JP4889712B2 - スパッタリング用マルチターゲット装置 - Google Patents

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本発明は、真空チャンバ内で高エネルギーの粒子をターゲットに衝突し、これによりターゲットからそれを構成する材料分子を発射させるスパッタリング装置において、複数のターゲットを順次スパッタ位置に供給し、スパッタすることができるようにしたスパッタリング用マルチターゲット装置に関する。
スパッタリング法により、半導体ウエハ等の基板の上に多層の薄膜を形成する場合、真空チャンバ内において、異なる材料からなるターゲットを順次スパッタ電極の上に載せてスパッタリングし、基板上に複数の材料を成膜することが必要である。また、単一材料の層を成膜する場合でも、比較的多くの数の基板に成膜する場合には、スパッタリングによるターゲットの消耗量が大きいため、スパッタリングにより消耗したターゲットを新たな別のターゲットと交換してスパッタリングを続ける必要がある。
従来において、前述のように複数のターゲットをスパッタリングして成膜するためターゲットを交換する場合、高真空に維持した真空チャンバの側部に設けたロードロックセルからトランスファロッドの先端に設けたマニプレータを挿入し、スパッタ電極上のスパッタ済みのターゲットを取り出し、新しいターゲットをスパッタ電極上にセットするという手段がとられていた。
しかしながら、前述のようにして高真空状態に維持した真空チャンバの外部からターゲットを導入して交換する手段では、その都度ロードロックセルを開閉してそのロードロックセルを高真空に排気したり、大気圧に戻す操作が必要となり、面倒な操作と時間が必要となる。また、ターゲットを交換するのに時間がかかるため、各スパッタリング工程の時間的な間隔が開きすぎるという問題がある。
そこで、下記特許文献2に記載されたように、スパッタリング装置において、複数のターゲットを順次スパッタ位置に供給し、スパッタすることができるようにしたスパッタリング用マルチターゲット装置が開発されている。このスパッタリング用マルチターゲット装置を図7に示す。
図7に示すように従来のスパッタリング用マルチターゲット装置は、図示してない真空チャンバ内でターゲット9をスパッタリングする位置の下に回転するターゲットテーブル1を設け、このターゲットテーブル1の回転中心から一定の距離の円周上に複数のターゲット9を配置している。このターゲットテーブル1の回転と位置決め停止により、順次複数のターゲット9をスパッタリング位置の真下に順次搬送する。このターゲットテーブル1の上には、ターゲット9が停止する位置の真上のスパッタ位置に前記ターゲット9を保持すべきターゲット保持部10を有するスパッタテーブル2が配置されている。前記ターゲットテーブル1のターゲット9がスパッタテーブル2のターゲット保持部10の真下で停止したとき、リフト4が上昇し、ターゲット9を持ち上げてスパッタテーブル2のターゲット保持部10まで押し上げ、そこでスパッタリングする。スパッタリングした後は、リフト4が降下してターゲット9をターゲットテーブル1上に戻す。その後ターゲットテーブル1の回転により次のターゲット9をスパッタリング位置の真下に搬送し、同様にしてスパッタリング位置まで押し上げ、スパッタリングする。これにより、真空チャンバの外部から複数のターゲット9を順次導入することなく、真空チャンバの内部で複数のターゲット9を順次交換しながらスパッタリングを行うことが出来る。
このスパッタリング用マルチターゲット装置における位置決め機構は、ターゲット9の位置に対応してターゲットテーブル1の周面に設けたプランジャ受7と、プランジャ6を前後させるアクチュエータ5とからなる。このアクチュエータ5によりプランジャ6を前後させ、その先端を前記プランジャ受7に差し込んでターゲットテーブル1を所定の位置に位置決めする。このような位置決め機構を備えることで、ターゲットテーブル1上のターゲット9とスパッタテーブル2のターゲット保持部10との位置合わせを行うことができる。
しかしながら、前記のスパッタリング用マルチターゲット装置における位置決め機構において、ターゲットテーブル1上のターゲット9とスパッタテーブル2のターゲット保持部10との位置合わせを正確に行うためには、スパッタテーブル2上のターゲット保持部10の位置に対応してターゲットテーブル1の周面に設けたプランジャ受7とアクチュエータ5のプランジャ6とを正確に位置決めしなければならない。そのため、スパッタリング用マルチターゲット装置を組み立てて設置する際に、プランジャ受7とアクチュエータ5との位置合わせを必要としていた。
特開2005−220369号公報 特開2002−256425号公報 特開2000−273631号公報 特開平10−147863号公報 特開平9−3640号公報 特開平5−70952号公報 特開平3−170671号公報
本発明は、前記のような従来のスパッタリング用マルチターゲット装置における課題に鑑み、面倒なアクチュエータの位置合わせ調整を行うことなく、ターゲットテーブル1を正確な位置に停止することが出来る位置決め機構を備えたスパッタリング用マルチターゲット装置を提供することを目的とする。
本発明では、前記の目的を達成するため、ターゲット保持部30に対して一定の位置関係に固定されたストッパホルダ27にストッパ31をターゲットテーブル21の径方向へスライド自在に保持し、ターゲットテーブル21上にターゲット29と一定の位置関係で設けたストッパ受け28に向けてアクチュエータ25で前記ストッパ31を押して嵌め込み、位置決めするようにした。これにより、ターゲット保持部30を設けたスパッタテーブル22とアクチュエータ25との厳密な位置合わせを行わなくとも、ターゲット29をターゲット保持部30に正確に位置決めしてターゲットテーブル21を停止出来るようにした。
スパッタリング用マルチターゲット装置は、真空チャンバ内で回転可能に支持され、その回転中心から一定の距離の円周上にターゲット29を保持するターゲットテーブル21と、このターゲットテーブル21の上に配置され、そのターゲットテーブル21上のターゲット29が停止する位置の真上のスパッタ位置に配置されたターゲット29を保持するターゲット保持部30と、前記ターゲットテーブル21のターゲット29がターゲット保持部30の真下に停止するよう位置決めする位置決め手段とを有し、前記ターゲット保持部30の位置に複数のターゲット9を順次供給するものである。
本発明では、このようなスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲット保持部30に対して一定の位置関係に固定されたストッパホルダ27により、ターゲットテーブル21の径方向にスライド自在に保持されたストッパ31と、ストッパ31をターゲットテーブル21の径方向にスライド駆動するストッパ駆動機構と、ターゲット29を設けたターゲットテーブル21上に固定され、前記スライドするストッパ31を受けるストッパ受け28とを有する。
このような本発明によるスパッタリング用マルチターゲット装置では、ターゲット保持部30に対して一定の位置関係に固定されたストッパホルダ27にスライド自在に保持されたストッパ31をターゲットテーブル21の径方向にスライドさせて、これをターゲットテーブル21上に設けられたストッパ受け28で受けてターゲット29を位置決めするため、ストッパ駆動機構のターゲットテーブル21やターゲット保持部30に対する厳密な位置決めが必要なくなる。
ストッパ駆動機構は、例えばストッパ31をストッパ受け28から離す方向に弾力を付勢したバネ33と、ストッパ31をストッパ受け28に向けて押すアクチュエータ25とを有する。このストッパ受け28は、ストッパ31の先端を受ける溝32を有する。このようなストッパ駆動機構とストッパ31及びストッパ受け28は、構造が簡単であり、動作も確実である。
さらに、ターゲット29を配置したターゲットテーブル21は、磁気結合同軸回転導入機23により間欠回転される。このようなターゲットテーブル21の回転機構は、構造が簡素である。これにより、真空チャンバ等の下部の簡素化と省スペース化が図れ、その部分のレイアウトが容易になる。
以上説明した通り、本発明によるスパッタリング用マルチターゲット装置では、アクチュエータ25等のストッパ駆動機構のターゲットテーブル21やターゲット保持部30に対する厳密な位置決めが必要なくなるため、マルチターゲットスパッタリング装置を容易に設置し、調整することが可能となる。
本発明では、ターゲット保持部30に対して固定されたストッパホルダ27にストッパ31をターゲットテーブル21の径方向へスライド自在に保持し、ターゲットテーブル21上にターゲット29と一定の位置関係で設けたストッパ受け28に向けてアクチュエータ25で前記ストッパ31を押して嵌め込み、位置決めするようにした。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例をあげて詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の一実施形態によるスパッタリング用マルチターゲット装置の概略を示す図であり、図1には図3に示した真空チャンバ38(以下、図3参照)は示していない。
これらの図に示すように、真空チャンバ38の中には、円板状のスパッタテーブル22が水平に設置されており、このスパッタテーブル22には円形の孔が開設されたターゲット保持部30が配置されている。このターゲット保持部30が設けられた位置は、スパッタリングにより薄膜を形成しようとする位置であり、それは図示してない基板を設置する基板ホルダと対向する位置である。図示の例では、スパッタテーブル22の2箇所にターゲット保持部30が設けられているが、一方のターゲット保持部30は未使用のためその孔が蓋41で閉じられている。
スパッタテーブル22の真下には、このスパッタテーブル22と平行に円板状のターゲットテーブル21が配置されている。このターゲットテーブル21の中心から一定の距離にある一つの円周上に等間隔でターゲット29を保持するための円形の孔が開設されている。図示の例では、ターゲット29を保持する位置が90゜間隔で4つ設定されているが、使用するターゲット29の数が多い場合は、それ以上の数のターゲット29を設置してもよい。
ターゲットテーブル21上に保持された2つのターゲット29の間には、ストッパ受け28がそれらターゲット29と一定の位置関係で設けられている。このストッパ受け28の外周側の面には、後述するするストッパ31の先端を嵌め込むための平面形状V字形の溝32が縦に設けられている。
ターゲットテーブル21の外側にはフレーム34が設けられ、図3に示すように、このフレーム34はブラケット40を介して真空チャンバ38に固定されている。図1〜図4に示すように、このフレーム34には、ストッパホルダ27が取り付けられ、このストッパホルダ27はターゲットテーブル21の外側に配置されている。このストッパホルダ27はスパッタテーブル22に対して一定の位置関係に固定されており、従ってストッパホルダ27はスパッタテーブル22のターゲット保持部30と一定の位置関係に固定されている。
このストッパホルダ27には、ストッパ31がターゲットテーブル21の径方向にスライド自在となるように保持されている。このストッパ31の先端は、前記ストッパ受け28の平面形状V字形の溝32と適合する平面V字形を呈している。このストッパ31にはストッパホルダ27との間にバネ33が係装され、このバネ33の弾力は、ストッパ31をターゲットテーブル21の中心方向に向けて押し出すように付勢されている。
さらに前記ストッパホルダ27の外側には、ターゲットテーブル21の位置決め機構を構成するアクチュエータ25が設けられている。このアクチュエータ25としては、エアシリンダ、ソレノイド、電磁クラッチ等、様々な形式のものを使用することが出来る。このアクチュエータ25は、前記ターゲットテーブル21の中心と同ターゲットテーブル21上に保持された2つのターゲット29の中間位置とを結ぶ仮想の直線の延長線上に配置され、そのプランジャ26は、当該仮想の直線の延長線方向にストロークする。このプランジャ26の先端にはローラが設けられている。
前記ターゲットテーブル21の中心は垂直な軸に連結され、真空チャンバ38の外に設けた回転駆動源である回転導入機23により回転が導入され、ターゲットテーブル21が間欠回転する。回転導入機23の構成は後に説明する。図示の例の場合、ターゲットテーブル21は、90゜間隔で間欠回転し、そのターゲットテーブル21が停止する位置は、同ターゲットテーブル21上に保持されたターゲット29が前記スパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に位置する所である。
スパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下にあってターゲットテーブル21の孔に保持されたターゲット29が停止する位置の真下には、リフト24が設けられている。このリフト24は、その外径がターゲット29を保持したターゲットテーブル21の孔より小さな円柱形のもので、その上面には負の電位に維持されるスパッタ電極が設けられている。このリフト24は、真空チャンバ38の下部に設けた昇降機構により、垂直方向に昇降する。
図1〜4は、ストッパ31がターゲットテーブル21上のストッパ受け28とその外側のアクチュエータ25との間に停止した状態を示している。図1〜4に矢印で示すようにこの位置からアクチュエータ25のプランジャ26が延び、その先端がバネ33の弾力に抗してストッパ31をその背後からターゲットテーブル21の中心方向に押すと、図1〜図4に二点鎖線で示すようにストッパ31の先端がストッパ受け28の溝32に嵌合し、ターゲットテーブル21が位置決めされる。この位置では、ターゲットテーブル21の孔に保持されたターゲット29が前記スパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に位置する。さらにこの状態からアクチュエータ25のプランジャ26が戻ると、バネ33の弾力によりストッパ31がターゲットテーブル21の中心から離れる方向に押し戻され、ストッパ31が図1〜図4に実線で示す位置に戻る。この状態では、ターゲットテーブル21の位置決めが解除され、ターゲットテーブル21が回転出来る状態となる。
次に、このスパッタリング用マルチターゲット装置の動作について以下に説明する。
まず、真空チャンバ38内において、ターゲットテーブル21上に複数のターゲット29を配置し、保持する。この状態で、真空チャンバ38内を所要の真空度に減圧する。
真空チャンバ38内を減圧した後、第一のターゲット29をスパッタリングするときは、まず、ターゲットテーブル21を回転させて、第一のターゲット29をスパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に移動させ、そこで停止する。ターゲットテーブル21が回転するときは、アクチュエータ25のプランジャ26は後退しているが、前記の位置にターゲットテーブル21が停止すると、アクチュエータ25が作動し、そのプランジャ26が延伸し、その先端がバネ33の弾力に抗してストッパ31をその背後からターゲットテーブル21の中心方向に押す。これにより、ストッパ31の先端がストッパ受け28の溝32に嵌合し、ターゲットテーブル21の第一のターゲット29がスパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に位置するよう正確に位置決めされ、保持される。
ターゲットテーブル21が回転するときは、リフト24が下の位置にあり、その上面のスパッタ電極は、ターゲットテーブル21より下にある。前述のように、ターゲットテーブル21上の第一のターゲット29がスパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に位置するよう正確に位置決めされ、停止されると、リフト24が上昇し、その上のスパッタ電極上に第一のターゲット29を載がせられる。さらにリフト24が上昇することにより、第一のターゲット29はそれを配置していたターゲットテーブル21の孔から持ち上げられ、スパッタテーブル22のターゲット保持部30に配置され、保持される。
この状態で、真空チャンバ38内をアルゴン等の希薄ガス雰囲気とし、真空チャンバ38内でグロー放電等を発生させることにより、アルゴンを電離し、イオンを発生させる。このとき、ターゲット29を載せたリフト24のスパッタ電極は負の電圧に維持されており、発生したイオンはこのスパッタ電極の負の電圧によりエネルギーを与えられ、ターゲット29に衝突し、ターゲット29をスパッタリングする。これにより、ターゲット29からそのターゲット29を構成する材料の分子が放出され、これが基板上に凝着して成膜する。
こうして第一のターゲット29のスパッタリングが完了したら、リフト24が下降し、スパッタリング済みの第一のターゲット29をターゲットテーブル21上の元の位置に戻す。その後、アクチュエータ25のプランジャ26が戻ると、バネ33の弾力によりストッパ31がターゲットテーブル21の中心から離れる方向に押し戻され、ストッパ31が図1〜図4に実線で示す位置に戻る。この状態でターゲットテーブル21を回転させて、次の第二のターゲット29をスパッタリング位置の真下に移動させる。そこで前記第一のターゲット29と同様にしてターゲットテーブル21を位置決めし、保持する。以下同様にしてリフト24で第二のターゲット29をスパッタ位置まで上昇し、スパッタした後、ターゲットテーブル21を元の位置に戻す。以下、第三、第四のターゲット29も同様にして移動し、スパッタリングを行う。
このように、前記のスパッタリング用マルチターゲット装置では、位置決め機構としてアクチュエータ25、ストッパ31及びストッパ受け28を用い、これにより、ターゲットテーブル21を、各ターゲット29がスパッタテーブル22のターゲット保持部30の真下に位置するよう正確に位置決めし、保持する。このため、ターゲット29を正確な位置に配置してスパッタリングすることができる。これにより、リフト24と各ターゲット29との位置ずれが起こらず、ターゲット29が破損するようなことがなく、安全に操作することができる。
図5は本発明の他の実施例を示す図4に対応した部分の部分平面図である。ターゲットテーブル21は基本的に円周方向の位置決め、すなわちその回転角の位置決めをすればよいので、ストッパ31の先端の形状は平面V字形の他、図5に示すように平面半円形等であってもよい。同様にしてストッパ受け28の形状も、平面V字形の他、図5に示すように平面半円形等であってもよい。
図6は本発明によるスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットテーブル21とスパッタテーブル22を回転させる機構の一例を示す概略図である。この例は、ターゲット29を配置したターゲットテーブル21とターゲット保持部30を配置したスパッタテーブル22とが磁気結合同軸回転導入機により同一中心軸の周りに回転される例である。すなわち、ターゲットテーブル21とスパッタテーブル22をそれぞれ回転させる2つの軸42、43が同軸状に配置され、これら軸42、43の下端にそれぞれ設けられた従動磁石44、45がその外側に配置された主導磁石46、47の回転により遠隔回転される。これにより、ターゲット29を配置したターゲットテーブル21ターゲット保持部30を配置したスパッタテーブル22に対してその中心軸の周りに回転される。
以上説明した通り、本発明ではターゲット29の位置合わせが容易なスパッタリング用マルチターゲット装置を提供することが出来るので、スパッタリング法により同一真空チャンバ内で半導体ウエハ等の基板の上に多層の薄膜を順次形成するマルチターゲットスパッタリング装置に適用することが可能である。
本発明によるスパッタリング用マルチターゲット装置の一実施例を示す真空チャンバ等を除き、ごく主要の要素のみを示した斜視図である。 図1に示したスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットを位置決めするための位置決め機構の部分を示す要部斜視図である。 図1に示したスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットを位置決めするための位置決め機構の部分を示す要部縦断側面図である。 図1に示したスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットを位置決めするための位置決め機構の部分を示す要部平面図である。 図1に示したスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットを位置決めするための位置決め機構の他の例を示す要部平面図である。 本発明によるスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲットテーブルとスパッタテーブルを回転させる機構の一例を示す概略要部縦断側面図である。 スパッタリング用マルチターゲット装置の従来例を示す真空チャンバ等を除き、ごく主要の要素のみを示した斜視図である。
符号の説明
21 ターゲットテーブル
22 スパッタテーブル
23 磁気結合同軸回転導入機
25 アクチュエータ
27 ストッパホルダ
28 ストッパ受け
29 ターゲット
30 ターゲット保持部
31 ストッパ
33 ストッパ駆動機構のバネ

Claims (5)

  1. 真空チャンバ内で回転可能に支持され、その回転中心から一定の距離の円周上にターゲット(29)を保持するターゲットテーブル(21)と、このターゲットテーブル(21)の上に配置され、そのターゲットテーブル(21)上のターゲット(29)が停止する位置の真上のスパッタ位置に配置されたターゲット(29)を保持するターゲット保持部(30)と、前記ターゲットテーブル(21)のターゲット(29)がターゲット保持部(30)の真下に停止するよう位置決めする位置決め手段とを有し、前記ターゲット保持部(30)の位置に複数のターゲット(9)を順次供給するスパッタリング用マルチターゲット装置において、ターゲット保持部(30)に対して一定の位置関係に固定されたストッパホルダ(27)により、ターゲットテーブル(21)の径方向にスライド自在に保持されたストッパ(31)と、ストッパ(31)をターゲットテーブル(21)の径方向にスライド駆動するストッパ駆動機構と、ターゲット(29)を設けたターゲットテーブル(21)上に固定され、スライドする前記ストッパ(31)を受けるストッパ受け(28)とを有することを特徴とするスパッタリング用マルチターゲット装置。
  2. ストッパ駆動機構がストッパ(31)をストッパ受け(28)から離す方向に弾力を付勢したバネ(33)と、ストッパ(31)をストッパ受け(28)に向けて押すアクチュエータ(25)とを有することを特徴とする請求項1に記載のスパッタリング用マルチターゲット装置。
  3. ストッパ受け(28)がストッパ(31)の先端を受ける溝(32)を有することを特徴とする請求項1または2に記載のスパッタリング用マルチターゲット装置。
  4. ターゲット(29)を配置したターゲットテーブル(21)が間欠回転されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスパッタリング用マルチターゲット装置。
  5. ターゲットテーブル(21)が磁気結合同軸回転導入機(23)により回転されることを特徴とする請求項4に記載のスパッタリング用マルチターゲット装置。
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