JPH0585284B2 - - Google Patents
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- JPH0585284B2 JPH0585284B2 JP59092171A JP9217184A JPH0585284B2 JP H0585284 B2 JPH0585284 B2 JP H0585284B2 JP 59092171 A JP59092171 A JP 59092171A JP 9217184 A JP9217184 A JP 9217184A JP H0585284 B2 JPH0585284 B2 JP H0585284B2
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- pipe
- pressure
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- tool
- cut
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- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D21/00—Machines or devices for shearing or cutting tubes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/10—Means for stopping flow from or in pipes or hoses
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
本発明は、ガス管、水道管などの敷設配管にお
いて、例えば火災あるいはガス漏れ事故などが発
生した際に管内を流れるガス等の流通を応急的に
止める簡易型の配管緊急遮断工具に関する。
いて、例えば火災あるいはガス漏れ事故などが発
生した際に管内を流れるガス等の流通を応急的に
止める簡易型の配管緊急遮断工具に関する。
従来、この種の工具として提案されているもの
は、例えば実公昭51−14160号公報あるいは実開
昭55−61690号公報等にみられるように、いずれ
も管を直径方向に押潰して扁平に挟圧閉塞する形
式のものである。
は、例えば実公昭51−14160号公報あるいは実開
昭55−61690号公報等にみられるように、いずれ
も管を直径方向に押潰して扁平に挟圧閉塞する形
式のものである。
このような形式のものでは、比較的軟質材料か
らなる水道鉛管の挟圧閉塞には所望の断水効果が
得られても、鋼管製のガス管の場合は、管体が塑
性変形しにくいことから、管の完全な押潰し(管
内面の密着閉塞)は期待し難いばかりでなく、特
に管内には内面に塵埃等が付着したり、また錆が
発生している場合も多くあり、これらの夾雑物に
よつて管内面の密着性が不完全となるから、流体
(ガス)の遮断効果が不確実であつた。 本発明は、上述の欠点、特にこれまでのように
単に管体を扁平に押潰すのみでは、上述の理由か
ら流体の遮断効果がどうしても不確実なものとな
る欠点が避けられない点に着目し、これを改善す
べく管を押潰して切断し、その切断管端を密封処
理可能にして、流体の遮断効果を確実化できるよ
うに改良された配管緊急遮断工具を提供すること
を目的とするものである。
らなる水道鉛管の挟圧閉塞には所望の断水効果が
得られても、鋼管製のガス管の場合は、管体が塑
性変形しにくいことから、管の完全な押潰し(管
内面の密着閉塞)は期待し難いばかりでなく、特
に管内には内面に塵埃等が付着したり、また錆が
発生している場合も多くあり、これらの夾雑物に
よつて管内面の密着性が不完全となるから、流体
(ガス)の遮断効果が不確実であつた。 本発明は、上述の欠点、特にこれまでのように
単に管体を扁平に押潰すのみでは、上述の理由か
ら流体の遮断効果がどうしても不確実なものとな
る欠点が避けられない点に着目し、これを改善す
べく管を押潰して切断し、その切断管端を密封処
理可能にして、流体の遮断効果を確実化できるよ
うに改良された配管緊急遮断工具を提供すること
を目的とするものである。
この目的のため本発明は、作業者が一方の手で
握つて支持する工具本体に、作業者の他方の手で
握つて操作する加圧ハンドルを枢支し、この加圧
ハンドルの操作により作動する油圧またはエアシ
リンダ部を工具本体に設け、 上記工具本体には、被遮断パイプを挟んでパイ
プ軸線を直交する対向位置に、パイプを直径方向
に押潰すべく互いに接近、離間し、それぞれ波形
断面を有する押圧体と受圧体とを対向配置すると
共に、さらにこれを併設して押潰したパイプを切
断するV字型の切断刃と受刃とを対向配置せし
め、かつ上記押圧体および切断刃を、相対向する
受圧体および受刃に対して油圧またはエアシリン
ダ部により往復動させるようにし、 上記シリンダ部により往復動されるV字型の切
断刃と受刃とでパイプを押潰して切断すると共
に、その切断管端を押圧体と受圧体とで波形に圧
着閉塞するようにしたことを特徴とするものであ
る。
握つて支持する工具本体に、作業者の他方の手で
握つて操作する加圧ハンドルを枢支し、この加圧
ハンドルの操作により作動する油圧またはエアシ
リンダ部を工具本体に設け、 上記工具本体には、被遮断パイプを挟んでパイ
プ軸線を直交する対向位置に、パイプを直径方向
に押潰すべく互いに接近、離間し、それぞれ波形
断面を有する押圧体と受圧体とを対向配置すると
共に、さらにこれを併設して押潰したパイプを切
断するV字型の切断刃と受刃とを対向配置せし
め、かつ上記押圧体および切断刃を、相対向する
受圧体および受刃に対して油圧またはエアシリン
ダ部により往復動させるようにし、 上記シリンダ部により往復動されるV字型の切
断刃と受刃とでパイプを押潰して切断すると共
に、その切断管端を押圧体と受圧体とで波形に圧
着閉塞するようにしたことを特徴とするものであ
る。
上記の構成によつて、作業者が両手で握つて操
作し、シリンダにより往復動されるV字型の切断
刃と受刃とでパイプを押潰して切断し、かつ同時
にその切断管端を押圧体と受圧体とで波形に圧着
閉塞するから、管を横滑りすることなく押潰して
切断し、その切断管端を波形に圧着閉塞して密封
処理し、ガスのような流体でも確実に遮断する。
作し、シリンダにより往復動されるV字型の切断
刃と受刃とでパイプを押潰して切断し、かつ同時
にその切断管端を押圧体と受圧体とで波形に圧着
閉塞するから、管を横滑りすることなく押潰して
切断し、その切断管端を波形に圧着閉塞して密封
処理し、ガスのような流体でも確実に遮断する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は配管緊急遮断工具の全体を示すもの
で、図中1は油圧発生機構を内装した工具本体で
あり、2はこの工具本体1に対して圧油発生の操
作をす操作ハンドル部、3は工具本体1からの圧
油の供給を受ける油圧シリンダ部で、この油圧シ
リンダ部3のピストン突出側に配管遮断部4が構
成されている。 上記工具本体1はその内部にオイル室11、ポ
ンプ室12、圧油室13が区画形成され、ポンプ
室12内に設けたプランジヤ14の往復運動でオ
イルをオイル室11から圧油室13に導き蓄圧す
るようになつている。また、ポンプ室12を迂回
して圧油室13からオイル室11へ通じる戻し油
路15が形成されてあり、この戻し油路15には
レバー16で操作される開閉バルブ17が備えら
れていて、これを開くと圧油の解放が行なわれる
構成になつている。 また操作ハンドル部2は、上記工具本体1に端
部を固定して延びる主ハンドル杆21と、加圧ハ
ンドル22とを備え、の加圧ハンドル22は基端
部が揺動レバー23によつて工具本体1に枢着さ
れると共に、テコ作用をなす力点部が、枢支ピン
24により前記プランジヤ14の頭部に連結され
ていて、これを揺動させることでプランジヤ14
がポンピング運動して略700Kg/cm2の圧油を発生
できるようになつている。なお図中、符号25は
主ハンドル杆21および加圧ハンドル22の端部
に装着したグリツプである。 油圧シリンダ部3は、シリンダ31の基端部外
周に抜け止め嵌着された連結リング34を介して
工具本体1に連設固定されているもので、シリン
ダ基端部に形成される圧油受口33が、工具本体
1の圧油室13に連通されている。また上記シリ
ンダ31にはその内部に有底筒状のピストン32
が収容してあり、このピストン32は本実施例の
場合、受圧面積が略38cm2、ストローク75mmに設定
されていて、直径75mmのガス管の遮断処理に対処
できるようにしてある。なおピストン32は、リ
ターンスプリング35によつて常時は収縮すべく
収容されているものであり、このピストン32の
突出端面には、後述する配管遮断部4の押圧体5
1を固定するためのリング溝36を有する小径軸
部37が突設されている。 配管遮断部4は、シリンダ31の端部外周にね
じ嵌合されて固定される支持リング41を有し、
上記支持リング41には、第2図にも示されてい
るように円周2箇所に、ピストン32の伸長方向
に向けて平行に延びる左右一対のアーム42,4
2が突設されてあり、これらのアーム42,42
の端部には、左右のアーム42,42間に跨つて
アーム43が架設されている。 この回動アーム43は、その一方の端部が枢軸
44によつてアーム42の端部に回回動可能に枢
着されており、他方の端部は抜差し可能な連結ピ
ン45によつて他方のアーム42の端部に着脱可
能に固定されているもので、連結ピン45を抜く
と回動アーム43が第2図に示されているように
枢軸44を支点として回動し、アーム42,42
の端部間を開放して両アーム42,42に遮断し
ようとする被遮断パイプAが導入でき得るように
している。なお連結ピン45には、第2図に示さ
れているようにクリツクピン47が設けられてい
て不用意に抜け出さないようにしている。 上記左右のアーム42,42と回動アーム43
で囲まれる空間部には、この空間部に導入される
被遮断パイプAを挟んでパイプ軸線と直交する対
向位置に、パイプAを扁平に押し潰す圧着部材と
しての押圧体51と受圧体52とが配設されてい
る。上記押圧体51は、前記ピストン32の突出
端面に突設された小径軸部37を介してピストン
端面に直接固定されているもので、小径部37の
リング溝36に止ねじ38を嵌合することによつ
て、抜け止めされている(第3図参照)。 また受圧体52は、上記押圧体51と対向する
ように回動アーム43の内側に一体形成されてい
るもので、これら押圧体51および受圧体52の
対向面における圧着面51a,52aは、それぞ
れ波形断面に形成されている。 そして押圧体51は、ピストン32の伸縮動作
によつて受圧体52に接近、離間するように往復
動されるもので、この往復動が円滑に行なわれる
ように押圧体51は、その長手方向の両端部がア
ーム42,42の対向方面に形成されたガイド溝
46,46内に摺動自在に遊嵌されている。 また、上記押圧体51および受圧体52には、
その各一側面に、被遮断パイプAを切断するため
の切断刃61および受刃62が、それぞれボルト
63,34によつて固定されている。上記切断刃
61は、押圧体51の長手方向に沿つてその側面
に併設固定されているものであり、その刃縁は、
被遮断パイプAが横滑りしないようにV字型に形
成され、また刃面61aは押圧体51の圧着面5
1aよりもその進出方向へ少なくとも被遮断パイ
プAの肉厚の2倍以上突出して取付けられてい
る。 また受刃62は、その刃面62aが受圧体52
の圧着面52aと同一平面で、受圧体52の長手
方向に沿つてその側面に固定されているものであ
り、これらの切断刃61および受刃62によつて
パイプ切断部材が構成されている。 次に、以上の構成による配管緊急遮断工具の使
用例を、ガス漏れのあるガス配管を被遮断パイプ
Aとして説明する。 パイプAの緊急遮断に際し、まず、連結ピン4
5を抜き、回動アーム43を第2図に示すごとく
回動させて左右のアーム42,42間にパイプA
を導入させ、導入後、回動アーム43を元の状態
(第1図の状態)にセツトすれば、押圧体51と
受圧体52および切断刃61と受刃62が、パイ
プAを挟んで互いに対向するように位置する。こ
のセツト時、工具はパイプAに対してガス漏れが
起ている側aより上流側に位置させ、かつ第5図
で示されているようにガス漏れが起ている側a
(ガスの流通方向における下流側)に切断刃61,
受刃62が位置するようにセツトする。 このセツト状態で、主ハンドル杆21に対し加
圧レバー22をポンピング運動させると、プラン
ジヤ14が作動して加圧油が油圧シリンダ部3に
供給され、その油圧の作用でピストン32が進出
する。このピストン32は、作動油圧が最大700
Kg/cm2で受圧面積が略38cm2に設定されていること
から最大27トンの押出力で進出する。このピスト
ン32の進出に伴い、第5図、第6図に示すよう
に切断刃61が先行してパイプAに当接し、まず
切断刃61がパイプ周面を押潰すようにくい込
む。 このとき切断刃61の刃縁はV字形に形成され
ていることでパイプAの横滑りが規制されつつ、
パイプAは押潰され、所定位置まで切断刃61が
パイプAを押潰すと、つづいて押圧体51の圧着
面51aがパイプ周面に圧接し、以後、押圧体5
1がアーム42,42のガイド溝46に沿つて進
出することで、その圧着面51aと受圧体52の
圧着面52aとに挟持されたパイプAは、所定巾
にわたつて扁平に押潰される。 そしてパイプAが所定の扁平状態まで押潰され
ると、切断刃61の刃面が、受刃62の刃面位置
に至り、パイプAはその切断刃61および受刃6
2によつて押切り形に切断さる。この切断後、切
断管端は、さらに押圧体51および受圧体52の
押圧作用を受けることにより、切断管端は強力に
押潰されてパイプ内面が圧着面51a,52aに
沿う波形断面に押潰されて完全に圧着し、管端は
密閉状に閉塞される(第7図参照)。 なお、パイプAの遮断が終ると工具本体1側に
装備される圧油の戻しレバー16を操作してシリ
ンダ31内の圧油をオイル室11側へ流入可能に
する。これにより圧油が解放され、ピストン32
がリターンスプリング35でシリンダ31内に収
縮されて押圧体51と受圧体52とによるパイプ
Aの挟持状態が解除される。そこで、切断管端か
ら工具を取り外してパイプAの緊急遮断作業を完
了する。 このようにガス漏れ箇所aより上流側で圧着閉
塞されたガス配管は、ガス遮断効果の確実化を期
すために、その切断管端に密閉処理を施すのが好
ましく、その一手段として、切断管端にブチルゴ
ムなどからなる接着材を介して、合成ゴム素材の
キヤツプBを、切断した管端部に被せる(第8図
参照)。 このキヤツプBによる密封処理により、切断管
端における圧着面に、管内面に付着した塵埃ある
いは錆などの夾雑物が介在していて、これにより
隙間が生じることがあつても、それによるガスの
噴出を確実に防止できると共に、さらに切断箇所
を埋め戻した後も地下水が上記切断管端から配管
内に浸入することがないので、切断管端部の腐蝕
に伴うガス漏れ事故の再発を防止できるなどの大
きな利点が得られる。 なお前記実施例においては、手動式オイルポン
プを備えた配管緊急遮断工具について説明した
が、油圧シリンダ部はエアシリンダに代えてもよ
い。
る。第1図は配管緊急遮断工具の全体を示すもの
で、図中1は油圧発生機構を内装した工具本体で
あり、2はこの工具本体1に対して圧油発生の操
作をす操作ハンドル部、3は工具本体1からの圧
油の供給を受ける油圧シリンダ部で、この油圧シ
リンダ部3のピストン突出側に配管遮断部4が構
成されている。 上記工具本体1はその内部にオイル室11、ポ
ンプ室12、圧油室13が区画形成され、ポンプ
室12内に設けたプランジヤ14の往復運動でオ
イルをオイル室11から圧油室13に導き蓄圧す
るようになつている。また、ポンプ室12を迂回
して圧油室13からオイル室11へ通じる戻し油
路15が形成されてあり、この戻し油路15には
レバー16で操作される開閉バルブ17が備えら
れていて、これを開くと圧油の解放が行なわれる
構成になつている。 また操作ハンドル部2は、上記工具本体1に端
部を固定して延びる主ハンドル杆21と、加圧ハ
ンドル22とを備え、の加圧ハンドル22は基端
部が揺動レバー23によつて工具本体1に枢着さ
れると共に、テコ作用をなす力点部が、枢支ピン
24により前記プランジヤ14の頭部に連結され
ていて、これを揺動させることでプランジヤ14
がポンピング運動して略700Kg/cm2の圧油を発生
できるようになつている。なお図中、符号25は
主ハンドル杆21および加圧ハンドル22の端部
に装着したグリツプである。 油圧シリンダ部3は、シリンダ31の基端部外
周に抜け止め嵌着された連結リング34を介して
工具本体1に連設固定されているもので、シリン
ダ基端部に形成される圧油受口33が、工具本体
1の圧油室13に連通されている。また上記シリ
ンダ31にはその内部に有底筒状のピストン32
が収容してあり、このピストン32は本実施例の
場合、受圧面積が略38cm2、ストローク75mmに設定
されていて、直径75mmのガス管の遮断処理に対処
できるようにしてある。なおピストン32は、リ
ターンスプリング35によつて常時は収縮すべく
収容されているものであり、このピストン32の
突出端面には、後述する配管遮断部4の押圧体5
1を固定するためのリング溝36を有する小径軸
部37が突設されている。 配管遮断部4は、シリンダ31の端部外周にね
じ嵌合されて固定される支持リング41を有し、
上記支持リング41には、第2図にも示されてい
るように円周2箇所に、ピストン32の伸長方向
に向けて平行に延びる左右一対のアーム42,4
2が突設されてあり、これらのアーム42,42
の端部には、左右のアーム42,42間に跨つて
アーム43が架設されている。 この回動アーム43は、その一方の端部が枢軸
44によつてアーム42の端部に回回動可能に枢
着されており、他方の端部は抜差し可能な連結ピ
ン45によつて他方のアーム42の端部に着脱可
能に固定されているもので、連結ピン45を抜く
と回動アーム43が第2図に示されているように
枢軸44を支点として回動し、アーム42,42
の端部間を開放して両アーム42,42に遮断し
ようとする被遮断パイプAが導入でき得るように
している。なお連結ピン45には、第2図に示さ
れているようにクリツクピン47が設けられてい
て不用意に抜け出さないようにしている。 上記左右のアーム42,42と回動アーム43
で囲まれる空間部には、この空間部に導入される
被遮断パイプAを挟んでパイプ軸線と直交する対
向位置に、パイプAを扁平に押し潰す圧着部材と
しての押圧体51と受圧体52とが配設されてい
る。上記押圧体51は、前記ピストン32の突出
端面に突設された小径軸部37を介してピストン
端面に直接固定されているもので、小径部37の
リング溝36に止ねじ38を嵌合することによつ
て、抜け止めされている(第3図参照)。 また受圧体52は、上記押圧体51と対向する
ように回動アーム43の内側に一体形成されてい
るもので、これら押圧体51および受圧体52の
対向面における圧着面51a,52aは、それぞ
れ波形断面に形成されている。 そして押圧体51は、ピストン32の伸縮動作
によつて受圧体52に接近、離間するように往復
動されるもので、この往復動が円滑に行なわれる
ように押圧体51は、その長手方向の両端部がア
ーム42,42の対向方面に形成されたガイド溝
46,46内に摺動自在に遊嵌されている。 また、上記押圧体51および受圧体52には、
その各一側面に、被遮断パイプAを切断するため
の切断刃61および受刃62が、それぞれボルト
63,34によつて固定されている。上記切断刃
61は、押圧体51の長手方向に沿つてその側面
に併設固定されているものであり、その刃縁は、
被遮断パイプAが横滑りしないようにV字型に形
成され、また刃面61aは押圧体51の圧着面5
1aよりもその進出方向へ少なくとも被遮断パイ
プAの肉厚の2倍以上突出して取付けられてい
る。 また受刃62は、その刃面62aが受圧体52
の圧着面52aと同一平面で、受圧体52の長手
方向に沿つてその側面に固定されているものであ
り、これらの切断刃61および受刃62によつて
パイプ切断部材が構成されている。 次に、以上の構成による配管緊急遮断工具の使
用例を、ガス漏れのあるガス配管を被遮断パイプ
Aとして説明する。 パイプAの緊急遮断に際し、まず、連結ピン4
5を抜き、回動アーム43を第2図に示すごとく
回動させて左右のアーム42,42間にパイプA
を導入させ、導入後、回動アーム43を元の状態
(第1図の状態)にセツトすれば、押圧体51と
受圧体52および切断刃61と受刃62が、パイ
プAを挟んで互いに対向するように位置する。こ
のセツト時、工具はパイプAに対してガス漏れが
起ている側aより上流側に位置させ、かつ第5図
で示されているようにガス漏れが起ている側a
(ガスの流通方向における下流側)に切断刃61,
受刃62が位置するようにセツトする。 このセツト状態で、主ハンドル杆21に対し加
圧レバー22をポンピング運動させると、プラン
ジヤ14が作動して加圧油が油圧シリンダ部3に
供給され、その油圧の作用でピストン32が進出
する。このピストン32は、作動油圧が最大700
Kg/cm2で受圧面積が略38cm2に設定されていること
から最大27トンの押出力で進出する。このピスト
ン32の進出に伴い、第5図、第6図に示すよう
に切断刃61が先行してパイプAに当接し、まず
切断刃61がパイプ周面を押潰すようにくい込
む。 このとき切断刃61の刃縁はV字形に形成され
ていることでパイプAの横滑りが規制されつつ、
パイプAは押潰され、所定位置まで切断刃61が
パイプAを押潰すと、つづいて押圧体51の圧着
面51aがパイプ周面に圧接し、以後、押圧体5
1がアーム42,42のガイド溝46に沿つて進
出することで、その圧着面51aと受圧体52の
圧着面52aとに挟持されたパイプAは、所定巾
にわたつて扁平に押潰される。 そしてパイプAが所定の扁平状態まで押潰され
ると、切断刃61の刃面が、受刃62の刃面位置
に至り、パイプAはその切断刃61および受刃6
2によつて押切り形に切断さる。この切断後、切
断管端は、さらに押圧体51および受圧体52の
押圧作用を受けることにより、切断管端は強力に
押潰されてパイプ内面が圧着面51a,52aに
沿う波形断面に押潰されて完全に圧着し、管端は
密閉状に閉塞される(第7図参照)。 なお、パイプAの遮断が終ると工具本体1側に
装備される圧油の戻しレバー16を操作してシリ
ンダ31内の圧油をオイル室11側へ流入可能に
する。これにより圧油が解放され、ピストン32
がリターンスプリング35でシリンダ31内に収
縮されて押圧体51と受圧体52とによるパイプ
Aの挟持状態が解除される。そこで、切断管端か
ら工具を取り外してパイプAの緊急遮断作業を完
了する。 このようにガス漏れ箇所aより上流側で圧着閉
塞されたガス配管は、ガス遮断効果の確実化を期
すために、その切断管端に密閉処理を施すのが好
ましく、その一手段として、切断管端にブチルゴ
ムなどからなる接着材を介して、合成ゴム素材の
キヤツプBを、切断した管端部に被せる(第8図
参照)。 このキヤツプBによる密封処理により、切断管
端における圧着面に、管内面に付着した塵埃ある
いは錆などの夾雑物が介在していて、これにより
隙間が生じることがあつても、それによるガスの
噴出を確実に防止できると共に、さらに切断箇所
を埋め戻した後も地下水が上記切断管端から配管
内に浸入することがないので、切断管端部の腐蝕
に伴うガス漏れ事故の再発を防止できるなどの大
きな利点が得られる。 なお前記実施例においては、手動式オイルポン
プを備えた配管緊急遮断工具について説明した
が、油圧シリンダ部はエアシリンダに代えてもよ
い。
以上説明したように本発明によれば、ガス管等
の敷設配管を緊急遮断するにあたり、一人の作業
者が両手で遮断工具のハンドルを握つて、配管の
閉塞部をV字形の切断刃と受刃とで押潰して切断
すると共に、その切断管端を押圧体と受圧体とで
波形に圧着閉塞するようにしたものであるから、
次に述べる効果が得られる。 ガス管等の敷設配管を緊急遮断する際、遮断
工具を一人の作業者により容易に操作すること
ができ、断工具配管の閉塞部は、V字形の切断
刃により管が横滑りすることなく切断されて圧
着変形が容易となるから、塑性変形しにくい鋼
管製のガス管においても管を、その管内面が互
いに確実に密着するように波形の圧着閉塞する
ことができ、流体の遮断効果を確実化すること
ができる。 また閉塞部を切断して波形に圧着閉塞したか
ら、その閉塞部(切断管端部)にキヤツプ等を
気密に被嵌して密封処理することが可能とな
り、この密封処理により、例えば閉塞しようと
する管内面に塵埃が付着していたり、あるいは
錆などが発生していて、これらが切断管端にお
ける圧着面に介在して隙間が生じることがあつ
ても、ガスが噴出することがなく、流体の遮断
効果をさらに一層確実化することができる。 さらに密封処理を施すと、閉塞後、その配管
の閉塞部(切断管端部)を地下に埋め戻す場合
に埋め戻した後も地下水が上記切断管端部から
配管内に浸入することがないので、切断管端部
の腐蝕に伴うガス漏れ事故の再発を確実に防止
できる。
の敷設配管を緊急遮断するにあたり、一人の作業
者が両手で遮断工具のハンドルを握つて、配管の
閉塞部をV字形の切断刃と受刃とで押潰して切断
すると共に、その切断管端を押圧体と受圧体とで
波形に圧着閉塞するようにしたものであるから、
次に述べる効果が得られる。 ガス管等の敷設配管を緊急遮断する際、遮断
工具を一人の作業者により容易に操作すること
ができ、断工具配管の閉塞部は、V字形の切断
刃により管が横滑りすることなく切断されて圧
着変形が容易となるから、塑性変形しにくい鋼
管製のガス管においても管を、その管内面が互
いに確実に密着するように波形の圧着閉塞する
ことができ、流体の遮断効果を確実化すること
ができる。 また閉塞部を切断して波形に圧着閉塞したか
ら、その閉塞部(切断管端部)にキヤツプ等を
気密に被嵌して密封処理することが可能とな
り、この密封処理により、例えば閉塞しようと
する管内面に塵埃が付着していたり、あるいは
錆などが発生していて、これらが切断管端にお
ける圧着面に介在して隙間が生じることがあつ
ても、ガスが噴出することがなく、流体の遮断
効果をさらに一層確実化することができる。 さらに密封処理を施すと、閉塞後、その配管
の閉塞部(切断管端部)を地下に埋め戻す場合
に埋め戻した後も地下水が上記切断管端部から
配管内に浸入することがないので、切断管端部
の腐蝕に伴うガス漏れ事故の再発を確実に防止
できる。
第1図は本発明の一実施例を一部断面して示し
た全体側面図、第2図は同要部の斜視図、第3図
は同要部を一部断面で示した正面図、第4図は同
要部を一部断面で示した底面図、第5図ないし第
8図は作用説明図である。 1……工具本体、11……オイル室、12……
ポンプ室、13……油圧室、14……プランジ
ヤ、15……戻し油路、16……レバー、17…
……閉開バルブ、2……操作ハンドル部、21…
…主ハンドル杆、22……加圧ハンドル、23…
…揺動レバー、24……枢支ピン、25……グリ
ツプ、3……油圧シリンダ部、31……シリン
ダ、32……ピストン、33……圧油受口、34
……連結リング、35……リターンスプリング、
36……リング溝、37……小径軸部、4……配
管遮断部、41……支持リング、42……アー
ム、43……回動アーム、44……枢軸、45…
…連結ピン、46……ガイド溝、47……クリツ
クピン、51……押圧体、52……受圧体、61
………切断刃、62……受刃、A……被遮断パイ
プ、B……キヤツプ。
た全体側面図、第2図は同要部の斜視図、第3図
は同要部を一部断面で示した正面図、第4図は同
要部を一部断面で示した底面図、第5図ないし第
8図は作用説明図である。 1……工具本体、11……オイル室、12……
ポンプ室、13……油圧室、14……プランジ
ヤ、15……戻し油路、16……レバー、17…
……閉開バルブ、2……操作ハンドル部、21…
…主ハンドル杆、22……加圧ハンドル、23…
…揺動レバー、24……枢支ピン、25……グリ
ツプ、3……油圧シリンダ部、31……シリン
ダ、32……ピストン、33……圧油受口、34
……連結リング、35……リターンスプリング、
36……リング溝、37……小径軸部、4……配
管遮断部、41……支持リング、42……アー
ム、43……回動アーム、44……枢軸、45…
…連結ピン、46……ガイド溝、47……クリツ
クピン、51……押圧体、52……受圧体、61
………切断刃、62……受刃、A……被遮断パイ
プ、B……キヤツプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 作業者が一方の手で握つて支持する工具本体
に、作業者の他方の手で握つて操作する加圧ハン
ドルを枢支し、この加圧ハンドルの操作により作
動する油圧またはエアシリンダ部を工具本体に設
け、 上記工具本体には、被遮断パイプを挟んでパイ
プ軸線と直交する対向位置に、パイプを直径方向
に押潰すべく互いに接近、離間し、それぞれ波形
断面を有する押圧体と受圧体とを対向配置すると
共に、さらにこれに供設して押潰したパイプを切
断するV字型の切断刃と受刃とを対向配置せし
め、かつ上記押圧体および切断刃を、相対向する
受圧体および受刃に対して油圧またはエアシリン
ダ部により往復動させるようにし、 上記シリンダ部により往復動されるV字型の切
断刃と受刃とでパイプを押潰して切断すると共
に、その切断管端を押圧体と受圧体とで波形に圧
着閉塞するようにしたことを特徴とする配管緊急
遮断工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9217184A JPS60238218A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 配管緊急遮断工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9217184A JPS60238218A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 配管緊急遮断工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60238218A JPS60238218A (ja) | 1985-11-27 |
JPH0585284B2 true JPH0585284B2 (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14046983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9217184A Granted JPS60238218A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 配管緊急遮断工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60238218A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2554870Y2 (ja) * | 1991-04-04 | 1997-11-19 | 木村化工機株式会社 | 密閉加工機能を有する切断刃及び該切断刃を用いた切断装置 |
JP2006068839A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 可搬式切断装置及びカッタ刃 |
JP4592534B2 (ja) * | 2005-08-09 | 2010-12-01 | 大阪瓦斯株式会社 | 管部材処理方法 |
KR101372678B1 (ko) * | 2012-05-25 | 2014-03-10 | 주식회사 포스코 | 중공체 처리장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755875A (en) * | 1980-09-11 | 1982-04-03 | Tokyo Shibaura Electric Co | Manufacture of vacuum double vessel |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP9217184A patent/JPS60238218A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755875A (en) * | 1980-09-11 | 1982-04-03 | Tokyo Shibaura Electric Co | Manufacture of vacuum double vessel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60238218A (ja) | 1985-11-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |