JP4345767B2 - カラオケネットワークシステム - Google Patents

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本発明は、ネットワークを利用したカラオケ情報共有システムに関するものであり、特に、カラオケユーザがカラオケ情報共有システムを利用する際の利便性を向上させるための技術に関する。
従来、インターネット等のネットワークを介してユーザ間で情報を共有可能なシステムとして、例えば、特許文献1に記載のような情報交換システムが知られている。特許文献1に記載の情報交換システムは、予め登録された情報提供者から情報提供者専用Webページを介して入力された提供情報を管理サーバで記憶しておき、予め登録された情報利用者から情報利用者専用Webページを介して入力された条件に基づいて、管理サーバが記憶している提供情報を情報利用者に対して提供する。
特開2005−190249号公報
ところで、上述のようなインターネット等のネットワークを介してユーザ間で情報を共有可能なシステムをカラオケサービスに利用して、カラオケユーザ間で個人のカラオケ情報やその他の情報を共有できるように構成すれば、カラオケユーザに対してより魅力あるカラオケサービスを提供できると考えられる。
具体的には、以下のようなカラオケネットワークシステムを構成することが考えられる。ホストサーバは、予め登録されたユーザがカラオケサービスを利用することで得られるカラオケユーザの歌唱履歴、十八番の楽曲、歌唱に対する採点結果等に関する個人のカラオケ情報や、ユーザから提供されたユーザ提供情報等をホストサーバのデータベースに蓄積しておく。そして、この蓄積されたカラオケ情報及びユーザ提供情報等をまとめた個人用Webページをネットワークを介してユーザへ配信する。ユーザは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する。)や携帯電話等の情報端末だけでなく、カラオケサービス利用時には情報閲覧機能を有するリモコン端末を介して、ユーザ登録を行った後、カラオケネットワークシステムにログインする(以下、「システムにログインする」と表記する。)ことで、自分やグループメンバーの個人用Webページを閲覧したり、自分の個人用Webページを更新したりできる。
一方、上述のようなカラオケネットワークシステムでは、グループでの1つのカラオケルームを利用する場合を想定して、1台のリモコン端末で複数のユーザが並行してシステムにログインできるように構成する必要がある。なぜなら、各カラオケルームを利用する人数と同じ数のリモコン端末をカラオケサービス提供者側が用意することは費用や設置スペースの面で現実的ではなく、通常、複数人で1台(通常、1つのカラオケルームにつき1台。)のリモコン端末を使用することが多いためである。つまり、同じカラオケルーム内において、グループの全てのメンバーが個人用Webページを利用することができるようにするためには、1台のリモコン端末で複数のユーザが並行してシステムにログインできるように構成することが肝要である。
しかしながら、1台のリモコン端末で複数のユーザが並行してログインできるようにした場合、次のような問題がある。グループでカラオケルームに入室後、グループのメンバーが1人ずつ順番にリモコン端末を使用してユーザ登録やシステムにログインする操作を行わなければならない。つまり、あるメンバーがリモコン端末を使用してユーザ登録やログイン操作を行っている場合、他のメンバーはその間待たされることになる。また、自分のログインが完了していても、他のメンバーがリモコン端末を使用してユーザ登録やログイン操作中であると、その間カラオケ歌唱を行うための演奏楽曲の予約操作を行うことができない。さらに、グループメンバー全員のログインが完了した後でも、誰かがリモコン端末を利用して個人用Webページを閲覧したりしていると、その間、他のメンバーは演奏楽曲の予約等のリモコン端末を利用する操作を行うのを待たなければならない。通常、カラオケ店等で提供されるカラオケサービスは時間制であることが多い。よって、ユーザが演奏楽曲の予約のための操作を待たなければならない事態が発生することは、ユーザがサービス時間内に歌唱できる楽曲数が減少することにもなりかねず、ユーザにとっては不利である。
一方、特許文献2には、ユーザの楽曲予約情報等を記憶したICカードをカラオケ選曲装置(リモコン端末に相当)に接続することでカラオケ装置に対する演奏楽曲の予約を行うための技術が開示されている。このような従来技術でも、他のユーザがリモコン端末を利用中であれば、システムへのログインや演奏楽曲の予約を行うことができない。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされており、上述のようなカラオケネットワークシステムにおいて、複数のユーザが1台のリモコン端末を共用する場合であっても、ユーザがシステムへのログインや演奏楽曲の予約等のカラオケ装置に対する操作等を速やかに行えるようにするための技術を提供することを目的とする。
特開2002−323896号公報
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケネットワークシステムは、ユーザが携帯する携帯端末からカラオケ装置へ通信を行い、カラオケ装置を介してホストサーバによる当該ユーザ認証を経ることで、携帯端末からカラオケ装置を操作可能に構成されていることを特徴とする。
具体的には、請求項1に記載のカラオケネットワークシステムは、カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、カラオケ装置を操作するためのリモコンであって情報表示機能を有するリモコン端末と、ユーザが携帯する携帯端末を少なくとも含む情報表示機能を有する情報端末とが、ユーザのカラオケ歌唱に関するカラオケ情報を少なくとも含む個人用情報を蓄積するホストサーバとインターネットを介して通信可能に接続されて構成されている。そして、ホストサーバからリモコン端末及び情報端末に対して個人用情報を利用可能に配信し、リモコン端末及び情報端末においてホストサーバから配信された個人用情報を利用可能に構成されている。
このうち、携帯端末は、ユーザ登録要求手段と識別情報記憶手段とを備える。ユーザ登録要求手段は、ユーザにより入力されたパスワードを伴う登録要求情報をインターネットを介してホストサーバへ送信する。識別情報記憶手段は、ユーザ登録要求手段による登録要求に対する返信としてホストサーバからインターネットを介して送信されてくる登録完了情報に付属するユーザID及び登録番号と、ユーザにより入力されたパスワードと対応付けて記憶する。
ホストサーバは、記憶手段と登録手段と登録完了情報送信手段と認証手段とを備える。記憶手段は、ユーザを認証するための情報である認証情報を記憶する。登録手段は、携帯端末が備えるユーザ登録要求手段によりインターネットを介して送信されてくる登録要求情報に応じて、当該ユーザの識別情報であるユーザIDと、このユーザID及び当該登録要求情報に付属するパスワードのデータ量の合計よりも少ないデータ量の固有の登録番号とを生成し、その生成したユーザID及び登録番号とパスワードとを当該ユーザの認証情報として記憶手段に登録する。登録完了情報送信手段は、登録要求に対して登録手段による認証情報の登録が完了した旨を通知するための返信として、当該ユーザに対応するユーザID及び登録番号を伴う登録完了情報を当該登録要の送信元である携帯端末へ返信する。認証手段は、インターネットを介してカラオケ装置から認証要求として送信されてくる登録番号と記憶手段に記憶されている認証情報の登録番号とを照合し、当該認証要求に該当するユーザに対する認証を行い、当該認証したユーザに対してカラオケネットワークシステムの利用を許可する認証結果をインターネットを介して当該認証要求元のカラオケ装置に対して送信する。
一方、カラオケ装置及びユーザが携帯する携帯端末は、赤外線通信によって所定の範囲内で互いに通信可能な通信手段をそれぞれ備えている。
そして、携帯端末は、入力受付手段と操作許可要求手段と操作手段とを更に備える。入力受付手段は、ユーザからユーザID及びパスワードの入力を受け付ける。操作許可要求手段は、自携帯端末からのカラオケ装置に対する操作許可を要求するための操作要求情報として、入力受付手段を介してユーザによりユーザID及びパスワードが入力されることを条件に、当該入力されたユーザID及びパスワードに対応付けてメモリに記憶している登録番号を、通信手段による赤外線通信でカラオケ装置へ送信する。操作手段は、操作許可要求手段からの要求に応じてカラオケ装置から赤外線通信を介して送信されてくる許可情報に基づき、ユーザによるカラオケ装置に対する操作指示を受け付け、この受け付けた操作指示と当該カラオケ装置から受信した許可情報に含まれるカラオケ装置識別情報とを対応付けて通信手段による赤外線通信でカラオケ装置へ送信する。
カラオケ装置は、認証要求手段と許可情報送信手段とを更に備える。認証要求手段は、通信手段による赤外線通信で携帯端末から受信した登録番号をインターネットを介してホストサーバへ送信し、ホストサーバが備える認証手段に対して当該ユーザに対する認証を要求する。許可情報送信手段は、認証要求手段からの要求に応じてホストサーバからインターネットを介して送信されてくる認証結果に基づき、自カラオケ装置を識別するためのカラオケ装置識別情報を含む許可情報を通信手段による赤外線通信で当該携帯端末に対して送信する。そして、カラオケ装置は、通信手段による赤外線通信で携帯端末から受信した操作指示であって、自カラオケ装置に適合するカラオケ装置識別情報と対応付けられた操作指示に基づき所定の作動を行う。
なお、ここでいう情報端末とは、例えば、携帯電話等のユーザが携帯する携帯端末や、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと表記する。)等の通信機能及び情報表示機能を有する機器を指す。特に、携帯端末としては、携帯電話の他に通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistants)等も挙げられる。また、リモコン端末とは、例えば、
液晶モニタ等の表示装置を備え、カラオケ装置に対する指示の入力に加え、ネットワーク等を介して受信した情報を表示装置に表示する機能を有するリモコン端末を指す。
このように構成されたカラオケネットワークシステムによれば、ユーザが携帯する携帯電話等の携帯端末からカラオケ装置への通信を介してホストサーバにおいてユーザの認証(ログイン)が行われ、ログイン後、携帯端末によってカラオケ装置を操作することができる。つまり、リモコン端末を用いることなく、ユーザが携帯する携帯端末によってシステムへのログインやカラオケ装置に対する操作をすることができる。ここで、ユーザが携帯する携帯端末によって行う操作としては、演奏楽曲の予約や演奏の中止といったカラオケ装置が行う演奏に関する操作等が考えられる。
特に、グループでカラオケルームを利用する場合は、リモコン端末が使用される機会が多くなると予想されるが、本発明のカラオケネットワークシステムによれば、他のメンバーがログイン操作や個人用情報の閲覧等のためにリモコン端末を利用中であっても、ユーザが携帯している携帯端末によって演奏楽曲の予約といったカラオケ装置に対する操作を行うことができるので、ユーザが貴重な時間を無駄にすることがない。
また、ユーザの認証を行うための認証情報や、ユーザごとの個人用情報をホストサーバに一括して蓄積しておき、全てのユーザに対する認証や個人用情報の配信をホストサーバにおいて行うように構成することで、例えば、膨大な数のユーザの認証情報及び個人用情報を個々のカラオケ装置や携帯端末に記憶させる必要がないため、システムを構築するための手間がかからない。
ところで、このようなカラオケネットワークシステムにおいて、携帯端末とカラオケ装置との間の通信が無制限に行えるような構成であると、カラオケルーム等でカラオケサービスを利用している(カラオケルームに居る)ユーザでなくとも、カラオケルームの外から携帯端末を利用してカラオケルーム内のカラオケ装置を操作できる可能性がある。これを防ぐためには、携帯端末とカラオケ装置との通信を限定された範囲で行うようにし、さらに、カラオケ装置と当該カラオケ装置を操作可能な携帯端末と対応付け、この対応付けられた携帯端末とカラオケ装置との間で操作可能にすることが考えられる。
そこで、請求項に記載のカラオケネットワークシステムでは、カラオケ装置及び携帯端末が備える通信手段は、赤外線通信によって所定の範囲内で互いに通信可能に構成されている。また、カラオケ装置が備える許可情報送信手段は、自カラオケ装置を識別するためのカラオケ装置識別情報を含む許可情報を通信手段による赤外線通信で情報端末へ送信する。一方、携帯端末が備える操作手段は、カラオケ装置に対する操作指示と当該カラオケ装置から受信した許可情報に含まれるカラオケ装置識別情報とを対応付けて通信手段による赤外線通信でカラオケ装置へ送信する。そして、カラオケ装置は、自カラオケ装置に適合するカラオケ装置識別情報と対応付けられた操作指示に基づき所定の作動を行う。
なお、ここでいう赤外線通信とは、例えば、IrDA(登録商標)規格による赤外線通信等が挙げられる。特に、赤外線通信は障害物を透して通信することができないため、携帯端末とカラオケ装置との間の通信に赤外線通信を用いれば、例えば携帯端末を用いてカラオケルームの外から壁越しにカラオケ装置に対して通信を行うことはできない。よって、赤外線通信は、カラオケ装置の通信相手となる携帯端末を当該カラオケ装置が設置してあるカラオケルーム内にあるものに限定するのに好適である。
さらに、カラオケ装置から携帯端末へ当該カラオケ装置を識別するための識別情報が通知されることで、カラオケ装置と当該カラオケ装置を操作可能な携帯端末が対応付けられ、カラオケ装置に対して操作可能な携帯端末をカラオケ装置側で特定することができる。これにより、カラオケ装置との対応付けが行われていない携帯端末からの操作指示を受け付けないようにでき、ユーザが所有する携帯端末によってカラオケ装置が無制限に操作されるのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[カラオケネットワークシステム1の構成の説明]
図1は、インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、カラオケネットワークシステム1は、Webサーバ2aとデータベース2bとを備えるカラオケ用ホストサーバ2、及びWebサーバ3aを備えるインターネット用ホストサーバ3に対して、カラオケ店等の各カラオケルームに設置されるカラオケ装置4と、カラオケ装置4を操作するためのリモコン端末5と、携帯電話6及びパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)7等の情報端末からなるユーザ端末8とがインターネット200を介して通信可能に構成されることによって形成されている。
カラオケ用ホストサーバ2は、カラオケ店等に設置されているカラオケ装置4に対して楽曲データやカラオケ装置4からユーザへ提供するためのコンテンツデータ等を配信するためのカラオケサービス用のホストサーバである。カラオケ用ホストサーバ2は、ホストサーバ側のルータ130とカラオケ店側のルータ120との間でインターネットネットワーク200上に形成されるVPN(virtual private network)を介して、カラオケ店側
のLAN100に接続されている。つまり、カラオケ用ホストサーバ2と、カラオケ装置4及びリモコン端末5との間の通信は、インターネット200上のVPN及びカラオケ店側のLAN100を介して行われる。
さらに、本カラオケネットワークシステム1において、カラオケ用ホストサーバ2は、本システムを利用する権限を有するユーザに関する登録情報を蓄積するユーザ登録データベース2c(詳細は後述する。)や、登録されているユーザのカラオケ歌唱に関する情報及び当該ユーザから提供される情報等をインターネット200上で公開するための個人用Webページ(本発明の個人用情報に相当)のデータを蓄積する個人用Webページデータベース2d(詳細は後述)等を有するデータベース2bを備えている。そして、カラオケ用ホストサーバ2が備えるWebサーバ2aは、このデータベース2bと連携しており、カラオケ店側のリモコン端末4等からの要求に応じて、カラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。すなわち、ここでいう連携とは、ユーザ認証及び個人用Webページの配信をWebサーバ2aが行うために、データベース2d内に格納されたユーザ登録データベース2cや個人用Webページデータベース2dを参照したり、Webサーバ2aが受け付けた個人用Webページ更新のデータをデータベース2b内に格納された個人用Webページデータベース2dに反映させたりすることで、Webサーバ2aが行う前記サービスに利用するためのデータと、データベース2bに格納されているデータとが対応していることを指す。
インターネット用ホストサーバ3は、Webサーバ3aを介して携帯電話6やパソコン7等の情報端末(以下、これらを総称する場合はユーザ端末8ともいう)に対してインターネット200を介して情報の送信をするためのホストサーバである。また、インターネット用ホストサーバ3は、適宜な通信回線を介してカラオケ用ホストサーバ2と通信可能に構成されている。
インターネット用ホストサーバ3が備えるWebサーバ3aは、カラオケ用ホストサーバ2が備えるデータベース2bと(上述のWebサーバ2aと同様に)連携しており、ユーザ端末8からの要求に応じて、カラオケ用ホストサーバ2が備えるWebサーバ2aと同様にカラオケネットワークシステム1を利用するためにログインしようとするユーザに対する認証や、ログインしたユーザに対する個人用Webページの配信・更新サービスを行う。
携帯電話6は、携帯電話事業者が提供するアクセスポイントや通信回線を介してインターネット200に接続可能ないわゆる第3世代以降の携帯電話であり、電話をかける・受けるといった通話機能以外に、インターネット200を介して受信したWebページを画面で閲覧したり、ユーザが画面上で情報や操作指示を入力したり、アニメーション等を表示するためのアプリケーションを動作させたりするための、いわゆるWebブラウザ機能を有するソフトウェアや、IrDA(登録商標)規格等の赤外線通信を行う赤外線通信機能、この赤外線通信機能を用いてカラオケ装置4に対する演奏楽曲予約操作を行うためのアプリケーション(詳細は後述)を実現するソフトウェア等を備えている。
パソコン7は、十分な処理能力を有する通常のコンピュータであり、適宜な通信回線を介してインターネット200に接続されている。また、パソコン7は、インターネット200を介して受信したWebページを閲覧したり、ユーザが画面上で情報や操作指示を入力したり、アニメーション等を表示するためのアプリケーションを動作させたりするための、いわゆるWebブラウザ機能を有するアプリケーションを備えている。
携帯電話6及びパソコン7等からなるユーザ端末8は、インターネット200を介してインターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aへアクセスし、Webサーバ3aから受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。また、ユーザ端末8のうち、ユーザによって携帯される携帯電話6は、カラオケルーム内において赤外線通信を介してカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約等の操作を行うための各種処理を実行する。これらの処理についての詳細な説明は後述する。
[カラオケ装置4の構成の説明]
図2は、カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5のより具体的な構成を示すブロック図である。
カラオケ装置4は、カラオケを利用するユーザから指定された楽曲のカラオケ演奏を行うためのものであり、図2に示すように、カラオケ装置4全体の作動を制御する制御部12、カラオケ装置4をLAN100に接続するためのインタフェース部14、演奏楽曲の伴奏内容及び歌詞を示す楽曲データや映像データ等のコンテンツデータ、カラオケ装置4が作動するためのプログラム等を記憶するハードディスク(HDD)16、複数のキースイッチからなり、曲の予約操作等を行うための操作部18、リモコン端末5や携帯電話6等から送信された赤外線信号を、赤外線通信規格(IrDA)又はリモコン端末5とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従って受信するための赤外線通信部20、操作部18からの信号を処理する操作処理部22、マイクロフォン26、HDD16に記憶された演奏データ(MIDIデータ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源30、MIDI音源30から出力されたデジタル信号から演奏楽曲のオーディオ信号(音響、音声に関する信号)を生成し、生成されたオーディオ信号及びマイクロフォン26から入力されたオーディオ信号を増幅してスピーカ28へ出力する音声制御部24、画像データを一時的に記憶するビデオRAM32、ビデオRAM32に記憶された画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部34、映像再生部34により再生される映像のモニタ36での表示を制御する映像制御部38、半導体素子を利用した書き換え可能な記憶媒体であるメモリ40などを備えている。
また、制御部12は、携帯電話6から赤外線通信を介して受信した要求に応じて、当該携帯電話6を使用してカラオケ装置4を操作しようとするユーザに対するユーザ認証をカラオケ用ホストサーバ2へ依頼し、認証されたユーザの携帯電話6と自カラオケ装置4とを対応付ける(以下、この対応付けを「括り付け」とも称する。)ことで、以降、当該携帯電話6からの演奏楽曲予約等の操作指示を受け付けるための各種処理を実行する。なお、この処理についての詳細な説明は後述する。
[リモコン端末5の構成の説明]
リモコン端末5は、カラオケルーム内で使用されるためのものであり、演奏楽曲の予約等をするための操作を利用者から受け付け、その操作信号をカラオケ装置4に送信する機能を有する。また、リモコン端末5は、アクセスポイント110経由でLAN100及びインターネット200上のVPNを介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新するための機能も有する。
具体的にリモコン端末5は、図2に示すように、リモコン端末5全体の作動を制御する制御部52、赤外線通信規格(IrDA)又はリモコン端末5とカラオケ装置4との二者間において予め設定された通信条件に従ってカラオケ装置4に赤外線信号を送信する赤外線通信部54、リモコン端末5が作動するためのプログラム等の各種情報を記憶するメモリ56、表示部58の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び複数のキースイッチからなり、利用者からの操作を受け付ける操作部60、操作部60からの信号を処理する操作処理部62、画像データを一時的に記憶するビデオRAM64、ビデオRAM64に記憶された画像データの表示部58での表示を制御する映像制御部66、LAN100に接続されたアクセスポイント110との間で無線LAN規格(例えば、IEEE802.11a/b/g規格,HomeRF規格,Bluetooth規格など)に従った無線通信を行うための無線LAN通信部68などを備えている。
このうち、制御部52は、利用者から曲の予約をするための操作入力を受け付け、選択された曲の曲番号に、予約者(即ち、歌唱する人)のユーザIDを付加した予約データをカラオケ装置4へ送信する処理を実行する。また、制御部52は、インターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2へアクセスし、カラオケ用ホストサーバ2から受信したデータに基づいて個人用Webページの閲覧・更新を行うための各種処理を実行する。なお、リモコン端末5は、複数のユーザのアカウントごとに並行してシステムにログイン可能に構成されている。
[その他の構成の説明]
上述のLAN100にはアクセスポイント110が接続されている。このアクセスポイント110は、無線通信で端末間を接続するための電波中継機であり、複数の端末と同時に通信を行う機能を有する。リモコン端末5とカラオケ用ホストサーバ2とは、このアクセスポイント110を中継することによって、LAN100及びインターネット200上のVPNを介して互いにデータ通信を行うことができる。
ルータ120,130は、インターネットネット200等の外部ネットワーク上の通信経路を暗号化して、仮想的に専用回線で接続されている状態を作り出すVPN技術を利用するためのいわゆるVPNゲートウェイである。ルータ120,130は、外部ネットワークであるインターネット200と、内部ネットワークであるLAN100及びカラオケ用ホストサーバ2側のネットワークとの接続点にそれぞれ置かれ、内部ネットワークからの通信を暗号化してインターネット200側に送出する。また、インターネット200側からの通信を復号化して内部ネットワークへ送出する。
以上、実施形態のカラオケネットワークシステム1の構成について説明したが、本実施形態におけるカラオケネットワークシステム1の構成と、特許請求の範囲に記載した構成との対応は次のとおりである。
本実施形態のカラオケ用ホストサーバ2及びインターネット用ホストサーバ3が、特許請求の範囲におけるホストサーバに相当する。また、携帯電話6及びパソコン7等からなるユーザ端末8が情報端末に相当し、このうち、携帯電話6が携帯端末に相当する。また、インターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aが登録手段及び登録情報送信手段に相当する。また、カラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aが認証手段に相当する。また、カラオケ用ホストサーバ2内のデータベース2bが記憶手段に相当する。また、カラオケ装置4における制御部12が認証要求手段及び許可情報送信手段に相当する。カラオケ装置4における赤外線通信部20及び携帯電話6が備える赤外線通信機能がそれぞれ通信手段に相当する。また、携帯電話6が備えるアプリケーション実行機能が、ユーザ登録要求手段、識別情報記憶手段、入力受付手段、操作許可要求手段及び操作手段に相当する。
[リモコン端末5及びユーザ端末8から行う「ユーザ登録」の説明]
本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、ユーザは、予め登録された当該ユーザのアカウントによってシステムにログインすることで、初めて個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用することが可能になる。ここでは、ユーザがリモコン端末5やユーザ端末8を利用して、個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用するためのアカウントを取得する「ユーザ登録」の手順について説明する。
図3は、リモコン端末5及びユーザ端末8によって「ユーザ登録」を行う際の画面表示例を示す説明図である。
まず、ユーザからの指示入力に基づいて、図3(a)に示すようなネットワークメニュー画面71が、リモコン端末5の表示部58又はユーザ端末8が備えるモニタ等の表示デバイスに表示される。なお、このネットワークメニュー画面71や後述の各種画面は、リモコン端末5やユーザ端末8が備えるユーザ登録用のアプリケーションとして予め格納されているデータに基づいて表示されるように構成することが考えられる。あるいは、インターネット200を介して、リモコン端末5又はユーザ端末8からホストサーバ内のWebサーバへそれぞれ接続し、各Webサーバから配信されるWebページに基づいて表示されるような構成であってもよい。
図3(a)に示すネットワークメニュー画面71は、個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用するための操作メニューを表示する画面であり、既に登録済みのユーザがシステムにログインするためのログイン画面へ移行するための「ログイン」ボタン82や、新規のユーザがアカウントを取得するための「新規ユーザ登録」ボタン83等が表示されている。ここで、それぞれの端末においてタッチパネル、キースイッチやポインティングデバイス等を介して「新規ユーザ登録」ボタン83が押下されると、図3(b)に示すようなユーザ登録画面72が表示される。
図3(b)に示すユーザ登録画面72は、新規のユーザがアカウントを取得するために、システム上でのユーザの呼称となるニックネーム及びユーザ認証用のパスワードの入力をユーザに対して要求するための画面である。ここで、ユーザからの操作によってユーザ登録画面72内の入力ボックス内にニックネーム及びパスワードが入力された後「OK」ボタン84aが押下されると、ユーザ登録を要求するための登録要求情報と共に、ユーザによって入力されたニックネーム及びパスワードを示すデータが当該端末に対応するホストサーバ内のWebサーバへインターネット200を介して送信される。なお、ユーザ端末8のうち、携帯電話6によって「ユーザ登録」を行う場合は、上述のニックネーム及びユーザIDに他に、当該携帯電話6の電話番号や電子メールアドレスを一緒に送信するようにしてもよい。
リモコン端末5又はユーザ端末8から送信された登録要求情報、当該ユーザのニックネーム及びパスワードを受信したホストサーバ内のWebサーバは、まず、ユーザごとに固有の識別情報であるユーザIDを生成する。そして、受信した内容に基づいてカラオケ用ホストサーバ2内のデータベース2b内に設けられたユーザ登録データベース2c(詳細は後述)に当該ユーザのニックネーム、ユーザID、パスワード等の所定の情報を新たにに登録する。
つぎに、ユーザ登録が完了した旨の情報とユーザIDとをユーザに対して通知するための登録完了情報を生成し、この登録完了情報を登録要求情報の送信元であるリモコン端末5又はユーザ端末8に対して返信する。なお、ユーザ端末8から送信される登録要求情報と共に、ユーザ所有する携帯電話6の電話番号や電子メールアドレスが送信された場合は、登録完了情報を電子メール等で当該携帯電話6へ送信してもよい。
リモコン端末5又はユーザ端末8がホストサーバから登録完了情報を受信すると、この受信した登録完了情報に基づいて、図3(c)に示すようなユーザ登録完了画面73が表示される。ここでは、ユーザ登録完了画面73にニックネーム「Mike06」さんのユーザ登録が完了した旨を通知する旨のメッセージ、「Mike06」さんのユーザID等が表示されている。
ホストサーバ側が発行するユーザIDは、ユーザがリモコン端末5又はユーザ端末8からシステムにログインする際にパスワードと共に入力が必要となる認証用の識別情報である。したがって、ユーザは、このユーザ登録完了画面73によって自身に割り当てられたユーザIDを確認する。
そして、ユーザ登録完了画面73において、ユーザによって「OK」ボタン84bが押下されると、「ユーザ登録」が終了する。
[ユーザ登録データベース2c、個人用Webページデータベース2dの説明]
ここで、カラオケ用ホストサーバ2内のデータベース2bに格納されているユーザ登録データベース2c及び個人用Webページデータベース2dの具体的な内容について説明する。
図4(a)は、ユーザ登録データベース2cの具体的内容を示す説明図である。このユーザ登録データベース2cは、上記「ユーザ登録」を経て登録された各ユーザのニックネーム、ユーザID、パスワード、及び当該ユーザの個人用Webページデータの格納先を示すパス等の各種情報を含むユーザ登録データのテーブルである。
本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、各ホストサーバ内のWebサーバがこのユーザ登録データベース2cを参照することにより、ログインを要求してきたユーザに対する認証、ユーザとニックネームとの対応付け、ユーザと当該ユーザの個人用Webページとの対応付けを行う。
個人用Webページデータベース2d(図4(b)参照)は、ユーザ登録データベースに登録されている各ユーザの個人用Webページのデータを格納している。個人用Webページのデータは、個人用Webページを所定の様式でリモコン端末5やユーザ端末8が備えるWebブラウザによって表示するためのデータのまとまりで、テキストデータやHTMLによるレイアウト情報、画像・音声・動画データ等から構成される。
このような個人用Webページのデータは、上述の「ユーザ登録」が行われた際に、新規登録されたユーザのための個人用Webページの雛形のデータを自動的に生成し、この雛形のデータを個人用Webページデータベース2dに格納すると共に、この個人用Webページの雛形のデータの格納先のパスをユーザ登録データベース2cの当該ユーザのユーザ登録データに登録しておくことが考えられる。このようにすることで、後にこのユーザが個人用Webページの雛形に基づいて簡単に自身の個人用Webページを編集することができる。
なお、本実施形態において、個人用Webページは、カラオケ装置4を利用したユーザの歌唱履歴、十八番の楽曲、歌唱に対する採点結果等に関する情報である「カラオケ情報」や、ユーザから提供される公開情報である「プロフィール」、「メッセージ」といった情報をコンテンツとして有する。
このうち「カラオケ情報」は、システムにログインしたユーザがカラオケ装置4を利用してカラオケ歌唱を行うことで、当該ユーザが歌唱した楽曲の楽曲名、歌唱したときの音高キー、歌唱時間等を含む歌唱履歴、十八番の楽曲、採点結果等を示すデータが当該カラオケ装置4からカラオケ用ホストサーバ2へアップロードされるように構成されている。また、「カラオケ情報」に含まれる歌唱履歴や十八番の楽曲等を示すデータは、個人用Webページとして表示する以外に、カラオケ装置4に対して演奏楽曲を予約するときに、選曲リストとしてリモコン端末5や携帯電話6でダウンロードすることで、このダウンロードした歌唱履歴や十八番の楽曲のリスト中から演奏楽曲を選択できるように構成されている。
図4(c)は、上述の「カラオケ情報」、「プロフィール」、「メッセージ」といったコンテンツを有する個人用WebページのWebブラウザ上での表示例を示す図である。ここでは、Webページのタイトルとしてニックネーム「Mike06」さんの個人用Webページである旨が表示されている。そして、この「Mike06」さんの「プロフィール」、「メッセージ」、「カラオケ情報」といったコンテンツごとに、種々の情報が表示されている。
以下、上述の「ユーザ登録」によって登録されたユーザがシステムにログインし、個人用Webページを閲覧したり更新したりするための手順の概要について説明する。
上述の「ユーザ登録」によって登録されたユーザが、リモコン端末5又はユーザ端末8を用いて個人用Webページの閲覧・更新サービスを利用する場合は、まず、図3(a)に示すネットワークメニュー画面71で「ログイン」ボタン82を押下することで表示される所定のログイン画面において、登録されているユーザID及びパスワードを入力することで、システムにログインする。
このとき、ホストサーバ内のWebサーバでは、リモコン端末5又はユーザ端末8から送信されてきたユーザID及びパスワードと、データベース2bに格納されているユーザ登録データベース2c(図4(a)参照)に登録されているユーザID及パスワードとが照合されることで、ログインを要求してきたユーザの認証が行われる。
ログイン後、リモコン端末5又はユーザ端末8において、閲覧を希望する個人用Webページを指定する指示や、自分の個人用Webページを更新する旨の指示がユーザから入力されることで、リモコン端末5又はユーザ端末8は、指定されたデータの配信を要求する情報をホストサーバ内のWebサーバへ送信する。そして、ホストサーバ内のWebサーバは、個人用Webページデータベース2dの中から指定された個人用Webページのデータを読み出し、この読み出したデータを要求元のリモコン端末5又はユーザ端末8に配信する。
リモコン端末5又はユーザ端末8は、ホストサーバから配信されてきたデータに基づき、個人用Webページを表示(図4(c)参照)したり、個人用Webページを更新するためのユーザからの指示入力を受け付け、更新されたデータをホストサーバへアップロードしたりする。
なお、本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、グループでの1つのカラオケルームを利用する場合を想定して、1台のリモコン端末5で複数のユーザが並行してシステムにログインできるように構成されている。このようにすることで、同じカラオケルーム内において、リモコン端末5を利用して、グループの全てのメンバーが個人用Webページを利用することができる。しかしながら、1台のリモコン端末5で複数のユーザが並行してログインできるようにした場合、ログインに時間がかかったり、演奏楽曲の予約をしようと思っても他のメンバーがリモコン端末5を用いて個人用Webページを閲覧中で、予約ができなかったりする場合が想定される。
そこで、本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、携帯電話6をカラオケ装置4に対して操作可能に対応付ける(すなわち、「括り付ける」)ための「括り付け処理」を実行することで、当該ユーザがシステムにログインできると共に、当該カラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約等の操作を、このカラオケ装置4に括り付けされた携帯電話6で行えるように構成した。
以下、携帯電話6をカラオケ装置4に対して操作可能に括り付けるための「括り付け処理」と、カラオケ装置4に括り付けされた携帯電話6においてカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約操作を行うための手順について説明する。
[「括り付け処理」の説明]
図5は、携帯電話6をカラオケ装置4に対して操作可能に括り付けるための「括り付け処理」における、携帯電話6、カラオケ装置4及びカラオケ用ホストサーバ2間のデータの流れを示すラダーチャートである。
まず、携帯電話6は、ユーザからの指示入力に基づき、カラオケ装置4に対して括り付けを要求するための情報と共に「ユーザ識別情報」を赤外線通信を介してカラオケ装置4へ送信する(ステップ109:括り付け要求。以下、ステップを記号Sで表記する。)。なお、このラダーチャートにおけるステップ数は、後述する各フローチャートのステップ数と対応する。
ところで、S109において送信される「ユーザ識別情報」は、カラオケ用ホストサーバ2においてユーザ認証を行うための情報であり、例えば、ユーザID及びパスワードをそのまま「ユーザ識別情報」として用いてもよいし、ユーザID及びパスワードと対応付けられた別の識別情報(例えば、ユーザ登録データベース2c(図4(a)参照)における「登録番号」等)を「ユーザ識別情報」として用いてもよい。後者の場合、例えば、ユーザID及びパスワードよりもデータサイズが小さい識別情報を用いることで、前者と比較してセキュリティ面での信頼性はやや劣るものの、携帯電話6とカラオケ装置4との間のデータ転送量を少なくすることが可能であり、通信負荷を低減できる。例えば、前者の場合、ユーザID及びパスワードとして合計12Byteのデータを送信するが、後者の場合、上述の登録番号として4Byteのデータを送信するといった態様が考えられる。
「ユーザ識別情報」として4Byte(32bit)のデータを採用すると、2の32乗で約42億人のユーザに対して「ユーザ識別情報」を割り当てることができる。一方、3Byte(24bit)のデータの場合は、2の24乗で約1600万人のユーザに対して「ユーザ識別情報」を割り当てることができる。全国カラオケ事業者協会の推計によれば、2004年におけるカラオケ参加人口が約4780万人である。よって、「ユーザ識別情報」として4Byteのデータを採用すれば十分である。
図5のラダーチャートの説明に戻る。カラオケ装置4は、携帯電話6から受信した「ユーザ識別情報」を、ユーザ認証を要求するための情報と共にLAN100及びインターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2へ送信する(S202:認証要求)。
カラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバは、カラオケ装置4から受信した「ユーザ識別情報」に基づき、当該ユーザに対する認証を行い、認証結果を通知するための「認証通知情報」を、インターネット200を介してカラオケ装置4へ送信する(S304:認証結果通知)。
カラオケ装置4は、カラオケ用ホストサーバ2から受信した「認証通知情報」に基づき、括り付けの結果を通知するための「括り付け結果情報」を、括り付け要求元の携帯電話6へ送信する(S205:括り付け結果通知)。ここでは、カラオケ用ホストサーバ2から受信した「認証通知情報」に基づいて、括り付け要求元が正当なユーザと認められる場合、カラオケ装置4は、「括り付け結果情報」として括り付けを許可する旨の情報に自カラオケ装置4を識別するための固有の情報であるカラオケ装置ID(例えば、製造番号等)を添付して送信する(S205:括り付け結果通知)。
一方、携帯電話6は、カラオケ装置4から受信した「括り付け結果情報」に添付されたカラオケ装置IDをRAM等のメモリに記憶する。
以上のような手順により、携帯電話6をカラオケ装置4に対して操作可能に対応付けるための括り付けが完了する。
図6,7は、上述の「括り付け処理」において携帯電話6が実行する処理の手順を示すフローチャートである。また、図10,11は、「括り付け処理」での携帯電話6における画面表示例を示す説明図である。
まず、ユーザからの指示入力に基づき、ログイン用アプリケーションを起動し(S101、図6参照)、括り付け失敗回数をカウントするカウンタPの値を0にセットする(S102)。そして、上述のネットワークメニュー画面71(図3(a)参照)を表示する(S103)。
つぎに、このネットワークメニュー画面71において、登録済みのユーザがシステムにログインするためのログイン画面へ移行するための「ログイン」ボタン82が押下されたか否かを判定する(S104)。ここで、「ログイン」ボタン82が押下されていないと判定した場合(S104:NO)、この処理を繰り返す。
そして、「ログイン」ボタン82が押下されたと判定した場合(S104:YES)、ログイン画面74を表示する(S105)。そして、このログイン画面74においてユーザによってユーザID及びパスワードが入力されると、つづいて、括り付け確認画面75を表示する(S106)。
図10(a)は、携帯電話6の表示画面6a上におけるログイン画面74の表示例である。このログイン画面74には、ユーザID及びパスワードを入力するための入力ボックスがそれぞれ表示されている。ユーザは、携帯電話6の操作キー群6bを用いて、この入力ボックスにユーザID及びパスワードをそれぞれ入力する。
そして、このログイン画面74においてユーザID及びパスワードの入力が完了すると、図10(b)に示す括り付け確認画面75が表示される。この括り付け確認画面75には、カラオケ装置4に対する括り付け要求を実行する指示を入力するための「括り付け」ボタン85、括り付けの要求を中止する指示を入力するための「キャンセル」ボタン86a等が表示されている。
図6のフローチャートの説明に戻る。S106で表示した括り付け確認画面75において、ユーザによって「括り付け」ボタン85又は「キャンセル」ボタン86aが押下されたか否かを判定する(S107)。ここで、「キャンセル」ボタン86aが押下されたと判定した場合(S107:「キャンセル」)、S105の処理へ戻る。
一方、「括り付け」ボタン85が押下されたと判定した場合(S107:「括り付け」)、ユーザによって入力されたユーザID及びパスワードを「ユーザ識別情報」に変換する(S108)。この「ユーザ識別情報」については、上述したようにユーザID及びパスワードをそのまま用いてもよいし、ユーザID及びパスワードと対応付けられた別の識別情報(例えば、ユーザの登録番号等)を用いてもよい。後者の場合、上述の「ユーザ登録」において、インターネット用ホストサーバ3が携帯電話6に対してユーザIDを通知する際に、当該ユーザの登録番号も携帯電話6に対して通知するような構成とし、携帯電話6は、この登録番号をユーザID及びパスワードに対応付けてメモリに登録しておけばよい。
S109では、カラオケ装置4に対して括り付けを要求するための情報と共に「ユーザ識別情報」を赤外線通信を介してカラオケ装置4へ送信する(S109:括り付け要求)。そして、この括り付け要求に応じてカラオケ装置4から送信されてくる「括り付け結果情報」を受信したか否かを判定する(S110、図7参照)。ここで、「括り付け結果情報」を受信していないと判定した場合(S110:NO)、S109の括り付け要求を実行してから所定の待機時間を経過(タイムアウト)したか否かを判定する(S111)。
S111においてタイムアウトしていないと判定した場合(S111:NO)、S110の処理へ戻る。なお、S110及びS111の処理を実行中は、図11(a)に示す通信中画面76を表示画面6aに表示する。
そして、S110においてカラオケ装置4から「括り付け結果情報」を受信したと判定した場合(SS110:YES)、この受信した「括り付け結果情報」が括り付けを許可する(括り付けOK)旨のものか否かを判定する(S112)。ここで、受信した「括り付け結果情報」が括り付けを許可する(括り付けOK)旨のものであると判定した場合(S112:YES)、この「括り付け結果情報」に添付されてきたカラオケ装置IDをメモリに記憶する(S113)。
つづいて、表示画面6aに表示中の画面を図11(a)の通信中画面76から図11(b)の括り付け完了画面77へ切り替え(S114)、ログイン用アプリケーションを終了する(S115)。
一方、S111においてタイムアウトしたと判定した場合(S111:YES)、つまり、赤外線通信が遮断される等の何らかの事情で「括り付け結果情報」を受信していない状況が所定時間継続した場合、あるいは、S112において「括り付け結果情報」が括り付けを許可しない(括り付けNG)旨のものであると判定した場合(S112:NO)、何れの場合にも括り付けに失敗したと判断し、表示画面6aに表示中の画面を図11(a)の通信中画面76から図11(c)の再試行確認画面78へ切り替える(S116)。
図11(c)に示す再試行確認画面78には、括り付けを再試行するか否かをユーザに問い合わせる旨のメッセージと共に、カラオケ装置4に対する括り付けを再試行する指示を入力するための「OK」ボタン84c、括り付けを中止する指示を入力するための「キャンセル」ボタン86b等が表示されている。
S116で再試行確認画面78を表示した後、括り付けを再試行する指示が入力されたか否かを判定する(S117)。すなわち、再試行確認画面78において「OK」ボタン84cが押下されたか、「キャンセル」ボタン86bが押下されたかを判定する。
ここで、括り付けを再試行する指示が入力されたと判定した場合(S117:YES)、すなわち、再試行確認画面78において「OK」ボタン84cが押下されたと判定した場合、括り付け失敗回数のカウンタPの値を1つカウントアップ(P=P+1)する(S118)。そして、カウンタPの値が3未満(P<3)であるか否かを判定する(S119)。
S119でカウンタPの値が3未満(P<3)であると判定した場合(S119:YES)、すなわち、括り付けに失敗した回数が3回未満である場合は、S105(図6参照)の処理へ戻り、ログイン画面74を再び表示する。
一方、S119でカウンタPの値が3(P=3)に達したと判定した場合(S119:NO)、すなわち、括り付けに失敗した回数が3回に達した場合、あるいは、S117で括り付けを中止する指示が入力されたと判定した場合(S117:NO)、すなわち、再試行確認画面78において「キャンセル」ボタン86bが押下されたと判定した場合、何れの場合にもログイン用アプリケーションを終了する(S115)。
図8は、「括り付け処理」において携帯電話6からの括り付け要求に応じてカラオケ装置4が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
まず、携帯電話6から括り付け要求として「ユーザ識別情報」を受信したか否かを判定する(S201)。この「ユーザ識別情報」は、図6のフローチャートのS109において携帯電話6から赤外線通信を介して送信されるものである。ここで、「ユーザ識別情報」を受信していないと判定した場合(S201:NO)、この処理を繰り返す。
そして、「ユーザ識別情報」を受信したと判定した場合(S201:YES)、この受信した「ユーザ識別情報」を、ユーザ認証を要求するための情報と共にLAN100及びインターネット200を介してカラオケ用ホストサーバ2へ送信する(S202:認証要求)。そして、この認証要求に応じてカラオケ用ホストサーバ2から送信されてくる「認証通知結果情報」を受信したか否かを判定する(S203)。ここで、「認証通知情報」を受信していないと判定した場合(S203:NO)、この処理を繰り返す。
そして、「認証通知情報」を受信したと判定した場合(S203:YES)、この受信した「認証通知情報」に基づいて、「括り付け結果情報」を生成する(S204)。具体的には、カラオケ用ホストサーバ2から受信した「認証通知情報」が、括り付け要求元のユーザのログインを許可する旨の情報であれば、当該携帯電話6に対して括り付けを許可する旨の情報に、自カラオケ装置4を識別するための固有の情報であるカラオケ装置ID(例えば、製造番号等)を添付した情報を「括り付け結果情報」として生成する。
一方、カラオケ用ホストサーバ2から受信した「認証通知情報」が、括り付け要求元のユーザのログインを許可しない旨の情報であれば、当該携帯電話6に対して括り付けを許可しない旨の情報を「括り付け結果情報」として生成する。
そして、「括り付け結果情報」を括り付け要求元の携帯電話6に対して赤外線通信を介して送信する(S205)。
図9は、「括り付け処理」においてカラオケ装置4からの認証要求に応じてカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aが実行する処理の手順を示すフローチャートである。
まず、カラオケ装置4から認証要求として「ユーザ識別情報」を受信したか否かを判定する(S301)。この「ユーザ識別情報」は、図8のフローチャートのS202においてカラオケ装置4からLAN100及びインターネット200を介して送信されるものである。ここで、「ユーザ識別情報」を受信していないと判定した場合(S301:NO)、この処理を繰り返す。
そして、「ユーザ識別情報」を受信したと判定した場合(S301:YES)、この受信した「ユーザ識別情報」に基づき、ユーザ登録データベース2c(図4(a)参照)を参照して当該ユーザに対する認証を行う(S302)。具体的には、送信されてきた「ユーザ識別情報」が、ユーザID及びパスワードであれば、ユーザ登録データベース2cに登録されているユーザID及びパスワードと照合することにより、当該ユーザに対するログインの可否を判定する。また、送信されてきた「ユーザ識別情報」が、ユーザの登録番号であれば、ユーザ登録データベース2cに登録されている登録番号と照合することにより、当該ユーザに対するログインの可否を判定する。
そして、認証結果(すなわち、当該ユーザに対するログインの可否)を通知するための「認証通知情報」を生成し(S303)、この生成した「認証通知情報」をインターネット200を介してカラオケ装置4へ送信する(S304:認証結果通知)。
[携帯電話6によるカラオケ装置4に対する演奏楽曲予約の説明]
上述の「括り付け処理」によって、カラオケ装置4に対して操作可能に括り付けされた携帯電話6は、以降、括り付け先のカラオケ装置4へ楽曲の予約データ等を送信する際、メモリに記憶されているカラオケ装置IDを送信するデータに添付して送信する。カラオケ装置4は、携帯電話6から送信されてきたデータに対し、自カラオケ装置4に対応するカラオケ装置IDが添付されたデータに基づいて、演奏楽曲の予約等の処理を実行する。
以下、カラオケ装置4に括り付けされた携帯電話6によって、カラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行うための手順について図12〜14に基づいて説明する。
図12は、携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際の画面表示例を示す説明図である。
まず、図12(a)に示す表示画面6a、操作キー群6b等を備える携帯電話6において、ユーザが所定の操作指示を入力することで、予め備えられている演奏楽曲予約アプリケーションが起動する。そして、図12(b)に示すような予約画面90aが表示される。このような演奏楽曲予約アプリケーションは、例えば、本実施形態のカラオケネットワークシステム1を運営する事業者等によって、インターネット用ホストサーバ3からインターネット200を介して各ユーザの携帯電話6に対して配信したり、メモリカードのような記録媒体に記憶したデータとして配布することで、ユーザが所有する携帯電話6に備えるようにすることが考えられる。
図12(b)の予約画面90aには、ログイン中であるユーザのニックネーム「Joe」や、ユーザによって入力された楽曲番号や音高キーの設定を表示するための表示ボックス500、携帯電話6の操作キー群6bの各ボタンと、この各ボタンに割り当てられた予約操作のための機能との対応を示す予約キー群600等が表示されている。ここでは、ユーザが操作キー群6bの各ボタンを押下することで、それに該当する予約キー群600のボタンで示されている機能が実行される。
なお、以下の説明においては、各予約画面上で予約キー群600の何れかのボタンをユーザが押下する等と表記する場合には、その予約キー群600のボタンに対応する操作キー群6bのボタンを押下することを指す。
図12(b)の予約画面90aにおいて、ユーザが予約キー群600のうち0〜9の各数字ボタン601を押下することで、予約したい楽曲の楽曲番号を入力できる。ユーザによって楽曲番号が入力されると、図12(c)の予約画面90bに示すように、表示ボックス500に入力された楽曲番号が表示される(ここでは、「555」番)。
そして、図12(c)の楽曲番号入力後の予約画面90bにおいては、演奏時の音高キーを上げるための「キー♯」ボタン602、音高キーを下げるための「キー♭」ボタン603、及び原曲の音高キーに設定するための「原曲キー」ボタン604等の音高キーを設定するための各ボタンをユーザが好みに応じて押下することで、予約する楽曲の音高キーを設定できる。ユーザによって音高キーが設定されると、図12(d)の予約画面90cに示すように、設定された音高キーが表示ボックス500内に表示される(ここでは、「キー:#2」)。
楽曲番号及び音高キーの入力後、ユーザが「送信」ボタン607を押下すると、携帯電話6は、ユーザによって入力された楽曲番号及び音高キーの設定を示す予約データに、携帯電話6のメモリに記憶されている括り付け先のカラオケ装置ID及びユーザIDのデータを添付し、これを赤外線通信によって括り付け先のカラオケ装置4へ送信する。このとき、カラオケ装置4との通信中においては、予約データ送信中である旨を示す図12(e)の予約画面90dを表示する。
カラオケ装置4は、赤外線通信部20を介して携帯電話6から予約データを受信すると、自カラオケ装置4のカラオケ装置IDと、受信した予約データに添付されてきたカラオケ装置IDとが適合するか否かを判定する。ここで、カラオケ装置IDが適合する場合、この受信した予約データが示す楽曲を演奏予定楽曲として、当該ユーザに対応付けて登録する。一方、カラオケIDが適合しない場合、当該予約データに基づく演奏予定楽曲の登録は行わない。
図13は、携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際、ユーザの歌唱履歴のリストを表示し、この表示した歌唱履歴のリストに基づいて演奏楽曲の予約を行う場合の画面表示例を示す説明図である。
まず、図13(a)に示す予約画面91aにおいて、ユーザによって「履歴」ボタン605が押下されると、携帯電話6は、インターネット200を介して、インターネット用ホストサーバ3に対し、データベース2bに格納されている当該ユーザの歌唱履歴のデータの送信を要求する。インターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aは、携帯電話6からの要求に応じて、データベース2b内の個人用Webページデータベース2dに格納されている当該ユーザに対応する歌唱履歴のデータを読み出し、これを要求元の携帯電話6へ送信する。
携帯電話6がインターネット用ホストサーバ3から歌唱履歴のデータを受信すると、この受信したデータに基づいて、図13(b)に示すような、ユーザが過去に歌唱した楽曲の曲名、歌手名、演奏当時の音高キーの設定値等のリストである歌唱履歴画面91bが表示される。ここでは、ユーザが0〜9の各数字ボタン601を押下してリストの左端に付されている履歴番号を入力することで、このリストに表示されている楽曲の中から予約する楽曲を選択できる。また、上述の「キー♯」ボタン602、「キー♭」ボタン603、及び「原曲キー」ボタン604をユーザが好みに応じて押下することで、選択した楽曲の音高キーを設定できる。
ユーザが予約する楽曲の選択及び音高キーの設定を行うと、図13(c)の予約画面91cが表示される。ここで、ユーザは、選択した楽曲の内容をカラオケ装置4に送信する前に確認することができる。そして、ユーザが「送信」ボタン607を押下すると、携帯電話6は、ユーザによって選択された楽曲の楽曲番号及び音高キーの設定を示す予約データに、携帯電話6のメモリに記憶されている括り付け先のカラオケ装置ID及びユーザIDのデータを添付し、これを赤外線通信によって括り付け先のカラオケ装置4へ送信する。このとき、カラオケ装置4との通信中においては、予約データ送信中である旨を示す図13(d)の予約画面91dを表示する。
予約データ送信後におけるカラオケ装置4の作動は、上述の図12における予約方法の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
図14は、携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際、ユーザの十八番の楽曲のリストを表示し、この表示した十八番の楽曲リストに基づいて演奏楽曲の予約を行う場合の画面表示例を示す説明図である。
まず、図14(a)に示す予約画面92aにおいて、ユーザによって「十八番」ボタン606が押下されると、携帯電話6は、インターネット200を介してインターネット用ホストサーバ3に対し、データベース2bに格納されている当該ユーザの十八番の楽曲のデータの送信を要求する。インターネット用ホストサーバ3内のWebサーバ3aは、携帯電話6からの要求に応じて、データベース2b内の個人用Webページデータベース2dに格納されている当該ユーザに対応する十八番の楽曲のデータを読み出し、これを要求元の携帯電話6へ送信する。
携帯電話6がインターネット用ホストサーバ3から歌唱履歴のデータを受信すると、この受信したデータに基づいて、図14(b)に示すような、ユーザが登録した十八番の楽曲の曲名、歌手名、ユーザが指定した音高キーの設定値等のリストである十八番楽曲画面92bが表示される。ここでは、ユーザが0〜9の各数字ボタン601を押下してリストの左端に付されている十八番番号を入力することで、このリストに表示されている楽曲の中から予約する楽曲を選択できる。また、上述の「キー♯」ボタン602、「キー♭」ボタン603、及び「原曲キー」ボタン604をユーザが好みに応じて押下することで、選択した楽曲の音高キーを設定できる。
ユーザが予約する楽曲の選択及び音高キーの設定を行うと、図14(c)の予約画面92cが表示される。ここで、ユーザは、選択した楽曲の内容をカラオケ装置4に送信する前に確認することができる。そして、ユーザが「送信」ボタン607を押下すると、携帯電話6は、ユーザによって選択された楽曲の楽曲番号及び音高キーの設定を示す予約データに、携帯電話6のメモリに記憶されている括り付け先のカラオケ装置ID及びユーザIDのデータを添付し、これを赤外線通信によって括り付け先のカラオケ装置4へ送信する。このとき、カラオケ装置4との通信中においては、予約データ送信中である旨を示す図14(d)の予約画面92dを表示する。
予約データ送信後におけるカラオケ装置4の作動は、上述の図12における予約方法の場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。
[効果]
上記実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、以下のような効果を奏する。
実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、ユーザが携帯する携帯電話6からカラオケ装置4への通信を介してカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aにおいてユーザの認証(ログイン)が行われ、ログイン後、携帯電話6によって赤外線通信を介してカラオケ装置4を操作できる。つまり、リモコン端末5を用いなくても、ユーザが携帯する携帯電話6によってシステムへのログインやカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約等の操作をすることができる。
特に、グループでカラオケルームを利用する場合は、複数のユーザで1台のリモコン端末5を共有することになり、リモコン端末5が使用される機会が多くなると予想されるが、実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、他のメンバーがログイン操作や個人用Webページの閲覧・更新を行うためにリモコン端末5を利用中であっても、携帯電話6によってログイン操作や演奏楽曲の予約を行うことができるので、ユーザが貴重な時間を無駄にすることがない。
また、実施形態のカラオケネットワークシステム1は、ユーザの認証を行うためのユーザ登録データベース2b情報や、個人用Webページデータベース2dをカラオケ用ホストサーバ2のデータベース2bに一括して蓄積しておき、全てのユーザに対する認証や個人用Webページの配信・更新サービスをホストサーバ側で行うように構成されている。よって、例えば、膨大な数のユーザの登録データ及び個人用Webページのデータを個々のカラオケ装置4やユーザ端末8に記憶させる必要がないため、システムを構築するための手間がかからない
なお、携帯電話6によってカラオケ装置4に対する楽曲予約操作を行うために用いる通信方式に赤外線通信を用いることで、カラオケ装置4の通信相手となる携帯電話6を当該カラオケ装置4が設置してあるカラオケルーム内にあるものに限定できる。そして、カラオケ装置4から携帯電話6へ当該カラオケ装置を識別するためのカラオケ装置IDが通知されることで、携帯電話6を当該カラオケ装置4に対して操作可能に括り付けることができる。この括り付けを行うことによって、カラオケ装置4に対する操作を許可された携帯電話6をカラオケ装置4側で特定することができる。これにより、カラオケ装置4は、自カラオケ装置4に括り付けされていない携帯電話6からの操作指示を受け付けないようにできる。このように、赤外線通信による通信範囲の限定及び括り付け処理によって、携帯電話6からカラオケ装置4が無秩序・無制限に操作されるのを防ぐことができる
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、カラオケ用ホストサーバ2及びインターネット用ホストサーバ3の両方に、ユーザ登録データ及び個人用Webページのデータを格納するためのデータベースを設けるような構成であってもよい。この場合、カラオケ用ホストサーバ2側のデータベースとインターネット用ホストサーバ3側のデータベースとの間でミラーリングを行うようにすればよい。このように構成することで、カラオケ用ホストサーバ2とインターネット用ホストサーバ3とで、処理負荷を分担することができる上に、データベースの多重化によって、より信頼性の高いシステムを構築することが可能である。
また、上記実施形態では、携帯端末として携帯電話6を用いたが、これに限らず通信機能を有するPDA(Personal Digital Assistants)や携帯用ゲーム機等を用いてもよい。
インターネット200を利用したカラオケネットワークシステム1の概略構成を示すブロック図である。 カラオケ店等のカラオケルーム内に設置されているカラオケ装置4及びリモコン端末5のより具体的な構成を示すブロック図である。 リモコン端末5及びユーザ端末8によってユーザ登録を行う際の画面表示例を示す説明図である。 (a)は、ユーザ登録データベース2cの具体的内容を示す説明図であり、(b)は、個人用Webページデータベース2dの具体的内容を示す説明図であり、(c)は、個人用WebページのWebブラウザ上での表示例を示す説明図である。 携帯電話6をカラオケ装置4に対して操作可能に括り付けるための「括り付け処理」における、携帯電話6、カラオケ装置4及びカラオケ用ホストサーバ2間のデータの流れを示すラダーチャートである。 「括り付け処理」において携帯電話6が実行する処理の手順を示すフローチャートの前半部分である。 「括り付け処理」において携帯電話6が実行する処理の手順を示すフローチャートの後半部分である。 「括り付け処理」において携帯電話6からの括り付け要求に応じてカラオケ装置4が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 「括り付け処理」においてカラオケ装置4からの認証要求に応じてカラオケ用ホストサーバ2内のWebサーバ2aが実行する処理の手順を示すフローチャートである。 「括り付け処理」での携帯電話6における画面表示例を示す説明図である。 「括り付け処理」での携帯電話6における画面表示例を示す説明図である。 携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際の画面表示例を示す説明図である。 携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際、ユーザの歌唱履歴のリストを表示し、この表示した歌唱履歴のリストに基づいて演奏楽曲の予約を行う場合の画面表示例を示す説明図である。 携帯電話6によってカラオケ装置4に対する演奏楽曲の予約を行う際、ユーザの十八番の楽曲のリストを表示し、この表示した十八番の楽曲リストに基づいて演奏楽曲の予約を行う場合の画面表示例を示す説明図である。
符号の説明
1…カラオケネットワークシステム、2…カラオケ用ホストサーバ、2a…Webサーバ、2b…データベース、3…インターネット用ホストサーバ、3a…Webサーバ、4…カラオケ装置、5…リモコン端末、6…携帯電話、7…パーソナルコンピュータ(パソコン)、8…ユーザ端末、12…制御部、14…インタフェース部、16…ハードディスク(HDD)、18…操作部、20…赤外線通信部、22…操作処理部、24…音声制御部、26…マイクロフォン、28…スピーカ、30…MIDI音源、32…ビデオRAM、34…映像再生部、36…モニタ、38…映像制御部、40…メモリ、52…制御部、54…赤外線通信部、56…メモリ、58…表示部、60…操作部、62…操作処理部、64…ビデオRAM、66…映像制御部、68…無線LAN通信部、100…LAN、110…アクセスポイント、120,130…ルータ、200…インターネット。

Claims (1)

  1. カラオケ演奏を行うカラオケ装置と、前記カラオケ装置を操作するためのリモコンであって情報表示機能を有するリモコン端末と、ユーザが携帯する携帯端末を少なくとも含む情報表示機能を有する情報端末とが、ユーザのカラオケ歌唱に関するカラオケ情報を少なくとも含む個人用情報を蓄積するホストサーバとインターネットを介して通信可能に接続され、前記ホストサーバから前記リモコン端末及び前記情報端末に対して前記個人用情報を利用可能に配信し、前記リモコン端末及び前記情報端末において前記ホストサーバから配信された個人用情報を利用可能に構成されたカラオケネットワークシステムであって、
    前記携帯端末は、ユーザにより入力されたパスワードを伴う登録要求情報をインターネットを介して前記ホストサーバへ送信するユーザ登録要求手段と、
    前記ユーザ登録要求手段による前記登録要求に対する返信として前記ホストサーバからインターネットを介して送信されてくる登録完了情報に付属するユーザID及び登録番号と、ユーザにより入力されたパスワードと対応付けて記憶する識別情報記憶手段とを備え、
    前記ホストサーバは、
    ユーザを認証するための情報である認証情報を記憶する記憶手段と、
    前記携帯端末が備えるユーザ登録要求手段によりインターネットを介して送信されてくる登録要求情報に応じて、当該ユーザの識別情報であるユーザIDと、このユーザID及び当該登録要求情報に付属するパスワードのデータ量の合計よりも少ないデータ量の固有の登録番号とを生成し、その生成したユーザID及び登録番号と前記パスワードとを当該ユーザの前記認証情報として前記記憶手段に登録する登録手段と、
    前記登録要求に対して前記登録手段による認証情報の登録が完了した旨を通知するための返信として、当該ユーザに対応するユーザID及び登録番号を伴う登録完了情報を当該登録要の送信元である前記携帯端末へ返信する登録完了情報送信手段と、
    インターネットを介して前記カラオケ装置から認証要求として送信されてくる前記登録番号と前記記憶手段に記憶されている認証情報の登録番号とを照合し、当該認証要求に該当するユーザに対する認証を行い、当該認証したユーザに対して前記カラオケネットワークシステムの利用を許可する認証結果をインターネットを介して当該認証要求元のカラオケ装置に対して送信する認証手段とを備え、
    前記カラオケ装置及び前記ユーザが携帯する携帯端末は、赤外線通信によって所定の範囲内で互いに通信可能な通信手段をそれぞれ備え、
    前記携帯端末は、
    さらに、ユーザからユーザID及びパスワードの入力を受け付ける入力受付手段と、
    自携帯端末からの前記カラオケ装置に対する操作許可を要求するための操作要求情報として、前記入力受付手段を介してユーザによりユーザID及びパスワードが入力されることを条件に、当該入力されたユーザID及びパスワードに対応付けて前記メモリに記憶している前記登録番号を、前記通信手段による赤外線通信で前記カラオケ装置へ送信する操作許可要求手段と、
    前記操作許可要求手段からの要求に応じて前記カラオケ装置から赤外線通信を介して送信されてくる許可情報に基づき、ユーザによる前記カラオケ装置に対する操作指示を受け付け、この受け付けた操作指示と当該カラオケ装置から受信した許可情報に含まれるカラオケ装置識別情報とを対応付けて前記通信手段による赤外線通信で前記カラオケ装置へ送信する操作手段とを備え、
    前記カラオケ装置は、
    さらに、前記通信手段による赤外線通信で前記携帯端末から受信した登録番号をインターネットを介して前記ホストサーバへ送信し、前記ホストサーバが備える認証手段に対して当該ユーザに対する認証を要求する認証要求手段と、
    前記認証要求手段からの要求に応じて前記ホストサーバからインターネットを介して送信されてくる認証結果に基づき、自カラオケ装置を識別するためのカラオケ装置識別情報を含む許可情報を前記通信手段による赤外線通信で当該携帯端末に対して送信する許可情報送信手段とを備え、
    前記通信手段による赤外線通信で前記携帯端末から受信した操作指示であって、自カラオケ装置に適合するカラオケ装置識別情報と対応付けられた操作指示に基づき所定の作動を行うこと
    を特徴とするカラオケネットワークシステム
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