JP4892841B2 - 液晶表示装置および液晶表示装置用のカラーフィルタとその製造方法 - Google Patents
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LCD、特に大型のLCDを考える場合、画面全域において視野角度によらない均一な輝度、コントラスト等が要求される。しかしながら、従来広く用いられている捩れ配向モード(TN−LCD)では、その視野角度の狭さが大きな問題となっていた。そこで、近年In Plane Switchingモード(IPSモード)、光学補償TNモード等、多くの視野角度改善モードが開発されている。
上記の複数配向分割(液晶分子の配向方向を複数方向とする)、いわゆるマルチドメイン化を実現するために、当初はマスクラビングを複数回繰り返す手法が考えられたが、この方法を用いた場合、ラビング工程に起因する静電気発生、発塵等による歩留まり率の低下、プロセスの複雑化による生産性の低下等、多くの問題があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、表示品質に優れた複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置と、このような液晶表示装置の製造を可能とするカラーフィルタとこのカラーフィルタの製造方法を提供することを目的とする。
複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置に用いるカラーフィルタにおいて、透明基板と、該透明基板上に所定のパターンで配設された複数色の着色層と、該着色層を被覆する共通透明電極と、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起と、を備え、前記着色層は1画素領域内において着色層非形成部位を有し、該着色層非形成部位の幅は5〜15μmの範囲であり、前記突起はネガ型感光性樹脂組成物の硬化物であり、少なくとも画素領域内では前記着色層非形成部位に位置し、幅が5〜15μmの範囲で、かつ、前記着色層非形成部位の幅以下であり、突出高さは1.2〜1.7μmの範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記着色層非形成部位の幅は5〜15μmの範囲であるような構成とした。
本発明の他の態様として、1画素に占める前記着色層非形成部位の面積は3〜25%の範囲であるような構成とした。
本発明は、複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置において、所定の間隔のセルを形成するように対向したTFT基板とカラーフィルタと、前記セルに充填された液晶層とを備え、前記カラーフィルタは上述のいずれかのカラーフィルタであり、前記TFT基板は、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するためのスリットを有する透明電極を備えるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記着色層形成工程の前に、前記透明基板の表面にブラックマトリックスを形成するような構成、あるいは、前記着色層形成工程の後に、各画素の境界部位にブラックマトリックスを形成するような構成とした。
[カラーフィルタ]
図1は、本発明の液晶表示装置用のカラーフィルタの一実施形態を示す部分平面図であり、図2は図1のA−A線における縦拡大断面図、図3は図1のB−B線における縦拡大断面図である。図1〜図3において、本発明のカラーフィルタ1は、透明基板2と、この透明基板2上に形成されたブラックマトリックス3および着色層4を備え、ブラックマトリックス3および着色層4を覆うように共通透明電極6を備えている。さらに、着色層4の着色層非形成部位5には、液晶層の液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起7が位置し、これらの突起7を覆うように配向膜8を有している。
着色層4は、赤色パターン4R、緑色パターン4Gおよび青色パターン4Bがストライプ形状のパターンで配列されており、着色層4には着色層非形成部位5が形成されている。そして、突起7は、各着色層非形成部位5に位置している。
また、着色層4は、上述のように着色層非形成部位5を有している。図4は、赤色パターン4Rと緑色パターン4Gの部分拡大斜視図である。図1、図4に示されるように、着色層非形成部位5は、屈曲部5a,5bで屈曲しながら各着色パターン(赤色パターン4R、緑色パターン4G、青色パターン4B)に沿って形成されているストライプ形状(ジグザグ形状)であり、突起7(図4では省略)は、この着色層非形成部位5に位置している。着色層非形成部位5の屈曲部5aは、隣接する着色パターンとの境界部位(ブラックマトリックス3上)に位置するとともに、1個の画素領域の境界部位に位置しており、また、屈曲部5bは反対側に隣接する着色パターンの略中央部に位置している。尚、着色層非形成部位5の形状および着色パターン形状は、図示例の形状に限定されるものではない。
さらに、カラーフィルタ1を構成する配向膜8は、可溶性ポリイミド、ポリアミック酸タイプポリイミド、変性ポリイミド等の有機化合物により形成することができ、厚みは100〜1000Å程度とすることができる。このような配向膜8は、種々の印刷法、公知の塗布方法により塗布した後、加熱することにより形成されるが、配向処理(ラビング)は不要である。
このカラーフィルタ1′における突起7′は、不連続ストライプ形状(ジグザグ形状)である他は、上述の突起7と同様であり、幅W1、突出高さHも、上述の突起7と同様である。
尚、カラーフィルタ1′の構成部材のうち、上述のカラーフィルタ1と同じものについては、同じ部材番号を付し、説明は省略する。
本発明のカラーフィルタは、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、フォトスペーサ(液晶セルを所定の間隔とするためのスペーサ)を備えるものであってもよい。
次に、本発明の液晶表示装置について説明する。
図6は、本発明の液晶表示装置の一実施形態を示す概略部分断面図である。図6において、液晶表示装置11は、本発明のカラーフィルタ21とTFT基板31とを所定の間隔で対向させ、周辺部をシール部材(図示せず)により封止し、間隙部分に液晶層12を備えた透過型の液晶表示装置である。尚、カラーフィルタ21とTFT基板31の外側には、それぞれ偏光板(図示せず)が配設されている。
本発明の液晶表示装置11を構成するTFT基板31には、薄膜トランジスタ(TFT)33を開閉するゲート線群(図示せず)、映像信号を供給する信号線群(図示せず)、および、カラーフィルタ21の共通透明電極26への電圧供給線(図示せず)が配設されている。これらのリード線は、通常、薄膜トランジスタ(TFT)33の製造工程で一括して形成されたアルミニウム等の金属からなるものである。
尚、本発明の液晶表示装置は、上述のスリット35の代わりに、透明画素電極34に配向制御用の突起が形成されたものであってもよい。
次に、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。
図8〜図9は、上述の本発明のカラーフィルタ1を例とした本発明のカラーフィルタの製造方法の一実施形態を説明するための工程図(図2相当の断面図)である。
本発明のカラーフィルタの製造方法では、透明基板2の表面2aにブラックマトリックス3を形成し(図8(A))、さらに、着色層非形成部位5を有するストライプ形状の赤色パターン4Rを形成し、同様の操作を繰り返して、着色層非形成部位5を有するストライプ形状の緑色パターン4Gを形成し、着色層非形成部位5を有するストライプ形状の青色パターン4Bを形成して、着色層4を形成する(図8(B))。形成された赤色パターン4R、緑色パターン4G、青色パターン4Bからなる着色層4では、図1、図4に示されるように、着色層非形成部位5が、屈曲部5a,5bで屈曲しながら各着色パターン(赤色パターン4R、緑色パターン4G、青色パターン4B)に沿って連続するストライプ形状(ジグザグ形状)となる。
これらの着色パターン4R,4G,4Bに形成する着色層非形成部位5の幅は、後工程で形成する突起の幅を規制するものであり、5〜15μm、好ましくは5〜10μm程度とすることができる。また、1画素に占める着色層非形成部位5の面積は3〜25%、好ましくは5〜15%程度とすることができる。
次に、共通透明電極6上にネガ型感光性樹脂組成物を塗布し、透明基板2の裏面2bから着色層4をマスクとしてネガ型感光性樹脂組成物塗膜9を露光する(図9(A))。その後、ネガ型感光性樹脂組成物塗膜9を現像することにより、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起7を着色層非形成部位5R,5G,5Bに形成する(図9(B))。
尚、突起7を形成するための露光、現像が終了した後、突起7に対して加熱処理を施してもよい。この加熱処理は、例えば、温度200〜230℃、処理時間30〜60分程度で適宜設定することができる。
[実施例1]
カラーフィルタ用の透明基板として、300mm×400mm、厚さ0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この基板を定法にしたがって洗浄した後、基板の片側全面にスパッタリング法によりクロム薄膜(厚み2000Å)を形成した。このクロム薄膜上にポジ型感光性レジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像してレジストパターンを形成した。次いで、このレジストパターンをマスクとして、クロム薄膜を硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸の水溶液によりエッチングして、線幅20μm、ピッチ100μmのブラックマトリックスを形成した。
(赤色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物)
・赤顔料 … 4.8重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 クロモフタルレッドA2B)
・黄顔料 … 1.2重量部
(BASF社製 パリオトールイエローD1819)
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) … 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) … 4.0重量部
・ポリマーI … 5.0重量部
・開始剤 … 1.4重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
・開始剤 … 0.6重量部
(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−
テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)
・溶剤 … 80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
・緑顔料 … 4.2重量部
(アビシア社製 モナストラルグリーン9Y−C)
・黄顔料 … 1.8重量部
(BASF社製 パリオトールイエローD1819)
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) … 3.0重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) … 4.0重量部
・ポリマーI … 5.0重量部
・開始剤 … 1.4重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
・開始剤 … 0.6重量部
(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−
テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)
・溶剤 … 80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
・青顔料 … 6.0重量部
(BASF社製 ヘリオゲンブルーL6700F)
・顔料誘導体(アビシア社製 ソルスパース5000) … 0.6重量部
・分散剤(ビックケミー社製ディスパービック161) … 2.4重量部
・モノマー(サートマー社製 SR399) … 4.0重量部
・ポリマーI … 5.0重量部
・開始剤 … 1.4重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
・開始剤 … 0.6重量部
(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−
テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)
・溶剤 … 80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
次に、ブラックマトリックス、着色層を覆うように酸化インジウムスズ(ITO)からなる共通透明電極(厚み1500Å)をスパッタリング法により形成した。
(突起形成用のネガ型感光性樹脂組成物A)
・メタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸共重合体 … 42重量部
・エピコート180S70(三菱油化シェル(株)製) … 18重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート … 32重量部
・開始剤 … 8重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製 イルガキュア907)
・溶剤 … 300重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
(露光条件)
・露光量 : 80mJ/cm2
次に、共通透明電極と突起を覆うように、配向膜用塗料(日産化学(株)製 SE−5300)をスピンコート法で塗布し、220℃、60分間の加熱処理を施して、厚み(共通透明電極上の厚み)200Åの配向膜を形成し、本発明のカラーフィルタを得た。
次に、この透明電極上にポジ型感光性レジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、所定のマスクを介して露光、現像してレジストパターンを形成した。次いで、このレジストパターンをマスクとして、透明電極をエッチングして、スリットを形成した。このスリットは、線幅10μmであり、形状および配列ピッチは上記の突起の形状、配列ピッチと同じものとした。その後、上記のカラーフィルタ作製の場合と同様にして、スリットを備えた透明電極上に厚み200Åの配向膜を形成し、TFT基板を得た。
次に、カラーフィルタとTFT基板を配向膜形成面側を対向させるようにして5μmのギャップを設けて貼り合わせた。このとき、カラーフィルタの配向制御用の突起とTFT基板のスリットが図7に示されるように半ピッチずれるように設定した。次いで、真空注入法を用いて液晶をセル内に注入し、注入口を紫外線硬化樹脂を用いて封止し、アニーリング処理を行い、流動配向効果をキャンセルした。これにより、評価用の液晶表示装置を作製した。
赤色パターン、緑色パターン、青色パターンの各着色パターンに形成する着色層非形成部位の幅(開口幅)を15μmとし、線幅15μmの配向制御用の突起を形成し、また、TFT基板の透明電極のスリット幅を15μmとした他は、実施例1と同様にして、評価用の液晶表示装置を作製した。
赤色パターン、緑色パターン、青色パターンの各着色パターンに形成する着色層非形成部位の幅(開口幅)を5μmとし、線幅5μmの配向制御用の突起を形成し、また、TFT基板の透明電極のスリット幅を5μmとした他は、実施例1と同様にして、評価用の液晶表示装置を作製した。
赤色パターン、緑色パターン、青色パターンの各着色パターンに形成する着色層非形成部位の幅(開口幅)を25μmとし、線幅25μmの配向制御用の突起を形成し、また、TFT基板の透明電極のスリット幅を25μmとした他は、実施例1と同様にして、評価用の液晶表示装置を作製した。
実施例1と同様にして、ガラス基板上にブラックマトリックスを形成した。
次に、実施例1と同じ組成の赤色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物、緑色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物、青色パターン用のネガ型感光性樹脂組成物を使用して、実施例1と同様に、赤色パターン、緑色パターン、青色パターンの各着色パターンからなる着色層を形成した。但し、各着色パターンは着色層非形成部位を備えないものとした。
次に、ブラックマトリックス、着色層を覆うように酸化インジウムスズ(ITO)からなる共通透明電極を実施例1と同様にして形成した。
(露光条件)
・露光量 : 80mJ/cm2
・露光ギャップ : 75μm
その後、実施例1と同様にして、配向膜を形成してカラーフィルタを得た。
上記のカラーフィルタと、実施例1と同じTFT基板を用いて、実施例1と同様に、評価用の液晶表示装置を作製した。
上述のように作製した液晶表示装置(実施例1〜3、比較例1〜2)について、バックライト上に載置して電圧のON/OFFによる白・黒表示を行った時の明るさに基いて表示品位を評価し、結果を下記の表1に示した。
2…透明基板
3…ブラックマトリックス
4…着色層
4R,4G,4B…着色パターン
5,5′…着色層非形成部位
6…共通透明電極
7,7′…突起
8…配向膜
11…液晶表示装置
12…液晶層
21…カラーフィルタ
22…透明基板
23…ブラックマトリックス
24…着色層
24R,24G,24B…着色パターン
25…着色層非形成部位
26…共通透明電極
27…突起
28…配向膜
31…TFT基板
32…透明基板
33…TFT
34…透明画素電極
35…スリット
36…配向膜
Claims (11)
- 複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置に用いるカラーフィルタにおいて、
透明基板と、該透明基板上に所定のパターンで配設された複数色の着色層と、該着色層を被覆する共通透明電極と、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起と、を備え、前記着色層は1画素領域内において着色層非形成部位を有し、該着色層非形成部位の幅は5〜15μmの範囲であり、前記突起はネガ型感光性樹脂組成物の硬化物であり、少なくとも画素領域内では前記着色層非形成部位に位置し、幅が5〜15μmの範囲で、かつ、前記着色層非形成部位の幅以下であり、突出高さは1.2〜1.7μmの範囲であることを特徴とする液晶表示装置用のカラーフィルタ。 - 前記着色層非形成部位は屈曲部を有するストライプ形状であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用のカラーフィルタ。
- 前記着色層非形成部位は屈曲部を有する不連続ストライプ形状であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用のカラーフィルタ。
- 前記着色層非形成部位の幅は5〜15μmの範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液晶表示装置用のカラーフィルタ。
- 1画素に占める前記着色層非形成部位の面積は3〜25%の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の液晶表示装置用のカラーフィルタ。
- 各画素の境界部位にブラックマトリックスを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の液晶表示装置用のカラーフィルタ。
- 複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置において、
所定の間隔のセルを形成するように対向したTFT基板とカラーフィルタと、前記セルに充填された液晶層とを備え、前記カラーフィルタは請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のカラーフィルタであり、前記TFT基板は、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するためのスリットを有する透明電極を備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置において、
所定の間隔のセルを形成するように対向したTFT基板とカラーフィルタと、前記セルに充填された液晶層とを備え、前記カラーフィルタは請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のカラーフィルタであり、前記TFT基板は、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起を備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 複数配向分割型垂直配向モードの液晶表示装置に用いるカラーフィルタの製造方法において、
透明基板の表面に所定色の着色層を、幅が5〜15μmの範囲である着色層非形成部位を含むパターンで形成する操作を複数色分繰り返す着色層形成工程と、
複数色の前記着色層を覆うように共通透明電極を形成する電極形成工程と、
前記共通透明電極上にネガ型感光性樹脂組成物を塗布し、前記透明基板の裏面から前記着色層をマスクとして前記ネガ型感光性樹脂組成物塗膜を露光し、現像して、液晶分子の配向方向を複数方向に制御するための突起を突出高さが1.2〜1.7μmの範囲となるように前記着色層非形成部位に形成する突起形成工程と、を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 前記突起形成工程では、現像した後、突起に加熱処理を施すことを特徴とする請求項9に記載のカラーフィルタの製造方法。
- 前記着色層形成工程の前に、前記透明基板の表面にブラックマトリックスを形成することを特徴とする請求項9または請求項10に記載のカラーフィルタの製造方法。
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