JP4882831B2 - カラオケネットワークシステム、カラオケサービス用リモコン端末 - Google Patents

カラオケネットワークシステム、カラオケサービス用リモコン端末 Download PDF

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Description

本発明は、カラオケサービスを利用する際に前回とは異なるリモコン端末を使用することとなっても、利用者ごとに予め設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、その使用するリモコン端末のタッチパネルの劣化状況に応じて最適化する技術に関する。
従来より、液晶等からなる表示装置と、入力位置座標を検出するタッチパネルとを重ねて複数のキーのレイアウトを表示し、その位置を利用者が指で触れることにより入力を行う透過式タッチパネルを用いた入力装置が知られている。このような入力装置では、表示させる項目キーレイアウトは予めホスト装置で作成し、そのデータを入力装置にダウンロードするか、予め入力装置のROMなどの記録手段に記録して使用している。
しかし、上述の入力装置においては、タッチパネル上の定義されている操作キーのタッチ使用頻度に応じて、特定の操作キーを構成しているスイッチ摩擦やタッチ特性の劣化(抵抗式であれば抵抗値、静電式であれば静電容量の変化)などにより、例えば、タッチパネルの操作キー配線が断線や、タッチ検出する抵抗値や静電容量の閾値が変わり、タッチ操作を検出できないようなことが発生する。
そこで、タッチパネル上の操作キーの押下数が予め設定された比較設定値を越えると、自動的にキー定義を変更する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このことにより、スイッチの摩耗や特性劣化を平均化し、タッチパネルの寿命を長く保持できる。
特開平05−73202号公報
ところで、カラオケサービス特有の利用状況として、利用者が必ずしも同一のカラオケ店舗や、同一のカラオケルーム、同一のリモコン端末を利用し続けるとは限らないという点が挙げられる。このことは、利用者がカラオケサービスを利用する毎に異なるリモコン端末を使用するということを意味する。
このような場合、図3に例示するように、特許文献1の技術を用いて、以前にカラオケサービスを利用した際に、そのリモコン端末のキー定義が、リモコン利用途中でタッチパネルの劣化状況に応じて自動的にキー定義が新たに設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、次回にカラオケサービスを利用する際にそのリモコン端末のタッチパネルに適用しようとしても、次回利用時のリモコン端末のタッチパネルの劣化状況が前回利用したリモコン端末の劣化状況と異なる場合には、次回のタッチパネルの劣化位置と、前回利用したリモコン端末の利用途中で、前回利用したリモコン端末のタッチパネルの劣化位置に対応して新たに設定された操作キーの位置とが合致して、その際に、リモコン端末のキー操作に支障が生じるおそれがあった。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、カラオケサービスを利用する際に前回とは異なるリモコン端末を使用することとなっても、利用者ごとに予め設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、その使用するリモコン端末のタッチパネルの劣化状況に応じて最適化する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係るカラオケネットワークシステムは、「リモコン端末の表示領域に表示される各種操作キーの何れかとリモコン端末の表示領域の不良部分とが合致する場合に、その不良部分に合致した操作キーの位置を、表示領域の不良部分すべてとは一致せず、且つ不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い位置に再設定すること」を特徴とする。
具体的には、上述のカラオケネットワークシステムは、カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置を第1ネットワークを介してユーザからキー操作可能とする透過式タッチパネル入力機能を有し、前記タッチパネルの各種操作キーの配置を示す画面設定情報に基づいて、タッチパネル表示領域に前記ユーザからタッチパネルを介して各種操作キーを操作可能に表示し、前記カラオケ装置もしくはホストサーバからの情報表示も行う機能、を有するリモコン端末とが、第2ネットワークを介して前記ホストサーバと通信可能に接続された構成を有している。
このうちホストサーバにおいては、個人用情報記憶手段が、ユーザから前記入力機能を介して前記リモコン端末から提供されるユーザ提供情報および画面設定情報を少なくとも含むユーザごとの個人用情報を記憶している。そして、認証手段が、リモコン端末を介してホストサーバに接続するユーザへの認証と認証の終了とを行い、当該認証したユーザに対して、認証の終了までの認証中には当該システムの利用開始をリモコン端末に対して許可する。さらに、配信手段が、個人用情報記憶手段に記憶されている個人用情報のうち認証中のユーザに関する個人用情報を、前記リモコン端末からの要求に基づいて閲覧可能な情報として配信する。
一方、リモコン端末においては、一時記憶手段が、ホストサーバから送信された個人用情報を一時記憶する。また、表示制御手段が、一時記憶手段が記憶する個人用情報をタッチパネルの表示領域に表示させる。なお、タッチパネルについては、一時記憶手段が記憶する個人用情報を表示可能な表示領域を有する。また、検出手段が、タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出する。そして、判断手段が、検出手段によって不良部分が検出された場合に、個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、そのリモコン端末のタッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致するか否かを判断する。さらに、設定手段が、タッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致すると判断手段によって判断された場合に、個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置にその操作キーの位置を再設定する。また、更新手段が、一時記憶手段が記憶する個人用情報に、設定手段によって再設定された操作キーの位置を追加することで個人用情報を更新する。そして、送信手段が、ユーザがログアウトする際に、一時記憶手段が記憶する個人用情報をホストサーバに送信する。
一方、ホストサーバでは、記憶制御手段が、リモコン端末の送信手段から送信された個人用情報を個人用情報記憶手段に記憶させることでその記憶内容を更新させる。
このように構成された本発明のカラオケネットワークシステムによれば、リモコン端末のタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとリモコン端末のタッチパネルの表示領域の不良部分とが合致する場合に、その不良部分に合致した操作キーの位置を、表示領域の不良部分すべてとは一致せず、且つ不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置に再設定するので、カラオケサービスを利用する際に前回とは異なるリモコン端末を
使用することとなっても、利用者ごとに予め設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、その使用するリモコン端末のタッチパネルの劣化状況に応じて最適化することができる。
なお、前述した、不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置に再設定する目的は、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づけることで、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えるためでもある。
また、最も近づける位置を考慮せずにキーを配置するならば、例えば、表示領域の右上端が前回の曲予約キーであったのが、今回左下端が曲入力キーとなってしまうおそれもある。近い将来、カラオケ用リモコン端末が更に多機能となり、その形状が一般的なタブレット・コンピュータに相当する形状をとり、その表示領域が14インチ程度のタッチパネルになると考えると、前記曲予約キーの位置は、約36センチ移動する(移動距離)。タブレット・コンピュータ程度の形状であれば手持ちで操作するため、30センチ離れた目視位置(目視距離)から操作するならば、その移動距離は目視距離の2倍以上となり、曲予約キーを見失うことも容易に想像できるため、利用者のキー操作の過去と現在の違和感もより大きなものとなる。
ところで、操作キーの位置を再設定した後に、タッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される操作キーの何れかとが合致すると判断されることがある。そこで、個人用情報に含まれる画面設定情報中の操作キーの位置の履歴の中で、不良部分に合致した操作キーの再設定時に参照した過去に配置されていた位置としての、当該リモコン端末を前回使用したときに一番近い過去の時間に設定された前記操作キーの位置よりも過去に配置されていた操作キーの位置へと再設定し直すことが考えられる。
具体的には、請求項2のように、リモコン端末の設定手段によって操作キーの位置を再設定した後に、タッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される操作キーの何れかとが合致すると判断手段によって判断されたときには、リモコン端末の設定手段が、個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置と、前記個人用情報に含まれる画面設定情報中の操作キーが過去に設定された位置の履歴の中で、その不良部分に合致した操作キーの再設定時に参照した当該リモコン端末を前回使用したときに一番近い過去の時間に設定された前記操作キーの位置よりも過去に配置されていた操作キーの位置とから最も近い領域の何れかの位置にその操作キーの位置を再設定することが考えられる。
このように構成すれば、キーマップ履歴を記憶する履歴を増やす程、不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置に再設定することで、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づくので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
ところで、過去の操作キーの位置に最も近い位置に設定することが考えられる。具体的には、請求項3のように、リモコン端末の設定手段が、操作キーの位置を再設定する際に、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、その操作キーが過去に配置されていた位置に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することが考えられる。このように構成すれば、再設定後の操作キーの位置が利用者の過去に使用したキー配列に最も近づくので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
ところで、再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内には存在しない場合には、操作キーの位置を再設定し直すことが考えられる。具体的には、請求項4のように、リモコン端末が、さらに、設定手段によって再設定された操作キーの位置がタッチパ
ネルの表示領域内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、リモコン端末の設定手段によって再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内に存在しないと判定手段によって判定された場合には、リモコン端末の設定手段が、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、先に操作キーを設定した位置を除いた場合に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することが考えられる。このように構成すれば、再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内には存在しない場合でも、操作キーの位置をタッチパネルの表示領域内に設定し直すことができる。
ところで、利用者がリモコン端末を操作している間にタッチパネルの劣化が進行し、これまで正常であった操作キーが操作不能となるおそれがある。そこで、タッチパネルの表示領域の不良位置を所定時間ごとに検出することが考えられる。具体的には、請求項5のように、リモコン端末の検出手段が、設定手段によって操作キーの位置が再設定された後に所定時間が経過したときに、タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出することが考えられる。このように構成すれば、利用者のキー入力の時点で突然キー配列を変更することがなく、例えばカラオケ歌唱中などの利用者が気付かない間にキー配列を変更することができる。また、例えば特許文献1に記載の手法を用いてキー配列が変更されると、キー配列が利用者の気付かないうちに全く異なる位置になり、利用者が戸惑う恐れがあるが、本発明によれば、利用者の気付かないうちにキー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。
なお、バーやスナックなどでは、上述のようなカラオケネットワークシステムではなく、カラオケ装置とリモコン端末とから構成されるカラオケシステムが利用される場合があるが、本発明は、カラオケサービス用リモコン端末としても実現できる。
具体的には、上述のカラオケサービス用リモコン端末は、カラオケ演奏を行うカラオケ装置をネットワークを介してユーザからキー操作可能とする透過式タッチパネル入力機能を有し、タッチパネルの各種操作キーの配置を示す画面設定情報に基づいて、タッチパネル表示領域に前記ユーザからタッチパネルを介して各種操作キーを操作可能に表示し、カラオケ装置からの情報表示も行う機能、を有する。
そして、個人用情報記憶手段が、ユーザから前記入力機能を介して提供されるユーザ提供情報および画面設定情報を少なくとも含むユーザごとの個人用情報を記憶している。そして、認証手段が、ユーザへの認証と認証の終了とを行い、当該認証したユーザに対して、認証の終了までの認証中には当該システムの利用開始を許可する。
また、一時記憶手段が、個人用情報記憶手段に記憶されている個人用情報のうち認証中のユーザに関する個人用情報を、閲覧可能な情報として一時記憶する。また、表示制御手段が、一時記憶手段が記憶する個人用情報をタッチパネルの表示領域に表示させる。なお、タッチパネルについては、一時記憶手段が記憶する個人用情報を表示可能な表示領域を有する。また、検出手段が、タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出する。そして、判断手段が、検出手段によって不良部分が検出された場合に、個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、そのリモコン端末のタッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致するか否かを判断する。さらに、設定手段が、タッチパネルの表示領域の不良部分とタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致すると判断手段によって判断された場合に、個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良
部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置にその操作キーの位置を再設定する。また、更新手段が、一時記憶手段が記憶する個人用情報に、設定手段によって再設定された操作キーの位置を追加することで個人用情報を更新する。記憶制御手段が、一時記憶手段が記憶する個人用情報を個人用情報記憶手段に記憶させることでその記憶内容を更新させる。
このように構成された本発明のカラオケサービス用リモコン端末によれば、リモコン端末のタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとリモコン端末のタッチパネルの表示領域の不良部分とが合致する場合に、その不良部分に合致した操作キーの位置を、表示領域の不良部分すべてとは一致せず、且つ不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置に再設定するので、リモコン端末だけでキー不良の課題を解決できるという効果がある。
なお、上述のように再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内には存在しない場合には、操作キーの位置を再設定し直すことが考えられる。具体的には、請求項7のように、設定手段によって再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、設定手段によって再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内に存在しないと判定手段によって判定された場合には、設定手段が、タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、先に操作キーを設定した位置を除いた場合に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することが考えられる。このように構成すれば、再設定された操作キーの位置がタッチパネルの表示領域内には存在しない場合でも、操作キーの位置をタッチパネルの表示領域内に設定し直すことができる。
また、上述のように利用者がリモコン端末を操作している間にタッチパネルの劣化が進行し、これまで正常であった操作キーが操作不能となるおそれがある。そこで、タッチパネルの表示領域の不良位置を所定時間ごとに検出することが考えられる。具体的には、請求項8のように、検出手段が、設定手段によって操作キーの位置が再設定された後に所定時間が経過したときに、タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出することが考えられる。このように構成すれば、利用者のキー入力の時点で突然キー配列を変更することがなく、例えばカラオケ歌唱中などの利用者が気付かない間にキー配列を変更することができる。また、例えば特許文献1に記載の手法を用いてキー配列が変更されると、キー配列が利用者の気付かないうちに全く異なる位置になり、利用者が戸惑う恐れがあるが、本発明によれば、利用者の気付かないうちにキー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第一実施形態]
図1は、インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。
[カラオケネットワークシステム1の構成の説明]
図1に示すように、カラオケネットワークシステム1は、Webサーバ2aとデータベース2bとを備えるカラオケ用ホストサーバ2に対して、カラオケ店等の各カラオケルームに設置されるカラオケ装置4と、カラオケ装置4を操作するためのリモコン端末5とがインターネット200を介して通信可能に構成されている。
カラオケ用ホストサーバ2は、カラオケ店等に設置されているカラオケ装置4に対して楽曲データやカラオケ装置4からユーザへ提供するためのコンテンツデータ等を配信するためのカラオケサービス用のホストサーバである。カラオケ用ホストサーバ2は、ホストサーバ側のルータ130とカラオケ店側のルータ120との間でインターネットネットワーク200上に形成されるVPN(virtual private network)を介して、カラオケ店側のLAN100に接続されている。ルータ120,130は、IPアドレスを用いた通信装置間を接続するルーティング機能以外に、インターネット200上でVPNを形成するVPNゲートウェイ機能も有する。つまり、カラオケ用ホストサーバ2と、カラオケ装置4及びリモコン端末5との間の通信においては、それぞれの装置が、予め、通信元のIPアドレスと、通信先のIPアドレスとを記憶しており、通信時に通信先のIPアドレスを特定することで、TCP/IPなどの通信技術を用いて、インターネット200上のVPN及びカラオケ店側のLAN100を介して行われる。更に、LAN100にはアクセスポイント110が接続されている。このアクセスポイント110は、無線LAN(例えば、IEEE802.11)による無線通信で、複数のリモコン端末5とLAN100とを接続するための電波中継機あるので、リモコン端末5とカラオケ用ホストサーバ2との通信も、このアクセスポイント110と、ルータ120、130を中継することによって、LAN100及びインターネット200上のVPNを介して互いにデータ通信を行うことができるし、カラオケ装置4との通信も、アクセスポイント110とLAN100とを介して行われる。
さらに、本カラオケネットワークシステム1において、カラオケ用ホストサーバ2は、カラオケ装置4に送信してカラオケ装置4側で演奏使用するカラオケ曲の、カラオケ曲データベースや、本カラオケネットワークシステム1を使用するユーザのユーザ識別情報(ユーザID、パスワード)、リモコン端末5の識別情報(IPアドレス、製造番号)、カラオケ装置4の識別情報(IPアドレス、製造番号)、を管理するデータベースを有するデータベース2bを備えている。そして、カラオケ用ホストサーバ2が備えるWebサーバ2aは、このデータベース2bと連携しており、カラオケ店側のリモコン端末4等からの要求に応じて、カラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。すなわち、ここでいう連携とは、ユーザ認証及び個人用Webページの配信をWebサーバ2aが行うために、データベース2d内に格納されたデータを参照したり、Webサーバ2aが受け付けた個人用Webページ更新のデータをデータベース2bに反映させたりすることで、Webサーバ2aが行う前記サービスに利用するためのデータと、データベース2bとが対応していることを指す。
また、データベース2bには、ログイン中のユーザに関するユーザ情報を登録するユーザテーブルが記憶されている。このユーザテーブルには、ログイン中のユーザが利用しているカラオケ装置4を識別するための識別情報、ログイン中のユーザが利用しているリモコン端末5を識別するための識別情報、ログイン中のユーザのユーザIDやパスワードが含まれるユーザ識別情報と、前記ユーザがカラオケ装置4で過去に歌唱した場所の、カラオケ装置カラオケ曲名、前記曲の歌唱録音データ、前記曲の採点値を記録したカラオケ履歴などから構成されるレコードとが対応付けられて登録されている。
また、カラオケ用ホストサーバ2のデータベース2bには、カラオケ用ホストサーバ2の識別情報カラオケ曲データが記憶されている。
また、カラオケ用ホストサーバ2のデータベース2bには、図8(a)に例示するようなキーマップ(1)が記憶されている。このキーマップ(1)には、キー種別、キー座標設定値、キー座標履歴「1」およびキー座標履歴「2」が関連付けてレコードとして登録
されている。なお、キー座標設定値とは、使用するキー座標を示すメモリマップである。また、キー座標履歴「1」とは、キー座標設定値に設定される直前まで利用していたキー座標である。また、キー座標履歴「2」とは、キー座標履歴「1」の直前まで利用していたキー座標である。つまり、キー座標は履歴「2」から履歴「1」となり、更に「設定値」と変化している。
なお、このキーマップ(1)については、次のように管理される。すなわち、キーマップ(1)はユーザごとにカラオケ用ホストサーバ2で履歴管理されている。また、カラオケ用ホストサーバ2は、ログイン時に過去のキーマップを含めこのキーマップ(1)を、カラオケ装置4を介してリモコン端末5へ転送する。これに対して、リモコン端末5は、ログアウト時に設定値を登録するとともに、カラオケ用ホストサーバ2へ転送する。なおこの場合、カラオケ用ホストサーバ2は、少なくともひとつ以上の履歴を操作キーごとに保持する。
また、カラオケ装置4、カラオケ用ホストサーバ2、リモコン端末5を識別する識別情報には、IPアドレスと製造番号とがそれぞれ含まれている。なお、上述のIPアドレスの種類がグローバルIPアドレスであれば唯一のIPアドレスなので、IPアドレスだけを識別情報として用いてもよい。また、ローカルIPアドレスの場合において、同じ番号のIPアドレスが異なる場所で存在する可能性がれば、ルータ(図示せず)を介してグローバル・ローカルアドレス変換技術(例えば、NAT)を用いて各装置が通信を行うときに、各装置のIPアドレスと製造番号と対応付けた値を識別情報としてもよい。
つまり、カラオケ用ホストサーバ2は、ユーザがログインしたリモコン端末5と、カラオケ装置4と、ユーザの対応関係とを、それぞれの識別情報を対応付けることによってデータベース2bに記憶している。
[カラオケ装置4の構成の説明]
図2は、カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5のより具体的な構成を示すブロック図である。
カラオケ装置4は、カラオケを利用するユーザから指定された楽曲のカラオケ演奏を行うためのものであり、図2に示すように、カラオケ装置4全体の作動を制御する制御部12、カラオケ装置4をLAN100に接続するためのインタフェース部14、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示す楽曲データや映像データ等のコンテンツデータ、カラオケ装置4が作動するためのプログラム等を記憶するハードディスク(HDD)16、複数のキースイッチからなり、曲の予約操作等を行うための操作部18、リモコン端末5から送信された赤外線信号を、赤外線通信規格(IrDA(登録商標))又はリモコン端末5とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従って通信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、マイクロフォン26、HDD16に記憶された演奏データ(MIDIデータ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源30、MIDI音源30から出力されたデジタル信号から演奏楽曲のオーディオ信号(音響、音声に関する信号)を生成し、生成されたオーディオ信号及びマイクロフォン26から入力されたオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24、画像データを一時的に記憶するビデオRAM32、ビデオRAM32に記憶された画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、映像再生部34により再生される映像のモニタ36での表示を制御する映像制御部38、半導体素子を利用した書き換え可能な記憶媒体であるメモリ40などを備えている。
メモリ40には、カラオケ装置4を識別するための識別情報が記憶されている。
制御部12は、演奏中の楽曲に対応するユーザの個人用Webページに対する更新を禁止するための指示をリモコン端末5に対して送信したり、ユーザの行った歌唱に関する情報をカラオケ用ホストサーバ2へ送信したりする処理などを実行する。
[リモコン端末5の構成の説明]
リモコン端末5は、カラオケルーム内で使用されるためのものであり、演奏楽曲の予約等をするための操作を利用者から受け付け、その操作信号をカラオケ装置4に送信する機能を有する。また、リモコン端末5は、アクセスポイント110経由でLAN100及びインターネット200上のVPNを介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新するための機能も有する。
具体的にリモコン端末5は、図2に示すように、リモコン端末5全体の作動を制御する制御部52、カラオケ装置4の赤外線通信部20と赤外線通信する赤外線通信部54、リモコン端末5が作動するためのプログラム等の各種情報を記憶するメモリ56、タッチパネル表示部に相当する表示部58の表示領域の表面に沿って、複数の透明なタッチキースイッチが設置され、利用者からの操作を受け付けるタッチパネル操作部(以下、操作部)60、操作部60からの信号を処理する操作処理部62、画像データを一時的に記憶するビデオRAM64、ビデオRAM64に記憶された画像データの表示部58での表示を制御する映像制御部66、アクセスポイント110と無線通信を行うための無線LAN通信部68などを備えている。
メモリ56には、リモコン端末5を識別するための識別情報が記憶されている。
また、メモリ56には、図8(a)に例示するようなキーマップ(1)、および図8(b)に例示するようなキーマップ(2)が記憶されている。
キーマップ(2)は、利用不可のキー座標を示すメモリマップであり、表示部58の表示領域における異常と判断されたキー座標が記録されている。
制御部52は、利用者から曲の予約をするための操作入力を受け付け、選択された曲の曲番号に、予約者(即ち、歌唱する人)のユーザIDを付加した予約データをカラオケ装置4へ送信する処理を実行する。また、制御部52は、インターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。なお、リモコン端末5は、複数のユーザのアカウントごとに並行してシステムにログイン可能に構成されている。
[対応関係の説明]
以上、実施形態のカラオケネットワークシステム1の構成について説明したが、本実施形態におけるカラオケネットワークシステム1の構成と、特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。
本実施形態のカラオケ用ホストサーバ2及びインターネット用ホストサーバ3が、特許請求の範囲におけるホストサーバ、認証手段、配信手段および記憶制御手段に相当し、カラオケ用ホストサーバ2におけるデータベース2bが個人用情報記憶手段に相当する。また、リモコン端末5における表示部58がタッチパネルに相当し、リモコン端末5における制御部52が表示制御手段、判断手段、設定手段、更新手段および送信手段に相当し、リモコン端末5におけるメモリ56が一時記憶手段に相当する。
[リモコン端末5のログイン処理(1)の説明]
以下に、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が実行するログイン処理(1)の処理手順を図5(a)のフローチャートに基づいて説明する。
このログイン処理(1)は、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、リモコン端末5の制御部52が、ユーザによって操作部60から入力されたユーザIDを受け付け、ユーザによって操作部60から入力されたパスワードを受け付ける(S105)。そして、受け付けたユーザIDおよびパスワードを、カラオケ装置4を介してカラオケ用ホストサーバ2へ送信する(S110)。
続いて、カラオケ用ホストサーバ2から送信された、ユーザIDに対するパスワードの当否の確認結果を受信し、その受信した確認結果に基づいてそのユーザにログインが許可されるか否かを判断する(S115)。そのログインが許可されない場合には(S115:NO)、S105に移行する。一方、そのユーザにログインが許可された場合には(S115:YES)、不良箇所を示すキーマップ(2)とキーマップ(1)のキー座標設定値とを比較する(S120)。その比較の結果、キーマップ(1)のキー座標設定値に不良座標が存在しない場合には(S125:NO)、キーマップ(1)のキー座標設定値をキー座標とし(S160)、本処理を終了する。一方、キーマップ(1)のキー座標設定値に不良座標が存在する場合には(S125:YES)、前回使用したキーマップに一番近い過去の時間に使用したキーマップであるキーマップ履歴(1)「i=1」が不良座標を含むか否かを判断する(S130)。キーマップ履歴(1)「i=1」が不良座標を含まないと判断された場合には(S130:NO)、キーマップ(1)の履歴「1」の座標値をキー座標とし(S155)、本処理を終了する。一方、キーマップ履歴(1)にも不良座標を含むと判断された場合には(S130:YES)、キーマップ(1)の履歴カウンタ「i」に数値「1」を加算する(S135)。そして、キーマップ履歴(2)が存在するか否かを判断する(S145)。キーマップ履歴(2)が存在すると判断された場合には(S145:YES)、S130に移行して、再度、キーマップ履歴(2)とキーマップ(2)とを比較し、不良座標が存在しなければ、前回使用したキーマップに、2番目近い過去の時間に利用したキーマップであるキーマップ履歴(2)のキーマップをキー座標値とする。そして、記憶するキーマップ履歴のいずれも対応できない場合にはエラーを表示し(S150)、本処理を終了する。
このように、キーマップ履歴として記憶される履歴を増やす程、不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置に再設定することで、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づくので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
[カラオケ用ホストサーバ2のログイン処理の説明]
以下に、カラオケネットワークシステム1のカラオケ用ホストサーバ2が実行するログイン処理の処理手順を図5(b)のフローチャートに基づいて説明する。
このログイン処理は、カラオケネットワークシステム1のカラオケ用ホストサーバ2が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、カラオケ用ホストサーバ2では、リモコン端末5から送信されたユーザIDおよびパスワードを受信し(S210)、データベース2bが記憶する登録ユーザに関するユーザ情報を参照して、その受信したユーザIDに対するパスワードの当否を確認する(S220)。ユーザに対して認証を許可する場合には(S220:YES)、ユーザIDに対応するキーマップ(1)を読み出し、その読み出したキーマップ(1)をカラオケ装置
4を介してリモコン端末5に送信する(S230)。一方、ユーザに対して認証を許可しない場合には(S220:NO)、ユーザに対して認証を許可しない旨を示す情報をカラオケ装置4を介してリモコン端末5に送信する(S240)。そして、本処理を終了する。
[リモコン端末5のログアウト処理の説明]
以下に、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が実行するログアウト処理の処理手順を図6(a)のフローチャートに基づいて説明する。
このログアウト処理は、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、リモコン端末5の制御部52が、ユーザによって操作部60から入力されたログアウト要求する旨の情報を受け付けるまで待機し(S310:NO)、受け付けた場合には(S310:YES)、ユーザによって操作部60から入力されたユーザIDを受け付ける(S320)。そして、受け付けたユーザID、およびメモリ40が記憶するキーマップ(1)を、カラオケ装置4を介してカラオケ用ホストサーバ2へ送信する。なお、リモコン端末5では、カラオケ装置4を介してカラオケ用ホストサーバ2から送信された確認結果を受信し、その受信した確認結果に基づいてそのユーザのログアウトが許可されたか否かを判断し、確認結果をモニタ36に表示させるようにしてもよい。そして、本処理を終了する。
[カラオケ用ホストサーバ2のログアウト処理の説明]
以下に、カラオケネットワークシステム1のカラオケ用ホストサーバ2が実行するログアウト処理の処理手順を図6(b)のフローチャートに基づいて説明する。
このログアウト処理は、カラオケネットワークシステム1のカラオケ用ホストサーバ2が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、リモコン端末5から送信されたユーザIDおよびキーマップ(1)を受信するまで待機し(S410:NO)、受信した場合には(S410:YES)、受信したユーザIDおよびキーマップ(1)を対応付けてデータベース2bに記録する(S420)。そして、本処理を終了する。
[リモコン端末5の異常検出処理の説明]
以下に、不良キー座標を検出するためのカラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が実行する異常検出処理の処理手順を図7のフローチャートに基づいて説明する。
この異常検出処理は、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
まず、リモコン端末5の制御部52が、ユーザによって操作部60から入力されたキー入力を受け付け(S505)、そのキー入力された箇所の抵抗値が変化したか否かを判断する(S510)。そのキー入力された箇所の抵抗値が変化していないと判断された場合には(S510:NO)、そのキー入力された箇所については劣化などの異常が発生していないとしてS505に移行する。
一方、そのキー入力された箇所の抵抗値が変化したと判断された場合には(S510:YES)、その抵抗値の変化比が規定値以上であるか否かを判断する(S515)。なお、規定値については予め設定しておくことが考えられる。その抵抗値の変化比が規定値以
上であると判断された場合には(S515:YES)、そのキー操作をカラオケ装置4に指示する(S520)。一方、その抵抗値の変化比が規定値以上ではないと判断された場合には(S515:NO)、そのキー入力された箇所を不良と特定し、その座標をキーマップ(2)に書き込む(S525)。そして、新しいキー座標を従来技術の手法、本実施形態の手法、または、後述する他の実施形態(1)の手法を用いて新たなキーを特定する(S530)。なお、このS530にて用いた手法が本実施形態に記載の手法であれば、過去の履歴を参照することにより、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づくので、ログイン後のリモコンの使用中であっても利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
そして、そのキー操作をカラオケ装置4に指示する(S520)。
続いて、ユーザによって操作部60から入力されたログアウト要求する旨の情報を受け付けたか否かを判断する(S550)、受け付けていない場合には(S550:NO)、S505に移行する。一方、受け付けた場合には(S550:YES)、上述のリモコン端末5のログアウト処理へ移行する(S560)。
そして、本処理を終了する。
[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、リモコン端末のタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとリモコン端末のタッチパネルの表示領域の不良部分とが合致する場合に、その不良部分に合致した操作キーの位置を、表示領域の不良部分すべてとは一致せず、且つ不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い位置に再設定するので、カラオケサービスを利用する際に前回とは異なるリモコン端末を使用することとなっても、利用者ごとに予め設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、その使用するリモコン端末のタッチパネルの劣化状況に応じて最適化することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、上述のキーマップ履歴については一般的にリモコン端末5のメモリ56に記憶されるため、過去に遡るキーマップ履歴が増えるほど、カラオケ用ホストサーバ2やカラオケ装置4、リモコン端末5にてキーマップ履歴を記憶しておくためのメモリ容量が大きくなり、また、このようにメモリ容量が大きくなれば、ログアウト時にカラオケ用ホストサーバ2にキーマップ履歴を記憶させるためのネットワーク転送時間や、ログイン時にダウンロードする転送時間も長くなるという問題が生じる。
そこで、キーマップ履歴の容量を最小限にしつつ、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えるためのリモコン端末5のログイン処理(2)の処理手順を図9のフローチャートに基づいて説明する。
このログイン処理(2)は、カラオケネットワークシステム1のリモコン端末5が起動している場合に他の処理からは独立して繰り返し実行される。
なお、ログイン処理(2)におけるS105〜S125およびS160については、図5(a)に示すリモコン端末5のログイン処理(1)におけるS105〜S125およびS160とそれぞれ同一の処理であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
S125において、キーマップ(1)のキー座標設定値に不良座標が存在する場合には(S125:YES)、不良座標と一致したキー座標に対応するキー座標履歴「1」のキー座標をベクトルの開始点とし、且つ不良座標と一致したキ−座標(現在のキー座標設定値)をベクトルの終点とするベクトル(以下、近傍ベクトルと称す。)の大きさがK番目(Kの初期値=1)に小さい(つまり、方向の差が最小、スカラー量が最小)のキー座標(Xnew、Ynew)を抽出する(S1130)。なお、キー座標(Xnew、Ynew)を特定する算出式については後述する。
続いて、キー不良位置を示すキーマップであるキーマップ(2)とキー座標(Xnew、Ynew)とを比較し(S1135)、キー座標(Xnew、Ynew)の位置がタッチパネルの画面の操作範囲内に存在するか否かを判断する(S1140)。キー座標(Xnew、Ynew)の位置がタッチパネルの画面の操作範囲内に存在する場合には(S1140:YES)、キー座標(Xnew、Ynew)と不良キー位置とが一致するか否かを判断する(S1145)。キー座標(Xnew、Ynew)と不良キー位置とが一致する場合には(S1145:YES)、現在のキー座標設定値をキー座標履歴「1」とし、現在のキー座標履歴1をキー座標履歴「2」とし、キー座標(Xnew、Ynew)をログイン後のキー座標設定値とする(S1150)。そして本処理を終了する。一方、キー座標(Xnew、Ynew)と不良キー位置とが一致しない場合には(S1145:NO)、変数「K」に数値「1」を加算し(S1155)、2番目に小さい近傍ベクトルを抽出する。そして、S1130に移行する。つまり、それまでに抽出した近傍ベクトルよりも1つ遠い近傍ベクトルの抽出を繰り返すことで、ログイン後のキー座標設定値が特定される。
一方、メモリ56には予めタッチパネル画面の操作範囲において、キー座標がとりえる範囲(キー座標範囲)が記録されている。また、制御部52は、キー座標が操作範囲を外れていないが判断するキー座標範囲判断手段を有している。先のS1140において、キー座標(Xnew、Ynew)の位置がタッチパネルの画面の操作範囲外に存在する場合には(S1140:NO)、変数「K」に数値「1」を加算し(S1155)、2番目に小さい近傍ベクトルを抽出する。そして、S1130に移行する。
ここで、キー座標(Xnew,Ynew)を特定する算出式を以下に示す。
キー座標(Xnew,Ynew)=現在のキー座標設定値(Xex,Yex)+(Xd,Yd) ・・・式(1)
なお、座標(Xd,Yd)とは、現在のキー座標設定値(Xex、Yex)を開始点とする近傍ベクトルの終点である。例えば、キーマップ(1)およびキーマップ(2)が図4で示すような座標であれば、キーマップ(1)およびキーマップ(2)は次の式(1−1)〜(1−3)で表される。
キーマップ(1)のキー座標設定値=(X1、Y2) ・・・式(1−1)
キー座標履歴「1」=(X1、Y1) ・・・式(1−2)
キーマップ(2)の不良キー位置=(X1、Y2) ・・・式(1−3)

この時点で、店Aのリモコンの座標(X1、Y1)がキー不良となり、座標(X1,Y2)に変更されたキー座標(X1、Y2)と、今回ログインを行う店Bの不良キー座標(X1、Y2)とが一致している。
また、現在のキー座標設定値(Xex,Yex)は座標(X1、Y2)であり、現在のキー座標設定値(Xex、Yex)の近傍ベクトルの終点は座標(X1、Y2)となるか
ら、次の式(2)・(3)のように表される。
(Xex, Yex)=(X1, Y2) ・・・式(2)
(Xd,Yd)=(X1,Y1)−(X1,Y2)
=(X1−X1,Y1−Y2)
=(0,Y1−Y2) ・・・式(3)
(Xnew,Ynew)=(Xex,Yex)+(Xd,Yd)
=(X1,Y2)+(0, Y1−Y2)
=((X1+0, Y2+Y1−Y2)=(X1,Y1)
・・・式(4)

このことにより、キー座標範囲判断手段が(X1,Y1)とキー座標範囲とを比較して、(X1,Y1)がキー座標範囲の範囲外である場合には、現在のキー座標設定値(Xex、Yex)からみて最も近傍の、キー座標(Xnew,Ynew)の、次に近い位置のキー座標を算出して、変更されたキー座標がキー座標範囲外でなくなるまで比較し直すことにより、変更されたキー座標は過去のキー操作に近く、かつ、タッチパネルの操作範囲外(例えば、表示部58の表示領域の表面の大きさよりも大きい範囲)に設定されてしまうことがなくなるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
ログイン後のキー座標設置値(Xnew,Ynew)は座標(X1、Y1)となっており、この位置は、店Bのキーマップ2の位置と一致せず、かつ、最も近い過去に利用したキー配置(X1、Y1)になっており、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づくので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられる。
このようにすれば、リモコン端末5のタッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとリモコン端末5のタッチパネルの表示領域の不良部分とが合致する場合に、その不良部分に合致した操作キーの位置を、表示領域の不良部分すべてとは一致せず、且つ不良部分に合致した操作キーの位置と不良部分に合致した操作キーが最も近い過去に配置されていた位置から設定するので、カラオケサービスを利用する際に前回とは異なるリモコン端末を使用することとなっても、利用者ごとに予め設定されたタッチパネル上の操作キーの配置を、その使用するリモコン端末のタッチパネルの劣化状況に応じて最適化することができる。
(2)上記実施形態では、キー入力を受け付ける操作部60のタッチパネルを抵抗式タッチパネルとしているが、操作部60のタッチパネルを静電容量式としてもよい。このように操作部60のタッチパネルを静電容量式とする場合には、図7に示すリモコン端末5の異常検出処理のS510において、タッチパネルの抵抗値の変化を検出する代わりに、タッチパネルの静電容量値の変化を検出する。また、制御部52はログイン後に、リモコン端末5の異常検出処理を一定時間毎に起動するタイマーを有し、タイマーによって、一定時間毎に前記異常検出処理が起動されるようにする。なお、異常検出処理のS510およびS515については、キー入力時に実行するのではなく、例えば一定時間毎に制御部52がタッチパネルの抵抗値または静電容量値を測定して不良箇所を検出すれば、その時点でキー配列を変更するキャリブレーション処理(図5(a)のS120〜S160、または図9のS120〜S1150)を実行するようにしてもよい。
このようにすれば、利用者のキー入力の時点で突然キー配列を変更することがなく、例えばカラオケ歌唱中などの利用者が気付かない間にキー配列を変更することができる。
また、例えば、S530において、特許文献1に記載の手法を用いてキー配列が変更されると、キー配列が利用者の気付かないうちに全く異なる位置になり、利用者が戸惑う恐れがあるが、本実施形態の手法または他の実施形態(2)の手法を用いてキー配列を変更
すれば、利用者の気付かないうちにキー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。
また、タッチパネルが抵抗式である場合においても、ログイン後に、リモコン端末5の制御部52が、ユーザのキー操作(S505)毎にS510に相当する抵抗値の変化を計測し、S515に相当する、キー入力前後の抵抗値の変化からキー入力前後の抵抗比率を測定する抵抗比率測定手段を有するようにしてもよい。このようにすれば、利用者の気付かないうちにキー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。
また、カラオケ装置4の制御部12が、前記ユーザのカラオケ曲の演奏開始したことを、曲演奏開始信号として、その後演奏終了したことを曲演奏終了信号として、リモコン端末5に赤外線通信又はLANを介して通知する曲演奏開始終了通知手段を有するようにしてもよい。リモコン端末5の制御部52が、抵抗比率測定手段の測定結果がS515「NO」に相当した場合には、すぐにキー座標を変更するのではなく、曲演奏開始通知信号を受信するまで待機し、曲演奏開始通知信号を受信した場合には、S525、S530、S545の順で処理を行い、曲演奏終了通知信号を受信してからS505に戻る処理を繰り返すことで、利用者は曲のカラオケ歌唱中の、つまり、利用者はカラオケ演奏曲が表示されるモニタ36を見ており、リモコン端末5の表示部58を見ていないときにのみ、キー配列を変更するとよい。つまり、利用者リモコン端末5を操作している可能性がある場合(曲演奏でないとき)には、キー配列を変更せず、利用者に対して違和感を生じないようにするとよい。そして、利用者がカラオケ歌唱中であるとき(カラオケ演奏時、リモコン端末3を操作していないとき)に、利用者に気付かないうちにキー配列を変更することにより、前記キー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、カラオケ歌唱終了後に利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。なお、タッチパネルが抵抗式である場合においては、制御部12のタイマーが、上記処理をキー操作毎に行うのではなく、一定時間間隔でキー操作を測定する場合に作用し、上記処理が頻繁に起動することを防ぎ、ユーザでない人(カラオケにおいては、歌唱者の隣でリモコン端末3を見ている人など)が表示部58を見ていても、違和感がないよう機能するようにしてもよい。このようにすれば、利用者の気付かないうちにキー配列が変更されたとしても、利用者の過去に使用したキー配列に最も近づく位置に変わるので、利用者のキー操作の過去と現在と違和感を最小限に抑えられるという効果がある。
(3)上記実施形態では、カラオケボックスのチェーン店などで、利用者が毎回異なるカラオケ装置4を利用する場合のキー配列に関する課題を、カラオケ装置4と、リモコン端末5と、カラオケ用ホストサーバ2と、を備えるカラオケネットワークシステム1が解決する例を示したが、これには限られない。例えば、カラオケ装置が設置されたバーやスナックなど、利用者も毎回同じカラオケ装置を利用する場合においては、キー不良が発生すればいくら過去の履歴を参照してもキー不良位置を解決できないという課題があるが、これに対しては、上記他の実施形態(1)において、カラオケ用ホストサーバ2のキーマップ(1)への記憶処理をカラオケ装置4、またはリモコン端末5で実行するようにすれば、カラオケ装置4やリモコン端末5単体で最も近いキー配列を抽出することができるので、リモコン端末5だけでキー不良の課題を解決できるという効果がある。
(4)また、リモコン端末5における操作部60の機能がカラオケ装置4に搭載され、且つリモコン端末5の表示部58のタッチパネルと同等の構成がカラオケ装置4に組み込まれている場合には、リモコン端末5の制御部52が実行するログイン処理(2)をカラ
オケ装置4の制御部12が実行することにより、リモコン端末5でなくてもカラオケ装置4だけで本発明を実施できる。このことにより、例えば、カラオケ装置4の前面パネルに表示部58のタッチパネルと同等の構成が組み込まれている場合にも、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。 カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5のより具体的な構成を示すブロック図である。 従来のリモコン端末5のタッチパネルの表示領域を示す説明図である。 本実施形態のリモコン端末5のタッチパネルの表示領域を示す説明図である。 (a)はリモコン端末5が実行するログイン処理(1)の手順を示すフローチャートであり、(b)はカラオケ用ホストサーバ2が実行するログイン処理の手順を示すフローチャートである。 (a)はリモコン端末5が実行するログアウト処理の手順を示すフローチャートであり、(b)はカラオケ用ホストサーバ2が実行するログアウト処理の手順を示すフローチャートである。 リモコン端末5が実行する異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 (a)はカラオケ用ホストサーバ2のデータベース2bおよびリモコン端末5のメモリ40がそれぞれ記憶するキーマップ(1)を示す説明図であり、(b)はリモコン端末5のメモリ40が記憶するキーマップ(2)を示す説明図である。 リモコン端末5が実行するログイン処理(2)の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…カラオケネットワークシステム、2…カラオケ用ホストサーバ、2a…Webサーバ、2b…データベース、4…カラオケ装置、5…リモコン端末、12…制御部、14…インタフェース部、16…ハードディスク(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、24…音声制御部、26…マイクロフォン、28…スピーカ、30…MIDI音源、32…ビデオRAM、34…映像再生部、36…モニタ、38…映像制御部、40…メモリ、52…制御部、54…赤外線通信部、56…メモリ、58…表示部、60…操作部、62…操作処理部、64…ビデオRAM、66…映像制御部、68…無線LAN通信部、100…LAN、110…アクセスポイント、120,130…ルータ、200…インターネット

Claims (8)

  1. カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置を第1ネットワークを介してユーザからキー操作可能とする透過式タッチパネル入力機能を有し、前記タッチパネルの各種操作キーの配置を示す画面設定情報に基づいて、タッチパネル表示領域に前記ユーザからタッチパネルを介して各種操作キーを操作可能に表示し、前記カラオケ装置もしくはホストサーバからの情報表示も行う機能、を有するリモコン端末とが、第2ネットワークを介して前記ホストサーバと通信可能に接続されたカラオケネットワークシステムであって、
    前記ホストサーバは、
    ユーザから前記入力機能を介して前記リモコン端末から提供されるユーザ提供情報、および前記画面設定情報を少なくとも含むユーザごとの個人用情報を記憶する個人用情報記憶手段と、
    前記リモコン端末を介して前記ホストサーバに接続するユーザへの認証と前記認証の終了とを行い、当該認証したユーザに対して、前記認証の終了までの認証中には当該システムの利用開始を前記リモコン端末に対して許可する認証手段と、
    前記個人用情報記憶手段に記憶されている個人用情報のうち認証中のユーザに関する個人用情報を、前記リモコン端末からの要求に基づいて閲覧可能な情報として配信する配信手段と、を備え、
    前記リモコン端末は、
    前記ホストサーバから送信された前記個人用情報を一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報を表示可能な表示領域を有するタッチパネルと、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報を前記タッチパネルの表示領域に表示させる表示制御手段と、
    前記タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって不良部分が検出された場合に、前記個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、その前記リモコン端末の前記タッチパネルの表示領域の不良部分と前記タッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致するか否かを判断する判断手段と、
    前記タッチパネルの表示領域の不良部分と前記タッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致すると前記判断手段によって判断された場合に、前記個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域の何れかの位置にその操作キーの位置を再設定する設定手段と、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報に、前記設定手段によって再設定された操作キーの位置を追加することで前記個人用情報を更新する更新手段と、
    ユーザがログアウトする際に、一時記憶手段が記憶する個人用情報を前記ホストサーバに送信する送信手段と、を備え、
    前記ホストサーバは、さらに、
    前記リモコン端末の前記送信手段から送信された個人用情報を前記個人用情報記憶手段に記憶させることでその記憶内容を更新させる記憶制御手段を備えること
    を特徴とするカラオケネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記リモコン端末の前記設定手段は、前記操作キーの位置を再設定した後に、前記タッチパネルの表示領域の不良部分と前記タッチパネルの表示領域に表示される前記操作キーの何れかとが合致すると前記判断手段によって判断されたときには、前記個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置と、前記個人用情報に含まれる画面設定情報中の操作キーが過去に設定された位置の履歴の中で、その不良部分に合致した操作キーの再設定時に参照した当該リモコン端末を前回使用したときに一番近い過去の時間に設定された前記操作キーの位置よりも過去に配置されていた操作キーの位置とから最も近い領域の何れかの位置にその操作キーの位置を再設定することを特徴とするカラオケネットワークシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記リモコン端末の前記設定手段は、前記操作キーの位置を再設定する際に、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、その操作キーが過去に配置されていた位置に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することを特徴とするカラオケネットワークシステム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記リモコン端末は、さらに、
    前記設定手段によって再設定された操作キーの位置が前記タッチパネルの表示領域内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記リモコン端末の前記設定手段は、再設定された操作キーの位置が前記タッチパネルの表示領域内に存在しないと前記判定手段によって判定された場合には、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、先に操作キーを設定した位置を除いた場合に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することを特徴とするカラオケネットワークシステム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載のカラオケネットワークシステムにおいて、
    前記リモコン端末の前記検出手段は、前記設定手段によって前記操作キーの位置が再設定された後に所定時間が経過したときに、前記タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出することを特徴とするカラオケネットワークシステム。
  6. カラオケ演奏を行うカラオケ装置をネットワークを介してユーザからキー操作可能とする透過式タッチパネル入力機能を有し、前記タッチパネルの各種操作キーの配置を示す画面設定情報に基づいて、タッチパネル表示領域に前記ユーザからタッチパネルを介して各種操作キーを操作可能に表示し、前記カラオケ装置からの情報表示も行う機能、を有するカラオケサービス用リモコン端末であって、
    ユーザから前記入力機能を介して前記リモコン端末から提供されるユーザ提供情報、および前記画面設定情報を少なくとも含むユーザごとの個人用情報を記憶する個人用情報記憶手段と、
    前記リモコン端末を介して当該カラオケ装置に接続するユーザへの認証と前記認証の終了とを行い、当該認証したユーザに対して、前記認証の終了までの認証中には当該システムの利用開始を許可する認証手段と、
    前記個人用情報記憶手段に記憶されている個人用情報のうち認証中のユーザに関する個人用情報を、閲覧可能な情報として一時記憶する一時記憶手段と、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報を表示可能な表示領域を有するタッチパネルと、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報を前記タッチパネルの表示領域に表示させる表示制御手段と、
    前記タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって不良部分が検出された場合に、前記個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、その前記リモコン端末の前記タッチパネルの表示領域の不良部分と前記タッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致するか否かを判断する判断手段と、
    前記タッチパネルの表示領域の不良部分と前記タッチパネルの表示領域に表示される各種操作キーの何れかとが合致すると前記判断手段によって判断された場合に、前記個人用情報に含まれる画面設定情報に基づき、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、その操作キーが過去に配置されていた位置に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定する設定手段と、
    前記一時記憶手段が記憶する前記個人用情報に、前記設定手段によって再設定された操作キーの位置を追加することで前記個人用情報を更新する更新手段と、
    ユーザがログアウトする際に、前記一時記憶手段が記憶する個人用情報を前記個人用情報記憶手段に記憶させることでその記憶内容を更新させる記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケサービス用リモコン端末。
  7. 請求項6に記載のカラオケサービス用リモコン端末において、
    前記設定手段によって再設定された操作キーの位置が前記タッチパネルの表示領域内に存在するか否かを判定する判定手段を備え、
    前記前記設定手段は、再設定された操作キーの位置が前記タッチパネルの表示領域内に存在しないと前記判定手段によって判定された場合には、前記タッチパネルの表示領域における、不良部分すべてとは合致せず、且つその不良部分に合致した操作キーの位置とその不良部分に合致した操作キーが過去に配置されていた位置とから最も近い領域のうち、先に操作キーを設定した位置を除いた場合に最も近い位置にその操作キーの位置を再設定することを特徴とするカラオケサービス用リモコン端末。
  8. 請求項6または請求項7に記載のカラオケサービス用リモコン端末において、
    前記検出手段は、前記設定手段によって前記操作キーの位置が再設定された後に所定時間が経過したときに、前記タッチパネルの表示領域のうち不良となっている不良部分を検出することを特徴とするカラオケサービス用リモコン端末。
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