JP4892603B2 - ウェットティッシュ収納容器の取出口カバー - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨てウェットティッシュなど袋状の収納容器の上面に設けられたウェットティッシュの取出口に取付け使用するウェットティッシュ収納容器の取出口カバーに関する。
使い捨てのウェットティッシュは、薄い合成樹脂フィルムで形成された袋状の収納容器内に、薬剤、水等を含浸させた不織布からなるウェットティッシュが収納され、収納容器の上面にはウェットティッシュを取出すための取出口が設けられ、この取出口は粘着剤が塗布された開閉フラップで開閉自在に覆われている。このような使い捨てのウェットティッシュは、ケースに詰め替え使用するウェットティッシュと異なり、ウェットティッシュを使い切ると袋状の収納容器は廃棄される。
使い捨てのウェットティッシュは、収納容器が薄い合成樹脂フィルムで形成されているので、使用に伴い取出口に皺が出来たり、波打ったり、開閉フラップの粘着剤にごみ、ほこりが付着し、開閉フラップを締めても取出口を密閉することができず、ウェットティッシュが乾燥する又はごみが付くことが従来から指摘されており、これを解決すべく多くの発明がなされている。例えば取出口が設けられた収納容器の上面の下面に撓みシートを貼付け、取出口の剛性を高めたウェットティッシュ収納容器がある(例えば特許文献1参照)。また硬質プラスチックで成形された開閉可能な蓋ユニットがある(例えば特許文献2参照)。また取出口に取付け使用する着脱式の取り出しデバイスがある(例えば特許文献3参照)。
特開2005−255213号公報 特開2001−225880号公報 特表平11−505745号公報
特許文献1に記載の技術では、開閉フラップの粘着剤にごみ、ほこりが付着し密閉性が低下することを解決できない。特許文献2に記載の蓋ユニットは、しっかりとした部材で構成され、十分な気密性を備えると思われるが、収納容器に接着して使用する必要があり、使い捨てのウェットティッシュに使用すると収納容器と共に廃棄する必要があり不経済である。特許文献3に記載の取り出しデバイスは、着脱式ゆえ使い捨てのウェットティッシュにも好適に使用することができるが、袋状の収納容器内に入り込むフランジと円筒部に設けられた溝とで取出口周縁部を挟み固定する構造であり、この部分のシール性、固定具合が懸念される。別の実施形態では、補強板を同時に挟み込む例が示されている。補強板を使用すれば、シール性が高まりかつしっかりと固定できるが、別途補強板が必要となり部材が多くなる。さらに特許文献3に記載の取り出しデバイスは、フランジを袋状の収納容器内に入れるために取出口に切込み線を設けており、市販の使い捨てのウェットティッシュにそのまま適用することはできない。また蓋がキャップ方式ゆえ張り出しており邪魔になる。
本発明の目的は、袋状のウェットティッシュの収納容器の取出口に取付け使用する、着脱可能で気密性に優れ、何度使用しても気密性が低下しないウェットティッシュ収納容器の取出口カバーを提供することである。さらに構造が簡単で薄く、かばん等に入れて携行するときもじゃまとならないウェットティッシュ収納容器の取出口カバーを提供する。
本発明は、袋状の収納容器の上面に設けられたウェットティッシュの取出口に取付け使用する、着脱可能な取出口カバーであって、中央部に前記取出口よりも僅かに小さい開口部を備え開口部周縁部が接着された上下2つの挟持体で前記取出口を取り囲むように挟み込み密着固定する、着脱可能な取付具と、前記開口部を開閉可能に覆うフラップと、前記フラップを回動可能に前記上挟持体に連結する連結具と、を含み、前記フラップ及び前記上挟持体は、各々磁石と磁石又は磁石と磁石に吸着する金属体を備え、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とするウェットティッシュ収納容器の取出口カバーである。
また本発明は、前記ウェットティッシュ収納容器の取出口カバーにおいて、前記上挟持体は、開口部を囲むように配置された磁石を備え、前記下挟持体及び前記フラップは、少なくとも前記上挟持体の磁石に対向する位置に磁石又は磁石に吸着する金属体を備え、前記取付具を取出口に取付けたとき、前記上挟持体及び前記下挟持体は、磁力により共に前記収納容器に密着し、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とする。
また本発明は、前記ウェットティッシュ収納容器の取出口カバーにおいて、前記上挟持体は、開口部を囲むように配置された磁石に吸着する金属体を備え、前記下挟持体及び前記フラップは、少なくとも前記上挟持体の金属体に対向する位置に磁石を備え、前記取付具を取出口に取付けたとき、前記上挟持体及び前記下挟持体は、磁力により共に前記収納容器に密着し、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とする。
また本発明は、前記ウェットティッシュ収納容器の取出口カバーにおいて、前記上挟持体、下挟持体及びフラップは、可撓性を有する合成樹脂、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成され、前記磁石又金属体は、前記上挟持体、下挟持体及びフラップに埋め込まれていることを特徴とする。
また本発明は、前記ウェットティッシュ収納容器の取出口カバーにおいて、前記上挟持体、下挟持体及びフラップは、ゴム磁石、プラスチック磁石又はゴム磁石、プラスチック磁石の表面が合成樹脂でコーティングされた材料で形成されていることを特徴とする。
本発明に係るウェットティッシュ収納容器の取出口カバーは、上下の挟持体でウェットティッシュの取出口を取り囲むように挟み込み密着固定する取付具を備えるので、取出口カバーを取出口に対して気密可能に取付けることができる。またフラップは、磁石を用いて上挟持体に密着するので、フラップを閉めたとき収納容器の気密性が保持されると共に何度使用しても気密性が低下することはない。これらによりウェットティッシュを乾燥させることなく保管することができる。また取出口カバーは、構造が非常に簡単で厚さが薄く、取出口に取出口カバーを取付けたときの張り出しが非常に少なく、携帯用のウェットティッシュに好適に使用することができる。さらに本発明に係るウェットティッシュ収納容器の取出口カバーは着脱可能なので、使い捨てウェットティッシュに使用しても廃棄する必要がなく経済的である。
また本発明によれば、上挟持体とフラップのみならず、上挟持体と下挟持体とでウェットティッシュの取出口を取り囲むように挟み込むとき磁石を利用するので、取出口カバーを取出口に取付けたときの気密性をより高めることができる。
また本発明によれば、磁石は、上挟持体、下挟持体及びフラップに埋め込まれているので、ウェットティッシュに含浸する薬剤、水及び空気と触れることがない。このため錆が発生せず、耐久性に優れると共に見た目もよい。
また本発明によれば、上挟持体、下挟持体及びフラップは、ゴム磁石、プラスチック磁石又はゴム磁石、プラスチック磁石の表面が合成樹脂でコーティングされた材料で形成することもできるので、取出口カバーを安価に又簡単に製造することができる。
本発明の第1実施形態としてのウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1の斜視図である。 図2(a)は図1のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1のフラップ7の横断面図、(b)は取出口カバー1の上挟持板5の横断面図、(c)は取出口カバー1の下挟持板3の横断面図である。 図1のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1をウェットティッシュ収納容器50に取付けた状態を示す断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態としてのウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1の斜視図である。図2(a)はウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1のフラップ7の横断面図、(b)は取出口カバー1の上挟持板5の横断面図、(c)は取出口カバー1の下挟持板3の横断面図である。図3は、ウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1をウェットティッシュ収納容器50に取付けた状態を示す断面図である。なお図1から図3において、必ずしも全部が同一縮尺で描かれているわけでない。
ウェットティッシュ収納容器の取出口カバー1(以下、単に取出口カバー1と記す)は、合成樹脂フィルムで形成された使い捨てウェットティッシュ収納容器50(以下、単に収納容器50と記す)のウェットティッシュの取出口52に、従来の粘着剤を備える開閉フラップに代え、取付け使用する取出口カバー1であり、収納容器50の取出口52に取り付けるための取付具11と、取出口52を覆う開閉自在なフラップ7と、フラップ7を取付具11に連結する連結具9とを含む。
取付具11は、収納容器50の上面54に設けられた取出口52から挿入され、取出口近傍の上面の裏面56に密着する下挟持板3、取出口近傍の上面の表面58に密着する上挟持板5を備える。下挟持板3と上挟持板5とは、図3に示すように上下に重ね合わされた状態で開口部周縁部19のみが接着され、この2つの挟持板で取出口近傍の収納容器50を挟み込むことで取出口カバー1を取出口52に固定することができる。図2中(b)(c)の破線と内側の線とで囲まれた部分が、接着された部分である。
下挟持板3は、可撓性を有する薄い板状の部材からなり、大略的には取出口52とほぼ同じ形状で、大きさは取出口52よりも大きい。中央には取出口52よりも僅かに小さい取出口52と同じ形状の開口部13が設けられている。さらに長手方向、短手方向に直交するように突起部15、17が一体的に設けられている。取付具11を取出口52に取り付けるとき、下挟持板3を折り曲げるようにして取出口52内に挿入する必要があり、このとき突起部15、17を利用することで下挟持板3を取出口52内に挿入し易くなる。
上挟持板5も可撓性を有する薄い板状の部材からなり、突起部が設けられていない点を除けば、下挟持板3と同じ形状、大きさからなる。下挟持板3と上挟持板5とは、開口部周縁部19が接着されている。なお、開口部周縁部は、端部のみならず図2及び図3に示すように端部と端部近傍を含む。
このような下挟持板3及び上挟持板5は、ポリプロピレン樹脂などのプラスチック、シリコーンゴムなどのゴム、熱可塑性エラストマーを材料として簡単に製造することができる。ウェットティッシュ60に薬剤が含浸させてある場合は、下挟持板3及び上挟持板5の材料は薬剤に耐性を有することが必要である。下挟持板3及び上挟持板5を芯材とその表面を覆うコーティング膜で構成し、コーティング膜のみ耐薬剤性を持たせるようにしてもよく、芯材の表面を合成樹脂フィルムで覆ってもよい。下挟持板3及び上挟持板5の厚さは、材料の硬さ、撓み具合により適宜選択すればよく、0.2〜1.0mm程度の厚さとすることができる。
この取付具11を取出口52に取付けるときは、下挟持板3のみを曲げ、下挟持板3を取出口52内に挿入する。挿入された下挟持板3は、可撓性を有する部材からなるので元の形状に戻り、下挟持板3と上挟持板5とが取出口近傍の収納容器50をしっかりと挟み込み取付具11が固定される。下挟持板3と上挟持板5とは、開口部周縁部19が接着されており、下挟持板3と上挟持板5との間には特に隙間は設けられていないので、取付具11は収納容器50に対して密着し、取付具11と収納容器50との気密性が十分に確保される。下挟持板3と上挟持板5は、開口部52に比較して大きいので、収納容器50との接触面積が広く、高い気密性が得られ、同時に取付けたときのぐらつきがなく安定した固定が得られる。取付具11の収納容器50に対する気密性を高めるためには、下挟持板3及び上挟持板5の大きさは大きいことが好ましいが、下挟持板3を大きくし過ぎると取出口52への挿入が困難となるので、不必要に大きくすべきではない。
さらに下挟持板3には、中央部の開口部13を囲むように薄く細い鉄板21が埋めこまれ、上挟持板5には、平面視において下挟持板3の鉄板21と同じ位置に薄く細い磁石23が埋め込まれている。このように鉄板21と磁石23とを設けることで、取付具11を取付けたとき、収納容器50を挟み鉄板21と磁石23とが吸着するので、収納容器50と取付具11との気密性をより十分に高めることができる。本実施形態に示す取付具11は、下挟持板3と上挟持板5とで収納容器50をしっかりと挟み込むので、必ずしも磁石はなくてもよいが、磁石を使用することで気密性が高まり下挟持板3と上挟持板5の大きさを小さくすることができる。下挟持板3を小さくできれば、取付具11を取付口52に取付け易くなるので好ましい。また鉄板21及び磁石23はそれぞれ下挟持板3及び上挟持板5に埋めこまれているので、錆が発生することがなく好ましい。
鉄板21と磁石23とは磁力により互いを吸引する方法ゆえ、下挟持板3に磁石23を、上挟持板5に鉄板21を取付けてもよく、さらには下挟持板3、上挟持板5ともに磁石23としてもよい。取付具11は、収納容器50に取付けると、ウェットティッシュ60を使い切るまで取り外すことはないので、磁力が強くてもよい。下挟持板3に取付ける磁石23又は鉄板21を必要以上に大きくすると、下挟持板23が曲がりにくくなり、取付口52に取付けにくくなるので、必要以上に大きくすべきではない。
磁石23には、ゴム磁石、プラスチック磁石を利用することも可能である。ゴム磁石は、磁石粉末とゴムとを混合し成形した磁石、プラスチック磁石は、磁石粉末とプラスチックとを混合し成型固化した磁石であり市販されている(例えばネオマグ株式会社)。このようなゴム磁石、プラスチック磁石を使用して下挟持板3及び/又は上挟持板5を製作すれば、磁石23が埋め込まれた下挟持板3及び/又は上挟持板5を簡単に得ることができる。錆又は対薬剤性に対しては、必要に応じて表面をコーティングすればよい。下挟持板3及び/又は上挟持板5に鉄板21を埋め込む代わりに、鉄粉とゴム、鉄粉とプラスチックとを混合した材料を使用してもよい。なお、磁石に吸着する材料であれば、鉄板でなくてもよい。
上記取付具11の変形例として、鉄板21と磁石23とに代え、下挟持板3、上挟持板5に互いに嵌り込み係止する凸部と凹部とを設け、収納容器50を間に凸部と凹部とで収納容器50を挟み込み、取付具11を取付けるようにしてもよい。この方法も気密性を保持し、しっかりと固定することができる。これにより下挟持板3と上挟持板5とを小さくすることができる。
フラップ7は、上挟持板5の開口部13を開閉可能に覆う部材であり、上挟持板5と密着することで収納容器50の気密性を保持する。取出口52は、下挟持板3と上挟持板5とで取り囲まれているので、上挟持板5の開口部13を覆うことで取出口52も覆われる。フラップ7は、連結具9を介して上挟持板5と連結し連結具9を中心に回動し、開口部13を開閉する。フラップ7は、可撓性を有する薄い板状の部材からなり、大略的には上挟持板5と同じ大きさ、外形であり、連結具9が連結する端部と反対側の端部に下挟持板3に設けられた突起部15よりも小さい突起部25が設けられている。この突起部25はフラップ7を開くときの取手の役目を果たす。
フラップ7は、ポリプロピレン樹脂などのプラスチック、シリコーンゴムなどのゴム、熱可塑性エラストマーを材料として簡単に得ることができる。ウェットティッシュ60に薬剤が含浸させてある場合は、フラップ7は薬剤に耐性を有することが必要である。フラップ7は、芯材とその表面を覆うコーティング膜で構成し、コーティング膜のみ耐薬剤性を持たせるようにしてもよく、芯材の表面をフィルムで覆ってもよい。この点は、上記下挟持板3、上挟持板5と同様である。
さらにフラップ7は、平面視において上挟持板5の磁石23と同じ位置に薄く磁石23よりも幅広い鉄板27が埋め込まれている。これによりフラップ7を上挟持板5を覆うように閉じると、フラップ7に埋め込まれた鉄板27と上挟持板5に埋め込まれた磁石23とが吸着し、開口部13を密閉することができる。鉄板27の幅は磁石23と同一でもよいが、鉄板27の幅を広くすることで、フラップ7を閉めたときの位置が、上挟持板5に対して多少ずれても、取出口52を密閉することができる。フラップ7を開くときは、突起部25を持ち上げればよい。本実施形態では、フラップ7と上挟持板5とを磁力により密着させるので、閉じるときもフラップ7を上挟持板5に押し付ける必要がなく、取出口52の密閉を簡単かつ確実に行うことができる。さらに粘着剤と異なり何度使用しても気密性が低下しないので、取出口52のカバーとして好ましい。
フラップ7側に磁石を設けてもよいこと、フラップ7と上挟持体5との両方に磁石を設けてもよいことは、先の取付具11と同じである。ゴム磁石、プラスチック磁石を使用してフラップ7自体を製作してもよいことを含め、製作要領も先の取付具11と同じ要領で製作することができる。
連結具9は、柔軟性を有する2つの細く薄い帯状の部材からなり、フラップ7の長手方向の一端部29と上挟持板5の長手方向の一端部31とを連結する。連結具9は、フラップ7を閉めたとき、フラップ7と上挟持板5とがぴったりと重なり合うように、フラップ7が上挟持板5に対し前後左右に大きくずれることなくフラップ7を回動させる。連結具9は、ウェットティッシュ60に含浸された薬剤に直接接触することがないので、必ずしも耐薬剤性を考慮する必要はないが、フラップ7及び上挟持板5と同じ材料を使用し、これらを一体的に形成すれば容易に又安価に製造することができる。なお、連結具9は、フラップ7を回動自在に上挟持板5に連結できれば他の構造であってもよい。
上記に示すように本発明に係る取出口カバーは、使い捨てウェットティッシュ収納容器に設けられている粘着剤を使用した開閉フラップを取り去り、代わりに取付け使用することができる。構造が簡単で取付けも容易であり、ウェットティッシュを使い切った後は、取り外し別の使い捨てウェットティッシュ収納容器に使用することができるので、経済的である。使い捨てウェットティッシュ収納容器も特別のものである必要はなく、汚れ落とし、あかちゃんのおしり拭きなど市販されている幅広いウェットティッシュ収納容器に使用することができる。また取出口カバーは厚さが薄く、ウェットティッシュ収納容器の外に位置する部分の厚さを0.4〜2mm程度とすることも十分に可能であり、取出口カバーを取付けた使い捨てウェットティッシュ収納容器をかばんに入れて携行するとき、取出口カバーがじゃまとならず便利である。
上記実施形態では、取付具を構成する下挟持板と上挟持板とはほぼ同じ大きさ、形状を有する例を示したが、下挟持板と上挟持板とは必ずしも同じ形状、大きさでなくてもよい。取付具をウェットティッシュの取出口にしっかりと密着固定でき、気密性に優れ、さらに取り付けが容易であれば、下挟持板及び上挟持板の形状、大きさは特に限定されない。安価で製作容易な取付具であることが好ましい。また、フラップも上挟持板と密着し取出口を密閉できれば、上挟持板と必ずしも同じ形状、大きさでなくてもよい。例えば、鉄板又は磁石の位置を上挟持板の磁石の位置と同じとし又はフラップ自身をゴム磁石で製作することで、外形をハート型としてもよい。このようにすれば見た目もよく、さらにフラップの表面に花柄模様等を入れれば気持ちよく使用することができる。また上記実施形態では、長穴形状の取出口を示したが、取出口の形状が特定の形状に限定されないことは言うまでもない。なお、本発明に係る取出口カバーは、使い捨てのウェットティッシュの収納容器のみならず、取出口を備える他の収容容器にも使用できる。
1 ウェットティッシュ収納容器の取出口カバー
3 下挟持板
5 上挟持板
7 フラップ
9 連結具
11 取付具
13 開口部
19 開口部周縁部
21 鉄板
23 磁石
27 鉄板
29 フラップの長手方向の一端部
31 上挟持板の長手方向の一端部
50 使い捨てウェットティッシュ収納容器
52 取出口
54 ウェットティッシュ収納容器の上面
60 ウェットティッシュ

Claims (5)

  1. 袋状の収納容器の上面に設けられたウェットティッシュの取出口に取付け使用する、着脱可能な取出口カバーであって、
    中央部に前記取出口よりも僅かに小さい開口部を備え開口部周縁部が接着された上下2つの挟持体で前記取出口を取り囲むように挟み込み密着固定する、着脱可能な取付具と、
    前記開口部を開閉可能に覆うフラップと、
    前記フラップを回動可能に前記上挟持体に連結する連結具と、を含み、
    前記フラップ及び前記上挟持体は、各々磁石と磁石又は磁石と磁石に吸着する金属体を備え、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とするウェットティッシュ収納容器の取出口カバー。
  2. 前記上挟持体は、開口部を囲むように配置された磁石を備え、
    前記下挟持体及び前記フラップは、少なくとも前記上挟持体の磁石に対向する位置に磁石又は磁石に吸着する金属体を備え、
    前記取付具を取出口に取付けたとき、前記上挟持体及び前記下挟持体は、磁力により共に前記収納容器に密着し、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とする請求項1に記載のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー。
  3. 前記上挟持体は、開口部を囲むように配置された磁石に吸着する金属体を備え、
    前記下挟持体及び前記フラップは、少なくとも前記上挟持体の金属体に対向する位置に磁石を備え、
    前記取付具を取出口に取付けたとき、前記上挟持体及び前記下挟持体は、磁力により共に前記収納容器に密着し、前記フラップを閉めたとき、前記フラップと前記上挟持体とは磁力により互いに密着することを特徴とする請求項1に記載のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー。
  4. 前記上挟持体、下挟持体及びフラップは、可撓性を有する合成樹脂、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成され、前記磁石又金属体は、前記上挟持体、下挟持体及びフラップに埋め込まれていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー。
  5. 前記上挟持体、下挟持体及びフラップは、ゴム磁石、プラスチック磁石又はゴム磁石、プラスチック磁石の表面が合成樹脂でコーティングされた材料で形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のウェットティッシュ収納容器の取出口カバー。
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JP5719061B1 (ja) * 2014-05-21 2015-05-13 株式会社小久保工業所 ウエットシート包装体用の取出口蓋

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