JP4884186B2 - 回転式蓋付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、収納空間を形作る底部から起立する円筒部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記円筒部の内側に回転可能に嵌合する軸部を有する蓋体とを備え、又は、収納空間を形作る底部から起立する軸部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記軸部の外側に回転可能に嵌合する円筒部を有する蓋体とを備える回転式蓋付き容器に関するものである。
従来の回転式蓋付き容器には、気密性を要する化粧料コンパクトがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−2742号公報
しかしながら、こうした従来の容器は、軸部を円筒部に嵌合させてその摩擦力に抗して蓋体を容器本体に対して回転させるものであるため、軸部と円筒部との間の嵌合が緩いと、蓋体が空回りして容器本体に対して所望の回転角度で固定できなくなるという問題がある。
これに対し、軸部を円筒部に圧入させる方法も考えられるが、この場合、蓋体を開け難くなることがあるため、その調整が煩雑になるという問題がある。
更に、化粧料コンパクト等の容器にあっては、単なる容器としてだけでなく、その使用感を楽しめるような機能も併せ持つことが要求される場合が多いことも事実である。
本発明の解決すべき課題は、蓋体が空転することによる使い難さを改善することと共に、音や手に伝わる感覚により使用感を楽しむことができる回転式蓋付き容器を提供することにある。
本発明の回転式蓋付き容器は、収納空間を形作る底部から起立する円筒部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記円筒部の内側に回転可能に嵌合する軸部を有する蓋体とを備え、又は、収納空間を形作る底部から起立する軸部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記軸部の外側に回転可能に嵌合する円筒部を有する蓋体とを備える回転式蓋付き容器であって、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方は、前記容器本体に向かって突出するリブを備えると共に、前記円筒部は、前記蓋体に向かって延在して当該蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え、前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記蓋体に向かって突出するリブを備えると共に、前記円筒部は、前記容器本体に向かって延在して当該蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え、当該弾性片は、前記円筒部と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とからなることを特徴とするものである。
また、上記発明は、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方と前記リブとを連結するブロック部を備え、また、前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方と前記リブとを連結するブロック部を備え、前記円筒部は、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、この切り欠きの周方向縁部がそれぞれ、前記蓋体の回転により前記ブロック部と接触し、前記蓋体の回転を規制する接触部としてなることが好ましい。
更に、上記発明において、前記円筒部は、前記切り欠きに更に、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、前記弾性片を当該切り欠きに備えることが好ましい。
また、本発明の回転式蓋付き容器は、収納空間を形作る底部から起立する円筒部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記円筒部の内側に回転可能に嵌合する軸部を有する蓋体とを備え、又は、収納空間を形作る底部から起立する軸部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記軸部の外側に回転可能に嵌合する円筒部を有する蓋体とを備える回転式蓋付き容器であって、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記円筒部は、前記蓋体に向かって突出するリブを備えると共に、前記蓋体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記容器本体に向かって延在して前記蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え、前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記円筒部は、前記容器本体に向かって突出するリブを備えると共に、前記容器本体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記蓋体に向かって延在して前記蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備えることを特徴とするものである。
この場合、前記弾性片は、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とし、また、前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とすることができる。
また、上記発明は、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体又は前記軸部の少なくとも一方にブロック部を備え、前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方にブロック部を備え、前記円筒部は、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、この切り欠きの周方向縁部がそれぞれ、前記蓋体の回転により前記ブロック部と接触し、前記蓋体の回転を規制する接触部としてなることが好ましい。
更に、上記発明において、前記ブロック部は、前記弾性片を挟み込む2つのブロック部からなることが好ましい。
本発明によれば、円筒部と軸部との間の嵌合に多少の緩みが生じても、弾性片がリブを乗り越えなければ、蓋体を回転させることができないため、容器本体から回転させた蓋体が更に空転して再び容器本体を閉じてしまうことがない。このため、単に軸部を円筒部に圧入させた場合に比べて使い勝手がよい。しかも、蓋体を回転させて容器本体を開くときに、弾性片がリブを乗り越えることにより衝撃音を発生するため、使用者は、音や手に伝わる感覚により使用感を楽しむことができる。
また、前記弾性片は、その先端部が円筒部等に繋がる基部よりも肉厚の薄い段付き形状となっているため、基部の肉厚と先端部の肉厚との差や、弾性片全体の長さに対する基部の長さ及び先端部の長さとの割合等を変更することにより様々な衝撃や衝撃音を発生させることができる。
ところで、本発明に係る回転式蓋付き容器は、円筒部と軸部との嵌合のみで容器本体と蓋体とを保持しているため、容器本体に対して蓋体を180°反対に回転させると、蓋体は容器本体に対して片持ち状態となる。このため、この状態で蓋体に外力が加わると軸部を破損してしまうことも考慮される。
そこで、本発明のように、前記軸部側に前記リブ若しくは前記弾性片に繋がり、又は、前記弾性片を挟み込む前記ブロック部を設けると共に、これに対向する前記円筒部に、その周方向に沿って伸びる切り欠きを形成し、この切り欠きの周方向縁部がそれぞれ、前記蓋体の回転により前記ブロック部と接触し、前記蓋体の最大回転を規制する接触部としてなるように構成すれば、容器の厚さ増大を伴う前記軸部及び前記円筒部の長さの変更や、収納空間の確保に影響を及ぼす前記軸部及び前記円筒部の周囲のレイアウトを変更することなく、蓋体の開きを自由な角度に規制することができる。
更に、前記円筒部が、前記切り欠きに更に、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、前記弾性片を当該切り欠きに備えれば、前記弾性片の長さを長くして衝撃音に変化を持たせる場合にも、容器の厚さ増大を伴う前記軸部及び前記円筒部の長さの変更を生じることなく済む。
以下、図面を参照して、本発明の好適な形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の形態である化粧料コンパクト100をその蓋体を回転させて開いた状態で示す斜視図である。また、図2は、同コンパクトをその蓋体を回転させて閉じた状態で示す要部断面図である。
符号110は、円形の底部111と、この底部111の外縁から一体に起立して当該底部111の上部を内側に取り囲む筒状の側壁112とを一体に有する容器本体である。側壁112の上端112eは、底部111と平行になるように構成され、更に、側壁112の内側には、底部111から垂直に当該側壁112に沿って一体に起立する円筒部113を有する。
これに対し、符号120は、側壁112と等しい外径からなる円形且つ透明な蓋体である。蓋体120は、図2に示すように、その裏面120rに容器本体110に向かって垂下して円筒部113の内側に回転可能に嵌合する軸部121を有する。
図3は、円筒部113から軸部121を取り外した状態を示す拡大斜視図であり、更に、図4(a),(b)はそれぞれ、円筒部113に軸部121を嵌合させた状態を示す拡大展開図と、(a)に示す後述の弾性片116の拡大図である。
更に詳細には、軸部121の外面には、図3に示すように、その周方向に沿って条溝121aが形成されており、この条溝121aに、図2に示すように、円筒部113の内面から一体に突出する突起113pを嵌合させる。これにより、蓋体120は、図1に示すように、容器本体110に対して、その側壁112の上端112eに沿って、円筒部113の貫通孔113hから抜けることなく、貫通孔113hの中心O周りに角度θで回転することができる。
符号122は、蓋体120の裏面120r及び軸部121と一体に繋がり、容器本体110に向かって軸線Oに沿って垂下するブロック部である。ブロック部122は、図4(a)に示すように、その下端122fから容器本体110に向かって軸線Oに沿って突出する2つのリブ123を一体に備える。なお、図1では、ブロック部122及びリブ123は省略されている。
これに対し、円筒部113は、その上端113eから周方向に沿って伸びる切り欠き114を有し、この切り欠き114の周方向縁部114eがそれぞれ、蓋体120の回転によりブロック部122と接触し、蓋体120の最大回転を規制する接触部としてなる。
切り欠き114は、図4(a)に示すように、円筒部113に軸部121を嵌合させた状態で、その下端114fがブロック部122のリブ123と間隔が空くように形成されており、この切り欠き114に更に、その周方向に沿って伸びる切り欠き115が形成されている。
切り欠き115には更に、その下端115fから蓋体120に向かって軸線Oに沿って起立する弾性片116が一体に形成されている。更に詳細には、弾性片116は、図4(b)に示すように、その外観形状が、切り欠き115の下端115fから円筒部113と繋がる基部116aと、この基部116aに繋がる段部116sと、この段部116sを介して基部116aと繋がり当該基部116aよりも肉厚の薄い先端部116bとからなる段付き形状を有する。
弾性片116の先端部116bは、その頂部116eがリブ123よりも高く、ブロック部122の下端122fよりも低くなるように起立している。これにより、弾性片116は、図4(a)の矢印に示す方向に蓋体120を回転させると、仮想線に示すように、リブ123を乗り越えて衝撃音を発生する。
なお、図4において、弾性片116は、その先端部116bの頂部116eが、リブ123との接触部分に角部を有した形状であるのに対し、図3では、弾性片116は、その肉厚が均一で、リブ123と接触する頂部116eに角のない丸みを有した形状であるが、本発明によれば、弾性片116の肉厚変化の有無、角部の有無は問わない。但し、リブ123の乗り越えを考慮すれば、頂部116eは、図3に示すように、角のない丸みを有した形状であることが好ましい。
また、蓋体120の最大回転量θmaxは、図4(a)に示すように、ブロック部122が周方向縁部114eと接触することにより規制される。
即ち、本形態によれば、円筒部113と軸部121との間の嵌合に多少の緩みが生じても、弾性片116がリブ123を乗り越えなければ、蓋体120を回転させることができないため、容器本体110から回転させた蓋体120が更に空転して再び容器本体110を閉じてしまうことがない。このため、単に軸部121を円筒部113に圧入させた場合に比べて使い勝手がよい。しかも、蓋体120を回転させて容器本体110を開くときに、弾性片116がリブ123を乗り越えることにより衝撃音を発生するため、使用者は、音や手に伝わる感覚により使用感を楽しむことができる。
また、弾性片116は、図4(b)に示すように、その先端部116bが円筒部113に繋がる基部116aよりも肉厚の薄い段付き形状となっているため、基部116aの肉厚t1と先端部116bの肉厚t2との差Δt(=t1−t2)、基部116aと先端部116bとを繋ぐ段部116sの形状や、弾性片116全体の長さLに対する基部116aの長さLa、段部116sの長さLs(但し、段部116sが水平でその長さLs=0である場合を除く。)及び先端部116bの長さLbとの割合等を変更することにより様々な衝撃や衝撃音を発生させることができる。
ところで、本発明に係る回転式蓋付き容器は、円筒部113と軸部121との嵌合のみで容器本体110と蓋体120とを保持しているため、容器本体110に対して蓋体120を180°反対に回転させると、蓋体120は容器本体110に対して片持ち状態となる。このため、この状態で蓋体に外力が加わると軸部121を破損してしまうことも考慮される。
そこで、本形態のように、蓋体120及び軸部121とリブ123とを連結するブロック部122を設けると共に、これに対向する円筒部113に、その周方向に沿って伸びる切り欠き114を形成し、この切り欠き114の周方向縁部114eがそれぞれ、蓋体120の回転によりブロック部122と接触し、蓋体120の最大回転を規制する接触部としてなるように構成すれば、容器100の厚さ増大を伴う軸部121及び円筒部113の長さの変更や、収納空間の確保に影響を及ぼす軸部121及び円筒部113の周囲のレイアウトを変更することなく、蓋体120の開きを自由な角度に規制することができる。
更に、弾性片116は、円筒部113の上端113eに設けてもよいが、本形態のように、円筒部113が、切り欠き114に更に、その周方向に沿って伸びる切り欠き115を有し、弾性片116を当該切り欠き115に備えれば、弾性片116の長さを長くして衝撃音に変化を持たせる場合にも、容器100の厚さ増大を伴う軸部121及び円筒部113の長さの変更を生じることなく済む。
なお、本形態は、その変形例として、容器本体110に軸部121を有すると共に、蓋体120に軸部121の外側に回転可能に嵌合する円筒部113を有する場合にも適用することができる。
図5は、本発明の第二の形態である化粧料コンパクト200であって、円筒部113から軸部121を取り外した状態を示す拡大斜視図である。なお、以下の説明において、第一の形態と同一部分は、同一符号をもってその説明を省略する。
本形態では、円筒部113の切り欠き114に、その下端114fから蓋体120に向かって軸線Oに沿って突出する2つのリブ117が一体に形成されている。
これに対し、蓋体120の裏面120r及び軸部121には、容器本体に向かって軸線Oに沿って垂下する弾性片124が一体に形成されている。本形態の弾性片124は、第一の形態と異なり、蓋体120の裏面120r及び軸部121と繋がる基部(図4の符号116aに相当。)と、この基部に繋がり当該基部よりも厚さの薄い先端部(図4の符号116bに相当。)との間に段部(図4の符号116sに相当。)を形成することなく、その下端124eに向かって一定の肉厚で先細りする形状である。こうした弾性片124は、第一の形態においても、弾性片116に代えて採用することができる。
また、本形態に係る弾性片124も、第一の形態と同様、肉厚が均一で、リブ117と接触する頂部124eに角のない丸みを有した形状のものや、蓋体120の裏面120r及び軸部121と繋がる基部(図4の符号116aに相当。)と、この基部に繋がり当該基部よりも厚さの薄い先端部(図4の符号116bに相当。)とからなるもの等、弾性片124の肉厚変化の有無、角部の有無は問わない。
弾性片124は、その下端124eがリブ117の頂部117pよりも低く、切り欠き114の下端114fよりも高くなるように垂下している。これにより、弾性片124は、蓋体120を回転させると、第一の形態と同様、リブ117を乗り越えて衝撃音を発生する。
また、蓋体120には、蓋体120の裏面120r及び軸部121から垂下し、弾性片124を挟み込む2つのブロック部122が一体に形成されている。このため、切り欠き114の周方向縁部114eはそれぞれ、第一の形態と同様、蓋体120の回転によりブロック部122と接触し、蓋体120の回転を規制する接触部としてなり、蓋体120の最大回転量θmaxは、ブロック部122が周方向縁部114eと接触することにより規制される。
即ち、本形態によっても、円筒部113と軸部121との間の嵌合に多少の緩みが生じても、弾性片124がリブ117を乗り越えなければ、蓋体120を回転させることができないため、容器本体110から回転させた蓋体120が更に空転して再び容器本体110を閉じてしまうことがない。このため、単に軸部121を円筒部113に圧入させた場合に比べて使い勝手がよい。しかも、蓋体120を回転させて容器本体110を開くときに、弾性片124がリブ117を乗り越えることにより衝撃音を発生するため、使用者は、音や手に伝わる感覚により使用感を楽しむことができる。
また、本形態も、蓋体120及び軸部121にブロック部122を設けると共に、これに対向する円筒部113に、その周方向に沿って伸びる切り欠き114を形成し、この切り欠き114の周方向縁部114eがそれぞれ、蓋体120の回転を規制する接触部としてなるため、第一の形態と同様、容器200の厚さ増大を伴う軸部121及び円筒部113の長さの変更や、収納空間の確保に影響を及ぼす軸部121及び円筒部113の周囲のレイアウトを変更することなく、蓋体120の開きを自由な角度に規制することができる。
更に、ブロック部122は、弾性片124と一体又は別体に設けてもよいが、本形態のように、弾性片124を挟み込むように設ければ、弾性片124の長さを長くして衝撃音に変化を持たせる場合にも、第一の形態と同様、容器200の厚さ増大を伴う軸部121及び円筒部113の長さの変更を生じることなく済む。
なお、本形態も、その変形例として、容器本体110に軸部121を有すると共に、蓋体120に軸部121の外側に回転可能に嵌合する円筒部113を有する場合にも適用することができる。
上述したところは、本発明の好適な形態をしたものであるが、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、第一の形態において、ブロック部122は、蓋体120の裏面120r及び軸部121の少なくとも一方から垂下すればよく、リブ123も、ブロック部122と別体に設けてもよい。また、円筒部113も底部111からのみ起立するように、側壁112と別体に設けてもよい。同様に、第二の形態において、弾性片124及びブロック部122は、蓋体120の裏面120r及び軸部121の少なくとも一方から垂下すればよい。また、容器の形状も円筒形に制限されることなく、種々の形状を採用できる。また、上述した各形態に採用されている様々な構成は、目的及び用途に応じて、適宜組み合わせや置換等の変更を行うことができる。
本発明は、化粧料コンパクト以外にも、菓子類の収容容器等にも適用できる。
本発明の第一の形態である化粧料コンパクトをその蓋体を回転させて開いた状態で示す斜視図である。 同形態のコンパクトをその蓋体を回転させて閉じた状態で示す要部断面図である。 同形態において、円筒部から軸部を取り外した状態を示す拡大斜視図である。 (a),(b)はそれぞれ、同形態において、円筒部に軸部を嵌合させた状態を示す拡大展開図である。 本発明の第二の形態である化粧料コンパクトであって、その円筒部から軸部を取り外した状態を示す拡大斜視図と、(a)に示す後述の弾性片の拡大図である。
符号の説明
100 化粧料コンパクト
110 容器本体
111 底部
112 側壁
113 円筒部
113h 貫通孔
114 切り欠き
114e 切り欠きの周方向縁部
114f 切り欠きの下端
115 切り欠き
115f 切り欠きの下端
116 弾性片
116a 弾性片基部
116b 弾性片先端部
116e 弾性片頂部
117 リブ
117p リブ頂部
120 蓋体
121 軸部
122 ブロック部
123 リブ
124 弾性片
124e 弾性片頂部

Claims (7)

  1. 収納空間を形作る底部から起立する円筒部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記円筒部の内側に回転可能に嵌合する軸部を有する蓋体とを備え、又は、
    収納空間を形作る底部から起立する軸部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記軸部の外側に回転可能に嵌合する円筒部を有する蓋体とを備える回転式蓋付き容器であって、
    前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方は、前記容器本体に向かって突出するリブを備えると共に、前記円筒部は、前記蓋体に向かって延在して当該蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え、
    前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記蓋体に向かって突出するリブを備えると共に、前記円筒部は、前記容器本体に向かって延在して当該蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え
    当該弾性片は、前記円筒部と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とからなることを特徴とする回転式蓋付き容器。
  2. 前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方と前記リブとを連結するブロック部を備え、
    前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方と前記リブとを連結するブロック部を備え、
    前記円筒部は、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、この切り欠きの周方向縁部がそれぞれ、前記蓋体の回転により前記ブロック部と接触し、前記蓋体の回転を規制する接触部としてなる請求項1に記載の、回転式蓋付き容器。
  3. 前記円筒部は、前記切り欠きに更に、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、前記弾性片を当該切り欠きに備える請求項に記載の、回転式蓋付き容器。
  4. 収納空間を形作る底部から起立する円筒部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記円筒部の内側に回転可能に嵌合する軸部を有する蓋体とを備え、又は、
    収納空間を形作る底部から起立する軸部を有する容器本体と、この容器本体に向かって延在して前記軸部の外側に回転可能に嵌合する円筒部を有する蓋体とを備える回転式蓋付き容器であって、
    前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記円筒部は、前記蓋体に向かって突出するリブを備えると共に、前記蓋体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記容器本体に向かって延在して前記蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備え、
    前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記円筒部は、前記容器本体に向かって突出するリブを備えると共に、前記容器本体又は前記軸部の少なくとも一方は、前記蓋体に向かって延在して前記蓋体の回転により前記リブを乗り越えて衝撃音を発生する弾性片を備えることを特徴とする回転式蓋付き容器。
  5. 前記弾性片は、前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体及び前記軸部の少なくとも一方と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とからなり、
    前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方と繋がる基部と、この基部に繋がり当該基部よりも肉厚の薄い先端部とからなる請求項4に記載の、回転式蓋付き容器。
  6. 前記蓋体に前記軸部を有し、前記容器本体に前記円筒部を有する場合、前記蓋体又は前記軸部の少なくとも一方にブロック部を備え、
    前記容器本体に前記軸部を有し、前記蓋体に前記円筒部を有する場合、前記容器本体及び前記軸部の少なくとも一方にブロック部を備え、
    前記円筒部は、その周方向に沿って伸びる切り欠きを有し、この切り欠きの周方向縁部がそれぞれ、前記蓋体の回転により前記ブロック部と接触し、前記蓋体の回転を規制する接触部としてなる請求項4又は5に記載の、回転式蓋付き容器。
  7. 前記ブロック部は、前記弾性片を挟み込む2つのブロック部からなる請求項に記載の、回転式蓋付き容器。
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