JP4881911B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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本発明は、半導体記憶装置に関し、特にDDR(Double Data Rate)−SDRAM(Synchronous DRAM)に関する。
DDR−SDRAMでは、外部から供給されるシステムクロックCLK、及び転送データに同期して入出力されるデータストローブ信号(以下、DQS信号と称す)を用いてデータの書き込み/読み出し動作が制御される。
DQS信号は、JEDEC(Joint Electron device engineering Council)規格により、システムクロックCLKとのスキュー(skew)及びパルス幅が規定された、システムクロックCLKと同一周期のパルス信号である。
このようなシステムクロックCLK及びDQS信号を用いてデータの書き込み/読み出し動作を制御する従来の手法として、以下に記載する第1従来例〜第3従来例の構成が知られている。
(第1従来例)
図5は第1従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、第1従来例の半導体記憶装置は、データが格納されるメモリ部101と、メモリ部101に対するデータの書き込み/読み出し動作を制御する周辺回路部102と、メモリ部101及び周辺回路部102に供給する種々の電源電圧を生成する内部電圧発生回路103とを有する構成である。
メモリ部101は、格子状に配列された複数のメモリセルから構成されるメモリセルアレイ111と、メモリセルに格納されたデータを読み出すためのセンスアンプ112及びリードアンプ113と、メモリセルにデータを書き込むためのライトアンプ114と、データの書き込み/読み出しを行うメモリセルにアクセスするためのアドレス信号をデコードするYデコーダ115及びXデコーダ116とを備えている。なお、センスアンプ112には、ライトアンプ114及びリードアンプ113とメモリセルアレイ111の各ビット線BLとを接続するための不図示のスイッチを備えている。
周辺回路部102は、ライトアンプ114に入力するライトデータ、及びリードアンプ113から出力されたリードデータをそれぞれ一時的に保持するFIFOメモリ121,122と、外部から供給されるシステムクロックCLKから半導体記憶装置を所定のタイミングで動作させるための各種タイミング信号を生成するタイミング発生回路123と、半導体記憶装置を所定の動作モードに設定するために外部から供給される各種制御コマンドをデコードするコマンドデコーダ124と、タイミング発生回路123及びコマンドデコーダ124の出力信号にしたがってメモリセルアレイ111からのデータ読み出し動作を制御するリード系制御回路125と、タイミング発生回路123及びコマンドデコーダ124の出力信号にしたがってメモリセルアレイ111に対するデータ書き込み動作を制御するライト系制御回路126と、外部から供給されるアドレス信号を一時的に保持するラッチ回路128と、リフレッシュ動作を制御するためのリフレッシュカウンタ129と、タイミング発生回路123及びコマンドデコーダ124の出力信号にしたがってメモリセルアレイ111のY(カラム)系に対するアクセス動作を制御するY系制御回路130と、タイミング発生回路123及びコマンドデコーダ124の出力信号にしたがってメモリセルアレイ111のX(ロウ)系に対するアクセス動作を制御するX系制御回路131と、メモリセルの不良発生時にそのメモリセルを予備のメモリセルに切り換える、Y系で用いられるプリデコーダ救済回路132及びX系で用いられるプリデコーダ救済回路133とを有する構成である。
システムクロックCLK(/CLK)、制御コマンド(/RAS,/CAS,/WE,/CS等)、及びアドレス信号Addは、バッファ回路である入力回路1341〜1343を介して周辺回路部102にそれぞれ供給される。また、メモリセルアレイ111に書き込むデータ(ライトデータ)は入力回路1344を介してFIFOメモリ121に供給され、メモリセルアレイ111から読み出されたデータはバッファ回路である出力回路1351を介して外部に出力される。同様に外部から供給されるDQS信号は入力回路1345を介して周辺回路部102に供給され、リード系制御回路125で生成されたDQS信号は出力回路1352を介して外部に出力される。
なお、DDR−SDRAMは、複数のFIFOメモリに保持されたライトデータをまとめてライトアンプへ転送する、いわゆるプリフェッチメモリである。このようなプリフェッチメモリでは、例えば、バースト長=4、プリフェッチ数=4の場合、1回のライトコマンドで4つのライトデータが連続して入力され、4つのライトデータがまとめてFIFOメモリからライトデータへ転送される。また、バースト長=8、プリフェッチ数=4の場合、1回のライトコマンドで8つのライトデータが連続して入力され、4つのライトデータ毎にまとめて(プリフェッチ数単位で)FIFOメモリからライトデータへ転送される。
したがって、図5には図示されないが、FIFOメモリ121,122はライトデータ及びリードデータのビット毎(8,16,32ビット等)にそれぞれ設けられ、ライトアンプ114及びリードアンプ113はライトデータ及びリードデータの各ビットに対してそれぞれプリフェッチ数(2、4等)だけ設けられる。
よって、FIFOメモリ121,122とライトアンプ114及びリードアンプ113間は、ライトデータ及びリードデータのビット数にプリフェッチ数を乗算した数のGIO線によってそれぞれ接続され、ライトアンプ114及びリードアンプ113とメモリセルアレイ111間は、ライトデータ及びリードデータのビット数にプリフェッチ数を乗算した数のLIO線によってそれぞれ接続される。
このような構成において、次に図5に示した第1従来例の半導体記憶装置のデータ書き込み/読み出し動作について図6を用いて説明する。
図6は図5に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、図6は、ライトレーテンシー=1、リードレーテンシー=2、バースト長=4、及びプリフェッチ数=4のデータ書き込み/読み出し動作を示している。
第1従来例の半導体記憶装置は、メモリセルアレイ111に対するデータの書き込み動作及び読み出し動作を全てシステムクロックCLKに同期して制御する構成である。
第1従来例の半導体記憶装置にデータを書き込む場合、図6に示すようにDQS信号の立ち上がりエッジ及び立下りエッジにそれぞれ同期して順次入力された複数のライトデータ(DQ)は、FIFOメモリ121で並列なデータに変換されると共に一旦保持され、データ入力完了(プリフェッチ数)後の最初のシステムクロックCLK(CLK=3)の立ち上がりエッジに同期してライトアンプ114へそれぞれ転送される(GIO)。なお、図6のGIOはライトデータ#0〜#3が並列に転送される様子を示している。
また、外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がライトモード(WRIT)に設定されると、コマンドデコーダ124で生成されたデータの書き込みを指示するライトコマンドがY系制御回路130に供給されると共に、上記ライトアンプ114に対するライトデータの転送タイミングと同じシステムクロックCLKの立ち上がりエッジ(図6ではCLK=3)で、タイミング発生回路123により生成されたタイミング信号がY系制御回路130に供給される。
Y系制御回路130は、書き込みアドレスに対応するライトアンプ114とビット線BLとを接続するために、上記タイミング信号に基づいてセンスアンプ112内に有する不図示のスイッチを制御するための制御信号CYPLSTを出力する。なお、制御信号CYPLSTはタイミング信号の入力から所定時間だけ遅延されて出力される。また、制御信号CYPLSTは、プリデコーダ救済回路132によるプリデコード処理及び不良メモリセルの救済処理でも用いられる。
Yデコーダ115は、プリデコーダ救済回路132を介してY系制御回路130から送信された制御信号CYPLSTにしたがって、書き込みアドレスのデコード結果に対応するセンスアンプ112内の各スイッチをそれぞれONさせるための起動信号YSを出力する。
このとき、ライトアンプ114は、ライト系制御回路126で生成された制御信号に同期して、FIFOメモリ121から転送されたライトデータに基づき、メモリセルに対するデータの書き込みに必要な電圧である書き込み電圧を出力する(LIO)。ライトアンプ114から出力された書き込み電圧は、センスアンプ112内のスイッチを介してメモリセルアレイ111内の各ビット線BLに供給され、デコード結果に対応するメモリセルにライトデータがそれぞれ書き込まれる。
一方、第1従来例の半導体記憶装置からデータを読み出す場合、外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がリードモード(READ)に設定されると、コマンドデコーダ124で生成されたデータの読み出しを指示するリードコマンド、及びタイミング発生回路123で生成されたタイミング信号がシステムクロックCLKの立ち上がりエッジでそれぞれY系制御回路130に供給される。
Y系制御回路130は、読み出しアドレスに対応するリードアンプ113とビット線BLとを接続するために、上記タイミング信号に基づいてセンスアンプ112内に有する不図示のスイッチを制御するための制御信号CYPLSTを出力する。なお、制御信号CYPLSTはタイミング信号の入力から所定時間だけ遅延されて出力される。
Yデコーダ115は、プリデコーダ救済回路132を介してY系制御回路130から送信された制御信号CYPLSTにしたがって読み出しアドレスのデコード結果に対応するセンスアンプ112内の各スイッチをそれぞれONさせるための起動信号YSを出力する。
リードアンプ113は、リード系制御回路125で生成された制御信号に同期してセンスアンプ112で検出されたメモリセルアレイ111内のデータをそれぞれ読み込み、FIFOメモリ122へ転送する。FIFOメモリ122は、リードアンプ113から転送されたリードデータを出力回路1351を介して出力端子DQから外部に出力する。
(第2従来例)
図7は第2従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、第2従来例の半導体記憶装置は、ライト系制御回路226にDQS信号が供給され、ライトデータを一時的に保持するFIFOメモリ221、ライトアンプ214、及びY系制御回路230がそれぞれライト系制御回路226の出力信号で制御される点が第1従来例の半導体記憶装置と異なっている。その他の構成は第1従来例と同様であるため、その説明は省略する。
図8は図7に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、図8は、図6と同様に、ライトレーテンシー=1、リードレーテンシー=2、バースト長=4、及びプリフェッチ数=4のデータ書き込み/読み出し動作を示している。
第2従来例の半導体記憶装置は、メモリ部に対するデータの書き込み動作を全てDQS信号に同期して制御し、データの読み出し動作を全てシステムクロックCLKに同期して制御する構成である。
第2従来例の半導体記憶装置にデータを書き込む場合、図8に示すようにDQS信号の立ち上がりエッジ及び立下りエッジにそれぞれ同期して順次入力された複数のライトデータ(DQ)は、FIFOメモリ221で並列なデータに変換されると共に一旦保持され、プリフェッチ数毎の最終のライトデータと共に入力されるDQS信号の立ち下がりエッジに同期してプリフェッチ数単位でライトアンプ224へそれぞれ転送される(GIO)。なお、図8のGIOはライトデータ#0〜#3が並列に転送される様子を示している。
また、外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がライトモード(WRIT)に設定されると、コマンドデコーダで生成されたデータの書き込みを指示するライトコマンドがY系制御回路230に供給されると共に、上記ライトアンプ214に対するライトデータの転送タイミングと同じDQS信号の立ち下がりエッジで、タイミング発生回路223により生成されたタイミング信号がY系制御回路230に供給される。Y系制御回路230は、書き込みアドレスに対応するライトアンプ214とビット線BLとを接続するために、上記タイミング信号に基づいてセンスアンプ212内に有する不図示のスイッチを制御するための制御信号CYPLSTを出力する。なお、制御信号CYPLSTはタイミング信号の入力から所定時間だけ遅延されて出力される。また、制御信号CYPLSTは、プリデコーダ救済回路232によるプリデコード処理及び不良メモリセルの救済処理でも用いられる。
Yデコーダ215は、プリデコーダ救済回路232を介してY系制御回路230から送信された制御信号CYPLSTにしたがって、書き込みアドレスのデコード結果に対応するセンスアンプ212内の各スイッチをそれぞれONさせるための起動信号YSを出力する。
このとき、ライトアンプ214は、ライト系制御回路226で生成された制御信号に同期して、FIFOメモリ221から転送されたライトデータに基づき、メモリセルに対するデータの書き込みに必要な電圧である書き込み電圧を出力する(LIO)。ライトアンプ214から出力された書き込み電圧は、センスアンプ212内のスイッチを介してメモリセルアレイ211内の各ビット線BLに供給され、デコード結果に対応するメモリセルにライトデータがそれぞれ書き込まれる。
なお、第2従来例の半導体記憶装置からデータを読み出す場合は、第1従来例と同様にシステムクロックCLKに同期して制御されるため、ここではその説明を省略する。
(第3従来例)
図9は第3従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
なお、図9に示す第3従来例の半導体記憶装置は特開2000−339957号公報に記載された構成である。
図9に示すように、第3従来例の半導体記憶装置は、入力バッファ311〜316、ラッチ回路317、カラムアドレスラッチ318、カウンタ319、モードセットレジスタ320、カラムプリデコーダ321、ライト制御クロック発生回路322、ライトドライバ(WD)323、メモリセルアレイ324、カラムデコーダ325、及びロウデコーダ326を有する構成である。
ここで、入力バッファ311〜316は第1,2従来例の入力回路に相当し、ラッチ回路317は第1,2従来例のFIFOメモリに相当し、カラムアドレスラッチ318及びカウンタ319は第1,2従来例のラッチ回路に相当する。また、モードセットレジスタ320は第1,2従来例のコマンドデコーダに相当し、カラムプリデコーダ321は第1,2従来例のプリデコーダ救済回路に相当し、ライト制御クロック発生回路322はライト系制御回路に相当する。さらに、ライトドライバ(WD)323は第1,2従来例のライトアンプに相当し、カラムデコーダ325は第1,2従来例のYデコーダに相当し、ロウデコーダ326は第1,2従来例のXデコーダに相当する。したがって、これらの構成の詳細な説明は省略する。
次に図9に示した第3従来例の半導体記憶装置のデータ書き込み動作について図10を用いて説明する。なお、上記特開2000−339957号公報では、データの書き込み動作のうち、後述するライトドライバ323から複数のライトデータが並列に出力される動作、及びセンスアンプ内の各スイッチを駆動する動作が記載されていないが、これらの動作は当業者であれば周知の技術であるため、以下ではこのような動作を前提として説明する。また、特開2000−339957号公報では、データの読み出し動作については何ら記載されていないため、以下ではその説明を省略する。
図10は図9に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、図10は、ライトレーテンシー=1、リードレーテンシー=2、バースト長=4、及びプリフェッチ数=4のデータ書き込み/読み出し動作を示している。
第3従来例の半導体記憶装置は、ラッチ回路317で保持されたライトデータをバースト入力時のDQS信号に同期してライトドライバ323へ順次転送し、ライトドライバ323からメモリセルアレイ324に対するデータ転送をシステムクロックCLKで制御する構成である。
第3従来例の半導体記憶装置にデータを書き込む場合、図10に示すように外部から入力されたライトデータ(DQ)は、ラッチ回路317に一旦取り込まれた後、バースト入力時のDQS信号の立ち上がりエッジ及び立ち下りエッジにそれぞれ同期してライトドライバ323へ順次転送される(WDn:第1、第2従来例のGIOに相当)。
また、外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がライトモード(WRIT)に設定されると、データの書き込みを指示するライトコマンドがモードセットレジスタ320で生成され、カラムデコーダ325に供給される。カラムデコーダ325は、システムクロックCLKから生成されたタイミング信号に基づいて書き込みアドレスのデコード結果に対応する不図示のセンスアンプ内の各スイッチをONさせるための起動信号YSを出力する。
このとき、ライトドライバ323は、ライト制御クロック発生回路322で生成された制御信号に同期して、ラッチ回路317から転送された複数のライトデータに基づき、メモリセルに対するデータの書き込みに必要な電圧である書き込み電圧を各ライトデータ毎に並列に出力する(LIO)。ライトドライバ323から出力された書き込み電圧は、不図示のセンスアンプ内のスイッチを介してメモリセルアレイ324内の各ビット線BLに供給され、デコード結果に対応するメモリセルMCにライトデータがそれぞれ書き込まれる。
上記したような従来の半導体記憶装置のうち、第1従来例の半導体記憶装置は、データの書き込み動作及び読み出し動作が全てシステムクロックCLKに同期して制御されるため、タイミングが変動することによる誤動作の可能性が少なく、確実に動作することが期待できる。
しかしながら、第1従来例の半導体記憶装置では、各構成素子の高速化や配線容量等を減少することでしか、データの書き込み動作や読み出し動作の高速化が実現できないという問題がある。近年の半導体記憶装置を有するシステムでは、CPUの高速化が進んだ結果、半導体記憶装置に対するアクセス時間がシステムの処理速度を左右してしまう。したがって、データの書き込み動作や読み出し動作の高速化は半導体記憶装置に要求される重要な性能となっている。
一方、第2従来例の半導体記憶装置では、1回のライトコマンドでバースト入力されるライトデータのうち、プリフェッチ数毎の最終のライトデータと共に入力されるDQS信号の立ち下がりエッジに同期してFIFOメモリからライトアンプへライトデータが転送されるため、第1従来例の半導体記憶装置に比べてtDS(システムクロックCLKに対するDQS信号のセットアップ時間、図6及び8参照)分だけライトデータをFIFOメモリからライトアンプへ高速に転送できる。
しかしながら、上述したようにJEDEC規格ではDQS信号がシステムクロックCLKとのスキュー(tDS/tDSH:図6及び図8参照)及びパルス幅でしか規定されていないため、DQS信号の周期がシステムクロックCLKと異なってしまうケースがある。このような場合、Yデコーダから出力される起動信号YSのパルス幅等が半導体記憶装置の最小動作クロックレートtCKmin以下となる可能性があるため、後述するLIO線のイコライズ時間を確保することができなくなる。
また、第2従来例の半導体記憶装置では、図8に示すようにプリフェッチ数のライトデータの入力完了直後にリードモード(READ)へ切り換わった場合に、ライトデータがFIFOメモリからライトアンプへ既に転送されているため、ライトコマンドにより生成された起動信号YSの出力を停止しないとデータの書き込み動作と読み出し動作とを同時に実行するマルチ動作となってしまう。起動信号YSの出力は図8に示したtDS以内に停止させる必要があるが、DQS信号に同期して生成される起動信号YSをシステムクロックCLKに同期して生成されるリードコマンドを用いてtDS以内に停止させる制御は困難であるため、データを書き込むための制御信号とデータを読み出すための制御信号が衝突してしまう。
第3従来例の半導体記憶装置は、上記第1従来例と第2従来例の問題点を解決するための一構成例を提案したものであり、第2従来例の半導体記憶装置と同様に、DQS信号に同期してラッチ回路(FIFOメモリ)からワードドライバ(ライトアンプ)へライトデータを転送し、第1従来例と同様に起動信号YS及びワードドライバからのライトデータの出力タイミングをシステムクロックCLKに同期させる構成である。このような構成にすることで、ワードドライバに対するライトデータの高速転送を実現すると共にDQS信号の周期変動による誤動作の防止を図っている。
しかしながら、第3従来例の半導体記憶装置では、図10に示すようにライトデータがバースト入力時のDQS信号に同期して順次ライトアンプへ転送されるため、システムクロックCLKの周波数が高い近年の半導体記憶装置ではライトデータをFIFOメモリからライトアンプに転送することができないという問題がある。
通常、ライトアンプはメモリセルアレイの近傍に配置され、FIFOメモリは入出力端子近傍に配置されるため、ライトアンプとFIFOメモリ間の配線(GIO線)が非常に長くなる。GIO線は半導体記憶装置内の配線のうち最も重い負荷となる配線となるため、このようなGIO線を用いて高速クロックに同期してデータを転送することは困難である。また、第3従来例の半導体記憶装置では、直列に入力された複数のライトデータをライトアンプの出力で並列データに変換する必要があるため、ライトアンプの回路規模が大きくなるという問題もある。
なお、第1従来例〜第3従来例では、以下に記載するLIO線のイコライズ時間を十分に確保する必要がある。
近年の半導体記憶装置では、記憶容量の増大に伴ってメモリセルアレイの規模(ビット数)が大きくなり、ビット線とリードアンプ及びライトアンプを接続するLIO線等の配線長及び負荷が増大し、LIO線駆動時の立ち上がり時間及び立ち下がり時間が長くなる傾向にある。半導体記憶装置の最小動作クロックレートtCKminは、ライトデータによって変位したLIO線の電位が元に戻るまでのイコライズ時間に依存し、例えば、図6に示すように、ライトデータの入力完了後にリードモードへ切り換わった場合に、ライトデータにしたがって変位したLIO線の電位が元に戻る前にデータが読み出されると、LIO線に残留した電位のためにセンスアンプで検出された電圧をリードアンプで正しいデータに判定することができなくなる。したがって、書き込み動作の直後に読み出し動作に移行する場合はLIO線のイコライズ時間を十分に確保する必要がある。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、データの書き込み動作の高速化を実現した半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の半導体記憶装置は、外部から供給されるシステムクロック信号及びデータストローブ信号を用いてデータの書き込み及び読み出し動作が制御される半導体記憶装置であって、
複数のFIFOメモリと、
前記FIFOメモリから複数のGIO線を介して並列転送されたライトデータに基づき、該ライトデータをメモリセルに書き込むための複数のライトアンプと、
前記メモリセルに格納されたリードデータを読み込み、該リードデータを前記FIFOメモリへ前記複数のGIO線を介して並列転送する複数のリードアンプと、
前記半導体記憶装置がライトコマンドを受信したとき、前記FIFOメモリ、外部から順次入力された複数の前記ライトデータを並列なデータに変換した後、前記データストローブ信号と該ライトコマンドとに基づいて前記ライトアンプに前記ライトデータを並列転送するように前記FIFOメモリを制御する第2のライト系制御回路と、
前記半導体記憶装置が前記ライトコマンドを受信したとき、前記ライトアンプ、前記システムクロック信号と該ライトコマンドとに基づいて前記ライトデータをメモリセルに書き込むように前記ライトアンプを制御する第1のライト系制御回路と、
前記半導体記憶装置がリードコマンドを受信したとき、前記リードアンプ、前記システムクロック信号と該リードコマンドとに基づいて前記メモリセルに格納された前記リードデータを読み込むように前記リードアンプを制御するリード系制御回路と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、FIFOメモリからライトアンプへのライトデータの転送をデータストローブ信号で制御することによりシステムクロックに対するデータストローブ信号のセットアップ時間分だけライトデータをライトアンプへ高速に転送することが可能になる。
また、ライトアンプとライトデータを書き込むアドレスに対応するメモリセルに繋がるビット線とを接続するためのスイッチを、システムクロックに同期するタイミング信号に対して遅延させること無く駆動することで、ライトアンプとメモリセル間を繋ぐLIO線のイコライズ時間を十分に確保することができる。
したがって、従来の半導体記憶装置よりもデータの書き込み動作を高速化できる。特にライトコマンド及びリードコマンドがそれぞれシステムクロックに同期して制御されるため、書き込み動作の直後に読み出し動作に移行する場合でも誤動作することなくデータの読み出しが行える。
さらに、バースト入力されたライトデータをFIFOメモリからライトアンプへプリフェッチ数単位で並列に転送することで、システムクロックの周波数が高くてもライトデータをライトアンプへ確実に転送できるため、データ書き込み時の誤動作及びライトデータの破壊が防止される。
次に本発明について図面を用いて説明する。
図1は本発明の半導体記憶装置の一構成例を示すブロック図であり、図2は図1に示した第1のライト系制御回路、第2のライト系制御回路、及びライトアンプの一構成例を示す回路図である。また、図3は図1に示したY系制御回路の一構成例を示す回路図である。
図1に示すように、本発明の半導体記憶装置は、データが格納されるメモリ部1と、メモリ部1に対するデータの書き込み/読み出し動作を制御する周辺回路部2と、メモリ部1及び周辺回路部2に供給する種々の電源電圧を生成する内部電圧発生回路3とを有する構成である。
メモリ部1は、格子状に配列された複数のメモリセルから構成されるメモリセルアレイ11と、メモリセルに格納されたデータを読み出すためのセンスアンプ12及びリードアンプ13と、メモリセルにデータを書き込むためのライトアンプ14と、データの書き込み/読み出しを行うメモリセルにアクセスするためのアドレス信号をデコードするYデコーダ15及びXデコーダ16とを有する構成である。なお、センスアンプ12には、ライトアンプ14及びリードアンプ13とメモリセルアレイ11の各ビット線BLとを接続するための不図示のスイッチを備えている。
周辺回路部2は、ライトアンプ14に供給するライトデータ、及びリードアンプ13から出力されたリードデータをそれぞれ一時的に保持するFIFOメモリ21,22と、外部から供給されるシステムクロックCLKから半導体記憶装置を所定のタイミングで動作させるための各種タイミング信号を生成するタイミング発生回路23と、半導体記憶装置を所定の動作モードに設定するために外部から供給される各種制御コマンドをデコードするコマンドデコーダ24と、タイミング発生回路23及びコマンドデコーダ24の出力信号にしたがってメモリセルアレイ11からのデータ読み出し動作を制御するリード系制御回路25と、タイミング発生回路23及びコマンドデコーダ24の出力信号にしたがってライトアンプ14の動作を制御する第1のライト系制御回路26と、DQS信号及びコマンドデコーダ24の出力信号にしたがってFIFOメモリ21のデータ出力タイミングを制御する第2のライト系制御回路27と、外部から供給されるアドレス信号を一時的に保持するラッチ回路28と、リフレッシュ動作を制御するためのリフレッシュカウンタ29と、タイミング発生回路23及びコマンドデコーダ24の出力信号にしたがってメモリセルアレイ11のY(カラム)系に対するアクセスを制御するY系制御回路30と、タイミング発生回路23及びコマンドデコーダ24の出力信号にしたがってメモリセルアレイ11のX(ロウ)系に対するアクセスを制御するX系制御回路31と、メモリセルの不良発生時にそのメモリセルを予備のメモリセルに切り換える、Y系で用いられるプリデコーダ救済回路32及びX系で用いられるプリデコーダ救済回路33とを有する構成である。
システムクロックCLK(/CLK)、制御コマンド(/RAS,/CAS,/WE,/CS等)、及びアドレス信号Addは、バッファ回路である入力回路341〜343を介して周辺回路部2にそれぞれ供給される。また、メモリセルアレイ11に書き込むデータ(ライトデータ)は入力回路344を介してFIFOメモリ21に供給され、メモリセルアレイ11から読み出されたデータはバッファ回路である出力回路351を介して外部に出力される。同様に、外部から供給されるDQS信号は入力回路345を介して周辺回路部2に供給され、リード系制御回路25で生成されたDQS信号は出力回路352を介して外部に出力される。
なお、本実施形態の半導体記憶装置は、第1従来例〜第3従来例と同様にプリフェッチ方式のメモリであるため、図1には図示されないが、FIFOメモリ21,22はライトデータ及びリードデータのビット毎(8,16,32ビット等)にそれぞれ設けられ、ライトアンプ14及びリードアンプ13はライトデータ及びリードデータの各ビットに対してそれぞれプリフェッチ数(2、4等)だけ設けられる。
よって、FIFOメモリ21,22とライトアンプ14及びリードアンプ13間は、ライトデータ及びリードデータのビット数にプリフェッチ数を乗算した数のGIO線によってそれぞれ接続され、ライトアンプ14及びリードアンプ13とメモリセルアレイ11間は、ライトデータ及びリードデータのビット数にプリフェッチ数を乗算した数のLIO線によってそれぞれ接続される。
図2に示すように、第1のライト系制御回路26及び第2のライト系制御回路27は、それぞれ論理ゲートによって構成される。
第1のライト系制御回路26は、コマンドデコーダ24で生成されたライトコマンドMDWRTに基づき、システムクロックCLKに同期して、ライトアンプ14からライトデータに対応する書き込み電圧を出力させるためのゲート信号を生成する。
また、第2のライト系制御回路27は、FIFOメモリ21で保持されたライトデータをDQS信号に同期してライトアンプ14へ転送させるためのゲート信号を生成する。
なお、図2は、複数のFIFOメモリ21及びライトアンプ14のうち、1ビット分のライトデータを処理するための回路のみを記載している。また、図2はバースト入力されたライトデータをプリフェッチ数の並列データに変換するためのシリアル−パラレル変換回路を省略した構成を示している。
図3に示すように、Y系制御回路30は、入力信号を一時的に保持するラッチ回路と、所定時間だけ信号を遅延させるディレイ回路と、複数の論理ゲートとを有する構成である。MDCATはタイミング発生回路23から供給される、カラム系(Y系)の動作タイミングを決定するタイミング信号である。また、MDRDTはコマンドデコーダ24から供給されるリードコマンドであり、MDWRTはコマンドデコーダ24から供給されるライトコマンドであり、CYPLSTはY系制御回路30からプリデコーダ救済回路32を介してYデコーダ15に供給される制御信号である。
本実施形態のY系制御回路30では、データ読み出し時には、従来と同様に、tRCDmin(アクティブコマンドの入力からリードコマンドMDRDTあるいはライトコマンドが受け付け可能になるまでの時間)を考慮して、タイミング信号MDCATの受信から所定時間だけ遅延させて制御信号CYPLSTを出力する。一方、データ書き込み時には、タイミング信号MDCATの受信から遅延させることなく制御信号CYPLSTを出力する。なお、データ読み出し時、Y系制御回路30には、コマンドデコーダ24で生成されたリードコマンドMDRDTが供給された後、タイミング発生回路23で生成されたタイミング信号MDCATが供給される。また、データ書き込み時、Y系制御回路30には、コマンドデコーダ24で生成されたライトコマンドMDWRTが供給された後、例えば、バースト入力されるライトコマンドのうち、プリフェッチ数毎の最終のライトデータと共に入力されるDQS信号に同期して、タイミング信号MDCATがタイミング発生回路23から供給される。
一般に、データ書き込み時には、ライトモードに設定されてからライトデータがメモリセルに実際に書き込まれるまでにライトレーテンシー及びライトデータの入力時間があるため(本実施形態ではシステムクロックCLKで3周期以上)、データ読み出し時のようにtRCDminを考慮する必要はなく、制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATに対して遅延させることなく出力することが好ましい。
しかしながら、上述した第1従来例の半導体記憶装置では、FIFOメモリからライトアンプへのデータ転送動作を含むデータ書き込み動作が全てシステムクロックCLKに同期して制御されるため、図6で示したようにライトアンプにライトデータが転送されてから制御信号CYPLSTが出力されるまでの間隔が短く、制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATに対して遅延させずに出力すると、入力データが確立しないうちにライトアンプが動作する可能性がある。すなわち、第1従来例の構成では、制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATから遅延させずに出力すると、ライトデータが破壊されるおそれがあった。
なお、第2従来例の半導体記憶装置は、データの読み出し動作がシステムクロックCLKで制御され、データの書き込み動作がDQS信号で制御される構成であるため、データ書き込み時にタイミング信号MDCATに対して制御信号CYPLSTを所定時間だけ遅延させる、図3に示したY系制御回路30を適用することができない比較対象外の構成である。また、第3従来例の半導体記憶装置は、データ読み出し時の制御方法が不明であるため、第2従来例と同様に図3に示したY系制御回路30を適用することができない比較対象外の構成である。
本実施形態では、後述するようにライトデータをDQS信号に同期してFIFOメモリ21からライトアンプ14へ転送させるため、第1従来例に比べてtDSだけライトデータがライトアンプへ早く転送される。したがって、制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATに対して遅延させずに出力しても、ライトアンプ14で入力データの確立に必要な時間を十分に確保することができる。
このように本実施形態では、データ書き込み時の制御信号CYPLSTの遅延を無くすことができるため、起動信号YSの出力タイミング及びライトアンプ14からのライトデータの出力タイミングを、第1従来例及び第2従来例に比べてそれぞれ早めることができる。
次に、図1に示した半導体記憶装置のデータ書き込み動作及びデータ読み出し動作について図4を用いて説明する。
図4は図1に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。なお、図4は、ライトレーテンシーWL=1、リードレーテンシーRL=2、バースト長=4、及びプリフェッチ数=4のデータ書き込み/読み出し動作を示している。また、制御信号CYPLST、起動信号YS、及びLIOの破線は本発明の半導体記憶装置の制御方法を用いない場合(タイミング信号MDCATに対して制御信号CYPLSTを遅延させない場合)の波形をそれぞれ示している。
本実施形態の半導体記憶装置は、FIFOメモリ21からライトアンプ14へのデータ転送をDQS信号で制御し、Y系制御回路30及びライトアンプ14からメモリセルアレイ11へのデータ転送をそれぞれシステムクロックCLKで制御する構成である。
図1に示した半導体記憶装置にデータを書き込む場合、図4に示すようにDQS信号の立ち上がりエッジ及び立下りエッジにそれぞれ同期して順次入力された複数のライトデータ(DQ)の各ビットデータは、FIFOメモリ21で並列なデータに変換されると共に一旦保持され、第2のライト系制御回路27で生成された制御信号にしたがって、1回のライトコマンドでバースト入力されるライトデータのうち、プリフェッチ数毎の最終のライトデータと共に入力されるDQS信号の立ち下がりエッジでライトアンプ24へそれぞれ転送される(GIO)。
このとき本実施形態ではプリフェッチ数分のライトデータの各ビットデータがFIFOメモリ21からライトアンプ24へ並列に転送されるため、第3従来例のように負荷として重いGIO線を介した高速なデータ転送が不要であり、ライトデータをFIFOメモリ21からライトアンプ24へ確実に転送することができる。
外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がライトモード(WRIT)に設定されると、コマンドデコーダ24で生成されたデータの書き込みを指示するライトコマンドがY系制御回路30に供給されると共に、タイミング発生回路23で生成されたタイミング信号MDCATが、例えば、プリフェッチ数のライトデータ入力完了後の次の周期のシステムクロックCLK(図4ではCLK=3)の立ち上がりエッジでY系制御回路30に供給される。なお、Y系制御回路30にタイミング信号MDCATを供給するタイミングは、プリフェッチ数のライトデータ入力完了後の次の周期のシステムクロックCLKの立ち上がりエッジである必要はなく、プリフェッチ数のライトデータ入力完了後から所定周期後のシステムクロックCLKの立ち上がり(または立ち下がり)エッジであってもよい。
Y系制御回路30は、書き込みアドレスに対応するライトアンプ14とビット線BLとを接続するために、タイミング信号MDCATに基づいてセンスアンプ112内に有する不図示のスイッチを制御するための制御信号CYPLSTを出力する。このとき本実施形態では上述したように制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATに対して遅延させずに出力する。なお、制御信号CYPLSTは、プリデコーダ救済回路32によるプリデコード処理及び不良メモリセルの救済処理でも用いられる。
Yデコーダ15は、プリデコーダ救済回路32を介してY系制御回路30から送信された制御信号CYPLSTにしたがって、書き込みアドレスのデコード結果に対応するセンスアンプ12内の各スイッチをそれぞれONさせるための起動信号YSを出力する。
ライトアンプ14は、第1のライト系制御回路26で生成された制御信号に同期して、FIFOメモリ21から転送されたライトデータに基づき、メモリセルに対するデータの書き込みに必要な電圧である書き込み電圧を出力する(LIO)。ライトアンプ14から出力された書き込み電圧は、センスアンプ12内のスイッチを介してメモリセルアレイ11内の各ビット線BLに供給され、デコード結果に対応するメモリセルにライトデータが書き込まれる。
一方、図1に示した半導体記憶装置からデータを読み出す場合、外部からの制御コマンドにより半導体記憶装置がリードモード(READ)に設定されると、コマンドデコーダ24で生成されたデータの読み出しを指示するリードコマンド、及びタイミング発生回路23で生成されたタイミング信号がシステムクロックCLKの立ち上がりエッジでそれぞれY系制御回路30に供給される。
Y系制御回路30は、読み出しアドレスに対応するリードアンプ13とビット線BLとを接続するために、上記タイミング信号MDCATに基づいてセンスアンプ12内に有する不図示のスイッチを制御するための制御信号CYPLSTを出力する。このとき本実施形態では、上述したように制御信号CYPLSTをタイミング信号MDCATに対して所定時間だけ遅延させて出力する。
Yデコーダ15は、プリデコーダ救済回路32を介してY系制御回路30から送信された制御信号CYPLSTにしたがって読み出しアドレスのデコード結果に対応するセンスアンプ12内の各スイッチをそれぞれONさせるための起動信号YSを出力する。
リードアンプ13は、リード系制御回路25で生成された制御信号に同期してセンスアンプ12で検出されたメモリセルアレイ11内のデータをそれぞれ読み込み、FIFOメモリ22へ転送する。FIFOメモリ22は、リードアンプ13から転送されたリードデータを出力回路351を介して出力端子DQから外部に出力する。
以上説明したように本実施形態の半導体記憶装置では、FIFOメモリ21からライトアンプ14へのライトデータの転送をDQS信号で制御することによりtDS(システムクロックCLKに対するDQS信号のセットアップ時間)分だけライトデータをライトアンプ14へ高速に転送することができる。
また、データ書き込み時のタイミング信号MDCATに対する制御信号CYPLSTの遅延を無くし、図4の実線で示すように起動信号YS及びライトアンプ14からのライトデータの出力タイミングを早めることで、データ書き込み後のLIO線のイコライズ時間を十分に確保することができる。したがって、従来の半導体記憶装置よりも高速にデータを書き込むことができる。
また、ライトコマンド及びリードコマンドをそれぞれシステムクロックCLKに同期して制御するため、データ書き込み動作の直後にデータ読み出し動作に移行する場合でも、ライトコマンドにより出力された起動信号YSをリードコマンドで容易に停止させることができる。したがって、データ書き込み動作の直後にデータ読み出し動作に移行する場合でも、データを書き込むための制御信号とデータを読み出すための制御信号とが衝突することがなく、データを確実に読み出すことができる。
さらに、本実施形態の半導体記憶装置では、直列に入力(バースト入力)されたライトデータをFIFOメモリ21で並列なデータに変換し、各ライトデータのビットデータをそれぞれ個別のGIO線を介してライトアンプ14へ転送するため、システムクロックCLK周波数が高くてもライトデータをライトアンプ14へ確実に転送することができる。したがって、データ書き込み時の誤動作及びライトデータの破壊が防止される。
本発明の半導体記憶装置の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した第1のライト系制御回路、第2のライト系制御回路、及びライトアンプの一構成例を示す回路図である。 図1に示したY系制御回路の一構成例を示す回路図である。 図1に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。 第1従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 図5に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。 第2従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 図7に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。 第3従来例の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 図9に示した半導体記憶装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 メモリ部
2 周辺回路部
3 内部電圧発生回路
11 メモリセルアレイ
12 センスアンプ
13 リードアンプ
14 ライトアンプ
15 Yデコーダ
16 Xデコーダ
21、22 FIFOメモリ
23 タイミング発生回路
24 コマンドデコーダ
25 リード系制御回路
26 第1のライト系制御回路
27 第2のライト系制御回路
28 ラッチ回路
29 リフレッシュカウンタ
30 Y系制御回路
31 X系制御回路
32、33 プリデコーダ救済回路
341〜345 入力回路
351、352 出力回路

Claims (7)

  1. 外部から供給されるシステムクロック信号及びデータストローブ信号を用いてデータの書き込み及び読み出し動作が制御される半導体記憶装置であって、
    複数のFIFOメモリと、
    前記FIFOメモリから複数のGIO線を介して並列転送されたライトデータに基づき、該ライトデータをメモリセルに書き込むための複数のライトアンプと、
    前記メモリセルに格納されたリードデータを読み込み、該リードデータを前記FIFOメモリへ前記複数のGIO線を介して並列転送する複数のリードアンプと、
    前記半導体記憶装置がライトコマンドを受信したとき、前記FIFOメモリ、外部から順次入力された複数の前記ライトデータを並列なデータに変換した後、前記データストローブ信号と該ライトコマンドとに基づいて前記ライトアンプに前記ライトデータを並列転送するように前記FIFOメモリを制御する第2のライト系制御回路と、
    前記半導体記憶装置が前記ライトコマンドを受信したとき、前記ライトアンプ、前記システムクロック信号と該ライトコマンドとに基づいて前記ライトデータをメモリセルに書き込むように前記ライトアンプを制御する第1のライト系制御回路と、
    前記半導体記憶装置がリードコマンドを受信したとき、前記リードアンプ、前記システムクロック信号と該リードコマンドとに基づいて前記メモリセルに格納された前記リードデータを読み込むように前記リードアンプを制御するリード系制御回路と、
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記FIFOメモリから前記ライトアンプへの前記ライトデータの転送は、1回の前記ライトコマンドでバースト入力される前記複数のライトデータのうち、プリフェッチ数毎の最終のライトデータと共に入力される前記データストローブ信号と該ライトコマンドとに基づいて実行されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記システムクロック信号に基づき所望のタイミング信号を生成するタイミング発生回路と、
    外部から供給される複数の制御コマンドをデコードするコマンドデコーダと、
    を備え、
    前記第1のライト系制御回路は、前記タイミング発生回路の出力信号と前記コマンドデコーダの出力信号とにしたがって前記ライトアンプの前記メモリセルへの書き込み動作を制御し、
    前記第2のライト系制御回路は、前記データストローブ信号と前記コマンドデコーダの出力信号とにしたがって前記FIFOメモリから前記ライトアンプへの前記ライトデータの転送を制御し、
    前記リード系制御回路は、前記タイミング発生回路の出力信号と前記コマンドデコーダとの出力信号とにしたがって前記リードアンプの前記メモリセルからの前記リードデータの読み込み動作を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ライトアンプが前記ライトデータを前記メモリセルに書き込むときに書き込みアドレスに対応する前記ライトアンプとビット線とを接続するスイッチを制御し、前記リードアンプが前記メモリセルに格納された前記リードデータを読み込むときに読み出しアドレスに対応する前記リードアンプとビット線とを接続するスイッチを制御する制御信号を生成するY系制御回路を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記Y系制御回路は、
    前記タイミング信号と前記コマンドデコーダの出力信号とに基づいて前記制御信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記Y系制御回路は、
    前記ライトアンプが前記ライトデータを前記メモリセルに書き込むときには、前記タイミング信号の受信から遅延させることなく前記制御信号を出力し、前記リードアンプが前記メモリセルに格納された前記リードデータを読み込むときには、前記タイミング信号の受信から所定時間だけ遅延させて前記制御信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記Y系制御回路に前記タイミング信号を供給するタイミングが、前記FIFOメモリへのプリフェッチ数の前記ライトデータの入力完了から所定周期後の前記システムクロックの立ち上がり又は立ち下がりエッジであることを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
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