているため、顔の側面までレンズがあり、視野が広いという特長がある。そのため、スポーツ時の保護眼鏡、眼球保護などの眼鏡としてスポーツ選手に愛用されている。
しかしながら、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム200は、組み込まれるレンズ100の横幅が通常の眼鏡よりかなり長くなる。また、図9に示すように、通常の遠方視の視線である視軸が通過する位置から鼻側の端縁までの鼻側長さと視軸が通過する位置から耳側の端縁までの耳側長さの差が通常の眼鏡レンズより大きい。
そのため、一方の面を切削・研削、研磨するために最終のレンズより厚めに成形され、一面側が成形型の転写により光学的に仕上げられたセミフィニッシュトレンズブランク(以下、単にセミフィニッシュともいう)をレンズ生地として、一方の面を切削・研削、研磨加工後、玉型加工でラップアラウンド型の眼鏡フレームに合う眼鏡レンズを製造しようとすると、通常の眼鏡用のセミフィニッシュトレンズブランクでは径が小さすぎて必要な玉型形状を確保できないという問題が生じる場合がある。
図10(a)に示すように、単焦点レンズの生地として用いられるセミフィニッシュトレンズブランクの前面(物体側の面)の幾何中心に基準点としてのフィッティングポイントが存在する。図10(b)に示すように、ラップアラウンド型の眼鏡フレームに組み込まれるように玉型加工された眼鏡レンズ100は、横長でしかも耳側の部分が大きいため、通常の眼鏡用のセミフィニッシュトレンズブランクの径では耳側の端部がはみ出てラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合するレンズの玉型形状を確保できない場合がある。
図10に示すように、通常の眼鏡用のセミフィニッシュトレンズブランクより径が大きいセミフィニッシュトレンズブランクを成形することにより、ラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合するレンズ100の玉型形状を確保することができるが、鼻側の部分に使われないで削り取られる広い部分が存在し、材料の大きな無駄により、大幅なコストアップになってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、通常の眼鏡レンズ用の径のセミフィニッシュトレンズブランクでラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズの玉型形状を確保することができるセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、通常の眼鏡レンズ用の径でありながらラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズの玉型形状を確保することができるセミフィニッシュトレンズブランクを提供することを目的とする。
更に、本発明は、通常の眼鏡レンズ用の径のセミフィニッシュトレンズブランクからそり角が大きい眼鏡フレームに組み込むことができる眼鏡レンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1に、球面の光学凸面を有する第1成形型と球面の光学凹面を有する第2成形型とを、成形しようとするセミフィニッシュトレンズブランクが前記第1成形型の幾何中心と前記第2成形型の幾何中心とをつなぐ線である幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するように前記光学凸面と前記光学凹面とを対向配置して成形することを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法を提供する。
本発明は、そり角が大きいラップアラウンド型の眼鏡フレームに組み込まれる眼鏡レンズでは基準点であるフィッティングポイントが幾何中心から鼻側へ偏位している偏心レンズであることに着目してなされたものである。即ち、セミフィニッシュトレンズブランクの注型成形の際に、レンズブランクの凸面と凹面とを成形する成形型のそれぞれの光学中心をずらして偏心させ、結果的に、それぞれの成形型の幾何中心相互をつなぐ幾何中心線において得られるセミフィニッシュトレンズブランクにプリズム屈折力を与えるように成形型を配置して成形することにより、通常の眼鏡レンズ用の径のセミフィニッシュトレンズブランクでそり角が大きいラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズの玉型形状を確保することができるようになった。なお、単焦点のセミフィニッシュトレンズブランクの注型成形では、幾何中心にプリズム屈折力を与えることはありえない。
本発明は、第2に、上記第1のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、前記プリズム屈折力をセミフィニッシュトレンズブランクの幾何中心からのフィッティングポイントの偏心量で表すと、1〜 15mmの範囲であることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法を提供する。
両面が球面のセミフィニッシュトレンズブランクでは、幾何中心からのフィッティングポイントのずれ量、即ち偏心量は、光学的に幾何中心におけるプリズム屈折力で表すことができ、その偏心量は1〜 15mmの範囲に収まる。
本発明は、第3に、上記第2のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、
前記偏心量は、瞳孔間距離Xと左右の眼鏡レンズの鼻側端縁間の距離のブリッジ長Yで表される以下の式(1)を満たすパラメータAと、フレームそり角と、眼鏡レンズの曲率とによって確定されることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法を提供する。
A=(X−Y)/2 ・・・(1)
上記(1)式を満たすパラメータAを使用することで、フレームそり角とレンズの曲率を用いて偏心量を確定することができる。
瞳孔間距離X、ブリッジ長Y、フレームそり角、およびレンズの曲率は眼鏡のフレームとレンズの形状によるものであるので、それぞれの形状のフレームやレンズに応じた偏心量を求めることができる。
本発明は、第4に、上記第1から第3のいずれかのセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、前記第1成形型と前記第2成形型とがガラス製であり、かつ、それぞれの非成形面が光学面に形成され、これらの非成形面が前記幾何中心線を対称軸とする回転対称面であることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法を提供する。
凸面と凹面を成形する2枚の成形型を組み立てた後、これらの成形型で成形されるセミフィニッシュトレンズブランクが幾何中心線上において所定のプリズム屈折力を有することになるかどうかの判定は、2枚の成形型それぞれの両面を鏡面研磨したガラス型を用い、かつ2枚の成形型のそれぞれ外面側の非成形面が幾何中心線を対称軸とする回転対称面であると、2枚の成形型をレンズとして幾何中心線上での透過光のプリズム屈折力を測定することにより可能となる。
本発明は、第5に、凸面と凹面の両面が球面で構成され、前記凸面の幾何中心と前記凹面の幾何中心とを結ぶ線上においてプリズム屈折力を有することを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクを提供する。
凸面と凹面の両面が球面で構成され、幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するセミフィニッシュトレンズブランクは、幾何中心からフィッティングポイントがずれている偏心レンズであり、偏心レンズであるそり角が大きい眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズに必要な領域を通常の径においても確保することが可能となる。
本発明は、第6に、そり角が200°以上の眼鏡フレームに組み込まれる眼鏡レンズであって、前記眼鏡レンズの一方の面の幾何中心と他方の面の幾何中心とを結ぶ線上においてプリズム屈折力を有すると共に両面が球面で構成されるセミフィニッシュトレンズブランクの眼球側の面が研磨されて形成されたことを特徴とする眼鏡レンズを提供する。
両面が球面で構成され、幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するセミフィニッシュトレンズブランクは、幾何中心からフィッティングポイントがずれている偏心レンズブランクであり、この偏心レンズブランクの眼球側の面を研磨することにより、そり角が200°以上と大きい眼鏡フレームに適合する偏心レンズの眼鏡レンズに形成することが可能となる。
以下、本発明のセミフィニッシュトレンズブランク及びその製造方法並びに眼鏡レンズの実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の眼鏡レンズ1は、凸面の前面(外面又は物体側屈折面)11と凹面の後面(内面又は眼球側屈折面)12を有するメニスカスレンズである。また、そり角が200°以上のそり角が大きいラップアラウンド型等の眼鏡フレームに適合するように、前面の幾何中心(2つの水平接線から等距離にある線と2つの垂直接線から等距離にある線との交点をいう)からフィッティングポイントが鼻側へ所定の距離(偏心量)で偏位している偏心レンズである。フィッティングポイントではプリズム屈折力はほぼゼロであるが、玉型加工する前の幾何中心線(レンズの一方の面の幾何中心と他方の面の幾何中心とを結ぶ線の延長線)においては偏心量に応じたプリズム屈折力を有する。
この眼鏡レンズ1の前面11は、例えば球面であり、後面12は、例えば視軸が通るアイポイントを境にそり角によって生じる乱視の作用やプリズムの作用を打ち消すような補正が施された非球面に形成されている。図1に示す眼鏡レンズ1はマイナスレンズといわれる発散レンズであるが、プラスレンズといわれる集束レンズでも勿論よい。
この眼鏡レンズ1は、破線で示すセミフィニッシュトレンズブランク2をレンズ生地としてその内面側を切削・研削加工し、鏡面研磨し、眼鏡レンズとして必要な処理が施され、更に玉型加工して製造されている。
図2を参照して、そり角が200°以上の眼鏡フレームに組み込まれた眼鏡レンズの偏心量について説明する。図2は、ラップアラウンド型の眼鏡フレーム200に玉型加工した左右の眼鏡レンズ1を組み込んだ状態を模式的に示す水平方向の断面図である。
眼鏡フレーム200のそり角とは、図2に示すように、左右リム面のなす角度を示し、180°未満の場合を内ぞりの状態、180°より大の場合を外ぞりの状態と呼ぶ。本発明の眼鏡レンズ1は、そり角が200°以上の外ぞり状態の眼鏡フレームに適合する。市販されているラップアラウンド型の眼鏡フレームのそり角は、概ね200〜 250°の範囲である。そり角が200°以上の眼鏡フレームには、ラップアラウンド型の眼鏡フレームの他、水中眼鏡、保護用眼鏡等がある。
そり角が200°以上の眼鏡フレーム200は、図2に示すように、顔に沿うように曲がっているため、眼鏡レンズ1が視軸に対して傾斜した状態で固定されている。視軸は、目の高さにある真っ直ぐ前方の物体を注視しているときの目が見ている方向である。そり角が200°以上の眼鏡フレーム200に組み込まれる眼鏡レンズ1は、通常の眼鏡レンズよりも曲率が大きいものが必要で、物体側の屈折面の曲率は、屈折率1.53の媒質における屈折力で表すと、通常5ディオプトリ以上であり、6〜 12ディオプトリの範囲が一般的である。
図2に示すように、眼鏡レンズ1の幾何中心線から水平方向の両端縁までの鼻側と耳側の距離Lは均等である。水平方向の両端縁間の距離は玉型幅2Lである。視軸は幾何中心線から鼻側の端縁側へ寄った位置にあり、視軸が眼鏡レンズ内面と交差する点に対応する前面の位置が基準点としてのフィッティングポイントである。従って、幾何中心線からフィッティングポイントまでの水平方向の距離が偏心量である。眼鏡レンズ1の偏心量は、瞳孔間距離、左右の眼鏡レンズの鼻側端縁間の距離のブリッジ長、そり角、眼鏡レンズの前面側の曲率などによって変動する。
偏心量は、以下のようにして確定する。
図6に示すように、眼鏡レンズ1の瞳孔間距離Xとブリッジ長Yにより、パラメータAの長さが決まる(A=(X−Y)/2)。そして、A、フレームそり角、およびレンズの曲率により、鼻側必要量と耳側必要量の長さが確定する。つまり、図6におけるフレームそり角をαとすると、このαと鼻側必要量lとは、次の式が成り立つ。
lcosθ≒A=(X−Y)/2
なお、lはレンズ曲率に関する補正を加えることで、正確な鼻側必要量と耳側必要量が確定される。
偏心量は、鼻側必要量と耳側必要量の差の1/2の長さである。
本実施形態のようなラップアラウンド型の眼鏡フレーム200の場合、鼻側必要量と耳側必要量の差が大きいため、求めた偏心量に一番近いセミフィニッシュトレンズを選択することになる。
このように、図2に示すようなそり角が200°を超える眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズは、偏心レンズである。セミフィニッシュトレンズブランク2のフィッティングポイントの位置は、図2に示すようなそり角が200°を超える眼鏡フレームに組み込んだ際にフレームと眼鏡レンズの幾何中心を合わせると所定のフィッティングポイントの位置に一致するように設定される。しかし、実際にはあらゆる偏心量のセミフィニッシュトレンズブランクを成形するのは実用的ではないので、一種類の偏心量のセミフィニッシュトレンズブランクである程度の幅の偏心量に対応することになる。
従来の単焦点眼鏡用のセミフィニッシュトレンズブランクでは、フィッティングポイントが前面の幾何中心と一致している。通常の径のセミフィニッシュトレンズブランクの例えば内面側を研磨加工し、レンズとして必要な加工処理を施し、眼鏡レンズのフィッティングポイントを視軸が通過する位置に設定して玉型加工すると、耳側の大きな面積部分を確保できないという問題が生じる場合がある。
そのため、本発明では、そり角が200°を超える眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズが偏心レンズであることに着目し、レンズ生地として使用されるセミフィニッシュトレンズブランク自体を偏心レンズとすることにより、そり角が大きい眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズに必要な玉型領域を通常の径においても確保することが可能となることを見い出したものである。両面が球面で構成されているレンズにおいて偏心レンズであることは、幾何中心線上においてプリズム屈折力を有し、コバ面の厚みに偏りがあることを意味する。
なお、両面が球面の単焦点レンズ用のセミフィニッシュトレンズブランクでは、幾何中心線上においてプリズム屈折力を付加することはなく、プリズム屈折力が存在していても製造誤差によるものであり、幾何中心線上においてプリズム屈折力を故意に付加することは当業者の常識外である。
プリズムと偏心量は次の式で表される関係にある。即ち、幾何中心線から離間した中心を有する傾斜した球面の中心と幾何中心とを結ぶ線と幾何中心線との角度をプリズム頂角θ、その球面の曲率半径をr、偏心量をdxで表すと、
Sinθ=dx/r
という関係が成立する。好ましいプリズム屈折力の範囲をセミフィニッシュトレンズブランクの幾何中心からのフィッティングポイントの偏心量で表すと、1〜 15mmの範囲、好ましくは3〜 10mmの範囲である。
幾何中心よりフィッティングポイントを偏位させた偏心レンズとしてのセミフィニッシュトレンズブランク2は、そり角が大きい眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズに近似した形状のレンズ生地となる。例えば、図3(a)に示すように、幾何中心とフィッティングポイントが一致する従来のセミフィニッシュトレンズブランクの形状は、幾何中心線を対称軸とする回転対称形であり、内面側が切削・研削加工により形状創成される。
図3(b)に示すように、幾何中心とフィッティングポイントが一致する幾何中心線を対称軸とする回転対称形の従来のセミフィニッシュトレンズブランクを幾何中心からフィッティングポイントを偏位させて内面側を破線で示すように切削・研削加工により形状創成すると、セミフィニッシュトレンズブランクにおける耳側の端部側の厚みがそり角が大きい眼鏡フレーム用の眼鏡レンズに必要な厚みに足りない場合が生じる。
図3(c)に示すように、幾何中心線からフィッティングポイントを偏位させて成形した本発明のセミフィニッシュトレンズブランク2では、厚みが偏り、フィッティングポイントを設定した位置の側の厚みが通常より減少し、フィッティングポイントから幾何中心線を挟んだ反対側の厚みが通常より増加する。そのため、そり角が大きい眼鏡フレームに合う眼鏡レンズの断面形状に近似した形状となる。その結果、破線で示すようにフィッティングポイントを通過し幾何中心線と平行な線上の一点を中心とするほぼ球面状に形状創成すると、セミフィニッシュトレンズブランクにおける耳側の端部側の厚みがそり角が大きい眼鏡フレーム用の眼鏡レンズに必要な厚みを充足し、通常の径でもそり角が大きい眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズを確保することができる。また、切削・研削量が少なくなり、加工時間の短縮、材料の無駄の低減が図られ、コストを低減することができる。
次に、本発明のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法について説明する。図4は、本発明の眼鏡レンズの製造工程の第1実施形態を示すフローチャートであり、それぞれ断面図である。セミフィニッシュトレンズブランクの注型成形では、第1成形型110と第2成形型120の2つの成形型を用いる。第1成形型110は、セミフィニッシュトレンズブランクの凹面側を成形する凸面111と非成形面の下面112とを有する。第2成形型120は、セミフィニッシュトレンズブランクの凸面側を成形する凹面121と非成形面の上面122とを有する。これらの第1成形型110、第2成形型120は、いずれも平面形は同一の直径の円形であり、側面はそれぞれ円柱面に形成された通常はガラス製である。
図4(a)に示す第1成形型110は、凸面111の成形面と底面112とが共に球面に形成され、厚みがほぼ均一で、凸面111だけでなく底面112も光学面に形成されているガラス型である。凸面111の球面の中心と底面112の球面の中心は共に幾何中心線上に存在し、凸面111の成形面と底面112がそれぞれ幾何中心線を対称軸とする回転対称面である。
第2成形型120は、凹面121の成形面と上面122とが共に球面に形成され、凹面121だけでなく上面122も光学面に形成されているガラス型である。上面122の球面の中心は幾何中心線上にあり、そのため幾何中心線を対称軸とする回転対称面である。凹面121の中心は幾何中心線から耳側へずれている傾斜した球面である。そのため、第2成形型120の厚みは均一ではなく、厚みに偏りがある。両面が球面で構成され、厚みに偏りがあると、レンズの幾何中心線上においては、プリズム屈折力が生じる。基準点としてレンズの前面上に設定されるフィッティングポイントは、第2成形型120の凹面121の幾何中心から離れた位置で第2成形型120の厚みが増している側の所定の位置に設定されている。また、第2成形型120の凹面121には、図示しないが基準のフィッティングポイントの位置を知らせるための隠しマークが例えばフィッティングポイントから等距離にある一直線上の両側に刻印され、セミフィニッシュトレンズブランク2の前面21に転写されるようになっている。
図4(b)に示すように、第1成形型110と第2成形型120とを、第1成形型110の凸面111と第2成形型120の凹面120とを対向させて所定距離離間させた状態で両方の型110,120の外形基準で側面が一致するように配置すると、互いの幾何中心線が一致して配置される。そして、第1成形型110と第2成形型120の位置を保ったままこれらの側面に跨るように粘着テープ130を一周以上巻き付け、第1成形型110と第2成形型120とを相互の位置を保ったまま固定すると同時に、第1成形型110と第2成形型120との間の空隙を粘着テープ130で封止してキャビティ140が形成され、レンズ注型用の成形型150が組み立てられる。キャビティ140の厚みは、成形されたセミフィニッシュトレンズブランクを削って作成するすべてのレンズの中心厚・コバ厚のうちの最大の場合を求め、その際の最大の中心厚と最大のコバ厚を満足するように規定される。
このように組み立てられた成形型150は、第1成形型110の下面112と凸面111及び第2成形型120の上面122が幾何中心線上に中心を有する球面であり、第2成形型120の凹面121の球面のみが幾何中心線上に中心が一致しない傾斜した球面である。
このような成形型150によって成形されるセミフィニッシュトレンズブランクは、両面が球面で構成され、凸面21の球面が傾斜しているため、幾何中心線上においてはプリズム屈折力を有し、側面(コバ面)の厚さに偏りがある偏心レンズである。
成形型150自体にも、第1成形型110と第2成形型120の両方のそれぞれ両面が光学面に形成されているため、第1成形型110と第2成形型120とがレンズとして機能し、第2成形型120が偏肉レンズであるので、これらの幾何中心線上において、第1成形型110と第2成形型120をレンズとして配置したと同じプリズム屈折力が生じている。成形型150のプリズム屈折力は、得られるセミフィニッシュトレンズブランク2のプリズム屈折力と値は異なるが、比例関係にある。そのため、組み立てた成形型150の幾何中心線における透過光のプリズム屈折力を測定することにより、組み立てた成形型150が所定の偏心量で偏心しているかどうかを判定することができる。
次に、成形型150の第1成形型110と第2成形型120と粘着テープ130によって囲まれた密封空間のキャビティ140にレンズ原料を充填し、光エネルギー又は熱エネルギーでレンズ原料を重合硬化させてセミフィニッシュトレンズブランク2を成形する。
重合、硬化後、粘着テープを剥がし、第1成形型110と第2成形型120とを得られたセミフィニッシュトレンズブランク2から分離して、図4(c)に示すように、セミフィニッシュトレンズブランク2を得ることができる。このセミフィニッシュトレンズブランク2は、凸面21と凹面22がそれぞれ球面であり、幾何中心線上においてプリズム屈折力を有し、幾何中心からフィッティングポイントが鼻側へ偏位している偏心レンズである。幾何中心線と前面のフィッティングポイントが設定されている位置を通る点とを通る縦断面が、最も肉厚に偏差が生じる方向である。
図4(d)に示すように、得られたセミフィニッシュトレンズブランク2の凹面側(眼球側)22が切削・研削され、鏡面研磨されることによって所定の光学面に形成される。形状創成された後面12は、例えばフィッティングポイントにおいてプリズム屈折力がほぼゼロで、視軸が通るアイポイントを境にそり角による生じる乱視の作用やプリズムの作用等が左右不均等になるため、これらを打ち消すような補正が施された非球面に形成される。第2成形型120の凹面121によって転写された光学面の凸面の前面11(21)と研磨加工によって光学面に形状が創成された凹面の後面12とを有するラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズ1を得る。加工の際に、得られたセミフィニッシュトレンズブランク2の前面11に基準点を割り出すための隠しマークが転写されてい
るため、その隠しマークから、加工基準点を割り出すことができる。その後、例えば、染色工程、ハードコート層の形成、反射防止膜の形成などの工程を経て、完成レンズとして販売店に供給される。販売店では、眼鏡レンズのフレームに合うように玉型加工し、眼鏡フレームに納めてユーザーに眼鏡が提供される。
第1実施形態の製造方法では、注型成形を行う第2成形型120の凹面121に傾斜を与え、その凹面121の転写でセミフィニッシュトレンズブランク2の前面21が形成されるため、隠しマークを凹面121に設けることによりセミフィニッシュトレンズブランク2の研磨加工しない前面21に転写でき、加工の位置決めが正確にできるという利点がある。
なお、製造したセミフィニッシュトレンズ2において、眼鏡レンズ1の鼻側必要量と耳側必要量が確保できているかを確認する必要がある。図7に示すように、セミフィニッシュトレンズ2の鼻側量と耳側量が以下の式を満たし、セミフィニッシュトレンズ2の鼻側量と耳側量のそれぞれが、眼鏡レンズ1の鼻側必要量、耳側必要量よりも大きければよい。
鼻側量=(セミフィニッシュトレンズ2のレンズ径/2)−偏心量
耳側量=(セミフィニッシュトレンズ2のレンズ径/2)+偏心量
さらに、図8に示すように、フレームの情報があれば、正確な偏心量と偏心方向を求めることができ、セミフィニッシュトレンズ2に眼鏡レンズ1の玉型幅が収まるように製造することができる。
次に、図5のフローチャートを参照して本発明の第2実施形態の製造方法について説明する。図5(a)に示すセミフィニッシュトレンズブランクの注型成形を行う第1成形型110bは、セミフィニッシュトレンズブランク2bの凹面側を成形する凸面113と非成形面の下面114とを有する。第2成形型120bは、セミフィニッシュトレンズブランク2bの凸面側を成形する凹面123と非成形面の上面124とを有する。これらの第1成形型110b、第2成形型120bは、いずれも平面形は同一の直径の円形であり、通常はガラス製である。
図5(a)に示す第1成形型110bは、底面114が幾何中心線上に中心を有する球面に形成され、幾何中心線を対称軸とする回転対称面であり、光学面に形成されている。凸面113が球面で形成されているが、中心が幾何中心線から鼻側へ離間している傾斜面になっており、設定されているフィッティングポイントが位置する側に向かって厚みが増加する偏肉レンズ状に形成されている。この第1成形型110bは、その幾何中心線上においてプリズム屈折力を有する。
第2成形型120bは、凹面123の成形面と上面124とが共に幾何中心線上に中心を有する球面に形成され、幾何中心線を対称軸とする回転対称面であり、ほぼ均一な厚みを有し、凹面123だけでなく上面124も光学面に形成されているガラス型である。基準点としてレンズの前面上に設定されるフィッティングポイントは、第2成形型120bの凹面123の幾何中心から鼻側へ離れた位置で第1成形型110bの厚みが増し、キャビティの空隙が漸次減少している側の所定の位置に設定されている。
図5(a)に示すように、第1成形型110bと第2成形型120bとを、第1成形型110bの凸面113と第2成形型120bの凹面123とを対向させて所定距離離間させた状態で両方の型110b,120bの外形基準で側面が一致するように配置すると、互いの幾何中心線が一致して配置される。そして、第1成形型110bと第2成形型120bの位置を保ったままこれらの側面に跨るように粘着テープ130を一周以上巻き付け、第1成形型110bと第2成形型120bとを相互の位置を保ったまま固定すると同時に、第1成形型110bと第2成形型120bとの間の空隙を粘着テープ130で封止してキャビティ140bが形成され、レンズ注型用の成形型150bが組み立てられる。
組み立てた成形型150bの幾何中心線における透過光のプリズム屈折力を測定し、組み立てた成形型150bが所定の偏心量で偏心しているかどうかを判定する。
次に、図5(b)に示すように、成形型150bの第1成形型110bと第2成形型120bと粘着テープ130によって囲まれた密封空間のキャビティ140bにレンズ原料160を充填し、光エネルギー又は熱エネルギーでレンズ原料160を重合硬化させてセミフィニッシュトレンズブランク2bを成形する。
重合、硬化後、粘着テープ130を剥がし、第1成形型110bと第2成形型120bとを得られたセミフィニッシュトレンズブランク2bから分離して、図5(c)に示すように、セミフィニッシュトレンズブランク2bを得ることができる。このセミフィニッシュトレンズブランク2bは、凸面23の前面と凹面24の後面がそれぞれ球面であり、幾何中心線上においてプリズム屈折力を有し、幾何中心からフィッティングポイントが鼻側へ偏位している偏心レンズである。幾何中心線と前面のフィッティングポイントが設定されている位置を通る点とを通る縦断面が、最も肉厚に偏差が生じる方向である。
図5(d)に示すように、得られたセミフィニッシュトレンズブランク2の凹面24を切削・研削し、鏡面研磨を行うことによって所定の光学面に形成される。第2成形型120bによって転写された光学面の凸面の前面11(23)と研磨加工によって光学面に形状が創成された凹面の後面12とを有するラップアラウンド型の眼鏡フレームに適合する眼鏡レンズ1bを得る。その後、例えば、染色工程、ハードコート層の形成、反射防止膜の形成などの工程を経て、完成レンズとして販売店に供給される。販売店では、眼鏡レンズのフレームに合うように玉型加工し、眼鏡フレームに納めてユーザーに眼鏡が提供される。
上記説明では、成形型の組立では、粘着テープを用いるテープモールド法で説明しているが、ガスケットを用いる方法でもよい。また、セミフィニッシュトレンズブランクの内面側(眼球側)を研磨するように説明しているが、外面側(物体側)を研磨するようにしてもよい。また、形成する所定の光学面については、球面や乱視面、累進屈折面、非球面、およびこれらの2つ以上を組み合わせた面などが考えられる。
本発明のセミフィニッシュトレンズブランクは、ラップアラウンド型の眼鏡フレームに組み込むための眼鏡レンズ製造のレンズ生地として利用可能である。
本発明のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法は、かかるセミフィニッシュトレンズブランクの生産に利用可能である。
本発明の眼鏡レンズは、ラップアラウンド型の眼鏡フレームに組み込んで利用可能である。
本発明の眼鏡レンズの一例を示す断面図である。 眼鏡レンズを組み込んだラップアラウンド型の眼鏡フレームの概略水平断面 図である。 (a)〜 (c)はセミフィニッシュトレンズブランクの内面側を切削加工 する例を説明する概念図である。 (a)〜 (d)は本発明のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法 の第1実施形態を説明する断面図で示すフローチャートである。 (a)〜 (d)は本発明のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法 の第2実施形態を説明する断面図で示すフローチャートである。 眼鏡レンズを組み込んだラップアラウンド型の眼鏡フレームの概略水平断面 図である。 セミフィニッシュトレンズブランクの必要量を示す平面図である。 セミフィニッシュトレンズブランクの偏心量と偏心方向を示す平面図である。 眼鏡レンズを組み込んだラップアラウンド型の眼鏡フレームの水平概略断面 図である。 (a)及び(b)はラップアラウンド型の眼鏡フレーム用の眼鏡レンズの 玉型形状を確保するセミフィニッシュトレンズブランクの径を説明する概念図である。
符号の説明
1:眼鏡レンズ、11:前面、12:後面、2,2b:セミフィニッシュトレンズブランク、21:凸面(外面)、22:凹面(内面)、110:第1成形型、111:凸面、112:底面、120:第2成形型、121:凹面、122:上面、130:粘着テープ、150:成形型、200:ラップアラウンド型の眼鏡フレーム

Claims (6)

  1. 球面の光学凸面を有する第1成形型と球面の光学凹面を有する第2成形型とを、成形しようとするセミフィニッシュトレンズブランクが前記第1成形型の幾何中心と前記第2成形型の幾何中心とをつなぐ線である幾何中心線上においてプリズム屈折力を有するように前記光学凸面と前記光学凹面とを対向配置して成形することを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法。
  2. 請求項1記載のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、
    前記プリズム屈折力をセミフィニッシュトレンズブランクの幾何中心からのフィッティングポイントの偏心量で表すと、1〜 15mmの範囲であることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法。
  3. 請求項2に記載のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、
    前記偏心量は、瞳孔間距離Xと左右の眼鏡レンズの鼻側端縁間の距離のブリッジ長Yで表される以下の式(1)を満たすパラメータAと、フレームそり角と、眼鏡レンズの曲率とによって確定されることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法。
    A=(X−Y)/2 ・・・(1)
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法において、
    前記第1成形型と前記第2成形型とがガラス製であり、かつ、それぞれの非成形面が光学面に形成され、これらの非成形面が前記幾何中心線を対称軸とする回転対称面であることを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランクの製造方法。
  5. 凸面と凹面の両面が球面で構成され、前記凸面の幾何中心と前記凹面の幾何中心とを結ぶ線上においてプリズム屈折力を有することを特徴とするセミフィニッシュトレンズブランク。
  6. そり角が200°以上の眼鏡フレームに組み込まれる眼鏡レンズであって、前記眼鏡レンズの一方の面の幾何中心と他方の面の幾何中心とを結ぶ線上においてプリズム屈折力を有すると共に両面が球面で構成されるセミフィニッシュトレンズブランクの眼球側の面が研磨されて形成されたことを特徴とする眼鏡レンズ。
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