JP4883077B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に係り、特に、ICやLSIの集積回路、可動部をもった半導体力学量センサ(加速度センサ、角速度センサ(Gyroセンサ)等)、MEMS発振器をキャップにて保護した半導体装置およびその製造方法に関するものであり、更に詳しくは、加速度センサや角速度センサ(Gyroセンサ)に適用すると好適である。
従来より、梁構造の可動部と固定部とを有し、例えば、可動部と固定部の間の容量変化を検出することにより、加速度、ヨーレート、振動等の力学量を検出する半導体力学量センサが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。これら特許文献1〜3では、多層のSOI基板にセンシング部として機能する梁構造の可動部と固定部とが形成され、ポリシリコン等で各部の接続配線が形成されたものが示されている。
また、可動部をキャップ部材にて覆うことで、可動部への水や異物の混入などを防止できるようにする半導体力学量センサが特許文献4で提案されている。この特許文献4では、キャップ部材に貫通孔が多数設けられ、可動部や固定部が形成されたSOI基板に設けられたワイヤボンディングパッドにワイヤボンディングが直接行われることにより、該ワイヤが配線層の代替とされているものが示されている。
さらに、半導体力学量センサとして、SOI基板のうち可動部等が設けられたシリコン層に対して、環状のバンプを介して別のSOI基板のうち信号処理回路が設けられたシリコン層が張り合わされた構造のものが特許文献5で提案されている。さらに環状バンプの別の例として特許文献6が提案されている。このような構造のセンサでは、信号処理回路と外部とを電気的に接続するために信号処理回路から配線層を設けると共に、該配線層を環状のバンプと絶縁させつつクロスさせて環状のバンプの外側に引き出している。
特開平9−129898号公報 特開平11−295336号公報 特開平6−123628号公報 特開2004−333133号公報 特開2004−311951号公報 特開平11−94506号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術では、センシング部が形成された基板と同一基板にポリシリコン層による配線層の形成を行うため、製造工程が複雑になり、製造される半導体力学量センサの歩留まりが低下してしまうという問題がある。
また、特許文献4に記載の技術では、キャップ部材を貫通する孔を多数形成する必要があり、かつ、ボンディングツールによりワイヤボンディングパッドにボンディングワイヤを接続するため、ツールが貫通孔の壁側面に接触しないように大きいサイズの貫通孔を形成する必要がある。これにより、半導体力学量センサが形成された半導体チップのチップサイズが大きくなってしまうという問題がある。
そして、特許文献5に記載の技術では、環状のバンプと配線層とがクロスするため、これらが電気的に絶縁されるようにバンプと配線層とを絶縁体層で分離しなければならない。これにより、半導体力学量センサの構造が複雑になってしまうという問題がある。
上記問題に鑑み、本出願人は、先に出願した特願2008−4144号において、半導体力学量センサの構造を簡略化することと、半導体チップのチップサイズの低減を図ることを目的として、半導体装置、半導体センサの構造、および製造方法を提案した(以下、先願という)。
先願においては、図10に示されるように、第1絶縁膜22の上に第1配線層23を形成してパターニングした後、第1絶縁層22および第1配線層23の上に第2絶縁膜24を形成する。そして、第2絶縁膜24のうちセンサ部10の固定電極部等と対向する部分に第1配線層23が露出する開口部24aを形成する。続いて、開口部24aを含む領域に第2配線層25を形成後、この第2配線層25とセンサ部10の固定電極部等とを接合する。これにより、センサ部10とキャップ部20とが積層されると共に、センサ部10の固定電極部等とキャップ部20の第2配線層25等とが電気的に接続された構造が得られる。
しかしながら、第2配線層24の開口部24a内に第2配線層25を形成する際、実際には開口部24aに位置する部分に、第2配線層25aの表面が窪んだいわゆるステップカバレッジである凹部25cが形成されてしまう。このため、第2配線層25にセンサ部10の固定電極部等を接合させると、第2配線層25のうち凹部25cが形成された部分はセンサ部10の固定電極部等に接触しないので、接触面積が低下するという問題がある。
そこで、第2配線層25の接触面積の低下を回避するため、凹部25cが消滅するまで第2配線層25を研磨等により薄肉化することが考えられる。しかし、薄肉化する厚みが大きくなって、生産性の向上が図れないという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、センサ部とキャップ部との接合面積の低下を防止できる構造を有する半導体装置を提供することを第1の目的とする。また、生産性の向上を図ることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、配線部(25a)は、絶縁膜(24)の開口部(24a)に埋められたことで、配線部(25a)の表面が開口部(24a)側に凹んだ凹部(25c)を有し、センサ構造体(15〜17)のうち配線部(25a)に接合された領域をコンタクト領域(14a)と定義したとき、コンタクト領域(14a)は、配線部(25a)の表面のうち凹部(25c)が形成された領域とは異なる領域に位置していることを特徴とする。
これによると、センサ構造体(15〜17)のコンタクト領域(14a)は、該コンタクト領域(14a)全体が配線部(25a)に接合されるので、配線部(25a)に対するコンタクト領域(14a)の接合面積の低下を防止することができる。
また、センサ部(10)は、センサ構造体(15〜17)を一周して囲み表面が平坦で前記センサ構造体(15〜17)と同一表面からなる周辺部(19)と、キャップ部(20)が接合される一面のうち周辺部(19)で囲まれた領域の外側にワイヤ(31)が接続される表面が平坦でセンサ構造体(15〜17)と同一表面からなる接続部(18)とを有しており、第2配線層(25)は、一端が他端に繋がった輪状であって、周辺部(19)に対応するように形成されると共に絶縁膜(24)の上に形成されることで第1配線層(23)と電気的に絶縁された気密封止部(25b)を有している。そして、キャップ部(20)がセンサ部(10)に接合されることで、気密封止部(25b)が周辺部(19)に接合されると共に、キャップ部(20)とセンサ部(10)とによって構成される空間にセンサ構造体(15〜17)が封止されるようになっていることを特徴とする。
これによると、センサ部(10)とキャップ部(20)との間に封止された空間が形成されるので、センサ構造体(15〜17)と配線部(25a)との電気的接続を図ると共にセンサ構造体(15〜17)への水や異物の混入などを防止することができる。したがって、センサ構造体(15〜17)を保護することができる。また、キャップ部(20)に貫通孔を設けることなくセンサ部(10)のセンサ構造体(15〜17)の電位を接続部(18)からワイヤ(31)を介して外部に取り出すことができる。
請求項2に記載の発明では、コンタクト領域(14a)は、配線部(25a)の表面のうち絶縁膜(24)の開口部(24a)が投影された領域とは異なる領域に位置していることを特徴とする。
すなわち、配線部(25a)に形成された凹部(25c)は開口部(24a)の領域内に形成されるが、配線部(25a)の表面のうち開口部(24a)が投影された領域とは異なる領域にコンタクト領域(14a)が位置しているので、コンタクト領域(14a)が凹部(25c)を覆うことを確実に防止できる。したがって、配線部(25a)に対するコンタクト領域(14a)の接合面積の低下を確実に防止することができる。
請求項に記載の発明では、キャップ部(20)のうちセンサ部(10)が接合される面の外縁部分に形成された配線部(25a)にワイヤ(31)が接続され、該ワイヤ(31)を介してセンサ構造体(15〜17)と外部とが接続されるようになっていることを特徴とする。
これによると、配線部(25a)にワイヤ(31)を直接接続することができるので、半導体装置にワイヤ(31)を接続するための部位を設ける必要が無くなる。したがって、半導体装置のチップサイズの低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明では、一面を有する板状であって、一面側の表層部にはシリコンからなる表面が平坦で同一表面からなるセンサ構造体(15〜17)が形成され、一面の表層部は金属層(14)で被覆されたセンサ部(10)を用意する工程と、センサ部(10)接合される側の表面が平坦なシリコン基板からなり、該センサ部(10)が接合される面の外縁部分とセンサ構造体(15〜17)とを繋ぐようにパターニングされた第1配線層(23)を有するキャップ部(20)を用意する工程と、第1配線層(23)の上に絶縁膜(24)を形成する工程と、センサ構造体(15〜17)のうちキャップ部(20)に接合される領域をコンタクト領域(14a)と定義したとき、絶縁膜(24)のうちコンタクト領域(14a)が対向した領域とは異なる領域に第1配線層(23)が露出する開口部(24a)を形成する工程と、絶縁膜(24)の上に第2配線層(25)を形成してパターニングすることにより、開口部(24a)から露出する第1配線層(23)の上に底部を有する凹部(25c)を備えた配線部(25a)を形成する工程と、凹部(25c)の底部を残すように配線部(25a)の表面を平坦化する工程と、センサ構造体(15〜17)のコンタクト領域(14a)を配線部(25a)の表面のうち開口部(24a)が投影された領域とは異なる領域に接合することにより、キャップ部(20)とセンサ部(10)とを接合する工程とを含んでいることを特徴とする。
これによると、センサ構造体(15〜17)のコンタクト領域(14a)は、該コンタクト領域(14a)全体が配線部(25a)に接合されるので、配線部(25a)に対するコンタクト領域(14a)の接合面積の低下を防止することができる構造を得ることができる。
また、凹部(25c)の底部が消滅するまで配線部(25a)の表面を平坦化する必要がないので、半導体装置の生産性を向上させることができる。
さらに、請求項に記載の発明では、センサ部(10)を用意する工程では、該センサ部(10)として、キャップ部(20)が接合される一面にセンサ構造体(15〜17)を一周して囲み表面が平坦でセンサ構造体(15〜17)と同一表面からなる周辺部(19)と、キャップ部(20)が接合される一面のうち周辺部(19)で囲まれた領域の外側にワイヤ(31)が接続される表面が平坦でセンサ構造体(15〜17)と同一表面からなる接続部(18)とを備えたものを用意し、絶縁膜(24)の上に第2配線層(25)を形成してパターニングする工程では、一端が他端に繋がった輪状であって、周辺部(19)に対応するように形成されると共に絶縁膜(24)の上に形成されることで第1配線層(23)と電気的に絶縁された気密封止部(25b)を形成し、キャップ部(20)とセンサ部(10)とを接合する工程では、気密封止部(25b)を周辺部(19)に接合すると共に、キャップ部(20)とセンサ部(10)とによって構成される空間にセンサ構造体(15〜17)を封止することを特徴とする。
これによると、センサ部(10)とキャップ部(20)との間に封止された空間が形成されるので、センサ構造体(15〜17)と配線部(25a)との電気的接続を図ると共にセンサ構造体(15〜17)への水や異物の混入などを防止した構造を得ることができる。
また、センサ構造体(15〜17)のコンタクト領域(14a)と配線部(25a)との電気的接続と、センサ構造体(15〜17)の封止とを同時に行うことができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。以下で示される半導体装置としての半導体力学量センサは、可動部を有する加速度センサや角速度センサ(Gyroセンサ)等の力学量センサであり、例えば車両の加速度や角速度の検出に用いられるものである。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る半導体力学量センサのセンサ部10の平面図である。図1(b)は、センサ部10と貼り合わされるキャップ部20を、その貼り合わせ面側からみた平面図である。また、図2は、図1に示されるセンサ部10とキャップ部20とを貼り合わせた状態での断面図であり、図2(a)は図1(a)の2A−2A断面図、図2(b)は図1(a)の2B−2B断面図、図2(c)は図1(a)の2C−2C断面図である。以下、図1および図2を参照して半導体力学量センサの構造について説明する。
半導体力学量センサは、図1(a)に示された板状のセンサ部10と図1(b)に示された板状のキャップ部20とが、図2(a)〜図2(c)に示されるように互いに張り合わされて構成されている。
図1(a)、図2(a)〜図2(c)において、センサ部10は、加速度等の物理量を検出するセンシング部が設けられたものであり、第1シリコン層11と第2シリコン層12とで絶縁層13が挟みこまれて構成されるSOI基板と、第1シリコン層11の上に設けられた配線層14とよって構成されている。各シリコン層11、12として、例えばN型の単結晶シリコンが採用される。また、絶縁層13として例えばSiOが採用され、配線層14として例えばAlが採用される。
センシング部は、SOI基板のうち、一面を有する板状の第1シリコン層11において一面側の表層部に設けられている。具体的には、図1(a)に示されるように、第1シリコン層11には、可動電極固定部15、可動電極部16、固定電極部17、接続部18、周辺部19が形成されている。
可動電極固定部15は、ブロック状をなしており、絶縁層13の上に2個所設けられている。これら可動電極固定部15の間に可動電極部16が配置されている。可動電極部16は、各可動電極固定部15を繋ぐ直線部16aと該直線部16aに垂直なばね部16bおよび棒状の電極部16cとにより構成され、各可動電極固定部15の間に配置されることで第2シリコン層12上に浮いた状態とされている。可動電極部16の直線部16aの長手方向が、該可動電極部16の可動方向となる。
そして、可動電極部16の電極部16cに対向する位置に、絶縁層13の上に棒状の固定電極部17が配置されている。図1(a)では、可動電極部16の可動方向に対して電極部16cと固定電極部17との各2組の電極対で示したが実際にはさらに多くの櫛歯状で作製する。これにより、可動電極部16の電極部16cと固定電極部17とが櫛歯状に配置された櫛歯電極、すなわちコンデンサが構成されている。
この固定電極部17は、図2(a)に示されるように、絶縁層13の上に配置された状態になっている。可動電極固定部15も同様に、図2(b)に示されるように絶縁層13の上に配置されている。一方、可動電極部16の直線部16aおよびばね部16bの下部の絶縁層13は取り除かれており、直線部16aおよびばね部16b第2シリコン層12に対して浮いた状態になっている。同様に、図2(c)に示されるように、可動電極部16の電極部16cおよびこの電極部16cに対向配置された固定電極部17が第2シリコン層12に対して浮いた状態になっている。
このような構成によると、半導体力学量センサが外部から加速度(や角速度)を受けた場合、可動電極部16のばね部16bがたわみ、位置が固定された固定電極部17に対して、可動電極部16の直線部16aが伸びる方向に可動電極部16の電極部16cが移動する。このため、固定電極部17と電極部16cとで構成されるコンデンサの容量値を検出することで半導体力学量センサが受ける加速度や角速度が得られるようになっている。以下では、可動電極固定部15、可動電極部16、固定電極部17によって構成される櫛歯構造をセンサ構造体という。
また、接続部18は、半導体力学量センサと外部とを電気的に接続するための端子として機能する部分である。図2(a)〜図2(c)に示されるように、第1シリコン層11の上に配線層14が設けられているため、該配線層14を介して半導体力学量センサと外部とを電気的に接続できるようになっている。
そして、図1(a)に示されるように、周辺部19は、上記センサ構造体を一周して囲むと共に、接続部18を一周して囲むように設けられている。すなわち、センサ構造体が設けられた領域と、外部と接続される接続部18が設けられた領域とが周辺部19によって分離されている。なお、周辺部19は、接続部18を一周して囲んでいなくても動作上問題ないことはいうまでもない。
一方、図1(b)、図2(a)〜図2(c)に示されるように、キャップ部20は、上記センサ構造体への水や異物の混入などを防止するものであり、シリコン基板21と、第1絶縁膜22と、第1配線層23と、第2絶縁膜24と、第2配線層25とを備えて構成されている。この第1絶縁膜22と第2絶縁膜24とは同じ材料であってもよいし、また異なった材料でもよい。第1配線層23と第2配線層25との関係も同上である。
シリコン基板21は、四角形状の一側面が該一側面の反対側の側面側に凹んだ凹部21aを有している。該凹部21aは、キャップ部20とセンサ部10とを重ね合わせたときに接続部18をシリコン基板21から露出させるためのものである。
シリコン基板21においてセンサ部10と対向する一面の上に第1絶縁膜22が形成されている。この第1絶縁膜22は第1配線層23とシリコン基板21とを絶縁するためのものである。また、該第1絶縁膜22の上に第1配線層23がパターニングされて設けられている。
この第1配線層23の上には、該第1配線層23を覆うように第2絶縁膜24が形成されている。そして、第2絶縁膜24のうち、固定電極部17、可動電極固定部15、および接続部18と対向する領域とは異なる領域に開口部24aが設けられている。
このように開口部24aが設けられた第2絶縁膜24の上に第2配線層25がパターニングされて設けられている。すなわち、第2配線層25は、センサ部10の固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18にそれぞれ接合される配線部25aと、センサ部10の周辺部19に接合される気密封止部25bとにより構成される。この気密封止部25bは、第1配線層23を横切るように設けられている。言い換えると、気密封止部25bは、第1配線層23をまたぐように配置されている。
また、可動電極固定部15、固定電極部17、および接続部18は、各表面にコンタクト領域14aをそれぞれ備えている。このコンタクト領域14aが第2配線層25の配線部25にそれぞれ接合される領域となる。
ここで、センサ部10の可動電極固定部15、固定電極部17、接続部18と第2配線層25の配線部25aとの各接合関係について、図3を参照して説明する。
図3(a)は第2配線層25の配線部25aと可動電極部固定部15との接触部分の部分拡大図であり、図3(b)は第2配線層25の配線部25aの表面を研磨する量の説明図である。なお、図3(a)は可動電極固定部15と第2配線層25との接合前の斜視図である。また、図3(b)は図3(a)の3B−3B断面図に相当する。
図3(a)に示されるように、第2配線層25の配線部25aのうち第2絶縁膜24の開口部24aに埋め込まれた部分には、ステップカバレッジにより、配線部25aの表面が凹んだ凹部25cが形成されている。この凹部25cは、第2配線層25の配線部25aの平面部分が第1配線層23側に窪んだものであり、底部を有している。
この凹部25cを覆うように可動電極固定部15が第2配線層25の配線部25aに接合されると、可動電極部固定部15は配線部25aの表面のうち凹部25cが設けられた部分に接触しないので、配線部25aに凹部25cが設けられていない場合よりも配線部25aに対する可動電極部固定部15の接触面積が低下する。このため、第2絶縁膜24の開口部24aは、第2絶縁膜24のうち可動電極固定部15のコンタクト領域14aと対向する領域とは異なる領域に位置するように第2絶縁膜24に設けられている。
言い換えると、可動電極部15のコンタクト領域14aは、第2配線層25の配線部25aのうち、第2絶縁膜24の開口部24aが配線部25aに投影された領域を除いた領域に対向している。すなわち、コンタクト領域14aは第2配線層25の配線部25aの表面のうち開口部24aが投影された領域を除いた領域にずらされている。つまり、コンタクト領域14aは第2配線層25の配線部25の表面において、第2絶縁膜24の開口部24aに隣接して配置されているとも言える。
以上のように、可動電極固定部15は第2配線層25の配線部25aの凹部25cを覆うことはないので、配線部25aに対する可動電極部固定部15の接触面積が低下することはない。
上記では、コンタクト領域14aは配線部25aの表面のうち第2絶縁膜24の開口部24aが投影された領域とは異なる領域に接合されていることが示されているが、コンタクト領域14aが配線部25aの表面のうち第2絶縁膜24の開口部24aが投影された領域と重なっていたとしても、コンタクト領域14aは配線部25aの表面のうち凹部25cが形成された領域とは異なる領域に位置していれば良い。
すなわち、配線部25aの表面である平坦面が傾斜し始めて凹部25cの傾斜面となる位置を境界線と定義すると、配線部25aの表面のうち境界線までコンタクト領域14aを配置することができる。したがって、配線部25aの表面のうち開口部24aが投影された領域内であっても、該境界線までコンタクト領域14aを位置させることができる。
境界線については、上記のように平坦面が傾斜し始めて傾斜面に接続されるときの平坦面と傾斜面との境界線を明確に視認できる場合に限らず、該境界線を明確に視認できない場合であっても平坦面が傾斜し始めて傾斜面に接続される領域も境界線とする。
したがって、コンタクト領域14aを図3(b)の矢印で示された範囲に設定することもできる。以上のように、少なくとも、コンタクト領域14aが凹部25cに対して位置ずれ(オフセット)されて配置されていれば良い。
上記では、可動電極部固定部15と第2配線層25との接合関係について説明したが、固定電極部17と第2配線層25との接合関係、および接続部18と第2配線層25との接合関係についても同様である。
上記コンタクト領域14aを含む第2配線層25の表面は、図3(b)に示されるように、例えば化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing;CMP)により、第2配線層25の製膜時に発生した凹凸面を平坦化する処理が行われる。この場合、凹部25cを完全に消滅させるべく、図3(b)中のA線まで研磨する必要はなく、凹部25cが残っていても良い位置であるB線までの平坦化が行われる。
この結果、第2配線層25の配線構造において、シリコン基板21の一面からの配線部25aと気密封止部25bとの高さが同一になっている。
本実施形態では、シリコン基板21の一側面に凹部21aが設けられているため、該凹部21aに対向する周辺部19に対応した第2配線層25は設けられていない。したがって、第2配線層25は、少なくとも、センサ部10のセンサ構造体を一周して囲むように設けられている。
そして、第2配線層25のうち第2絶縁膜24が開口した開口部24aを覆うように形成された配線部25aついては、第1配線層23と第2配線層25のうち配線部25aとが電気的に接続される。一方、第2絶縁膜24に開口部24aが設けられていない部分、すなわち第2絶縁膜24のうち周辺部19と対向する場所では、第2絶縁膜24の上に第2配線層25のうち気密封止部25bが形成されているため、第1配線層23と気密封止部25bとは絶縁されている。すなわち、第1配線層23と気密封止部25bとがクロスした配線形態を設けることができ、センサ部10の固定電極部17や可動電極固定部15と接続部18とを周辺部19をまたいで電気的に接続することができる。
上記第1絶縁膜22および第2絶縁膜24として例えばSiOやSiが採用され、第1配線層23および第2配線層25として例えばAlやポリシリコンが採用される。
そして、キャップ部20の第2配線層25の気密封止部25bが、例えば直接接合の方法によってセンサ部10の周辺部19に強固に接合される。これにより、図2(a)〜(c)に示されるように、センサ部10の第2シリコン層12、絶縁層13、周辺部19、キャップ部20の第2配線層25、第2配線層25のうちの気密封止部25b、第2絶縁膜24、第1絶縁膜22がセンサ構造体を密閉した形態となる。
すなわち、センサ構造体が封止されることにより、封止された空間に水や異物の混入などを防止できるようになっている。該空間は真空とされる場合やN、He等の不活性ガスや大気とされる場合があり、本実施形態では真空になっている。
また、図1(b)に示されるように、キャップ部20のシリコン基板21に設けられた凹部21aによって、センサ部10の各接続部18がシリコン基板21から露出する。このようにシリコン基板21から露出した接続部18に対し、図2(a)〜図2(c)に示されるように、ボンディングワイヤ31が接合され、半導体力学量センサが外部と電気的に接続される。以上が、本実施形態に係る半導体力学量センサの全体構成である。
次に、上記半導体力学量センサの製造方法について説明する。以下では、1枚のシリコンウェハに複数のセンサ部10を形成することとする。図4は、センサ部10の製造工程を示した断面図である。図5は、キャップ部20の製造工程を示した断面図である。また、図6は、センサ部10とキャップ部20との貼り合わせ工程を示した断面図である。これら図4〜図6は、図1(a)の2A−2A断面図に相当する。
まず、センサ部10の製造方法について、図4を参照して説明する。図4(a)に示す工程では、SOI基板を用意する。具体的には、第2シリコン層12としての単結晶シリコンウェハを支持基台とし、該支持基台上に絶縁層13としてSiO膜を0.1〜2μmの厚さで形成する。さらに、SiO膜の上に第1シリコン層11としてのシリコン層をウェハ接合法にて接合することでSOI基板を用意する。
本実施形態では、第1シリコン層11として例えば0.001Ω・cm〜0.02Ω・cmのN型(100)シリコン層を用いる。また、第2シリコン層12として例えば0.001Ω・cm〜10Ω・cmのN型(100)シリコン基板を用いる。
なお、上記単結晶シリコン基板やシリコン層はP型のものでも良く、方位も(100)のみでなく、一般的に用いられている他の方位を使用することができる。もちろん、シリコンとして単結晶シリコンだけでなく、高濃度に不純物を含んだ多結晶シリコンをCVD法等によりデポジションしてSOI基板を構成しても良い。また、シリコン基板の他に、ガラス基板、金属、セラミックス、他の半導体材料等を使用することができる。第1、第2シリコン層11、12の各厚さは1〜500μmと任意に設定可能である。
図4(b)に示す工程では、SOI基板のうち第1シリコン層11の上に例えばCVD法により配線層14としてAl層を0.1〜2μmの厚さで形成する。この場合、配線層14を第1シリコン層11の全面に形成する。
続いて、図4(c)に示す工程では、フォトリソグラフィ・エッチング工程により、配線層14および第1シリコン層11にトレンチを形成することで、固定電極部17、接続部18、周辺部19を形成する。
また、図示しない可動電極固定部15や可動電極部16も形成する。この場合、第1シリコン層11のうち可動電極部16となる部分と第2シリコン層12との間の絶縁層13をHF(フッ化水素)の気相または液相のエッチング液で除去することで可動電極部16を形成する。以上により、半導体力学量センサのうちセンサ部10が完成する。
次に、キャップ部20の製造方法について、図5を参照して説明する。以下では、1枚のシリコンウェハに複数のキャップ部20を形成することとする。
まず、図5(a)に示す工程では、例えば0.01Ω・cmであって(100)面に配向した単結晶シリコン基板21を用意する。該シリコン基板21は、いわゆるシリコンウェハである。そして、シリコン基板21の上に第1絶縁膜22として0.1〜2μmの厚さのSi膜を形成する。これはLPCVD法またはプラズマCVD法で形成することができる。
図5(b)に示す工程では、第1絶縁膜22の上に0.1〜2μmの厚さのAl層を形成し、フォトリソグラフィ・エッチング工程により該Al層をパターニングして第1配線層23を形成する。なお、穴のあいたステンレス等の金属製のマスクを用いたいわゆるマスク蒸着方法を採用しても良い。
図5(c)に示す工程では、第1配線層23および第1絶縁膜22の上に、第2絶縁膜24として第1配線層23の厚さより十分厚い0.5〜4μmの厚さのSiO膜を形成する。また、第2絶縁膜24の表面をCMP法でウェハ全体を平坦化する。
そして、第2絶縁膜24のうちセンサ部10の固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18の各コンタクト領域14aと対向する領域とは異なる領域に第1配線層23が露出する開口部24aをそれぞれ形成する。すなわち、各開口部24aに固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18の各コンタクト領域14aを対向させたときに各開口部24aと各コンタクト領域14aとが重ならないように、開口部24aをそれぞれ形成する。
各開口部24aは必ずしもセンサ部10の固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18と完全に重ならない位置でなく、少なくともステップカバレッジによる凹部25cからはずれた位置であれば良い。この開口部24aは、第1配線層23と後の工程で形成する第2配線層25とをコンタクトするためのものである。また、このとき、同じく少なくとも可動電極部16の電極部16cの位置に相当する部分の第2絶縁膜24を部分的に除去してある。これは可動電極部16の電極部16cがキャップ部20に接触しにくくするためである。
なお、この第2絶縁膜24の平坦化に代えて次の工程で形成する第2配線層25をウェハ全体に厚く形成し、CMP法で第2配線層25表面全体を平坦化し、第2配線層25をフォトリソグラフィー、エッチング工程でパターニングしてもよい。
図5(d)に示す工程では、第2絶縁膜24、該第2絶縁膜24から露出した第1配線層23、および第1絶縁膜22の上にAl層を形成する。そして、Al層の上にマスクを形成し、このマスクを介してAl層をエッチングすることによって、第2配線層25としての配線部25aおよび気密封止部25bを形成する。これにより、第2絶縁膜24に開口部24aが設けられた部分では、第2配線層25の配線部25aと第1配線層23とが接続され、電気的に導通する。
また、配線部25aには、該配線部25aの一部が第2絶縁膜24の開口部24aを埋め込まれたことにより、該配線部25aの表面が窪んだ凹部25cが形成される。
図5(e)に示す工程では、シリコン基板21の一面からの配線部25aと気密封止部25bとの高さが同一になるように、例えばCMPにより第2配線層25全体を平坦化する。平坦化に当たっては、図3(b)に示されるように、第2配線層25の製膜時に発生した凹凸面を平坦化する処理を行うが、この場合、配線部25aの凹部25cを完全に消滅させるべく、図中のA線まで研磨する必要はなく、凹部25cが残っていても良い位置であるB線までの平坦化を行う。これは、センサ部10の可動電極部固定部15等の各コンタクト領域14aが配線部25aの表面のうち凹部25cを除いた領域に接合されるため、凹部25cを完全に無くす必要がないためである。
このようにして、配線部25aおよび気密封止部25bを形成する。気密封止部25bは電気的にフローティングになっていても良いし、必要に応じて例えばグランド電位等の所定の電位としても良い。以上により、半導体力学量センサのうちキャップ部20が完成する。また、キャップ部20の基板はシリコン基板21の他にガラス基板、金属、セラミックス、他の半導体材料を使用することができる。
次に、図6に示されるように、センサ部10とキャップ部20とを接合する。具体的には、センサ部10の配線層14とキャップ部20の第2配線層25とを対向させ、例えば特開平10−92702号公報に示されているように、高真空中で表面をArイオン等のスパッタリングで活性化させ室温〜500℃の温度でいわゆる直接接合の方法により強固に接合する。これにより、センサ部10の周辺部19とキャップ部20の気密封止部25bとを接合し、センサ構造体を気密封止する。
また、センサ部10の固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18とキャップ部20の配線部25aとをそれぞれ接合することでセンサ部10のセンサ構造体と接続部18とを電気的に接続する。この場合、第2絶縁膜24に設けられた各開口部24aは、センサ部10の可動電極部固定部15等の各コンタクト領域14aと対向しない位置に設けられているので、可動電極部固定部15等の各コンタクト領域14aが配線部25aの凹部25cを覆うように該配線部25aに接合されることはない。したがって、可動電極部固定部15等と各配線部25aとの接合強度が低下することを防止できる。
本実施形態では、上記のように直接接合にてセンサ部10とキャップ部20とを接合しているが、例えばセンサ部10の配線層14およびキャップ部20の第2配線層25の上にNi、Cu、Au等の金属層を形成することで、はんだ接続等も実施可能である。また、はんだ接続に代えて、銀ペースト等の導電性接着剤を用いて接続することもできる。この方法によると、上記直接接合の場合では、キャップ部20の第2配線層25において配線部25aと気密封止部25bとがシリコン基板21の一面から同一の高さになっていることが必要であったが、はんだ接続や導電性接着剤を用いる場合では、はんだや接着剤が配線部25aや気密封止部25bの高さ調整の役割を果たすため配線部25aと気密封止部25bとがシリコン基板21の一面から同一の高さになっている必要はない。すなわち、はんだ接続や導電性接着剤を用いる場合、センサ部10にキャップ部20を押し付けることによりセンサ構造体を気密封止することができる。
上述のように、センサ部10およびキャップ部20をシリコンウェハにそれぞれ形成して各々のウェハを張り合わせている。これにより、図7に示されるように、ウェハ40に複数の半導体力学量センサが形成される。したがって、図7に示されるウェハ40をダイシングカットすることにより、ウェハ40をチップ単位に分割して個々の半導体力学量センサを得ることができる。
なお、実際には、数百の半導体力学量センサが含まれるようにウェハ40にセンサ部10やキャップ部20が形成され、最終的にチップ単位に分割される。他方、センサ部10およびキャップ部20をそれぞれ単体で形成し、図6に示されるように張り合わせることで半導体力学量センサを製造することもできる。
この後、半導体力学量センサを図示しない回路基板等に実装し、図2(a)〜図2(c)に示されるように接続部18と図示しない電気回路とをワイヤボンディングすることで、センサ構造体に生じる物理量に応じた電気信号を半導体力学量センサの外部に出力することができる。
以上説明したように、本実施形態では、第2絶縁膜24に設けられた各開口部24aは、第2絶縁膜24のうちセンサ部10の固定電極部17、可動電極固定部15、接続部18の各コンタクト領域14aと対向する領域とは異なる領域に設けられていることが特徴となっている。
これによると、可動電極部固定部15等の各コンタクト領域14aが各配線部25aの表面に接合されたときに、該コンタクト領域14aと凹部25cとは重ならない位置関係となるので、配線部25aとコンタクト領域14aとの接合面積の低下を防止することができる。したがって、可動電極部固定部15等と配線部25aとの接合強度を確保することができ、キャップ部20がセンサ部10から剥がれてしまうことを防止できる。これは、半導体力学量センサの歩留まりの向上に繋がる。
また、配線部25aにステップカバレッジによる凹部25cが形成されたとしても、該凹部25cを消滅させるまで配線部25aの表面を削る必要がなくなるので、キャップ部20の生産性、ひいては半導体力学量センサの生産性の向上を図ることができる。
本実施形態では、半導体力学量センサのうちキャップ部20においてセンサ部10と対向する一面に第1絶縁膜22、第1配線層23、第2絶縁膜24、および第2配線層25によって構成される積層構造を設けているので、センシング部であるセンサ構造体が設けられたセンサ部10側に複雑な配線層を設ける必要がなく、センサ部10の構造を簡略化することができ、ひいては、半導体力学量センサの構造を簡略化することができる。
そして、キャップ部20に配線層を設けて気密封止として機能させることで、センサ部10に配線層を設ける工程が不要となると共に、センサ部10を多層構造とする必要がなくなる。したがって、センサ部10の製造工程、ひいては半導体力学量センサ全体の製造工程を簡略化することができ、半導体力学量センサの歩留まりの向上やコストを低減させることができる。
また、第2配線層25を構成する配線部25aと気密封止部25bとをシリコン基板21の一面から同一の高さにしているので、センサ部10とキャップ部20とを接合するだけで配線部25aによって接続部18とセンサ構造体との電気的接続を図ることができると共に、気密封止部25bによってセンサ構造体を気密封止することができる。
さらに、キャップ部20に凹部21aを設け、該凹部21aからセンサ部10の接続部18を露出させている。これにより、ワイヤボンディングを行うためのツールがキャップ部20に接触しないようにすることができると共に、該接続部18へのワイヤボンディングを容易に行うことができる。したがって、キャップ部20にワイヤボンディングのための貫通孔を設ける必要もなく、キャップ部20のサイズを大きくしないようにすることができ、ひいてはチップサイズの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。上記第1実施形態では、半導体力学量センサのうちセンサ部10に外部と電気的接続を図る接続部18が設けられていたが、本実施形態では、キャップ部20から外部に電気的接続を図る構成になっていることが特徴となっている。
図8は、本実施形態に係る半導体力学量センサの概略断面図である。この図に示されるように、図2に示されるセンサ部10の接続部18を廃止し、センサ部10においては周辺部19で囲まれた部分のみを有する構成とする。一方、キャップ部20については、第1実施形態と同様の構成となっている。
したがって、図8に示されるように、センサ部10については、接続部18が設けられていない分、図2におけるセンサ部10よりもサイズが小さくなっている。そして、該センサ部10のセンサ構造体がキャップ部20の気密封止部25bによって封止されると、キャップ部20のうち図2に示されるセンサ部10の接続部18に接合されていた配線部25aが露出する。
本実施形態では、センサ部10から露出した、すなわちセンサ部10に封止されていない配線部25aをパッドとして用いる。図8に示されるように、センサ部10から露出した配線部25aにボンディングワイヤ31を接続し、半導体力学量センサと外部との電気的接続を図っている。
以上のように、キャップ部20の配線部25aを外部と接続することができる。この場合、第1実施形態に対してセンサ部10のサイズは小さくなり、キャップ部20のサイズは変わらない。このため、図2に示される半導体力学量センサに対してサイズを小さくすることができる。また、この実施形態においては、第1実施形態のキャップ部20のシリコン基板21に設けられた凹部21aはセンサ部10の側に設けられることになる。ウェハ状態でなく、個別に組み付ける場合はこの凹部21aはなくてもよい。
(第3実施形態)
本実施形態では、上記各実施形態と異なる部分についてのみ説明する。本実施形態では、配線パターン部を有する2つのチップを接合して半導体力学量センサが構成されていることが特徴となっている。
図9は、本実施形態に係る半導体力学量センサの概略断面図である。この図に示されるように、半導体力学量センサは、第1チップ50と第2チップ60とが接合されて構成されている。
第1チップ50は、一面を有する板状であって、一面側の表層部に第1IC回路部51が設けられたものである。この第1チップ50は、図2に示されるものと同じ構成の配線パターン部52を有している。
具体的には、第1IC回路部51の上に第1絶縁膜53が形成され、第1絶縁膜53の上に第1IC回路部51に接続される第1配線層54がパターニングされている。また、第1配線層54の上に第1配線層54を露出させる開口部55aが設けられた第2絶縁膜55が形成されており、開口部55aから露出する第1配線層54の上に第2配線層56が形成されている。
また、第1チップ50において、配線パターン部52の第2絶縁膜55の上に気密封止部56aが形成されている。この気密封止部56aは、一端が他端に繋がった輪状になっている。また、気密封止部56aは、第2絶縁膜55の上に形成されることで第1配線層54と電気的に絶縁され、第2配線層56と同一の高さとされている。
第2配線層56は、第2絶縁膜55の開口部55aに埋められたことで、第2配線部56の表面が開口部55a側に凹んだ凹部56bを有している。
なお、図9には示されていないが、この配線パターン部52は第1IC回路部51と電気的に接続されている。
同様に、第2チップ60には、一面を有する板状であって、一面側の表層部に第2IC回路部61が設けられている。そして、第2チップ60にも、上記配線パターン部52と同じ構造の配線パターン部62が第2IC回路部61の上に形成されている。
具体的には、第2IC回路部61の上に第1絶縁膜63が形成され、第1絶縁膜63の上に第2IC回路部61に接続される第1配線層64がパターニングされている。また、第1配線層64の上に第1配線層64を露出させる開口部65aが設けられた第2絶縁膜65が形成されており、開口部65aから露出する第1配線層64の上に第2配線層66が形成されている。また、第2チップ60において、第2絶縁膜65の上にも上記と同様の気密封止部66aが形成されている。この気密封止部66aは、第2絶縁膜65の表面のうち第1チップ50の気密封止部56aに対応する位置に形成されている。
第2配線層66は、第2絶縁膜65の開口部65aに埋められたことで、第2配線部66の表面が開口部65a側に凹んだ凹部66bを有している。もちろん、配線パターン部62は、第2IC回路部61と電気的に接続されている。
そして、第1チップ50の一面と第2チップ60の一面とが向かい合わされて、第1チップ50の配線パターン部52の第2配線層56と第2チップ60の配線パターン部62の第2配線層66とが接合されている。
この場合、第1チップ50の第2配線層56の凹部56bと第2チップ60の第2配線層66の凹部66bとが対向するように、第1チップ50の一面と前記第2チップ60の一面とが向かい合わされて、第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66とが接合されている。
これによると、第1チップ50の第2配線層56の表面と第2チップ60の第2配線層66の表面とが接触する面積のうち、凹部56bおよび凹部66bが占める面積が最小限になる。ここで、凹部56bと凹部66bとのサイズが異なっていたとしても、大きい面積が小さい面積を吸収し、大きい面積が上記接触する面積を占めるだけである。これにより、第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66との接合面積の低下を防止できる。したがって、第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66との接合強度を確保できる。
また、各第2配線層56、66が接合されると共に、各気密封止部56a、66aが接合されている。これにより、気密封止部56a、66aと第1絶縁膜53、63と第2絶縁膜55、65とで構成される空間が気密封止されている。
図9に示されるように、第1チップ50のサイズは第2チップ60よりも小さくなっており、第2チップ60の第2配線層66が第1チップ50から露出している。そして、露出した第2配線層66にボンディングワイヤ31が接続され、半導体力学量センサと外部との電気的接続が図られている。
このような構造の半導体力学量センサは、以下のようにして製造される。第1IC回路部51および配線パターン部52が形成された第1チップ50と、第2IC回路部61および配線パターン部62が形成された第2チップ60とを用意する。
ここで、第1チップ50の第2配線層56には、該第2配線層56が第2絶縁膜55の開口部55aに埋められたことで、第2配線部56の表面が開口部55a側に凹んだ凹部56bが形成されている。また、第2絶縁膜55の上に気密封止部56aも形成されている。
同様に、第2チップ60の第2配線層66には、該第2配線層66が第2絶縁膜65の開口部65aに埋められたことで、第2配線部66の表面が開口部65a側に凹んだ凹部66bが形成されている。また、第2絶縁膜65の上であって第1チップ50の気密封止部56aに対応する位置に気密封止部66aが形成されている。
第1チップ50において、第2配線層56の高さはどの場所でも第1チップ50の一面に対して同じになっている。同様に、第2チップ60において、第2配線層66の高さもどの場所でも第2チップ60の一面に対して同じになっている。
各チップ50、60はウェハ状態で形成されている。また、第1チップ50が多数形成されたウェハにおいては、ボンディングワイヤが配置される部位にそれぞれ貫通穴が形成されている。
そして、各ウェハを常温接合する。このとき、第1チップ50の配線パターン部52の第2配線層56と第2チップ60の配線パターン部62の第2配線層66とを接合する。
このとき、第1チップ50の一面と前記第2チップ60の一面とを向かい合わせ、第1チップ50の第2配線層56の凹部56bと第2チップ60の第2配線層66の凹部66bとを対向させる。そして、第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66とを接合する。
また、各気密封止部56a、66aを接合することで、気密封止部56a、66aと第1絶縁膜53、63と第2絶縁膜55、65とで構成される空間を気密封止する。これにより、該空間への水や異物の混入などを防止することができる。
この後、ウェハをダイシングカットすることにより、個々に分割することで図9に示される半導体力学量センサが完成する。
以上のように、本実施形態では、第1チップ50の凹部56bと第2チップ60の凹部66bとを対向させて第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66とを接合しているので、第1チップ50の第2配線層56と第2チップ60の第2配線層66との接触面積のうち凹部56bおよび凹部66bが占める面積を最小限にすることができる。したがって、該接触面積の低下を防止できる。
また、各チップ50、60に配線パターン部52、62をそれぞれ設け、各配線パターン部52、62を接合することにより、1つの半導体装置を構成することができる。この場合、各回路部51、61内に複雑な配線パターンを設ける必要がないため、各回路部51、61の面積が大きくならないようにすることができ、ひいては各チップ50、60のサイズが大きくならないようにすることができる。また、各チップ50、60の配線パターン部52、62を接合するだけであるので、半導体力学量センサの製造工程を簡略化することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、気密封止部25b、56a、66aが設けられた半導体力学量センサが示されているが、気密封止部25b、56a、66aはセンサ構造体15〜17を密封する役割を果たすものあり、半導体力学量センサに必ず設ける必要はない。すなわち、気密封止部25b、56a、66aが設けられていない構成の半導体力学量センサであっても構わない。
上記各実施形態では、センサ部10の各シリコン層11、12としてN型の単結晶シリコンが採用されているが、例えばN+型の単結晶シリコンを採用することもできる。また、シリコン基板21、各シリコン層11、12として高濃度のものを使用したが、低濃度基板、低濃度層に不純物イオンを打ち込んだもの、気相の不純物拡散法等で表面のみまたは全体を高濃度化したものを用いてもよい。
上記各実施形態では、キャップ部20にシリコン基板21を用いていたが、例えばガラス等の絶縁材料を用いることもできる。これによると、第1絶縁膜22が不要となり、絶縁材料の上に第1配線層23を直接形成することができる。
また、第1配線層23をドープトポリシリコンで形成することができる。さらに、第2配線層25もドープトポリシリコンを用いてもよい。ポリシリコンを用いた場合、常温接合はシリコン−シリコン接合となり機械的強度および安定性は向上する。この場合、ワイヤボンディングのボンディングパッド部分のみAl層を形成してもよいが、さらに簡素化する場合にはボンディングパッド部にインクジェット法、スクリーン印刷法等でAl、Au、Cuの印刷層を形成し、必要に応じて熱処理を施し密着性を上げ、この領域にワイヤボンディングすることができる。
上記各実施形態では、Z軸方向やZ軸に垂直な方向の加速度を検出する個々の加速度センサについて説明したが、Z軸方向の加速度を検出する加速度センサと、Z軸に垂直なX軸の2軸の加速度を検出する加速度センサとを1チップ上に一体化した2軸加速度センサを作製することもできる。同様に、Z軸、X軸、X軸およびZ軸に垂直なY軸の3軸の加速度をそれぞれ検出できるセンサを1チップ上に一体化しても良い。この場合、各軸方向の加速度を検出する加速度センサそれぞれを気密封止部25bで囲むことができ、すべての加速度センサを1つの気密封止部25bで囲むこともできる。
本発明の第1実施形態に係る半導体力学量センサの平面図である。 (a)は図1の2A−2A断面図、(b)は図1の2B−2B断面図、(c)は図1の2C−2C断面図である。 (a)は第2配線層の配線部と可動電極部固定部との接触部分の部分拡大図であり、(b)は第2配線層の配線部の表面を研磨する量の説明図である。 図1および図2に示される半導体力学量センサのうちセンサ部の製造工程を示した断面図である。 図1および図2に示される半導体力学量センサのうちキャップ部の製造工程を示した断面図である。 図1および図2に示される半導体力学量センサにおいて、センサ部とキャップ部とを接合する製造工程を示した図である。 1枚のシリコンウェハに複数の半導体力学量センサを形成した様子を示した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体力学量センサの概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体力学量センサの概略断面図である。 本出願人が先に提出した特許出願に係る半導体装置の概略断面図である。
符号の説明
10 センサ部
14a コンタクト領域
15 可動電極固定部
16 可動電極部
17 固定電極部
20 キャップ部
23 第1配線層
24 第2絶縁膜
24a 第2絶縁膜の開口部
25 第2配線層
25a 配線部
25b 気密封止部
25c 凹部
60 バンプ
50 第1チップ
51 第1IC回路部
60 第2チップ
61 第2IC回路部

Claims (4)

  1. 一面を有する板状であって、前記一面の表層部にはシリコンからなる表面が平坦で同一表面からなるセンサ構造体(15〜17)が形成され、前記一面の表層部は金属層(14)で被覆されたセンサ部(10)と、
    シリコン基板からなり、前記シリコン基板のうち前記センサ部(10)の一面に接合される側の表面が平坦であるキャップ部(20)とを備え、
    前記キャップ部(20)は、
    前記センサ部(10)が接合される面の外縁部分と前記センサ構造体(15〜17)とを繋ぐようにパターニングされた第1配線層(23)と、
    前記第1配線層(23)の上に形成され、該第1配線層(23)を露出させる開口部(24a)が設けられた絶縁膜(24)と、
    前記開口部(24a)から露出する前記第1配線層(23)の上に形成された配線部(25a)を有する第2配線層(25)とを備え、
    前記配線部(25a)は、前記絶縁膜(24)の開口部(24a)に埋められたことで、前記配線部(25a)の表面が前記開口部(24a)側に凹んだ凹部(25c)を有し、
    前記センサ構造体(15〜17)のうち前記配線部(25a)に接合された領域をコンタクト領域(14a)と定義したとき、前記コンタクト領域(14a)は、前記配線部(25a)の表面のうち前記凹部(25c)が形成された領域とは異なる領域に位置しており、
    前記センサ部(10)は、
    前記センサ構造体(15〜17)を一周して囲み表面が平坦で前記センサ構造体(15〜17)と同一表面からなる周辺部(19)と、
    前記キャップ部(20)が接合される一面のうち前記周辺部(19)で囲まれた領域の外側にワイヤ(31)が接続される表面が平坦で前記センサ構造体(15〜17)と同一表面からなる接続部(18)とを有しており、
    前記第2配線層(25)は、一端が他端に繋がった輪状であって、前記周辺部(19)に対応するように形成されると共に前記絶縁膜(24)の上に形成されることで前記第1配線層(23)と電気的に絶縁された気密封止部(25b)を有し、
    前記キャップ部(20)が前記センサ部(10)に接合されることで、前記気密封止部(25b)が前記周辺部(19)に接合されると共に、前記キャップ部(20)と前記センサ部(10)とによって構成される空間に前記センサ構造体(15〜17)が封止されるようになっていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記コンタクト領域(14a)は、前記配線部(25a)の表面のうち前記絶縁膜(24)の開口部(24a)が投影された領域とは異なる領域に位置していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記キャップ部(20)のうち前記センサ部(10)が接合される面の外縁部分に形成された前記配線部(25a)にワイヤ(31)が接続され、該ワイヤ(31)を介して前記センサ構造体(15〜17)と外部とが接続されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 一面を有する板状であって、前記一面側の表層部にはシリコンからなる表面が平坦で同一表面からなるセンサ構造体(15〜17)が形成され、前記一面の表層部は金属層(14)で被覆されたセンサ部(10)を用意する工程と、
    前記センサ部(10)接合される側の表面が平坦なシリコン基板からなり、該センサ部(10)が接合される面の外縁部分と前記センサ構造体(15〜17)とを繋ぐようにパターニングされた第1配線層(23)を有するキャップ部(20)を用意する工程と、
    前記第1配線層(23)の上に絶縁膜(24)を形成する工程と、
    前記センサ構造体(15〜17)のうち前記キャップ部(20)に接合される領域をコンタクト領域(14a)と定義したとき、前記絶縁膜(24)のうち前記コンタクト領域(14a)が対向した領域とは異なる領域に前記第1配線層(23)が露出する開口部(24a)を形成する工程と、
    前記絶縁膜(24)の上に第2配線層(25)を形成してパターニングすることにより、前記開口部(24a)から露出する前記第1配線層(23)の上に底部を有する凹部(25c)を備えた配線部(25a)を形成する工程と、
    前記凹部(25c)の底部を残すように前記配線部(25a)の表面を平坦化する工程と、
    前記センサ構造体(15〜17)のコンタクト領域(14a)を前記配線部(25a)の表面のうち前記開口部(24a)が投影された領域とは異なる領域に接合することにより、前記キャップ部(20)と前記センサ部(10)とを接合する工程とを含んでおり、
    前記センサ部(10)を用意する工程では、該センサ部(10)として、前記センサ構造体(15〜17)を一周して囲み表面が平坦で前記センサ構造体(15〜17)と同一表面からなる周辺部(19)と、前記キャップ部(20)が接合される一面のうち前記周辺部(19)で囲まれた領域の外側にワイヤ(31)が接続される表面が平坦で前記センサ構造体(15〜17)と同一表面からなる接続部(18)とを備えたものを用意し、
    前記絶縁膜(24)の上に前記第2配線層(25)を形成してパターニングする工程では、一端が他端に繋がった輪状であって、前記周辺部(19)に対応するように形成されると共に前記絶縁膜(24)の上に形成されることで前記第1配線層(23)と電気的に絶縁された気密封止部(25b)を形成し、
    前記キャップ部(20)と前記センサ部(10)とを接合する工程では、前記気密封止部(25b)を前記周辺部(19)に接合すると共に、前記キャップ部(20)と前記センサ部(10)とによって構成される空間に前記センサ構造体(15〜17)を封止することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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