JP4885276B2 - 通信端末装置、通信管理装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

通信端末装置、通信管理装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置と、通信端末装置間の通信の確立を管理する通信管理装置と、これらの装置における通信方法、通信プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述の通信端末装置、通信管理装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体に限らない。
従来、車両に搭載されたナビゲーション装置は、自車位置周辺の地図を車両の走行に応じてスクロール表示するとともに、目的地までの誘導経路を探索してこの地図上に表示して運転者を目的地まで案内する。このようなナビゲーション装置のうち道路交通情報通信システム対応ナビゲーション装置は、当該道路交通情報通信システムが提供する渋滞、事故、規制などの道路交通情報を受信してリアルタイムに地図上に表示する機能を有している。
上述のような道路交通情報を利用することにより、運転者は、渋滞道路、通行規制道路、事故発生道路を回避して目的地に到達できるようになる。また、近年では、ナビゲーション装置が道路交通情報を利用するための手段として、道路上に光ビーコンや電波ビーコンなどのビーコンが配置されている。これらのビーコンからは道路交通情報が送信されており、車両がビーコンの通信可能範囲内を通過することによって、ナビゲーション装置は道路交通情報を受信することができる(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、ナビゲーション装置は、ビーコンから送信される道路交通情報を受信するだけではなく、走行速度や、走行位置など自車両の走行に関する情報をビーコンへ送信することもできる。たとえば、車両からビーコンへ走行に関する情報を送信することによって、さらにビーコンを介して所定の送信先に走行に関する情報を送信することもできる。送信先では、受信した各車両の走行に関する情報から渋滞情報などを生成することができる。この送信先において生成された渋滞情報を、ビーコンを介してナビゲーション装置に配信することによって、車両から受信した情報を車両へフィードバックすることもできる。
上述のようにナビゲーション装置からビーコンを介して所定の送信先へ車両の走行に関する情報を送信するには、ナビゲーション装置を特定するための固有の識別情報が必要となる。すなわち、当該所定の送信先に車両に関する情報を送信するためには、通信事業者によって通信接続を確立しなければならず、また、通信接続の確立にかかる費用や当該送信先に対する通信利用料をナビゲーション装置の利用者に対して課金する必要がある。そこで、一つのナビゲーション装置に対してそのナビゲーション装置を特定するために、たとえば、ユニークとなる固有の識別情報を割り当てる手法が利用されている。ナビゲーション装置は、割り当てられた固有の識別情報を走行に関する情報に付加して所定の送信先に送信する。
特開2006−3292号公報
しかしながら、上述のようにナビゲーション装置を特定する固有の識別情報を付加して走行に関する情報を送信する場合には、送信先に、ナビゲーション装置の利用者の行動が捕捉されてしまう可能性がある。したがって、ナビゲーション装置の利用者の行動が所定の送信先に特定されてしまい、利用者によっては、個人の行動を特定されてしまうことに嫌悪感を抱く場合があるという問題が一例として挙げられる。
また、上述のように利用者の特定を避けるために、ナビゲーション装置を特定する固有の識別情報に替わって、ナビゲーション装置の利用者が特定されないように、ランダム、もしくは通信をおこなう度に異なる識別情報を利用する手法も提案されている。しかしながら、上述のように頻繁に識別情報を切り替えた場合、送信先が送信元の挙動を特定するのは難しくなるが、同時に、送信先から送信元へ有用な情報を返信した場合に、送信元の識別情報が切り替わってしまっている。したがって送信元のナビゲーション装置が有用な情報を受信できないという事態が発生してしまうという問題が一例として挙げられる。
請求項1の発明にかかる通信端末装置は、通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置であって、通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定手段と、前記設定手段において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知手段と、送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択手段と、前記設定手段により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択手段により受け付けた送信先との通信をおこなう通信手段と、を備え、前記設定手段は、前記通常用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後に、切り替え指示を受け付けると、当該切り替え指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、前記切り替えられた通常用の識別情報を保留状態とし、前記報知手段は、前記設定手段があらたな通信用の識別情報を設定し、前記通常用の識別情報を保留状態にすると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする。
また、請求項5の発明にかかる通信端末装置は、通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置であって、通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定手段と、前記設定手段において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知手段と、送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択手段と、前記設定手段により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択手段により受け付けた送信先との通信をおこなう通信手段と、を備え、前記設定手段は、前記特別用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、当該変更指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の前記特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除して保留状態とし、前記報知手段は、前記設定手段があらたな通信用の識別情報を設定し、前記特別用の識別情報を保留状態にすると、当該設定変更、保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする。
また、請求項9の発明にかかる通信管理装置は、通信端末装置間の通信の確立を管理する通信管理装置であって、前記通信端末装置から、当該通信端末装置が通信をおこなう際に利用する通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記報知情報を受け付けると、当該報知情報によって報知された通信用の識別情報を、前記通信端末装置の通信状態を管理するための監視対象の識別情報に設定する設定手段と、を備え、前記設定手段は、前記受付手段が通信端末装置から通信用の識別情報の保留状態への設定をあらわす報知情報を受け付けると、前記報知情報に応じて、前記通信端末装置の識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除し保留状態として管理することを特徴とする。
また、請求項13の発明にかかる通信方法は、通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置の通信方法であって、通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定工程と、前記設定工程において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知工程と、送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択工程と、前記設定工程により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択工程により受け付けた送信先との通信をおこなう通信工程と、を含み、前記設定工程は、前記通常用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後に、切り替え指示を受け付けると、当該切り替え指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、前記切り替えられた通常用の識別情報を保留状態とし、前記報知工程は、前記設定工程があらたな通信用の識別情報を設定し、前記通常用の識別情報を保留状態にすると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする。
また、請求項14の発明にかかる通信方法は、通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置の通信方法であって、通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定工程と、前記設定工程において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知工程と、送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択工程と、前記設定工程により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択工程により受け付けた送信先との通信をおこなう通信工程と、を含み、前記設定工程は、前記特別用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、当該変更指示に応じたあらたな通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の前記特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除して保留状態とし、前記報知工程は、前記設定工程があらたな通信用の識別情報を設定し、前記特別用の識別情報を保留状態にすると、当該設定変更、保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする。
また、請求項15の発明にかかる通信方法は、通信端末装置間の通信の確立を管理する通信管理装置の通信方法であって、前記通信端末装置から、当該通信端末装置が通信をおこなう際に利用する通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を受け付ける受付工程と、前記受付工程が前記報知情報を受け付けると、当該報知情報によって報知された通信用の識別情報を、前記通信端末装置の通信状態を管理するための監視対象の識別情報に設定する設定工程と、を含み、前記設定工程は、前記受付工程が通信端末装置から通信用の識別情報の保留状態への設定をあらわす報知情報を受け付けると、前記報知情報に応じて、前記通信端末装置の識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除し保留状態として管理することを特徴とする。
また、請求項16の発明にかかる通信プログラムは、請求項13〜15に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項17の発明にかかる記録媒体は、請求項16に記載の通信プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
この発明の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。 通信端末装置の識別情報設定処理の内容を示すフローチャートである。 通信端末装置の識別情報変更処理の内容を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる通信管理装置の処理の内容を示すフローチャートである。 本実施例のシステム構成の概要を示す説明図(その1)である。 本実施例のシステム構成の概要を示す説明図(その2)である。 ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 通信センターに内蔵されたサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ナビゲーション装置の通信保留処理の内容を示すフローチャートである。 サーバ装置の通信保留処理の内容を示すフローチャートである。 IDの切り替え動作の一例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信端末装置、通信管理装置、通信方法、通信プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(システム構成)
まず、この発明の実施の形態のシステム構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように本実施の形態は、通信端末装置110(110A,110B,110C)と、通信管理装置120とを含んだシステム構成により実現される。
通信端末装置110(たとえば、通信端末装置110A)は、通信管理装置120を経由して指定した(または、所定の)送信先の通信端末装置110(たとえば、通信端末装置110B)との通信を確立する。通信確立後は、通信端末装置110Aと通信端末装置110Bとの間で双方向通信をおこなうことができる。通信管理装置120は、通信端末装置110間の通信を確立する。
また、図1に示したような通信端末装置110がそれぞれ指定した送信先と双方向通信をおこなうには、送信元となる自装置を特定させるための識別情報が必要となる。本実施の形態では、通信端末装置110によってどのような通信をおこなうか、その種類に応じて、通常用の識別情報と、特別用の識別情報との2種類の識別情報のいずれかを設定することができる。
通常用の識別情報は、送信元の通信端末装置110Aが指定した任意の送信先である通信端末装置110Bと、送信元を明確にした双方向通信をおこなうなどの通常の通信の際に利用され、特別用の識別情報は、通信端末装置110Aが指定した送信先の通信端末装置110Cの特定のサービスを利用するなどの特別な通信の際に利用される。
さらに詳しく説明すると、通常用の識別情報は、特別な通信先を除いた通常の通信時に用いる識別情報である。通常用の識別情報は、たとえば、メールアドレスのように、通信管理装置120や送信先の通信端末装置110に対して、送信元を識別させる目的や、通信を確立させる目的で送信する情報である。また、通常用の識別情報は、各送信元の通信端末装置110が通信をおこなう際に最も利用頻度の高い識別情報であったり、通信用の識別情報に利用される機会が最も多い識別情報であったりしてもよい。また、通常時に他の通信端末装置110からの通信を受信するための識別情報としてもよい。
一方、特別用の識別情報は、特定の送信先との通信をおこなう際に利用する専用の識別情報である。特別用の識別情報は、具体的には、特別なサービスを受ける時など、通常用の識別情報を利用することによって身元が送信先に知られるのを避けたい場合、または、同一の送信先に対して通常用の識別情報を使い続けて送信元の行動を特定されることを避けたい場合などに利用される。したがって、特別用の識別情報は、通信端末装置110に通常用の識別情報が設定されている状態から、通信先の変更や、所定の事象の発生(所定時間経過など)に応じて、適宜通信用の識別情報から切り替えられて利用される。
特別用の識別情報をメールアドレスの例で説明すると、特別用の識別情報は、特定の送信先に応じて設定された通常用のメールアドレスとは異なるメールアドレス(特別用のメールアドレス)である。この特別用のメールアドレスは、各通信端末装置110に元々設定されているメールアドレスでもよいし、各通信端末装置110において適宜作成したメールアドレスでもよいし、通信管理装置120や、送信先の通信端末装置110などから適宜取得したメールアドレスであってもよい。
もちろん、特別用の識別情報は、送信先に応じてくりかえし利用してもかまわない。したがって、特別用の識別情報を特定の送信先との通信に利用したり、特別なサービスを受ける場合に利用したりする場合などには上述のような運用となる。またこれらの特別用の識別情報は、目的の通信が終了したら破棄してしまってもよいし、同一の送信先に対して定期的または所定の事象(たとえば、通信端末装置110を搭載した車両のエンジンのオン/オフ)ごとに識別情報を変更させるような運用であってもよい。特に、送信元の通信端末装置110の身元(たとえば、通信端末装置110の利用者)の特定や行動の特定を避けたい場合に利用する匿名用の識別情報は、上述のように、利用終了ごとに破棄するような運用となる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる通信端末装置110および通信管理装置120は、通常用の識別情報と特別用の識別情報とのいずれかを通信用の識別情報に設定して送信先の通信端末装置110との通信を実現させることができる。また、通信端末装置110は、通信先や、通信内容に応じて適宜通信用の識別情報を切り替える。さらに、通信管理装置120には、通信用の識別情報の切り替えに関する情報が報知情報として通信端末装置110から報知される。
したがって、通信端末装置110の利用者は、通常用の識別情報を利用することによって通常の通信を実現するとともに、同じ通信端末装置110を利用して通常の通信とは異なる特別用の識別情報を利用した特別用の通信を実現することができる。また、特別用の通信を利用することによって、利用者の挙動が特定されない匿名性のある通信を実現することもできる。また、通信端末装置110は、現在通信用の識別情報に設定されていない識別情報についても、保留状態もしくは受信用に設定することができる。
そして、通信端末装置110における識別情報の保留状態もしくは受信用への設定は、その都度通信管理装置120に報知される。したがって、通信端末装置110における通信用の識別情報が頻繁に切り替えられても、通信管理装置120は、保留状態もしくは受信用に設定された識別情報に宛てて送信された情報を受信することができる。このように、保留状態もしくは受信用に設定された識別情報に宛てて送信され通信管理装置120によって受信された情報は、通信管理装置120に一時的に保管され、通信端末装置110からの問い合わせや指示に応じて送信先の各通信端末装置110に送信される。
また、通信端末装置110における識別情報の保留状態もしくは受信用への設定がされる度に、当該通信端末装置110が通信管理装置120に報知する代わりに、通信管理装置120が、通信端末装置110からの通信用の識別情報の切り替えに関する情報の報知に基づいて、「通信端末装置110にて使用する識別情報」の保留状態もしくは受信用への設定をおこなってもよい。
この「通信端末装置110にて使用する識別情報」とは通信端末装置110から通信管理装置120に登録された識別情報でもよいし、通信端末装置110において使用されたことのある識別情報の履歴を通信管理装置120に保持しておき、この保持された識別情報を利用してもよい。このような処理をおこなうことにより、通信端末装置110における識別情報の保留状態もしくは受信用への設定がされる度に、通信管理装置120は、保留状態もしくは受信用に設定した通信端末装置110にて使用する識別情報に宛てて送信された情報を受信することができる。
また、保留状態もしくは受信用に設定された識別情報に宛てて送信され通信管理装置120によって受信された情報は、通信管理装置120に一時的に保管される。そして、保留状態もしくは受信用に設定された識別情報が送信先における通信端末装置110からの通信用の識別情報に設定されたときに、上述のように保管された情報を通信端末装置110に送信すればよい。
また、通信管理装置120は、通信端末装置110から送信された情報を一時的に保管している場合に、送信先となる通信端末装置110で選択されている識別情報が通信端末装置110によって識別できる識別情報であれば、当該識別情報を宛先として保管中の情報を送信してもよい。
他の手法としては、通信管理装置120に情報が保管された旨と、その送信の宛先として設定された識別情報を、一旦送信先の通信端末装置110に報知し、その後、当該通信端末装置110からの指示に応じて保管された情報の送信処理をおこなってもよい。また、単純に通信端末装置110からの問い合わせ指示に応じて、保管された情報を送信先に指定されている各通信端末装置110に送信してもよい。
つぎに、上述したような通信システムを実現するための通信端末装置110および通信管理装置120それぞれの機能的構成、処理内容について順に説明する。
(通信端末装置の機能的構成)
まず、本実施の形態にかかる通信端末装置の機能的構成について説明する。図1のように、本実施の形態にかかる通信端末装置110は、設定部111と、報知部112と、選択部113と、通信部114と、受付部115とを含んで構成される。
設定部111は、装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する。ここで、特に通信端末装置110の挙動を特定されたくない場合には、特別用の識別情報として、通信端末装置110を特定させる情報を含まない匿名用の識別情報を利用してもよい。なお、設定部111は、通常用の識別情報以外の複数の識別情報の中から特別用の識別情報を選択し、通信用の識別情報に設定してもよい。
報知部112は、設定部111において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、この設定をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する。報知情報は、通信端末装置110が利用している識別情報の状況を通信管理装置120に報知する役割を担う。また、報知情報は、通信端末装置110において識別情報の設定の切り替えがあった場合、たとえば、識別情報の変更、保留、さらに保留からの復帰、設定解除などを逐一報知する。
選択部113は、利用者や上位プログラムなどから送信先の通信端末装置110の選択を受け付ける。図1に示した例では、通信端末装置110Aの場合、送信先として通信端末装置110Bか通信端末装置110Cかのいずれか一方の選択を受け付ける。なお、本実施の形態では、識別情報を設定後、送信先の選択を受け付けているが、送信先と利用する識別情報とを紐付けておいてもよい。たとえば、通信端末装置110Bが送信先に選択された場合には、自動的に通常用の識別情報が設定され、通信端末装置110Cが送信先に選択された場合には、自動的に特別用の識別情報が設定されるようにしてもよい。この場合、利用者や上位プログラムによる識別情報の設定処理が不要になる。
通信部114は、設定部111により設定された通信用の識別情報を利用して選択部113により受け付けた送信先との通信をおこなう。ここで、通信とは、実際に送信先の通信端末装置110とデータの送受信をおこなう以外にも、データの送受信をおこなうまでの待機状態も含まれる。
上述したように報知部112は、利用者や上位プログラムによる識別情報の設定内容の変更を通信管理装置120に報知するために報知情報を送信する。特に、通信用の識別情報を切り替える際には、切り替え前に通信用の識別情報に設定されていた識別情報に宛てて送信された情報が破棄されてしまわないように、切り替え前に通信用の識別情報に設定された識別情報が保留中もしくは受信用の識別情報として設定されたことを報知する処理が必要となる。以下、識別情報の設定内容の変更に応じた報知処理の具体例について説明する。
設定部111は、通常用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後に、通信用の識別情報の切り替え指示を受け付けると、この切り替え指示に応じて、設定中の通信用の識別情報を、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、切り替えられた通常用の識別情報を保留状態に設定する。そして、報知部112は、設定部111があらたな通信用の識別情報を設定し、それまで通信用の識別情報に設定されていた通常用の識別情報を保留状態にすると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する。
また、上述のように、一旦保留状態になった識別情報に対して再度通信用の識別情報に設定することもできる。この場合、設定部111は、保留状態にした識別情報を通信用の識別情報に復帰させる復帰指示を受け付けると、この復帰指示に応じて、通常用の識別情報を通信用の識別情報に設定する。また、報知部112は、設定部111によって保留状態の識別情報が通信用の識別情報に復帰されると、この復帰をあらわす報知情報を、通信管理装置120に送信する。
また、設定部111は、特別用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、この変更指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除する。そして、報知部112は、設定部111が、あらたな通信用の識別情報を設定し、それまで通信用の識別情報に設定されていた特別用の識別情報を、通信用の識別情報の設定から解除すると、この変更、解除をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する。
このとき、それまで通信用の識別情報に設定されていた特別用の識別情報を保留状態に設定してもよい。このような設定の場合、報知部112は、設定部111があらたな通信用の識別情報を設定し、それまで通信用の識別情報に設定されていた特別用の識別情報を保留状態に設定すると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する。
なお、設定部111は、通常用の識別情報以外の複数の識別情報の中から選択された識別情報を、あらたに受信用の識別情報に設定してもよい。受信用の識別情報とは、通信用の識別情報と異なり、受信専用に機能する識別情報である。たとえば、受信用の識別情報に設定されていれば、この識別情報を利用して送信をおこなうことはないが、通信用の識別情報に設定されていなくても、他の通信端末装置110からこの受信用の識別情報に宛てて送信された情報を受信することができる。
また、設定部111は、通常用の識別情報を、上述した受信用の識別情報に設定してもよい。この場合、通信部114は、受信用の識別情報に設定された通常用の識別情報に宛てて送信された情報を受信する。さらに、設定部111は、特別用の識別情報を受信用の識別情報に設定してもよい。この場合、通信部114は、受信用の識別情報に設定された特別用の識別情報に宛てて送信された情報を受信する。
また、設定部111は、受信用の識別情報に設定された特別用の識別情報が、通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、この変更指示に応じて、あらたに通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除して保留状態とする。そして、報知部112は、設定部111が、あらたな通信用の識別情報を設定し、特別用の識別情報を保留状態にすると、この設定変更、保留をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する。
また、受付部115は、通信管理装置120もしくは送信先の通信端末装置110(たとえば特別用の識別情報を利用して通信をおこなう通信端末装置110Cなど)から特別用の識別情報を受け付ける。上述したように、設定部111において、あらかじめ用意された特別用の識別情報を用いてもよいが、これに限ることなく、受付部115により受け付けた特別用の識別情報を利用してもよい。
通信端末装置110は、以上説明したような構成により、同一の端末によって通常用と特別用の識別情報を使い分けることができる。具体的には、たとえば、車両に搭載された通信端末装置110Aが、送信先として選択した通信端末装置110Cと通信をおこなう場合について説明する。ここで、通信端末装置110Cは、サービス事業者としての機能を備えた通信端末装置とする。
通信端末装置110Aは、特別用の識別情報を利用して、搭載されている車両に関する情報を通信端末装置110Cに送信する。そして、通信端末装置110Aは、この送信情報の見返りとして、通信端末装置110Cから交通情報のサービスを受け付ける。このような場合、通信端末装置110Cが、通信端末装置110Aから受信した車両に関する情報には、特別用の識別情報が通信用の識別情報として利用されている。したがって、通信端末装置110Cから通信端末装置110Aに交通情報を返信する際には、車両に関する情報の送信に利用されていた特別用の識別情報を宛先とする。
しかしながら、通信端末装置110Aは、利用者の利用状況などに応じて、通信用の識別情報の設定が頻繁に切り替わることがある。すなわち、通信端末装置110Cが、特別用の識別情報を利用して交通情報を返信しても、通信端末装置110Aの通信用の識別情報は、すでに、他の識別情報に切り替えられてしまっている可能性が高い。そこで、上述したような特別用の識別情報など、所定の識別情報を受信用の識別情報に設定しておけば、通信用の識別情報を変更してしまった場合であっても、確実に返信された情報を受信することができる。
なお、通信端末装置110Aは、通信端末装置110Cから交通情報が返信された場合に、交通情報の宛先として利用された特別用の識別情報を利用して、再度、通信端末装置110Cに車両に関する情報を送信する利用形態も想定される。したがって、通信端末装置110Aは、受信用の識別情報に設定されていた特別用の識別情報に宛てられた返信情報を受信した場合には、この特別用の識別情報を自動的に、通信用の識別情報に設定してもよい。そして、通信用の識別情報に設定し、所定の通信を終えた後は、再度、通信用の識別情報を、他の特別用の識別情報や通常用の識別情報に切り替えるように設定してもよい。
また、通信端末装置110Aが通常用の識別情報を利用して通信端末装置110Bと通信をおこなっているような場合、通信端末装置110Bから通信端末装置110Aに返信しても、通信端末装置110Aの通信用の識別情報が特別用の識別情報に設定されている場合もある。したがって、通常用の識別情報は、通信用の識別情報の設定を解除されると、一時的に保留状態に設定される。上述したように、通常用の識別情報が保留状態に設定されると、通信管理装置120に、保留状態が報知される。詳しくは後述するが、通信管理装置120では、保留状態の報知を受け付けると、通信端末装置110Bから送信された情報は、通信管理装置120において一時的に保管される。そして、通信端末装置110Aにおいて、通常用の識別情報が通信用の識別情報に復帰すると、復帰情報が、通信管理装置120に報知され、保管されていた情報を受信することができる。
以上説明したような仕組みを利用することによって、たとえば、特定の通信先と通信するために特別用の識別情報を利用したとしても、通常用の識別情報に宛てられた通信や、他の特別用の識別情報に宛てられた通信を拒絶することなく対応することができる。
(通信管理装置の機能的構成)
つぎに、通信管理装置120の機能的構成について説明する。通信管理装置120は、通信端末装置110同士が、通信をおこなう場合に、宛先として設定されている識別情報を監視して情報を中継する役割を担う。また、通信管理装置120は、図1のように、受付部121と、設定部122と、保管部123とを含んで構成されている。
受付部121は、通信端末装置110から、通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を受け付ける。通信用の識別情報とは、報知情報の送信元である通信端末装置110が通信をおこなう際に利用する識別情報である。受付部121は、上述した通信用の識別情報以外にも、他の設定をあらわす報知情報を受信する場合もある。具体的には、通信用の識別情報変更、保留状態、解除などをあらわす報知情報がある。
設定部122は、受付部121が報知情報を受け付けると、この報知情報によって報知された通信用の識別情報を、通信端末装置110の通信状態を管理するための監視対象の識別情報に設定する。
また、設定部122は、受付部121が通信端末装置110から上述した通信用の識別情報の変更をあらわす報知情報を受け付けると、この報知情報に応じて、通信端末装置110の通信状態を管理するための監視対象の識別情報をあらたな識別情報に変更する。
また、設定部122は、受付部121が通信端末装置110から上述した通信用の識別情報の変更をあらわす報知情報を受け付けると、この報知情報を受け付けた時点において通信用の識別情報に設定されている識別情報を保留状態に設定する。このとき、保留状態の識別情報に宛てて送信された情報は、後述する保管部123によって保管すればよい。
また、設定部122は、受付部121が、通信端末装置110から通信用の識別情報の保留状態への設定をあらわす報知情報を受け付けると、該当する識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除し、あらたに保留状態として管理するように設定する。このとき、保留状態の識別情報に宛てて送信された情報は、後述する保管部123によって保管すればよい。
保管部123は、いずれかの通信端末装置110から保留状態の識別情報に宛てた通信がおこなわれると、当該通信の内容を保管する。そして、この保留状態の識別情報に宛てて送信をおこなった通信端末装置110に、宛先に指定した識別情報が保留状態であることをあらわす報知情報を送信する。また、保管部123は、いずれかの通信端末装置110から保留状態の識別情報に宛てた通信がおこなわれると、その通信内容を保管し、さらに、宛先となっている保留状態の識別情報の通信端末装置110への通信が可能であれば、当該保留状態の識別情報に宛てて前記通信内容を送信してもよい。通信内容とは、すなわち、送信データである。
また、設定部122は、受付部121が通信端末装置110から、保留状態の識別情報を通信用の識別情報へ復帰させることをあらわす報知情報を受け付けると、保留状態の識別情報を監視対象の識別情報に設定してもよい。さらに、設定部122は、受付部121が通信端末装置110から通信用の識別情報の設定の解除をあらわす報知情報を受け付けると、この報知情報に応じて、通信端末装置110の識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除してもよい。
このように、通信管理装置120は、通信端末装置110からの報知情報の内容に応じて、監視対象となる異なる識別情報を通信端末装置110の通信を管理するための識別情報に設定する。
(通信端末装置の処理の内容)
つぎに、本実施の形態にかかる通信端末装置110の処理の内容について説明する。図2−1は、通信端末装置における識別情報設定処理の内容を示すフローチャートである。図2−1のフローチャートにおいて、まず、通信端末装置110の設定部111は、識別情報の設定を受け付けたか否かを判断する(ステップS211)。
ステップS211において、識別情報の設定を受け付けると(ステップS211:Yes)、つぎに、受け付けた識別情報の設定が特別用の識別情報か否かを判断する(ステップS212)。ここで、受け付けた識別情報は、各装置にユニークに設定されている通常用の識別情報か、通常用の識別情報以外の特別用の通信に利用する特別用の識別情報かのいずれかである。したがって、ステップS211によって受け付けたのが特別用の識別情報であった場合には(ステップS212:Yes)、特別用の識別情報を通信用の識別情報に設定する(ステップS213)。
また、ステップS211によって受け付けたのが特別用の識別情報ではなかった場合(ステップS212:No)、受け付けた識別情報は、すなわち、通常用の識別情報となる。したがって、通常用の識別情報を通信用の識別情報に設定する(ステップS214)。また、ステップS211において、識別情報の設定を受け付けなかった場合には(ステップS211:No)、通常用の識別情報を利用すると判断し、通常用の識別情報を通信用の識別情報に設定する(ステップS214)。
ステップS213もしくはS214において通信用の識別情報の設定がおこなわれると、つぎに、設定された通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信する(ステップS215)。その後、選択部113によって、送信先の選択を受け付けたか否か判断する(ステップS216)。ここで、送信先の選択を受け付けるまで待ち(ステップS216:Noのループ)、選択を受け付けると(ステップS216:Yes)、設定された通信用の識別情報を利用して、通信部114が送信先の通信端末装置との通信を開始させ(ステップS217)、通信端末装置110による一連の通信開始処理を終了する。なお、上述したように、設定した識別情報による通信の開始とは、通信相手とのデータの送受信処理と、受信待機との双方の動作を含む。
上述したように、通信端末装置110は、任意に設定した通信用の識別情報を利用して通信を開始させることができる。さらに、通信端末装置110は、一旦設定した識別情報を任意に切り替えることができる。そこで、つぎに通信端末装置110における、通信用の識別情報の切り替え処理について説明する。
図2−2は、通信端末装置の識別情報の切り替え処理の内容を示すフローチャートである。図2−2のフローチャートにおいて、まず、設定部111において通信用の識別情報の切り替え指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS221)。ここで、通信用の識別情報の切り替え指示を受け付けるまで待ち(ステップS221:Noのループ)、切り替え指示を受け付けると(ステップS221:Yes)、現在、通信用の識別情報に設定されている識別情報が通常用の識別情報か否かを判断する(ステップS222)。
なお、通信端末装置110は、通信用の識別情報の切り替え指示を受け付けるまでの待機状態ステップS221において、識別情報の設定変更を受け付けるまでの待機中であっても、図2−1の処理によって設定された通信用の識別情報を利用して選択された送信先との通信が適宜おこなわれている。
ステップS222において、設定中の識別情報が通常用の識別情報であった場合(ステップS222:Yes)、設定中の識別情報を保留状態に設定するとともに、保留状態をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信して報知する(ステップS223)。そして、あらたな識別情報を通信用の識別情報に設定するとともに、この識別情報の切り替えをあらわす報知情報を通信管理装置120に送信して報知する(ステップS224)。
通信管理装置120への報知が終わると、あらたに設定した識別情報を利用した通信を開始する(ステップS225)。なお、通信の開始とは、図2−1のステップS217と同様に、送信先とのデータの送受信処理と、受信待機との双方の動作を含む。
その後、通常用の識別情報の復帰指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS226)。ここでも通常用の識別情報の復帰指示を受け付けるまで待ち(ステップS226:Noのループ)、復帰指示を受け付けると(ステップS226:Yes)、保留状態になっていた通常用の識別情報を通信用の識別情報に設定するとともに、通常用の識別情報の設定をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信して報知する(ステップS227)。そして、ステップS227において設定した識別情報を利用して通信を開始する(ステップS228)。通信開始後は、ステップS221の処理に戻り、識別情報の切り替え指示を受け付けるまで待機状態となる(ステップS221:Noのループ)。
また、ステップS222において、通信端末装置110に設定中の識別情報が通常用の識別情報ではない場合(ステップS222:No)、設定中の識別情報は、特別用の識別情報であると判断される。したがって、現在、通信用の識別情報に設定されている識別情報の設定を解除するとともに、この識別情報の設定の解除をあらわす報知情報を通信管理装置120に送信して報知する(ステップS229)。
そして、あらたな識別情報を通信用の識別情報に設定するとともに、この識別情報への切り替えをあらわす報知情報を通信管理装置120に送信して報知する(ステップS230)。通信用の識別情報があらたに設定されると、この通信用の識別情報を利用した通信を開始する(ステップS228)。通信開始後は、ステップS221の処理に戻り、識別情報の切り替え指示を受け付けるまで待機状態となる(ステップS221:Noのループ)。
このように通信端末装置110は、設定部111によって識別情報の切り替え指示を適宜受け付けるとともに、識別情報の切り替えの内容に応じて、切り替え前の識別情報を保留状態もしくは利用終了に設定することができる。また、報知部112によって通信用の識別情報の切り替えの内容を通信管理装置120に報知することができる。
(通信管理装置の処理の内容)
つぎに、本実施の形態にかかる通信管理装置120の処理の内容について説明する。図3は、本実施の形態にかかる通信管理装置の処理の内容を示すフローチャートである。図3のフローチャートにおいて、まず、受付部121が、通信端末装置110(たとえば、通信端末装置110A)からの識別情報設定の報知情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS301)。ここで、識別情報設定の報知情報を受け付けるまで待ち(ステップS301:Noのループ)、報知情報を受け付けると(ステップS301:Yes)、設定部122において報知された識別情報を監視対象に設定する(ステップS302)。
その後、受付部121が、通信端末装置110Aからの識別情報変更・保留の通知情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS303)。ここで、識別情報変更・保留の通知情報を受け付けると(ステップS303:Yes)、現在、監視対象に設定中の識別情報、すなわち、ステップS302において設定した識別情報の監視を保留状態とする。さらに、報知された識別情報をあらたに監視対象に設定する(ステップS304)。また、ステップS303において所定時間経過しても識別情報変更・保留の通知情報を受け付けなかった場合は(ステップS303:No)、ステップS307の処理に移行する。
ステップS304によって識別情報が保留された後は続いて受付部121が、識別情報復帰の報知情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS305)。ここで、識別情報復帰の報知情報を受け付けると(ステップS305:Yes)、ステップS304において保留状態となった識別情報を監視対象に復帰させる(ステップS306)。一方、所定時間経過しても識別情報復帰の通知情報を受け付けなかった場合は(ステップS305:No)、ステップS307の処理に移行する。
一方、ステップS303において識別情報変更・保留の報知情報を受け付けなかった場合(ステップS303:No)、ステップS305において識別情報復帰の報知情報を受け付けなかった場合(ステップS305:No)、もしくは、ステップS306において保留状態の識別情報を監視対象に復帰させた場合には(ステップS306)、続いて、通信端末装置110Aから識別情報変更・解除の報知情報を受け付けたか否かを判断する(ステップS307)。
ステップS307において、識別情報変更・解除の報知情報を受け付けると(ステップS307:Yes)、設定中の識別情報を監視対象から解除し、報知された識別情報を監視対象に設定する(ステップS308)。ステップS308の設定が終了すると、ステップS303の処理に戻り、あらたに識別情報変更・保留の報知情報を受け付けたかを判断し、判断結果に応じた処理を繰り返す。一方、ステップS307において、識別情報変更・終了の報知情報を受け付けなかった場合(ステップS307:No)、そのままステップS303の処理に戻り、報知情報の受け付けに応じた処理を繰り返す。
このように、通信管理装置120は、通信端末装置110から送信される報知情報に応じて、通信端末装置110の通信管理のために監視対象となる識別情報を切り替える。したがって、通信端末装置110において設定される通信用の識別情報が頻繁に切り替わっても、現在利用されている識別情報によって通信を管理することができる。
また、上述したステップS304において保留状態になった識別情報に対しては、ステップS306によって復帰されるまでの間に、保留状態の識別情報に宛てられた送信データを保管する、または、保留状態の識別情報に宛てて送信をおこなった通信端末装置110に保留状態を報知するなど、対応処置を設定することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、通信端末装置110が通信相手となる通信端末装置110ごとに、通常用の識別情報か、特別用の識別情報かのいずれかを利用した通信を実現することができる。
また、通信端末装置110が通信先を変更し、通信が中断された場合であっても、通信管理装置120は、中断された送信先に応じて、通信を保留するか終了するかのいずれかの設定を使い分けることができる。また、通常用の識別情報として固有の識別情報を利用した場合には、通信内容を保留し、情報の受信漏れを防ぐことができる。
以下にこの発明の実施例について説明する。本実施例では、実施の形態にかかる通信端末装置110を携帯電話端末やナビゲーション装置の機能の一部に適用させた場合について説明する。また、実施の形態にかかる通信管理装置120は、上記の携帯電話端末やナビゲーション装置が通信をおこなう際に利用する中継センターを構成する中継装置(たとえば、サーバ装置)により、その機能を実現する。
(システム構成)
まず、本実施例のシステム構成について説明する。図4−1、4−2は、本実施例のシステム構成の概要を示す説明図である。図4−1では、通信端末装置110を携帯電話端末に搭載した場合の構成例をあらわしている。また、図4−2では、通信端末装置110をナビゲーション装置に搭載した場合の構成例をあらわしている。
図4−1の通信システム400は、携帯電話端末を携帯したユーザ401A〜401Cがそれぞれ中継装置402を利用して通信をおこなう。また、通信システム400において、通信局401Dのように常に固定位置から利用する通信端末装置を含んでいてもよい。通信システム400において、各ユーザ401A〜401Cは、他のユーザや通信局401Dに通信をおこなう際に、通信相手に応じて任意のIDを設定することができる。
具体的は、たとえば、ユーザ401Aから他のユーザ401Bや401Cに通信をおこなう場合、ユーザ401Aでは、携帯電話端末に設定されている通常のID(たとえば、各装置にユニークに付与された製造番号など装置を識別させる情報)を利用し、通信局401Dと通信をおこなう際には、特別用のID(たとえば、通信局401用に設定された識別情報や、ランダムな匿名用IDであるLIDなど)を利用して通信をおこなう。
また、各ユーザ401A〜401Cの携帯電話端末は、通常用、特別用のいずれかのIDが設定されると、この設定を中継装置402に報知する処理をおこなう。さらに、ユーザ401A〜401Cが携帯電話端末によって通信をおこなう際のIDを変更した場合には、どのIDの利用を終了もしくは保留し、あらたにどのIDを利用するかという変更内容を中継装置402に報知する。
中継装置402は、ユーザ401A〜401Cから、どのようなIDを設定したかの報知を受け付けると、報知されたIDを監視対象として、各ユーザ401A〜401Cの通信を管理する。また、上述のように、通信に利用するIDが変更になった旨の報知を受け付けると、報知された変更内容に応じて、監視対象とするIDを変更する。したがって、中継装置402は、ユーザ401A〜401Cの携帯電話端末の利用IDが変更されても、どの携帯端末装置が、どのIDを利用しているかを把握し、正確に管理することができる。
一方、図4−2の通信システム410は、車両に搭載されたナビゲーション装置を利用してユーザが他の車両やサービス事業者と通信をおこなう。具体的には、車両411から送信される通信要求を、ビーコン412を経由して通信センター413が受信し、この通信センター413を経由して送信先に指定された他の車両411に搭載されたナビゲーション装置や、サービス事業者(たとえば事業者A〜C)414などとの通信を確立させるシステムである。
たとえば、車両411から他のナビゲーション装置やサービス事業者414へ通信要求をおこなう際、利用者は、通常通信と、特定のサービスを受けるための特別通信とのいずれかをおこなうかを選択する。ここでは、一例として、他の車両411と通信をおこなう場合には通常通信、サービス事業者414と通信をおこなう場合には特別通信をおこなうこととする。図4−1の通信システム400と同様に、通常通信には、通常のID、特別通信には、特別用のIDを利用する。
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
つぎに、上述した実施例のうち、通信システム410におけるナビゲーション装置のハードウェア構成について説明する。図5は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置500は、車両に搭載された状態で利用される。
図5のように、ナビゲーション装置500は、CPU501と、ROM502と、RAM(メモリ)503と、磁気ディスクドライブ504と、磁気ディスク505と、光ディスクドライブ506と、光ディスク507と、音声I/F(インターフェース)508と、マイク509と、スピーカ510と、入力デバイス511と、映像I/F512と、ディスプレイ513と、カメラ514と、通信I/F515と、GPSユニット516と、各種センサ517と、を含んで構成される。また、各構成部501〜517は、バス520によってそれぞれ接続されている。
CPU501は、ナビゲーション装置500の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラム、ナビゲーションプログラム、通信プログラムなどのプログラムを記録している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
磁気ディスクドライブ504は、CPU501の制御にしたがって磁気ディスク505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク505は、磁気ディスクドライブ504の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク505としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
光ディスクドライブ506は、CPU501の制御にしたがって光ディスク507に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク507は、光ディスクドライブ506の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク507は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク507のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
また、本実施例の場合、磁気ディスク505や光ディスク507などの記録手段の中のいずれかの記録領域に情報生成プログラムにより生成された走行情報が蓄積される。さらに、磁気ディスク505や光ディスク507に記録される情報の他の一例として、経路探索・経路誘導などに用いる地図データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ513の表示画面において2次元または3次元に描画される。ナビゲーション装置500が経路誘導中の場合は、地図データとCPU501によって取得された車両の現在地点とが重ねて表示されることとなる。
音声I/F508は、音声入力用のマイク509および音声出力用のスピーカ510に接続される。マイク509に受音された音声は、音声I/F508内でA/D変換される。また、スピーカ510からは音声が出力される。なお、マイク509から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク505または光ディスク507に記録可能である。
入力デバイス511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。さらに、入力デバイス511は、デジタルカメラや携帯電話端末などの他の情報処理端末を接続し、データの入出力をおこなうことができる。
映像I/F512は、映像出力用のディスプレイ513および映像入力用のカメラ514と接続される。映像I/F512は、具体的には、たとえば、ディスプレイ513全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ513を表示制御する制御ICなどによって構成される。
ディスプレイ513には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ513は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。カメラ514は、車両内外の映像を撮像し、画像データとして出力する。カメラ514で撮像された画像は、画像データとして磁気ディスク505あるいは光ディスク507に記録可能である。
通信I/F515は、ビーコン412(図4−2参照)と無線通信をおこない、このビーコン412を介して通信センター403に情報を送信する。また、通信I/F515は、ビーコン412に限らず様々な通信網へ接続し情報の送受信をおこなう。
通信I/F515が接続する通信網としては、LAN、WAN、公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信I/F515は、たとえば、FMチューナー、VICS/ビーコンレシーバ、無線ナビゲーション装置、およびその他のナビゲーション装置によって構成され、ビーコン412から配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。道路交通情報としては、たとえば、VICS情報を受信する。このVICS情報は、道路交通情報通信システム(VICS)により、渋滞、事故、規制などの道路交通情報が提供される。そして、取得されたVICS情報は、ナビゲーション装置500上で、リアルタイムに表示される。なお、VICSは登録商標である。
GPSユニット516は、GPS衛星からの電波を受信し、ナビゲーション装置500を搭載した車両411(図4−2参照)の位置に関する情報を出力する。GPSユニット516の出力情報は、後述する各種センサ517の出力値とともに、CPU501による車両411の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ517は、車速センサや角速度センサなどであり、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ517の出力値は、CPU501による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定に用いられる。
なお、上述したナビゲーション装置500のハードウェア構成に対応させると、図1に示した通信端末装置110の、設定部111は、たとえばCPU501、ROM502およびRAM503によりその機能を実現する。また、報知部112、通信部114および受付部115は、たとえばCPU501、ROM502、RAM503および通信I/F515によりそれぞれその機能を実現する。選択部113は、たとえばCPU501、ROM502、RAM503および入力デバイス511によりその機能を実現する。
また、図4−1にて説明した通信システム400の携帯電話端末の場合には、図5にて説明したナビゲーション装置500のハードウェア構成から磁気ディスクドライブ504、磁気ディスク505、光ディスクドライブ506および光ディスク507を省いた構成(携帯電話端末の種類によってはGPSユニット516も含まない場合もある)となる。
(サーバ装置のバードウェア構成)
つぎに、通信センター413に内蔵されたサーバ装置のハードウェア構成について説明する。図6は、通信センター内蔵されたサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図6のように、サーバ装置600は、CPU601と、ROM602と、RAM603と、磁気ディスクドライブ604と、磁気ディスク605と、入力デバイス606と、通信I/F(インターフェース)607と、を備えている。また、各構成部601〜607は、バス610によりそれぞれ接続されている。
CPU601は、サーバ装置600の全体の制御を司る。ROM602は、ブートプログラムの他に、情報収集プログラム、通信プログラムなどのプログラムを記録している。
RAM603は、CPU601のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ604は、CPU601の制御にしたがって磁気ディスク605に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク605は、磁気ディスクドライブ604の制御で書き込まれたデータを記録する。
入力デバイス606は、文字、数値、各種指示などの入力のための入力ボタンが備えられている。また、外部接続コネクタを設けて、独立したキーボードを接続して入力させてもよい。なお、入力デバイス606は、通信を管理する通信センター413に内蔵されたサーバ装置600という特殊な用途をもった装置に備えられているため、特定の管理人のみが使用できるような特殊な機器であってもよい。
通信I/F(インターフェース)607は、無線を介して通信ネットワークに接続され、ナビゲーション装置500や、他の通信端末装置やサービス事業者414と、CPU601とのインターフェースとして機能する。通信I/F607を介したナビゲーション装置500と、他の通信端末装置間や、サービス事業者404との通信は、直接おこなってもよいし、所定の基地局を介しておこなってもよい。通信I/F607は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU601とのインターフェースとしても機能する。
なお、上述したサーバ装置600のハードウェア構成に対応させると、図1に示した通信管理装置120の受付部121は、たとえばCPU601、ROM602、RAM603および通信I/F607によりその機能を実現する。また、設定部122は、たとえばCPU601、ROM602およびRAM603によりその機能を実現する。保管部123は、たとえばCPU601、ROM602、RAM603、磁気ディスクドライブ604、磁気ディスク605および通信I/F607によりその機能を実現する。また、図4−1にて説明した通信システム400の中継装置402の場合も同様の構成を備えている。
(ナビゲーション装置の通信保留処理の内容)
つぎに、本実施例のシステムにおいて、ナビゲーション装置500が特定のサービス事業者414との通信を保留する際の処理の内容について説明する。なお、ここでは、通信システム410の例を用いて説明するが、通信システム400にて説明した携帯電話端末を利用した場合も同様の処理を実現することができる。
図7は、ナビゲーション装置の通信保留処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置500は、通信用IDを変更するか否かを判断する(ステップS701)。ここで、通信用IDの変更指示を受け付けるまで待ち(ステップS701:Noのループ)、通信用IDの変更指示を受け付けると(ステップS701:Yes)、現在ナビゲーション装置500が利用中の通信用IDは、特別用IDか否かを判断する(ステップS702)。
ステップS702において、利用中の通信IDが特別用IDであった場合は(ステップS702:Yes)、特別用IDの利用を終了するため、現IDの終了通知を通信センター413に送信する(ステップS703)。一方、利用中の通信IDが特別用IDではなかった場合は(ステップS702:No)、利用中の通信IDは通常用IDであるため、現IDの保留通知を通信センター413に送信する(ステップS704)。
その後、新しい通信用IDに設定し、通信を開始する(ステップS705)。なお、ここで通信の開始とは、実際に指定された送信先との双方向通信をおこなう場合に限らず、通信待機状態も通信の開始に含まれる。
ナビゲーション装置500は、新しい通信用IDによる通信が開始された後、保留中のIDを復帰させるか否かを判断する(ステップS706)。この保留中のIDの復帰判断は、利用者からの復帰指示が入力されたか否かに基づいておこなう。ここで、保留中のIDを復帰させると判断されるまで待ち(ステップS706:Noのループ)、復帰させると判断されると(ステップS706:Yes)、通信センター403に現IDの終了通知を送信する(ステップS707)。また、ステップS706において、IDの復帰判断がなされるまでの待機状態の間、通信センター413のサーバ装置600は、ステップS705において設定された新しい通信用IDを監視対象とした通信がおこなわれている。
ステップS707の処理が終わると、保留中のIDを通信用IDに再設定し、通信センター413に保留解除通知を送信する(ステップS708)。最後に、設定したIDを通信用IDに利用して通信を再開させ(ステップS709)、一連の処理を終了する。
このように、ナビゲーション装置500は、通信用IDを適宜変更することができる。また、変更の際に、現在利用している通信用ID(現ID)の種類に応じて、現IDを利用した通信を一時的に保留状態に設定することができる。なお、図7のフローチャートでは、通信再開によって処理を終了しているが、ナビゲーション装置500において、あらたに通信用IDの変更がおこなわれる場合には、再度ステップS701からの処理が開始される。
(通信センターに内蔵されたサーバ装置の通信保留処理の内容)
つぎに、ナビゲーション装置500において、図7のような通信保留処理がおこなわれた場合の通信センター403に内蔵されたサーバ装置600の通信保留処理について説明する。図8は、サーバ装置の通信保留処理の内容を示すフローチャートである。なお、通信システム400の場合には、中継装置402が、以下説明する処理をおこなう。
これから説明する処理において、通信センター413のサーバ装置600は、ナビゲーション装置500からの通知に応じて、所定のIDを通信用ID設定されているものとする。図8のフローチャートにおいて、まず、ナビゲーション装置500からの通信用IDの保留通知を受信したか否かを判断する(ステップS801)。ここで、保留通知を受信するまで待ち(ステップS801:Noのループ)、保留通知を受信すると(ステップS801:Yes)、現IDを利用した通信を保留設定にする(ステップS802)。
ステップS802の保留設定後、サーバ装置600は、いずれかのナビゲーション装置500から保留設定したID宛ての送信情報を受信したか否かを判断する(ステップS803)。ここで、保留設定したID宛ての送信情報を受信した場合(ステップS803:Yes)、受け付けた送信情報を一時保管し、送信情報の送信元へ宛先のIDの保留設定情報を返信する(ステップS804)。一方、ステップS803において、保留設定したID宛ての送信情報を受信しなかった場合は(ステップS803:No)、そのままステップS805の処理に移行する。
その後、保留通知の送信元のナビゲーション装置500から保留解除通知を受信したか否かを判断する(ステップS805)。ここで、保留解除通知を受信するまで待ち(ステップS805:Noのループ)、保留解除通知を受信すると(ステップS805:Yes)、保留設定を解除し、保留設定されていたIDを利用した通信を再開する(ステップS806)。
ステップS806によって保留設定されていたIDによる通信が再開されると、続いて、保留中に一時保管した送信情報があるか否かを判断する(ステップS807)。ここで、一時保管した送信情報がある場合には(ステップS807:Yes)、ステップS804において保管した送信情報をナビゲーション装置500に送信し(ステップS808)、一連の処理を終了する。一方、ステップS806において、送信情報が保管されていない場合には(ステップS806:No)、そのまま一連の処理を終了する。
なお、図8のフローチャートでは、図7の処理に対応して、一旦保留状態になったIDが通信用IDに再設定されることによって一連の処理を終了するが、ナビゲーション装置500から通信用IDの変更に関する通知が送信されると、再度ステップS801の処理を開始する。
また、図8のフローチャートでは、保留設定したID宛ての送信情報を受信した場合、受け付けた送信情報を一時保管するとしたが、現在選択されているIDが端末を特定するものであれば、送信情報を端末に送信するように設定してもよい。このような処理をおこなう場合、ナビゲーション装置500には、あらたに保留状態になったIDへの送信情報を受信できるような機能を追加する。
つぎに、通信システム410の車両411Aにおける具体的なIDの切り替え動作について説明する。図9は、IDの切り替え動作の一例を示す説明図である。図9には、車両411にユーザが乗車し、エンジンをスタートさせ、任意の走行をおこなった後、エンジンをオフするまでをあらわしている。
図9において、車両411Aがエンジンオン(A)状態になると、通信センター413に特別通信をおこなうため、特別用ID:IDX1がランダムに設定される。その後、車両411Aが所定距離X走行すると、あらたに特別用ID:IDX2がランダムに設定される(B)。通常、匿名性を守る目的で車両411が特別用IDを利用する場合には、車両411に所定の事象が発生すると、自動的に特別用IDが切り替わるように設定されている。図9の場合は、上述のように所定の事象として、所定距離走行した場合に、特別用IDが変更されるように設定されている。さらに、図9の場合、IDの切り替えのトリガとなる所定距離も、一定ではなく、毎回変更されるようになっている。
ここで、所定距離X走行によって特別用ID:IDX2に設定されている車両411が、通常用のIDを利用して他の車両411Bと通信を開始させるとする。このような場合、車両411Aは、通信用IDを通常用ID:IDAに設定し、通常通信を開始する(C)。また、このとき、通信相手のIDとして、車両411Bの通常用ID:IDBを指定する。
車両411Bとの通信が終了すると、車両411AのIDでは、また所定距離X+α走行したことがトリガとなり特別用ID:IDX3がランダムに設定される(D)。通信センター413では、通常用IDから特別用IDに切り替わった場合に、車両411Aから通常用IDの保留通知が送信される(図7のフローチャート参照)。したがって、通信センター413は、車両411Bから車両411Aの通常用ID:IDAに宛てて送信された情報を受け付けた場合に、車両411AのIDが通常用ID:IDAに復帰されるまで送信情報を保管する(図8のフローチャート参照)。
その後、車両411Aが車両411Bとの通信を再開したい場合には、再度通常用ID:IDAに設定し、通常通信を再開する(E)。このとき、通信センター413に保管中のIDA宛の送信情報があった場合には、この送信情報を受信することができる。そして、エンジンオフとともに、特別用IDは、リセットされる(F)。このとき、車両411Aから通信センター413には、現IDの終了通知を送信する。
以上説明したように、同一の車両411Aの通信用IDは、頻繁に切り替えられる。そこで、本実施例は、車両間のナビゲーション装置500が通信用IDを変更すると、変更内容に応じて、通信用IDを保留状態に設定、もしくは利用終了させる処理がおこなわれる。また、ナビゲーション装置500における通信用IDの変更および変更内容は、逐一通信センター403のサーバ装置600に通知される。したがって、識別情報が変更されたことによってナビゲーション装置500の変更前の識別情報に対する情報の受信ができないような事態を防ぐことができる。
さらに、通信用IDとして、ランダムな特別用IDを利用すれば、通信を成立させるとともに利用者が特定されるような事態を防ぐこともできる。また、通常用IDを通信IDに利用した後、通常用IDを一時的に変更する場合には、保留状態になった通常用ID宛ての送信情報を個別に管理するため、通信漏れが起こらないように保留状態を管理することができる。
また、上述した実施例において、通信用IDとして特別用IDを利用する場合、ナビゲーション装置500によって用意された特別用IDや、ナビゲーション装置500によって生成された特別用IDを利用するが、他の実施例として外部からIDを取得してもよい。
具体的には、通信センター413や、送信先のサービス事業者414から提供された特別用IDを受け付ける手法がある。この場合、ナビゲーション装置500は、特別用IDを利用して通信をおこなう場合、null(空の)のIDを通信用のIDに設定した通信要求を送信する。
通信センター413のサーバ装置600もしくは、サービス事業者404は、nullのIDが設定された通信要求を受信すると、この通信要求に応答して、特別用IDを生成する。生成された特別用IDは、通信要求の送信元のナビゲーション装置500へ送信される。このように、ナビゲーション装置500は、特別用IDを取得し、個人を特定されない通信を実現することができる。なお、以上説明した手順は一例に過ぎず、他の手順を用いて特別用IDを取得してもよい。
以上説明した他の実施例の場合も、上述した実施例と同様に、利用者個人を特定されることのない通信を実現することができ、通信を確立する通信先に応じて通常用IDと特別用IDとを併用することができる。
なお、本実施の形態で説明した通信方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。
110 通信端末装置
111 設定部
112 報知部
113 選択部
114 通信部
115 受付部
120 通信管理装置
121 受付部
122 設定部
123 保管部

Claims (17)

  1. 通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置であって、
    通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定手段と、
    前記設定手段において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知手段と、
    送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択手段と、
    前記設定手段により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択手段により受け付けた送信先との通信をおこなう通信手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記通常用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後に、切り替え指示を受け付けると、当該切り替え指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、前記切り替えられた通常用の識別情報を保留状態とし、
    前記報知手段は、前記設定手段があらたな通信用の識別情報を設定し、前記通常用の識別情報を保留状態にすると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記設定手段は、前記保留状態にした識別情報を通信用の識別情報に復帰させる復帰指示を受け付けると、当該復帰指示に応じて、前記通常用の識別情報を通信用の識別情報に設定し、
    前記報知手段は、前記設定手段によって前記保留状態の識別情報が通信用の識別情報に復帰されると、当該復帰をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 前記設定手段は、前記通常用の識別情報以外の複数の識別情報の中から特別用の識別情報を選択し、通信用の識別情報に設定することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  4. 前記設定手段は、前記通常用の識別情報を受信用の識別情報に設定し、
    前記通信手段は、前記受信用の識別情報に設定された通常用の識別情報に宛てて送信された情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  5. 通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置であって、
    通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定手段と、
    前記設定手段において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知手段と、
    送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択手段と、
    前記設定手段により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択手段により受け付けた送信先との通信をおこなう通信手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記特別用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、当該変更指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の前記特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除して保留状態とし、
    前記報知手段は、前記設定手段があらたな通信用の識別情報を設定し、前記特別用の識別情報を保留状態にすると、当該設定変更、保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする通信端末装置。
  6. 前記設定手段は、前記通常用の識別情報以外の複数の識別情報の中から選択された特別用の識別情報を受信用の識別情報に設定し、
    前記通信手段は、前記受信用の識別情報に設定された特別用の識別情報に宛てて送信された情報を受信することを特徴とする請求項5に記載の通信端末装置。
  7. 前記通信管理装置もしくは前記送信先から前記特別用の識別情報を受け付ける受付手段を備え、
    前記設定手段は、通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記受付手段により受け付けた特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定することを特徴とする請求項1または5に記載の通信端末装置。
  8. 前記設定手段は、前記特別用の識別情報として装置を特定させない一時的な匿名用の識別情報を設定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の通信端末装置。
  9. 通信端末装置間の通信の確立を管理する通信管理装置であって、
    前記通信端末装置から、当該通信端末装置が通信をおこなう際に利用する通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記報知情報を受け付けると、当該報知情報によって報知された通信用の識別情報を、前記通信端末装置の通信状態を管理するための監視対象の識別情報に設定する設定手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記受付手段が通信端末装置から通信用の識別情報の保留状態への設定をあらわす報知情報を受け付けると、前記報知情報に応じて、前記通信端末装置の識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除し保留状態として管理することを特徴とする通信管理装置。
  10. さらに、前記設定手段によって監視対象から解除された識別情報を保管する保管手段を備え、
    前記保管手段は、前記他の通信端末装置から前記保留状態の識別情報に宛てた通信がおこなわれると、その通信内容を保管し、前記保留状態の識別情報の通信端末装置に、前記保留状態の識別情報に宛てた通信をあらわす報知情報を送信することを特徴とする請求項9に記載の通信管理装置。
  11. 前記保管手段は、前記他の通信端末装置から前記保留状態の識別情報に宛てた通信がおこなわれると、その通信内容を保管し、前記保留状態の識別情報の通信端末装置に通信が可能であれば、当該保留状態の識別情報に宛てて前記通信内容を送信することを特徴とする請求項10に記載の通信管理装置。
  12. 前記設定手段は、前記受付手段が前記通信端末装置から、前記保留状態の識別情報の通信用の識別情報への復帰をあらわす報知情報を受け付けると、前記保留状態の識別情報を監視対象の識別情報に設定することを特徴とする請求項9に記載の通信管理装置。
  13. 通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置の通信方法であって、
    通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定工程と、
    前記設定工程において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知工程と、
    送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択工程と、
    前記設定工程により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択工程により受け付けた送信先との通信をおこなう通信工程と、
    を含み、
    前記設定工程は、前記通常用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後に、切り替え指示を受け付けると、当該切り替え指示に応じて、あらたな通信用の識別情報に設定するとともに、前記切り替えられた通常用の識別情報を保留状態とし、
    前記報知工程は、前記設定工程があらたな通信用の識別情報を設定し、前記通常用の識別情報を保留状態にすると、当該設定の切り替えおよび保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする通信方法。
  14. 通信管理装置を経由して指定した送信先との通信をおこなう通信端末装置の通信方法であって、
    通信端末装置ごとにユニークに設定されている通常用の識別情報と、前記通常用の識別情報以外の特別用の識別情報とのいずれかを、通信用の識別情報に設定する設定工程と、
    前記設定工程において、いずれかの通信用の識別情報が設定されると、当該設定をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信する報知工程と、
    送信先の通信端末装置の選択を受け付ける選択工程と、
    前記設定工程により設定された通信用の識別情報を利用して前記選択工程により受け付けた送信先との通信をおこなう通信工程と、
    を含み、
    前記設定工程は、前記特別用の識別情報が通信用の識別情報として設定された後、通信用の識別情報の変更指示を受け付けると、当該変更指示に応じたあらたな通信用の識別情報に設定するとともに、変更前の前記特別用の識別情報を通信用の識別情報の設定から解除して保留状態とし、
    前記報知工程は、前記設定工程があらたな通信用の識別情報を設定し、前記特別用の識別情報を保留状態にすると、当該設定変更、保留をあらわす報知情報を前記通信管理装置に送信することを特徴とする通信方法。
  15. 通信端末装置間の通信の確立を管理する通信管理装置の通信方法であって、
    前記通信端末装置から、当該通信端末装置が通信をおこなう際に利用する通信用の識別情報の設定をあらわす報知情報を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程が前記報知情報を受け付けると、当該報知情報によって報知された通信用の識別情報を、前記通信端末装置の通信状態を管理するための監視対象の識別情報に設定する設定工程と、
    を含み、
    前記設定工程は、前記受付工程が通信端末装置から通信用の識別情報の保留状態への設定をあらわす報知情報を受け付けると、前記報知情報に応じて、前記通信端末装置の識別情報を、通信状態を管理するための監視対象から解除し保留状態として管理することを特徴とする通信方法。
  16. 請求項13〜15に記載の通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
  17. 請求項16に記載の通信プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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