JP4891338B2 - 低湿予備調理を用いた、穀物ベース食品向けシリアルフラワー及び全粒シリアルフラワーの連続製造 - Google Patents

低湿予備調理を用いた、穀物ベース食品向けシリアルフラワー及び全粒シリアルフラワーの連続製造 Download PDF

Info

Publication number
JP4891338B2
JP4891338B2 JP2008547770A JP2008547770A JP4891338B2 JP 4891338 B2 JP4891338 B2 JP 4891338B2 JP 2008547770 A JP2008547770 A JP 2008547770A JP 2008547770 A JP2008547770 A JP 2008547770A JP 4891338 B2 JP4891338 B2 JP 4891338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corn
fine powder
flour
whole
endoamylase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008547770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009521233A (ja
Inventor
ルビオ,フェリペ,エイ.
ルビオ,マニエル,ジェイ.
コントレラ,ロベルト
ソサ,フランシスコ
ラミレ,ホタ.フェルナンド
ロベイラ,マッス,ロドリゴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Investigacion de Tecnologia Avanzada SA de CV
Original Assignee
Investigacion de Tecnologia Avanzada SA de CV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Investigacion de Tecnologia Avanzada SA de CV filed Critical Investigacion de Tecnologia Avanzada SA de CV
Publication of JP2009521233A publication Critical patent/JP2009521233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4891338B2 publication Critical patent/JP4891338B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/143Cereal granules or flakes to be cooked and eaten hot, e.g. oatmeal; Reformed rice products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D13/00Finished or partly finished bakery products
    • A21D13/40Products characterised by the type, form or use
    • A21D13/42Tortillas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/117Flakes or other shapes of ready-to-eat type; Semi-finished or partly-finished products therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L7/00Cereal-derived products; Malt products; Preparation or treatment thereof
    • A23L7/10Cereal-derived products
    • A23L7/198Dry unshaped finely divided cereal products, not provided for in groups A23L7/117 - A23L7/196 and A23L29/00, e.g. meal, flour, powder, dried cereal creams or extracts

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

本願は、米国特許出願第11/313,765号(2005年12月22日出願)の一部継続出願である。その出願の全内容は、引用文献として本願として組み込まれている。
本発明は、穀物シリアル及び擬シリアルからなる新規な穀物フラワーの製造に関する熱水処理方法(hydrothermal process)に言及する。本発明は更に、穀物ベース食品の製造用のシリアルベース及び機能食品材料の調理に関する。本発明はまた、加工助剤としてエンドアミラーゼ粉末を用いる連続的な低湿予備調理方法にも関する。本方法は、コーンベース及びインスタント全粒コーンフラワー向けのプレゼラチン化されたマサフラワーの製造に用いられている。フラワーは穀物ベース食品の製造用に使用される。
AACC international(2006年)は、全粒穀物の表示に関する声明(Whole Grain Label Statements)において、FDAの法案ガイダンス(draft guidance)パートIIIについて以下のコメントをしている。
1)シリアル及び擬シリアルは、そのままの形状(ブラン、胚芽及び胚乳を含む)で消費されるとき、全粒穀物であるとみなされる。全体の主要栄養成分(炭水化物、タンパク質及び脂肪の比率)は、小麦を含むスペルト小麦、エマー、ファロー、ヒトツブコムギ、カムート及びデュラム、アフリカ米、大麦、コーントウモロコシ及びポップコーン、ライ麦、オート麦、アワ、モロコシ、テフテフ、ライ小麦、粒餌、ハト麦(Job's tears)、ミレーフォニオ(Millet-fonio)、ブラックアンドアジアン(black and asian),アマランス(Amaranthe:Sanchez-Marroquin, 1980, Ramirez, 1983, 1987)、キノア(Quinoa)、そば粉タルタル(Buckwheat-tartar)、野生米と同様である。
2)伝統的な加工方法を使用すると少量の粒が失われるものの、最小限の処理がなされたブルグア小麦やニシュタマリゼーションされたコーンもまた全粒穀物とみなされる。これらの手法は長年にわたって伝えられており、ブルグア(米国特許第3,132,948号)及びマサフラワー(工業的なニシュタマリゼーションの最終生産物:1993 in fao.org)の両者は全粒穀物として長年みなされており、栄養的にも全粒穀物として機能すると信じられている。
3)すべての果皮が取り除かれたコーンフラワーは全粒穀物ではない。ニシュタマリゼーションされたコーン製品は、米国における特定の民族(ヒスパニック)及び年齢層が摂取する全粒穀物として大きな貢献をもたらしている。いくつかの手法は殆どの果皮を残しているが、ブラン及びフェノール成分はアルカリ排水に溶けて失われている(Sanchez, Ramirez and Contreras, 2005)。
4)重量比で51%以上の全粒穀物を含む食品や、多量の全粒穀物が含まれている25%以上の穀物及び食品の変更上のメリットを調査している者もいた(Koh-Banerjee, 2004及びJensen, 2004)。リスク削減に伴って観測された減少量は、消費される食品の全粒穀物含有量によってはあまり左右されることはなかった。全粒穀物の総摂取量が同等であるとき、全粒穀物の消費におけるこれらのFDAの栄養機能表示の効果(1999 in cfsan.fda.gov: 食品表示ガイドの付属書C: 「全粒穀物食品と、心臓疾患及び特定の癌」におけるDocket No. 99P-2209)は、食品ソースの全粒穀物の含有率とは無関係である。米国人対象の2005年食事指針(Dietary Guidelines)は、繊維質(栄養表示要求)及び全粒穀物(健康表示要求)の個別推奨を制定した。そこでは、食物繊維(又はシリアル繊維:実用コンプライアンス指標)、ビタミン、ミネラル及び心臓血管及び冠状動脈の心疾患のリスクを軽減する植生化学物質/植物栄養素(全粒穀物の潜在的なフェノール生体指標)に言及されている(CVD及びCHD:Decker et al. 2002)。ほとんどの含有栄養素の要求規定は、日常値が規定されている主要/微量栄養素又は栄養物質にのみ適用される(4歳上の子供のカロリー摂取量の基準値は2000である)。健康表示に関する規定には、食品、食品成分、又は食品補助成分と、病気や健康に関する条件のリスクの減少度との関係について記述されている。そのような表示は、消費者に正確で誤認されない表示でなければならない。最後に、構造/機能に関する要求事項は、歴史的に、薬品のように従来の食品や食品補助品の表示上に表されてきた。機能食品は、人体において一つ以上の目的とする機能に対して良好に作用することが十分に実証されている食品でなければならない。そして、それは健康及び安心の改善された状態(欧州におけるタイプA要求)、及び/又は病気のリスク軽減(欧州におけるタイプB要求)に関連している。それらは、健康に最適な「魔法の弾丸(magic bullets)」ではなく、食品/食事パターンの一部である(Ashwell, 2001及びHu, 2003)。
明らかに、繊維質が全粒穀物と同じでないように、全粒穀物も繊維質と同一ではない(少なくとも3オンス/日の全粒穀物、シリアル、クラッカー、米又はパスタを食べることを、米国保健社会福祉省(DHHS)及び米国農務省(USDA)は2005年以来推奨している)。今日では、米国人の食事の一部として一日当たりに消費される全粒穀物食品(主に小麦、米及びコーン)は1食分に満たない。食物繊維は、全粒穀物と部分全粒材料の繊維質総含有量への寄与を区別することが難しい食品に、容易に追加させられることができる。世界保健機関(WHO)(2003年)の報告書(非伝染性の心臓血管の病気、タイプ2の糖尿病及び特定の癌の総合的な予防:食事、肉体活動及び健康に関する世界戦略案)では、脂肪が全エネルギー摂取量の15−30%に制限された食事、及び、飽和脂肪が10%未満に制限された食事を推奨していた。炭水化物(全粒穀物)は、55−75%のバルク所要量を占めるが、糖分は10%以下に抑えられている。タンパク質摂取量は約10−15に保つべきである。ほとんどの病気は、不規則な生活習慣や食習慣によって引き起こされる。現在の食習慣は、人々を病気にしたり弱らせたりして、彼らの寿命を短縮したり、精神的な健康を害している(Know Thyself-prevention is better than cure and health is wealth:SSSB-Satvic, G.T. 1995)。
産業界、学術界及び政府機関は、米国人の食事における全粒穀物摂取量を増加させる方法を模索している。味覚、利便性及びおいしさを保ちつつ、様々な主食(例えば、20%から85%のフラワー含有量及び14−140gの一人前の分量を有する共通の小麦食品:ブラウニー、ケーキ、クッキー、クラッカー、ドーナツ酵母、マフィン、パスタ、ペーストリー、パイクラスト、ピザ、ホワイトブレッド及びトルティーヤ)において全粒穀物フラワーを次第に代用することは、消費者が入手しやすい製品を維持しつつ、全粒穀物の消費量を増加させる第一歩となるであろう(例えば、米国特許出願第2006251791号:シリアルベース食品用プリゲルコーンフラワー)。
大部分の穀物ベース食品は、スナック(43%)、朝食シリアル(31%)、及び酵母パン及びロール(14%)を含んでいる。しかしながら、これらの食品のうち、全粒穀物食品であるのは一つに過ぎない。
2歳以上の米国人人口の8%が少なくとも1日当たり全粒穀物を3食(又は3オンス)消費していると見積もられている(MyPyramid.gov)。摂取量が不変であれば、全粒穀物フラワーを既存の製品に追加する規制の修正事項は、16グラムの1食分の全粒穀物の食事数を2.2から3.3に(50%)増加させるだろう(Marquart et al. 2006)。
マサフラワー及び小麦の製粉業界は、ビタミンやミネラルとともに、トルティーヤ向けのニシュタマリゼーションされたコーン、及び、パンやフラワートルティーヤ向けに精製された小麦の主食としての穀物フラワーの位置を向上させるために、1999年に連邦政府の合意文書(メキシコ保健省)に署名した(insp.mx)。約66%の小麦フラワー銘柄(例えば、Selecta(登録商標)及びMonterrey(登録商標))や全ての白色マサフラワー銘柄(例えば、Maseca(登録商標)Vitaminada及びAgroinsa(登録商標)、Minsa(登録商標))について栄養素が補強された。これは、メキシコのトルティーヤの消費量の少なくとも30−40%について、ナイアシンの栄養素が補強され、チアミン、リボフラビン、葉酸、鉄分の削減、及び又は亜鉛酸化物が追加されたことを示している。他のマサや混合された全粒穀物フラワーは、微小栄養素の含有量の改善及び人口増加のリスクを軽減するために、1997年以来、開発が進められている(Ramirez and Sanchez-Marroquin, 2004)。例えば、(6%の脂肪分が除去された大豆フラワーを有する)Maseca(登録商標)enriquecida、(10−20%の全粒穀物アマランサを含んでいる)Maseca con amarantoTM、(10−15%の黒色/赤色豆フラワーを有する)Maseca enfrijoladaTM、Maseca 100% naturalTM、(2倍のカルシウム及びビタミン/ミネラルを有する白色コーン、黄色コーン及び青色コーンを有する)Maiz Amarillo con doble calcioTM及びMaiz azul con doble calcioTMである。
高品質なマサ及び機能的なコーンフラワーの製造は、有機(収穫の前後で無農薬が使用されていない)食用コーンが良質な農作業(GAP:good agricultural practices)を使用しており、次の特徴を有している場合にのみ、従来の近代技術(乾式及び湿式製粉)によって達成されることができる。即ち、粒サイズ及び硬さが均一であり、応力亀裂及び粒の損傷が少なく、石灰水による予備調理方法中、果皮の除去が容易である場合である。
フリントコーン、ポップコーン、フラワー、デントコーン及びスイートコーンという5つの一般的な分類は、粒の特徴に基づいている。胚乳の品質や商用製造に基づいて、トウモロコシは、以下のタイプの共通分類に区別される。即ち、1)処理された野菜向けの1%未満のスイートコーン、2)菓子向けの1%のポップコーン、3)食品向けの12%のフラワー、4)14%のフリントコーン、及び、5)飼料/食品向けの73%のデントコーンである。
硬質胚乳(硬くて半透明)の軟質胚乳(軟らかくて不透明)に対する比率は、黄色及び白色デントコーンにおいて、平均約1−2:1である(Pomeranz et al., 1984及びGonzalez, 1995)。食用コーン(米国が第1位及び2位である:米国資料穀物協議会(USFGC),1996)は、新規な予備調理されたコーンフラワーとなるように、最終製品に形成される前に部分的に調理されることが知られている。白色及び黄色コーンは、11.0−11.5%の水分、72.2−73.2%の澱粉/非澱粉多糖類、9.8−10.5%のタンパク質、3.7−4.6%の脂肪及び1.1−1.7%の灰分を含んでいる。成熟したデントコーン粒(Watson, 1987:FAO, 1993)は、5つの分離可能な成分を有している。即ち、乾燥重量を基準として、先端キャップ(0.8−1.1%)、果皮(5.1−5.7%)及びタンパク質(2.0−3.0%)、胚乳(78.3−81.9%)及び胚芽(10.2−11.9%)である。
乾式又は湿式製粉方法において、分離されたブランは果皮/種子コート層、先端キャップ、タンパク層及び澱粉質胚乳の粘着物を含んでいる(Stone, 2006)。原産地のコーンブランは、食物繊維(57−76%)、澱粉(4−22%)、胚乳及び糖タンパク質(Saulnier et al. 1995及びHromadkova et al. 1995)から生じたタンパク質(5−8%)及び脂肪も同様に含んでいた。
乾式製粉工程では、主要な生産物は硬質及び軟質胚乳の分離片であり、進行的な製粉、ふるい分け(又は分類)及び吸引工程によって回収される。乾式製粉は、次の工程の一つとしてしばしば使用される。即ち、a)胚芽を除去しつつ温度調整する工程;b)石臼でひく工程又は胚芽を除去しない工程(nondegerming、及びc)乾燥粉末のエタノール処理工程(例えば、New SuperPro Designer(登録商標)型,USDA-ERRC,2006)である。胚芽を除去しつつ温度調整する工程は、内胚乳、胚芽及びブラン片を、食品及び飼料の用途に分ける。
南アメリカの北部、特にコロンビアやベネズエラでは、食用コーンは、排水の出ない乾式製粉技術によって処理される。そして更に、それは蒸気で予備調理され、伝統的なコーン食品向けの胚乳(米国特許第3,212,904号及び欧州特許第1,142,488A2号)又はブラン(欧州特許第0,883,999A2号及び米国特許第6,326,045号)が取り除かれたフラワーに変換される。その消費形態は主に、主に「アレパ(arepa)」である。それは、平たく、卵形で、酵母なしで焼かれた、乾式製粉されたコーンフラワーから作られた厚いパンケーキである。他の南アメリカの国々では、コーンミール(アレパやポレンタ)及びコーンフラワーは、異なるベーカリー(パンケーキミックス:エンパナーダ及びカチャパ)、粥(薄いポリッジである「colada」)及びスナック食品用として使用されている。
湿式製粉によって澱粉を回収するために、胚乳細胞内の顆粒は、浸漬工程においてトウモロコシ(又は胚乳)をアルカリ性又は酸性の還元剤(好ましくは、二酸化硫黄又は乳酸)で処理することによって、タンパク質基質(グルテン)から取り出されなければならない。プロテアーゼ、キシラナーゼ及びアミラーゼ(米国特許第6,566,125号及び第6,899,910号)を使用している酵素作用によるコーンの湿式製粉は、固体ロスを減少させただけでなく、21%の資本/エネルギーコストに相当する浸漬時間を減少させた。コーン澱粉精製機(refiners)は、次の5年以内にこの技術の実施を開始できるだろう(USDA, 2002)。
湿式製粉精製を通された殻付コーン(1トン当たり120ドルであり、18MM-Btu:1MM-Btu当たり6.7米国ドル)は、55%の高価な澱粉(又は58%の糖質、又は15−30%のドライエタノール)、20%の家畜飼料(繊維質/タンパク質)、5%のグルテンミール(タンパク質)、2%の油質及び18%のコーン浸漬リキュール(飼料又は発酵基質)を生産することができる。他の価値が付加された穀物ベース製品は、拡大する栄養食品及び健康食品の市場における、新たな用途を有するコーンタンパク質アイソレート(wet attrition micron-milling(登録商標) technologyin:energeticsusa.com)を含んでいる。
有機穀物はしっかり確立されている従来の市場に比べて小さな市場であるが、有機産業は20%成長しており、2003年の米国の消費売上において108億米国ドルに達している。
モジュール式湿式製粉ユニット(小型バイオ精製機:MBR;EnerGenetics International, Inc.)は、安価な燃料エタノールによる駆動(600ドル/トンで33%の生産率、又は、18米国ドル/MM-Btu)から、高価な製品を製造することができる。コーンは、総エタノール製造コスト(300ドル/トン)の約40%、及びエネルギー(ガス又はオイル)の約33%に相当する。コーンは、全体のエタノール製造コスト(300ドル/トン)の約40%、及びエネルギー(ガス又は石油)の33%に相当する。エタノールメーカーは、多くの税還付によって利益をあげている。20億ドルの年間補助金を受けつつ、2005年には160億リットル以上のエタノール(価値にして114億ドル、体積にして全自動車燃料の約3%に相当する)を売り上げていた。そして、生産量は2007年までに50%上昇すると見込まれている(sciam.com)。
1973年(0.25米国ドル/MM-Btu)以来、エネルギーの回収や再利用可能なエネルギーが、米国の増加するエネルギー需要の80%以上提供されてきている。しかしながら、今日の天然ガスの高騰にあるように(2000年に3.50米国ドルであったのが、2006年中に7米国ドル以上に高騰している:oilnergy.com)、現実的な価格下落は、協調した国際的・国家的計画や、天然ガスのように効率的で再利用可能なエネルギー(バイオ燃料)のより速い導入を奨励するインセンティブがない限り、起こりそうもない。この統合的な試みの可能性やコスト有効性は、工業的工程、即ち、廃棄物の削減/再利用/再販売、エネルギーの使用及び放射の削減の再設計又は絶え間ない改良によって、試みられている(Acee, 1997)。
ニシュタマリゼーション(アルカリ水溶液処理)されたコーンフラワー(NCF)は、コーンのアルカリ加熱処理(加熱及び浸漬)、洗浄、ニシュタマル(アルカリ水溶液処理されたコーン)の湿式製粉、及び乾燥によりコーンマサフラワーを製造する工程によって、製造される。工業的又は商業的レベルにおいて、製粉及びと脱水プロセス工程は、大きなコスト要因である。この予備調理されたフラワーはふるい分けされ、異なる製品用途向けにブレンドされ、通常、店頭(commercial table)向けに包装されたり、トルティーヤ又はコーンベース食品に包装される前に、添加物が追加される。商業的な運用において、コーンの固体ロスは、コーンのタイプ(硬質又は軟質)や、予備調理、浸漬(5−24時間)、洗浄及び乾燥プロセスの厳格さ(severity)に依存して、5−14%と見積もられている(Pflugfeder et al. 1988, Bressani, 1997及びSahai et al. 2001)。
ニシュタマリゼーションにおいて最も重要なバイオ化学変化は、CaのPに対する比の改善を伴うカルシウムレベルの増加、不溶性の食物繊維及びゼインタンパク質の減少、チアミナーゼ及びリボフラビンの減少、ナイアシン所要量が減少するに伴うロイシンのイソロイシンに対する比の減少、ブラン及び胚乳からのナイアシンの放出、及びフェルラ酸(1500−1900ppm:Sanchez, Ramirez and Contreras, 2005)、残留殺虫剤、殺菌剤及びミコトキシンのアルカリ浸漬リキュール又は「nejayote」への工業的洗脱である(Murphy et al., 2006及びPalencia et al., 2003)。
発酵を伴う様々な食品や新規な材料の製造は、「バイオプロセッシング」とも呼ばれており、最古の人類の保存食についての記録以来、ずっと存在している。微生物や酵素は、生鮮食品の基質を発酵食品(例えばサワー生地パン、サワー生地コーン/ポゾル及びヨーグルト)に転換するために広く使用されている。乳酸発酵の主な効果は、胚乳のタンパク質/ゼインの分散であり、またその後に続く酸性発酵されたコーン飲料又は粥(ヨーグルト状のコーン製品:Steinkraus, 2004)にするための製粉処理中に澱粉の放出が促進されることである。バイオプロセッシング技術は、食品材料(例えば、有機酸、アミノ酸、ビタミン及び親水コロイド)や加工助剤(酵素:カルボヒドラーゼアミラーゼ/キシラナーゼ/セルロース/プルラナーゼ、加水分解酵素プロテアーゼ、リパーゼ/エステラーゼ、イソメラーゼ、オキシドレダクターゼ、リアーゼ、トランスフェラーゼ及びリガーゼ)の特化された製造によって更に発展させられている。加工助剤(二次的直接添加物)は、食品の処理中に技術的効果を得るために使用されるが、完成した食品において技術的又は機能的な添加物として役立つことは意図されていない(21CFR173)。食品又は飼料の加工助剤として用いられる酵素は、以下の会社から入手することができる。その会社とは、Alltech、Amano、Danisco-Cultor-Genencor、Dyadic、EDC/EB、Gist-Brocades、Iogen、Novozymes、Old Mill、Primalco、Rhodia-Rhom及びValley Researchである。DNAの組み換え技術で作られた全ての一般に安全と認められる物質(GRAS)は、21CFR170.36(GRA通知)で提案された規制基準に準拠しなければならない。
適切に処理されたマサフラワー向けの商用コーンは、トルティーヤ製品の製造を単純化する。なぜならば、消費者は、排水処理、コーンの確保(securing)、取扱い、及びトルティーヤやスナック向けのマサへの処理に必要とされる管理技術を取り除くことができるからである。しかしながら、プレゼラチン化されたコーンフラワーは、以下の品質及びコスト制限を有している。即ち、高コスト、風味/芳香の欠落、質感の悪さである。コーン/トルティーヤスナック(2001年において一般的なおいしい菓子の小売売上は45億ドルである。)及びメキシコ料理のマーケットは成長し続けているので、品質及び価格の差は、工業用マサフラワーと伝統的マサの間で狭くなるであろう。1年あたり約20億ドルのさらなる売上がトルティーヤの小さなプロセッサーやメーカーに帰すると見積もられている(米国特許出願第2006193964号)。2000年には米国人が約850億のトルティーヤを消費したとも見積もられている(トルティーヤチップを含まない)。
ベークされた食品(Maseca(登録商標)レギュラーイエロー:60%及び60メッシュより大きい)や処理された食品(Maseca(登録商標)ノーマルホワイト:70%及び45メッシュより大きい)についての新たな規制基準は、ニシュタマリゼーションされたコーンフラワーから用意されたコーンベースのトルティーヤスナックやコーンフラワー製のラビオリス(raviolis)に拡大し続けている(米国特許第6,491,959号及びErempoc, King及びRamirez. 1997)。第3世代(3G)シリアル食品は、ニシュタマリゼーションされたコーンベース食品材料(100%Maseca(登録商標)ホワイトを有する米国特許第5,120,559号における新規なマサベーススナックや、Maseca(登録商標)レギュラーイエローを有する米国特許出願第20040086547号における高コレステロールを削減したスナック)を作るために、フライしたりベークすることによって膨らませられた「シリアルペレット」を作るために、押し出し加工(extrusion cooking)、続いて冷却、保持及び乾燥工程を含んでいる。別の例として、全粒穀物やグリッツ(小麦、大麦、ライ麦、オート麦、米又はコーン)の調理、微生物イソアミラーゼによるシリアル材料の処理(食品処理の補助)、温度調整(即ち、水分含有量を20%から55%、温度を80℃に保つ)、形成、粉砕及びシリアルベース食品のベーク又はトーストによって作られる朝食シリアルがある(カナダ特許第2015149号及び第2016950号)。米国特許第2,174,982号は、小麦、ライ麦、コーン又はオート麦のようなシリアル穀物から粉砕又はフレーク状にされたシリアル食品を作る工程を教授している。全粒穀物からシリアルを用意するもう一つの工程は、ブランコートを破裂させ、必要に応じて澱粉を熱でゼラチン化し、ゼラチン化された澱粉を麦芽入りの穀物から取り出したアミラーゼで処理する工程を含んでいる。こねた後(2時間/60―70℃)、変換された穀物は酵素と不活性にするために加熱され、乾燥され、フレーク状又は粒状形状のトースト製品を製造するように処理された(米国特許第2,289,416号)。
全粒穀物を含む新規なベーク食品は、a)癌の進行は多くの要因に依存している。低脂肪で、食物繊維を含んでいる穀物製品、果物及び野菜が多い食習慣は、様々な癌のリスクを軽減させる(21CFR101.76)。b)心臓疾患の進行は多くの要因に依存している。飽和脂肪やコレステロールが少なく、繊維を多く含んでいる果物、野菜、穀物製品が多い食習慣は、血中コレステロールのレベルを低下させ、心臓疾患のリスクを軽減する(21 CFR 101.77及び81:FDA/DHHS,2004及びJones, 2006)。
製粉又は粉砕工程は、2つの異なる破壊機構(breakage mechanisms)、即ちa)親粒子と同じオーダーのサイズを有する娘粒子をもたらす動作である脱粒(shattering:インパクト/カット又は圧縮)、b)初期段階において微細粒の世代にもたらすもう一つの動作である表面浸食(摩耗)を含んでいる。これらの現象の存在は、特徴的なバイモーダルサイズ分布曲線、及び、大小粒数の相対重量における進行的変化から明らかにされていた(Becker et al., 2001、Peleg et al. 1987及びAguilar and Ramirez, 1991)。ディスクミル(摩耗)及びインペラミル(衝撃)のサイズを削減させる方法は、幾分異なっている。ディスクミルでは、コーン粒子は、衝撃及びせん断力によって弱いラインに沿って破壊される。その結果できた粒子は、典型的にあまり小さくなく、粒子サイズの均一性に乏しい。インペラミルで製粉された粒子は、高速回転するインペラによって摩耗リングに対して破壊される。それゆえ、材料の片々はバルク素材から摩耗されることになる。インペラミルによって製粉された生コーングリッツ(75%の澱粉、8%のタンパク質、5%の食物繊維及び1%の脂肪を有する400から45米国メッシュ)では、より大きい粒子(60メッシュより大きい、即ち、250μmより大きい)は小粒の粒子が示す値に比べて、より低いピーク粘度(95℃)及びより長いピーク時間(95℃)を作りだした(Becker et al., 2001)。インペラミルは、加熱(50℃以上の温度)に起因したタンパク質変性に伴って澱粉にダメージを与えることもまたわかっていた。この機械的なダメージは、製粉されておらずディスクミルされたコーングリッツに比べて見かけ粘度が低くなるに従い、ゼラチン化の程度を増加させることができる。タンパク質の含有量が高くなると(3倍又は2.4%対0.7%)、澱粉含有量を希釈化するだけでなく胚乳タンパク質を変性することによって中粒のディスク粒子より低い粘度(95℃)を示す中粒のインペラ粒子(120から70メッシュ:平均170μm)が測定された。白色トウモロコシ(ストーンミル)から用意された脱水されたマサは、ニシュタマルよりも低い粘度を示した(Martinez-Bustos et al. 2001)。コーンベースフラワーに大豆タンパク質を追加すると、澱粉は栄養が強化されたトルティーヤ(Tonella et al. 1982)及び石灰処理されたコーン及びアマランサフラワーでできたタマーレ(tamal)/アレパ(arepa)用のレギュムコーン形成(legume-corn formulation)において希釈化されるので、ピーク粘度は減少した(Ramirez 1983及びRamirez, Hernandez and Steinkraus, 1984)。
アステカ製粉L.P.コーンフラワー(Becker et al., 2001:Maseca(登録商標)ブランド68%の澱粉、9%のタンパク質、8%の食物繊維及び4%の脂肪を含んでおり、60メッシュより小さい)は、トウモロコシから押し出し加工された中間生産物を作り、熱機械的な押し出し加工工程を使用するために使用された。そして、記録されたピーク粘度及び最終的な粘度は、天然グリッツのものと比べて、夫々5及び10倍低かった。オリゴデキストリンへの澱粉の劣化は、押し出し加工温度が上昇し、澱粉の水分レベルが減少するにつれて、増大させることができる。食品押し出し機(food extruders)は、高温で短時間のクッカー(5分より短い)とみなすことができ、10−30%の水分を含有する顆粒澱粉(グリッツ/フラワー)は、初めにコンパクトな生地に圧縮され、工程中に高圧、高温(60−135℃)及び機械的なせん断によって溶解したアモルファス物質に変換される。微細マサフラワー(アステカ製粉:8%の全繊維を含むMaseca(登録商標)ブランド)を使用する新規な押し出し加工(85−90℃)は、(同じ力でより速く壊れる)独特のクラッカーのような構造でサクサク感を有するスナックを製造した(Chen et al. 2002及び米国特許第5,120,559号)。それらは、マサ生地の乾燥(10−30%)に起因するマサフラワー(30−50%)におけるより高い部分的なゼラチン化を検出するだけでなく、より粘度がありゼラチン化された(90%より多くゼラチン化した)押し出し加工(10−12%の水分を有し、フライするために用意された)中間製品ペレット又は(食用に用意された:1−2%の)トルティーヤチップもまた検出する。同様のコーンベースのトルティーヤチップは、全体のフラワー設計の8−65%においてプレゼラチン化されたコーンフラワー(Maseca(登録商標)レギュラーイエロー:ゼラチン化の程度が20%−60%)を使用していた。低脂肪でベークされた製品(5−15%より多くののブラン)もまた、トルティーヤの香りと共にサクサク感がありパサパサしない触感で形成されることができる(米国特許第6,491,959号)。
余分な含有水分がどこに使用されているのか、或いは、どこの水分含有量(澱粉懸濁液又はスラリー:30%より大きい)が30%以下の水分のタイプなのかという最初の熱湿調査(heat/moisture investigations)は、解明されている(Stute, 1992)。しかしながら、いくつかの調査では、それがアニーリング(anealing:低温及び長時間:50−65℃及び50%以上の水分で10時間以上)或いは、熱湿処理(高温及び短時間:95−110℃及び15−30%の水分で2時間未満)であるのか、明らかになっていない。最初に示された粘度曲線は、ゼラチン化温度(ピーク粘度温度)がより高くなることに伴って、つまり、熱湿処理の程度に依存し、更に言い換えると程度が低くなればセットバックが低くなり、高くなればよりセットバックが高くなることを示している。より高いセットバック(このアニーリング効果は、プディング澱粉またはプレゼラチン化されたポテト澱粉を用意するために使用された;Stute, 1992)を導く澱粉顆粒の低下させられたゼラチン化の程度(即ち、膨張の許容容量が低い)は、修正の程度が高くなるとセットバックがより低くなるように膨張が抑制される。この熱湿効果(heat-moisture effect)は、部分的にプレゼラチン化された全粒小麦フラワー、又は15%から99%のゼラチン化されたインスタントフラワーを生成するために用いられている;Messagere, 2002)。ジェットペースト水和コロイド(Jet pasting water hydratable colloids:7%から39%の固体率または、61%から93%の高い水分含有率)、例えばシリアル、澱粉及びセルロース派生物は、ダイレクト蒸気注入(60から200psiの範囲の高圧飽和蒸気)をして効果的に達成されることができる。コーン澱粉ペースト又はスラリー(10−800ミクロン)の混合ジェット調理(mixing jet cooking)は、瞬時にゼラチン化/ゲル化温度(1−8分間、150℃のペースト温度)以上に加熱し、流体ゾルを形成するためにそれらのポリマー鎖の水和、分離及び分散を成し遂げるために急速に膨張した澱粉に顆粒の懸濁液を精力的に混合する(Perry, 2000)。対照的に、上昇した温度(175℃及び140℃)において低い水分含有量(20%)と共にドラム乾燥(150℃)によって追随されるコーン澱粉押し出し加工又はコーン澱粉蒸気ジェット調理の双方は、完全に溶解した澱粉又は分子的に分散/乱された澱粉を提供する。押し出し加工されたコーン澱粉は、室温で溶解性澱粉及びオリゴデキストリンのわずかな減少に伴って膨張させられた胚乳からなるペーストを形成するために水分を吸収する(Shogren et al. 1993)。従って、アニーリング(ゼラチン化温度下における高水分処理)及び熱湿処理又は準乾燥(ゼラチン化温度上における低水分処理)という用語は、澱粉顆粒において全く異なった変化を説明している。それらは、異なるゼラチン化、又は変性の程度、又は制御された水分及び加熱工程によるサイズに関する何らかの他のダメージを伴う澱粉の物理的変化に起因している。
工業的マサ製品に関するいくつかの方法は、a)伝統的な調理工程(即ち、低温且つ長時間)、b)加速された蒸気調理工程(即ち、高温且つ短時間)、c)低い水分含有量での押し出し加工調理工程(即ち、高温且つ短時間)を含んでおり、それらは全粒又は粉末コーン粒の石灰を用いた調理を伴っている。コーンマサは、トルティーヤや派生物向けの湿式(フレッシュマサ)又は乾式(マサ或いはニシュタマルリゼーションされたフラワー)の商業用製品において調理されたコーンを含んでいる。
それは、コーンを水(1−2%の石灰)の中で(80−100℃で)ゆでることによってアルカリ調理する工程を含んでいる。調理された粒を12時間以上浸漬し、水で洗浄して、石灰及び溶解性の固形物を除去する。洗浄された粒(ニシュタマル)は、ディスクミルで粉末にされ、新鮮な製品を作るのに適したコーン生地(マサ)が出来上がる。
全粒コーン粒の蒸気調理工程は、石灰水(1:2−3の水分対コーン比、及び、コーンに対して1−2%の石灰)におけるコーン懸濁液への蒸気注入からはじまる。蒸気は、コーン澱粉を(20−100分間、70−95℃で)部分的にゼラチン化するために注入された。石灰調理された粒(ニシュタマル)は、一晩中(40℃で10時間以上)浸漬され、洗浄され、カットするためにディスクミルされ、マサを形成するために粉状のニシュタマルを練ねられ混合する。そのカルシウム含有量は主に果皮及び胚芽において増加し、その結果、脂質の酸化が安定化される(Fernandez-Munoz et al. 2004)。追加分の水が、製粉を冷却するためにディスクミルの間に追加され、水分レベルを高める。製粉及びふるい分け工程に続く乾燥工程は、トルティーヤ及びチップ用向けのドライマサフラワーを生産する。
シリアル穀物のニシュタマリゼーションのために必要な新規な(アルカリ性プロテアーゼを200−250ppm含む)酵素を用いる工程は、インスタントマサフラワーの製造用のコーン穀物/ミールに適用されており、排水固形物(3−12%)を減少させる。その他の処理された穀物は小麦、米、モロコシ及びアワであった。3つの近年の低温の略中性の予備調理工程は、トルティーヤ、アレパ及びスナック食品向けのインスタントコーンフラワーの仕上げ用のコーン穀物に適用されてきた(米国特許第6,638,554号、第7,014,875号及び第2006024407号)。いくつかの内酵素(キシラナーゼ、アミラーゼ及びプロテアーゼ)が使われており、不溶性のヘテロキシラン及び澱粉及びコーン穀物におけるタンパク性のブラン細胞壁の連続的及び部分的な加水分解をもたらした。
蒸気調理(メキシコ国特許第993,834号、米国特許第4,594,260号、米国特許第6,344,228号及び米国特許第6,387,437号)を加速するに伴い、蒸気は加圧下で水性懸濁液(水に対するコーンの割合が1−1.5:0.3−1であり、石灰が0.3−1.5%)に注入され、1−40分の期間中に(70−140℃で)、一般的に1−約25psingの間の範囲を取る。ニシュタマルは洗浄され、約80℃まで冷却される。そして、約60―180分間浸漬される。湿式又は準湿式で浸漬されたニシュタマルは、連続的にインパクトミルされ、部分的に調理又はプレゼラチン化しながらフラッシュ乾燥される。この同時に起こる少なくとも180℃での粉砕及び脱水は、製品の湿熱殺菌とともに、酵素の不活性を生じさせる(米国特許第2,704,257号)。
マサフラワーを分類したのち、水分摂取量及びピーク粘度(viscoamylograph)の増大は、粒子サイズ分布に依存する。これらの工業用マサの製造に係る先行技術方法は、短時間の予備調理と、より少ない溶解性廃棄物(1.2−2.7%の化学的酸素要求量)及び全体の固形物(〜1.5−3.5%)に伴う浸漬時間とを必要とする。玄米コーン又は全粒コーンフラワーの押し出し加工調理(Bazua et al., 1979, 米国特許第5,532,013号、第6,482,459号)は、同様の生地又は蒸気処理されたミールが60−130℃(20psig未満)で1から7分の間に均一に加熱されるまで、押し出し加工クッカー(extruder cooker)又は水平スクリューコンベイヤーにおいて石灰(1:0.3−0.6の水分に対するコーンの比率と、フラワーに0.2−0.25%のライム)及び水分と共に、ミール/フラワーの混合を押し出し加工することによって試験されている。冷却されたコーン生地又はミール(40−70℃)は、熱風で更に脱水され、部分玄米又は全粒コーンフラワーを生成するために製粉及びふる分けされる。コーン焙煎(200−260℃、5−12分間)はデキストリン化によって解重合し、低い水分含有量で(9−10%)、シリアル及びコーン澱粉の膨張ポテンシャルを減少させることができる。押し出し加工において使用されている低い水分条件のもとで、澱粉顆粒のゼラチン化は、熱的条件と機械的条件の組み合わせに依存して、軟質で容易に水に溶解する食品を提供する。
湿熱調理/予備調理の方法によってニシュタマリゼーションされたインスタントコーンフラワーに関するいくつかの親出願が公開されている(国際公開第2004008879号、米国特許第6,516,710号及びメキシコ特許第a/2001/012210号)。それらは、上記で言及した従来のニシュタマリゼーション工程(TNP)に対して、アルカリ性排水の生成を伴ったり、伴わなかったりする。インスタントマサ及び乾燥マサフラワーを得るための分割されたニシュタマリゼーション工程に関連した最近の革新技術は、蒸気注入を用いて、短時間に皮/胚芽を取り除かれたコーン(米国特許第6,277,421号)やコーン片(米国特許第6,265,013号、米国特許出願第2006177554号、米国特許出願第2006193964号及びCortes et al., 2006)を加熱することを含む。その結果、それらの胚乳、胚芽及び果皮粒分は、部分的にゼラチン化及び変性された。
上述された先行技術に係る方法は、全粒コーン又は破壊された全粒コーンを処理補助剤としての内酵素の有無に関わらず、部分的に調理又は浸漬することが可能であるが、ブランが除去されたコーン及び粉末コーンの低湿予備調理工程だけでなく、酵素処理最小限の水分及びエネルギーを使用する酵素処理を使用している連続工程は、部分及び全粒コーンフラワーを製造するための本発明時において市場では未だ実現されていなかった。
従って、本発明は、フラワー状製品を製造するために、例えばコーン、小麦、米、大麦、ライ麦、オート麦、モロコシ、ミレー、ライ小麦、テフ、アマランス、キノア及びそば粉のようなシリアル穀物の熱的、機械的及び酵素的な工程を含む従来の予備調理方法からの完全な脱却を提供することを目的としている。その工程は、コーン粒の微細粉末粒分を提供する工程と、少なくとも一つのエンドアミラーゼとコーン粒の前記微細粉末粒分とを結合して、酵素が付加された微細粉末を製造する工程と、前記酵素が付加された微細粉末を熱湿予備調理して、予備調理された酵素が付加された微細粉末を得る工程と、澱粉胚乳を部分的に加水し、澱粉及びタンパクブラン顆粒を膨らませるように、前記予備調理された酵素が付加された微細粉末を低湿調整して、酵素的に調整されたコーン粒子を製造する工程と、前記調整されたコーン粒子を製粉して、前記調整されたコーン粒子の微細粉末部を含むフラワーを得る工程とを含む。本発明のもう一つの目的は、生成されたコーン粒を使用して、連続的な低水分予備調理中に制御された澱粉のゼラチン化及びたんぱく質変性をもたらすために、ブランが除去されたコーンと粉末コーンを製造することである。
もう一つの目的は、プリゲルやインスタントコーンフラワーの仕上げに用いられる従来技術に比べて、水やエネルギーの効率がよいだけでなく、より安価であって、商用のエンドアミラーゼを伴って連続的な低湿予備調理する工程を利用したこれらのプレゼラチン化されたコーンフラワーやインスタントコーンフラワーを製造することである。
更に他の目的は、バイオ化学的で物理化学的な含有成分及び物理化学的特性において、シリアルベース材料や機能食品材料が比較的均一である穀物ベース食品用のコーンベースフラワー及び全粒コーンフラワーを製造することである。
本発明の上述及び他の目的や有利な点としては、穀物ベース食品向けのプリゲル及びインスタントコーンフラワーの製造に適用される新規な連続プロセスによって達成される。その具体例は、全粒精製粒に水分を与えて、同様に予備調整する工程と、湿らされた粒を製粉して、微細及び粗大粉末粒分を製造する工程と、微細粉末をふるい分けし、両方の粉末粒分から家畜飼料として軽量ブラン粒分を吸引する工程と、更なるブラン除去のために粗大粉末を再製粉する工程と、ふるい分けされた微細粉末を加工助剤としてエンドアミラーゼ粉と混合して、酵素が付加された粉末を製造する工程と、コーン粒子の流れを飽和蒸気のもう一つの流れと低水分で予備調理して、部分的なゼラチン化及びたんぱく質変性を得る工程と、余分な蒸気を放出し、予備調理された微細粒子を分離する工程と、微細粉末を低湿で温度調整して、胚乳及びタンパクブラン粒分の双方を部分的に消化する工程と、調整された微細粉末を熱風乾燥し、排出された熱風を抽出しつつ、エンドアミラーゼを不活性化して、保管期間を延長させる工程と、乾燥された微細粉末から湿った空気を排出しつつ、きれいな空気で冷却する工程と、塊になった粒子を製粉する工程と、後者の粒分をさらに再製粉し、ふるい分けしつつ、粗大粉末から製造された微細粉末をスクリーニング及び分離して、コーンフラワーを得る工程と、微細フラワーのみを石灰と混合して、コーン食品及び穀物ベース食品向けのマサフラワーや全粒コーンフラワーを得る工程とを含む。
本発明は、添付図面と共に読んだとき、以下の最良の実施例の記述から理解される。
初めに図1を参照すると、フローダイアグラムにおいて、本発明の実施例が描写されている。これは、プリコンディショナー1、主要ミル2、関連吸引装置を備えたシフター3、ミキサー4、工業用低水分プリクッカー5、サイクロン6、低水分コンディショナー7、ヒーター8、ファンを備えたドライヤー9、関連ファンを備えたクーラー10、第2ミル11及び分類器12を含んでいる。
全粒コーン粒(米国の第1位称号、又は、価値が高められた品質等級)は、破壊されたコーンや関係ない物質がドライクリーニング(スクリーニング及び吸引)によって取り除かれ、プリコンディショナー1に与えられる。ここでは、きれいなコーンは、ブラン、胚芽及び胚乳粒分を均一に濡らして軟化させれるように、3から5分間、連続的に水でスプレーされる。コーンの水分は、コーンの水分に対する比が1:0.12から1:0.24になるように、約10−12%から約16−18%に調整される。新規なバイオプロセスは、好ましくはコーン穀物(Zea mays L.white, yellow and blue)と関連があるとよいが、食品やその範囲内のシリアルベース材料向けの他のシリアル(澱粉の)穀物や擬シリアルをも含んでいる。その他の適切なシリアルは、小麦(小麦属)、米(オリザ属)、ミレー(ニクキビ属、ペンニセツム属、パニカム属、セタリア属、パスパルム属、エリューシン属及びヒエ類)、モロコシ(モロコシ属)、テフ(ラブグラス属)、ライ麦(クサヨシ)、そば粉(そば属)、アマランス(アマランサス、アマランサスコーダタス及びアマランサスセンニンコク)及びキノア(ケノポディウム・キノア)を含んでいる。
水分を含んだ粒は、主要ミル2に通され、粒からほぐれたブランを破壊して擦りむき、胚芽を切り離し、粒を2つの粒分に粗く粉末にする。破壊されたコーンのうち大きなサイズの部分は、粗大粉末粒分(その一部はラージフレークグリッツ(large flaking grits)として分離された「テールストック(tail stock)」)として知られており、胚乳、胚芽及び果皮ブランを含んでいる。一方、小さなサイズの部分は、胚乳、胚芽、及び「スルーストック(thru stock)」として知られているアリューロンブランを含む微細粉末粒分として述べられている。
このようにして得られた湿式製粉された全粒コーンは、次に関連吸引装置を備えたシフター3に投入される。ここで、3つの粒分、即ち、その後ミキサー4に供給される小さな微細粉末、更なる再粉末化のために主要ミル2にリサイクルされる大きい粗大粉末(10〜25メッシュ以上)、及び(10−16%の水分を含んでいる)コーン副産物としてエアフローと共に分離される軽量ブランに分離される。この分離された軽量ブラン粒分(10〜25メッシュ以上)は、部分全粒(マサ)及び全粒コーンフラワーを夫々製造するための精製コーンの総重量の4−16%から1−3%に相当する。
ふるい分けされた(夫々、収集されたコーンの総重量の平均90%及び98%に相当する)微細粉末は、更にミキサー4に運ばれる。ここでは、マサ及び全粒コーンフラワーを夫々製造するために、重量比が約0.005%及び0.010%の処理助剤から供給されるエンドアミラーゼ粉と混合される。混合の前に、酵素粉は、所謂、酵素プリミクスチャーを形成するためにキャリアとしてコーンフラワーの一部と混合される。内酵素はキャリアと、エンドアミラーゼ(EC 3.2.1.1)又は脱分岐酵素(EC 3.2.1.11,33,41,60, 68)又は粒状澱粉エンドアミラーゼ(特許出願:デンマーク特許出願第200301568号及び米国特許出願第2006147581号)の一つを含むことが可能である。一般的に、エンドアミラーゼは0.010%、好ましくは微細粉末フラワーの重量比の0.005%から約0.010%の量で混合される。少なくとも一つの酵素は、好ましくは、グラス(GRAS)物質として認可されており、処理助剤として使用されており、微生物活性で派生されたエンドアミラーゼから選ばれるとよい(21 CFR 170.36)。
混合工程が完了した後、酵素が付加された(16%から約20%の水分を含んでいる)微細粉末は、設計自体は周知である工業用低水分プリクッカー5に移される。ここで、飽和蒸気が、熱水プリクッカー(ベンチュリー管)に入れられるとコーン微細粒子の流れに加圧下で注入され、瞬時に微細粒子を所望の温度に加熱され水分が与えられる。温度は、注入される蒸気の圧力を調整することによって制御され、約120℃から170℃が好ましい。微細粒子の蒸気は、約0.2秒から約2秒の間に、上昇させられた温度(80℃から90℃)で、更に水和、及び分散される。ここで、滞留時間は、熱水プリクッカー(ベンチュリ混合チューブ又は低圧フローチューブ)を通るコーンのフローレートによって調整される。好ましくは、蒸気圧は、蒸気のフローレートを制御するために、約15psiから90psiであり、一定のコーンフローレートになるように予備調理温度が設定されるように確保することがよい。この手段によって、予備調理された微細粉末は、水分含有量が20%から約25%(ゼラチン化及び変性温度以上)に増加される。その澱粉胚乳やタンパク胚乳は、部分的にゼラチン化されるだけでなく、胚芽やブランタンパク質もまた、この低湿予備調理技術を使用して部分的に変性される。スイートコーンの熱的処理(115℃で25分間)は、不溶性の結合した配糖体を時間や温度と共に減少させつつ、溶解性のフェルラ化されたオリゴ糖のレベルを増加させた(Dewanto et al., 2002)。
このとき、蒸気で予備調理された微細粉末は、サイクロン6に通される。ここで、余分な蒸気(80℃から85℃)は、予備調理された微細粉末から放出及び分離される。熱湿処理された微細粒子は、更に低湿コンディショナー7に取り込まれ、微細粉末は15から45分間、1%から2%の水分の吸収を更にもたらすために、60℃から75℃で(そのゼラチン化温度以下で)酵素的に調整される。澱粉胚乳(アミロース及びアミロペクチン多糖)及びアリューロンブラン粒分(糖タンパク質及びフェルラ化されたオリゴ糖又はグリコ化されたフェルレート)の酵素加水分解は、均一な多孔性澱粉顆粒の拡散及び水和反応を促進させる。
触媒現象は、エンドアミラーゼ、澱粉顆粒及び水分が、Michaelis又はLangmuirの動態方程式のような第1次生体反応を伴って単相を構成しているとき、均一触媒反応(homogeneous catalysis)と呼ばれている。従って、水分の顆粒への同時に起こる拡散の割合は、不可逆反応であるが、顆粒におけるその濃度に比例して進行する(Danckwerts, 1949)。このバイオ触媒工程は、胚乳やアリューロンブラン粒分から夫々得られた可溶性のデキストリンやオリゴマーを製造しつつ、熱や拡散バリアをも減少させ、凝縮された蒸気や、部分的な消火のために付加されたエンドアミラーゼを放置する。酵素は、グルカンポリマーだけでなく、アミロースやアミロペクチンからのオリゴデキストリンを分裂することによって澱粉懸濁液のピーク粘度を減少させることができる。
その後、調整され予備調理された微細粉末は、設計自体は周知であるファンを備えたドライヤー9に通される。その結果、例えば天然ガスの様な燃料ときれいな空気を燃焼のために使用しているヒーター8から来る熱風と混合される。調整された材料は、120度から190℃の高温で、0.5から2秒の短時間で、余分な熱風の排出(60℃から約80℃、及び15%から18%の水分)を伴って、フラッシュ乾燥される。熱湿殺菌工程は、延長された保存期間(3か月以上)の脂質安定化に伴う内酵素変性の要因となり、更に、フラワーに典型的な香ばしい香りを与える。コーンフラワーは、所望の粒子サイズに依存して13%から約15%の水分含有量を有するように乾燥される。もし望むのであれば、全粒コーンフラワーは、食品にシリアルベース材料として使用されているインスタント化されたフラワーを作るために、水分を9%から13%に加熱プレゼラチン化される。
水分を含んだ温風は、関連ファンを備えたクーラー10を通されることによって、乾燥された酵素処理済みコーンから除去され、部分全粒フラワー(10−12%)又は全粒コーンフラワー(7−9%)の所望の保管期間にもよるが、きれいな外気で9−15%から7−12%に更に水分が減らされる。低湿予備調理/温度調整、乾燥及び冷却工程において、ある程度の粒子の塊が生じ、均一な製品仕様を達成するために大きなコーン粒子は再製粉される必要がある。
更なる水分抽出の後、冷却及び乾燥された材料は、第2ミル11に与えられ、塊にされた材料は、2つの粒分、即ち、微細粉末(「throughs」)及び粗大粉末(「overtails」)に磨り潰される。
粉末材料は、分類器12に適切なサイズのスクリーン(25から120メッシュ下)と共に投入される。ここでは、微細粉末がコーンフラワーとして分離され、粗大粉末は第2ミル11に更にリサイクルされ、その後、再製粉される。再粉砕された粉末は、更に、夫々部分全粒(25かr120メッシュ下)又は全粒コーン(40から120メッシュ下)向けの同種のコーンフラワーを製造するためにふるい分けされる。コーンフラワーは、0.20%、好ましくは石灰の重量比で0.10%以上の量で加えられた食用石灰又は粉末石灰と混合される。もし望むのであれば、同種のコーンフラワーは、部分全粒(マサ)及び全粒コーンフラワーを夫々製造するために、重量比約0.10%から0.20%、及び約0.02%から0.10%の量の食用石灰又は粉末石灰と混合される。
次の表は、全粒及び部分全粒コーンフラワー、即ち穀物食品(40から120メッシュ未満)用の全粒コーン、及びコーン食品(25から120メッシュ未満)用のマサのバイオ化学的植物化学的特性を示している。製粉された生コーン(25から80メッシュ未満)がフラワー用に使用されていた。
Figure 0004891338

全粒コーン及びマサ(部分全粒)フラワーは共に、胚乳、果皮ブランを有する胚芽、及びバイモーダルサイズ分布の大粒粒分(25から60メッシュ)及び小粒粒分(120メッシュより小さい)を生産するタンパクブラン粒分からなる顆粒を含んでいる。更に、夫々(胚芽が除去された)65−85%から(ブランが除去された)88−95%を生産することができる連続的なコーン及びマサフラワーの製造工程に比べて、低湿予備調理されたコーンの総重量の98%及び90%の穀物フラワーを産出できるポテンシャルがある(米国特許第6,326,045号及び第6,516,710号;米国特許第6,344,228号及び第6,387,437号)。コーン穀物は、製粉又はニシュタマリゼーションされ、乾式製粉又は湿式調理においてブランを失う。
穀物が処理(例えば、叩き割り、潰し、ロールし、押し出し加工し、軽く装飾及び/又は調理)されると、全粒食品製品はおおよそ同じ本質的部分を供給し、もともとの穀物種子が有する栄養素を生じさせる。更に、本方法により製造された新規なコーンフラワーは、平均で、従来の方法に比べて、より高い栄養価値を有しており、コーンベース食品において使用される(ブランが取り除かれた/胚芽が取り除かれた)商業用の乾式製粉されたフラワーに比べて、より多い脂肪(2−3倍)、食物繊維(1.5−3倍:2−3倍の全粒穀物摂取量のバイオマーカーとしてフェノール性抗酸化物質を有している)及びタンパク質(1−1.5倍)成分を有している(INCAP, 1961及びFAO, 1993)。
同様のナイアシン含有物(15−20ppm)は、従来のニシュタマリゼーションやマサフラワー処理(13−17ppm)の場合、低湿予備調理の後に見つけられた(Bressani, 1997)。ペラグラは、ロイシンの増加、つまりコーンベース食品におけるイソロイシンやトリプトファン(ナイアシンの前駆物質)の摂取不足と共にナイアシンの所要量が増加することによって生じる。
酵素や石灰を少量しか付加しない方法(夫々、0.005%及び0.1−0.2%)で使用される低湿予備調理(20−25%の水分)は、胚芽/ブラン粒分において脂質の参加を防ぐのを助けるだけでなく、そのカルシウム含有量を増加させる。もしマサフラワー(1000−1600ppm)が製造され、栄養表示申請書が提出されれば、トルティーヤ1食分で一日のカルシウム摂取量(160−260mg/食/日:30グラム又は1.1オンスのマサフラワー:45%の水分を有するコーントルティーヤ7つに関するUSDA-SR16)の15%から25%を供給できるだろうと見積もられている。
米国食品医薬品局(F.D.A)の近代化活動は、時間も資源もないことを認め、会社が自社で自己肯定したGRAS要求事項を作成でき、その次に、可能な認可(GRAE、又は、効果があるとして一般的に推奨されていることを示す)のために米国食品医薬品局に届け出ることを1997年に規定した。会社が、食品や食品補助品((a)構造/機能表示又は欧州のタイプA等価物、b)重要な科学的な合意―S.S.A―、及びc)正規の健康要求事項又はタイプBにおいて米国食品医薬品局からの健康要求事項の利益を受けるには2年から5年かかるだろう。
この方法では、新規な低湿予備調理によって、最近の工業的マサフラワーの製造方法に比べて、同時に環境コストを最小にしつつ、水分及びエネルギーの消費を40%から80%の削減できる(米国特許第6,516,710号及び第6,344,228号、メキシコ国特許第a/2001/012210号)。
次の表は、全粒及び部分全粒コーンフラワー、即ち穀物食品(40から120メッシュ未満)用の全粒コーン、及びコーン食品(25から100メッシュ未満)用のマサの物理化学特性を示している。製粉された生コーン(25から80メッシュ未満)がフラワー用に使用された。
Figure 0004891338

全粒コーン及びマサ(部分全粒)フラワーは、大粒(25から60メッシュ)及び小粒の(120メッシュより小さい)粒子を含んでいる。大粒の顆粒は果皮ブラン、胚乳及び胚芽である。小さなサイズのものはほとんどが澱粉胚乳、胚芽及びタンパクブランである。従って、バイモーダルサイズ分布及びバイオ化学的成分は共に、コーン生地の物理化学的特性(見かけ粘度及び接着力)だけでなく、穀物食品用の生産量(水分吸収)にも影響を与える。同様の用途(菓子やトルティーヤ)向けの商用マサフラワーは、異なる物理的化学的及びペースト特性を有している。ニシュタマリゼーションされた粗大フラワー(20メッシュより大きい)は低いピーク粘度を有し、微細フラワー(100メッシュより小さい)は、高いピーク粘度を示した。このことは、(菓子向けの)粗大フラワーはよりゆっくり水和され、粘度成長が少ないことを示している。
本方法においては、マサフラワーの生産性は、全粒コーンフラワーや生フラワーより高い。なぜならば、低湿予備調理や加熱処理の双方は、部分澱粉ゼラチン化やタンパク質変性に主に起因しているからである。しかしながら、マサのピーク粘度は、生フラワーよりも低かったが、プリゲル向けの程度な澱粉組み換えを反映するコーンのピーク粘度よりも高かった。一方、高度なインスタントフラワー向けの組み換えは、生産性が低いことを検出しただけでなく、低湿予備調理及び酵素処理効果の双方を示すピーク粘度が低いことも検出した。
シリアルベース材料としてプリゲルマサフラワーを使用したコーンベース食品の調理
本方法により作られたプリゲルマサ及び部分全粒フラワーは、工業用コーンスナックや商用のトルティーヤがベークされた食品の調理において使用されるマサ生地(50%から60%の最終水分)の生産性を高めるために、重量比1:0.9から約1:1.4の温水で再水和される。
マサフラワーは、平均約9%の食物繊維と800ppm(又は、500TE又はμmolトロロクス等価物/100gとして表される)のトランスフェルラ成分が含まれており、生コーンフラワー(1600ppm及び1000TE)より50%低かった。フェルラ成分は優れた抗酸化物質であり、マサフラワーの製粉中にナイアシン(40%減少)と一緒にコーンブランで除去された。苛性アルカリ加水分解(1−4時間/2N:Adom and Liu, 2002)中におけるフェルラ成分の10%−40%のロスや、石灰調理(0.75%w/vで1時間の調理、15時間の浸漬:Martinez-Bustons et al. 2001)が可能である。 このプリゲル部分全粒フラワーは、乾式製粉された黄色コーン(209ppm)に比べて多くのフェルラ成分および同様のブラン除去された穀物フラワー(小麦、オート麦及び玄米:59,55及び63ppm:Sosulski et al. 1982)を含んでいた。フェルラ成分の総含有量は、全体の抗酸化活性と直接関連しており、フェノール成分と高い相互関係を有している。そして、結合抽出物のフェルラ成分の含有量は、穀物、果物及び野菜における全フェノール成分(即ち、桂皮酸、フェルラ/コーヒー酸、プロトカテク安息香/没食子酸、アントシアニジン、フラボン、フラバノン及びフラバノールの派生物)への大きな貢献を反映している。
メキシコ及び中央アメリカにおけるコーントルティーヤの一人当たりの消費量は約240グラム/日(トルティーヤ8つ分又は150グラムのフラワー)であり、1日のカロリー及びカルシウム摂取量の少なくとも20%を占めている(AACC, 2001 及び SSA, 2005)。従って、マサフラワートルティーヤは、1食当たり約1.5グラムの繊維質を供給し、3食分のトルティーヤ(50グラム又は1.8オンスのフラワー:45%以上の水分を含むトルティーヤでUSDA-SR16)は、FDAの食物繊維値(25グラム:cfsan.fda.gov)の少なくとも18%を供給する。商用のニシュタマリゼーションされたコーンフラワー(Maseca(登録商標)レギュラー)は、7−9%の食物繊維と6−8%の不溶性繊維質を含んでいる(Bressani, 1997及び米国特許第6,764,699号)。
しかしながら、FDAは、小麦(12.5%の繊維質)、大麦(10%の繊維質)、オート麦(11%の繊維質)、白米及び玄米(1.8%及び3.5%)の重量比51%−61%の定義基準に合致するとして、全粒穀物製品を規定している。ニシュタマリゼーションされたコーンフラワー(マサ)及び全粒コーンミール(>7.3%)に関する規格は未定である(Anderson 2004, AACC, 2005, 2006)。食物指針ピラミッド(2005)は、摂取する穀物の半分を全粒にすることを推奨している(6オンス又は2000カロリーの食生活において、一日当たり4.5杯のフルーツ及び野菜が含まれた穀物食品:Mypyramid.gov)。更に、エネルギーに富んだ食品(高脂肪/タンパク質及び高糖分又は高澱粉)やソフトドリンク(無糖)の消費を削減することで、健康的な体重を保つために要する一日当たりの総カロリー量を削減するであろう。
工業的な石灰処理されたコーンブラン(Maseca(登録商標):50%より多い繊維質、2%より多い脂肪、5000ppmより多いフェルラ成分及び500ppmより多いシトステロール)は、880ppmの総ステロールを含有する4−5%の非けん化性物質を含んでいた。そして、このことは、約50%の乾式製粉されたコーン胚芽含有量に相当する(Arbokem, 2000)。ニシュタマリゼーションされたコーンブランから得られた植物ステロールの少なくとも40%は、(4200ppm−フェルラ成分を伴う:Yadev et al. 2006)450ppmの脂肪酸アシル化エステルを伴う乾式製粉されたコーンブランとほぼ同じである350ppmより多い量を示しつつエステル化された。コーン繊維オイルは、フリーステロール(即ち、βシトステロールはコレステロール吸収を妨げることができる)、ステロールフェルレートエステル、及びステロール脂肪酸アシル化エステルのような3つの天然の植物ステロールを有している。これらのステロールは、血中における血清コレステロールを低下させ、栄養補助食品として使用されることができる(米国特許第6,677,469号)。オリザノール、ステリルフェルレートエステルの混合物は、ライスブランオイル精製(2570ppm:822ppm−フェルラ成分等価物)の非けん化性物質(UM:unsaponifiable matter)から抽出される。この工業用ブラン中間生成物は、主にステロールとγオリザノールの混合物であり、安定化されたライスブラン(21%の繊維質4.1%のUMを伴う22.4%の脂肪)は健康食品材料(4ドル/キロより高い:Kahlon et al. 2004)として販売することができる。
シリアル穀物における優れた食品フェノールは、フェノール酸である。そして、フェノール酸は、タンパクブランや果皮粒分中に位置する細胞壁に存在している。コーンブラン(Plate et al. 2005, Andreasen et al. 2001及びStone, 2006)は、米(9,000ppm)、小麦(4,500−6,600ppm及び1,000ジフェルラ/ブラン;18,500ppm−フェルラ/タンパク)及び大麦(1,400)に比べて、最良のフェルラ酸(31,000ppm及び5,000ジフェルラ)の原料である。
シリアルベース及び機能食品材料としてインスタント全粒コーンフラワーを使用する穀物ベース食品の調理
上記工程から得られたインスタント及び全粒フラワーは、材料構成のうち食物繊維を約70%から約80%に、フェノール抗酸化物を800%から1400%に増加させるために、29%から49%の重量比の穀物フラワーと均一に混合される。全粒フラワーは新規な小麦ベース及び穀物ベース食品の調理において使用される低生産性のコーン生地(40%から50%の最終的な含水量)のために重量比で1:0.6から約1:0.9の温水で再水和される。
更に、全粒フラワーの代用品(即ちフラットブレッド)は、さらに一人前当たり0.98から1.36グラムの繊維を提供し、フラワートルティーヤ3人前(52グラム又は1.9オンスの全粒穀物フラワー:38%以上の含水量の全粒小麦パンに関するUSDA−SR16)はFDAの一日の繊維量の約12%から16%を提供する(cfsan.fda.gov)。
全粒穀物の表示(Whole Grain Stamp)は、2005年に開始され、オリジナルフェーズI表示は50%以上の全粒穀物を有する製品に「Good source」、100%の全粒穀物を有する製品に「Exellent source」という称号を与えた。1年半後、フェーズIIが、表示されている1食/割当量当たり50%以上若しくは100%の全粒穀物を含んでいることを示す表示を全粒穀物食品に付すことが開始された(wholegrainscoucil.org)。
インスタント全粒フラワーは、約11%の食物繊維と約1400ppmのトランスフェルラ成分を含有している。これは、10−15%の熱による品質低下を示す生コーン(1600ppm)よりも、わずかに低かった。しかしながら、その抗酸化作用は、酵素的加水分解の増加(100%)を示す生コーン(1000TE)やマサフラワー(500TE)よりかなり高く(2000TE)、澱粉ブランや果皮ブラン粒分においてフェルレートオリゴ糖からフェルラ成分を可溶化した。このインスタント全粒フラワーは、実験によって製粉された黄色コーン(1760ppm)と同等のフェルラ成分を含有しているが、他の全粒穀物フラワー(小麦、オート麦及び玄米:650、360及び300ppm:Adom and Liu, 2002)に比べて高い含有量を有していた。食物ブラン粒子は、製粉中に破壊されない。それらは小腸内で酵素的に消化するのに適していないので、栄養素は大腸に到達するまで作用しないままでいる。不溶性の結合フェノール成分(5000ppmのフェルラ酸)は結腸において(40%)微生物的に消化される。フェルラ化されたオリゴ糖(50%)の可溶化の程度は、小麦ブラン多糖の全体の可溶化よりも高かった(Kroon et al. 1997)。
黄色スイートコーンにおけるフェルラ酸の約69%は、不溶性に結合した(乾燥ベースで1700ppmの)配糖体であり、ヘテロキシラン側鎖(商用の白色コーンにおいて700−1500ppm、黒色/青色コーンにおいて1600−1800ppm、及び商用の黄色コーンにおいて1000−1800ppm)にエステル化された主要合成物であるフェルラ成分を有している。Dewanto et al. (2002)は、スイートコーンの(115℃で25分間の)熱処理は全体の抗酸化作用を44%著しく上昇させ、植物化学物質のフェルラ酸含有量を550%増大させ、全フェルラ成分を54%増加させることを示している。従って、フェノール成分の可溶化の結果、熱処理は、スイートコーンのビタミンCの25%もの大きなロスを伴うにもかかわらず、抗酸化作用を高めた。フェルラ酸は、結合した形式で主に存在していた。フリーの形式、可溶性で結合され又はエステル化された形式、及び不溶性でグリコステレート化された形式は、0.1:1:100の割合で存在していた。フラボノイドやフェルラ酸は、コーン、小麦、オート麦及びライスにおける全フェノール成分に寄与する。フェノール成分を結合するために結合フェルラ成分の寄与は、コーンでは76%、全粒オート麦では43%、及び全粒ライスでは47%であった(Adom and Liu, 2002)。結合フェルレートやヒトフェノールを全粒穀物の消費やポリフェノールに富んだ直物抽出(即ちpycnogenol(登録商標))の分析的な食物バイオマーカーとして使用する実際の方法は、長い年月が必要とされるだろう(Virgill et al,. 2000 and AACC, 2006)。
全粒穀物製品は、心臓血管/冠状動脈の疾患(CVD/CHD)、結腸癌及びタイプIIの糖尿病のリスクを減少させるために、食物繊維と共に抗酸化性のフェルラ酸と、フィチン酸作用を独立に/相乗的に与えることによって、ブランと胚芽を共に保持する(Miller et al. 2000, Decker et al. 2002, Ou et al. 2004 and Jones, 2006)。いくつかの疫学研究では、重量比が25%以上の全粒穀物又はブランを含む食品として一貫して定義されている(Liu, 2003)。FDA発行の2003 Consumer Health Information for Better Nutrition Initiativeは、食品、食品成分や食品補助品と、疾患や健康と関連する条件におけるリスク軽減との間の関連性についての新たな証拠が見つかった際の適正な健康要求事項の使用法について定めている(cfsan.fda.gov)。新規な健康要求事項における活性酸素種(ROS)に対する作用を示すための方法の開発の試みが、いくつかの慢性疾患や成人病の発症との密接な関係によって、十分証明されている。しかしながら、現代的な食習慣(赤肉、高脂肪の乳製品/バター、精製された穀物)は、酸化促進物質も含んでおり、鉄分/銅、過酸化水素、ヘム、脂質過酸化物/アルデヒドを含んでいる。これらの酸化促進物質は、胃癌、結腸癌及び直腸癌を引き起こすことによって、消化管に影響を及ぼす。
フェルラ酸は、フェノール性の抗酸化物質として知られており、フリーラジカル(分析を除去するABTSラジカルは、正サンプル(positive-control)として3.3ppmのフェルラ成分及び1.5ppmのガリウム成分のIC50又は50%の抑制値を示した。:Intasa-ChromadexTM analytical test report, 2006)の有効なスカベンジャー(scavenger)である。Kikuzaki et al. (2002)は、DPPHラジカル除去やフェルラ成分、オリザノール(ステリルフェルレート)、BHT、αトコフェロール(トロロクス)及び没食子酸(27%<21%<29%<42%<76%)の抑制効果の増大を先に開示していた。TEACテストは、トロロクス溶剤の濃度を、1mMの濃度の抗酸化容量と等しい値として定義した(Rice-Evans et al. 1996)。同様の増大する値は、αトコフェロール(トロロクス)、カフェ成分、フェルラ成分及び没食子酸(1.0<1.3<1.9<3.0)においても見られた。それは、SBTSラジカルを除去するという水素供与抗酸化物質としての機能をも反映している。しかしながら、Davalos et al. (2004)は、異なるORAC−FL(酸化ラジカル吸収容量)テストを用いた。そこでは、純粋な合成物、即ち、夫々、2.4、4.5及び6.7増大した値を持つBHA(合成物質)、フェルラ成分及びプロトカテク成分(ガリウム成分と同様)の1μモルあたりのμモル等価トロロクスで表されている。この後者の分析は、ヒト血漿、タンパク質、DNA、純粋な抗酸化物質化合物及び植物や食品抽出物から得られた新規な抗酸化物質のフリーラジカル除去容量の評価に大々的に適用されてきた(Prior et al. 1999)。
一般的に受け入れられている全粒穀物及び食品の例は、アマランス、大麦、玄米及び有色米、そば粉、ブルグア、コーン(スイートコーン及びポップコーン)及び全粒コーンミール、エマー(emmer)/フラノ(farro)、グラノーラ、カムートグレイン及びスペルト小麦、オートミール及び全粒オート麦、キノア、モロコシ、ライ麦、全粒ライ麦、全粒又はクラックされた小麦、小麦ベリー及び野生米がある。新規な小麦でんぷん(Grain WiseTM:6600μmol TE/100g:46%の繊維質)は、小麦フラワーの抗酸化物質含有量を(20%更に付け加えて)1320TEに高める。商用のブラン及び胚芽は8500TEや5000TE(DPPH分析は、TEをμmol トロロクス等価物/100グラム:Miller et al. 2000と定義していた)を有しているのに対して、全粒穀物小麦シリアルは2900TEを含有していた。全粒穀物パンは、1200TEを有する白色パンに比べて、2000TE多く有していた。
全粒穀物フラワーは、工業的に精製されたフラワーに比べて、より高いフェルラ酸濃度を含んでいた。a)全粒小麦では280−840ppm(Selecta saludable(登録商標):harina de trigo integral and Nutri(登録商標)integral)であるが精製された小麦では35−60ppm(Sosulski et al. 1982)、そしてb)全粒ライスでは450ppm(Arroz SOS(登録商標)integral)であるが製粉された玄米/製粉米(Zhou et al. 2004)では310−70ppmであった。従って、機能食品産業は、保管期間を安定に保つ一方で(3カ月より長い)、製品に基づいた要求事項よりもむしろ機能に基づいた要求事項(反応性の酸化物質に対する保護策として、ポリフェノールを含んだフェノール酸/フェルラ酸によって酸化ダメージが減少させられたリスク)を提供する機会を有している。これらのシリアルベース食品が、精製穀物よりさらに魅力的にし、人々の健康に貢献することを伝える試みがなされている。食品の抗酸化作用や疾患リスクの削減を伴う第3世代の機能食品は、健康表示のための結合フェノール成分やフェルラバイオマーカーに基づくことによって、科学的根拠に準拠していなければならない。
フェルラ成分は酸化ダメージから低密度リポタンパク質や脂質を保護することができ、反炎症特性を示し、癌の発生(130−390ppmのフェルラ酸(Sigma-Aldrich(登録商標)―EC50、350−550ppmの全粒穀物抽出物―EC50、及び250−400ppmのコーンブラン抽出物―EC50:Intasa-ITESM(登録商標)analytical test report, 2006)によるMCF−7胸部及びCaco−2結腸癌細胞の抑制)を抑制したと報告されている。結腸癌の発生は、発癌性物質の吸収、胆汁酸の希釈、変異原性の減少及び便量の増加の一方で、便利で精製穀物中心のライフスタイルによる高脂肪/低食物繊維の食習慣に原因がある。4年間にわたる食習慣の研究(30%のブランを有する小麦ビスケットを25グラム/日)では、結腸直腸アデノーマ腫瘍の大きな増大が見られた。しかしながら、Lactobacillus casei shirota(300億セル/3グラム/日:Yakult(登録商標))は、新たな腫瘍を減少させた(Ishikawa et al. 2005)。新規なプロバイオティックシリアル(Kashi(登録商標)ViveTM:kashi.com)は、8グラムの繊維質(コーンミール/ドライミルク)とプロバイオティクスから作られていた(L. acidophilus, L. casei:55グラム当たり10億セル)。
米国では、現在フェルラ酸はグラス(GRAS)物質として認められておらず、米国食品医薬品局や米連邦緊急事態管理局(FEMA)の認可を欠いている。従って、食品添加物、化粧品、又は調合薬として使用することができない。また、米国、日本(抗酸化性食品)及び殆どの欧州の国々では、非常に多くの薬用成分や、ハーブ、コーヒー、バニラ、豆類(即ち、ガリウムとしての1000ppmのフェノール成分、58μmol―TE/g、2.5ORAC値及び120から130ppmのEC50を有する黒豆の生外皮抽出物:米国特許出願第200624394号)、スパイス、及び新規な植物物質(即ち、1800ppmのフェルラ酸を有する松樹皮の抽出物:米国特許第4,698,360号)の天然抽出物は、フェルラ酸や他のフェノール成分の含有量を高めるために選ばれ、FDAに申請された抗酸化物質調合物として食品に添加される。フェルレート材料や話題性のある用途の急性面又は慢性面の効果はいずれも、未だ報告されていない。従って、その健康面のメリットの証拠(即ち、腫瘍増大のリプレッサーや酵素モジュラー)を増大することは、将来の医療における試みや、次の5から10年内のFDAの姿勢の変化を触発させるように思える(Graf, 1992)。フリーラジカルの抗酸化抑制作用は、2つの予防薬又は改善効果を提供する。つまり、1)ラジカル形成の抑制、及び2)癌細胞や脂質酸化の発端/伝播を導き、心臓血管アテローム性動脈硬化症や冠状動脈疾患を誘発するラジカルの除去及びDNA損傷の抑制である。
従って、この全粒穀物フラワーは、減グルテン穀物や穀物ベースフード、例えば、バー(果物)、ビスケット、クッキー、クラッカー、ベークされたスナック(朝食用で風味がよく及び第3世代のもの:中間生産物及びペレット)、フラットブレッド(ピタ)、フラワートルティーヤ(テーブルトルティーヤ、チャパティ、ロチ、ナン)、ベーカリー(パン、ベーグル、ピザ/パイクレスト、プレツェル、ドーナツ、ブレッディング)、クランペット、マフィン、エンパナーダ、ワッフル/パンケーキ(フレンチクレープ、スコッチバノック、アメリカンフラップジャック及びロシアンブリニ)、ブルグア/ピラフ、パスタ/ラビオリ、ダンプリング、ヌードル、粥(薄いポリッジ飲料:kenkey-Ghana-, ogi-Nigeria-, uji-Kenya and mageu-South Africa)の標準的な製造工程中に、シリアルベース及び多機能材料として更に使用されることができる。
以上から、予備調理及び加熱処理は、穀物ベース食品向けのコーンベースフラワー及び全粒コーンフラワー用のマサフラワーを生産する低湿予備調理及び酵素処理を含む効率的で新規な連続工程でプレゼラチン化されたインスタントフラワーを製造することができ、バイオ化学的、植物化学的な栄養素や水分及びエネルギーのロスはこれまでは存在していたが、本発明の特性においては防がれることが明らかである。
本願において先行文献と共に例示及び詳細に説明した本発明の実施例は、当然のことながら例示のためのものであり、限定されるものではない。その他の変更及び改良は、その技術分野における分野当業者にとって、本発明の特許請求の範囲から行うことが可能である。
穀物ベース食品向けマサ及び全粒コーンフラワーの仕上げ用の処理助剤としてエンドアミラーゼ粉末による低水分及び酵素処理を使用する連続的で工業的な工程を示す模式的なフローシートである。

Claims (29)

  1. 湿式粉砕されたコーンの微細粉末を提供する提供工程と、
    前記微細粉末と、少なくとも一つのエンドアミラーゼとを混合して、酵素が付加された微細粉末を製造する混合工程と、
    前記酵素が付加された微細粉末を湿熱予備調理して、湿熱予備調理された微細粉末を得る湿熱予備調理工程と、
    前記湿熱予備調理された微細粉末を、酵素的に調整して、澱粉胚乳を部分的に加水分解すると共に、澱粉及びアリューロンブラン顆粒を膨らませて、酵素的に調整された微細粉末を製造する酵素的調整工程と、
    前記酵素的に調整された微細粉末を製粉して、コーンフラワーを得る製粉工程と
    を含むことを特徴とするフラワーを製造する方法。
  2. 前記少なくとも一つのエンドアミラーゼは、微生物活性酵素から選択されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記エンドアミラーゼは、前記微細粉末の重量に対して0.010%以下となるように前記微細粉末と混合されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. プリゲルマサフラワーを得るために、前記コーンフラワーが、25から120メッシュでふるい分けされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. インスタント全粒コーンフラワーを得るために、前記コーンフラワーが、40から120メッシュでふるい分けされることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 石灰を、前記プリゲルマサフラワーの重量に対して0.1%から0.2%となるように、前記プリゲルマサフラワーに混合して、マサフラワーを得る工程を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 石灰を、前記インスタント全粒コーンフラワーの重量に対して0.1%以下となるように、前記インスタント全粒コーンフラワーにブレンドして、全粒コーンフラワーを得る工程を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  8. 前記湿熱予備調理工程は、120℃から170℃の温度で前記酵素が付加された微細粉末の流れを調理して、部分的に澱粉のゼラチン化及びタンパク質の変性をもたらす工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記湿熱予備調理工程は、
    前記酵素が付加された微細粉末がプリクッカーに入ると、飽和蒸気を前記酵素が付加された微細粉末の流れに加圧下で注入する工程と、
    前記酵素が付加された微細粉末を、0.2から2秒間で20%から25%の水分含有量に加熱及び加水する工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記提供工程の前に、
    清浄な全粒コーンを提供する工程と、
    前記清浄な全粒コーンに水をかけることで予備調整して、湿らされた全粒コーンを製造する工程と、
    前記湿らされた全粒コーンからブランを擦りむくと共に、前記湿らされた全粒コーンを製粉して、前記湿らされた全粒コーンを前記微細粉末及び粗大粉末にする工程と
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記混合工程の前に、前記微細粉末及び前記粗大粉末をふるい分け及び吸引するふるい分け及び吸引工程を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記ふるい分け及び吸引工程は、前記ブランを除去する除去工程を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 記酵素的調整工程に先立って、前記湿熱予備調理された微細粉末から蒸気を放出する放出工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 前記酵素的に調整された微細粉末を製粉する前に、前記酵素的に調整された微細粉末を熱風乾燥して、澱粉の更なるゼラチン化及びエンドアミラーゼの更なる活性化を引き起こす熱風乾燥工程を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記粗大粉末を再製粉して前記微細粉末を製造する工程を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  16. 前記微細粉末及び前記粗大粉末を吸引して、前記ブランを分離する工程と、
    前記吸引された粗大粉末をリサイクルする工程と、
    前記リサイクルされた粗大粉末を再製粉して、前記微細粉末を製造する工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  17. 重量比1:0.9から約1:1.4の温水で、請求項4に記載の方法により製造された前記プリゲルマサフラワーを再加水して、マサ生地を形成する再加水工程と、
    前記生地から少なくとも一つのコーンベース食品を作る工程と、
    を更に含むことを特徴とするコーンベース食品を作る方法。
  18. 請求項5に記載の方法により製造された前記インスタント全粒コーンフラワーを、重量比29%から49%の、胚芽及びブランを除去された穀物フラワーと混合して、全粒穀物フラワーを製造する混合工程と、
    前記全粒穀物フラワーを重量比1:0.6から約1:0.9の温水で再加水して、コーン生地を形成する再加水工程と、
    シリアルベース及び機能食品成分として前記コーン生地を使用している増大された食物繊維及びフェノール系酸化防止剤を有する少なくとも一つの穀物ベース食品を製造する工程と
    を含むことを特徴とする少なくとも一つの穀物ベース食品を製造する方法。
  19. 前記穀物フラワーは、デュラム小麦、硬質小麦、軟質小麦、赤色小麦、米、玄米、白色コーン、黄色コーン、青色コーン、高品質タンパク質コーン、大麦、ライ麦、オート麦、アワ、モロコシ、赤色モロコシ、紫色モロコシ、テフ、ライ小麦、そば、アマランス及びキノアの一群から選択されていることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記少なくとも一つのエンドアミラーゼは粉末状であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  21. 清浄な全粒コーンを提供する提供工程と、
    前記清浄な全粒コーンに水をかけることで予備調整して、湿らされた全粒コーンを製造する予備調整工程と、
    前記湿らされた全粒コーンからブランを擦りむくと共に、前記湿らされた全粒コーンを製粉することによって、前記湿らされた全粒コーンから微細粉末及び粗大粉末を得る粉砕工程と、
    前記微細粉末及び前記粗大粉末をふるい分け及び吸引して、前記微細粉末を得るふるい分け及び吸引工程と、
    前記ふるい分け及び吸引された微細粉末を、少なくとも一つのエンドアミラーゼを含む粉末と混合して、酵素が付加された微細粉末を製造する混合工程と、
    飽和蒸気の流れに前記酵素が付加された微細粉末を注入することによって、前記酵素が付加された微細粉末を湿熱予備調理する湿熱予備調理工程と、
    前記湿熱予備調理された微細粉末から蒸気を放出する放出工程と、
    前記湿熱予備調理された微細粉末を、酵素的に調整して、澱粉胚乳を部分的に加水分解すると共に、澱粉及びアリューロンブラン顆粒を膨らませて、酵素的に調整された微細粉末を製造する酵素的調整工程と、
    前記酵素的に調整された微細粉末を熱風乾燥して、熱風乾燥された微細粉末を製造する熱風乾燥工程と、
    湿った空気を放出しつつ、前記熱風乾燥された微細粉末を、きれいな空気で冷却及び更に乾燥する冷却乾燥工程と、
    前記冷却及び乾燥された微細粉末を製粉して、コーンフラワーを得る製粉工程と
    を含むことを特徴とするフラワーを製造する方法。
  22. 前記エンドアミラーゼは、アルファアミラーゼ、脱分岐アミラーゼ、及び粒状澱粉エンドアミラーゼからなる一群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  23. 前記エンドアミラーゼは、アルファアミラーゼであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 前記エンドアミラーゼは、脱分岐アミラーゼであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  25. 前記エンドアミラーゼは、粒状澱粉アミラーゼであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  26. 前記エンドアミラーゼは、アルファアミラーゼ、脱分岐アミラーゼ、及び粒状澱粉エンドアミラーゼからなる一群から選択されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  27. 前記エンドアミラーゼは、脱分岐アミラーゼであることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  28. 前記エンドアミラーゼは、アルファアミラーゼであることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  29. 前記エンドアミラーゼは、粒状澱粉アミラーゼであることを特徴とする請求項21に記載の方法。
JP2008547770A 2005-12-22 2006-12-21 低湿予備調理を用いた、穀物ベース食品向けシリアルフラワー及び全粒シリアルフラワーの連続製造 Expired - Fee Related JP4891338B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/313,765 2005-12-22
US11/313,765 US20070148318A1 (en) 2005-12-22 2005-12-22 Continuous production of masa flour and whole-corn flour for grain-based foods, using a novel precooking
PCT/US2006/062484 WO2007076436A2 (en) 2005-12-22 2006-12-21 Continuous production of cereal flour and whole-cereal flour for grain-based foods, using a low-moisture precooking

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009521233A JP2009521233A (ja) 2009-06-04
JP4891338B2 true JP4891338B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38194111

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008547724A Active JP4807806B2 (ja) 2005-12-22 2006-12-19 新規な予備調理を用いた、穀物ベース食品向けのマサフラワー及び全粒コーンフラワーの連続製造
JP2008547770A Expired - Fee Related JP4891338B2 (ja) 2005-12-22 2006-12-21 低湿予備調理を用いた、穀物ベース食品向けシリアルフラワー及び全粒シリアルフラワーの連続製造

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008547724A Active JP4807806B2 (ja) 2005-12-22 2006-12-19 新規な予備調理を用いた、穀物ベース食品向けのマサフラワー及び全粒コーンフラワーの連続製造

Country Status (10)

Country Link
US (2) US20070148318A1 (ja)
EP (2) EP1968387B1 (ja)
JP (2) JP4807806B2 (ja)
CN (2) CN101384177B (ja)
AU (2) AU2006330595B2 (ja)
CA (2) CA2634065C (ja)
CR (1) CR10078A (ja)
GT (1) GT200800127A (ja)
HN (1) HN2008000960A (ja)
WO (2) WO2007076356A2 (ja)

Families Citing this family (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7393550B2 (en) 2003-02-21 2008-07-01 Frito-Lay North America, Inv. Method for reducing acrylamide formation in thermally processed foods
US7811618B2 (en) 2002-09-19 2010-10-12 Frito-Lay North America, Inc. Method for reducing asparagine in food products
US8110240B2 (en) 2003-02-21 2012-02-07 Frito-Lay North America, Inc. Method for reducing acrylamide formation in thermally processed foods
US20070281062A1 (en) * 2006-06-01 2007-12-06 Wilfred Marcellien Bourg Process for Neutralizing Enzymes in Corn
US8486684B2 (en) 2007-08-13 2013-07-16 Frito-Lay North America, Inc. Method for increasing asparaginase activity in a solution
WO2009158588A1 (en) * 2008-06-26 2009-12-30 Investigacion De Tecnlogia Avanzada, S. A. De C. V. Continuous production of cereal flour and whole-cereal flour for grain-based foods using a high-solid conditioning
US20100034933A1 (en) * 2008-08-07 2010-02-11 The J.M. Smucker Co. Stable muffin batters and methods for making same
US8284248B2 (en) 2009-08-25 2012-10-09 Frito-Lay North America, Inc. Method for real time detection of defects in a food product
US8158175B2 (en) 2008-08-28 2012-04-17 Frito-Lay North America, Inc. Method for real time measurement of acrylamide in a food product
US9095145B2 (en) 2008-09-05 2015-08-04 Frito-Lay North America, Inc. Method and system for the direct injection of asparaginase into a food process
US10980244B2 (en) * 2008-11-04 2021-04-20 The Quaker Oats Company Whole grain composition comprising hydrolyzed starch
US9504272B2 (en) 2008-11-04 2016-11-29 The Quaker Oats Company Method of processing oats to achieve oats with an increased avenanthramide content
US9622500B2 (en) 2008-11-04 2017-04-18 The Quaker Oats Company Food products prepared with soluble whole grain oat flour
US9510614B2 (en) 2008-11-04 2016-12-06 The Quaker Oats Company Food products prepared with soluble whole grain oat flour
US10689678B2 (en) 2008-11-04 2020-06-23 The Quaker Oats Company Method and composition comprising hydrolyzed starch
US9215886B2 (en) 2008-12-05 2015-12-22 Frito-Lay North America, Inc. Method for making a low-acrylamide content snack with desired organoleptical properties
US20100303991A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Kraft Foods Global Brands Llc High fiber and high protein baked goods production
US9011947B2 (en) 2009-06-14 2015-04-21 The Quaker Oats Company Method of preparing highly dispersible whole grain flour with an increased avenanthramide content
PL2442661T3 (pl) 2009-06-14 2016-04-29 Quaker Oats Co Sposób wytwarzania wysoce dyspergowalnej mąki pełnoziarnistej
MX2009008889A (es) * 2009-08-20 2009-10-15 Biokab S A De C V Composiciones fitoceuticas para mascotas.
MX2010009952A (es) 2010-09-09 2012-03-15 Grupo Minsa S A B De C V Harinas preparadas para panificacion a base de harina de maiz nixtamalizada.
EP2618683B1 (en) 2010-09-20 2015-09-02 Bühler AG Method for producing maize flour
MX367350B (es) 2010-10-22 2019-08-15 Bepex Int Llc Sistema y metodo para el tratamiento continuo de solidos a presion no atmosferica.
ES2558441T3 (es) * 2010-12-08 2016-02-04 Nestec S.A. Ingrediente alimentario que contiene cereales integrales hidrolizados
EP2481289B1 (de) * 2011-01-31 2014-07-23 HB-Feinmechanik GmbH & Co.KG Verfahren zum Herstellen eines Backteiges
JP2014510103A (ja) 2011-03-21 2014-04-24 ペプシコ,インコーポレイテッド 高酸rtd全粒粉飲料を調製する方法
JP6124867B2 (ja) 2011-04-14 2017-05-10 インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー 安定化全粒小麦粉の製造方法
US9290728B2 (en) 2011-04-18 2016-03-22 Poet Research, Inc Systems and methods for stillage fractionation
US10092016B2 (en) 2011-07-12 2018-10-09 Pepsico, Inc. Method of preparing an oat-containing dairy beverage
US9522964B2 (en) * 2012-04-03 2016-12-20 Development, Inc. Micronized starch and methods for manufacturing same
US8603558B1 (en) 2013-03-27 2013-12-10 Jarrah Ali Abdullah Ali Jaddan Almutairi Waste food recycling machine
CN103652634B (zh) * 2013-09-17 2016-03-02 齐齐哈尔瑞盛食品制造有限公司 一种全谷物高纤维玉米片及其制备方法
WO2015048727A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 Ardent Mills, Llc Increasing the free phenolic acid in grain-based foods
MX364621B (es) * 2013-10-14 2019-05-03 Leopoldo Castro Genera Roberto Proceso para el tratamiento termico profundo en maiz, para la produccion de nixtamal integral de alto rendimiento y reactor para obtener las condiciones necesarias de proceso.
NL2012088C2 (nl) * 2014-01-15 2015-01-27 Caotech Beheer B V Werkwijze voor het bedrijven van een kogelmolen en een maalsysteem voor het uitvoeren van de werkwijze.
WO2015199080A1 (ja) * 2014-06-27 2015-12-30 花王株式会社 小麦ふすま含有加工食品
US11680278B2 (en) 2014-08-29 2023-06-20 Lee Tech Llc Yeast stage tank incorporated fermentation system and method
US9604220B2 (en) 2014-12-19 2017-03-28 Investigacion Tecnica Avanzada S.A. De C.V. Water and energy saving process for making whole grain and whole gluten-free grain flour
US9623417B2 (en) 2014-12-19 2017-04-18 Investigacion Tecnica Avanzada S.A. De C.V. Water and energy saving process for making whole grain and whole gluten-free grain flour
MX2017007725A (es) * 2014-12-19 2018-03-06 Gruma S A B De C V Proceso que ahorra agua y energia para fabricar harina de trigo entero y de grano entero libre de gluten.
WO2016099557A1 (en) * 2014-12-19 2016-06-23 Investigacion Tecnica Avanzada S.A. De C.V. Water and energy saving process for making whole wheat and whole gluten-free grain flour
CN104677774A (zh) * 2015-01-27 2015-06-03 江苏大学 商用玉米朊产品品质的快速分析方法
CA3006293A1 (en) 2015-11-25 2017-06-01 Flint Hills Resources, Lp Processes for recovering products from a corn fermentation mash
US11718863B2 (en) 2015-11-25 2023-08-08 Poet Grain (Octane), Llc Processes for recovering products from a slurry
WO2017091760A1 (en) 2015-11-25 2017-06-01 Flint Hills Resources, Lp Methods and systems for grinding corn and making ethanol therefrom
US10059966B2 (en) 2015-11-25 2018-08-28 Flint Hills Resources, Lp Processes for recovering products from a corn fermentation mash
US20170275662A1 (en) 2016-03-22 2017-09-28 The Quaker Oats Company Method and Apparatus for Controlled Hydrolysis
US11172695B2 (en) 2016-03-22 2021-11-16 The Quaker Oats Company Method, apparatus, and product providing hydrolyzed starch and fiber
US11583127B2 (en) * 2016-11-10 2023-02-21 Yanmar Power Technology Co., Ltd. Rice gel production system and rice gel production method
US20210084939A1 (en) * 2017-05-01 2021-03-25 Syngenta Participations Ag Animal feed compositions and methods of use
CN108308520B (zh) * 2018-02-11 2021-05-25 山东蒙北燕麦加工有限公司 超低温保全营养的燕麦粉的制备方法
US11541364B2 (en) 2018-05-11 2023-01-03 Plant Tap, Inc. Food and beverage product
CN108477485B (zh) * 2018-07-02 2021-06-29 中国农业科学院农产品加工研究所 采用不同力学性质分离胚乳和皮层的青稞制粉工艺
US10912320B2 (en) * 2018-08-17 2021-02-09 Gruma S.A.B. De Cv Water- and energy-saving systems and methods for producing lime-cooked masa
US11547975B2 (en) 2019-02-07 2023-01-10 Plant Tap, Inc. System and method for dispensing a beverage
JP2022519922A (ja) * 2019-03-21 2022-03-25 プラント タップ, エルエルシー 食品及び飲料製品
US11547134B2 (en) 2019-03-21 2023-01-10 Plant Tap, Inc. Food and beverage product
CN110338633A (zh) * 2019-07-03 2019-10-18 九阳股份有限公司 一种炒菜机及其烹饪方法和计算机存储介质
CN111248405A (zh) * 2020-03-20 2020-06-09 关学锋 一种青稞粉的加工方法
US11730172B2 (en) 2020-07-15 2023-08-22 Poet Research, Inc. Methods and systems for concentrating a solids stream recovered from a process stream in a biorefinery
MX2023004739A (es) * 2020-11-03 2023-06-02 Wenger Mfg Llc Proceso de fabricacion de tortillas.
CN114532860A (zh) * 2020-11-27 2022-05-27 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 食物制作方法、系统、设备、装置及计算机可读存储介质
US11623966B2 (en) 2021-01-22 2023-04-11 Lee Tech Llc System and method for improving the corn wet mill and dry mill process
CN113528380B (zh) * 2021-06-28 2023-01-20 国家粮食和物资储备局科学研究院 一种多菌种复合糙米固态发酵菌剂、制备方法及其应用

Family Cites Families (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2174982A (en) 1936-11-27 1939-10-03 New Foods Inc Process of making cereal products
US2289416A (en) 1939-12-06 1942-07-14 Gen Foods Corp Cereal process
US2704257A (en) 1952-10-01 1955-03-15 Process Millers Inc Method of producing corn tortilla flour
US3133818A (en) * 1960-04-04 1964-05-19 Quaker Oats Co Process for precooking a substantially-water-insoluble farinaceous product
US3132948A (en) 1962-08-08 1964-05-12 George S Smith Continuous production of bulgur
US3212904A (en) 1963-02-04 1965-10-19 Quaker Oats Co Process for preparing a precooked corn flour
US3788139A (en) 1971-11-03 1974-01-29 Rg Barrera Method and apparatus for testing adhesive properties of dough-like material
US3730732A (en) 1972-05-02 1973-05-01 Barrera R Tortilla and process using water soluble alkaline substance
US3859452A (en) * 1972-07-03 1975-01-07 Fausto Celorio Mendoza Method for obtaining nixtamalized flours
CA1087448A (en) * 1977-11-07 1980-10-14 General Foods, Limited Continuous gelatinization process
US4513018A (en) * 1979-03-22 1985-04-23 Rubio Manuel J Continuous production of corn products
US4594260A (en) * 1984-09-21 1986-06-10 Imit, A.C. Process for producing nixtamalized corn flour
US4698360B1 (en) 1985-04-09 1997-11-04 D Investigations Pharmacologiq Plant extract with a proanthocyanidins content as therapeutic agent having radical scavenger effect and use thereof
US4954447A (en) * 1988-07-22 1990-09-04 The Regents Of The University Of California Feraxanase, a highly specific enzyme for hydrolysis of complex polysaccharides
CA2015149A1 (en) 1989-04-27 1990-10-27 Richard L. Antrim Isoamylase-treated breakfast cereal and preparation process
CA2016950A1 (en) 1989-06-02 1990-12-02 Richard L. Antrim R-enzyme-treated breakfast cereal and preparation process
US5120559A (en) 1991-10-03 1992-06-09 Cornell Research Foundation, Inc. Extrusion processing with supercritical fluids
US5258189A (en) 1992-08-28 1993-11-02 General Mills, Inc. Method for making vitamin enriched cereal
US5532013A (en) 1993-10-21 1996-07-02 Centro De Investigacion Y De Estudios Avanzados Del I.P.N. Method for the preparation of instant fresh corn dough or masa
US5523109A (en) * 1994-06-16 1996-06-04 General Mills, Inc. Oat flour and method of preparation
MX9502200A (es) * 1995-05-12 1997-01-31 Univ Mexico Nacional Autonoma Proceso enzimatico para obtener tortillas de maiz que conserven mejor sus propiedades de textura durante su vida de anaquel.
US6277421B1 (en) 1995-05-19 2001-08-21 Bunge Lauhoff Grain Company Food product comprising masa flavored flour
US6025011A (en) 1997-06-09 2000-02-15 J. R. Short Milling Company Process for producing nixtamal and masa flour
US6524637B2 (en) * 1998-03-20 2003-02-25 Danisco A/S Composition providing a stable suspension of a particulate component
PT1068302E (pt) * 1998-04-01 2005-10-31 Danisco Exoamilases nao maltogenicas e sua utilizacao no retardamento da retrogrdacao do amido
FR2791686A1 (fr) * 1999-03-30 2000-10-06 Ulice Produits issus d'un ble a tres haute teneur en amylopectine et ses applications.
EP1077033A3 (en) 1999-08-18 2003-10-29 Northern Foods Grocery Group Limited Process for making masa flour and steaming device therefor
US6334228B1 (en) 1999-10-01 2002-01-01 Halo Innovations, Inc. Apparatus, system and method for quantifying carbon dioxide dispersal on ventilated sleep surfaces
US6387437B1 (en) 2000-03-28 2002-05-14 Instrituto Politecnico Nacional High pressure process and system for the production of fresh whole corn masa, nixtamalized whole corn flour, and derived products
US6265013B1 (en) 2000-03-28 2001-07-24 Instituto Politecnico Nacional Selective nixtamalization process for the production of fresh whole corn masa, nixtamalized corn flour and derived products
IT1318445B1 (it) 2000-04-03 2003-08-25 Bonomelli Srl Processo per la produzione di farina di mais precotta.
US20020012733A1 (en) 2000-04-12 2002-01-31 The Procter & Gamble Company Compositions for reducing hypercholesterolemia and controlling of postprandial blood glucose and insulin levels
US6566125B2 (en) 2000-06-02 2003-05-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Use of enzymes to reduce steep time and SO2 requirements in a maize wet-milling process
US6428828B1 (en) 2000-08-22 2002-08-06 The Board Of Regents Of The University Of Nebraska Enzymatic process for nixtamalization of cereal grains
US6899907B1 (en) * 2000-09-18 2005-05-31 General Mills, Inc. Bleach bran and bran products
US6491959B1 (en) 2000-10-13 2002-12-10 Kraft Foods Holdings, Inc. Production of crispy corn-based snacks having surface bubbles
US6764699B2 (en) * 2000-12-05 2004-07-20 Roberto Gonzalez Barrera Corn tortillas with improved texture retention using an enzyme blend in nixtamalized corn flour
US6326045B1 (en) * 2001-01-19 2001-12-04 Manuel J. Rubio method for the production of precooked and dehulled corn flour for arepa and tortilla
US6344228B1 (en) * 2001-01-19 2002-02-05 Manuel J. Rubio Method for the production of pressure precooked and dehulled corn flour for tortilla
WO2002080685A1 (en) * 2001-04-09 2002-10-17 Cargill Incorporated Process for the production of masa flour and dough
US6638558B2 (en) * 2001-09-27 2003-10-28 Cargill, Incorporated Masa flavored cereal germ and a process for making same
US6677469B1 (en) 2001-12-04 2004-01-13 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Supercritical fluid fractionation process for phytosterol ester enrichment vegetable oils
US6733811B2 (en) * 2002-01-31 2004-05-11 Roberto Gonzalez Barrera Nixtamalized corn flour process and apparatus improvement for recovering heat and reducing particulate emission from waste hot air
US6482459B1 (en) 2002-02-04 2002-11-19 Bethel Grain Company L.L.C. Method for processing corn grit and product
MXPA02007013A (es) 2002-07-18 2003-01-23 Alberto Sanchez Y De La Felipe Harina integral de maiz quebrado, nixtamalizada para elaboracion de tortillas.
US7459174B2 (en) * 2002-08-30 2008-12-02 Investigacion De Tecnologia Avanzada, S.A. De C.V. Continuous production of an instant corn flour for snack and tortilla, using a neutral enzymatic precooking
DE60317536D1 (de) * 2002-08-30 2007-12-27 Barrera Roberto Gonzalez Kontinuierliche enzymatische vorgarung für die herstellung eines instant-maismehls für snackprodukte und tortillas
US6638554B1 (en) * 2002-08-30 2003-10-28 Roberto Gonzalez Barrera Continuous production of an instant corn flour for arepa and tortilla, using an enzymatic precooking
US6899910B2 (en) 2003-06-12 2005-05-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Processes for recovery of corn germ and optionally corn coarse fiber (pericarp)
AU2003241211A1 (en) 2003-06-19 2005-01-04 Biokab, S.A. De C.V. Method for the recovery of ferulic acid
EP1750732B1 (en) 2004-05-10 2013-03-27 Instituto Tecnologico y de Estudios Superiores de Monterrey Cancer cell growth inhibition by black bean (phaseolus vulgaris l.) extracts
US20060147581A1 (en) 2004-12-22 2006-07-06 Novozymes A/S Hybrid enzymes
US7220443B2 (en) 2005-02-10 2007-05-22 Sabritas, S. De R.L. De C.V. Method for making instant masa
US7740895B2 (en) * 2005-02-28 2010-06-22 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Nixtamalization process and products produced therefrom
US20060251791A1 (en) * 2005-05-05 2006-11-09 Rubio Felipe A Continuous production of pregelatinized corn flours for dairy-based and cereal-based foods

Also Published As

Publication number Publication date
AU2006330595A1 (en) 2007-07-05
CA2634082A1 (en) 2007-07-05
WO2007076436A3 (en) 2007-11-29
CA2634065A1 (en) 2007-07-05
GT200800127A (es) 2009-01-19
CN101415337A (zh) 2009-04-22
CR10078A (es) 2008-09-23
US20070184175A1 (en) 2007-08-09
WO2007076356A2 (en) 2007-07-05
CA2634065C (en) 2014-02-18
EP1976394A4 (en) 2010-01-06
EP1968387A4 (en) 2010-01-06
EP1968387B1 (en) 2011-02-02
HN2008000960A (es) 2011-07-08
CN101384177B (zh) 2013-11-13
CA2634082C (en) 2013-09-10
WO2007076436A2 (en) 2007-07-05
CN101384177A (zh) 2009-03-11
WO2007076356A3 (en) 2007-11-15
AU2006330500A1 (en) 2007-07-05
EP1968387A2 (en) 2008-09-17
JP4807806B2 (ja) 2011-11-02
JP2009521231A (ja) 2009-06-04
EP1976394B1 (en) 2011-02-02
EP1976394A2 (en) 2008-10-08
AU2006330500B2 (en) 2010-06-03
US20070148318A1 (en) 2007-06-28
JP2009521233A (ja) 2009-06-04
AU2006330595B2 (en) 2011-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4891338B2 (ja) 低湿予備調理を用いた、穀物ベース食品向けシリアルフラワー及び全粒シリアルフラワーの連続製造
AU2009262085B2 (en) Continuous production of cereal flour and whole-cereal flour for grain-based foods using a high-solid conditioning
AU2006242717B2 (en) Continuous production of pregelatinized corn flours for dairy-based and cereal-based foods
Collar Gluten-free dough-based foods and technologies
Dekka et al. Potential processing technologies for utilization of millets: An updated comprehensive review
Niu et al. Whole grain noodles
Collar Barley, maize, sorghum, millet, and other cereal grains
Rehal et al. Cereals and Their By-Products
Ajibade et al. 3 Cereals and cereal products
Espinosa et al. Oats
Novotni et al. Transferring theoretical principles into practical applications: Cereals, pseudocereals, and their applications in breadmaking and other agri-food
MX2008007911A (en) Continuous production of masa flour and whole-corn flour for grain-based foods, using a novel precooking
Duta et al. 10.1 Wheat bran
Thomas et al. Nutritional Potential of Cereals

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4891338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees