JP4890064B2 - 二軸延伸ポリプロピレン系フィルムおよび包装袋 - Google Patents

二軸延伸ポリプロピレン系フィルムおよび包装袋 Download PDF

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Description

本発明は、溶断シール性と共に防曇性に優れた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムおよび該フィルムから得られる包装袋に関する。
二軸延伸ポリプロピレン系フィルムは、透明性、光沢性および剛性に優れ、包装用素材として広く利用され、溶断シールなどのシール方法を用いて包装袋が作製されている。
このような溶断シール性を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムは多数提案されている。例えば、生産性良く溶断シール加工が可能で、尚かつ防曇性能と溶断シール強度を共に満足する包装用ポリプロピレン系フィルムが提案されている。(例えば特許文献1参照。)また、優れた透明性、および表面光沢、剛性という特徴を損なうことなく、溶断シールした場合に耐破袋性に優れる一般包装用二軸延伸ポリプロピレンフィルムが提案されている。(例えば特許文献2参照。)
特開2003−11297号公報 特開平9−169050号公報
近年、生産性の向上を目的として溶断シールの工程速度をあげたいという要求がある。しかしながら、従来からの二軸延伸ポリプロピレンフィルムでは、工程速度を上げることにより溶断シール強度は不安定になり、規格基準を下回る数値のものが製品の中に見られるようになり問題となってきている。
本発明の課題は、優れた透明性、剛性および防曇性を損なうことなく、高速下での溶断シール安定性の向上した二軸延伸ポリプロピレン系フィルムおよび該フィルムから得られる包装袋を見出すことにある。
本発明は、NMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体を含む(A)層と、プロピレン系ランダム共重合体とポリエチレン系樹脂を含む(B)層の2層を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。
また本発明は、(A)層と(B)層とが隣り合っている二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。
また本発明は、プロピレン系ランダム共重合体とポリエチレン系樹脂とが、プロピレン系ランダム共重合体80〜99重量%、ポリエチレン系樹脂1〜20重量%の比率で含まれている二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。
また本発明は、ポリエチレン系樹脂が直鎖状低密度ポリエチレンである二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。
また本発明は、プロピレン系ランダム共重合体が、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体である二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。

1
また本発明は、NMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体を含む(A)層が、非晶性ポリオレフィンと防曇剤を含んでいる二軸延伸ポリプロピレン系フィルムであることを特徴とする。
また本発明は、前記二軸延伸ポリプロピレン系フィルムが溶断シールされて得られる包装袋であることを特徴とする。
本発明は前記のとおり構成されていることで次のような効果を奏する。
優れた防曇性と安定した溶断シール性を有する二軸延伸ポリプロピレン系フィルムが得られるようになった。
このフィルムは、高速の溶断シール加工においてもシール強度が規格基準を下回るようなことはなくなった。
本発明のプロピレン単独重合体は、NMRペンタッド分率が93〜98%、好ましくは94〜97%のものがよい。NMRペンタッド分率が93%未満であるとフィルムの剛性が低下し、併せて溶断シール強度の弱いフィルムとなる。またNMRペンタッド分率が98%を超えると成形が困難となる。
ここで言うNMRペンタッド分率とは、A.ZambelliらによってMacromolecules、13,267(1980)に発表された13C−核磁気共鳴スペクトルのピーク帰属に基づいて定量されたプロピレンユニット5個が連続して等しい立体配置をとる分率である。
またこのプロピレン単独重合体の密度は0.89〜0.92g/cmが好ましく、かつMFR(温度230℃、荷重21.2N)は、1.0〜5.0g/10分、好ましくは2.0〜4.0g/10分である。
本発明において、(A)層は上記プロピレン単独重合体を主成分とするが、フィルムの透明性をさらに向上させるため、NMRペンタッド分率98.5〜99.7%のプロピレン単独重合体を成形性に影響しない程度で少量添加することができる。その添加の割合としては、NMRペンタッド分率が93〜98%のプロピレン単独重合体100〜90重量%、NMRペンタッド分率98.5〜99.7%のプロピレン単独重合体0〜10重量%であるのが好ましい。NMRペンタッド分率98.5〜99.7%のプロピレン単独重合体の添加量が10重量%を超えると成形性に影響が出てくるため好ましくない。
NMRペンタッド分率98.5〜99.7%のプロピレン単独重合体の密度は0.89〜0.92g/cmが好ましく、かつMFR(温度230℃、荷重21.2N)は、1.0〜5.0g/10分、好ましくは2.0〜4.0g/10分である。
また本発明において(A)層は、非晶性ポリオレフィンおよび防曇剤を含んでいることが好ましい。ここで防曇剤はフィルムに防曇性能を付与するはたらきを有しており、また非晶性ポリオレフィンは、防曇剤と併用することにより、優れた防曇効果がより得られやすくなる。
ここで非晶性ポリオレフィンとは、具体的には、エチレンまたはプロピレンを主成分として、これに炭素数3〜8(プロピレンを主成分とするときは炭素数4〜8)のα−オレフィンをメタロセン触媒のもとで重合して得られた非晶性のランダムまたはブロック共重合体である。これらの組み合わせの中でも、プロピレンを主成分として炭素数4のブテン−1を共重合させた、非晶性プロピレン−ブテンランダム共重合体が好ましい。この場合のブテン−1の含有量は3〜7重量%が好ましい。具体的には、住友化学株式会社製 タフセレン T3732を例示することができる。
また防曇剤としては一般的に知られている、例えばアルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル、またはグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。
一つ目のアルキルジエタノールアミンにおけるアルキル基は炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜18である。具体的にはラウリルジエタノールアミン、ミリスチルジエタノールアミン、パルミチルジエタノールアミン、ステアリルジエタノールアミンまたはオレイルジエタノールアミン等が例示できる。
二つ目のアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、炭素数8〜22、好ましくは炭素数12〜22の飽和または不飽和の脂肪酸エステルで、好ましいのは不飽和脂肪酸エステルである。具体的には、ラウリルジエタノールアミンモノステアレート、ミリスチルジエタノールアミンモノオレエート、ラウリルジエタノールアミンモノステアレート、パルミチルジエタノールアミンモノステアレート、ステアリルジエタノールアミンモノステアレートまたはオレイルジエタノールアミンモノステアレート等が例示できる。
三つ目のグリセリン脂肪酸エステルにおける脂肪酸エステル基は、上記の脂肪酸エステル基と同じで、またグリセリン分子中の3個の水酸基のうち1または2個と脂肪酸エステルが反応したものが好ましく、より好ましくは1個が反応した脂肪酸エステルモノグリセライドである。具体的には、ラウリルモノグリセライド、ミリスチルモノグリセライド、パルミチルモノグリセライド、ステアリルモノグリセライドまたはオレイルモノグリセライド等が例示できる。
このような防曇剤は、上記同系の1種または2から3種の混合の形で、または異系の2から3種の混合の形で使用されるが、好ましいのは異系の3種混合での使用、すなわち、脂肪酸エステルモノグリセライド、アルキルジエタノールアミンおよびアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルの3種混合で、かつアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルを主成分とするのが好ましい。3種の防曇剤の比率は、脂肪酸エステルモノグリセライド/アルキルジエタノールアミン/アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル=5〜15重量%/5〜10重量%/75〜90重量%(3種の合計は100重量%)であるのが好ましい。
非晶性ポリオレフィンおよび防曇剤を含む割合は、プロピレン単独重合体(NMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体単体、またはNMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体単体とNMRペンタッド分率98.5〜99.7%のプロピレン単独重合体との混合物)100重量部に対して、非晶性ポリオレフィン0.5〜15重量部、好ましくは1〜5重量部であり、防曇剤0.2〜2重量部であり、好ましくは0.5〜1.5重量部である。(この場合の防曇剤は、脂肪酸エステルモノグリセライド、アルキルジエタノールアミンおよびアルキルジエタノールアミン脂肪酸エステルを上記割合で混合したものである。)
非晶性ポリオレフィンの割合が0.5重量部未満であると充分な防曇効果が得られず、5重量部を超えると防曇剤の表面へのブリードアウトが早過ぎ、かつ、必要以上のブリードアウトが起こり易くなり好ましくない。また防曇剤の割合が0.2重量部未満であると充分な防曇効果が得られず、2重量部を超えると必要以上に表面へのブリードアウトが起こり、透明性の劣化につながり好ましくない。
本発明において、(B)層はプロピレン系ランダム共重合体を主成分として、ポリエチレン系樹脂を添加することができる。プロピレン系ランダム共重合体とポリエチレン系樹脂との混合比は、プロピレン系ランダム共重合体80〜99重量%、ポリエチレン系樹脂1〜20重量%であるのが好ましい。ポリエチレン系樹脂が1重量%未満であると安定した溶断シール強度が得られず、また20重量%を超えると透明性が低下し好ましくない。
本発明の(B)層で使用されるポリエチレン系樹脂は、直鎖状低密度ポリエチレンであることが好ましい。直鎖状低密度ポリエチレンとは、エチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体であり、エチレンと炭素数8のオクテン−1との共重合体が好ましい。密度は0.87〜0.91g/cmが好ましく、かつMFR(温度190℃、荷重21.2N)は、2.0〜5.0g/10分、好ましくは2.5〜3.5g/10分である。
また、本発明の(B)層で使用されるプロピレン系ランダム共重合体は、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、またはこれらの混合物であることが好ましい。
ここで、プロピレン−エチレンランダム共重合体としては、エチレン含有量1〜6重量%で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は6.0〜8.0g/10分、好ましくは6.5〜7.5g/10分であり、かつ融点は130〜150℃、好ましくは135〜145℃であるのがよい。エチレン含有量が1重量%未満であると溶断シール性が悪くなる傾向となり、6重量%を超えると透明性が悪くなり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の直鎖状低密度ポリエチレンと混合し、外観の優れた安定したフィルムを成形するのに好適な範囲であり、また安定した溶断シール強度を得るためにも好適な範囲である。
また、プロピレン−ブテンランダム共重合体としては、ブテン含有量4〜8重量%で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は1.0〜10.0g/10分、好ましくは3.0〜6.0g/10分であり、かつ融点は120〜150℃、好ましくは130〜140℃であるのがよい。ブテン含有量が4重量%未満であると溶断シール性が悪くなる傾向となり、8重量%を超えると透明性が悪くなり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の直鎖状低密度ポリエチレンと混合し、外観の優れた安定したフィルムを成形するのに好適な範囲であり、また安定した溶断シール強度を得るためにも好適な範囲である。
また、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体は、エチレン含有量2〜5重量%、ブテン含有量4〜8重量%(プロピレン、エチレンおよびブテンの含有量の合計は100重量%)で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は、4.0〜8.0g/10分、好ましくは5.0〜7.0g/10分であり、かつ融点は120〜140℃、好ましくは125〜135℃であるのがよい。エチレン含有量が2重量%未満であると溶断シール性が劣化する傾向にあり、5重量%を超えると成形が困難となり好ましくない。また、ブテン含有量が4重量%未満であると溶断シール性が不安定となり、8重量%を超えると成形が困難となり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の直鎖状低密度ポリエチレンと混合し、外観の優れた安定したフィルムを成形するのに好適な範囲であり、また安定した溶断シール強度を得るためにも好適な範囲である。
また、これらの混合物としては、プロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−ブテンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体との組み合わせが例示できる。ここでの混合比率は、フィルムの透明性、剛性または溶断シール強度等を考慮し、適宜設定すればよく、とくに制限はない。
本発明において、(A)層と(B)層は隣り合っていることが好ましいが、必ずしも2層に限定されるものではない。例えば(B)層/(A)層/(B)層の3層構成、プロピレン系ランダム共重合体の種類の異なる(B’)層を含む(B’)層/(A)層/(B)層の3層構成、また樹脂構成の異なる(C)層を含む(C)層/(A)層/(B)層の3層構成などが例示できる。
ここで樹脂構成の異なる(C)層としては、プロピレン系ランダム共重合体からなることが好ましく、プロピレン系ランダム共重合体としては、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、またはこれらの混合物であることが好ましい。
ここで、プロピレン−エチレンランダム共重合体としては、エチレン含有量1〜6重量%で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は6.0〜8.0g/10分、好ましくは6.5〜7.5g/10分であり、かつ融点は130〜150℃、好ましくは135〜145℃であるのがよい。エチレン含有量が1重量%未満であると防曇剤の適正なブリードアウトが起こらず、防曇性が悪くなる傾向にあり、6重量%を超えると透明性が悪くなり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の(A)層および(B)層との3層構成のフィルムを成形するのに好適な範囲である。
また、プロピレン−ブテンランダム共重合体としては、ブテン含有量4〜8重量%で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は1.0〜10.0g/10分、好ましくは3.0〜6.0g/10分であり、かつ融点は120〜150℃、好ましくは130〜140℃であるのがよい。ブテン含有量が4重量%未満であると防曇剤の適性なブリードアウトが起こらず、防曇性が悪くなる傾向にあり、8重量%を超えると透明性が悪くなり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の(A)層および(B)層との3層構成のフィルムを成形するのに好適な範囲である。
また、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体は、エチレン含有量2〜5重量%、ブテン含有量4〜8重量%(プロピレン、エチレンおよびブテンの含有量の合計は100重量%)で、密度は0.89〜0.92g/cmのものが好ましい。またMFR(温度230℃、荷重21.2N)は、4.0〜8.0g/10分、好ましくは5.0〜7.0g/10分であり、かつ融点は120〜140℃、好ましくは125〜135℃であるのがよい。エチレン含有量が2重量%未満であると防曇剤の適正なブリードアウトが起こらず、防曇性が悪くなる傾向にあり、5重量%を超えると成形が困難となり好ましくない。また、ブテン含有量が4重量%未満であると防曇剤の適正なブリードアウトが起こらず、防曇性が悪くなる傾向にあり、8重量%を超えると成形が困難となり好ましくない。また、密度、MFRおよび融点は、本発明の(A)層および(B)層との3層構成のフィルムを成形するのに好適な範囲である。
また、これらの混合物としては、プロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、プロピレン−ブテンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とプロピレン−ブテンランダム共重合体とプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体との組み合わせが例示できる。ここでの混合比率は、フィルムの透明性または剛性等を考慮し、適宜設定すればよく、とくに制限はない。
(C)層を構成するプロピレン系ランダム共重合体としては、透明性が向上するということから、プロピレン−エチレンランダム共重合体が好ましい。
本発明において、二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの外面となる層には、透明性を損なわない範囲でアンチブロッキング剤を添加してもよい。アンチブロッキング剤としては一般的に用いられている無機系のシリカやカオリン等、または有機系の架橋アクリルビーズ等が例示できる。またアンチブロッキング剤の添加量としては、層を構成する樹脂100重量部に対して、0.05〜1.0重量部であることが好ましい。
本発明における二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの各層の厚さは次のとおりである。
該フィルムの総厚みを14〜66μm、好ましくは19〜55μmとしたとき、(A)層/(B)層の2層構成の場合には、(A)層は13〜58μm、好ましくは17〜50μmであり、(B)層は1〜5μm、好ましくは1.5〜4.0μmである。また、(B’)層/(A)層/(B)層、または(C)層/(A)層/(B)層などの3層構成の場合には、(A)層は13〜58μm、好ましくは17〜50μmであり、(B)層は1〜5μm、好ましくは1.5〜4.0μmであり、(B’)層または(C)層は1〜5μm、好ましくは1.5〜4.0μmである。(A)層の厚さがこの範囲にあると、該フィルムの剛性、防曇性および溶断シール強度が適正なものとなり好ましい。また(B)層の厚さがこの範囲にあると、該フィルムの溶断シール強度は適正な値となり好ましい。
本発明における二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの製造方法は、とくに制限はなく公知の方法を用いることができるが、生産性や出来上がったフィルムの物性等を考慮すると、2層または3層構成のフラット状シートを押出成形により製膜し、次いで逐次二軸延伸してフィルムとするのが好ましい。
ここでは3層構成を例として説明する。適正な温度に設定された3台の押出機に、(A)層を構成する樹脂、(B)層を構成する樹脂および(C)層を構成する樹脂をそれぞれ投入し、押出機内で樹脂を溶融・混練した後、210〜250℃のTダイスよりシート状に押出す。この場合、3層の多層構成を形成するのに、フィードブロック方式を用いても、マルチマニホールド方式を用いても良い。押出されたシートは25℃の冷却ロールにて冷却固化され、縦延伸工程へと送られる。縦延伸は130〜140℃に設定された加熱ロールにより構成されており、ロール間の速度差によって縦方向(以下、MD方向という。)に延伸される。この加熱ロールの本数には特に制限はないが、少なくとも低速側と高速側の2本は必要である。縦延伸の延伸倍率は、4〜6倍、好ましくは4.5〜5.5倍がよい。次にテンターによる横延伸工程に送られ、横方向(以下、TD方向という。)に延伸される。テンター内は予熱、延伸、アニールゾーンに分かれており、予熱ゾーンは165〜170℃、延伸ゾーンは165〜170℃に、そしてアニールゾーンは165〜170℃に設定されている。延伸ゾーンでの延伸倍率は6〜10倍程度が好ましい。延伸されたのち、アニールゾーンで冷却、固定されたのち、巻き取り機にて巻き取ってフィルムロールとなる。
本発明においては、テンターのアニールゾーンを出た後、巻き取り機で巻き取る前に、コロナ放電処理を行うことが好ましい。コロナ放電処理は表面、裏面の両面を処理しても良いし、表面または裏面のどちらか一方の面を処理しても良い。コロナ放電処理の強度としては、1.8×10〜9.0×10J/mの範囲にあるのが好ましく、両面処理する場合に、両面とも同じ強度であっても、異なっていても良い。
こうして得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの表面のぬれ張力は、38〜44mN/mが好ましい。ぬれ張力が38mN/m未満であると、防曇性の発現が充分でなく、また印刷する場合には印刷インキの密着性に劣り好ましくない。ぬれ張力が44mN/mを超えると、防曇剤の表面へのブリードアウトが激しく白化やブロッキングの原因となるほか、溶断シール強度の低下の原因となり好ましくない。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムは溶断シール機にてシールされ包装袋となる。本発明においては、高速下で溶断シールした場合であっても、安定したシール強度のものが得られるが、高速下での溶断シールとは以下のようなものである。
まず、溶断シールの工程は、ロールから巻き出された二軸延伸ポリプロピレン系フィルムは、三角板で流れ方向に沿って半折(二つ折り)され、その後加熱された溶断刃にて、フィルムを切断しながら溶着し、袋とするものである。この場合(B)層を内側として半折するのが好ましい。
従来は、この溶断刃でフィルムを切断、溶着する速度が160ショット/分(フィルムの送り速度としては約32m/分)であった。最近ではこれが、180ショット/分(フィルムの送り速度としては約36m/分)、好ましくは200ショット/分(フィルムの送り速度としては約40m/分)となってきており、180ショット/分以上の速度を高速下での溶断シールとしている。
本発明において、このような高速下での溶断シールにて得られた包装袋の溶断シール強度は、20N/15mm以上である。溶断シール強度が20N/15mm未満であると、包装袋として食品等内容物を充填する際に破袋したり、輸送中に破袋するといったトラブルが生じ好ましくない。このシール強度の上限としては、フィルムが破断するところまで、シール部での破断が生じない場合であり、総厚み25μmのフィルムで、40N/15mmが例示できる。
溶断シールの場合、シール速度が速くなるとシール強度が不安定になる。一般的な現象としては、シール強度の非常に弱いものが出るようになり、例えば規格基準を下回る製品が頻発するといったことになる。溶断シールが安定した工程とは、常に規格基準を上回る製品が得られる工程のことである。
以下、本発明の具体的な実施例およびその効果を確認するための比較例について示す。また、実施例および比較例での各物性は、次のとおり測定されたものである。
●防曇性
200mlの広口容器に30℃の水150mlを入れ、得られた二軸延伸ポリプロピレンフィルムで口を密封した。(フィルムは1枚で、広口容器側となる面は表面または裏面どちらでもよい)雰囲気温度5℃の下1時間保管した後、フィルム面に付着した水滴の状況を目視で確認した。その結果、曇りなしで透明(全体に均一に薄い水膜で濡れており透明)を◎、全体に透明ではあるが、比較的径の大きい水滴が散見されるのを○、曇る(全体に小さい水滴が付着し不透明)を×とした。
●溶断シール(製袋)
製袋機(トタニ技研工業株式会社製 H−65V型製袋機)を用いて、溶断刃420℃で、溶断間隔200mm、180ショット/分で製袋を行った。得られた袋の寸法は400mm×200mmで、1つのフィルムにつき500枚製袋した。
●シール強度(シール安定性)
得られた500枚の袋の中から、無作為に100枚を抽出し、次の測定を行った。
得られた袋のシール方向と直角方向を縦方向として、シール部分が中央になるように縦100mm×横15mmの大きさに切り出し測定試料とした。1つの袋において、一方側のシール部で3箇所、もう片側のシール部で3箇所、計6箇所から上記方法で測定資料を切り出した。切り出された測定サンプルを引張試験機(東洋精機株式会社製 ストログラフ)にセットし、引張速度200mm/分で引っ張り、シールが破断した時の強度をシール強度とした。同様の測定を計6回行った。この6回の測定のうち、1回でも20N/15mm未満の値が出た場合には、シール不良として×とした。
同様の測定をさらに99枚の袋においても行い、シール不良として×になった袋が何枚あったかを確認した。
100枚のうち、1枚も不良がないものを安定しているとし、1枚でも不良があった場合には、不安定とした。
(実施例1)
NMRペンタッド分率95%、密度0.91g/cm、MFR3.3g/10分、融点163℃のプロピレン単独重合体100重量部に対して、メタロセン触媒を用いて重合した、ブテン含有量5重量%の非晶性プロピレン−ブテン共重合体2.4重量部、防曇剤1.6重量部(ステアリルモノグリセライド0.25重量部、ステアリルジエタノールアミンモノステアレート1.23重量部、ステアリルジエタノールアミン0.12重量部、合計1.6重量部)および平均粒径2.5μmのPMMA微粒子を0.1重量部混合した混合樹脂を(A)層を構成する樹脂とし、エチレン含有量3重量%、ブテン含有量6重量%、密度0.91g/cm、MFR5.5g/10分、融点140℃のプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体を90重量%と密度0.88g/cm、MFR3.0g/10分、融点75℃の、炭素数8のオクテン−1を共重合成分とする直鎖状低密度ポリエチレン10重量%とを混合した混合物100重量部に対して、平均粒径2.5μmのPMMA微粒子を0.4重量部混合した混合樹脂を(B)層を構成する樹脂とした。
これら各層を構成する樹脂を2台の押出機にそれぞれ投入し、(A)/(B)の順に積層されるようにして、温度230℃の3層Tダイスから共押出し、25℃の冷却ロールで冷却、固化して原反シートを得た。次いで該シートを130℃に加熱し、MD方向に4.6倍ロール延伸した後、テンターにて設定温度165℃で予熱し、設定温度165℃でTD方向に10倍延伸した後、設定温度165℃でアニールし、テンターを出た後、表面層(A)側を6.6×10J/mで、裏面層(C)側を4.8×10J/mでコロナ放電処理を施した後、巻き取り機で巻き取って、二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの総厚みは25μmであり、各層の厚みは(A)層/(B)層=23μm/2μmであった。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
(実施例2)
NMRペンタッド分率95%、密度0.91g/cm、MFR3.3g/10分、融点163℃のプロピレン単独重合体100重量部に対して、メタロセン触媒を用いて重合した、ブテン含有量5重量%の非晶性プロピレン−ブテン共重合体2.4重量部および防曇剤1.6重量部(ステアリルモノグリセライド0.25重量部、ステアリルジエタノールアミンモノステアレート1.23重量部、ステアリルジエタノールアミン0.12重量部、合計1.6重量部)混合した混合樹脂を(A)層を構成する樹脂とし、エチレン含有量4重量%、密度0.91g/cm、MFR7.0g/10分、融点140℃のプロピレン−エチレンランダム共重合体100重量部に対して、平均粒径2.5μmのPMMA微粒子を0.1重量部混合した混合樹脂を(C)層を構成する樹脂として、(C)層/(A)層/(B)層の3層構成とする以外は実施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの総厚みは25μmであり、各層の厚みは(C)層/(A)層/(B)層=2μm/21μm/2μmであった。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
(実施例3)
NMRペンタッド分率95%、密度0.91g/cm、MFR3.3g/10分、融点163℃のプロピレン単独重合体を93重量%とNMRペンタッド分率99%、密度0.91g/cm、MFR2.1g/10分、融点165℃のプロピレン単独重合体7重量%混合した混合樹脂を100重量部として、メタロセン触媒を用いて重合した、ブテン含有量5重量%の非晶性プロピレン−ブテン共重合体2.4重量部および防曇剤1.6重量部(ステアリルモノグリセライド0.25重量部、ステアリルジエタノールアミンモノステアレート1.23重量部、ステアリルジエタノールアミン0.12重量部、合計1.6重量部)を混合した混合樹脂を(A)層を構成する樹脂とする以外は実施例2と同様にして二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
(実施例4)
エチレン含有量3重量%、ブテン含有量6重量%、密度0.91g/cm、MFR5.5g/10分、融点140℃のプロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体100重量部に対して、平均粒径2.5μmのPMMA微粒子を0.4重量部混合した混合樹脂を(C)層を構成する樹脂とし、(C)層/(A)層/(B)層の3層構成とする以外は実施例2と同様にして二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムの総厚みは25μmであり、各層の厚みは(C)層/(A)層/(B)層=2μm/21μm/2μmであった。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
(比較例1)
エチレン含有量4重量%、密度0.91g/cm、MFR7.0g/10分、融点140℃のプロピレン−エチレンランダム共重合体100重量部に対して、平均粒径2.5μmのPMMA微粒子を0.1重量部混合した混合樹脂を(B)層を構成する樹脂とする以外は実施例2と同様にして二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
(比較例2)
エチレン含有量4重量%、密度0.91g/cm、MFR7.0g/10分、融点140℃のプロピレン−エチレンランダム共重合体100重量部に対して、メタロセン触媒を用いて重合した、ブテン含有量5重量%の非晶性プロピレン−ブテン共重合体2.4重量部、および防曇剤1.6重量部(ステアリルモノグリセライド0.25重量部、ステアリルジエタノールアミンモノステアレート1.23重量部、ステアリルジエタノールアミン0.12重量部、合計1.6重量部)を混合した混合樹脂を(A)層を構成する樹脂とした以外は実施例2と同様にして二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを得た。
得られた二軸延伸ポリプロピレン系フィルムを用いて、防曇性、シール強度およびシール安定性の評価を行った。結果は表1に示す。
Figure 0004890064



Claims (5)

  1. NMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体を含む(A)層と、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体とポリエチレン系樹脂を含む(B)層の2層し、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体とポリエチレン系樹脂とが、プロピレン−エチレン−ブテンランダム共重合体80〜99重量%、ポリエチレン系樹脂1〜20重量%の比率で含まれていることを特徴とする二軸延伸ポリプロピレン系フィルム。
  2. (A)層と(B)層とが隣り合っていることを特徴とする請求項1記載の二軸延伸ポリプロピレン系フィルム。
  3. ポリエチレン系樹脂が直鎖状低密度ポリエチレンであることを特徴とする請求項1または2いずれか1項記載の二軸延伸ポリプロピレン系フィルム。
  4. NMRペンタッド分率93〜98%のプロピレン単独重合体を含む(A)層が、非晶性ポリオレフィンと防曇剤を含んでいることを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の二軸延伸ポリプロピレン系フィルム。
  5. 請求項1からいずれか1項記載の二軸延伸ポリプロピレン系フィルムが溶断シールされて得られる包装袋。
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