JP4884680B2 - エレベータの運転制御装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータの運転制御装置に係り、特に、ボタン操作をする必要なく、乗客が目的階に行けるようにするエレベータの運転制御装置に関する。
従来のエレベータにおいて共通する基本的な運転は次のようなものである。
ホールにいる乗客は、ホールに設置されている操作ボタンを押し、乗りかごを自身がいる階へ呼ぶ。そして、乗りかごが到着するとドアが開き、乗客は乗りかごに乗り込み、かご内にある操作盤で目的階のボタンを押す。ドアが閉まると、乗りかごは目的の階に向かって昇降移動する。目的の階に到着し、エレベータのドアが開き乗客が降りると、エレベータは待機の状態となり、次のかご呼びを待つ。
このように、従来のエレベータは、乗客がホールや乗りかご内に設けてある操作盤のボタン操作に基づいて運転されている。このため、視覚障害者や、お年寄りのように操作の仕方に不案内の乗客にとっては、エレベータホールの操作盤や乗りかご内の操作盤の操作は容易でないことがある。
そこで、身障者や高齢者にとって、エレベータを利用し易くするためにボタン操作を不要とした従来技術のエレベータの運転制御装置として、例えば、特開平9−194150号に開示されているものがある。
特開平9−194150号公報
従来のエレベータでは、乗客が乗りかご内に留まっている状態で、他の乗客によりエレベータホールの操作盤のボタンが押されると、乗りかごはその階に呼ばれ、中に乗客を留めたままエレベータは動き出すことになる。中の乗客は、自分で操作して目的階を指定しないことには、行きたくない階に行ってしまう。また、エレベータを管理する側にとっては、一部の乗客には利用されたくない階へ容易に行かれてしまう。
また、近年は、正面と背面の両方から乗りかごに出入りできる2方向のエレベータが開発されている。この種の2方向エレベータでは、目的階に正面、背面の区別があるが、2方向エレベータに不慣れな乗客にとっては、どちら側のボタンを押して操作すればよいかとまどう場合がある。
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、ボタン操作をすることなく、完全自動運転により目的階へ行くことを可能とするエレベータの運転制御装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、あらかじめ指定された複数の指定階の間で乗りかごを自動運行するエレベータの運転制御装置において、指定階のホールにいる乗客の存否を検出する第1の乗客検出手段と、乗客によって光軸が遮断されたときに乗客の存否を検出する複数の光電素子を乗りかご内に配置してなり、乗りかごの扉のある側を正面として、その左右の対向し合う側壁間で光線を平行および斜めに射出する光電素子を組み合わせて配置した第2の乗客検出手段と、前記第1乗客検出手段と第2乗客検出手段から与えられる検知信号に基づいて、ホール呼び、かご呼びを所定のシーケンスにしたがって自動的に発生させ、乗りかごの自動運行を行う運転制御装置と、を具備したことを特徴とするものである。
前記第2乗客検出手段は、一方の側壁から他方の側壁に一方向に光線を射出するモーションセンサを用いることもできる。
本発明によれば、乗客に操作盤のボタン操作を要求することなく、目的階へ行くことを可能とするエレベータ完全自動運転を実現することができる。
以下、本発明によるエレベータの運転制御装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
第1実施形態
図1は、本発明が適用されるエレベータの乗りかごの平面図である。図2は、図1におけるII−II矢視図である。かご室の全体を参照番号10で示す。
図1、図2において、参照番号11は、かご床を示す。かご室の側板12は、かご室の正面に向かって左右の側壁を形成している。14はかご室天井で、かご室内を照明する照明装置14aが配置されている。この実施形態では、かご扉(図示せず)は、かご室10の正面および背面の両方に配置されるようになっている。参照番号15は、かご操作盤である。
図3は、エレベータの昇降路16を示す。この実施形態のエレベータでは、昇降路16は建物の1階から2階まで延びており、乗りかご10は、1階と2階の間を昇降する。1階、2階の乗り場には、それぞれホール操作盤20、21が配置されているとともに、それぞれホール床下には、乗客の存否を検出する人感センサ22、23が設けられている。なお、図3において、乗り場では昇降路16を間において左側が正面で、右側が背面である。乗客は、乗り場正面から乗りかご10に乗り降りするようになっている。
本実施形態では、乗りかご10には、乗客の存否を検出する複数の光電センサが次のように設けられている。図1、図2において、参照番号30a乃至30hは、光電センサの投光部を示し、32a乃至32hは光電センサの受光部を示す。光電センサの投光部30a乃至30hは、対向する受光部32a乃至32hに向けて光線を射出し、乗客の体で光軸が遮断されると受光部32a乃至32hのうち、すくなくとも一つには光線が届かないため、これにより乗客の存在を検出することができる。これに対して、すべての受光部32a乃至32hに光線が届いていれば、それはかご室内に乗客が存在していないことになる。
ところで、乗りかご10に乗り込む乗客は、かご室内のどの位置にいるのかはわからない。また、乗客の人数は一人だけの場合もあるし、複数人のときもある。さらには、乗客は子供の場合もあれば、体格の大きな大人や、やせた体型の人など、実にさまざまである。
そこで、本実施の形態では、確実に乗客の存否を検出できるように、光軸が平行の光電センサと、光軸が斜めの光電センサを組み合わせて配置している。例えば、図1において、投光部30aと受光部32aのペアからなる光電センサと、投光部30gと受光部32gのペアからなる光電センサは、互いに光軸が平行である。これに対して、投光部30b乃至30f、30hと受光部32b乃至326f、32hのペアからなる光電センサは、それぞれ投光部30b乃至30f、30hの傾き角度を変えて光軸を斜めに設定している。そして、いずれの光軸も水平面上にあり、他の光軸と交差するようになっており、このような光電センサの配置により、乗りかご10の室内に死角が生じるのを防止している。
さらに、図1に示すように、投光器32a乃至32gは、かご床のすぐ上の荷摺りと呼ばれる側板16に取り付けられており、乗客の足下の高さに相当している。図示は省略するが受光部32b乃至32fについても対向する荷摺りに同じ高さで取り付けられている。
次に、図4は、エレベータの制御系統のブロック構成図である。
この図4において、参照番号40は、エレベータの運転全般を制御する制御盤を示し、参照番号41は巻上機のモータである。本実施形態では、エレベータが設置された建物では、1階と2階の間で乗りかごを運行するものとする。各階の乗り場には、操作ボタンのある操作盤20、21が設置されている。これらの操作盤20、21は、制御盤40に接続されている。かご操作盤15は、テールコードを介して制御盤40に接続されている。1階と2階のそれぞれの乗り場に設けられた人感センサ22、23および乗りかご内の光電センサの受光部32a乃至32hの検知信号は、制御盤40に導入される。
次に、図5は、制御盤40の実行するエレベータの運転制御のフローチャートを示す。以下、図5並びに図3を参照しながら、エレベータの運転制御について詳細に説明する。
図5において、最初のステップS1では、1階の人感センサ22が乗客を感知したか否かを判別する。このステップS1での判別の結果により、乗客が1階にいた場合の処理がステップS2〜ステップS20であり、乗客が2階にいた場合の処理がステップS30以下の処理である。
エレベータは運転中なので、1階の人感センサ22で1階乗り場にいる乗客が感知されると、ステップS2の点検中の処理はスキップされて、ステップS4に進む。乗りかご10が1階に待機している場合であれば、1階の乗り場では到着案内音が鳴って、ホールドアおよびかごドアが開く(ステップS6)。ステップS4で、乗りかご10が2階で待機していた場合には、1階ホール呼びが自動登録されるので(ステップS5)、乗りかご10が1階に呼ばれ、ドアが開く。
ドアは、例えば15秒間開いているので(ステップS7)、乗客が乗りかご10に乗り込むと、乗りかご10内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hの光軸が遮られるため、乗客が乗り込んだことが検知される(ステップS8)。そうすると、2階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は2階に移動を開始する(ステップS9、S10)。乗りかご10が2階に到着すると、音声案内とともに扉が開き(ステップS11)、乗客は乗りかご10から降りることができる。
1階乗り場で検知された乗客が乗りかごに乗らなかったため、乗客の存在を検知できなかった場合は、ドアが閉まり(ステップS17)、乗りかご10は1階にそのまま待機を続け(ステップS18)、ステップS1に戻り、る。
ステップS11で乗客が2階に降りた後は、乗りかごのドアは15秒間、開いたままになっているので(ステップS12)、2階乗り場から1階に行こうとする乗客が乗りかご10に乗り込んだ場合には、それが乗りかご内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hによって検知される(ステップS13のyes)。これにより、1階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は1階に移動を開始する(ステップS14、S15)。乗りかご10が1階に到着すると、音声案内とともに扉が開き(ステップS16)、乗客は1階乗り場に降りることができる。
なお、ステップS13で、乗りかご10内に乗客を検知できないかった場合は、ドアが閉まりそのまま2階で待機となる(ステップS19、S20)。
以上の説明は、乗客が1階から乗り、乗りかご10が最初1階から2階に行き、また1階に戻る間のシーケンスであるが、乗客が2階から乗る場合は、最初のステップS1からステップS30に進んで、次のようになる。
2階の人感センサ23で2階乗り場にいる乗客が感知されると(ステップS30のyes)、ステップS31をスキップしてステップS32に進む。乗りかご10が2階に待機している場合であれば、2階の乗り場では到着案内音が鳴って、ホールドアおよびかごドアが開く(ステップS33)。乗りかご10が1階で待機していた場合であれば、2階ホール呼びが自動登録されるので(ステップS34)、乗りかご10が2階に呼ばれ、ドアが開く。
そこで、ドアは15秒間開いているので(ステップS35)、乗客が乗りかご10に乗り込むと、乗りかご10内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hの光軸が遮られるため、乗客が乗り込んだことが検知される(ステップS36のyes)。そうすると、1階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は1階に移動を開始する(ステップS37、S38)。乗りかご10が1階に到着すると、音声案内とともに扉が開き(ステップS39)、乗客は乗りかご10から1階乗り場に降りることができる。
なお、2階乗り場で検知された乗客が乗りかごに乗らなかったため、乗客の存在が検知できなかった場合は、ドアが閉まり(ステップS40)、ステップS1に戻り、乗りかご10は2階にそのまま待機を続ける。
ステップS39で乗客が1階に降りた後は、乗りかごのドアは15秒間、開いたままになっているので(ステップS42)、1階乗り場から2階に行こうとする乗客が乗りかご10に乗り込んだ場合には、それが乗りかご10内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hによって検知される(ステップS43のyes)。これにより、2階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は2階に移動を開始する(ステップS47)。乗りかご10が2階に到着すると、音声案内とともに扉が開き(ステップS48)、乗客は2階乗り場に降りることができる。
なお、ステップS43で、乗りかご10内に乗客を検知できないかった場合は、ドアが閉まりそのまま1階で待機となる(ステップS50、S51)。
以上のようにして、乗客による乗り場の操作盤並びにかご操作盤の操作を不要にして、エレベータを完全自動で運転することができる。しかも、乗りかご内における乗客存否は、光軸が平行の光電センサと光軸が斜めの光電センサとを組み合わせたものを配置してあることにより、乗客の位置等の状況に左右されずに確実に検知されるので、乗客に操作盤やセンサ等を意識させることなく、エレベータの自動運転を確実に実行できる。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この第2実施形態では、1階と2階の間で、正面および背面に乗り場のある2方向エレベータの一方向完結運転のシーケンスを制御する実施の形態である。
図7に示すように、1方向完結運転の場合、1階と2階には、それぞれ正面乗り場と背面乗り場が設けられている。1階の正面乗り場、背面乗り場の床には、人感センサ22a、22bが設置され、2階の正面乗り場、背面乗り場の床には、人感センサ23a、23bが設置されている。乗りかごには、正面乗り場、背面乗り場に対応させて、正面と背面にかごドアが設けられている。1方向完結運転としては、1階正面乗り場と2階背面乗り場の間での1方向完結運転、1階背面乗り場と2階正面乗り場の間での1方向完結運転が考えられる。
以下、図6のフローチャートを参照しながら、1方向完結運転について説明する。
図6において、最初のステップS100は、1階の正面乗り場で人感センサ22aが乗客を感知したか否かを判別する。このステップS100での判別の結果により、乗客が1階正面にいた場合に2階背面との間で一方向完結運転を行う処理がステップS102〜ステップS122であり、乗客が2階正面にいた場合に1階背面との間で一方向完結運転を行う処理がステップS130以下の処理である。
まず、1階正面乗り場の人感センサ22aで乗客が感知されると、ステップS104に進む(ステップS102の点検中の処理はスキップ)。乗りかご10が1階に待機している場合には、1階の正面乗り場では到着案内音が鳴って、ホールドアおよびかごドアが開く(ステップS106)。乗りかご10が2階で待機していた場合であれば、1階ホール呼びが自動登録されるので(ステップS105)、乗りかご10が1階に呼ばれ、正面乗り場側のドアが開く。
そこで、ドアが開いている間(ステップS107)、乗客が乗りかご10に乗り込むと、乗りかご10内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hの光軸が遮られるため、乗客が乗り込んだことが検知される(ステップS108)。そうすると、2階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は2階に移動を開始する(ステップS109、S110)。乗りかご10が2階に到着すると、音声案内とともに背面側の扉が開き(ステップS111)、乗客は乗りかご10から2階背面乗り場に降りることができる。
なお、1階正面乗り場で検知された乗客が乗りかごに乗らなかったため、ステップS108で乗客の存在を検知できなかった場合は、ドアが閉まり(ステップS117)、乗りかご10は1階にそのまま待機を続ける(ステップS118)。
ステップS111で乗客が2階背面乗り場に出た後は、乗りかごのドアは15秒間、開いたままになっているので(ステップS112)、2階背面乗り場から1階正面に行こうとする乗客が乗りかご10に乗り込んだ場合には、それが乗りかご内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hによって検知される(ステップS113のyes)。これにより、1階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は1階に移動を開始する(ステップS114、S115)。乗りかご10が1階に到着すると、音声案内とともに1階正面側の扉が開き(ステップS116)、乗客は1階正面乗り場に降りることができる。
なお、ステップS113で、乗りかご10内に乗客を検知できないかった場合は、ドアが閉まりそのまま2階で待機となる(ステップS119、S120)。そして、2階背面乗り場で乗客が検知されると、ステップS111に戻り、ステップS111以下のステップを繰り返して乗客を1階正面に運ぶことになる。
次に、2階正面と1階背面との間で一方向完結運転を行うステップS130以下の処理についても、同じようにして乗客には操作盤操作を要求することなく実行される。
2階の人感センサ23aで2階正面乗り場にいる乗客が感知されると(ステップS130のyes)、乗りかご10は2階に待機していれば(ステップS132のyes)、2階の正面乗り場では到着案内音が鳴って、ホールドアおよびかごドアが開く(ステップS133)。乗りかご10が1階で待機していた場合には(ステップS132のno)、2階ホール呼びが自動登録されるので(ステップS134)、乗りかご10が2階に呼ばれ、2階正面乗り場側のドアが開く。
そこで、ドアが開いている間(ステップS135)、乗客が乗りかご10に乗り込むと、乗りかご10内の光電センサ30a乃至30h、32a乃至32hの光軸が遮られるため、乗客が乗り込んだことが検知される(ステップS136のyes)。そうすると、1階かご呼びが自動登録され、ドアが閉まり乗りかご10は1階に移動を開始する(ステップS137、S138)。乗りかご10が1階に到着すると、音声案内とともに1階背面側の扉が開き(ステップS139)、乗客は乗りかご10から降りることができる。
なお、2階正面乗り場で検知された乗客が乗りかご10に乗らなかったため、乗客の存在が検知できなかった場合は、ドアが閉まり(ステップS141)、乗りかご10は2階にそのまま待機を続け(ステップS142)、ステップS1に戻る。
ステップS139で乗客が1階背面乗り場に降りた後は、乗りかご10のドアは15秒間、開いたままになっているので(ステップS42)、1階背面乗り場から2階に行こうとする乗客が乗りかご10に乗り込んだ場合には、それが乗りかご内のセンサによって検知される(ステップS143のyes)。これにより、2階かご呼びが自動登録され(ステップS144)、ドアが閉まり乗りかご10は2階に移動を開始する(ステップS145)。乗りかご10が2階に到着すると、音声案内とともに2階正面側の扉が開き(ステップS146)、乗客は2階正面乗り場に降りることができる。
なお、ステップS143で、乗りかご10内に乗客を検知できなかった場合は、ドアが閉まりそのまま1階で待機となる(ステップS147、S148)。そして、1階背面乗り場で乗客が検知されると(ステップS149)、ステップS139に戻り、ステップS139以下のステップを繰り返して乗客を2階正面に運ぶことになる。
次に、図8は、乗りかご内に配置される光電センサの替わりに、一方の側壁から他方の側壁に一方向に赤外線を射出するモーションセンサ38a乃至38gを複数配置する実施形態である。この実施形態では、右側の側壁にはモーションセンサ38a乃至38dが配置され、左側の側壁にはモーションセンサ38e乃至38gが配置されている。これらのモーションセンサ38a乃至38gは、受光する方の素子は必要ではなく、射出した赤外線が乗客で反射した赤外線を感知することで乗客を検知する。モーションセンサ38a乃至38gの光軸は、適宜斜めにすることが好ましい。このようなモーションセンサ38a、38gを用いることにより、よりランダムに、より幅広く乗りかご内全体を検知することができるようになる。
以上、本発明について、好適な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態では、1階と2階との間でのエレベータの運行を例にとって説明したが、エレベータの停止階について、例えば、1階と3階、地下2階と1階、2階と5階というように、任意に指定して、その指定階の間で運転するようにしてもよい。
本発明によるエレベータの運転制御装置が適用される乗りかご内での光電センサの配置を示す平面図。 図1のII-II矢視図。 本発明によるエレベータの運転制御装置がエレベータの昇降路の説明図。 エレベータの制御系統を示すブロック構成図。 本発明の運転制御の手順を記述したフローチャート。 本発明の第2実施形態による運転制御の手順を記述したフローチャート。 本発明の第2実施形態における一方向完結運転の停止階の説明図。 他の例による乗りかご内での光電センサの配置を示す平面図。
符号の説明
10 乗りかご
11 かご床
12 側板
14 かご室天井
20 ホール操作盤
21 ホール操作盤
22 人感センサ
23 人感センサ
30a〜30h 光電センサの投光部
32a〜32h 光電センサの受光部
40 制御盤

Claims (3)

  1. あらかじめ指定された複数の指定階の間で乗りかごを自動運行するエレベータの運転制御装置において、
    指定階のホールにいる乗客の存否を検出する第1の乗客検出手段と、
    乗客によって光軸が遮断されたときに乗客の存否を検出する複数の光電素子を乗りかご内に配置してなり、乗りかごの扉のある側を正面として、その左右の対向し合う側壁間で光線を平行および斜めに射出する光電素子を組み合わせて配置した第2の乗客検出手段と、
    前記第1乗客検出手段と第2乗客検出手段から与えられる検知信号に基づいて、ホール呼び、かご呼びを所定のシーケンスにしたがって自動的に発生させ、乗りかごの自動運行を行う運転制御装置と、
    を具備したことを特徴とするエレベータの運転制御装置。
  2. 前記第2乗客検出手段は、一方の側壁から他方の側壁に一方向に光線を射出するモーションセンサを有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの運転制御装置。
  3. 前記運転制御装置は、あらかじめ指定された複数の指定階の間で、正面および背面に乗降口のある2方向エレベータの一方向完結運転のシーケンスを制御することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの運転制御装置。
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