JP5439258B2 - 排熱回収装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関で生じた排気ガスの熱で冷却水を温める、排熱回収装置に関する。
内燃機関を作動させることで排気ガスが生ずる。この排気ガスの熱を利用して冷却水を温めることが広く行われている。このとき、排熱回収を行う熱回収路とは別に、迂回路を設けて排気ガスを円滑に排出する排熱回収装置が知られている。このような排熱回収装置は、次図で説明するような問題点を有していた。
図11(a)に示すように、排熱回収装置100は、排気ガス導入部材101内に設けられているセパレータ102と、このセパレータ102の上流に設けられている回転軸103と、この回転軸103に固定され回転軸103が回転することで回転するバルブ104と、バルブ104の先端が着座する着座部105とを備えている。
セパレータ102の上が、排気ガスの熱を回収するための熱回収路107である。一方、セパレータ102の下は、熱回収が必要でない場合、及び熱回収時でも排気ガスが所定の流量を超えた場合に排気ガスを逃がすための迂回路108である。
導入部材101の外部には、迂回路108を閉じる方向に回転軸103を回転させるばねが備えられている。バルブ104が迂回路108を閉じることで、排気ガスが熱回収路107に流される。
このような排熱回収装置100が繋がれる内燃機関が作動すると、内燃機関で生じた排気ガスが排熱回収装置100に向かって流される。
排気ガスが流されることで、バルブ104より上流側の点Aでの圧力P1が、バルブ104より下流側の迂回路108内の点Bでの圧力P2よりも大きくなる。即ち、点Aでの圧力P1>点Bでの圧力P2となる。
すると、(b)に示すように、バルブ104が押され、迂回路108が開放される。
迂回路108が開放された後のある瞬間では、逆に圧力P1<圧力P2となり、再び(a)に示すように、バルブ104が迂回路108を閉じる方向に回転される。このとき、バルブ104が着座部105に当たることで、騒音が発生する。
ここで、内燃機関は、吸気、圧縮、燃焼、排気を繰り返している。このため、所定の回転数では、バルブ104の先端が着座部105に当たって騒音を出すのと同時に、次の排気による排気ガスが送り込まれる。着座の反動で開こうとするバルブ104に、排気ガスが送り込まれることで、バルブ104が大きく開かれる。この大きく開かれたバルブ104が着座部105に勢いよく当たることで、特に騒音が大きくなる。
このような騒音を低減させる技術が提案されている(例えば、特許文献1(図1(b))参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12に示すように、排熱回収装置200は、図面右から左に向かって排気ガスが流される迂回路201と、この迂回路201の下流端を閉じるバルブ202と、このバルブ202の上部に取付けられているおもり203と、回転軸204を囲うように設けられ迂回路201を閉じる方向に付勢するばね205とを備えている。
排熱回収装置200によれば、バルブ202におもり203を取付けることで、バルブ202の重量を変えている。バルブ202の重量が変わることで、固有振動数を変化させ、騒音を低減させている。
しかし、このような排熱回収装置200は、おもり203を取付けることで、部品点数が増加し、重量も増加する。
少ない部品点数で騒音を低減させることができる、排熱回収装置の提供が望まれる。
特許第4056227号公報
本発明は、少ない部品点数で騒音を低減させることができる、排熱回収装置の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、内部に排気ガスが流される筒体と、この筒体の軸線方向に平行に配置され前記筒体の内部を2分するセパレータと、このセパレータによって2分された一方の通路であって前記排気ガスの熱を冷却水へ伝える熱回収路と、この熱回収路に対して前記セパレータを隔てて設けられる迂回路と、前記セパレータの上流側で前記軸線方向に垂直に設けられる回転軸と、この回転軸に固定され前記回転軸を回転させることで前記熱回収路又は前記迂回路の一方を塞ぐV字型のV字バルブと、このV字バルブが前記迂回路を閉じるよう前記回転軸を付勢し前記回転軸に接続される付勢手段とからなる排熱回収装置において、
前記セパレータと前記回転軸との間に、前記迂回路から前記熱回収路へ圧力を逃がす圧力逃がし部が設けられ
前記圧力逃がし部は、前記セパレータの前記回転軸側の端部に形成された穴、ルーバー又は切欠きであることを特徴とする。
請求項に係る発明は、セパレータは、回転軸側の端部に熱回収路側から迂回路側に向かって段差部が設けられ、この段差部の一部に穴、ルーバー又は切欠きが設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、セパレータと回転軸との間に、圧力逃がし部が設けられている。迂回路内の圧力が、迂回路上流側の圧力よりも高くなることがある。このとき、一部の圧力は、迂回路を閉じる方向に作用する。これと同時に、圧力逃がし部から逃げた残りの圧力は、迂回路を開ける方向に作用する。即ち、迂回路を閉じる方向の圧力に、迂回路を開ける方向の圧力が加わる。閉じ方向の圧力が小さくなるため、V字バルブは穏やかに閉まる。V字バルブに起因する騒音を低減することができる。騒音を低減するのに圧力逃がし部を設ければよく、別途部品を設ける必要がない。少ない部品点数で騒音を低減することができる。
加えて、請求項に係る発明では、圧力逃がし部は、セパレータの回転軸側の端部に形成された穴、ルーバー又は切欠きである。セパレータに穴、ルーバー又は切欠きを設けるだけで、圧力逃がし部を形成することができる。従って圧力逃がし部を容易に設けることができる。
請求項に係る発明では、熱回収路側から迂回路側に向かって段差部が設けられる。段差部を設けることで、セパレータとV字バルブとの間に空間を確保することができる。この空間に迂回路を開ける方向の圧力が加わる。結果、より広い範囲でV字バルブを迂回路が開く方向へ押すことができる。迂回路が開く方向へ押す力を強めることで、より騒音の低減を図ることができる。
本発明に係る排熱回収装置の断面図である。 図1の2−2線断面図である。 実施例1に係るセパレータの斜視図である。 図1の4矢視図である。 図4の5−5線断面図である。 実施例1に係る排熱回収装置を作動させた状態を説明する図である。 実施例2に係る排熱回収装置の要部を説明する図である。 実施例3に係る排熱回収装置の要部を説明する図である。 実施例4に係る排熱回収装置の要部を説明する図である。 実施例5に係る排熱回収装置の要部を説明する図である。 従来の技術の問題点を説明する図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、排熱回収装置10は、内燃機関で発生した排気ガスが導入され内部に回転軸11が設けられている筒体12と、この筒体12内に設けられているセパレータ13と、このセパレータ13によって2分された一方の通路であって排気ガスの熱を冷却水へ伝える熱回収路15と、この熱回収路15の下方であってセパレータ13を隔てて設けられる迂回路16と、回転軸11にボルト17を介して固定され先端が着座部18に着座しているV字型のV字バルブ20とからなる。
熱回収路15は、筒体12に繋げられている第1通路22と、この第1通路22の下流に設けられ一端がガス流入部材23に支持されている熱交換器24と、この熱交換器24の他端を支持するガス流出部材25から迂回路16に向かって延ばされる第2通路26とからなる。
V字バルブ20は、熱回収路15を閉じるための熱回収路バルブ33と、この熱回収路バルブ33の回転軸11側の端部に繋がれボルト17で固定される基部34と、この基部34から迂回路16に向かって延ばされ先端が着座部18に着座する迂回路バルブ35とからなる。
熱交換器24は、一端がガス流入部材23に繋がれ他端がガス流出部材25に繋がれるコアケース28と、このコアケース28内に複数個(この例では4個)が積層状態で収納され排気ガスが内部に流される伝熱部材29と、これらの伝熱部材29の両端を支持しているエンドプレート31、31とからなる。
このような排熱回収装置10は、筒状の伝熱部材29内に排気ガスを通し、伝熱部材29の外に冷却水を通す。排気ガスの熱が伝熱部材29を介して、冷却水に伝わり冷却水が温められる。即ち、排気ガスと冷却水との間で熱を交換させる。
伝熱部材29には、ヒートプレートを用いることができるほか、フィンケースにフィンを収納したものを用いてもよい。
内燃機関が作動しない場合は、V字バルブ20が迂回路16を閉じるよう、回転軸11は付勢手段(図2、ばね46)によって付勢されている。この付勢手段と回転軸11の関係について次図で詳細に説明する。
図2に示すように、回転軸11は、筒体12の側面で支持された回転軸支持部材37、38に、軸受39、41を介して回転可能に支持されている。
軸受41の外周側に向かって、複数のスペーサ42、カラー43、メッシュ44、蓋体45が配置され、これらを囲うようにして付勢手段としてのばね46が設けられている。ばね46は、ばね支持部材47で図面左右方向に移動しないよう固定され、周縁がカバー部材48によって覆われている。
回転軸11の中央に、熱回収路バルブ33をガイドするガイド部51が設けられている。ガイド部51に熱回収路バルブ33を嵌合させるようにして、熱回収路バルブ33を配置する。熱回収路バルブ33を配置したら、ボルト17、17を用いてV字バルブ20を回転軸11に固定する。回転軸11にガイド部51を設けることで、V字バルブ20を正確な位置に迅速に配置することができる。
このような回転軸11に所定間隔の隙間を空けて設けられるセパレータ(図1、符号13)について次図で詳細に説明する。
図3に示すように、セパレータ13は、熱回収路(図1、符号15)及び迂回路(図1、符号16)の間に挟まれる基部52と、この基部52の先端で熱回収路バルブ(図2、符号33)に覆われる凸部53とからなる。
凸部53の一部に、上部から下部に向かって凹まされた段差部54が設けられている。セパレータ13は、1枚板をプレス成形することで製造することができる。このため、容易に製造することができる。
このようなセパレータ13の配置の仕方について次図で詳細に説明する。
図4に示すように、セパレータ13は、回転軸11に対して所定間隔の隙間55を空けて設けられる。この隙間55が、図面裏側から表側に向かって圧力を逃がす、圧力逃がし部である。
セパレータ13の裏面側の圧力が、回転軸11の左側の圧力よりも高くなることがある。このとき、圧力がかかることでV字バルブ20は迂回路(図1、符号16)を閉じようとする。他方、隙間55から圧力の一部が図面裏側から表側に向かって逃げる。隙間55から逃げた圧力は、熱回収路バルブ33を図面表側に向かって押す。即ち、熱回収路(図1、符号15)を閉じる方向に作用する。V字バルブ20には、迂回路を閉じようとする力が加わるのと同時に、迂回路を開けようとする力も加わる。
このようなV字バルブ20の具体的な配置位置について次図で説明する。
図5に示すように、セパレータ13は、回転軸11に対して、長さLだけ離して設けられる。この長さLは、具体的には1mm〜5mmであることが望ましい。
即ち、セパレータ13から回転軸11までの長さが1mm未満であると、十分に圧力を逃がすことができない。一方、5mmを超えてしまうと、熱回収路15から迂回路16へ排気ガスが逆流しやすくなってしまい、排気ガスから冷却水への伝熱効率が低下する。
熱回収路バルブ33は、迂回路バルブ35が迂回路16を閉じている場合に、セパレータ13に対して平行になる位置に設けられる。この熱回収路バルブ33の先端は、セパレータ13の凸部53に向かって曲げられる曲げ部56である。
このような排熱回収装置10の作用を次図で説明する。
図6(a)に示すように、内燃機関を作動させることで、迂回路16より上流側の点Cの圧力P3が、迂回路16内である点Dの圧力P4より大きくなることがある。
圧力P3>圧力P4となることで、ばね(図2、符号46)の時計回り方向の力(矢印)に抗して、排気ガスが迂回路バルブ35を反時計回りに回転させる(白抜き矢印)。
(a)に示すような状態から、圧力の関係が逆転し、圧力P3<圧力P4となることがある。このとき、(b)に示すように、圧力の差により、迂回路バルブ35に対して時計回り方向の力が加わる(図面下側の白抜き矢印)。
一方、隙間55から逃げた一部の圧力は、熱回収路バルブ33を押し上げるように作用する(図面上側の白抜き矢印)。即ち、熱回収路バルブ33に対して反時計回り方向の力が加わる。
迂回路16を閉じようとする力(図面下側の白抜き矢印)が加わる場合に、一部の圧力を逃がして迂回路16を開く方向に力を加える(図面上側の白抜き矢印)。
即ち、一部の圧力は、迂回路16を閉じる方向に作用する(図面下側の白抜き矢印)。これと同時に、隙間55(圧力逃がし部)から逃げた残りの圧力は、熱回収路15を閉じる方向、即ち、迂回路16を開ける方向に作用する(図面上側の白抜き矢印)。
迂回路16を閉じる方向の圧力に、迂回路16を開ける方向の圧力が加わる。閉じ方向の圧力が小さくなるため、V字バルブ20は穏やかに閉まる。V字バルブ20に起因する騒音を低減することができる。騒音を低減するのに隙間55(圧力逃がし部)を設ければよく、別途部品を設ける必要がない。少ない部品点数で騒音を低減することができる。
圧力逃がし部は、セパレータ13と回転軸11との間に設けられた所定間隔の隙間55である。回転軸11との間に隙間55を空けてセパレータ13を配置すればよい。汎用品であるセパレータ13を用いることができ、経済的である。
加えて、V字バルブ20は、先端にセパレータ13に向かって曲げられる曲げ部56を有する。セパレータ13とV字バルブ20との間隔を狭めることで、熱回収路15側から迂回路16側への排気ガスの逆流を防ぐことができる。
さらに、段差部54を設けることで、セパレータ13とV字バルブ20との間に空間を確保することができる。この空間に迂回路16を開ける方向の圧力が加わる。結果、より広い範囲でV字バルブ20を迂回路16が開く方向へ押すことができる。迂回路16が開く方向へ押す力を強めることで、より騒音の低減を図ることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図7に示されるように、セパレータ58は、回転軸11側の端部に熱回収路側(図面表側)から迂回路側(図面裏側)に向かって段差部61が設けられ、この段差部61の一部に切欠き62が設けられる。圧力逃がし部は、セパレータ58の回転軸11側の端部に形成された矩形の切欠き62である。
このようなセパレータ58を用いた場合も、切欠き62から圧力を逃がすことができる。迂回路を閉じる方向の圧力に、迂回路を開ける方向の圧力が加わる。閉じ方向の圧力が小さくなるため、V字バルブは穏やかに閉まる。V字バルブに起因する騒音を低減することができる。本発明の効果を、部品点数を増加させることなく、得ることができる。
加えて、圧力逃がし部は、セパレータ58の回転軸11側の端部に形成された矩形の切欠き62である。セパレータ58に切欠き62を設けるだけで、圧力逃がし部を形成することができる。従って圧力逃がし部を容易に設けることができる。
なお、セパレータ58が回転軸11に対してわずかに離されて(例えば、0.5mm以上1mm未満)配置されている。これは、回転軸11の回転にセパレータ58が干渉しないようにするために離して配置される。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図8に示されるように、セパレータ64は、回転軸11側の端部に熱回収路側(図面表側)から迂回路側(図面裏側)に向かって段差部66が設けられ、この段差部66の一部に穴67が設けられる。圧力逃がし部は、セパレータ64の回転軸11側の端部に形成された円形の穴67である。
このようなセパレータ64を用いた場合も、穴67から圧力を逃がすことができる。即ち、迂回路を閉じる方向の圧力に、迂回路を開ける方向の圧力が加わる。閉じ方向の圧力が小さくなるため、V字バルブは穏やかに閉まる。V字バルブに起因する騒音を低減することができる。本発明の効果を、部品点数を増加させることなく、得ることができる。
加えて、穴67は、パンチングで容易に開けることができる。即ち、圧力逃がし部を容易に形成することができ、好ましい。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図9に示されるように、セパレータ71は、回転軸11側の端部に熱回収路15側から迂回路16側に向かって段差部73が設けられ、この段差部73の一部にルーバー74が設けられる。圧力逃がし部は、セパレータ71の回転軸11側の端部に形成されたルーバー74である。
このようなセパレータ71を用いた場合も、ルーバー74から圧力を逃がすことができる。即ち、迂回路16を閉じる方向の圧力に、迂回路16を開ける方向の圧力が加わる。閉じ方向の圧力が小さくなるため、V字バルブ20は穏やかに閉まる。V字バルブ20に起因する騒音を低減することができる。本発明の効果を、部品点数を増加させることなく、得ることができる。
加えて、ルーバー74は、回転軸11に対向するように切り起こされている。排気ガスが熱回収路15側から迂回路16側に逆流しようとした場合に、この排気ガスはルーバー74の背面75に接触する。ルーバー74の背面75で排気ガスの逆流をより防ぐことができる。
次に、本発明の実施例5を図面に基づいて説明する。
図10に示されるように、セパレータ13の上面に、メッシュ部材77を設けた。安価なメッシュ部材77で、排気ガスの逆流をより防ぐことができる。
尚、本発明に係る排熱回収装置は、排熱回収器の他、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ等にも適用可能であり、その他の用途に適用することは差し支えない。
本発明の排熱回収装置は、ハイブリッド車に好適である。
10…排熱回収装置、11…回転軸、12…筒体、13…セパレータ、15…熱回収路、16…迂回路、20…V字バルブ、46…ばね(付勢手段)、55…隙間(圧力逃がし部)、59…凸部、61…段差部、62…切欠き(圧力逃がし部)、67…穴(圧力逃がし部)、74…ルーバー(圧力逃がし部)。

Claims (2)

  1. 内部に排気ガスが流される筒体と、この筒体の軸線方向に平行に配置され前記筒体の内部を2分するセパレータと、このセパレータによって2分された一方の通路であって前記排気ガスの熱を冷却水へ伝える熱回収路と、この熱回収路に対して前記セパレータを隔てて設けられる迂回路と、前記セパレータの上流側で前記軸線方向に垂直に設けられる回転軸と、この回転軸に固定され前記回転軸を回転させることで前記熱回収路又は前記迂回路の一方を塞ぐV字型のV字バルブと、このV字バルブが前記迂回路を閉じるよう前記回転軸を付勢し前記回転軸に接続される付勢手段とからなる排熱回収装置において、
    前記セパレータと前記回転軸との間に、前記迂回路から前記熱回収路へ圧力を逃がす圧力逃がし部が設けられ
    前記圧力逃がし部は、前記セパレータの前記回転軸側の端部に形成された穴、ルーバー又は切欠きであることを特徴とする排熱回収装置。
  2. 前記セパレータは、前記回転軸側の端部に前記熱回収路側から前記迂回路側に向かって段差部が設けられ、この段差部の一部に前記穴、ルーバー又は切欠きが設けられることを特徴とする請求項記載の排熱回収装置。
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