JP4892578B2 - 排熱回収器 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガスの熱で冷却水を温める排熱回収器に関する。
車両の駆動源が内燃機関である場合には、この内燃機関から排気ガスが発生する。この排気ガスが保有する熱との熱交換により冷却水を温め、この温められた冷却水の熱により車室内を温めることが行われている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
図8に示すように、排熱回収器100は、矢印(1)のように流入する排ガスの温度が所定温度以下の場合は、迂回路102が感温バルブ103で閉じられているため、排気ガスは、矢印(2)で示すとおり熱回収室104を通過する。
このとき、排気ガスの熱でウォータージャケット105内を流れる冷却水は温められる。
一方、冷却水の温度が所定の温度より高い場合は、感温バルブ103が時計回りに回動して熱回収室104への流れを遮断する。結果、矢印(3)で示すとおり排気ガスは迂回路102を通過する。
ところで、排気ガスの流量は車両の走行状態等に合わせて常に変化する。即ち、多量の排気ガスが熱回収室104に向かって流されることがある。熱回収室104内にはウォータージャケット105が配置され、このウォータージャケット105により排気ガスの通路が狭められている。このため、多量の排気ガスが熱回収室104に向かって排出されることにより、円滑な排気が妨げられる。これにより、エンジンの出力に影響が出る。
エンジンの出力を維持しつつ、排気を円滑に行うことができる排熱回収器の提供が望まれる。
特開2008−157211公報
本発明は、排気を円滑に行うことができる排熱回収器の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、排気ガスが通されこの排気ガスの熱により冷却水が温められる熱回収室と、この熱回収室を迂回して前記排気ガスを流す迂回路と、この迂回路の入口に配置され前記冷却水の温度が所定の温度よりも高いときに前記排気ガスを前記迂回路へ流し前記冷却水の温度が所定の温度以下のときに前記排気ガスを前記熱回収室へ流す感温式バルブとを備える排熱回収器において、
前記熱回収室は、前記排気ガスの排気圧が所定の圧力よりも高い場合に開き前記排気圧が所定の圧力以下の場合に閉じる排気圧バルブと、この排気圧バルブの下流に配置され前記排気圧が所定の圧力よりも高い場合に前記排気ガスの一部が通過する高圧ガス流路とが配置されることを特徴とする排熱回収器。
請求項2に係る発明は、熱回収室は、排気ガスが通過するガス流路が複数配置され、これらのガス流路のうちいずれか一つのガス流路を高圧ガス流路としたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、排気圧バルブは、弁体に板ばねが用いられ、排気圧が所定の圧力以下の場合に高圧ガス流路の内面に板ばねの先端が接触することにより高圧ガス流路を閉じ、排気圧が所定の圧力を超える場合に高圧ガス流路の内面から板ばねの先端が離間することにより高圧ガス流路が開かれることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、排気圧バルブは、板ばねが開く方向に配置され先端が板ばねに接触する補助ばねが備えられ、この補助ばねは、板ばねが開く際に板ばねが閉じる方向へ力を付勢することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、板ばねは、基部が高圧ガス流路の一部を折曲げ形成した折曲げ部で支持され、この折曲げ部は、板ばねが高圧ガス流路を閉じる角度に傾斜していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、排気ガスの排気圧が所定の圧力より高い場合に開かれる排気圧バルブと、排気圧バルブが開いた際に排気ガスが流れる高圧ガス流路を備えている。排気ガスの流量が多くなり排気圧が所定の圧力より高い場合に、排気圧バルブが開かれ、排気ガスは熱回収室の他に高圧ガス流路から流される。高圧ガス流路内は抵抗が低く、排気ガスが円滑に流されるため、エンジンの出力を維持しつつ、排気を円滑に行うことができる
また、排気圧が高い場合も熱回収室に排気ガスを流し続けるため、効率よく熱回収を行うことができる。一方で、排気圧が高い場合には、高圧ガス流路から一部の排気ガスを逃がすため、エンジン出力に対する影響を抑えることができる。即ち、エンジン出力に対する影響を抑えつつ、効率よく熱回収を行うことができる排熱回収器ということがいえる。
請求項2に係る発明では、ガス流路のうちいずれか一つのガス流路を高圧ガス流路とした。即ち、ガス流路を高圧ガス流路として使用することにより、別途高圧ガス流路を設ける必要がない。別途高圧ガス流路を設ける必要がないので、排熱回収器をコンパクトにすることができる。
請求項3に係る発明では、排気圧バルブは、弁体に板ばねが用いられる。板ばねの端部が高圧ガス流路の内周面に接触することで、高圧ガス流路を閉じることができる。一方、高圧ガス流路を開放する場合は、板ばねの端部を高圧ガス流路の内周面から離間させればよい。即ち、弁体を板ばねとすることにより、ストッパー部材や剛性フレームを用いる必要がない。これにより部品点数の削減が図られ、廉価に排熱回収器を製造することができる。
請求項4に係る発明では、補助ばねは、板ばねが開く際に板ばねが閉じる方向へ力を付勢する。板ばねが開く際にこれと逆方向に補助ばねの力が加わる。これにより、開閉時のそれぞれのばねの振動を抑制することができ、ばねの振動により発生する騒音を低減させることができる。
請求項5に係る発明では、折曲げ部は、板ばねが高圧ガス流路を閉じる角度に傾斜している。このため、板ばねを折曲げ部で支持するだけで、板ばねの先端が高圧ガス流路を閉じる。即ち、板ばねを曲げる必要がなく一枚板状の板ばねを用いることができる。板ばねが一枚板であれば、取付け作業が容易になり排熱回収器の生産効率が高まる。
本発明に係る排熱回収器の断面図である。 図1の2部拡大図である。 本発明に係る排熱回収器の側面図である。 本発明に係る感温式バルブの説明をする図である。 本発明に係る排気圧バルブの説明をする図である。 本発明に係る排熱回収器の作用説明図である。 図2の別実施例図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、排熱回収器10は、筒状の本体11と、この本体11の上流側(図面左側)に接続される排気ガス導入部12と、この排気ガス導入部12の反対側に接続される排気ガス排出部13と、本体11を上下に区画する仕切り壁14と、仕切り壁14の上部に配置され排気ガスの熱により冷却水が温められる熱回収室15と、この熱回収室15に対して仕切り壁14を挟んで下側に配置され熱回収室15を迂回する迂回路16と、この迂回路16の入口に配置され冷却水の温度が所定の温度よりも高いときに排気ガスを迂回路16へ流し冷却水の温度が所定の温度以下のときに排気ガスを熱回収室15へ流す感温式バルブ17とからなる。
熱回収室15には、冷却水を導入する冷却水入口21と、この冷却水入口21から導入された冷却水を通過させるための複数の冷却水路22と、これらの冷却水路22の間に積層するように配置され排気ガスが通過する複数のガス流路23と、冷却水を排出する冷却水出口(詳細は後述)と、一番下のガス流路23が利用され排気圧が所定の圧力よりも高い場合に排気ガスの一部が通過する高圧ガス流路25と、この高圧ガス流路25内に配置され排気ガスの排気圧が所定の圧力よりも高い場合に開き排気圧が所定の圧力以下の場合に閉じる排気圧バルブ26とが配置される。
ガス流路23を高圧ガス流路25として使用することにより、別途高圧ガス流路25を設ける必要がない。別途高圧ガス流路25を設ける必要がないので、排熱回収器10をコンパクトにすることができる。
仕切り壁14の上下に熱回収室15と迂回路16を配置することにより、排熱回収器10をコンパクトにすることができる。
次図以降で排気圧バルブの詳細について説明する。
図2に示すように、排気圧バルブ26の主要部は、高圧ガス流路25内に配置され高圧ガス流路25の開閉を行う板ばね28と、この板ばね28の基部を支持する折曲げ部29と、半円状に形成された先端31が板ばね28に接触する補助ばね32と、この補助ばね32を支持する支持部33である。
折曲げ部29と支持部33は、高圧ガス流路25を折り曲げることにより形成している。加えて、板ばね28の先端で直接的に高圧ガス流路25を閉じる。高圧ガス流路25内に直接排気圧バルブ26を設ける。これにより、ストッパー部材や剛性フレームを使わずに廉価に排気圧バルブ26を形成することができる。
また、板ばね28は、基部が高圧ガス流路25の一部を折曲げ形成した折曲げ部29で支持され、この折曲げ部29は、板ばね28が高圧ガス流路を閉じる角度に傾斜している。
このため、板ばね28を折曲げ部29で支持するだけで、板ばね28の先端が高圧ガス流路25を閉じる。即ち、板ばね28を曲げる必要がなく一枚板状の板ばね28を用いることができる。板ばね28が一枚板であれば、取付け作業が容易になり排熱回収器10の生産効率が高まる。
次図で詳細について説明する。
図3に示すように、冷却水出口43は、本体11の外面に配置される冷却水タンク44を介して設けられる。冷却水タンク44には更に、感温式バルブ17に冷却水を送る冷却水送入管45と、この冷却水送入管45によって送入れられた冷却水を送出する冷却水送出管46とが接続される。
感温式バルブ17は、温度が上昇することにより溶融されるワックスが内蔵されたサーモワックス部48と、このサーモワックス部48の先端に配置されサーモワックス部48の伸縮に合わせて図面左右に作動されるロッド49と、このロッド49の先端のピン51が長穴52に接続されロッド49が左右に作動することにより回動されるレバー53と、このレバー53を回動自在に支持する回動軸54と、この回動軸54にレバー53と共に回動可能に支持され排気ガスの流路を切替える流路切替ダンパ55とから構成される。
絞り形状に構成された排気ガス導入部12の絞り面58に、流路切替ダンパの先端59が接触する。絞り面58に接触させるため、排気ガスの流れに対してより平行に近い角度で流路切替ダンパ55を配置することができる。排気ガスの流れに対してより平行に近いほど、排気ガスを円滑に導入することができる。即ち、効率よく排気ガスを流すことができる。
流路切替ダンパ55の作動範囲が狭まれば、流路切替ダンパ55を作動させるための駆動源を小型化することができ、感温式バルブ17を小型化することもできる。
次図で感温式バルブの詳細について説明する。
図4に示すように、サーモワックス部48と、ロッド49が収納されるケース61内にはサーモワックス部48に抗する方向に力を加える戻しばね62が配置される。
冷却水送入管45から送られた冷却水の温度が上昇すると、サーモワックス部48に内蔵されるワックスが溶融し始める。ワックスが溶融することによりワックスの体積が膨張し、サーモワックス部48が戻しばね62の力に抗して図面左側に向かって伸張する。これによって想像線で示すようにロッド49が左方向に移動され、レバー53及び流路切替ダンパ55が回動軸54を中心に時計回り方向に回動される。流路切替ダンパの先端59が絞り面(図1符号58)に接触することで熱回収室の入口(図1符号15)は閉じられる。
一方、想像線で示される状態から冷却水の温度が低下すると、サーモワックス部48内のワックスが固化し、ワックスの体積が縮小する。これにより、戻しばね62がサーモワックス部48の力に抗して図面右側に向かって伸張する。これによってロッド49が右方向に移動され、レバー53及び流路切替ダンパ55が反時計回り方向に回動される。流路切替ダンパ55が絞り面(図1符号58)に接触することで迂回路(図1符号16)は閉じられる。
感温式バルブが作動される所定の温度を変えたい場合は、種類の異なるアクチュエータに取替えればよい。
感温式バルブは、サーモワックスや形状記憶合金ばね、ダイヤフラム等の機械的に作動されるバルブの他、センサ及びアクチュエータを用いる電気的なバルブ等様々なものを用いることができる。
機械的に作動されるバルブを用いる場合は、センサやアクチュエータ等の高価な部品が不要であるため、安価に排熱回収器を製造することができる。
次図で排気圧バルブの作用について説明する。
図5(a)に示すように、排気ガスが流れていない場合や排気圧が低い場合は、板ばね28及び補助ばね32がそれぞれ矢印で示す方向に力を付勢することで、排気圧バルブは閉じている。即ち、矢印の方向がそれぞれのばね28、32が閉じる方向であり、この矢印に対して逆の方向がばね28、32が開く方向である。
排気圧バルブ26は、板ばね28が開く方向に配置され先端31が板ばね28に接触する補助ばね32が備えられ、この補助ばね32は、板ばね28が開く際に板ばね28が閉じる方向へ力を付勢する
排気ガスの排気圧が高くなると、(b)に示すように板ばね28及び補助ばね32は、排気圧により傾倒される。板ばね28が開く際にこれと逆方向に補助ばね32の力が加わる。これにより、開閉時のそれぞれのばね28、32の振動を抑制することができ、ばね28、32の振動により発生する騒音を低減させることができる。
次図で本発明にかかる排熱回収器の作用について説明する。
図6(a)に示すように、冷却水の温度が高い場合は、熱回収室15が閉じられ、排気ガスは迂回路16を通過する。この場合排気ガスの排気圧に関係なく、全ての排気ガスが迂回路を通過する。
(b)に示すように、冷却水の温度が低い場合は、迂回路16が閉じられ、加えて排気ガスの排気圧が低い場合は、排気圧バルブ26が閉じた状態にある。排気ガスは熱回収室15を通過し、冷却水を温める。
(c)に示すように、冷却水の温度が低い場合は、迂回路16が閉じられ、加えて排気ガスの排気圧が高い場合は、排気圧バルブ26が開いた状態にある。従って、排気ガスは熱回収室15の他に高圧ガス流路25を通過する。
排気ガスの排気圧が所定の圧力より高い場合に開かれる排気圧バルブ26と、排気圧バルブ26が開いた際に排気ガスが流れる高圧ガス流路25を備えている。排気ガスの流量が多くなり排気圧が所定の圧力より高い場合に、排気圧バルブ26が開かれ、排気ガスは熱回収室15の他に高圧ガス流路25から流される。高圧ガス流路25内は抵抗が低く、排気ガスが円滑に流されるため、エンジンの出力を維持しつつ、排気を円滑に行うことができる
また、排気圧が高い場合も熱回収室15に排気ガスを流し続けるため、効率よく熱回収を行うことができる。さらに、排気圧が高い場合には、高圧ガス流路25から一部の排気ガスを逃がすため、エンジン出力に対する影響を抑えることができる。即ち、エンジン出力に対する影響を抑えつつ、効率よく熱回収を行うことができる排熱回収器10ということがいえる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図7(a)に示すように、排気圧バルブ26は開閉ダンパ70を開閉させる構成とした。
より詳細には、高圧ガス流路25を開閉する開閉ダンパ70と、この開閉ダンパ70を回動可能に支持する回動軸71と、この回動軸71の端部に接続されるハンドル72と、このハンドル72のピン73に一端が繋げられ他端が高圧ガス流路25の外周面に配置されるピン74に繋げられ開閉ダンパ70が閉じる方向へ付勢する圧縮ばね75とから構成される。
排気ガスの排気圧が低い場合は、圧縮ばね75の力により開閉ダンパ70の先端が高圧ガス流路25の内周面に接している。これにより高圧ガス流路25は閉じられている。
(b)に示すように、排気ガスの排気圧が所定の圧力よりも高くなると、開閉ダンパ70は排気ガスにより時計回り方向に回動される。回動されることにより開閉ダンパ70の先端が高圧ガス流路25の内周面から離間し、高圧ガス流路25内を排気ガスが流される。
このような排気圧バルブ26を用いた場合であっても、高圧ガス流路25から排気ガスを流すことにより、多量の排気ガスを円滑に流すことができるという本発明の効果を得ることができる。
なお、このような開閉ダンパ70の下流側に開閉ダンパ70が開く方向と逆の方向に力を付勢する補助ダンパを配置することもできる。開閉ダンパが開く際にこれと逆方向に補助ダンパの力が加わる。これにより、開閉時のそれぞれのダンパの振動を抑制することができ、ダンパの振動により発生する騒音を低減させることができる。
尚、本発明に係る排熱回収器は、車両等の運輸機器の他、コージェネレーションシステム等エンジンの排気熱を使用するものであれば使用することができ、用途は限定されない。
本発明の排熱回収器は、車両の暖房装置に好適である。
10…排熱回収器、15…熱回収室、16…迂回路、17…感温式バルブ、25…高圧ガス流路、26…排気圧バルブ、28…板ばね、32…補助ばね。

Claims (5)

  1. 排気ガスが通されこの排気ガスの熱により冷却水が温められる熱回収室と、この熱回収室を迂回して前記排気ガスを流す迂回路と、この迂回路の入口に配置され前記冷却水の温度が所定の温度よりも高いときに前記排気ガスを前記迂回路へ流し前記冷却水の温度が所定の温度以下のときに前記排気ガスを前記熱回収室へ流す感温式バルブとを備える排熱回収器において、
    前記熱回収室は、前記排気ガスの排気圧が所定の圧力よりも高い場合に開き前記排気圧が所定の圧力以下の場合に閉じる排気圧バルブと、この排気圧バルブの下流に配置され前記排気圧が所定の圧力よりも高い場合に前記排気ガスの一部が通過する高圧ガス流路とが配置されることを特徴とする排熱回収器。
  2. 前記熱回収室は、前記排気ガスが通過するガス流路が複数配置され、これらのガス流路のうちいずれか一つのガス流路を前記高圧ガス流路としたことを特徴とする請求項1記載の排熱回収器。
  3. 前記排気圧バルブは、弁体に板ばねが用いられ、前記排気圧が所定の圧力以下の場合に前記高圧ガス流路の内面に前記板ばねの先端が接触することにより前記高圧ガス流路を閉じ、前記排気圧が所定の圧力を超える場合に前記高圧ガス流路の内面から前記板ばねの先端が離間することにより前記高圧ガス流路が開かれることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の排熱回収器。
  4. 前記排気圧バルブは、前記板ばねが開く方向に配置され先端が前記板ばねに接触する補助ばねが備えられ、この補助ばねは、前記板ばねが開く際に前記板ばねが閉じる方向へ力を付勢することを特徴とする請求項3記載の排熱回収器。
  5. 前記板ばねは、基部が前記高圧ガス流路の一部を折曲げ形成した折曲げ部で支持され、この折曲げ部は、前記板ばねが前記高圧ガス流路を閉じる角度に傾斜し
    ていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の排熱回収器。
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