JP2014069820A - ウェットシート包装体用蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェットシートを取り出す際の取り出し易さを確保するとともに、他の包装体に再利用することが容易なウェットシート包装体用蓋体を提供する。
【解決手段】袋本体10の開口部を閉塞する蓋部110と、一端が蓋部110に連結され包装体30を側方から挟持して蓋部110を開口部11上に配置させる挟持部120とを備え、蓋部110は、開口部を外方から囲繞する蓋開口部111aが形成された環状の枠体111と、枠体111に開閉自在に設けられるとともに枠体111の表面側から蓋開口部111aを閉塞する開閉部112とを備え、挟持部120は、一端が蓋部110に連結され包装体30を上面側から押える上板部121と、包装体30を下面側から押える下板部122と、上板部121及び下板部122を連結する連結部123とを備え、上板部121及び下板部122の一方又は双方が、包装体30を内部方向に押圧可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェットシート包装体に取り付けて使用されるウェットシート包装体用蓋体に関する。
従来、水分、アルコールや液体の薬剤を含有させたウェットティシューなどのウェットシートを収納する袋状の包装体が知られている。一般に、上記包装体は、再接着可能なフィルムラベル状の蓋材を備えており、未使用時にはこの蓋材を取出口としての開口部の周縁に接着させて開口部を塞ぐことができるようになっている。
しかしながら、上記従来の包装体において蓋材の開閉を繰り返すと、蓋材の粘着面に薬液やゴミが付着して粘着力が低下するため、蓋材が自動的に剥がれてしまう虞がある。また、蓋材の粘着力の低下に伴いシール性も低下するため、包装体内部の気密性が低下してしまう虞もある。
そこで、包装体内部の気密性を確保すべく、上記フィルムラベル状の蓋材を外方から囲繞する開口部が形成された環状の枠体と、枠体に開閉自在に設けられるとともに枠体の表面側から開口部を閉塞する蓋部材と、を有する蓋体を、枠体の裏面に塗布された接着剤を介して包装体の上面に接着させたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−25980号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術は、蓋体を包装体の上面に接着させるのみの構成であるため、包装体の内部に収納されたウェットシートに対して圧力を加えることができない。従って、残り枚数が少なくなったウェットシートを取り出す際に、ポップアップ性が低下して取り出しにくくなるという問題が生じる。
また、上記特許文献1記載の技術は、蓋体が包装体の上面に接着されているため、包装体からの取り外しが困難である。従って、蓋体を他の包装体に再利用することが容易ではなく、使用者にとって利便性が悪いという問題が生じる。
本発明は、ウェットシートを取り出す際の取り出し易さを確保するとともに、他の包装体に再利用することが容易なウェットシート包装体用蓋体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
ウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、開口部を有する袋状の袋本体の前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体に対して、着脱自在に取り付けられるウェットシート包装体用蓋体であって、
前記開口部を閉塞する蓋部と、
一端が前記蓋部に連結され、前記包装体を側方から挟持して前記蓋部を前記開口部上に配置させる挟持部と、を備え、
前記蓋部は、
前記開口部を外方から囲繞する蓋開口部が形成された環状の枠体と、
前記枠体に開閉自在に設けられるとともに当該枠体の表面側から前記蓋開口部を閉塞する開閉部と、を備え、
前記挟持部は、
一端が前記蓋部に連結され、前記包装体を上面側から押える上板部と、
前記包装体を下面側から押える下板部と、
前記上板部及び前記下板部を連結する連結部と、を備え、
前記上板部及び前記下板部の一方又は双方が、前記包装体を内部方向に押圧可能に構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のウェットシート包装体用蓋体において、
前記枠体の裏面又は外周面には、前記挟持部からの押圧力により弾性変形する素材で形成された密着部が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体において、
前記上板部又は前記下板部は、可撓性を有する素材で形成されるとともに、対向する前記下板部又は前記上板部に向かって傾斜した状態で前記連結部に固定されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体において、
前記連結部は、回動支点を中心に回動することにより両端部が上下に開閉可能に構成されるとともに、弾性部材により常時両端部が閉じる方向に付勢され、
前記連結部には、当該連結部の回動支点から上下方向にそれぞれ延出して両端部を開閉可能にする摘み部が設けられ、
前記摘み部が閉じる方向に挟持されることにより、前記連結部の両端部が回動支点を中心に開く方向に回動することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体において、
前記上板部及び前記下板部は、平行に設けられ、
前記上板部及び前記下板部の一方又は双方は、垂直方向に移動可能に構成され、
前記連結部には、前記上板部及び前記下板部の一方又は双方を垂直方向に移動可能なレバーが設けられ、
前記レバーが操作されて、前記上板部及び前記下板部の一方又は双方が対向する前記下板部又は前記上板部に向かって移動することにより、前記包装体を内部方向に押圧可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、従来のように、ウェットシート包装体用蓋体を包装体の上面に接着させる必要がなくなるので、ウェットシート包装体用蓋体を他の包装体に再利用することが容易となり、使用者にとって利便性がよい。
また、包装体の内部に収納されたウェットシートに対して上面側及び下面側から圧力を加えることができるので、残り枚数が少なくなったウェットシートを取り出す場合であっても、ポップアップ性が低下することはなく、取り出し易さを確保することができる。
本実施形態のウェットシート包装体用蓋体をウェットシート包装体に装着させた様子の一例を示す外観斜視図である。 ウェットシート包装体の全体構成を示す外観斜視図である。 本実施形態のウェットシート包装体用蓋体の全体構成を示す外観斜視図である。 蓋部の構成を示す外観斜視図である。 本実施形態のウェットシート包装体用蓋体の全体構成を示す側面図である。 本実施形態のウェットシート包装体用蓋体が装着されたウェットシート包装体の底面図である。 図1のVII−VII部の一例を示す断面図である。 ウェットシート包装体用蓋体の下板部の一変形例(変形例1)を示す底面図である。 ウェットシート包装体用蓋体の挟持部の形状の一変形例(変形例2)を示す断面図である。 ウェットシート包装体用蓋体の挟持部の構成の一変形例(変形例3)を示す側面図である。 ウェットシート包装体用蓋体の挟持部の構成の一変形例(変形例3)を示す側面図である。 ウェットシート包装体用蓋体の密着部の一変形例(変形例4)を示す断面図及び平面図である。 包装体が分厚い場合に、調節部材を挿入した一変形例(変形例5)を示す断面図である。 包装体が薄い場合に、調節部材を挿入した一変形例(変形例5)を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るウェットシート包装体用蓋体100(以下、蓋体100と略する)は、図1に示すように、ウェットシート包装体1に着脱自在に装着させることにより使用されるものである。
まず、ウェットシート包装体1の構成について説明する。
ウェットシート包装体1は、図2に示すように、開口部11を有する袋状の袋本体10と、開口部11を開閉自在に覆うフィルムラベル状の蓋材20と、を備える包装体30の内部にウェットシートSが複数枚積層された状態で収納され、開口部11からウェットシートSが1枚ずつ取り出されて使用されるようになっている。
なお、以下の説明では、包装体30において、開口部11が形成された面を上面、開口部11が形成された面と反対側の面を底面とする。
袋本体10は、シート材により袋状に構成されている。シート材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を貼り合わせた複合シート等を使用することができる。なお、袋本体10を構成するシート材には、液密性又は気密性を有するシート材を用いるのが好ましい。
また、袋本体10を構成するシート材は、袋本体10の底面側(図示略)で袋本体10の長手方向に沿って接合されるとともに、袋本体10の長手方向の両端部で対向する面同士が接合されている。
袋本体10の上面には、内部に収納するウェットシートSを取り出すための開口部11が形成されている。開口部11の形状は、特に限定されることはなく、図2に示したような楕円形としてもよいし、或いは円形、方形、方形の角を丸めた形状など任意の形状とすることができる。
蓋材20は、袋本体10とは別体のシート片により、開口部11を開閉自在に覆うように構成されている。蓋材20の材質としては、袋本体10と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を張り合わせた複合シート等を使用することができる。蓋材20の形状は、開口部11を完全に覆うことができれば特に限定されることはなく、例えば、矩形状、楕円形状など任意の形状とすることができる。
また、蓋材20の裏面には、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤が塗布されており、蓋材20は、開口部11を開閉自在に覆うように袋本体10に接着されるようになっている。
ウェットシートSは、上記の包装体30の内部に、複数枚積層された状態(ウェットシート積層体S1)で収納されている。なお、ウェットシートSを積層する枚数としては、10〜100枚程度であることが好ましい。ウェットシートSは、所定の繊維を繊維素材として、例えば、スパンレース、エアスルー、エアレイド、ポイントボンド、スパンボンド、ニードルパンチ等の周知の技術により製造される不織布である。所定の繊維としては、例えば、レーヨン、リヨセル、テンセル、コットン等のセルロース系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維が挙げられる。これらは単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
次に、蓋体100の構成について説明する。
蓋体100は、図1及び図3〜図7に示すように、袋本体10の開口部11を閉塞する蓋部110と、一端が蓋部110に連結され、包装体30を側方から挟持して蓋部110を開口部11上に配置させる挟持部120と、を備えて構成されている。
蓋部110は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリアミド(PA)等の熱可塑性樹脂で形成されている。
蓋部110は、図4に示すように、開口部11及び蓋材20を外方から囲繞する蓋開口部111aが形成された環状の枠体111と、枠体111に開閉自在に設けられるとともに枠体111の表面側から蓋開口部111aを閉塞する開閉部112と、を備えて構成されている。
また、枠体111の裏面、即ち、包装体30との接触面には、図5に示すように、エラストマー、シリコンゴムなどの弾力性を有する素材で形成され、挟持部120からの押圧力によって弾性変形する密着部113が設けられている。この密着部113は、枠体111の形状に合わせて環状に形成されている。本実施形態の蓋部110は、枠体111の裏面に密着部113を設けたことにより、密着性や気密性を向上させることが可能である。
挟持部120は、例えば、蓋部110と同様のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリアミド(PA)等の熱可塑性樹脂で形成されている。なお、挟持部120は、上記の熱可塑性樹脂の他にも、金属製の素材やゴム製の素材等により形成することも可能である。
挟持部120は、図5に示すように、側面視略C字状の板状部材で形成されている。具体的には、挟持部120は、一端が蓋部110に連結され、包装体30を上面側から押える上板部121と、包装体30を下面側から押える下板部122と、上板部121及び下板部122を連結する連結部123と、を備えて構成されている。
下板部122は、先端部が楕円形状に形成されており、包装体30の下面を幅広く支持できるようになっている(図6参照)。
連結部123は、図5に示すように、上下方向の略中央にて内側に折り曲げられた、側面視略逆「く」字状に形成され、包装体30の厚みに応じて自在に折り曲げ可能に構成されている。また、連結部123と上板部121及び下板部122との連結部分も同様に折り曲げ可能に構成されており、連結部123に対して上板部121及び下板部122を自在に折り曲げることができるようになっている。即ち、例えば、下板部122を上方、即ち、包装体30側に折り曲げたり、上板部121を下方、即ち、包装体30側に折り曲げたりすることにより、包装体30の内部に圧力を加えることができるようになっている(図7(b)参照)。このように、本実施形態では、上板部121及び下板部122の一方又は双方が、包装体30を内部方向に押圧可能に構成されている。
なお、上板部121又は下板部122を、可撓性を有する素材で形成するようにし、対向する下板部122又は上板部121に向かって傾斜した状態で連結部123に固定するようにしてもよい。この場合、包装体30にある程度厚みがあるときには、上記傾斜した上板部121又は下板部122が、包装体30に当接すると同時に包装体30の上面又は下面に沿って撓むこととなる。これにより、包装体30との接地面を広くとることができるので、より効果的に包装体30の内部に圧力を加えることができる。
次に、本実施形態に係る蓋体100の使用方法について説明する。
まず、使用者は、蓋体100の挟持部120により包装体30を側方から挟持させる。このとき、挟持部120の一端に連結された蓋部110が、袋本体10の開口部11上に配置されるように挟持させる。
次に、使用者は、蓋部110の開閉部112を開き、開口部11を覆う蓋材20を剥離して開口部11を表出させる。なお、本実施形態では、蓋部110が開口部11の蓋として機能することとなるため、蓋材20は必ずしも必要ではなく、予め蓋材20を剥離して廃棄するようにしてもよい。
次に、使用者は、開口部11を介して、ウェットシートSを摘みながら上方に引き出すことによりウェットシートSを取り出して使用する。このとき、包装体30は、挟持部120により上下方向に挟持されているため、包装体30の内部に収納されたウェットシートSに対して圧力が加わるようになっている。従って、ウェットシートSの残り枚数が少なくなった場合であっても、取り出す際のポップアップ性を確保することが可能となる。
最後に、使用者は、開口部11を覆うように蓋材20を再接着した後、開閉部112を閉じることにより、包装体30の内部を再度密封する。なお、蓋材20を廃棄している場合は、開閉部112を閉じる作業のみを行う。
なお、使用者は、包装体30の内部に収納されたウェットシートSを全て使い果たした場合、包装体30から蓋体100を取り外す。このとき、蓋体100は、挟持部120により包装体30を挟持しているだけであるため、容易に取り外すことが可能である。
そして、使用者は、新たな包装体30に対して、上記の要領で蓋体100を装着して使用する。
以上のように、本実施形態に係る蓋体100によれば、開口部11を外方から囲繞する蓋開口部111aが形成された環状の枠体111と、枠体111に開閉自在に設けられるとともに枠体111の表面側から蓋開口部111aを閉塞する開閉部112と、を備える蓋部110を備えるので、蓋材20の粘着力が低下した場合であっても、包装体30内部の気密性を確保することができる。
そして、蓋体100は、一端が蓋部110に連結され、包装体30を上面側から押える上板部121と、包装体30を下面側から押える下板部122と、上板部121及び下板部122を連結する連結部123と、を備え、包装体30を側方から挟持して蓋部110を開口部11上に配置させる挟持部120を備えるので、蓋体100を包装体30の上面に接着させる必要がなくなり、包装体30からの取り外しを容易なものとすることができる。従って、蓋体100を他の包装体30に再利用することが容易となり、使用者にとって利便性がよい。
また、上板部121及び下板部122の一方又は双方が、包装体30を内部方向に押圧可能に構成されているので、包装体30の内部に収納されたウェットシートSに対して上面側及び下面側から圧力を加えることができる。従って、残り枚数が少なくなったウェットシートSを取り出す場合であっても、ポップアップ性が低下することはなく、取り出し易さを確保することができる。
また、本実施形態に係る蓋体100によれば、枠体111の裏面又は外周面には、弾力性を有する素材で形成された密着部113が設けられているので、蓋体100と包装体30との密着性を向上させることができることとなって、包装体30内部の気密性を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、図8に示す例では、実施形態と比べ、挟持部120の下板部122の形状が異なっている。
具体的には、図8(a)に示す例では、下板部122は、先端部が円形状に形成されている。また、図8(b)に示す例では、下板部122は、先端部が二股に分かれたV字形状に形成されている。
なお、下板部122の形状は、上記例に限定されるものではなく、包装体30を下面から支持可能な形状であれば、いかなる形状に形成されていてもよい。従って、例えば、先端部を星型形状に形成するようにしてもよい。
(変形例2)
また、図9に示す例では、実施形態と比べ、挟持部120の形状が異なっている。
具体的には、図9(a)に示す例では、挟持部120は、側面視略コ字状の板状部材で形成されている。即ち、実施形態と比べ、連結部123が折れ曲がることなく直線状に形成されている点で異なっている。
また、図9(b)に示す例では、挟持部120Aは、包装体30を四方から囲むように四度折り曲げられた板状部材で形成され、一端が蓋部110の短手方向の一端に連結されるとともに、他端が蓋部110の短手方向の他端に連結されている。
なお、挟持部120の形状は、上記例に限定されるものではなく、包装体30を少なくとも上下方向に挟持可能な形状であれば、いかなる形状に形成されていてもよい。
(変形例3)
また、図10及び図11に示す例では、実施形態と比べ、挟持部120の構成が異なっている。
具体的には、図10に示す例では、挟持部120Bには、「く」の字に折り曲げられた連結部123の折曲部(回動支点)123aから上下方向にそれぞれ延出して側面視略く字状に形成された摘み部124が新たに設けられている。なお、連結部123は、折曲部123aを中心に回動することにより、両端部が上下に開閉可能に構成されている。また、摘み部124と連結部123とは、折曲部123aを境にして上方側及び下方側それぞれ一箇所ずつ弾性部材としてのバネ125により連結されている。2つのバネ125、125は、連結部123を常時両端部が閉じる方向、即ち、包装体30側に付勢する。この連結部123に対する付勢力が、連結部123を介して上板部121及び下板部122に伝わり、上板部121及び下板部122が包装体30側に付勢されるようになっている。これにより、挟持部120Bは、包装体30の内部に圧力を加えることができるようになっている。
一方、使用者が包装体30から蓋体100を取り外す場合、摘み部124を閉じる方向に挟持することにより、2つのバネ125、125を介して連結部123に摘み部124側への引力が加えられ、連結部123の両端部が折曲部123aを中心に開く方向に回動する。この連結部123の回動により、上板部121及び下板部122が、包装体30の反対側に移動されるようになっている。これにより、包装体30から蓋体100を取り外すことができるようになっている。
以上のように、図10に示す例では、連結部123は、折曲部123aを中心に回動することにより両端部が上下に開閉可能に構成されるとともに、バネ125により常時両端部が閉じる方向に付勢されるので、ウェットシートSの残り枚数が少なくなった場合であっても、確実にウェットシートSに対して圧力を加えることができることとなって、ポップアップ性を低下させることなく取り出し易さを確保することができる。
また、連結部123には、当該連結部123の折曲部123aから上下方向にそれぞれ延出して両端部を開閉可能にする摘み部124が設けられ、摘み部124が閉じる方向に挟持されることにより、連結部123の両端部が折曲部123aを中心に開く方向に回動するので、簡易な操作で包装体30からの取り外しを行うことができる。従って、蓋体100を他の包装体30に再利用することが容易となり、使用者にとって利便性がよい。
また、図11に示す例では、挟持部120Cは、直線状に形成された連結部123の上端部にレバー126が新たに設けられている。なお、上板部121及び下板部122は、平行に設けられている。また、レバー126と上板部121とは、リンク127により連結されている。ここで、図11(a)に示すように、上板部121は、レバー126が蓋部110と反対方向に位置するときに、連結部123の上端側に位置されるようになっている。そして、図11(b)に示すように、レバー126が蓋部110の方向に倒されると、上板部121は、リンク127を介して下方、即ち、包装体30側に押し下げられる。これにより、挟持部120Cは、所謂バインダー式に、包装体30の内部に圧力を加えることができるようになっている。
使用者が包装体30から蓋体100を取り外す場合は、レバー126を蓋部110と反対方向に引き戻すことにより、上板部121を連結部123の上端側に移動させる。これにより、包装体30から蓋体100を取り外すことができる。
なお、図11に示す例では、下板部122側を固定して上板部121側を下方に移動させるように構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、レバー126を連結部123の下端部に設けるようにし、レバー126と下板部122とをリンク127により連結することで、上板部121側を固定して下板部122側を上方に移動させるように構成してもよい。また、レバー126を連結部123の上端部及び下端部に設けるようにすることで、上板部121及び下板部122の双方を移動可能に構成してもよい。
また、上板部121及び下板部122を包装体30側に移動させた後の位置を保持するための機構を設けるようにしてもよい。
以上のように、図11に示す例では、上板部121及び下板部122は、平行に設けられ、上板部121及び下板部122の一方又は双方は、垂直方向に移動可能に構成され、連結部123には、上板部121及び下板部122の一方又は双方を垂直方向に移動可能なレバー126が設けられ、レバー126が操作されて、上板部121及び下板部122の一方又は双方が対向する下板部122又は上板部121に向かって移動することにより、包装体30を内部方向に押圧可能に構成されているので、ウェットシートSの残り枚数が少なくなった場合であっても、確実にウェットシートSに対して圧力を加えることができることとなって、ポップアップ性を低下させることなく取り出し易さを確保することができる。
また、レバー126を操作して、上板部121及び下板部122の一方又は双方を対向する下板部122又は上板部121から遠ざかる方向に移動させることにより、包装体30からの取り外しを行うことができる。従って、簡易な操作で蓋体100を他の包装体30に再利用することが容易となり、使用者にとって利便性がよい。
(変形例4)
また、図12(a)及び図12(b)に示す例では、実施形態と比べ、密着部113が設けられる位置が異なっている。
具体的には、密着部113は、枠体111の裏面ではなく、枠体111の外周面を覆うように設けられている。
なお、密着部113は、必須の構成ではなく、密着部113を設けない構成とすることも可能である。
(変形例5)
また、図13及び図14に示す例では、実施形態と比べ、密着部113を設けない構成とし、枠体111と包装体30の上面との間に隙間が生じた場合には、側面視楔形形状に形成された調節部材114を枠体111の裏面に挿入して、生じた隙間を埋めるようにしている。
具体的には、例えば、図13(a)に示すように、包装体30に厚みがありすぎて、上板部121及び蓋部110が上方に浮き上がってしまっている場合、図13(b)に示すように、枠体111の上板部121と反対側の端部側、即ち、より高く浮かび上がっている側の端部側に厚みがある方の端部が配されるように調節部材114を挿入している。調節部材114は、エラストマー、シリコンゴム、スポンジなどの弾力性を有する素材で形成され、枠体111の形状に合わせて平面視環状に形成されている。
また、例えば、図14(a)に示すように、包装体30の厚みが薄すぎて、上板部121及び蓋部110が下方に落ち込んでしまっている場合、図14(b)に示すように、枠体111の上板部121側の端部側、即ち、落ち込みが少ない側の端部側に厚みがある方の端部が配されるように調節部材114を挿入している。
なお、図13及び図14に示す例では、密着部113を設けない構成に調節部材114を挿入するようにしているが、これに限定されるものではなく、実施形態のように枠体111の裏面に密着部113を設ける構成や、変形例4のように枠体111の外周面に密着部113を設ける構成に、調節部材114を挿入することも可能である。
その他、ウェットシート包装体及び蓋体の細部構成に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 ウェットシート包装体
30 包装体
10 袋本体
11 開口部
20 蓋材
100 ウェットシート包装体用蓋体
110 蓋部
111 枠体
111a 蓋開口部
112 開閉部
113 密着部
114 調節部材
120、120A、120B、120C 挟持部
121 上板部
122 下板部
123 連結部
123a 折曲部(回動支点)
124 摘み部
125 バネ(弾性部材)
126 レバー
127 リンク
S ウェットシート
S1 ウェットシート積層体

Claims (5)

  1. ウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、開口部を有する袋状の袋本体の前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体に対して、着脱自在に取り付けられるウェットシート包装体用蓋体であって、
    前記開口部を閉塞する蓋部と、
    一端が前記蓋部に連結され、前記包装体を側方から挟持して前記蓋部を前記開口部上に配置させる挟持部と、を備え、
    前記蓋部は、
    前記開口部を外方から囲繞する蓋開口部が形成された環状の枠体と、
    前記枠体に開閉自在に設けられるとともに当該枠体の表面側から前記蓋開口部を閉塞する開閉部と、を備え、
    前記挟持部は、
    一端が前記蓋部に連結され、前記包装体を上面側から押える上板部と、
    前記包装体を下面側から押える下板部と、
    前記上板部及び前記下板部を連結する連結部と、を備え、
    前記上板部及び前記下板部の一方又は双方が、前記包装体を内部方向に押圧可能に構成されていることを特徴とするウェットシート包装体用蓋体。
  2. 前記枠体の裏面又は外周面には、前記挟持部からの押圧力により弾性変形する素材で形成された密着部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のウェットシート包装体用蓋体。
  3. 前記上板部又は前記下板部は、可撓性を有する素材で形成されるとともに、対向する前記下板部又は前記上板部に向かって傾斜した状態で前記連結部に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体。
  4. 前記連結部は、回動支点を中心に回動することにより両端部が上下に開閉可能に構成されるとともに、弾性部材により常時両端部が閉じる方向に付勢され、
    前記連結部には、当該連結部の回動支点から上下方向にそれぞれ延出して両端部を開閉可能にする摘み部が設けられ、
    前記摘み部が閉じる方向に挟持されることにより、前記連結部の両端部が回動支点を中心に開く方向に回動することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体。
  5. 前記上板部及び前記下板部は、平行に設けられ、
    前記上板部及び前記下板部の一方又は双方は、垂直方向に移動可能に構成され、
    前記連結部には、前記上板部及び前記下板部の一方又は双方を垂直方向に移動可能なレバーが設けられ、
    前記レバーが操作されて、前記上板部及び前記下板部の一方又は双方が対向する前記下板部又は前記上板部に向かって移動することにより、前記包装体を内部方向に押圧可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェットシート包装体用蓋体。
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