JP4881582B2 - 遅延回路および駆動制御回路 - Google Patents

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本発明は、遅延回路および駆動制御回路に関する。
直列に接続された複数のトランジスタのオンオフを制御することにより、負荷の動作を制御するドライバ回路が一般的に用いられている。図7は、このようなドライバ回路の一般的な構成例を示す図である。ドライバ回路100は、信号反転用のCMOSインバータ回路110、電流増幅用の複数のCMOSインバータ回路120,130及びN型MOSFET140,150を用いて構成されている。制御回路160は、負荷170の駆動を制御するための信号をドライバ回路100に出力する回路であり、例えば、エラーアンプやコンパレータ等である。また、負荷170は、N型MOSFET140,150が相補的にオンオフされることにより動作が制御されるものであり、例えば、コイルやモータ等である。
図8は、ドライバ回路100の動作を示すタイミングチャートである。時刻t1においては、制御回路160からの出力信号(Node1)がLレベルとなっている。そのため、CMOSインバータ回路110の出力信号(Node2)がHレベルとなっており、上段に設けられた偶数個のCMOSインバータ回路120を介して出力される信号(Node3)もHレベルとなっている。また、下段に設けられた偶数個のCMOSインバータ回路130への入力信号(Node4)は、制御回路160からの出力信号(Node1)となっているため、Lレベルとなっている。そして、CMOSインバータ回路130の出力信号(Node5)もLレベルとなっている。つまり、時刻t1においては、N型MOSFET140がオン、N型MOSFET150がオフとなっている。
時刻t2に、Node1がHレベルに変化すると、Node2がLレベルに変化する。そして、Node3は、Node2が変化した後に、CMOSインバータ回路120の遅延Tdi及びN型MOSFET140の特性による遅延を持って変化することとなる。そして、時刻t4に、Node3がN型MOSFET140の閾値電圧VTより小さくなると、N型MOSFET140がオフとなる。
一方、時刻t2に、Node2に合わせてNode4がHレベルに変化する。そして、Node5は、Node4が変化した後に、CMOSインバータ回路130の遅延Tdi及びN型MOSFET150の特性による遅延を持って変化することとなる。そして、時刻t4より早い時刻t3に、Node5がN型MOSFET150の閾値電圧VTより大きくなると、N型MOSFET150がオンとなる。
つまり、時刻t3からt4の間は、N型MOSFET140,150がともにオンの状態となり、電源からグランドへ流れる大電流である貫通電流が発生し、発熱等の問題が生じることとなる。
そこで、このような貫通電流を発生させないように、N型MOSFET140,150をオンにするタイミングを遅らせる、つまり、デッドタイムを設けることが一般的に行われている(例えば、特許文献1)。図9は、貫通電流を防止するドライバ回路の構成例を示す図である。ドライバ回路200は、図7に示したドライバ回路100に加えて、ONタイミング制御回路210を備えている。ONタイミング制御回路210は、Node2及びNode4の立ち上がりを一定のデッドタイムだけ遅延させる回路である。
図10は、ドライバ回路200の動作を示すタイミングチャートである。時刻t1の状態は、図8と同様であり、N型MOSFET140がオン、N型MOSFET150がオフとなっている。そして、時刻t2に、Node1がHレベルに変化すると、ONタイミング制御回路210は、Hレベルの信号をCMOSインバータ回路110に出力する。そのため、時刻t2に、Node2はLレベルとなる。そして、Node3は、Node2が変化した後に、CMOSインバータ回路120の遅延Tdi及びN型MOSFET140の特性による遅延を持って変化し、時刻t4に、Node3がN型MOSFET140の閾値電圧VTより小さくなると、N型MOSFET140がオフとなる。
一方、ONタイミング制御回路210は、時刻t2にNode1がHレベルに変化してからデッドタイムTd後の時刻t3に、Hレベルの信号をNode4に出力する。そして、Node5は、Node4が変化した後に、CMOSインバータ回路130の遅延Tdi及びN型MOSFET150の特性による遅延を持って変化し、時刻t5にNode5がN型MOSFET150の閾値電圧VTより大きくなると、N型MOSFET150がオンとなる。つまり、デッドタイムTdが設けられたことにより、N型MOSFET140がオフとなった時刻t4より後の時刻t5にN型MOSFET150がオンとなり、貫通電流が発生しない。
そして、時刻t6に、Node1がLレベルに変化すると、ONタイミング制御回路210は、Lレベルの信号をNode4に出力する。そして、Node5は、Node4が変化した後に、CMOSインバータ回路130の遅延Tdi及びN型MOSFET150の特性による遅延を持って変化し、時刻t8に、Node5がN型MOSFET150の閾値電圧VTより小さくなると、N型MOSFET150がオフとなる。
また、ONタイミング制御回路210は、時刻t6にNode1がLレベルに変化してからデッドタイムTd後の時刻t7に、Lレベルの信号をCMOSインバータ回路110に出力する。そのため、時刻t7に、Node2はHレベルとなる。そして、Node3は、Node2が変化した後に、CMOSインバータ回路120の遅延Tdi及びN型MOSFET140の特性による遅延を持って変化し、時刻t9にNode3がN型MOSFET140の閾値電圧VTより大きくなると、N型MOSFET140がオンとなる。つまり、デッドタイムTdが設けられたことにより、N型MOSFET150がオフとなった時刻t8より後の時刻t9にN型MOSFET140がオンとなり、貫通電流が発生しない。
このように、ONタイミング制御回路210を用いて一定のデッドタイムTdを生成することにより、N型MOSFET140,150のオンタイミングが遅らされ、貫通電流が発生しないように制御されている。
特開2005−86380号公報
ところで、ドライバ回路200に用いられるCMOSインバータ回路120,130及びN型MOSFET140,150は、駆動電圧が低下すると、MOSFETの電流駆動能力が低下する。CMOSインバータ回路120の駆動電圧VH、CMOSインバータ回路130の駆動電圧VL、及びN型MOSFET140,150の駆動電圧VMは、電源電圧VCCに応じて変動するため、CMOSインバータ回路120,130による遅延時間Tdi及びN型MOSFET140,150の駆動遅延時間は電源電圧VCCが低下するに連れて長くなることとなる。
図11は、CMOSインバータ回路120,130の電源電圧VCCに応じた遅延時間Tdiの変化の一例を示す図である。この例では、電源電圧VCCの使用範囲を2.5V〜5Vとすると、遅延時間Tdiはこの範囲においてリニアに変化しており、2.5Vの時の遅延時間Tdiは、5Vの時の遅延時間Tdiの1.5倍となっている。
図10に示したように、貫通電流を防止するためには、CMOSインバータ回路120,130の遅延時間Tdi及びN型MOSFET140,150の駆動遅延時間に応じたデッドタイムTdを設定する必要がある。つまり、電源電圧VCCが低下して、CMOSインバータ回路120,130の遅延時間Tdiが長くなると、貫通電流を防止するためには、デッドタイムTdも長くする必要がある。
そこで、CMOSインバータ回路120,130の遅延時間Tdiが図11に示したように変化する場合においては、例えば、2.5Vの時の遅延時間Tdiである30nsよりも長い40nsを一定のデッドタイムTdとすることにより、全使用範囲において貫通電流を防止することが可能となる。
そのため、電源電圧VCCが5Vの時は、例えば、25nsのデッドタイムで十分であるにもかかわらず、2.5Vの時の遅延時間Tdiに合わせたデッドタイムTd(例えば40ns)が設定されることとなる。つまり、電源電圧VCCが2.5Vの時の遅延時間Tdiに合わせてデッドタイムTdを設定すると、電源電圧VCCが5Vの時には、必要以上にN型MOSFET140,150がともにオフになっていることとなる。そして、N型MOSFET140,150がともにオフとなっている状態では、負荷170に全く電流を供給することができないか、あるいは、例えば負荷170がコイルの場合であれば、N型MOSFET140,150の寄生ダイオードを介して電流が流れることとなり、駆動効率が低下してしまうこととなる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、主として貫通電流を防止するためのデッドタイム生成に用いる遅延回路であって、電源電圧が低下するに連れて遅延時間が長くなる遅延回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遅延回路は、直列に接続され、相補的にオンオフすることにより負荷の駆動を制御する第1及び第2トランジスタと、入力信号を遅延させた出力信号を出力する遅延回路と、前記入力信号の論理値の変化に応じて、前記第1及び第2トランジスタの一方をオフにする信号を出力し、前記出力信号の論理値の変化に応じて前記第1及び第2トランジスタの他方をオンにする信号を出力するオンオフ制御回路と、前記オンオフ制御回路から出力される信号の電流を増幅して前記第1及び前記第2トランジスタに入力するインバータ回路と、を含んで構成される駆動制御回路における前記遅延回路であって、電源電圧より低い定電圧を生成する定電圧生成回路と、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第1電流を出力する第1電流源と、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第2電流を出力する第2電流源と、前記第1電流又は前記第2電流によって充電又は放電されるキャパシタと、前記入力信号に応じて前記第1電流源及び前記第2電流源の動作を相補的に切り替えるスイッチと、前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記入力信号より遅延した前記出力信号を出力する遅延生成回路と、を備えることとする。
また、前記スイッチは、前記入力信号が一方の論理値の場合に前記第1電流源と前記キャパシタとを電気的に接続する充電用トランジスタと、前記入力信号が他方の論理値の場合に前記第2電流源と前記キャパシタとを電気的に接続する放電用トランジスタと、を有することとすることができる。
また、前記遅延生成回路は、前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記出力信号を出力するインバータ回路であることとすることができる。
そして、前記第1電流源及び前記第2電流源は、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例し、前記第1電流及び前記第2電流を生成するための電圧を生成する電圧生成回路を含んで構成されることとすることができる。
さらに、前記定電圧生成回路は、カソードが前記電源電圧側に接続され、アノードが接地側に接続されたツェナーダイオードであり、前記電圧生成回路は、前記電源電圧と前記ツェナーダイオードとの間に直列に接続され、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した電圧を生成する複数の抵抗と、前記抵抗により生成された電圧が印加される第1の入力端子と、前記第1電流及び前記第2電流を生成するための前記電圧が帰還入力される第2の入力端子と、を有するオペアンプと、を含んで構成されることとすることができる。
また、本発明の駆動制御回路は、直列に接続され、相補的にオンオフすることにより負荷の駆動を制御する第1及び第2トランジスタと、入力信号を遅延させた出力信号を出力する遅延回路と、前記入力信号の論理値の変化に応じて、前記第1及び第2トランジスタの一方をオフにする信号を出力し、前記出力信号の論理値の変化に応じて前記第1及び第2トランジスタの他方をオンにする信号を出力するオンオフ制御回路と、前記オンオフ制御回路から出力される信号の電流を増幅して前記第1及び前記第2トランジスタに入力するインバータ回路と、を含んで構成され前記遅延回路、電源電圧より低い定電圧を生成する定電圧生成回路と、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第1電流を出力する第1電流源と、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第2電流を出力する第2電流源と、前記第1電流又は前記第2電流によって充電又は放電されるキャパシタと、前記入力信号に応じて前記第1電流源及び前記第2電流源の動作を相補的に切り替えるスイッチと、前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記入力信号より遅延した前記出力信号を出力する遅延生成回路と、を備えることとすることができる。
電源電圧が低下するに連れて遅延時間が長くなる遅延回路を提供することができる。
==回路構成==
図1は、本発明の一実施形態である遅延回路の構成を示す図である。遅延回路10は、ツェナーダイオード11、抵抗12〜14、オペアンプ15、NPN型トランジスタ16、P型MOSFET21〜27、N型MOSFET31〜35、及びコンデンサ(キャパシタ)41を備えている。
ツェナーダイオード11(定電圧生成回路)は、アノードが接地され、カソードが電源電圧VCC側に接続されており、カソード側の電圧はツェナー降伏によって定電圧となる。そして、電源電圧VCCとツェナーダイオード11との間には、抵抗12,13が直列に接続されており、抵抗12,13の接続点の電圧は、電源電圧VCCからツェナーダイオード11によって生成される定電圧を減じた電圧に比例した電圧となり、この電圧がオペアンプ15の非反転入力端子に印加されている。つまり、例えば、ツェナーダイオード11によって生成される電圧を1.25V、抵抗12の抵抗値R1と抵抗13の抵抗値R2との比を1:3とすると、オペアンプ15の非反転入力端子に印加される電圧は、(VCC−1.25)/4となる。
そして、オペアンプ15の出力がNPN型トランジスタ16のベースに接続され、NPN型トランジスタ16のエミッタがオペアンプ15の反転入力端子に帰還入力されている。したがって、オペアンプ15の特性により、オペアンプ15の反転入力端子の電圧、つまり、A点の電圧が(VCC−1.25)/4となるように制御される。そして、NPN型トランジスタ16のエミッタと、抵抗14の一端とが接続され、抵抗14の他端が接地されている。抵抗14の抵抗値をRとすると、A点の電流Iは(Vcc−1.25)/4Rとなり、電流Iは電源電圧VCCからツェナーダイオード11による定電圧を減じた電圧(VCC−1.25)に比例して変化することとなる。
なお、抵抗12,13、オペアンプ15、及びNPN型トランジスタ16が本発明の電圧生成回路に該当する。また、遅延回路10を集積化する場合は、端子17を設けることにより、抵抗14を遅延回路10の外部に接続することとしてもよい。このように抵抗14を外部に設けることにより、抵抗14の抵抗値を変更することが可能となり、電流Iを調整することができる。
P型MOSFET21,22のソースには、電源電圧VCCが印加され、ゲートは接地されており、常にオンの状態となっている。そして、P型MOSFET24のソースは、P型MOSFET21のドレインと接続され、P型MOSFET25のソースは、P型MOSFET22のドレインと接続されている。また、P型MOSFET24,25のゲート同士が接続され、P型MOSFET24のゲートとドレインとが接続されている。つまり、P型MOSFET24,25は電流ミラー回路を構成しており、電流Iが流れることとなる。
また、P型MOSFET23のソースには、電源電圧VCCが印加され、ゲートには入力信号が印加されている。つまり、P型MOSFET23は、入力信号がLレベルのときにオンとなる。そして、P型MOSFET26のソースは、P型MOSFET23のドレインと接続され、P型MOSFET26のゲートは、P型MOSFET24のゲートと接続されている。つまり、P型MOSFET24,26は電流ミラー回路を構成しており、P型MOSFET23がオンのときに、電流I(第1電流)がP型MOSFET26を流れることとなる。
また、N型MOSFET31は、ドレインがN型MOSFET33のソースと接続され、ゲートには電源電圧VCCが印加され、ソースが接地されている。つまり、N型MOSFET31は常にオンの状態となっている。また、N型MOSFET32は、ドレインがN型MOSFET34のソースと接続され、ゲートに入力信号が印加され、ソースが接地されている。つまり、N型MOSFET32は、入力信号がHレベルのときにオンとなる。
また、N型MOSFET33のドレインは、P型MOSFET25のドレインと接続され、N型MOSFET34のドレインは、P型MOSFET26のドレインと接続されている。また、N型MOSFET33,34のゲート同士が接続され、N型MOSFET33のゲートとドレインとが接続されている。つまり、N型MOSFET33,34は電流ミラー回路を構成しており、N型MOSFET32がオンのときに、電流I(第2電流)がN型MOSFET34を流れることとなる。
コンデンサ41は、一端がP型MOSFET26のドレイン及びN型MOSFET34のドレインと接続され、他端が接地されている。したがって、入力信号がLレベルのときは、P型MOSFET23がオン、N型MOSFET32がオフとなることにより、P型MOSFET26を流れる電流Iがコンデンサ41に流れ込み、コンデンサ41が充電される。また、入力信号がHレベルのときは、P型MOSFET23がオフ、N型MOSFET32がオンとなることにより、コンデンサ41に蓄えられた電荷がN型MOSFET34を流れる電流Iにより放電される。
そして、P型MOSFET27のソースに電源電圧VCCが印加され、ドレインがN型MOSFET35のドレインと接続されている。そして、N型MOSFET35のソースは接地され、P型MOSFET27及びN型MOSFET35のゲートにコンデンサ41の一端が接続されている。つまり、P型MOSFET27及びN型MOSFET35はCMOSインバータ回路を構成している。そのため、コンデンサ41の電圧がCMOSインバータ回路の閾値電圧よりも大きくなると、P型MOSFET27がオフ、N型MOSFET35がオンとなり、遅延回路10の出力信号であるP型MOSFET27のドレインとN型MOSFET35のドレインとの接続点の電圧は、Lレベルとなる。また、コンデンサ41の電圧がCMOSインバータ回路の閾値電圧よりも小さくなると、P型MOSFET27がオン、N型MOSFET35がオフとなり、P型MOSFET27のドレインとN型MOSFET35のドレインとの接続点の電圧は、Hレベルとなる。
==動作説明==
次に、遅延回路10の動作について説明する。図2は、本実施形態の遅延回路10の動作を示すタイミングチャートである。まず、初期状態を時刻t0とすると、この状態では入力信号がLレベルであるため、P型MOSFET23がオンとなり、P型MOSFET26を流れる電流Iによりコンデンサ41が充電され、コンデンサ41の電圧はVCCとなっている。そのため、P型MOSFET27及びN型MOSFET35により構成されるインバータの出力、すなわち、遅延回路10の出力信号はLレベルとなっている。
時刻t1に入力信号がLレベルからHレベルに変化すると、P型MOSFET23がオフとなり、N型MOSFET32がオンとなる。これにより、コンデンサ41に蓄えられた電荷がN型MOSFET34を流れる電流Iにより放電されはじめ、コンデンサ41の電圧が徐々に低下していく。時刻t2に、コンデンサ41の電圧がインバータの閾値電圧(例えばVCC/2)より小さくなると、インバータの出力、すなわち、遅延回路10の出力信号がHレベルとなる。つまり、時刻t1から時刻t2までが、入力信号がLレベルからHレベルに変化する際の遅延時間Tdlyとなっている。
その後、時刻t1’に入力信号がHレベルからLレベルに変化すると、P型MOSFET23がオンとなり、N型MOSFET32がオフとなる。これにより、P型MOSFET26を流れる電流Iによりコンデンサ41が充電されはじめ、コンデンサ41の電圧が徐々に上昇していく。そして、時刻t2’に、コンデンサ41の電圧がインバータの閾値電圧より大きくなると、インバータの出力、すなわち、遅延回路10の出力信号がLレベルとなる。つまり、時刻t1’から時刻t2’までが、入力信号がHレベルからLレベルに変化する際の遅延時間Tdlyとなっている。
そして、例えば、ツェナーダイオード11により生成される定電圧を1.25V、CMOSインバータ回路の閾値電圧をVCC/2とすると、遅延回路10の遅延時間Tdlyは、次式(1)により求めることができる。
Figure 0004881582
式(1)から明らかなように、遅延回路10による遅延時間Tdlyは、電源電圧VCCと電源電圧VCCから定電圧を減じた電圧(VCC−1.25)との比率であるVCC/(VCC−1.25)によって定まることがわかる。そして、この比率は、VCCが小さくなって定電圧(1.25V)に近づくに連れて大きくなり、VCCが大きくなるに連れて小さくなる(1に近づく)ことがわかる。
例えば、電源電圧VCCの変動範囲を2.5V〜5Vとすると、式(1)より、電源電圧VCCが5Vの時の遅延時間Tdlyは約2.66CRとなり、電源電圧VCCが2.5Vの時の遅延時間Tdlyは4CRとなる。つまり、遅延回路10によれば、電源電圧VCCが低下するに連れて遅延時間Tdlyを長くすることが可能となる。
==適用例==
次に、本実施形態の遅延回路10の適用例について説明する。図3は、遅延回路10を用いたドライバ回路50(駆動制御回路)の一例を示す図である。ドライバ回路50は、ONタイミング制御回路51、信号反転用のCMOSインバータ回路52、電流増幅用の複数のCMOSインバータ回路53,54、及びN型MOSFET55,56を用いて構成されている。制御回路60は、負荷70の駆動を制御するための信号をドライバ回路50に出力する回路であり、例えば、エラーアンプやコンパレータ等である。また、負荷70は、N型MOSFET55,56が相補的にオンオフされることにより動作が制御されるものであり、例えば、コイルやモータ等である。
ONタイミング制御回路51は、制御回路60からの信号に応じて、N型MOSFET55,56のオンオフを制御する回路である。なお、ONタイミング制御回路51は、本実施形態の遅延回路10を含んで構成されており、N型MOSFET55,56がオンとなるタイミングを遅らせることにより、直列に接続されたN型MOSFET55,56に貫通電流が流れるのを防止している。
図4は、本実施形態のONタイミング制御回路51の構成例を示す図である。ONタイミング制御回路51は、遅延回路10、OR回路91、及びAND回路92を用いて構成されている。遅延回路10は、制御回路60からの信号(Node1)を遅延させた信号を出力する。OR回路91は、制御回路60からの信号と、遅延回路10からの信号との論理和である信号をCMOSインバータ回路52に出力する。また、AND回路92は、制御回路60からの信号と、遅延回路10からの信号との論理積である信号をCMOSインバータ回路54に出力する。
図5は、ONタイミング制御回路51の動作を示すタイミングチャートである。まず、時刻taにおいては、Node1がLレベルであり、遅延回路10の出力もLレベルとなっている。そのため、OR回路91の出力はLレベルとなり、Node2はHレベルとなっている。また、AND回路92の出力(Node4)はLレベルとなっている。
時刻tbに、Node1がHレベルに変化すると、OR回路91の出力がHレベルに変化し、Node2がLレベルに変化する。ただし、この時点では遅延回路10の出力がLレベルのままであるため、AND回路92の出力はLレベルのままとなっている。
そして、時刻tbから遅延時間(デッドタイム)Td(図2のTdly)後の時刻tcに、遅延回路10の出力がHレベルに変化する。このとき、Node1及び遅延回路10の出力がともにHレベルとなり、AND回路92の出力(Node4)がHレベルに変化する。つまり、Node4は、Node1がHレベルに変化してから遅延時間Td後にHレベルに変化することとなる。
その後、時刻tdに、Node1がLレベルに変化すると、AND回路92の出力がLレベルに変化する。ただし、この時点では遅延回路10の出力がHレベルのままであるため、OR回路91の出力はHレベルのままであり、Node2はLレベルのままとなっている。
そして、時刻tdから遅延時間Td後の時刻teに、遅延回路10の出力がLレベルに変化する。このとき、Node1及び遅延回路10の出力がともにLレベルとなり、OR回路91の出力がLレベルに変化し、Node2がHレベルに変化する。つまり、Node2は、Node1がLレベルに変化してから遅延時間Td後にHレベルに変化することとなる。
図6は、本実施形態のドライバ回路50の動作を示すタイミングチャートである。時刻t1においては、制御回路60からの出力信号(Node1)がLレベルとなっている。そのため、CMOSインバータ回路52の出力信号(Node2)がHレベルとなっており、上段に設けられた偶数個のCMOSインバータ回路53を介して出力される信号(Node3)もHレベルとなっている。また、下段に設けられた偶数個のCMOSインバータ回路54への入力信号(Node4)は、Lレベルとなっている。そして、CMOSインバータ回路54の出力信号(Node5)もLレベルとなっている。つまり、時刻t1においては、N型MOSFET55がオン、N型MOSFET56がオフとなっている。
そして、時刻t2に、Node1がHレベルに変化すると、Node2がLレベルに変化する。そして、Node3は、Node2が変化した後に、CMOSインバータ回路53の遅延Tdi及びN型MOSFET55の特性による遅延を持って変化し、時刻t4に、Node3がN型MOSFET55の閾値電圧VTより小さくなると、N型MOSFET55がオフとなる。
一方、時刻t2にNode1がHレベルに変化してからデッドタイムTd後の時刻t3に、Node4がHレベルに変化する。そして、Node5は、Node4が変化した後に、CMOSインバータ回路54の遅延Tdi及びN型MOSFET56の特性による遅延を持って変化し、時刻t5にNode5がN型MOSFET56の閾値電圧VTより大きくなると、N型MOSFET56がオンとなる。つまり、デッドタイムTdが設けられたことにより、N型MOSFET55がオフとなった時刻t4より後の時刻t5にN型MOSFET56がオンとなり、貫通電流が発生しない。
そして、時刻t6に、Node1がLレベルに変化すると、Node4がLレベルに変化する。そして、Node5は、Node4が変化した後に、CMOSインバータ回路54の遅延Tdi及びN型MOSFET56の特性による遅延を持って変化し、時刻t8に、Node5がN型MOSFET56の閾値電圧VTより小さくなると、N型MOSFET56がオフとなる。
また、時刻t6にNode1がLレベルに変化してからデッドタイムTd後の時刻t7に、Node2がHレベルに変化する。そして、Node3は、Node2が変化した後に、CMOSインバータ回路53の遅延Tdi及びN型MOSFET55の特性による遅延を持って変化し、時刻t9にNode3がN型MOSFET55の閾値電圧VTより大きくなると、N型MOSFET55がオンとなる。つまり、デッドタイムTdが設けられたことにより、N型MOSFET56がオフとなった時刻t8より後の時刻t9にN型MOSFET55がオンとなり、貫通電流が発生しない。
ところで、ドライバ回路50に用いられるCMOSインバータ回路53,54及びN型MOSFET55,56は、駆動電圧が低下すると、MOSFETの電流駆動能力が低下する。CMOSインバータ回路53の駆動電圧VH、CMOSインバータ回路54の駆動電圧VL、及びN型MOSFET55,56の駆動電圧VMが、電源電圧VCCに応じて変動することとすると、図11に例示したように、CMOSインバータ回路53,54による遅延時間Tdi及びN型MOSFET55,56の駆動遅延時間は電源電圧VCCが低下するに連れて長くなることとなる。
一方、遅延回路10によって生成されるデッドタイムTdは、前述したように、電源電圧VCCが低下するに連れて長くなる。例えば、ツェナーダイオード11により生成される定電圧を1.25V、抵抗12,13の抵抗比を1:3とすると、電源電圧VCCが5Vの時のデッドタイムTdは約2.66CR、電源電圧VCCが2.5Vの時のデッドタイムTdは4CRとなる。
つまり、電源電圧VCCが5Vから2.5Vに低下するとCMOSインバータ回路53,54の遅延時間Tdiが1.5倍に長くなる場合において、遅延時間Tdiの変化に応じてデッドタイムTdも1.5倍に長くなることとなる。
したがって、電源電圧VCCが2.5Vの時のCMOSインバータ回路53,54の遅延時間及びN型MOSFET55,56の駆動遅延時間に応じて電源電圧VCCが5Vの時のデッドタイムTdを長くする必要がないこととなる。そのため、電源電圧VCCが低下した時の遅延時間Tdiに応じた一定のデッドタイムを設ける場合と比較して、N型MOSFET55,56がともにオフになっている時間が短くなり、駆動効率を向上させることができる。
以上、本実施形態の遅延回路10及び遅延回路10を用いて貫通電流を防止するドライバ回路50について説明した。前述したように、遅延回路10においては、電源電圧VCCから定電圧(例えば1.25V)を減じた電圧に比例して変化する電流Iによってコンデンサ41を充放電している。そのため、遅延回路10は、式(1)からも明らかなように、電源電圧VCCが低下するに連れて長くなる遅延時間Tdlyを生成することが可能となる。
また、本実施形態においては、コンデンサ41の電圧に応じて動作する回路としてP型MOSFET27及びN型MOSFET35により構成されるCMOSインバータ回路を用いることとしたが、コンデンサ41の電圧に応じて動作する回路はこれに限られるものではない。例えば、CMOSインバータ回路のかわりに、コンデンサ41の電圧と閾値電圧との比較結果を出力するコンパレータを用いることも可能である。この場合においても、コンデンサ41を充放電する電流Iが電源電圧VCCから定電圧を減じた電圧に比例して変化することにより、電源電圧VCCが低下するに連れて、遅延時間Tdlyは長くなる。
ただし、CMOSインバータ回路はコンパレータと比較して動作遅延が小さいため、コンデンサ41の電圧に応じて動作する回路としてCMOSインバータ回路を用いることにより、より短い遅延時間Tdlyを生成することができる。また、CMOSインバータ回路はコンパレータと比較して回路規模が小さいため、CMOSインバータ回路を用いることにより遅延回路10の回路規模が小さくなり、集積化にも好適である。
そして、このような遅延回路10を用いてドライバ回路50におけるデッドタイムを生成することにより、電源電圧VCCが高い場合のデッドタイムを必要以上に長くする必要がなく、駆動効率を向上させることができる。また、遅延回路10におけるコンデンサ41の電圧に応じて動作する回路をCMOSインバータ回路とすることにより、例えばコンパレータ等を用いる場合と比較して短いデッドタイムを設定することが可能となり、駆動効率を更に向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態においては、定電圧を生成する回路としてツェナーダイオード11を用いることとしたが、定電圧を生成する回路はこれに限られるものではない。また、本実施形態においては、ツェナーダイオード11によって生成される定電圧を1.25Vとしたが、定電圧の値はこれに限られるものではない。つまり、電源電圧VCCの使用範囲におけるCMOSインバータ回路53,54の遅延時間Tdiの変化率に応じて定電圧の値を変更することができる。また、遅延回路10を集積化する場合においては、ツェナーダイオード11を集積回路の外部に設けることとしてもよい。この場合、集積回路の外部に接続されるツェナーダイオード11を変更することにより、CMOSインバータ回路53,54の遅延時間Tdiの変化率等に応じて定電圧を変更することができる。
また、遅延回路10を集積化する場合においては、コンデンサ41を集積回路の外部に設けることとしてもよい。この場合、集積回路の外部に接続されるコンデンサ41の容量を変更することにより、遅延回路10により生成される遅延時間Tdlyを調整することが可能となる。
本発明の一実施形態である遅延回路の構成を示す図である。 本実施形態の遅延回路の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態の遅延回路を用いたドライバ回路の一例を示す図である。 本実施形態のONタイミング制御回路の構成例を示す図である。 本実施形態のONタイミング制御回路の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態のドライバ回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来のドライバ回路の一般的な構成例を示す図である。 従来のドライバ回路の動作を示すタイミングチャートである。 従来の貫通電流を防止するドライバ回路の構成例を示す図である。 従来の貫通電流を防止するドライバ回路の動作を示すタイミングチャートである。 CMOSインバータ回路の電源電圧に応じた遅延時間の変化の一例を示す図である。
符号の説明
10 遅延回路 11 ツェナーダイオード
12〜14 抵抗 15 オペアンプ
16 NPN型トランジスタ 17 端子
21〜27 P型MOSFET 31〜35 N型MOSFET
41 コンデンサ(キャパシタ) 50 ドライバ回路
51 ONタイミング制御回路 52〜54 CMOSインバータ回路
55,56 N型MOSFET 60 制御回路
70 負荷 81 P型MOSFET
82 N型MOSFET 91 OR回路
92 AND回路

Claims (6)

  1. 直列に接続され、相補的にオンオフすることにより負荷の駆動を制御する第1及び第2トランジスタと、
    入力信号を遅延させた出力信号を出力する遅延回路と、
    前記入力信号の論理値の変化に応じて、前記第1及び第2トランジスタの一方をオフにする信号を出力し、前記出力信号の論理値の変化に応じて前記第1及び第2トランジスタの他方をオンにする信号を出力するオンオフ制御回路と、
    前記オンオフ制御回路から出力される信号の電流を増幅して前記第1及び前記第2トランジスタに入力するインバータ回路と、
    を含んで構成される駆動制御回路における前記遅延回路であって、
    電源電圧より低い定電圧を生成する定電圧生成回路と、
    前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第1電流を出力する第1電流源と、
    前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第2電流を出力する第2電流源と、
    前記第1電流又は前記第2電流によって充電又は放電されるキャパシタと、
    前記入力信号に応じて前記第1電流源及び前記第2電流源の動作を相補的に切り替えるスイッチと、
    前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記入力信号より遅延した前記出力信号を出力する遅延生成回路と、
    を備えることを特徴とする遅延回路。
  2. 請求項1に記載の遅延回路であって、
    前記スイッチは、
    前記入力信号が一方の論理値の場合に前記第1電流源と前記キャパシタとを電気的に接続する充電用トランジスタと、
    前記入力信号が他方の論理値の場合に前記第2電流源と前記キャパシタとを電気的に接続する放電用トランジスタと、
    を有することを特徴とする遅延回路。
  3. 請求項1又は2に記載の遅延回路であって、
    前記遅延生成回路は、
    前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記出力信号を出力するインバータ回路であること、
    を特徴とする遅延回路。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の遅延回路であって、
    前記第1電流源及び前記第2電流源は、
    前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例し、前記第1電流及び前記第2電流を生成するための電圧を生成する電圧生成回路を含んで構成されること、
    を特徴とする遅延回路。
  5. 請求項4に記載の遅延回路であって、
    前記定電圧生成回路は、
    カソードが前記電源電圧側に接続され、アノードが接地側に接続されたツェナーダイオードであり、
    前記電圧生成回路は、
    前記電源電圧と前記ツェナーダイオードとの間に直列に接続され、前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した電圧を生成する複数の抵抗と、
    前記抵抗により生成された電圧が印加される第1の入力端子と、前記第1電流及び前記第2電流を生成するための前記電圧が帰還入力される第2の入力端子と、を有するオペアンプと、
    を含んで構成されること、
    を特徴とする遅延回路。
  6. 直列に接続され、相補的にオンオフすることにより負荷の駆動を制御する第1及び第2トランジスタと、
    入力信号を遅延させた出力信号を出力する遅延回路と、
    前記入力信号の論理値の変化に応じて、前記第1及び第2トランジスタの一方をオフにする信号を出力し、前記出力信号の論理値の変化に応じて前記第1及び第2トランジスタの他方をオンにする信号を出力するオンオフ制御回路と、
    前記オンオフ制御回路から出力される信号の電流を増幅して前記第1及び前記第2トランジスタに入力するインバータ回路と、
    を含んで構成され
    前記遅延回路
    電源電圧より低い定電圧を生成する定電圧生成回路と、
    前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第1電流を出力する第1電流源と、
    前記電源電圧から前記定電圧を減じた電圧に比例した第2電流を出力する第2電流源と、
    前記第1電流又は前記第2電流によって充電又は放電されるキャパシタと、
    前記入力信号に応じて前記第1電流源及び前記第2電流源の動作を相補的に切り替えるスイッチと、
    前記キャパシタに充電された電圧に応じて動作し、前記入力信号より遅延した前記出力信号を出力する遅延生成回路と、
    を備えることを特徴とする駆動制御回路
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