JP6041501B2 - ウェットシート包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のウェットシートが積層されて収納されたウェットシート包装体に関する。
従来、水分、アルコールや液体の薬剤を含有させたウェットティシューなどのウェットシートを収納する袋状の包装体が知られている。一般に、上記包装体は、再接着可能なシール状の蓋材を備え、未使用時にはこの蓋材を取出口としての開口部の周縁に接着させて開口部を塞ぐことができるようになっている。
上記のような構成の包装体として、例えば、包装袋の外面に硬質の保型性シートを固着させ、保型性シートに蓋材としての蓋ラベルを貼設させた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。上記特許文献1記載の技術によれば、包装袋の外面に硬質の保型性シートを固着させたことにより、蓋ラベルの開閉が容易であるとともに、繰り返し開閉しても包装袋の取出口の縁に波打ちやシワが発生しないようにすることができる。
特開2009−249031号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、繰り返し蓋ラベルを開閉すると、蓋ラベルの粘着面に薬液やゴミが付着して蓋ラベルの粘着力が低下するため、蓋ラベルが自動的に剥がれる虞がある。また、蓋ラベルの粘着力の低下に伴い、シール性も低下するため、蓋ラベルが貼付された状態であっても、包装体内部の気密性が低下するという問題が生じる。
本発明は、蓋材の粘着力の低下を防止し、包装体内部の気密性を確保することができるウェットシート包装体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、
開口部を有する袋状の袋本体と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋材と、を備える包装体の内部にウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体において、
前記蓋材は、
前記開口部を被覆可能に構成され、一端に袋本体に固定される固定部が形成され、裏面に前記袋本体に剥離自在に接着可能な接着剤が塗布された基材と、
前記基材の裏面のうち、前記固定部以外の領域全面を含んで剥離可能に接着される剥離シートと、
を備え、
前記剥離シートは、裏面に前記接着剤が塗布され
前記基材の他端には、裏面に前記接着剤が塗布されない第1摘み部が形成され、
前記剥離シートの前記基材の他端側の端部には、前記基材の裏面に接着されない第2摘み部が形成され、
前記第1摘み部及び前記第2摘み部が平面視で重なり、前記第1摘み部が前記第2摘み部よりも延出していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
開口部を有する袋状の袋本体と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋材と、を備える包装体の内部にウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体において、
前記蓋材は、
前記開口部を被覆可能に構成され、一端に袋本体に固定される固定部が形成され、裏面に前記袋本体に剥離自在に接着可能な接着剤が塗布された基材と、
前記基材の裏面のうち、被覆時に前記開口部の位置に相当する部分以外の非開口部領域の一部を含んで剥離可能に接着される剥離シートと、
を備え
前記基材の他端には、裏面に前記接着剤が塗布されない第1摘み部が形成され、
前記剥離シートの前記基材の他端側の端部には、前記基材の裏面に接着されない第2摘み部が形成され、
前記第1摘み部及び前記第2摘み部が平面視で重なり、前記第1摘み部が前記第2摘み部よりも延出していることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のウェットシート包装体において、
前記剥離シートには、当該剥離シートの一部を切り取り可能にするための第1のミシン目が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のウェットシート包装体において、
前記固定部の裏面は、前記剥離シートにより構成され、
前記固定部よりも前記基材の他端側の端部側に、前記基材の一端と他端を結ぶ方向と直交する方向に延在する第2のミシン目が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、剥離シートを剥離することにより、基材の裏面のうち剥離シートが接着していた部分に塗布された接着剤を新たに利用することができることとなって、蓋材の粘着力の低下を防止し、包装体内部の気密性を確保することができる。
本実施形態のウェットシート包装体の全体構成を示す外観斜視図である。 図1の状態から蓋材を開いた様子の一例を示す外観斜視図である。 図1のIII−III部の一例を示す断面図である。 蓋材の一変形例(変形例1)を示す裏面図である。 図4のV−V部の一例を示す断面図である。 図4の蓋材の一変形例を示す裏面図である。 蓋材の一変形例(変形例2)を示す側面図である。 図7の蓋材の一変形例を示す側面図である。 図7の蓋材の一変形例を示す裏面図である。 蓋材の一変形例(変形例3)を示す裏面図である。 蓋材の一変形例(変形例4)を示す裏面図である。 変形例4のウェットシート包装体において、蓋材を開いて剥離シートを引き剥がした様子の一例を示す外観斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態に係るウェットシート包装体100は、図1〜図3に示すように、開口部11を有する袋状の袋本体10と、開口部11を開閉自在に覆う蓋材20と、を備える包装体30の内部にウェットシート1が複数枚積層された状態で収納され、開口部11からウェットシート1が1枚ずつ取り出されて使用されるようになっている。
なお、以下の説明では、包装体30において、開口部11が形成された面を上面、開口部11が形成された面と反対側の面を底面とする。
袋本体10は、シート材により袋状に構成されている。シート材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を張り合わせた複合シート等を使用することができる。なお、袋本体10を構成するシート材には、液密性又は気密性を有するシート材を用いるのが好ましい。
また、袋本体10を構成するシート材は、袋本体10の底面側(図示略)で袋本体10の長手方向に沿って接合されるとともに、袋本体10の長手方向の両端部で対向する面同士が接合されている。
袋本体10の上面には、内部に収納するウェットシート1を取り出すための開口部11が形成されている。開口部11の形状は、特に限定されることはなく、図2に示したような楕円形としてもよいし、或いは円形、方形、方形の角を丸めた形状など任意の形状とすることができる。
また、袋本体10の上面には、後述する蓋材20が剥離された際に開口部11が形成されるように、ミシン目(図示省略)で区切られた閉ループ部11aが形成されている(図2参照)。
蓋材20は、図1〜図3に示すように、基材21と、剥離シートとしての剥離フィルム22と、を備えて構成されている。
基材21は、袋本体10とは別体の略矩形状のシート片により、開口部11を被覆可能に構成されている。基材21の材質としては、袋本体10と同様に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの単材又は複合材、或いはこれら合成樹脂シートとアルミフォイル、紙等を張り合わせた複合シート等を使用することができる。
また、基材21の長手方向の一端には、固定部21bが形成され、基材21が袋本体10に固定される。即ち、基材21は、袋本体10から完全には分離されない構造となっている。
また、基材21の長手方向の他端(固定部21bが形成された端部と反対側の端部)には、蓋材20を剥離する際に使用者が摘むための摘み部21aが形成されている。摘み部21aの形状は、使用者が摘み易い形状であれば特に限定されることはなく、任意の形状とすることができる。
また、基材21の裏面(袋本体10に接着される側の面)には、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤Nが塗布されており、基材21の裏面を覆うように剥離フィルム22が接着されている。なお、摘み部21aには感圧接着剤Nは塗布されず、即ち、剥離フィルム22が接着されず、使用者が摘み易いように袋本体10からわずかに浮かび上がった状態となっている。また、固定部21bは、袋本体10に固定されており、剥離フィルム22が接着されないようになっている。
即ち、基材21は、摘み部21a及び固定部21bに挟まれた接着部21cにおいて、剥離フィルム22が接着されるようになっている。
剥離フィルム22は、基材21の裏面のうち、摘み部21a及び固定部21b以外の領域全面(接着部21c)を含んで接着され、基材21から剥離可能に構成されている。剥離フィルム22の材質としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートをフィルム状に形成したもの等を使用することができる。
また、剥離フィルム22の裏面(袋本体10に接着される側の面)には、基材21と同様、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤Nが塗布されており、剥離フィルム22は、開口部11を開閉自在に覆うように袋本体10に接着されている。
ここで、使用者が摘み部21aを摘んで蓋材20を最初に剥離した際、袋本体10の上面に形成された閉ループ部11aは、図2に示すように、袋本体10から切り離されて蓋材20(剥離フィルム22)の裏面に接着したまま保持される。そして、袋本体10の上面には、閉ループ部11aが切り離された部分に開口部11が形成される。
ウェットシート1は、上記の包装体30の内部に、複数枚が積層された状態で収納されている。なお、ウェットシート1を積層する枚数としては、10〜100枚程度であることが好ましい。ウェットシート1は、所定の繊維を繊維素材として、例えば、スパンレース、エアスルー、エアレイド、ポイントボンド、スパンボンド、ニードルパンチ等の周知の技術により製造される不織布である。所定の繊維としては、例えば、レーヨン、リヨセル、テンセル、コットン等のセルロース系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維が挙げられる。これらは単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
次に、本実施形態に係るウェットシート包装体100の使用方法について説明する。
まず、使用者は、包装体30に設けられた蓋材20の摘み部21aを摘みながら蓋材20を剥離し、開口部11を表出させる。
次に、使用者は、開口部11を介して、ウェットシート1を摘みながら上方に引き出すことによりウェットシート1を取り出して使用する。
最後に、使用者は、開口部11を覆うように蓋材20を再接着し、包装体30の内部を再度密封する。
なお、使用者は、蓋材20の裏面、即ち、剥離フィルム22の裏面の粘着力が弱くなってきた場合、基材21から剥離フィルム22を引き剥がす。
そして、基材21の裏面に塗布された感圧接着剤Nの粘着力により、開口部11を覆うように蓋材20を接着し、包装体30の内部を密封する。
以上のように、本実施形態に係るウェットシート包装体100によれば、蓋材20は、開口部11を被覆可能に構成され、一端に袋本体10に固定される固定部21bが形成され、裏面に袋本体10に剥離自在に接着可能な感圧接着剤Nが塗布された基材21と、基材21の裏面のうち、固定部21b以外の領域全面(接着部21c)を含んで剥離可能に接着される剥離フィルム22と、を備えるので、剥離フィルム22を剥離することにより、基材21の裏面のうち剥離フィルム22が接着していた部分に塗布された感圧接着剤Nを新たに利用することができることとなって、蓋材20の粘着力の低下を防止し、包装体30内部の気密性を確保することができる。
また、本実施形態に係るウェットシート包装体100によれば、剥離フィルム22は、裏面に感圧接着剤Nが塗布されているので、基材21の裏面のうち剥離フィルム22が接着されている部分においても袋本体10に接着することができることとなって、蓋材20の粘着力を高めて包装体30内部の気密性をより確保することができる。
また、本実施形態に係るウェットシート包装体100によれば、基材21の他端には、裏面に感圧接着剤Nが塗布されない摘み部21aが形成されているので、使用者が蓋材20を剥離する際に、容易に剥離することができる。
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(変形例1)
例えば、図4及び図5に示す例では、実施形態と比べ、剥離フィルム22の形状、及び剥離フィルム22の裏面に感圧接着剤Nを塗布しない点が異なっている。
具体的には、変形例1に係る蓋材20は、図4に示すように、剥離フィルム22の形状を、略コ字状、即ち、基材21の接着部21cの裏面のうち、固定部21b側の端部を除く端部に接着可能な形状に形成し、接着部21cの裏面の中央部分には剥離フィルム22を接着させないようにしている。そして、剥離フィルム22の裏面には、感圧接着剤Nを塗布しないようにしている(図4及び図5参照)。
即ち、変形例1に係る蓋材20は、開口部11を覆うように接着される際、接着部21cの裏面のうち、剥離フィルム22が接着していない中央部分で接着されるようになっている。
使用者は、接着部21cの裏面の粘着力が弱くなってきた場合、基材21から剥離フィルム22を引き剥がす。
そして、接着部21cの裏面のうち、剥離フィルム22が接着していた端部部分に塗布された感圧接着剤Nの粘着力により、開口部11を覆うように蓋材20を接着し、包装体30の内部を密封する。
なお、上記変形例1では、剥離フィルム22の形状を、略コ字状に形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、基材21の裏面のうち、被覆時に開口部11の位置に相当する部分(閉ループ部11a)以外の非開口部領域の一部を含んで接着可能な形状であればいかなる形状に形成してもよい。例えば、図6に示すように、接着部21cの裏面の中央部分に、接着部21cよりも小さく且つ閉ループ部11aよりも大きく形成した剥離フィルム22を接着するようにしてもよい。この場合、蓋材20は、接着部21cの裏面のうち、剥離フィルム22が接着していない端部部分で接着される。なお、図6に示す例では、剥離フィルム22の裏面のうち、閉ループ部11aと接触する位置にのみ感圧接着剤Nを塗布させて、切り離された閉ループ部11aを接着させるようにしている。
使用者は、接着部21cの裏面の粘着力が弱くなってきた場合、基材21から剥離フィルム22を引き剥がし、接着部21cの裏面のうち、剥離フィルム22が接着していた中央部分に塗布された感圧接着剤Nの粘着力により、開口部11を覆うように蓋材20を接着し、包装体30の内部を密封する。
以上のように、変形例1に係るウェットシート包装体100によれば、蓋材20は、開口部11を被覆可能に構成され、一端に袋本体10に固定される固定部21bが形成され、裏面に袋本体10に剥離自在に接着可能な感圧接着剤Nが塗布された基材21と、基材21の裏面のうち、被覆時に開口部11の位置に相当する部分(閉ループ部11a)以外の非開口部領域の一部を含んで剥離可能に接着される剥離フィルム22と、を備えるので、基材21の裏面のうち剥離フィルム22が接着していない部分に塗布された感圧接着剤Nを利用することにより、剥離フィルム22の裏面に感圧接着剤Nを塗布しなくても袋本体10に接着することができることとなって、コストを削減することができる。
(変形例2)
また、図7に示す例では、実施形態と比べ、剥離フィルム22の形状が異なっている。
具体的には、変形例2に係る蓋材20は、図7に示すように、剥離フィルム22に、基材21の摘み部21aの形状に合わせた摘み部22aが形成されている。また、摘み部22aの裏面には、基材21の摘み部21a同様、感圧接着剤Nが塗布されないようになっている。
また、基材21の摘み部21aの裏面に感圧接着剤Nが塗布されていないことから、基材21の摘み部21aと剥離フィルム22の摘み部22aとは、接着されないようになっている。
なお、上記変形例2では、剥離フィルム22の摘み部22aを、基材21の摘み部21aの位置に合わせて形成するようにしているが、これに限定されるものではなく、基材21の裏面と接着しない位置であればいかなる位置に形成してもよい。例えば、図8に示すように、基材21の接着部21cの摘み部21a側の端部の裏面に感圧接着剤Nを塗布しないようにすることで、剥離フィルム22のうち、接着部21cの摘み部21a側の端部と対向する位置を、剥離フィルム22の摘み部22aとして利用することも可能である。
また、図9に示すように、剥離フィルム22の摘み部21a側の端部の側方(図中右方)に摘み部22aを形成するようにしてもよい。なお、図9については、説明の都合上、剥離フィルム22の裏面に塗布された糊Nの記載を省略している。
なお、剥離フィルム22に摘み部22aを形成した場合、摘み部22aを基材21の摘み部21aの代わりとして利用することができるので、基材21に摘み部21aを形成しない構成とすることも可能である。この場合、使用者は、剥離フィルム22の摘み部22aを摘みながら蓋材20を剥離することとなるので、蓋材20の剥離時に基材21から剥離フィルム22が剥がれてしまうことを防止することができる。
以上のように、変形例2に係るウェットシート包装体100によれば、剥離フィルム22の基材21の他端側の端部(基材21の摘み部21aが形成されている方向の端部)には、基材21の裏面に接着されない摘み部22aが形成されているので、使用者が基材21から剥離フィルム22を引き剥がす際、容易に引き剥がすことができる。
(変形例3)
また、図10に示す例では、実施形態と比べ、剥離フィルム22にミシン目M1(第1のミシン目)が形成されている点が異なっている。なお、図10については、説明の都合上、剥離フィルム22の裏面に塗布された糊Nの記載を省略している。
例えば、図10(A)に示す例では、剥離フィルム22の長手方向中央に、幅方向に延在するミシン目M1が形成されている。また、図10(B)に示す例では、剥離フィルム22の幅方向中央に、長手方向に延在するミシン目M1が形成されている。また、図10(C)に示す例では、剥離フィルム22の対角線上に2本のミシン目M1、M1が形成されている。また、図10(D)に示す例では、剥離フィルム22上にV字を形成するように2本のミシン目M1、M1が形成されている。
なお、ミシン目M1を形成する方向及び数については、剥離フィルム22の一部を切り取り可能であれば特に制限はなく、任意の方向及び数のミシン目M1を形成することが可能である。
以上のように、変形例3に係るウェットシート包装体100によれば、剥離フィルム22には、当該剥離フィルム22の一部を切り取り可能にするためのミシン目M1が形成されているので、ミシン目M1を摘み代として剥離フィルム22を摘み易くすることができることとなって、基材21から剥離フィルム22を引き剥がす際、容易に引き剥がすことができる。また、ミシン目M1で区切られた範囲毎に剥離フィルム22を引き剥がすことができるので、使用者が所望する範囲の剥離フィルム22のみを引き剥がすことができる。
(変形例4)
また、図11及び図12に示す例では、実施形態と比べ、剥離フィルム22にミシン目M2(第2のミシン目)が形成されている点、及び基材21の固定部21bの裏面に剥離フィルム22を接着させている点が異なっている。なお、図11及び図12については、説明の都合上、剥離フィルム22の裏面に塗布された糊Nの記載を省略している。
具体的には、変形例4に係る蓋材20は、図11に示すように、基材21の接着部21cの裏面のみならず、固定部21bの裏面にも剥離フィルム22を接着させている。即ち、固定部21bの裏面は、剥離フィルム22により構成され、蓋材20は、固定部21bにおいて剥離フィルム22を挟む形で袋本体10に固定されている。また、剥離フィルム22のうち、基材21の接着部21cと固定部21bの境界よりも接着部21c側の位置に、基材21の一端と他端を結ぶ方向と直交する方向、即ち、幅方向に延在するミシン目M2が形成されている。
従って、変形例4に係る蓋材20は、ミシン目M2を境界として固定部21b側に接着された剥離フィルム22は剥離することができないが、摘み部21a側に接着された剥離フィルム22は剥離することができるようになっている。
使用者は、接着部21cの裏面の粘着力が弱くなってきた場合、ミシン目M2を境界として摘み部21a側に接着された剥離フィルム22を基材21から引き剥がす。
そして、接着部21cの裏面のうち、剥離フィルム22が接着していた部分に塗布された感圧接着剤Nの粘着力により、開口部11を覆うように蓋材20を接着し、包装体30の内部を密封する。
ミシン目M2を境界として固定部21b側に接着された剥離フィルム22は、図12に示すように、基材21に接着したままの状態で保持され、基材21を袋本体10に固定する固定部21bの補強材として機能する。
以上のように、変形例4に係るウェットシート包装体100によれば、固定部21bの裏面は、剥離フィルム22により構成され、固定部21bよりも基材21の他端側の端部(基材21の摘み部21aが形成されている方向の端部)側に、基材21の一端と他端を結ぶ方向と直交する方向に延在するミシン目M2が形成されているので、ミシン目M2を境界として固定部21b側に接着された剥離フィルム22が、基材21に接着したままの状態で保持されることとなって、固定部21bを補強することができる。
なお、変形例1については変形例2〜4に組み合わせてもよい。また、変形例2については変形例3、4に組み合わせてもよい。さらに、変形例3については変形例4に組み合わせてもよい。
(その他の変形例)
上記実施形態では、剥離シートとして剥離フィルム22を例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、剥離フィルム22の代わりに剥離紙を用いるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、基材21の形状を、袋本体10の形状に合わせて略矩形状に形成するようにしているが、基材21の形状は、開口部11を完全に覆うことができれば特に限定されることはなく、例えば、正方形状、楕円形状など任意の形状とすることができる。
また、上記実施形態では、基材21の長手方向の一端に固定部21bを形成するようにしているが、特に限定されることはなく、例えば、基材21の幅方向の一端に固定部21bを形成するようにしてもよい。また、基材21を正方形状に形成した場合には、いかなる端部に固定部21bを形成するようにしてもよい。
その他、ウェットシート及び包装体の細部構成に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 ウェットシート包装体
1 ウェットシート
30 包装体
10 袋本体
11 開口部
11a 閉ループ部
20 蓋材
21 基材
21a 摘み部
21b 固定部
21c 接着部
22 剥離フィルム(剥離シート)
22a 摘み部
N 感圧接着剤(接着剤)
M1 ミシン目(第1のミシン目)
M2 ミシン目(第2のミシン目)

Claims (4)

  1. 開口部を有する袋状の袋本体と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋材と、を備える包装体の内部にウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体において、
    前記蓋材は、
    前記開口部を被覆可能に構成され、一端に袋本体に固定される固定部が形成され、裏面に前記袋本体に剥離自在に接着可能な接着剤が塗布された基材と、
    前記基材の裏面のうち、前記固定部以外の領域全面を含んで剥離可能に接着される剥離シートと、
    を備え、
    前記剥離シートは、裏面に前記接着剤が塗布され
    前記基材の他端には、裏面に前記接着剤が塗布されない第1摘み部が形成され、
    前記剥離シートの前記基材の他端側の端部には、前記基材の裏面に接着されない第2摘み部が形成され、
    前記第1摘み部及び前記第2摘み部が平面視で重なり、前記第1摘み部が前記第2摘み部よりも延出していることを特徴とするウェットシート包装体。
  2. 開口部を有する袋状の袋本体と、前記開口部を開閉自在に覆う蓋材と、を備える包装体の内部にウェットシートが複数枚積層された状態で収納され、前記開口部からウェットシートが1枚ずつ取り出されて使用されるウェットシート包装体において、
    前記蓋材は、
    前記開口部を被覆可能に構成され、一端に袋本体に固定される固定部が形成され、裏面に前記袋本体に剥離自在に接着可能な接着剤が塗布された基材と、
    前記基材の裏面のうち、被覆時に前記開口部の位置に相当する部分以外の非開口部領域の一部を含んで剥離可能に接着される剥離シートと、
    を備え
    前記基材の他端には、裏面に前記接着剤が塗布されない第1摘み部が形成され、
    前記剥離シートの前記基材の他端側の端部には、前記基材の裏面に接着されない第2摘み部が形成され、
    前記第1摘み部及び前記第2摘み部が平面視で重なり、前記第1摘み部が前記第2摘み部よりも延出していることを特徴とするウェットシート包装体。
  3. 前記剥離シートには、当該剥離シートの一部を切り取り可能にするための第1のミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェットシート包装体。
  4. 前記固定部の裏面は、前記剥離シートにより構成され、
    前記固定部よりも前記基材の他端側の端部側に、前記基材の一端と他端を結ぶ方向と直交する方向に延在する第2のミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のウェットシート包装体。
JP2012046063A 2012-03-02 2012-03-02 ウェットシート包装体 Active JP6041501B2 (ja)

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