JP2007045478A - 納豆被覆シート及び該納豆被覆シートを用いた納豆収納容器 - Google Patents

納豆被覆シート及び該納豆被覆シートを用いた納豆収納容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 納豆の品質を良好に保持できると共に、手を汚すことなく容易に引き出すことができる納豆被覆シートを提供する。
【解決手段】 蓋体4が開閉自在に設けられた収納容器1内に収納される納豆8の上面を被覆するための納豆被覆シート11であって、納豆被覆シート11は、納豆8の上面を被覆する被覆シート部12と、被覆シート部12の中央線部12aに基端部が固着されるシート片13とから成り、被覆シート部12が、前記収納容器1内に収納された納豆8上面を被覆した状態で、シート片13の先端部13aが、収納容器1の容器本体2と閉じられた蓋体4との間に形成される隙間又は蓋体4に開穿された長孔を介して外部に延出するように配置し、シート片13を隙間又は長孔を介して収納容器1外に引き出した時、前記被覆シート部12が納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成る納豆被覆シートを提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、手を汚すことなく容易に引き出すことができる納豆被覆シート及び該納豆被覆シートを用いた納豆収納容器に関する。
従来、広く普及している市販の納豆収納容器は、上方開放の発泡スチロール製の容器本体と、容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とから成り、容器本体内に納豆が収納されると、納豆は品質保持等のために上面を納豆被覆シートによって被覆され、蓋体が閉じられると、蓋体と容器本体は、ヒンジ部と対向する側辺部が、熱融着等によるスポット溶接によって、例えば、2点接合されて、閉じ状態が保持される。
然しながら、前記納豆収納容器に於いて、納豆被覆シートは、次のような問題点が発生する。
1.納豆被覆シートは極薄のシートであり、専用の把持部分が備わっていないために、剥がしづらく除去しづらい。
2.納豆被覆シートを剥がし除去した後も、納豆被覆シートに納豆や、納豆の粘着物が付着し、納豆や、粘着物が、手や、衣服や周辺環境を汚す虞があった。
それらの問題の解決を図るため、例えば、特許文献1に記載の納豆収納容器は、容器本体上部に中蓋を嵌合させ、且つ、中蓋の頂板前後又は左右方向中間に幅狭の透孔を穿設し、透孔下方の納豆被覆フィルムの中央部分を透孔から引き上げて外方へ突出させて配置し、そのフィルム部分を引き上げることで、中蓋の下方からフィルムを引き出すようにしたものであり、納豆被覆フィルムを指先を汚すことなく、容易に取り除くことができるものである。
特開2000−313491号公報
然しながら、特許文献1に記載の納豆収納容器は、中蓋の透孔からフィルムの中央部分を突出させて配置するものであり、次のような問題点がある。
納豆収納容器の製作過程に於いて、フィルムの中央部を中蓋の透孔から突出させた後に、フィルムで納豆上面を覆うため、中蓋が邪魔になって、納豆上面を完全に覆う作業が困難であり、且つ、フィルムの中央部と納豆上面との間に隙間が発生し、納豆の品質上の問題が発生する。
又、中蓋の透孔から突出させるフィルムの長さが比較的に短くなるため、引き出し難いという問題がある。
以上の現状に鑑み、本発明は、納豆の品質を良好に保持できると共に、手を汚すことなく容易に引き出すことができる納豆被覆シート及び該納豆被覆シートを用いた納豆収納容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、蓋体が開閉自在に設けられた収納容器内に収納される納豆の上面を被覆するための納豆被覆シートであって、該納豆被覆シートは、納豆の上面を被覆する被覆シート部と、該被覆シート部の中央線部に基端部が固着されるシート片とから成り、該被覆シート部が、前記収納容器内に収納された納豆上面を被覆した状態で、該シート片の先端部が、該収納容器の容器本体と閉じられた蓋体との間に形成される隙間又は蓋体に開穿された長孔を介して外部に延出するように配置し、該シート片を該隙間又は長孔を介して該収納容器外に引き出した時、前記被覆シート部が納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆被覆シートを提供するものである。
請求項2に係る発明は、上記シート片又は納豆被覆シートには、紐状体の両端が固着され、或いは、ループ状紐状体の一部が固着され、該納豆被覆シートが上記収納容器内に収納される時、該紐状体は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジに設けられる該容器本体と上記蓋体との閉じ状態を保持するためのスポット溶接部を巻回するように配置され、上記シート片の先端部を上記収納容器外に引き出した時、該紐状体によって、該スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする請求項1記載の納豆被覆シートを提供するものである。
請求項3に係る発明は、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と、閉じた蓋体との間の隙間を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆収納容器を提供するものである。
請求項4に係る発明は、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、前記蓋体に長孔が開穿され、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が該長孔を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該長孔を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆収納容器を提供するものである。
請求項5に係る発明は、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記スポット溶接部近傍の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器を提供するものである。
請求項6に係る発明は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項5記載の納豆収納容器を提供するものである。
請求項7に係る発明は、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記ヒンジ部と前記スポット溶接部間の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器を提供するものである。
請求項8に係る発明は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部と上記ヒンジ部間に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項7記載の納豆収納容器を提供するものである。
請求項9に係る発明は、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、該納豆収納容器の蓋体に形成された長孔を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器を提供するものである。
請求項10に係る発明は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項9記載の納豆収納容器を提供するものである。
本発明の請求項1記載の発明によれば、蓋体が開閉自在に設けられた収納容器内に収納される納豆の上面を被覆するための納豆被覆シートであって、該納豆被覆シートは、納豆の上面を被覆する被覆シート部と、該被覆シート部の中央線部に基端部が固着されるシート片とから成り、該被覆シート部が、前記収納容器内に収納された納豆上面を被覆した状態で、該シート片の先端部が、該収納容器の容器本体と閉じられた蓋体との間に形成される隙間又は蓋体に開穿された長孔を介して外部に延出するように配置し、該シート片を該隙間又は長孔を介して該収納容器外に引き出した時、前記被覆シート部が納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成る納豆被覆シートを提供するので、納豆の品質を良好に保持できると共に、手を汚すことなく容易に引き出すことができる納豆被覆シートを提供できる。
請求項2記載の発明によれば、上記シート片又は納豆被覆シートには、紐状体の両端が固着され、或いは、ループ状紐状体の一部が固着され、該納豆被覆シートが上記収納容器内に収納される時、該紐状体は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジに設けられる該容器本体と上記蓋体との閉じ状態を保持するためのスポット溶接部を巻回するように配置され、上記シート片の先端部を上記収納容器外に引き出した時、該紐状体によって、該スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されているので、請求項1記載の発明の効果に加え、納豆被覆シートの引き出しと同時に、スポット溶接部の接合を解放し、蓋体を開くことができる。
請求項3記載の発明によれば、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と、閉じた蓋体との間の隙間を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成る納豆収納容器を提供するので、請求項1記載の発明と同様の効果が期待できる。
請求項4記載の発明によれば、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、前記蓋体に長孔が開穿され、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が該長孔を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該長孔を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成る納豆収納容器を提供するので、請求項1記載の発明と同様の効果が期待できる。
請求項5記載の発明によれば、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記スポット溶接部近傍の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されている納豆収納容器を提供するので、請求項2記載の発明と同様の効果が期待できる。
請求項6記載の発明によれば、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させるので、請求項5記載の発明の効果に加え、紐状体を安定的に保持できる。
請求項7記載の発明によれば、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記ヒンジ部と前記スポット溶接部間の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されている納豆収納容器を提供するので、請求項2記載の発明と同様の効果が期待できる。
請求項8記載の発明によれば、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部と上記ヒンジ部間に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させるので、請求項7記載の発明の効果に加え、紐状体を安定的に保持できる。
請求項9記載の発明によれば、上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、該納豆収納容器の蓋体に形成された長孔を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されている納豆収納容器を提供するので、請求項2記載の発明と同様の効果が期待できる。
請求項10記載の発明によれば、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させるので、請求項9記載の発明の効果に加え、紐状体を安定的に保持できる。
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)に於いて、1は、一般に広く用いられている発泡樹脂等から成る平面視四角形の収納容器を示し、収納容器1は、上方開放の容器本体2と、容器本体2と一体に成型され、容器本体2の上部開口部の一側辺に形成されるヒンジ部3を介して開閉自在に結合される蓋体4とを備えている。
そして、前記容器本体2の上端開口部にはフランジ5が形成され、前記蓋体4の外周はフランジ5の外周と略一致するように形成されている。
更に、蓋体4下面には、容器本体2の開口部6に貫入して容器本体2に対して蓋体4の位置決めを行い、蓋体4を安定保持するための四角形状の保持枠7が突設されている。
そして、前記収納容器1内に、所定の加工がなされ、納豆菌が加えられた納豆8が収納される。
同図(b)に於いて、11は、本発明の軟性樹脂から成る第1実施例の納豆被覆シートであり、納豆被覆シート11は、納豆8の上面を被覆する被覆シート部12と、被覆シート部12の略中心線にあたる中央線部12aに基端部が固着されるシート片13とから成る。シート片13の先端部13aは細幅の把持容易な形状に形成される。
図2は、前記納豆被覆シート11が収納容器1内に収納された状態を示し、収納容器1内に納豆8が収納されると、納豆被覆シート11は、中央線部12aがヒンジ部3と略平行となるように配置されて、納豆8上面を被覆シート部12で被覆し、シート片13の先端部13aが前記ヒンジ部3に対向する側辺部14を通過して外方に延出するように配置され、被覆シート部12上に、適宜、調味料等が収納されたパック等(図示せず)を載置した後、蓋体4を閉じて、側辺部14上のシート片13から離間する近傍位置に熱融着によるスポット溶接を施工して2箇所のスポット溶接部15,15を形成し、図3(a)に示す如く、蓋体4と容器本体2とを接合すると、本発明の第1実施例の納豆収納容器16が完成する。この時、シート片13の先端部13aは収納容器1の容器本体1と閉じられた蓋体4との間に形成される隙間を介して収納容器1外に延出している。尚、被覆シート部12上に、調味料等が収納されたパック等が載置されない場合もある。
而して、本発明の第1実施例の納豆収納容器16のスポット溶接部15,15を離反させた後、蓋体4を開いて、納豆収納容器16内に収納される調味料等のパック(図示せず)を取り出し、再び、蓋体4を閉じ、閉じ方向に若干の圧力を加えた状態で、シート片13の外方に延出された先端部13aを把持してシート片13を引き出すと、シート片13と共に、同図(b)に示す如く、中央線部12aで折り畳まれた状態で被覆シート部12が引き出されてくる。尚、シート片13は左右に振りながら引き出すと、引き出し易くなる。尚、被覆シート部12上に、調味料等が収納されたパック等が載置されない場合は、調味料等のパックを取り出す作業は発生せず、又、蓋体4を開かないで、被覆シート部12を引き出すことも可能である。
この時、被覆シート部12は、中央線部12aで折り畳まれ、納豆8を被覆していた、納豆8の粘着物等で汚染された納豆付着面17が内側に折り畳まれ、納豆付着面17が露出することがないので、被覆シート部12によって、手や、衣類、周辺環境等を汚すことがない。
又、被覆シート部12を引き出す時に、蓋体4を閉じ方向に若干の圧力をかけるので、被覆シート部12に納豆8が付着した場合でも、納豆8が絞り出されて、被覆シート部12から離脱するため、引き出された被覆シート部12には納豆8が付着することもない。
斯くして、本発明の納豆被覆シート11は、被覆シート部12によって納豆8を完全に覆うことができるので、納豆8の品質を良好に保持できると共に、被覆シート部12の中央線部12aにシート片13の基端部が固着されるので、シート片13を引き出した時、被覆シート部12が中央線部12aで折曲され、被覆シート部12の納豆付着面17が内側に折り畳まれるので、納豆付着面17が露出することがなく、手や、衣類、周辺環境等を汚すことがなく容易に引き出すことができる。
又、納豆被覆シート11を用いた納豆収納容器16も同様に、納豆被覆シート11の被覆シート部12によって納豆8を完全に覆うことができるので、納豆8の品質を良好に保持できると共に、シート片13を設け、シート片13が外方に延出するように配置され、シート片13を引き出した時、被覆シート部12が中央線部12aで折曲され、被覆シート部12の納豆付着面17が内側に折り畳まれ、納豆付着面17が露出することがないので、手や、衣類、周辺環境等を汚すことがなく容易に引き出すことができる。特に、身体の不自由な人、手指の動作が不自由な人等も、容易に納豆被覆シート11を引き出すことができるため、その利便性は極めて高いものである。
図4に於いて、21は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の変形例の納豆収納容器であり、納豆収納容器21は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の収納容器{図3(a)に於いて1}に代えて、一般に広く用いられている発泡樹脂等から成る平面視四角形の他の収納容器22を用いるものであり、収納容器22は、蓋体23の上部に凹部24が形成され、凹部24内に調味料等のパック25,25を収納し、凹部24を透明のシート26等によって被蔽するように構成されたものである。
そして、納豆収納容器21に於いても、前記納豆被覆シート11が用いられるが、納豆被覆シート11の被覆シート部(図示せず)上に調味料等のパック25,25は載置されない構成となる。
従って、納豆収納容器21も、納豆被覆シート11によって、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}と同様の効果が期待できるが、納豆収納容器21は、納豆被覆シート11上に調味料等のパック25,25を載置しないので、蓋体23を開ける前に納豆被覆シート11を引き出すことも可能であり、又、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}に於いて発生する可能性のある、例えば、調味料等のパック25,25を取り出す前に、前記納豆被覆シート11を引き出してしまうという失敗がなくなる。前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}に於いて、万一、調味料等のパック25,25を取り出す前に、前記納豆被覆シート11を引き出してしまうと、納豆被覆シート11が円滑に引き出されないという問題が発生し、又、調味料等のパック25,25が納豆8に接触して汚れてしまう虞がある。
図5に於いて、31は、本発明の第2実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器31は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の納豆被覆シート{図3(a)に於いて11}と同様の構成に形成された納豆被覆シート32のシート片33を、収納容器1のヒンジ部3と、前記側辺部14とを結ぶ側辺部34を通過させて外方に延出するように配置するものである。尚、図に於いては、右側の側辺部34を通過させているが、左側の側辺部34を通過させて外方に延出するように配置しても良い。従って、納豆被覆シート32は、納豆被覆シート32のシート片33が固着された中央線部36aがヒンジ部3と略直交するように配置される。
従って、収納容器1の収納部1aが平面視正方形である場合は、納豆被覆シート32は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の納豆被覆シート{図3(b)に於いて11}と同形状に形成されても良い。
而して、本発明の第2実施例の納豆収納容器31のスポット溶接部15,15を離反させた後、蓋体4を開いて、納豆収納容器31内に収納される調味料等のパック(図示せず)を取り出し、再び、蓋体4を閉じ、閉じ方向に若干の圧力を加えた状態で、シート片33の外方に延出された先端部33aを把持してシート片33を引き出すと、シート片33が引き出されると共に、中央線部36aで折り畳まれた状態で被覆シート部36が引き出されてくる。
この時、被覆シート部36は、納豆8を被覆していた納豆付着面(図示せず)が内側に折り畳まれるので、被覆シート部12によって、手や、衣類、周辺環境等を汚すことがない。
図6に於いて、41は、本発明の第3実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器41は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の蓋体4の中央部に長孔42が開穿され、納豆被覆シート{図3(a)に於いて11}と同様構成の納豆被覆シート43の被覆シート部44が、収納容器1内に収納された納豆(図示せず)上面を被覆し、納豆被覆シート43のシート片45の先端部45aが長孔42を介して外部に延出して配置されている。
而して、本発明の第3実施例の納豆収納容器41に於いて、シート片45の先端部45aを把持してシート片45を引き出すと、同図(c)に示す如く、被覆シート部44が長孔42を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出される。
斯くして、本発明の第3実施例の納豆収納容器41に於いても第1実施例の収納容器16と同様の効果が期待できる。
図7に於いて、51は、本発明の第4実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器51は、前記納豆収納容器{図3(a)に於いて16}の納豆被覆シート11のシート片13にループ状紐状体52の一部が結着、接着、又は、融着等によって固着され、納豆被覆シート11が納豆収納容器51内に収納される時、紐状体52は、容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5に設けられるスポット溶接部15,15を巻回するように配置されるものである。尚、紐状体52はループ状でなくても良く、その場合は、両端がシート片13の側部に固着される。又、前記納豆収納容器51に於いては、収納容器1内に調味料等のパック(図示せず)は収納されない。
而して、本発明の第4実施例の納豆収納容器51の蓋体4を閉じた状態で、即ち、スポット溶接部15,15を離反させない状態で、シート片13の外方に延出された先端部13aを把持してシート片13を引き出すと、被覆シート部12が中央線部12aで折り畳まれた状態で引き出されてくる。
この時、同時に前記紐状体52がスポット溶接部15,15の接合を破断し、蓋体4と容器本体2との接合を解放する。
斯くして、本発明の第4実施例の納豆収納容器51は、本発明の第1実施例の収納容器16の効果に加え、納豆被覆シート11の引き出しと同時に、スポット溶接部15,15の接合を破断し、蓋体4を開くことができるという利便性がある。
図8に於いて、61は、本発明の第5実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器61は、第2実施例の前記納豆収納容器{図5(a)に於いて31}の納豆被覆シート32の被覆シート部62の側部にループ状紐状体63の一部が結着、接着、又は、融着等によって固着され、納豆被覆シート32が納豆収納容器61内に収納される時、紐状体63は、容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5に設けられるスポット溶接部15,15を巻回するように配置されるものである。尚、紐状体63はループ状でなくても良く、ループ状でない場合は、両端が被覆シート部62の側部に固着される。又、前記納豆収納容器51に於いては、収納容器1内に調味料等のパック(図示せず)は収納されない。
而して、本発明の第5実施例の納豆収納容器61のの蓋体4を閉じた状態で、即ち、スポット溶接部15,15を離反させない状態で、シート片33の外方に延出された先端部33aを把持してシート片33を引き出すと、被覆シート部62が中央線部36aで折り畳まれた状態で引き出されてくる。
この時、同時に前記紐状体63がスポット溶接部15,15の接合を破断し、蓋体4と容器本体2との接合を解放する。
斯くして、本発明の第5実施例の納豆収納容器61は、本発明の第2実施例の収納容器{図5(a)に於いて31}の効果に加え、納豆被覆シート32の引き出しと同時に、スポット溶接部15,15の接合を破断し、蓋体4を開くことができるという利便性がある。
図9に於いて、71は、本発明の第6実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器71は、第3実施例の前記納豆収納容器{図6(a)に於いて41}の納豆被覆シート43の被覆シート部44の側部にループ状紐状体72の一部が結着、接着、又は、融着等によって固着され、納豆被覆シート部44が納豆収納容器71内に収納される時、紐状体72は、容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5に設けられるスポット溶接部15,15を巻回するように配置されるものである。尚、紐状体72はループ状でなくても良く、その場合は、両端が被覆シート部44の側部に固着される。又、前記納豆収納容器51に於いては、収納容器1内に調味料等のパック(図示せず)は収納されない。
而して、本発明の第6実施例の納豆収納容器71の蓋体4を閉じた状態で、即ち、スポット溶接部15,15を離反させない状態で、シート片45の先端部45aを把持して、シート片45を長孔42を介して引き出すと、同図(c)に示す如く、被覆シート部44が納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出される。
この時、同時に前記紐状体72がスポット溶接部15,15の接合を破断し、蓋体4と容器本体2との接合を解放する。
斯くして、本発明の第6実施例の納豆収納容器71は、本発明の第3実施例の収納容器{図6(a)に於いて41}の効果に加え、納豆被覆シート43の引き出しと同時に、紐状体72によってスポット溶接部15,15の接合を解放し、蓋体4を開くことができるという利便性がある。
図10に於いて、81は、本発明の第7実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器81は、第4実施例の前記納豆収納容器{図7(a)に於いて51}の容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5のスポット溶接部15,15の両側端近傍に外方に向かって開放する切欠き部82,82を形成し、紐状体52を切欠き部82,82に係止させるものである。
斯くして、本発明の第7実施例の納豆収納容器81は、本発明の第4実施例の収納容器{図7(a)に於いて51}の効果に加え、切欠き部82,82によって、紐状体52を安定的に保持でき、納豆収納容器71の取扱時に紐状体52が取扱の邪魔にならない利点があり、又、不用意に紐状体52が他の障害物(図示せず)に接触することによって引き出されることがないようにすることができる。
図11に於いて、85は、本発明の第8実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器85は、第5実施例の前記納豆収納容器{図8(a)に於いて61}の容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5のスポット溶接部15,15とヒンジ部3間にヒンジ部3と平行方向に外方に向かって開口する切欠き部86を形成し、紐状体63を切欠き部86に係止させるものである。
斯くして、本発明の第8実施例の納豆収納容器85は、本発明の第5実施例の収納容器{図8(a)に於いて61}の効果に加え、切欠き部86によって、紐状体63を安定的に保持でき、更に、納豆収納容器85の取扱時に紐状体63が取扱の邪魔にならない利点があり、又、不用意に紐状体63が他の障害物(図示せず)に接触することによって引き出されることがないようにすることができる。
図12に於いて、91は、本発明の第9実施例の納豆収納容器であり、納豆収納容器91は、第6実施例の前記納豆収納容器{図9(a)に於いて71}の容器本体2の上端開口部に形成されたフランジ5のスポット溶接部15,15の両側端近傍に外方に向かって開放する切欠き部92,92を形成し、紐状体72を切欠き部92,92に係止させるものである。この場合、同図(b)に示すように、紐状体72にU字状の小さな折曲部93,93を作り、折曲部93,93を切欠き部92,92に夫々係止させ、紐状体72が納豆被覆シート43と共に引き出される時、切欠き部92,92から抜けやすいように設置する。
斯くして、本発明の第9実施例の納豆収納容器91は、本発明の第6実施例の収納容器{図9(a)に於いて71}の効果に加え、切欠き部92,92によって、紐状体72を安定的に保持でき、更に、収納容器91の取扱時に紐状体72が取扱の邪魔にならない利点があり、又、不用意に紐状体72が他の障害物(図示せず)に接触することによって引き出されることがないようにすることができる。
尚、前記納豆収納容器31,51,61,81,85は、収納容器1を用いて説明したが、収納容器1に代えて、収納容器22を用いることも可能であり、然る時は、前記納豆収納容器21で、収納容器22を用いた場合と同様の利点が得られることになる。
又、本発明は、納豆被覆シート及び該納豆被覆シートを用いた納豆収納容器に関するものであり、納豆を対象としているが、納豆に代えて、納豆以外の食品、菓子類等、特に、粘着物、液体、流動体、粉体、粒状体等が付着した食品、菓子類等について適用した場合に於いても同様の効果が期待できる。
(a)収納容器に納豆を収納した状態を示す斜視図である。(b)本発明による納豆被覆シートの斜視図である。 本発明による第1実施例の納豆収納容器の一部切欠斜視図である。 (a)本発明による第1実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)本発明による納豆被覆シートを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明による第1実施例の変形例である納豆収納容器の一部切欠斜視図である。 (a)本発明による第2実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。 (a)本発明による第3実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。(c)前図(a)の納豆収納容器に於いて、納豆被覆シートを引き出す状態を示す斜視図である。 (a)本発明による第4実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。(c)前図(a)の納豆収納容器に於いて、紐状体の配置状態を示す斜視図である。 (a)本発明による第5実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。 (a)本発明による第6実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。(c)前図(a)の納豆収納容器に於いて、納豆被覆シートを引き出す状態を示す斜視図である。 (a)本発明による第7実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。(c)前図(a)の納豆収納容器に於いて、紐状体の配置状態を示す斜視図である。 (a)本発明による第8実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。 (a)本発明による第9実施例の納豆収納容器の斜視図である。(b)前図(a)に用いられる納豆被覆シートの斜視図である。(c)前図(a)の納豆収納容器に於いて、納豆被覆シートを引き出す状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,22 収納容器
1a 収納部
2 容器本体
3 ヒンジ部
4,23 蓋体
5 フランジ
8 納豆
11,32,43 納豆被覆シート
12,36,44,62 被覆シート部
12a,36a 中央線部
13,33,45 シート片
13a,33a,45a 先端部
14,34 側辺部
15スポット溶接部
16,21,31,41,51 納豆収納容器
17 納豆付着面
42 長孔
52 紐状体
61,71,81,85,91 納豆収納容器
63,72 紐状体
82,86,92 切欠き部

Claims (10)

  1. 蓋体が開閉自在に設けられた収納容器内に収納される納豆の上面を被覆するための納豆被覆シートであって、該納豆被覆シートは、納豆の上面を被覆する被覆シート部と、該被覆シート部の中央線部に基端部が固着されるシート片とから成り、該被覆シート部が、前記収納容器内に収納された納豆上面を被覆した状態で、該シート片の先端部が、該収納容器の容器本体と閉じられた蓋体との間に形成される隙間又は蓋体に開穿された長孔を介して外部に延出するように配置し、該シート片を該隙間又は長孔を介して該収納容器外に引き出した時、前記被覆シート部が納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆被覆シート。
  2. 上記シート片又は納豆被覆シートには、紐状体の両端が固着され、或いは、ループ状紐状体の一部が固着され、該納豆被覆シートが上記収納容器内に収納される時、該紐状体は、上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジに設けられる該容器本体と上記蓋体との閉じ状態を保持するためのスポット溶接部を巻回するように配置され、上記シート片の先端部を上記収納容器外に引き出した時、該紐状体によって、該スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする請求項1記載の納豆被覆シート。
  3. 上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と、閉じた蓋体との間の隙間を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆収納容器。
  4. 上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備えた納豆収納容器であって、前記蓋体に長孔が開穿され、請求項1記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が該長孔を介して外部に延出して配置され、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該長孔を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されるように構成されて成ることを特徴とする納豆収納容器。
  5. 上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記スポット溶接部近傍の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器。
  6. 上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項5記載の納豆収納容器。
  7. 上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、前記容器本体と閉じた蓋体との間の前記ヒンジ部と前記スポット溶接部間の隙間を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器。
  8. 上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部と上記ヒンジ部間に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項7記載の納豆収納容器。
  9. 上方開放の容器本体と、該容器本体と一体に成型され、ヒンジ部を介して開閉自在に結合される蓋体とを備え、該容器本体と、蓋体とが、該ヒンジ部と対向する側辺部に施工されるスポット溶接部によって接合されて閉じられるように構成された納豆収納容器であって、請求項2記載の納豆被覆シートの被覆シート部が、上記収納容器内に収納された納豆上面を被覆し、上記シート片の先端部が、該納豆収納容器の蓋体に形成された長孔を介して外部に延出して配置され、且つ、上記紐状体が、該スポット溶接部を巻回しており、該シート片の先端部を把持して該シート片を引き出した時、前記被覆シート部が該隙間を介して納豆付着面を内側にして折り畳まれて引き出されると共に、該紐状体が前記スポット溶接部の接合を解放し、該蓋体を開くように構成されていることを特徴とする納豆収納容器。
  10. 上記容器本体の上端開口部に形成されたフランジの上記スポット溶接部の両側端近傍に切欠き部を形成し、上記紐状体を該切欠き部に係止させることを特徴とする請求項9記載の納豆収納容器。
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