JP4883599B2 - 切断工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は金属管を切断刃により切断する切断工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
公団住宅や高層ビル、マンションなどの建物においては、部屋の改装や改築のためリニューアル工事が行われる。この場合、給水管、ガス管などの金属製の配管(SPG管;配管用炭素鋼管)を撤去する作業が行われる。この配管を切断する場合には、セーバーソーやディスクグラインダなどの電動工具を使用して切断されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
セーバーソーやディスクグラインダなどの電動工具を用いた切断では、切断時の騒音が大きく、切断に時間がかかる(1箇所切断するのに5分程度かかる)。また、居住者からの切断時の騒音に対する苦情が多発する。また、配管と床面との隙間が狭い場合には、電動工具で切断した際に、誤って床面まで切込みをいれるなどして傷付けるおそれもあった。また、ガス管においては、火花も生ずるため配管内に残留したガスが漏れ出した場合には作業に危険性が伴なう。
また、ディスクグラインダなどを使用して配管を切断した場合、配管内に残留した水などがコンクリートの床面に漏れ出し、階下の部屋の天井に染み込むおそれもあった。
【0004】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、切断時の騒音を軽減し配管内の水等が漏れ難くしかも軽量で操作性が良い切断工具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
即ち、金属管を切断刃により切断する切断工具において、基端側が工具本体に固定されて対向して設けられ、先端側に軸が嵌め込まれた支持部材と、前記軸を中心に回動可能に設けられ、先端側に金属管を両側から挟み込んで該金属管を潰して切断可能な切断刃が設けられた切断部材と、工具本体の可動部に一端側が連繋され、他端側が切断部材の後端側に連繋されて、前記切断部材を前記軸を中心に回動させるリンク部材とを具備し、前記軸には、切断刃により切断される金属管を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部が形成された爪接手部材が固定されていることを特徴とする。
また、他の発明は、金属管を切断刃により切断する切断工具において、基端側が工具本体に固定されて対向して設けられ、先端側に軸が嵌め込まれた支持部材と、前記軸を中心に回動可能に設けられ、先端側に金属管を両側から挟み込んで該金属管を潰して切断可能な切断刃が設けられた切断部材と、工具本体の可動部に一端側が連繋され、他端側が切断部材の後端側に連繋されて、前記切断部材を軸を中心に回動させるリンク部材とを具備し、前記軸には、切断刃により切断される金属管を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部が形成された爪接手部材が、対向した切断刃との開度が調整可能に設けられていることを特徴とする。
また、切断部材の対向側面部に複数の凹溝が形成されており、該凹溝間に保持された複数のガイドピンに順次係合させて切断部材が回動可能に設けられていることを特徴とする。
【0006】
また、工具本体のシリンダ部に設けられた可動部であるピストン先端部にスライドヘッド部が設けられており、該スライドヘッド部にリンク部材の一端側が回動可能に連繋され、該リンク部材の他端側が切断部材に回動可能に連繋されていることを特徴とする。また、シリンダ部は、操作部のスイッチ操作により、油圧ポンプより作動油が圧送りされてピストンを作動させる油圧シリンダ部であることを特徴とする。
また、工具本体には、スイッチが設けられた操作部、油圧ポンプを作動させて作動油を圧送りすることにより、可動部であるピストンを作動させる油圧作動部、油圧ポンプを作動させる電源を供給する電源供給部が一体に設けられていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について添付図面と共に詳述する。本実施例は、切断工具の一例として公団住宅や高層マンションなどの室内へ持ち込んでコンクリート床面に配管された給水管を切断する切断工具について説明する。
図1は切断工具の正面図、図2は図1の切断工具の上視図、図3は図1の爪接手部材の説明図、図4は他例に係る爪接手部材の説明図、図5は図4の爪接手部材を備えた切断工具の正面図、図6は図5の切断工具の上視図、図7は他例に係る切断工具の説明図である。
【0008】
先ず、図1〜図3を参照して切断工具の概略構成について説明する。1は切断工具であり、金属管を切断刃により潰して切断する。
3は支持部材であり、基端側が工具本体4に固定されて略平行となるように対向配置され、先端側に第1の軸5が支持部材3に取り付けられている。
6は一対の切断部材であり、第1の軸5を中心に回動可能に設けられている。切断部材6は、先端側に給水管7を両側から挟み込んで切断可能な切断刃8が設けられている。切断部材6は閉じた状態で切断刃8どうしが突き当たるようになっており、給水管7を潰して切断するようになっている。
9はリンク部材であり、工具本体4の可動部(スライドヘッド部21)に設けられた第2の軸12に一端側が回動可能に連繋され、他端側が切断部材6の後端側に第3の軸13を介して回動可能に連繋されている。スライドヘッド部21をスライドさせてリンク部材9を第2の軸12を中心に回動させることにより、切断部材6を第1の軸5を中心に回動させるようになっている(図1参照)。
【0009】
また、第1の軸5には、切断刃8により切断される給水管7を切断刃8間に保持する爪部14が形成された爪接手部材15が固定されている。爪接手部材15は2箇所に設けられた固定孔15aを第1の軸5に嵌め込まれて固定されている(図3参照)。爪接手部材15は切断部材6の一方側(本実施例では上側の切断部材6)の両側に重なるように1対設けられている(図2参照)。爪接手部材15としては、例えば機械構造用炭素鋼(クロムモリブデン鋼など)が好適に用いられる。
【0010】
爪接手部材15は、切断部材6の間に挿入された給水管7が切断部材6間より刃先側へ押し出されるのを防止するため、切断に先だって給水管7の周面に爪部14が係止するようになっている。即ち、切断部材6が開放された状態では、本実施例の場合、下側切断刃8と爪部14との間隔は、給水管7を挟み込むため給水管7の外径φ27.2mmより3mm程度広く形成されており、給水管7を切断部材6の間に挿入できるようになっている。切断部材6が閉じるにしたがって、切断刃8と爪部14との間隔が狭まり、上側切断刃8が給水管7に接触する前には、切断刃8と爪部14との間隔は、給水管7の外径φ27.2mmより狭くなっているので、上側切断刃8と下側切断刃8とで給水管7を挟み込んでも、給水管7が刃先側へ押し出されることはない。
【0011】
尚、爪接手部材15は、切断する給水管7の大きさ(外径)によって対向した切断刃8との開度が調整可能に設けられていても良い。例えば、図4に示すように爪接手部材15には、固定孔15aと該固定孔15aを中心とする円弧状の孔15bが穿孔されている。また、図5に示すように、両側支持部材3には爪接手部材15の円弧状の長孔15bに対応した孔3aが穿孔されている。爪接手部材15は、図5及び図6に示すように、固定孔15aが第1の軸5に嵌め込まれて回動可能に設けられている。また、第1の軸5を中心とする円弧状の長孔15b及び孔3aには規制ねじ40が貫通して嵌め込まれ、ナット41を締付けることで爪接手部材15を固定するようになっている。図5に示すように、ナット41を緩めて、爪接手部材15の長孔15bに沿った取付位置を変更することで、爪接手部材15の第1の軸5を中心とした回動範囲が規制されて対向した切断刃8との開度を広げたり狭めたりすることが可能となる。
これにより、逐一切断刃8を含む切断部材6を交換しなくても、様々な外径寸法の金属管を切断することができ、僅かな改変で汎用性を向上させることができる。
また、両側の支持部材3に設けたねじ孔に各々規制ねじ40を嵌め込んで、ねじ先端側を爪接手部材15に複数箇所に設けられた嵌合孔(貫通孔でもよい)に嵌め込む(螺合させても良い)ことにより、爪接手部材15の第1の軸5を中心とした回動範囲を調整して対向した切断刃8との開度を広げたり狭めたりしても良い。
【0012】
また、1対の切断部材6が両側で近接して設けられた内側面部6aには複数(2箇所)の凹溝6bが前後に形成されている。切断部材6の対向する凹溝6b間には複数(2箇所)のガイドピン(ピボットピン)16が保持されている。1対の切断部材6の先端側が開いた状態では、後側のガイドピン16に後側の凹溝6bに両側から係合しながら回動し、切断刃8が閉じる際には前側のガイドピン16に前側の凹溝6bが両側から係合しながら回動する。これによって、切断刃8の動きを同調させることができ、開閉動作時に刃の動きがばらついたりこじれが生じて切断刃8を破損することがない。
切断部材6の外側面部には、万一、切断部材6が破損しても破片の飛散を防止するプロテクター17がねじ止めされている。切断部材6としては、高炭素クロム軸受鋼鋼材などの比較的硬質の金属材料が用いられている。
【0013】
工具本体4は、シリンダ部18とシリンダヘッド部11とが一体に設けられており、シリンダ部18にはピストン19が内蔵されている。ピストン19の後端側(図1の右側)にはばね20が連繋しており、ピストン19は常時シリンダ部18の底部に押される方向に付勢されている。ピストン19の前端側(図1の左側)はシリンダヘッド部11より突出して設けられており、その先端にはスライドヘッド部21が固定されている。
【0014】
シリンダヘッド部11には、固定軸22により支持部材3の基端部が各々固定されている。リンク部材9の一端は、スライドヘッド部21に設けられた第2の軸12に回動自在に連繋している。また、リンク部材9の他端は、切断部材6の後端側に第3の軸13を介して回動可能に連繋されている。シリンダ部18に設けられたピストン19を作動(前進)させることにより、リンク部材9を第2の軸12を中心に互いに離反するように回動させる。このとき、第3の軸13を介して切断部材6に連繋する該切断部材6の先端側を、第1の軸5を中心に両側から給水管7に突き当てるように挟み込むことで、切断刃8により給水管7を潰し切りするようになっている(図1参照)。
【0015】
シリンダ部18は、油圧駆動により進退動可能なピストン19が設けられている。シリンダ部18には作動油が油圧ポンプを備えた油圧作動部(図示せず)より送り込まれる油圧ホース接続用のカップラ24が設けられている。25は工具本体4のハンドル部であり、該ハンドル部25には操作部であるスイッチ26が設けられている。スイッチ26は、ON/OFFすることにより、シリンダ部18のピストン19の前進動作と戻り後退動作とを切換えるようになっている。また、ハンドル部25には、スイッチ26より操作信号を図示しない油圧ポンプに伝達するケーブル27が接続されており、そのポンプ側接続端部にはプラグ28が設けられている。ハンドル部25にはグリップ軸29が一体に取付けられており、該グリップ軸29と反対側の支持部材3にもグリップ軸30が一体に取付けられている(図2参照)。
【0016】
次に、給水管7の切断作業について説明する。
作業者はグリップ軸29、30を把持して切断工具2を持って、切断する給水管7を切断部材6の切断刃8間に挿入する。作業者は、ハンドル部25のスイッチ26の前進側をONにすると、油圧ポンプを作動させ油圧ホースを通じて圧送りされた作動油がカップラ24を通じてシリンダ部18内へ流れ込む。
【0017】
そして、作動油がシリンダ部18のシリンダ室内に入るとピストン19はばね20の付勢力に抗して前方(図1の左側)へ押し出され、スライドヘッド部21を前進させる。このとき、リンク部材9が互いに離反するように第2の軸12を中心に両側へ回動し、第3の軸13にて連繋する1対の切断部材6が第1の軸5を中心に互いに近接するように回動する。給水管7は、先ず爪接手部材15の爪部14と切断刃8との間で係止されるため、更に切断刃8どうしの間隔が狭まっても、切断刃8間から刃先側へ押し出されることがない。また、切断刃8が給水管7を潰し始めると、爪部14との係止状態は解除されるので、切断動作が進行しても爪部14に過度の負荷が加わることはない。
【0018】
切断刃8は給水管7を上下から圧縮して該給水管7を潰してから切断する。このとき、切断部材6は前後の凹溝6bが前後のガイドピン16に順次係合しながら回動するので、刃先が前後にばらついたり、切断刃8どうしがこじれたりすることがなく、同調して潰し切りすることができる。切断動作が終了し、作業者がハンドル部25のスイッチ26の後退側をONにすると、ばね20の弾性力でピストン19が押し戻され、シリンダ室内に充満していた作動油は油圧ポンプ側へ戻される。ピストン19が押し戻されると、切断部材6に設けられた切断刃8は第1の軸5を中心に互いに離反する方向に回動して元の位置まで復帰する。
【0019】
また、給水管7を切断する際に、爪接手部材15と切断部材6との位置関係により、給水管7の端部(約7mm)を残した状態で潰し切りが行われる。このとき給水管7の一部を残して切断を行うため、給水管7が飛散する危険性が激減し、切断音を小さくすることができる。また、切断刃8の大きさも小型化できるので、軽量化を図ることも可能となる。そして、再度切断刃8を開いて残りの接続部分を切断する。
【0020】
上述した切断工具1を用いれば、切断部材6に設けられた切断刃8は、第1の軸5を中心に回動可能に設けられ、先端側に給水管7を両側から挟み込んで該給水管7を潰して切断するので、切断に伴なう騒音が減少し、給水管7内に残留している水が床面に漏れ難い状態で切断できる。また、給水管7を1度に切断せずに2度に分けて切断することになるので、切断音の発生や給水管7が飛散するのを軽減して、切断作業を安全に行え、切断刃8の大きさも小型化できるので、軽量化を図ることも可能となる。
また、切断刃8により切断される給水管7を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部14が形成された爪接手部材15が設けられているので、給水管7は切断動作に先だって、爪部14と下側の切断刃8との間で係止されるため、切断動作が始まっても、切断刃8間から刃先側へ押し出されることがなく確実に切断できる。
また、爪接手部材15が、切断する給水管7の大きさ(外径)によって対向した切断刃8との開度が調整可能に設けられている場合には、逐一切断刃8を含む切断部材6を交換しなくても、様々な外径寸法の金属管を切断することができ、僅かな改変で汎用性を向上させることができる。
また、切断部材6どうしが近接して設けられた内側面部6aに複数の凹溝6bが形成されており、対向した凹溝6b間に複数のガイドピン16に順次係合させて回動させることにより、刃の動きがばらついたり、切断刃8どうしがこじれたりすることがなく、同調して回動させて潰し切りすることができる。
【0021】
上記実施例では、切断工具1とは別個に油圧ポンプを含む油圧作動部が設けられていたが、図7に示すように、工具本体31に一体に設けても良い。即ち、ガンタイプの工具本体31には、操作部である作動スイッチ32、リターンスイッチ33が設けられたグリップ部34、油圧ポンプを作動させて作動油を圧送りすることによりピストン19を作動させる油圧供給部35などが一体に設けられている。作動スイッチ32を操作すると油圧が供給されてピストン19が作動して切断動作が行われ、リターンスイッチ33を操作するとピストン19がシリンダ部18に戻されて切断前の状態に復帰する。また、グリップ部34には、油圧ポンプに電源を供給する電源供給部であるバッテリーパック36(図7の一点鎖線部)が着脱自在に設けられている。このバッテリーパック36は、充電交換タイプのもので、専用の充電器で充電がなされる。
【0022】
また、支持部材3に設けられたグリップ軸37の位置が異なる他は図2と同様の構成である。このように、一体型の切断工具38を用いることにより可搬性が向上し、商用電源がない場所や狭い場所での使用も可能となるため操作性も向上させることができる。
【0023】
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、切断部材6どうしの回動動作を同調させるため、内側面部6aに設けられるピン係合可能な溝6bの代わりに歯車状の噛合部を設けても良く、更には爪接手部材15の開度を調整する機構は他の機構であってもよい等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】
本発明に係る切断工具を用いれば、切断刃が形成された切断部材は、支持部材に嵌め込まれた軸を中心に回動可能に設けられ、先端側に金属管を両側から挟み込んで該金属管を潰して切断するので、切断に伴なう騒音の発生が少なく、配管内に残留している水やガスなどが漏れ出し難い状態で切断できる。また、金属管は1度に切断せずに2度に分けて切断されるので、切断音の発生や切断部が飛散するのを防止して、切断作業を安全に行え、切断刃の大きさも小型化できるので、切断工具の軽量化を図ることも可能となる。
また、切断刃により切断される金属管を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部が形成された爪接手部材が設けられているので、金属管は切断動作に先だって、爪部と切断刃との間で係止されるため、切断動作が始まっても切断刃間から刃先側へ押し出されることがなく確実に切断できる。
また、爪接手部材が、切断する金属管の大きさ(外径)によって対向した切断刃との開度が調整可能に設けられている場合には、逐一切断刃を含む切断部材を交換しなくても、様々な外径寸法の金属管を切断することができ、僅かな改変で汎用性を向上させることができる。
また、切断部材どうしが近接して設けられた内側面部に複数の凹溝が形成されており、対向した凹溝間に複数のガイドピンを順次係合させて回動させることにより、刃の動きがばらついたり、切断刃どうしがこじれたりすることがなく、同調して回動させて潰し切りすることができる。
また、工具本体には、スイッチが設けられた操作部、油圧ポンプを作動させて作動油を圧送りすることによりシリンダ部を作動させる油圧供給部、油圧ポンプに電源を供給する電源供給部が一体に設けられている場合には、可搬性が向上し、商用電源がない場所や狭い場所での使用も可能となるため操作性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切断工具の正面図である。
【図2】図1の切断工具の上視図である。
【図3】図1の爪接手部材の説明図である。
【図4】他例に係る爪接手部材の説明図である。
【図5】図4の爪接手部材を備えた切断工具の正面図である。
【図6】図5の切断工具の上視図である。
【図7】他例に係る切断工具の説明図である。
【符号の説明】
1、38 切断工具
3 支持部材
3a 孔
4、31 工具本体
5 第1の軸
6 切断部材
6a 内側面部
6b 凹溝
7 給水管
8 切断刃
9 リンク部材
11 シリンダヘッド部
12 第2の軸
13 第3の軸
14 爪部
15 爪接手部材
15a 固定孔
15b 長孔
16 ガイドピン
17 プロテクター
18 シリンダ部
19 ピストン
20 ばね
21 スライドヘッド部
22 固定軸
24 カップラ
25 ハンドル部
26 スイッチ
27 ケーブル
28 プラグ
29、30、37 グリップ軸
32 作動スイッチ
33 リターンスイッチ
34 グリップ部
35 油圧供給部
36 バッテリーパック
40 規制ねじ
41 ナット

Claims (6)

  1. 金属管を切断刃により切断する切断工具において、基端側が工具本体に固定されて対向して設けられ、先端側に軸が嵌め込まれた支持部材と、前記軸を中心に回動可能に設けられ、先端側に金属管を両側から挟み込んで該金属管を潰して切断可能な切断刃が設けられた切断部材と、工具本体の可動部に一端側が連繋され、他端側が切断部材の後端側に連繋されて、前記切断部材を前記軸を中心に回動させるリンク部材とを具備し
    前記軸には、切断刃により切断される金属管を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部が形成された爪接手部材が固定されていることを特徴とする切断工具。
  2. 金属管を切断刃により切断する切断工具において、基端側が工具本体に固定されて対向して設けられ、先端側に軸が嵌め込まれた支持部材と、前記軸を中心に回動可能に設けられ、先端側に金属管を両側から挟み込んで該金属管を潰して切断可能な切断刃が設けられた切断部材と、工具本体の可動部に一端側が連繋され、他端側が切断部材の後端側に連繋されて、前記切断部材を軸を中心に回動させるリンク部材とを具備し、
    前記軸には、切断刃により切断される金属管を刃先側へ押し出されないよう保持する爪部が形成された爪接手部材が、対向した切断刃との開度が調整可能に設けられていることを特徴とする切断工具。
  3. 前記切断部材の対向側面部に複数の凹溝が形成されており、該凹溝間に保持された複数のガイドピンに順次係合させて切断部材が回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の切断工具。
  4. 工具本体のシリンダ部に設けられた可動部であるピストン先端部にスライドヘッド部が設けられており、該スライドヘッド部にリンク部材の一端側が回動可能に連繋され、該リンク部材の他端側が切断部材に回動可能に連繋されていることを特徴とする請求項1または2記載の切断工具。
  5. シリンダ部は、操作部のスイッチ操作により、油圧ポンプより作動油が圧送りされてピストンを作動させる油圧シリンダ部であることを特徴とする請求項記載の切断工具。
  6. 工具本体には、スイッチが設けられた操作部、油圧ポンプを作動させて作動油を圧送りすることにより、可動部であるピストンを作動させる油圧作動部、油圧ポンプを作動させる電源を供給する電源供給部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の切断工具。
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