JP4888100B2 - 2段式押しボタンスイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、押しボタンを押す操作で最初1段目スイッチがオンし、次いで2段目スイッチがオンする2段式押しボタンスイッチ装置に関する。
この種の2段式押しボタンスイッチ装置としては、特許文献1に開示された例がある。
特開平7−320592号公報
特許文献1に開示されたものは、補助ボタンが主ボタンの操作部に設けられており、第1実施例では補助ボタンがゴム製で押されると容易に弾性変形して補助接点(1段目スイッチ)をオンし、そのままさらに強く押すと復帰スプリングにより付勢された主ボタンが移動して主接点(2段目スイッチ)をオンする構造のものである。
また、第2実施例では、補助ボタンを付勢する補助接点用スプリングより主ボタンを付勢する復帰スプリングの方が大きな付勢力を有するように設定され、補助ボタンが押されると、まず補助接点用スプリングが縮設されて補助接点(1段目スイッチ)をオンし、さらに復帰スプリングの付勢力より大きな力で押されると、主ボタンが移動して主接点(2段目スイッチ)をオンする構造のものである。
上記第1実施例と第2実施例は、ともに1段目押しボタン(補助ボタン)が押された後に復帰スプリングにより付勢された2段目押しボタン(主ボタン)が復帰スプリングの付勢力に抗して移動することで2段目スイッチ(主接点)をオンするものである。
したがって、2段目押しボタンが押されるときには、1段目押しボタンを押す力より大きい力ではあるが、抗力(復帰スプリングの付勢力)が小さいので1段目押しボタンを押す力に比べて格別大きい力を要求されない。
そのため、操作者にとっては、2段目押しボタンを操作した感覚が乏しい。
また、2段目押しボタンの移動直前の抗力が小さく操作した感覚が乏しいことから、2段目押しボタンが移動して2段目スイッチがオンしたか否かがあいまいになったり、1段目押しボタンのみの操作のつもりが、誤って2段目押しボタンも操作してしまうという操作者の意図に反した誤操作が起こり易い。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、2段目押しボタンを操作した感覚が明瞭にあり、誤操作が起こり難い2段式押しボタンスイッチ装置を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、1段目押しボタンが1段目支持部材に付勢手段により押し操作方向と反対方向に付勢されて移動自在に支持され、前記1段目支持部材の円筒ガイド部の下端に取り付けられた1段目スイッチは、前記1段目押しボタンが押されて移動した前記1段目支持部材に対する所定相対位置でオンし、前記1段目支持部材が2段目押しボタン部材により支持され、前記2段目押しボタン部材が2段目支持部材に付勢手段により押し操作方向と反対方向に付勢されて移動自在に支持されるとともに、磁石により吸着保持され、前記2段目押しボタン部材と前記2段目支持部材との間に介装された2段目スイッチは、前記2段目押しボタン部材が押されて前記磁石による吸着が解除され移動した前記2段目支持部材に対する所定相対位置でオンする2段式押しボタンスイッチ装置とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の2段式押しボタンスイッチ装置において、前記1段目支持部材と前記1段目押しボタンと前記1段目スイッチとが、小組みされた状態で前記2段目押しボタン部材に組付けられることを特徴とする。
請求項1記載の2段式押しボタンスイッチ装置によれば、2段目押しボタン部材が2段目支持部材に付勢手段により押し操作方向と反対方向に付勢されて移動自在に支持されるとともに、磁石により2段目スイッチがオフ状態の位置に吸着保持されるので、1段目押しボタンを押して1段目スイッチをオンした後に、2段目スイッチをオンしようとすると、磁石による吸着を解除するだけの1段目押しボタンを押す力に比べかなり大きい力でさらに強く押す必要があり、磁石による吸着が解除されるときは、急激に抗力を失って一気に2段目押しボタン部材が移動して2段目スイッチがオンすることになる。
したがって、操作者は、2段目押しボタン部材の移動の前後で、はっきりとクリック感を感じることができ、このクリック感により2段目押しボタンを操作した明瞭な感覚がある。
2段目押しボタン部材の移動の前後で、はっきりとクリック感を感じることができるので、2段目スイッチがオンしたか否かがあいまいになったりすることがない。
また、2段目押しボタンの移動直前の抗力(磁石による吸着力)が大きく、1段目押しボタンのみの操作のつもりが、誤って2段目押しボタンも操作してしまうといった操作者の意図に反した誤操作が起こり難い。
請求項2記載の2段式押しボタンスイッチ装置によれば、1段目支持部材と1段目押しボタンと1段目スイッチとが、小組みされた状態で2段目押しボタン部材に組付けられるので、組付け作業が簡単で生産性の向上が図れる。
また、1段目押しボタンが2段目押しボタンに比べて頻繁に作動されて耐久性が問題となるような場合には、特に1段目押しボタンを小組みされた1段目押しボタンスイッチ装置のみを交換することができ、経済的である。
さらに、従前の一般的な押しボタンスイッチ装置を1段目押しボタンスイッチ装置として利用することが可能で低コスト化が図れる。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図12に基づいて説明する。
本実施の形態に係る2段式押しボタンスイッチ装置1の外力が加わらない状態の上面図を図1に、下面図を図2に、一部省略した下面図を図3に、前側面図を図4に、右側面図を図5に示し、外力が加わった状態の右側面図を図6に示し、一部分解し斜め上方から視た斜視図を図7に、同斜め下方から視た斜視図を図8に、同分解断面図を図9に示す。
なお、本明細書中においては、図1の2段式押しボタンスイッチ装置1の上面図で、下方を前、上方を後、左方を左、右方を右とする。
金属板で裏打ちされた樹脂製の基盤2の中央部に大きな円開口2aが形成されており、同基盤2の裏側において概ねチャンネル状に屈曲された金属板である支持部材3が円開口2aを下から覆うように左右側板3L,3Rの上端のフランジ部3Lf,3Rfを基盤2の裏面に固着して取り付けられている(図4,図7,図8,図9参照)。
図8および図9を参照して、支持部材3の底板3Bには中央に矩形孔3aが穿設され、4隅に円筒状のロッドガイド部材4が下面から固定部材5により底板3Bを挟むようにして固定され上方に突設されている。
なお、支持部材3の底板3Bには中央の矩形孔3aの前後左右にそれぞれ作業孔3bが穿孔され、底板3Bの上面には左右の作業孔3b,3bの外側にそれぞれ長方体状をして中央に矩形孔が穿孔されたストッパ部材6,6が固着されている。
ストッパ部材6は、耐衝撃性を有する樹脂部材またはゴム等の弾性部材で形成されている。
以上の主に4本のロッドガイド部材4を含む支持部材3および基盤2等が2段目支持部材に相当する。
図9を参照して、支持部材3の底板3Bと基盤2との間の空間に、概ね扁平な矩形箱状をした昇降ボタン基板11が開口を下方に向けて昇降自在に支持される。
すなわち、箱状をした昇降ボタン基板11の上板11Uの下面の4隅から下方に突設されたロッド12が、前記支持部材3の底板3Bの4隅に突設された円筒状のロッドガイド部材4にそれぞれ摺動自在に嵌入し、各ロッド12にそれぞれ巻回された圧縮スプリング13が昇降ボタン基板11の上板11Uと円筒状のロッドガイド部材4の上端面との間に介装されており、4本の圧縮スプリング13により上方に付勢されて昇降ボタン基板11が昇降自在に支持されている。
圧縮スプリング13により上方に付勢された昇降ボタン基板11における左右側板11L,11Rの下端が外側に屈曲したフランジ部11Lf,11Rfを形成しており、フランジ部11Lf,11Rfは支持部材3の底板3B上面に固着されたストッパ部材6,6の上方に位置し、下降したときはストッパ部材6,6に当接して下降を規制する。
この昇降ボタン基板11は、非磁性体金属であり、その左右フランジ部11Lf,11Rfの上面にそれぞれ強磁性体の金属磁性板14,14が固着されている。
この左右フランジ部11Lf,11Rfの上方に、L字に屈曲されたブラケット7,7が基盤2の下面に一側片を固着して取り付けられており、ブラケット7,7の他側片が、金属磁性板14,14の上方に垂下しており、このブラケット7,7の垂下した下部に磁石8,8が固着されている。
したがって、昇降ボタン基板11は、その左右のフランジ部11Lf,11Rfが下方のストッパ部材6,6と上方の磁石8,8とに規制された上下範囲で昇降可能であり、圧縮スプリング13により上方に付勢されて上方位置にあるときは、フランジ部11Lf,11Rfに固着された金属磁性板14,14が上方の磁石8,8に吸着される。
なお、昇降ボタン基板11の上板11Uの中央には大きな矩形口11aが形成されている。
この昇降ボタン基板11の上板11Uに環状をした樹脂製の2段目押しボタン部材15が固定される。
2段目押しボタン部材15は、外周面が円周面を形成しているが、内周面は4隅を縁取りした矩形孔15aを形成している(図7参照)。
2段目押しボタン部材15の外径は、基盤2の円開口2aの内径に略等しく、外側円周面の下部にフランジ15fが延出しており、昇降ボタン基板11の上板11Uに固定される2段目押しボタン部材15は基盤2の円開口2aに下方から挿入されてフランジ15fが基盤2の下側開口端面に当接して嵌合することが可能である。
昇降ボタン基板11のフランジ部11Lf,11Rfの金属磁性板14,14が磁石8,8に吸着されて昇降ボタン基板11が上方位置で支持されているときに、2段目押しボタン部材15はフランジ15fを基盤2の下側開口端面に当接して円開口2aに嵌合する。
したがって、基盤2の円開口2aより上方に部分的に突出した2段目押しボタン部材15が上方から外力を受けて下方に押され、磁石8,8による金属磁性板14,14の吸着が解かれると、2段目押しボタン部材15は昇降ボタン基板11と一体に圧縮スプリング13に抗して下降する。
昇降ボタン基板11の前後側板11F,11Bのうち前側板11Fの中央所定位置には2段目スイッチ18のスイッチ作動板18aが突設されており、この前側板11Fの中央部の前方に、基盤2の下面に固着された支持ブラケット9が垂下しており、支持ブラケット9の後面には透過型の光センサ18bが所定位置に取り付けられてスイッチ作動板18aと光センサ18bとで2段目スイッチ18を構成している。
すなわち、2段目スイッチ18の光センサ18bは、投光器と受光器が左右に対向して配置され、昇降ボタン基板11が下降したときに、一体に下降するスイッチ作動板18aが投光器と受光器の間に入り光を遮断することで受光器が光を感知せず、この状態が2段目スイッチ18のオン状態であり、それ以外の昇降ボタン基板11が上方位置にあるときは、スイッチ作動板18aが投光器と受光器の間より上にあって光を遮断せず受光器が光を感知し、この状態が2段目スイッチ18のオフ状態である。
以上のように、基盤2に2段目押しボタンスイッチ装置10が構成されている。
2段目押しボタン部材15の前後左右にはそれぞれねじ貫通孔15bが穿孔されており、ねじ貫通孔15bは上半部の内径が若干大きく構成されている。
なお、このねじ貫通孔15bに対向する昇降ボタン基板11の上板11Uにもねじ貫通孔11bが形成されており、この前後左右のねじ貫通孔15b,11bに、前記支持部材3の底板3Bの前後左右に形成された作業孔3bが対向している。
基盤2の円開口2aより上方に部分的に突出した2段目押しボタン部材15に、1段目押しボタンスイッチ装置30が取り付けられる。
図9を参照して、1段目押しボタンスイッチ装置30における樹脂製の1段目支持部材31は、円筒ガイド部31aの上側開口端が外周径方向に大きく延出して中空円板部31bを形成しており、中空円板部31bの外周縁に外輪ガイド部31cが上方に突出している。
1段目支持部材31の円筒ガイド部31aの下端には1段目スイッチ34であるマイクロスイッチが着脱自在に取り付けられ、1段目スイッチ34の作動ピン34aが所定箇所から上方に上下移動自在に突出しており、作動ピン34aが下方に押されて下降すると1段目スイッチ34はオンし、それ以外でオフ状態にある。
1段目支持部材31に昇降自在に支持される樹脂製の1段目押しボタン32は、1段目支持部材31の円筒ガイド部31aに摺動自在に嵌合する円筒部32aを有し、その円筒部32aの上側開口端が外周径方向に大きく延出して中空円板部32bが形成され、円筒部32aの下側開口端の対向する部分からは一対の脚部32c,32cが下方に延出している。
そして、脚部32c,32cの下端は外側に屈曲して係止片32d,32dが形成されている。
また、脚部32c,32cの上部位置から内側にスプリング受け片32e,32eが突出して形成されている。
なお、中空円板部32bの上方は、ドーム状の操作蓋部材32fで覆われる。
以上のような1段目押しボタン32は、一対の脚部32c,32cを内側に弾性変形させて先端の係止片32d,32dを互いに近づけるようにして1段目支持部材31の円筒ガイド部31aに上方から挿入していくと、先端の係止片32d,32dが円筒ガイド部31aの下端開口に出たところで一対の脚部32c,32cが弾性復帰して係止片32d,32dが円筒ガイド部31aの下端開口端面に係止可能となる。
図9を参照して、1段目支持部材31の円筒ガイド部31aの下端に取り付けられる1段目スイッチ34のケース上面と1段目押しボタン32の一対の脚部32c,32cの内側に突出したスプリング受け片32e,32eとの間に圧縮スプリング35を介装すると、1段目押しボタン32は圧縮スプリング35により上方に付勢され係止片32d,32dが円筒ガイド部31aの下端開口端面に係止して上方位置に保持され、このとき、1段目押しボタン32の中空円板部32bは、中空円板部31bの上方に幾らかの間隙を構成して外輪ガイド部31cに嵌合している。
また同時に、円筒ガイド部31aの下端開口端面に係止した一方の係止片32dが1段目スイッチ34の上方に突出してオフ状態にある作動ピン34aの上端に接している。
したがって、本1段目押しボタンスイッチ装置30は、1段目押しボタン32の操作蓋部材32fが押されると、圧縮スプリング35の付勢力に抗して1段目押しボタン32が下降し、係止片32dが作動ピン34aを押し込んで1段目スイッチ34をオンさせることができ、1段目押しボタン32の押圧を解除すると、1段目押しボタン32が上昇復帰して1段目スイッチ34はオフ状態となる。
なお、圧縮スプリング35の付勢力は、前記2段目押しボタンスイッチ装置10の磁石8による金属磁性板14の吸着力より格段に小さい。
この1段目押しボタンスイッチ装置30の1段目支持部材31の円筒ガイド部31aの外周面には雄ねじ31dが形成されていて、1段目支持部材31の中空円板部31bの下面に金属製の中空円板取付部材40を添設し、ワッシャ部材41を介してともに樹脂製のナット部材42を円筒ガイド部31aの外周面の雄ねじ31dに螺合し、中空円板取付部材40を中空円板部31bの下面に挟みつけるようにして緊締する。
中空円板取付部材40は、中空円板部31bより外径が大きく、中空円板部31bより張り出した外周部の前後左右に雌ねじが刻設された円筒状の取付ボス部40bが下方に突出形成されている。
この前後左右の取付ボス部40bは、前記2段目押しボタンスイッチ装置10の2段目押しボタン部材15の前後左右に穿孔されたねじ貫通孔15bに対応している。
底壁の中央に円孔を有する有底筒状をなす樹脂製のスペーサ43が、1段目支持部材31の下方から円筒ガイド部31aを円孔に貫通させて筒部がワッシャ部材41およびナット部材42を内部に収容して中空円板取付部材40の下面に添設される。
スペーサ43の筒部の内周面は円周面をなすが、外周面は2段目押しボタンスイッチ装置10の2段目押しボタン部材15の4隅を縁取りした矩形孔15aに嵌合するように4隅を縁取りした矩形面をなす。
したがって、1段目支持部材31に1段目押しボタン32および1段目スイッチ34等を小組みした状態の1段目押しボタンスイッチ装置30を、2段目押しボタンスイッチ装置10の2段目押しボタン部材15に組み付けるのに、1段目押しボタンスイッチ装置30に中空円板取付部材40をワッシャ部材41を介してナット部材42により固定し、スペーサ43を中空円板取付部材40の下面に添設した状態で、図7ないし図9に示すように、上方から2段目押しボタン部材15に取り付ける。
1段目押しボタンスイッチ装置30の円筒ガイド部31aの下端に取り付けられ下方に突出した1段目スイッチ34を、2段目押しボタン部材15の矩形孔15aおよび昇降ボタン基板11の矩形孔11aに貫通させ、中空円板取付部材40の下面に添設されるスペーサ43を、2段目押しボタン部材15の矩形孔15aに嵌入し、中空円板取付部材40の外周部を2段目押しボタン部材15の環状端面に当接する。
このとき前後左右の取付ボス部40bを2段目押しボタン部材15の対応するねじ貫通孔15bの径の大きい上半部に嵌合する。
そして、ねじ45を、支持部材3の前後左右の作業孔3bから挿入して昇降ボタン基板11のねじ貫通孔11bおよび2段目押しボタン部材15のねじ貫通孔15bを貫通させて中空円板取付部材40の取付ボス部40bのねじ孔に螺合して緊締することで、2段目押しボタン部材15が昇降ボタン基板11と中空円板取付部材40に挟まれ固定されるとともに、2段目押しボタン部材15に中空円板取付部材40が固着されて1段目押しボタンスイッチ装置30が取り付けられる。
こうして組付けられた2段式押しボタンスイッチ装置1の動きを、図10ないし図12の断面図に従って以下説明する。
図10は、2段式押しボタンスイッチ装置1に外力が加わらないときの断面図であり、2段目押しボタンスイッチ装置10における昇降ボタン基板11に固着された金属磁性板14が磁石8に吸着されて2段目押しボタン部材15は上方位置に保持されて2段目スイッチ18はオフ状態で、2段目押しボタン部材15に取り付けられた1段目押しボタンスイッチ装置30における1段目押しボタン32は圧縮スプリング35に付勢されて上方位置にあって1段目スイッチ34はオフ状態にある。
ここで、1段目押しボタン32が押されると、図11に示すように、圧縮スプリング35に抗してまず1段目押しボタン32が下降して1段目スイッチ34の作動ピン34aを押して1段目スイッチ34をオンする。
さらに、1段目押しボタン32が押されても、圧縮スプリング35の付勢力を多少超える程度の押圧力では、2段目押しボタンスイッチ装置10の磁石8による金属磁性板14の吸着を解くことはできず、2段目押しボタン部材15は上方位置に保持されたままで2段目スイッチ18はオフ状態である。
1段目押しボタン32を移動させた力に比較して格段に大きい力で、1段目押しボタン32を押すことで、1段目押しボタン32からスペーサ43等を介して昇降ボタン基板11に伝わった大きな押圧力は、磁石8による金属磁性板14の吸着を解くことができ、図12に示すように、昇降ボタン基板11とともに2段目押しボタン部材15が圧縮スプリング13に抗して下降し、下降するスイッチ作動板18aが光センサ18bの光を遮断して2段目スイッチ18がオンする。
磁石8による金属磁性板14の吸着が解除されるときは、急激に抗力を失い(圧縮スプリング13の付勢力は磁石8の吸着力よりかなり小さい)、一気に2段目押しボタン部材15が下降するので、2段目押しボタン部材15の移動の前後で、明瞭なクリック感があり、操作者はこのクリック感をはっきりと感じることができる。
なお、下降した昇降ボタン基板11は、その左右フランジ部11Lf,11Rfがストッパ部材6,6に衝接して停止される。
1段目押しボタン32の押圧を解除すると、圧縮スプリング13の付勢力により昇降ボタン基板11および2段目押しボタン部材15が上昇して2段目スイッチ18はオフし金属磁性板14が磁石8に吸着して保持され、さらに圧縮スプリング35の付勢力により1段目押しボタン32が上昇して1段目スイッチ34をオフし、図10に示す状態に復帰する。
以上のように、1段目押しボタン32の操作において、2段目押しボタン部材15が作動するときは、はっきりとクリック感があるので、2段目スイッチ18がオンしたか否かがあいまいになったりすることがない。
また、2段目押しボタン部材15の移動直前の抗力(磁石8による吸着力)が大きく、1段目押しボタン32のみの操作のつもりが、誤って2段目押しボタン部材15も操作してしまうといった操作者の意図に反した誤操作が起こり難い。
なお、1段目押しボタンスイッチ装置30が小組みされた状態で、2段目押しボタン部材15に組付けられるので、組付け作業が簡単で生産性の向上が図れる。
また、1段目押しボタン32が2段目押しボタン部材15に比べて頻繁に作動されて耐久性が問題となるような場合には、特に1段目押しボタン32を小組みされた1段目押しボタンスイッチ装置30のみを交換することができ、経済的である。
さらに、従前の一般的な押しボタンスイッチ装置を1段目押しボタンスイッチ装置として利用することが可能で低コスト化が図れる。
本実施の形態では、磁石8,8が基盤2の固定側に設けられ、これに吸着される金属磁性板14,14が昇降ボタン基板11の昇降側に固着されているが、逆に磁石を昇降側に、金属磁性板を固定側に配置してもよい。
また、2段目スイッチ18は、押し操作されている間オン状態にあって離すとオフ状態となる自動復帰接点としたが、押し操作後離しても押し操作のときの接点状態が保持され、したがって押し操作する毎に接点の状態が切り替わる残留接点としてもよい。
本2段式押しボタンスイッチ装置1の使い方としては、1段目押しボタン32のみを押すときは軽く押し、2段目押しボタン部材15まで作動させるときは、1段目押しボタン32をゆっくり押すのではなく、叩くようにして押すことが効果的であり、この軽く押すのと叩くように押すのとを使い分けることで誤操作を確実に防止することができる。
本2段式押しボタンスイッチ装置1の用途としては、半押しでピントを合わせ全押しで画像が記録されるカメラのシャッタボタン等に適用でき、半押しでピント合わせのつもりが全押しとなってしまう誤操作を防止して使い勝手を良くすることができる。
このように半押し状態のある押しボタンを備えるもののほか、軽く押すのと叩くように押すのとを使い分けるゲーム機の操作ボタン等に適用できる。
その他、前記特許文献1にあるように、1段目押しボタン(補助ボタン)で対応するアクチュエータのインジケータを点灯し、2段目押しボタン(主ボタン)で該アクチュエータを作動するものにも適用できる。
本発明の一実施の形態に係る2段式押しボタンスイッチ装置の上面図である。 同下面図である。 本2段式押しボタンスイッチ装置の一部省略した下面図である。 本2段式押しボタンスイッチ装置の前側面図である。 同右側面図である。 本2段式押しボタンスイッチ装置の外力が加わった状態の右側面図である。 本2段式押しボタンスイッチ装置の一部分解し斜め上方から視た斜視図である。 同斜め下方から視た斜視図である。 同分解断面図である。 本2段式押しボタンスイッチ装置の外力が加わらない状態の断面図である。 1段目スイッチがオンした状態の同断面図である。 2段目スイッチがオンした状態の同断面図である。
符号の説明
1…2段式押しボタンスイッチ装置、2…基盤、3…支持部材、4…ロッドガイド部材、5…固定部材、6…ストッパ部材、7…ブラケット、8…磁石、9…支持ブラケット、
10…2段目押しボタンスイッチ装置、11…昇降ボタン基板、12…ロッド、13…圧縮スプリング、14…金属磁性板、15…2段目押しボタン部材、18…2段目スイッチ、18a…スイッチ作動板、18b…光センサ、
30…1段目押しボタンスイッチ装置、31…1段目支持部材、31a…円筒ガイド部、31b…中空円板部、31c…外輪ガイド部、32…1段目押しボタン、32a…円筒部、32b…中空円板部、32c…脚部、32d…係止片、32e…スプリング受け片、32f…操作蓋部材、34…1段目スイッチ、34a…作動ピン、35…圧縮スプリング、40…中空円板取付部材、41…ワッシャ部材、42…ナット部材、43…スペーサ、45…ねじ。

Claims (2)

  1. 1段目押しボタンが1段目支持部材に付勢手段により押し操作方向と反対方向に付勢されて移動自在に支持され、
    前記1段目支持部材の円筒ガイド部の下端に取り付けられた1段目スイッチは、前記1段目押しボタンが押されて移動した前記1段目支持部材に対する所定相対位置でオンし、
    前記1段目支持部材が2段目押しボタン部材により支持され、
    前記2段目押しボタン部材が2段目支持部材に付勢手段により押し操作方向と反対方向に付勢されて移動自在に支持されるとともに、磁石により吸着保持され、
    前記2段目押しボタン部材と前記2段目支持部材との間に介装された2段目スイッチは、前記2段目押しボタン部材が押されて前記磁石による吸着が解除され移動した前記2段目支持部材に対する所定相対位置でオンすることを特徴とする2段式押しボタンスイッチ装置。
  2. 前記1段目支持部材と前記1段目押しボタンと前記1段目スイッチとが、小組みされた状態で前記2段目押しボタン部材に組付けられることを特徴とする請求項1記載の2段式押しボタンスイッチ装置。
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