JP4887891B2 - シート排出装置及びこれを用いたシート処理装置、シート整合機構 - Google Patents

シート排出装置及びこれを用いたシート処理装置、シート整合機構 Download PDF

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Description

本発明は、例えば複写機やプリンタ等のシート処理装置に用いられるシート排出装置に係り、特に、シート排出装置からシート収容部に排出されたシートのシート揃え(整合)が可能なシート排出装置及びこのシート排出装置を用いたシート処理装置、シート整合機構の改良に関する。
従来より、例えば電子写真方式を用いた複写機やプリンタ等の画像形成装置(シート処理装置)では、画像が形成された後のシートをシート収容部に排出する際、仕分けして行うことで視認性を向上させるようにした装置が知られている。
このような仕分け方法として、シート収容部の手前の排出ロールをロール軸方向に移動させてシート収容部に排出されるシートをオフセット排出する構成を採ることは、コスト的にも有利であるため、多く用いられる方法となっている。
このようなシートのオフセット排出を可能とし、更に、シート収容部でのシートの整合も行うようにしたシート排出装置の例としては、シート収容部の形状を工夫してオフセット排出時のシートの後端規制位置を変更するようにした方式の提案がなされている(特許文献1参照)。
この方式は、図15に示すように、オフセット移動機構にて、駆動排紙ロール301と従動排紙ロール302の一対の排出ロール対を軸方向にオフセット移動可能に支持する一方、シート収容部には排出されるシートの後端を案内する二つの案内面303a、303bをシート排出方向に沿って異なる長さで設けたものである。
そのため、通常排紙時には、排出ロールから排出されるシートは、シート後端を案内面303aとし、シートの側縁を二つの案内面303a,303bの間の側壁304で案内されて排出される。これにより、通常排紙時には、排出されるシートはコーナー305を基準に揃えられるようになる。
一方、排出ロールがオフセットしたときには、シート後端は案内面303bに沿って案内され、この案内面303bの側壁306にシートの側縁が案内されるように排出される。これにより、オフセット排出時には、排出されるシートはコーナー307を基準に揃えられるようになる。
特開平8−208098号公報(実施例、図3) 特許第2666410号公報(実施例、第1図)
しかしながら、このような方式ではオフセット量を大きくして二つの案内面303a,303bを夫々幅広く採るようにすれば、通常排出されたシートとオフセット排出されたシートとの仕分けや整合が良好になされるが、装置を小型化するためにはオフセット量に制約があり、案内面303bを広くすることができず、オフセット排出されたシートの後端は、二つの案内面303a,303bに跨って斜傾し易くなる。そのため、通常排出されたシートの整合は行い易いものの、オフセット排出されたシートの整合は不安定になる。更には、通常排出されたシートそのものも、基準とするコーナー305からずれ、斜傾が発生する虞もある。
また、シート収容部でのこのような斜傾を防ぐようにした提案もなされている(特許文献2参照)。この方式は、図16に示すように、装置フレーム401の外部に設けたシート収容部(トレイ)403の上方に、排出ロール402からこのシート収容部403に排出されるシートを整合するための押圧部材404を備えたものである。そして、この押圧部材404は、一端部405を装置フレーム401に固着した状態でシート収容部403に配置され、装置フレーム401側からシート収容部403まで延びるサポート部406とシート収容部403上のシートに接触する先端押圧部407とで構成され、先端押圧部407の一端はサポート部406に接着された形となっている。
このような構成において、押圧部材404のサポート部406は摩擦係数が小さく、先端押圧部407は柔軟で摩擦係数が大きいものとなっているため、シート収容部403に排出されるシートが高速で排出されても押圧部材404の先端押圧部407による制動が十分作用し、シートの整合を行い易くなる。しかしながら、この場合には、シート収容部403がシート排出方向に沿って上昇し、シート後端側にはシートの位置決めを行う位置決め部403aが設けられている必要があり、シート収容部403の形状によってはシートの整合が不十分となる虞がある。
更に、このような押圧部材404を用いてオフセット排出しようとすると、先端押圧部407によって制動する作用が却ってシートのバランスを崩すようにもなり、安定したオフセット量を維持してシート整合を行うことが困難になる虞もある。
図17(a)(b)(c)は、このような押圧部材404を用いたときのシート排出の様子を示したもので、先ず、(a)に示すように、オフセット排出のために排出ロール402が矢印B方向に移動した後、シートが排出されると、シートは押圧部材404のサポート部406を矢印C方向に押し上げながら押圧部材404の先端押圧部407とシート収容部403との間に入り込む。
次に、シートがシート収容部403に排出されると、(b)に示すように、押圧部材404の復帰作用によってシートはシート収容部403の位置決め部403aに向かって押し戻される。このとき、押圧部材404の先端押圧部407とシートとの摩擦力が大きくなっていることから、2つの押圧部材404による差も生じ易く、戻されるシートは勢い斜傾を起こすようになる。このシートの斜傾により、シート後端の一部が位置決め部403aに達すると、シートはこの位置を起点に図の矢印E方向に回転するようになる。
そして、(c)に示すように、シート後端が位置決め部403aに達した段階でシートの整合が完了する。
しかしながら、シートが斜傾する分、通常のオフセット位置(図中二点鎖線で示す)に対し、dだけずれた位置に整合されるようになり、十分なオフセット量を確保することが困難になる。また、シートの排出を繰り返すと、シートが戻される位置が斜傾により不安定となり、オフセット位置でのシート整合は十分なされないようにもなる。更に、このことは、オフセット排出のみならず、通常排出においても同様に起こることから、特に通常排出とオフセット排出のシートとを混載するような場合には、視認性が劣り良好な仕分けがなされない虞がある。
本発明は、このような技術的課題を解決するためのものであり、シート収容部に排出されるシートの先端位置を揃えるようにして、シート整合が良好なシート排出装置及びこれを用いたシート処理装置を提供するものである。
本発明のシート排出装置は、オフセット排出に適用されるのみならず、オフセット排出を行わない通常の排出にも利用できるものである。
すなわち、本発明のシート排出装置の第1の態様としては、図1に示すように、処理装置本体1に設けられ、処理装置本体1内の処理部にて処理されたシートを排出収容するシート排出装置であって、処理装置本体1からシートを排出するシート排出部材2と、このシート排出部材2にて排出されるシートを収容し且つ排出されたシートの排出方向後端を位置決め部3aにて位置決め収容するシート収容部3と、シート収容部3の上方に設けられ且つシート収容部3に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構4とを備え、シート整合機構4は、上部一端側に揺動支点5bを有して下方に延びると共にシート収容部3に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片5と、この可動整合片5の前記揺動支点5bを少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に可動整合片5の揺動支点5bを支持した状態で、シート排出部材2によるシートの排出動作に伴って可動整合片5をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材2を通過した条件下で可動整合片5を反シート排出方向に向かわせシート収容部3の位置決め部3aにシート後端が位置決めされるまで復帰移動させることを特徴とするものである。尚、ここで図1は本発明を示す模式図であり、本発明は図1に示される態様に限られないことは勿論である。
また、本発明のオフセット排出を行うシート排出装置の態様としては、処理装置本体1に設けられ、処理装置本体1内の処理部にて処理されたシートを排出収容するシート排出装置であって、処理装置本体1からシートを排出するシート排出部材2と、このシート排出部材2にて排出されるシートを収容し且つ排出されたシートの排出方向後端を位置決め部3aにて位置決め収容するシート収容部3と、シート収容部3に排出されるシートをシート排出方向と交差する方向に変位収容可能な変位機構6と、シート収容部3の上方に設けられ且つシート収容部3に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構4とを備え、シート整合機構4は、上部一端側に揺動支点5bを有して下方に延びると共にシート収容部3に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片5と、この可動整合片5の前記揺動支点5bを少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に可動整合片5の揺動支点5bを支持した状態で、シート排出部材2によるシートの排出動作に伴って可動整合片5をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材2を通過した条件下で可動整合片5を反シート排出方向に向かわせシート収容部3の位置決め部3aにシート後端が位置決めされるまで復帰移動させることを特徴とする。尚、この場合の変位機構6としては、シート排出部材2が変位して排出されるシートを変位させるようにしてもよいし、シート収容部3自体が変位してシートを変位させるようになっていてもよい。
このような技術的手段において、本発明におけるシート排出装置は、処理装置本体1にて処理されたシートをシート収容部3に排出収容する態様を広く含み、シート収容部3はいずれに設けられてもよく、例えばシート排出装置をオプション装置として配置する態様をも含む趣旨である。そのため、処理装置本体1の処理装置とは、画像形成を行う画像形成装置の態様や、シート搬送のみを行うシート搬送装置の態様をも含む。
また、シート排出部材2はシート収容部3にシートを排出できるものであればよく、代表的態様としてはシートをニップ搬送する排出ロールが挙げられる。
本発明においては、シート収容部3に位置決め部3aがあることで排出されるシートの後端位置が位置決めされ、シートの先端位置を容易に整合させることができるようになる。この位置決め部3aの代表的態様としては略鉛直方向に延びる壁面が挙げられる。
そして、シート整合機構4としては、シート収容部3の上方に固定的に設けられてもよいし、移動可能に設けられてもよいが本発明では移動可能に設けられる。また、シート整合機構4の可動整合片4の形状や数量等は特に限定せられず、シート収容部3にてシートが整合できるようになっていればよいが、シートの先端を効果的に整合する観点からすれば、可動整合片5をシート排出方向と交差する方向に複数(好ましくは2個)備える態様が好適である。
また、シート整合機構4は、可動整合片5の上部一端側を揺動支点5bとし下方に延びる板状部材5aにて構成され、これによれば、可動整合片5が簡易な構成にて容易に移動できるようになり、効果的なシート整合機構4を構築することができるようになる。更に、シート整合機構4としては、シート収容部3に対し前記揺動支点5bを少なくともシート排出方向に沿う方向に移動可能に設けられる。この場合、揺動支点5bは少なくともシート排出方向に沿った方向に移動可能であればよく、排出されるシートの幅方向(シート排出方向に交差する方向)や上下方向に移動するようになっていても差し支えない。このように可動整合片5の揺動支点5bを少なくともシート排出方向に移動させることで、異なるサイズのシートを好適に整合させることが容易になされるようになる。
そして、揺動支点5bを移動可能とする態様としては、シート整合機構4は、少なくともシート排出方向に沿って揺動支点5bの位置決め位置が切り替え可能な位置決め部材を備える態様が挙げられる。これによれば、例えば排出されるシートが大サイズの場合と小サイズの場合とで可動整合片5の位置を簡単に切り替えることができ、操作が簡便化されると共に揺動支点5bの移動に際し複雑な機構を要しないというメリットがある。
更に、可動整合片5の板状部材5aは、可撓性部材によって構成されていることが好ましく、このように板状部材5aが可撓性を備えることで、部材そのものがばね性を有するようになり、退避移動動作や復帰移動動作が簡単な構成で実施できるようになる。
更にまた、板状部材5aは、可撓性部材の下方側を他の部位より重くすることが好ましく、これによれば、可撓性部材の復帰移動の作用を一層有効に利用することができるようになる。
また、本発明では、可動整合片5の下端は、可動整合片5が復帰した位置にてシート収容部3のシート載置面から下方になるようにすることが好ましく、このように、可動整合片5の下端がシート載置面(シート収容部3に排出されたシートが載置される面)から下方になれば、排出されたシートの1枚目からシートの先端位置を有効に規制することができるようになる。尚、シート載置面から下方とは、シート載置面と同じ位置であってもよいことを含む趣旨であり、シートの整合を一層良好に行う観点からすれば、シート載置面より下方にする方がよい。このようにするには、シート収容部3にシート載置面から窪む溝部を設け、この溝部に可動整合片5の下端を位置合わせするようにすればよい。
更に、可動整合片5は、シート先端への当接面側はシートに対する摩擦力が小さくなるように設定されていることが好ましく、これによれば、可動整合片5が退避したり復帰する際にシートに余分のストレスを与えることを防ぎ、シート収容部3内でのシートの整合が一層良好になされるようになる。仮に、ゴム等の摩擦力の大きい当接面とした場合には、特に復帰移動時のシート先端が可動整合片5と接触する位置が固定され易くなり、シートにしわや曲げ等の不具合が生じ易くなる。尚、摩擦力を小さくするには、可動整合片5への表面処理を行うようにしてもよいし、可動整合片5の当接面側そのものが低摩擦力の部材で構成されていてもよい。
そして本発明のシート排出装置は、例えばシート処理装置に原稿読取装置が設けられ、この原稿読取装置の下方にシート排出装置が設置される態様では、シート整合機構4は、原稿読取装置の底部に設けられることが好ましい。
また、例えば複数のシート収容部3を多段に備えたシート処理装置にシート排出装置が設置される態様では、シート整合機構4は、上部のシート収容部3の底部に設けられることが好ましい。このようにすることで、シート整合機構4の構成も簡略化されるようになり、更に、シート収容部3に排出され整合されたシートの取り扱い性を損なうこともない。
更に、本発明は、上述のシート排出装置に限らず、このようなシート排出装置を用いるシート処理装置をも対象とし、この場合、処理装置本体1内に設けられ且つシートを処理する処理部と、上述のシート排出装置とを備えるようにすればよい。
更にまた、本発明はシート整合機構をも対象とし、この場合、図1に示すように、排出されるシートのシート排出方向後端を位置決めする位置決め部3aを有するシート収容部3と、シート収容部3にシートを排出可能なシート排出部材2とを備えたシート排出装置に設けられ、シート収容部3の上方に配設されて当該シート収容部3に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構であって、上部一端側に揺動支点5bを有して下方に延びると共にシート収容部3に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片5と、この可動整合片5の揺動支点5bを少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に可動整合片5の揺動支点5bを支持した状態で、シート排出部材2によるシートの排出動作に伴って可動整合片5をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材2を通過した条件下で可動整合片5を反シート排出方向に向かわせシート収容部3の位置決め部3aにシート後端が位置決めされるまで復帰移動させるようにすればよい。
本発明によれば、シートを排出するシート排出部材と、シート後端を位置決めする位置決め部を有するシート収容部と、シート収容部の上方に設けられ且つシート収容部に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構とを備え、シート整合機構は、上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点を少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に前記可動整合片の揺動支点を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かわせシート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させるようにしたので、シート収容部へ排出されるシートの整合が良好になされるようになる。
また、シートを排出するシート排出部材と、シート後端を位置決めする位置決め部を有するシート収容部と、シート収容部に排出されるシートをシート排出方向と交差する方向に変位収容可能な変位機構と、シート収容部の上方に設けられ且つシート収容部に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構とを備え、シート整合機構は、上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点を少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に前記可動整合片の揺動支点を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かわせシート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させるようにしたので、シート収容部へオフセット排出されるシートに対しても、シートの整合が良好になされると共にオフセット量のバラツキも低減することができ、排出されるシートの良好な仕分けを行うことができるようになる。
更に、シート収容部へ排出されるシートの良好な整合がなされるシート処理装置を提供することができるようになる。
更にまた、上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点をシート排出方向に沿った異なる位置にて支持するようにシート収容部のシート排出方向に沿う複数の位置決め位置の間で移動可能な支持枠とを有し、前記複数の位置決め位置のうち予め定めた位置決め位置に前記支持枠を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かってシート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させるようにしたので、シート収容部に排出される際にシートの整合性が十分に確保されるシート整合機構を提供することができるようになる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図2は、本発明が適用されたシート処理装置としての画像形成装置の実施の形態を示す外観図である。
同図において、本実施の形態における画像形成装置は、主として画像形成を行う本体部10と、この本体部10の下方に設けられ、記録材としてのシートを供給するシート供給部10aと、本体部10の上方にオプション装置として取り付けられ、画像形成を終えたシートを分岐する分岐搬送装置11とで構成されている。尚、この分岐搬送装置11には、図の左右両方向に2箇所のシート収容部としての収容トレイ12,13が設けられている。そのため、本実施の形態の画像形成装置では、シート供給部10aから供給されたシートは、本体部10に設けられた収容トレイ10b及び、分岐搬送装置11を経由した収容トレイ12,13の計3箇所に分岐して排出されるようになっている。
そして、本実施の形態の特徴であるシート整合機構50は収容トレイ12の下部に設けられている。本実施の形態におけるシート整合機構50は、収容トレイ12の底部に取り付けられ、複数の位置決め位置を有する位置決め部材51と、この位置決め部材51内の位置決め位置を移動可能にセットされる可動整合片60とで構成され、可動整合片60を位置決め部材51に沿って移動させてセットすることで、本体部10に設けられた収容トレイ10bに排出されるシートの整合を行うようになっている。尚、シート整合機構50については後に詳述する。
次に、本実施の形態における画像形成装置の内部構成について説明する。図3はこれを示すものであり、本体部10とシート供給部10aとは同一の装置本体20内に収容されたものとなっている。
同図において、本実施の形態の画像形成装置は、装置本体20内に4色(本例ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成ユニット21(21a〜21d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成ユニット21の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト30を配設する一方、装置本体20の下方に配置したシート供給カセット28からのシート搬送経路を略垂直方向に配置したものである。
各画像形成ユニット21(21a〜21d)は、中間転写ベルト30の循環方向上流側からイエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用(配列は必ずしもこの順番に限定されない)のトナー像を形成するものであり、有機感光材料等の感光層が表面に形成された感光体22と、この感光体22の周囲に配置された、感光体22を帯電する帯電器23、帯電された感光体22に潜像を書き込む露光器24、感光体22上の潜像を現像してトナー像化する現像器25、感光体22と中間転写ベルト30を挟んで対向する位置に設けられ感光体22上のトナー像を中間転写ベルト30上に転写する一次転写器26、感光体22上の残留トナーを清掃するクリーナ27にて構成されている。尚、図中符号29は、各画像形成ユニット21の現像器25にトナーを補給するためのトナーカートリッジであり、夫々対応する現像器25との間には図示外のトナー供給路が設けられ、トナーカートリッジ29からトナーが現像器25に対し適宜補給されるようになっている。
また、本実施の形態では、露光器24として4色の画像形成ユニット21(21a〜21d)に共通の一つの露光器24となっている。この露光器24は、ケース24a内に例えば半導体レーザー、ポリゴンミラー、レンズ、ミラー等を格納し、各色成分毎の光ビームBmを感光体22に照射し、露光ポイントにて結像するようにしたものである。
更に、本実施の形態の中間転写ベルト30は、複数の張架ロール31〜34に掛け渡されたものであり、例えば張架ロール31を駆動ロールとして循環移動するようになっている。また、この中間転写ベルト30の張架ロール34に対向する位置には、中間転写ベルト30上に各画像形成ユニット21から一次転写されて多重化されたトナー像をシート供給カセット28から供給されたシート上に一括転写する二次転写器35が、張架ロール34をバックアップロールとして配置されている。
更に、中間転写ベルト30上の残留トナーを清掃するベルトクリーナ40が、張架ロール31に対向する位置に設けられている。
また、本実施の形態では、シート供給カセット28の下流側近傍には、シートを1枚だけ捌いてシート搬送経路に搬送する対構成のフィードロールとリタードロール36が設けられ、図示外のピックアップロールによってシート供給カセット28からピックアップされたシートの1枚をシート搬送経路に搬送するようになっている。
更に、シート搬送経路(図中一点鎖線で示す経路)には、シートの位置決めを行い、所定のタイミングで二次転写部位(二次転写器35の設置部位)側に搬送するレジストロール37が配置され、二次転写器35の下流側にはシート上に一括転写されたトナー像を定着する定着器38が設けられ、例えば加熱ロール38aと加圧ロール38bとの加熱ニップによって良好な定着がなされるようになっている。
そして、定着を終えたシートは、装置本体20の一部で構成される収容トレイ20a上に排出ロール39によって排出されるようになる。
更に、本実施の形態では、装置本体20の上部に分岐搬送装置11が取り付けられており、装置本体20側の定着器38を通過したシートを2箇所の排出ロール11a,11bによって、夫々2箇所の収容トレイ12,13に排出するようになっている。これらの収容トレイ12,13のうち、収容トレイ12は、装置本体20側の収容トレイ20aの上方に設けられている。尚、定着器38を通過したシートが、これら3箇所の収容トレイ20a,12,13に適宜排出されるように、シート搬送経路には切替器やシート搬送部材が設けられていることは云うまでもない。
そして、本実施の形態におけるシート整合機構50は、図4に示すようになっている。同図において、収容トレイ(上部収容トレイ)12の底部には、内部にガイド孔52が開いた位置決め部材51が一対(図では片方のみ示す)取り付けられ、このガイド孔52はシートの排出方向に沿って連続した移動用孔部53と、この移動用孔部53の適宜位置から下方に底面が半円形となるように設けられた複数の位置決め孔部54(本例では6箇所)が設けられている。
一方、可動整合片60は、一端に位置決め孔部54に嵌合する支持軸61と、この支持軸61に一端が固定される固定金具62と、固定金具62に対向する位置から下方に向かって長く延びるポリエステルシート等の可撓性シート63と、固定金具62に対向して配置され固定金具62との間で可撓性シート63を挟持するゴム等の弾性挟持部材64と、可撓性シート63の下端側に設けられるウエイト65とで構成され、例えば固定金具62と弾性挟持部材64との間をねじ締め等で締結することで、可撓性シート63と弾性挟持部材64とが一体になるようになっている。尚、ウエイト65としては可撓性シート63に重さを付加できるものであればよく、このウエイト65によって可撓性シート63の重力作用による復帰力が維持され、可動整合片60の復帰作用が良好になされるようになる。
そして、この可動整合片60の下端が収容トレイ(下部収容トレイ)10bに接触する位置では、重力の作用によって可動整合片60がシート排出方向に沿う方向のみに揺動できるように斜傾した状態でセットされる。また、支持軸61には、2個の固定金具62が排出されるシートの幅方向に沿って取り付けられており、そのため、2枚の可撓性シート63を持った可動整合片60が下部収容トレイ10b上に配置されることとなる。
図5は、本実施の形態の画像形成装置を上部収容トレイ12側から見た斜視図であり、上部収容トレイ12及び下部収容トレイ10bにシートを排出する排出ロール11a,39が確認される。これらの排出ロール11a,39は、シートの排出を良好に行うために、下方のロールの一部が上方のロール側に出張った形状をしており、排出されるシートにコルゲーション効果を与えるようになっている。尚、代表的に排出ロール39の構成については後述する。
また、図6は、図5の拡大図となっている。
更に、図7は、もう一つの収容トレイ13側から見た斜視図であり、図中符号14には、本実施の形態における画像形成装置の操作パネルが収容され、画像形成枚数や収容トレイの指定、更にはオフセット排出するかどうかの操作入力ができるようになっている。また、符号15は、定着を終えたシートを排出する排出口であり、この排出口15から下方に設けた図示外の搬入口との間で、例えば両面ユニットを取り付けることで、片面に画像形成を終えたシートを収容トレイに排出することなく反転搬送し、更に裏面側に画像形成を行うことができるようになっている。
本実施の形態では、排出ロール39には、オフセット排出するための変位機構が設けられている。図8は本実施の形態における変位機構70の斜視図であり、変位機構70は装置本体20に固定される固定側シュート80と、この固定側シュート80内を移動可能な可動側シュート90とに分かれている。また図9は、図8の矢印A方向から見た時の変位機構70であり、固定側シュート80を除いて示したものである。
本実施の形態の変位機構70には、固定側シュート80と可動側シュート90以外に、固定側シュート80と一体的に設けられるオフセットモータ71、オフセットモータ71の回転によって揺動支点72aを中心に揺動するセクターギア72、排出ロール39の駆動を行う駆動ギア73、駆動ギア73のベルト受部73aに駆動力を伝達する図示外のベルト等で構成されている。
固定側シュート80には、両端に例えばボールスプラインタイプのベアリング81,82が設けられ、この中を後述する回転軸93が摺動できるようになっている。
また、可動側シュート90は、固定側シュート80のベアリング81,82の内側に設けられ、両端にラジアルタイプのベアリング91,92が設けられ、これらの内輪には、排出ロール39に回転を与える回転軸93が貫装され、この回転軸93は固定側シュート80のベアリング81,82にも貫装されて、可動側シュート90の移動に伴って回転軸93が移動することで、固定側シュート80のベアリング81,82内を摺動するようになっている。
更に、この回転軸93の一端側で固定側シュート80より外方には、駆動ギア73と噛合し、回転軸93が移動しても駆動ギア73との噛合を保つようにした伝達ギア94が取り付けられている。
また、排出ロール39は、回転軸93に設けられたドライブロール391と、ドライブロール391に対向して従動回転するピンチロール392とで構成されている。また、ピンチロール392の回転軸393には、2個のピンチロール392に挟まれ且つドライブロール391の取り付けられていない部位にドライブロール391側へ突出するコルゲーションロール394が設けられ、排出ロール39によって排出されるシートに波打ちを起こさせて排出されるシートの曲がり等を低減し良好なシート排出が行われるようになっている。そして、本実施の形態では、2個のピンチロール392とコルゲーションロール394との組合せを2組備え、これらは可動側シュート90のフレームに対し、図示外の付勢手段で付勢されることで、ピンチロール392をドライブロール391側に押圧するように保たれている。
一方、オフセットモータ71にはギア71aが取り付けられ、このギア71aはセクターギア72の一部と噛合するようになっている。また、セクターギア72の他端72bと可動側シュート90のフレームとの間では、セクターギア72が揺動することで可動側シュート90が直線的に移動できるようになっている。
そのため、本実施の形態の変位機構70は、オフセットモータ71の回転によってオフセットモータ71のギア71aと噛合するセクターギア72が揺動支点72aを中心に回動し、このセクターギア72の回動が可動側シュート90を移動させることでなされる。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の特にシートのオフセット排出について説明する。図10(a)(b)(c)は、本実施の形態におけるオフセット排出した際のシート整合機構50(例えば図4参照)の動作等を模式的に示したものであり、夫々の左図は収容トレイ10bを上方から見た図であり、右図はその側面から見た図となっている。
(a)は収容トレイ10bにシートが排出される段階を示すもので、変位機構70にて排出ロール39が矢印B方向に移動(オフセット位置に移動)した後、シートの排出が行われる。排出ロール39から収容トレイ10bに排出されたシートの先端は、可動整合片60の可撓性シート63に当たり、そのまま可撓性シート63を矢印C方向に向かって支持軸61を中心にしながら後方に退避させるようになる。尚、ここでは、可撓性シート63の幅は分かり易くするため広く示しているが、特にこの幅はシートを整合できる幅であればよい。
そして、排出ロール39によるシートのニップ搬送が終わると、(b)に示すように、可撓性シート63のウエイト65の効果も手伝って大きな復帰作用が働き、排出されたシートの先端をそのまま矢印D方向に押し戻すようになる。押し戻されたシートは、収容トレイ10bの排出ロール39側にある位置決め部10cに向かって更に押し戻される。このとき、特に本実施の形態では、収容トレイ10bがシート排出方向下流側に向かって上方に傾斜する傾斜面を有しており、また、シート排出方向上流側には略鉛直方向に延びる壁からなる位置決め部10cが設けられているため、収容トレイ10bに排出されたシートを一層押し戻し易くなっている。
押し戻されたシートは、(c)に示すように、位置決め部10cに突き当たり、そこで停止する。このとき、可動整合片60も収容トレイ10bに接触する位置に設定されているため、排出されるシートが1枚であっても良好にシートの整合がなされるようになる。
また、オフセット排出しない場合にも同様の作用がなされることで、オフセット排出しないシートとオフセット排出したシートとの整合が夫々良好になされ、このときオフセット量も安定した排出がなされるようになり、オフセットによる視認性の向上もなされるようになる。そのため好適な仕分けを実現することができるようになる。
更に、本実施の形態の変位機構70によれば、排出ロール39を移動させるようにしたので、例えば収容トレイ10b側をシート搬送方向に交差する方向に移動させる方式に比べ、装置の小型化、軽量化、低コスト化を図ることも可能になる。
本実施の形態では、シート整合機構50の可動整合片60がシートの先端に接触することで、可動整合片60の復帰移動時にシートの斜傾を生じるような虞は殆どなく、シートの通常排出及びオフセット排出にあっても良好なシート整合がなされるようになる。
また、図4に示すように、シート整合機構50として位置決め部材51を使用し、この位置決め部材51にガイド孔52を設けたので、ガイド孔52の多数の位置決め孔部54に可動整合片60の支持軸61をセットすることができ、排出されるシートサイズに合わせた位置に可動整合片60をセットすることができるようになる。そのため、収容トレイ10bに排出されるシートの先端に有効に可動整合片60を接触させることができ、十分良好なシート整合がなされるようになる。尚、可動整合片60のガイド孔52の移動は、支持軸61を移動用孔部53に沿って手動で移動させるようにすればよい。
本実施の形態では、可動整合片60として、例えば図4に示すように短冊状の可撓性シート63を用いる方式を示したが、その数量は特に限定されず、シートが通常排出時並びにオフセット排出時にシートを整合できる位置に設置されればよい。更に、可動整合片60としては図11に示すような形状であっても差し支えない。このように可撓性シート63がY字状をなすことで支持軸61に対する揺動も安定して行われ、この先端側にウエイト65を備えるようにすることで、一層安定した可動整合片60を実現することができるようになる。
更に、本実施の形態では、可動整合片60の支持軸61を手動で移動させる方式を示したが、支持軸61を収容トレイ10bのシート搬送方向に沿って移動させるようにしても差し支えない。この場合、例えば支持軸61を例えばラック側に設け、このラックに噛合するピニオンを回転させるようにすればよい。また、支持軸61を循環移動するベルトに設け、ベルトの交互の回転によって支持軸61を移動させるようにしてもよい。
そして、本実施の形態の可動整合片60としては、可撓性シート63の下端側にウエイト65を備える態様を示したが、ウエイト65を設けず、可撓性シート63自体の重力作用を利用するようにしてもよい。
更にまた、可動整合片60を図12(a)(b)に示すように、収容トレイ10bのシート載置面より窪む溝部に達する長さとするようにしてもよい。ここで、(a)は収容トレイ10bと可動整合片60との関係を示し、(b)は(a)の収容トレイ10bと可動整合片60との接触部位を後方(シート排出方向と逆方向)から見た図である。このように、可動整合片60の先端(下方側)が収容トレイ10bのシート載置面より窪む溝部に接触するようにすることで、1枚のシートが排出された段階においても可動整合片60の可撓性シート63が確実にシートを復帰位置まで押し戻すようになる。尚、このとき、化合整合片60の先端が収容トレイ10bに接触しないようにしても差し支えなく、この場合、可動整合片60の復帰移動によってシート後端が位置決めされた段階で可動整合片60の復帰移動が停止するようになり、シートの整合がなされるようになる。
そして、本実施の形態では、シート整合機構50を上部の収容トレイ12に設ける方式を示したが、例えばシート整合を行う収容トレイ自体に備えるようにしてもよい。図13(a)はこの例を示したものであり、収容トレイ10b上にシート整合機構50を移動可能に設けたものとなっている。これは、収容トレイ10bの両サイドに跨る支持枠56の一部に支持軸61を設けるようにする一方、支持枠56の下端側に例えば車輪と位置決めピンを設けるようにして、収容トレイ10bに設けられた位置決め孔にシート整合機構50の位置決めピンを嵌合させるようにしたものとなっている。
そのため、収容トレイ10bに沿ってこのシート整合機構50を簡単に移動させることができ、収容トレイ10bが1段しかないものであっても良好なシート整合を行うことができるようになる。図では、シート整合機構50が実線の部位と点線の部位とで排出されるシートサイズに合わせて移動させた状態を示している。尚、(b)は対比のために、実施の形態での排出されるシートに適合させるため可動整合片60を移動させた状態を参考として示したものである。
また、シート整合機構50を設ける態様としては、例えば図14(a)に示すように、画像形成装置の上方に原稿読取装置100を設けた場合には、この原稿読取装置100の底部にシート整合機構50を設けるようにすればよい。尚、原稿読取装置100としては、例えば下方側に配置され、プラテン上にセットされた原稿を読み取る読取部101と、この読取部101に原稿を搬送供給するADF(Auto Document Feeder)にて構成されている。
このように、原稿読取装置100の底部にシート整合機構50を設けるようにすれば、構成が簡略化されたシート整合がなされるようになる。尚、(b)は対比のために本実施の形態の例を示したものである。
本発明に係るシート排出装置の概要を示す説明図である。 本発明が適用された画像形成装置の実施の形態を示す説明図である。 実施の形態の画像形成部を示す説明図である。 実施の形態のシート整合機構を示す説明図である。 実施の形態の画像形成装置の前方斜視図である。 シート整合機構の拡大斜視図である。 実施の形態の画像形成装置の側方斜視図である。 実施の形態の排出ロールの変位機構を示す斜視図である。 図8のA方向から見た図である。 (a)(b)(c)は実施の形態におけるシート排出の作用を示す説明図である。 実施の形態の変形例としての可動整合片を示す説明図である。 (a)(b)は実施の形態の変形例としての可動整合片のセット方法を示す説明図である。 (a)は実施の形態の変形例としてのシート整合機構を示す説明図であり、(b)は実施の形態を参考として記したものである。 (a)は実施の形態の第2の変形例としてのシート整合機構を示す説明図であり、(b)は実施の形態を参考として記したものである。 従来のオフセット排出を示す機構の説明図である。 従来の他のシート整合機構を示す説明図である。 (a)(b)(c)は従来例としてオフセット排出したときの作用を示す説明図である。
符号の説明
1…処理装置本体,2…シート排出部材,3…シート収容部,3a…位置決め部,4…シート整合機構,5…可動整合片,5a…板状部材,5b…揺動支点,6…変位機構

Claims (10)

  1. 処理装置本体に設けられ、処理装置本体内の処理部にて処理されたシートを排出収容するシート排出装置であって、
    処理装置本体からシートを排出するシート排出部材と、
    このシート排出部材にて排出されるシートを収容し且つ排出されたシートの排出方向後端を位置決め部にて位置決め収容するシート収容部と、
    シート収容部の上方に設けられ且つシート収容部に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構とを備え、
    シート整合機構は、
    上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点を少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、
    前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に前記可動整合片の揺動支点を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かわせ前記シート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させることを特徴とするシート排出装置。
  2. 処理装置本体に設けられ、処理装置本体内の処理部にて処理されたシートを排出収容するシート排出装置であって、
    処理装置本体からシートを排出するシート排出部材と、
    このシート排出部材にて排出されるシートを収容し且つ排出されたシートの排出方向後端を位置決め部にて位置決め収容するシート収容部と、
    シート収容部に排出されるシートをシート排出方向と交差する方向に変位収容可能な変位機構と、
    シート収容部の上方に設けられ且つシート収容部に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構とを備え、
    シート整合機構は、
    上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点を少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、
    前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に前記可動整合片の揺動支点を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かわせ前記シート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させることを特徴とするシート排出装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート排出装置について、
    可動整合片の板状部材は、可撓性部材によって構成されていることを特徴とするシート排出装置。
  4. 請求項3記載のシート排出装置において、
    板状部材は、前記可撓性部材の下方側を他の部位より重くしたことを特徴とするシート排出装置。
  5. 請求項1又は2記載のシート排出装置において、
    可動整合片の下端は、当該可動整合片が復帰移動した位置にてシート収容部のシート載置面から下方にあることを特徴とするシート排出装置。
  6. 請求項1又は2記載のシート排出装置において、
    可動整合片は、シート先端への当接面側はシートに対する摩擦力が小さくなるように設定されていることを特徴とするシート排出装置。
  7. 請求項1又は2記載のシート排出装置が原稿読取装置の下方に設置される態様において、
    シート整合機構は、原稿読取装置の底部に設けられることを特徴とするシート排出装置。
  8. 請求項1又は2記載のシート排出装置が複数のシート収容部の下方側のシート収容部に対応して設置される態様において、
    シート整合機構は、上部のシート収容部の底部に設けられることを特徴とするシート排出装置。
  9. 処理装置本体内に設けられ且つシートを処理する処理部と、
    請求項1乃至のいずれかに記載のシート排出装置とを備えることを特徴とするシート処理装置。
  10. 排出されるシートのシート排出方向後端を位置決めする位置決め部を有するシート収容部と、シート収容部にシートを排出可能なシート排出部材とを備えたシート排出装置に設けられ、シート収容部の上方に配設されて当該シート収容部に排出されるシートの先端位置を整合するシート整合機構であって、
    上部一端側に揺動支点を有して下方に延びると共にシート収容部に排出されるシートの少なくとも先端に当接し且つ排出されるシートの動きに追従して揺動する板状の可動整合片と、この可動整合片の前記揺動支点を少なくともシート排出方向に沿った異なる位置決め位置にて支持する複数の位置決め孔部が設けられた位置決め部材と、を有し、
    前記複数の位置決め孔部のうち予め定めた位置決め孔部に前記可動整合片の揺動支点を支持した状態で、シート排出部材によるシートの排出動作に伴って可動整合片をシート排出方向に向かって退避移動させ、シート後端がシート排出部材を通過した条件下で可動整合片を反シート排出方向に向かわせ前記シート収容部の位置決め部にシート後端が位置決めされるまで復帰移動させることを特徴とするシート整合機構。
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