JP4881138B2 - モータ駆動制御装置、電動アシスト装置及び応答性フィードバック制御方法 - Google Patents

モータ駆動制御装置、電動アシスト装置及び応答性フィードバック制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、モータ駆動制御装置、電動アシスト装置及び応答性フィードバック制御方法に係り、特に、モータの回転速度(より詳しくは、モータの回転子の回転速度)のフィードバック制御を行うモータ駆動制御装置、当該モータ駆動制御装置を備えた電動アシスト装置及び応答性フィードバック制御方法に関する。
食器類や調理具などの物品を収納するために台所等に設けられている吊戸棚は、一般的に流し台の上面部など高い位置に設けられている。このため、吊戸棚は重い物品や大きな物品の出し入れが不便であった。
そこで、吊戸棚に対する物品の出し入れを容易にするための技術として、特許文献1には、台所等の上面部の壁に取付けられる外箱に、電動式昇降機構によって上下動する内箱を設けた構成とされた電動昇降吊戸棚が記載されている。この電動昇降吊戸棚では、物品を出し入れする際に、操作部に設けられたスイッチを操作して内箱を下降させることにより、吊戸棚に対する物品の出し入れを容易なものとしていた。
特開2005−21298号公報
ところで、上記特許文献1に記載の電動昇降吊戸棚は、内箱の昇降速度を低速にした場合、物品を出し入れ可能な位置に内箱を下降させたり、外箱に収納される位置に内箱を上昇させたりするまでに時間がかかり、使い勝手が悪かった。これに対し、内箱の昇降速度を速くした場合、使い勝手は向上するものの、単位時間当たりの内箱の昇降距離が長くなるため、例えば、内箱と外箱の間に物を挟んだ場合に、ユーザが操作部に対して内箱の昇降動作の停止を指示するまでに内箱が昇降する昇降距離が長くなる。
このため、特許文献1に記載の電動昇降吊戸棚を適用する場合、昇降速度を低速にせざるを得ないのが実情である。
そこで、例えば、内箱にグリップバーなどの把持部を設け、ユーザがグリップバーに対して内箱を昇降させるために力を加えた際の当該グリップバーに生じるひずみの向き及び大きさを検出し、検出結果に応じてモータの目標回転速度を求め、モータの回転速度を目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行うことにより、グリップバーに対して加えられた力に応じた回転速度でモータを回転させることによって、ユーザの内箱に対する昇降動作をアシストする電動アシスト装置を備えた電動吊戸棚が考えられる。
ところで、このようなフィードバック制御の一種として、PID制御が知られている。このPID制御は、P制御(比例制御)とI制御(積分制御)とD制御(微分制御)を併用したフィードバック制御であり、例えば、目標回転速度に対するモータの回転速度の偏差(速度差)、偏差を時間積分した積分値、及び偏差を時間微分した微分値をそれぞれ求め、当該求めた偏差と積分値と微分値を加算し、当該加算により得られた値に対して所定のゲイン係数を乗算し、当該乗算により得られた値に基づいてモータの回転速度を制御している。
このPID制御では、ゲイン係数を比較的大きな値とした場合、偏差に応じたモータの回転速度の単位時間当たりの調整量が大きいため、一例として図13(A)に示されるように、目標回転速度が変更された際に、モータの回転速度が目標回転速度に到達するまでの到達時間が短く、速度応答性が高い。
しかしながら、この場合、一例として図13(B)に示されるように、目標回転速度が振動した際に、当該振動に伴ってモータの回転速度にハンチングが発生する場合がある、という問題点があった。
例えば、上述したユーザの内箱に対する昇降動作をアシストする電動アシスト装置を備えた電動吊戸棚が、PID制御によりモータの回転速度を制御しており、ゲイン係数に比較的大きな値が設定されていたとする。この場合に、ユーザがグリップバーに対して加える力を調整して内箱を緩やかに昇降させようとしたとすると、グリップバーのひずみ量に応じたモータの回転速度の調整量が大きいため、モータの回転に伴って内箱が昇降する昇降速度が、グリップバーを昇降させるユーザの手の昇降速度よりも速くなり、グリップバーに対して手が置き去りとなってしまう場合がある。
このように、手が置き去りになると、グリップバーのひずみ量が小さくなって目標回転速度が低下し、内箱の昇降速度も低下する。そして、この内箱の昇降速度の低下によってユーザの手がグリップバーに追いつくことにより、グリップバーのひずみ量が大きくなって目標回転速度が上昇し、内箱の昇降速度がユーザの手の昇降速度よりも再度速くなり、グリップバーに対して手が再度置き去りとなることが繰り返されてしまう結果、この目標回転速度の振動に伴ってモータの回転速度にハンチングが発生してしまう。
そして、モータの駆動力によりアシスト対象物に対するユーザの動作をアシストする電動アシスト装置では、低速動作時に、目標回転速度の振動に伴ってモータの回転速度にハンチングが発生すると、アシスト対象物に対するユーザの動作をスムーズにアシストすることはできない。
これに対し、PID制御では、ゲイン係数を比較的小さな値とした場合、偏差に応じたモータの回転速度の単位時間当たりの調整量が小さいため、一例として図14(B)に示されるように、目標回転速度が振動した場合であっても、モータの回転速度にハンチングが発生しずらい。
しかしながら、この場合、一例として図14(A)に示されるように、目標回転速度が変更された際に、モータの回転速度が目標回転速度に到達するまでの到達時間が長くなり、速度応答性が低い、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することのできるモータ駆動制御装置、電動アシスト装置及び応答性フィードバック制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、モータの回転速度を検出する検出手段と、前記モータの目標回転速度を取得する取得手段と、前記目標回転速度に対する前記モータの回転速度の偏差に応じて前記モータの回転速度を前記目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、前記モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、前記検出手段により検出された前記回転速度が速いほど大きな値となるように導出する導出手段と、前記取得手段により取得された前記目標回転速度に対する前記検出手段により検出された前記回転速度の偏差、及び前記導出手段により導出されたゲイン係数に基づいて前記フィードバック制御を行う制御手段と、を備えている。
請求項1記載の発明によれば、導出手段により、目標回転速度に対するモータの回転速度の偏差に応じてモータの回転速度を目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、モータの回転速度が目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数が、モータの回転速度を検出する検出手段により検出された回転速度が速いほど大きな値となるように導出される。
そして、本発明では、制御手段により、モータの目標回転速度を取得する取得手段により取得された目標回転速度に対する検出手段により検出された回転速度の偏差、及び導出手段により導出されたゲイン係数に基づいてフィードバック制御が行われる。
これにより、モータの回転速度が比較的低速の場合は導出されるゲイン係数が比較的小さく、モータの回転速度の単位時間当たりの調整量が小さいため、目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。また、モータの回転速度が高速になるほど導出されるゲイン係数も大きくなり、モータの回転速度の単位時間当たりの調整量も大きくなるため、速度応答性の低下を抑制することもできる。
このように請求項1記載の発明によれば、モータの回転速度を検出すると共に、モータの目標回転速度を取得し、目標回転速度に対するモータの回転速度の偏差に応じてモータの回転速度を目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、モータの回転速度が目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、検出した回転速度が速いほど大きな値となるように導出し、取得した目標回転速度に対する検出した回転速度の偏差、及び導出したゲイン係数に基づいてフィードバック制御を行っているので、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。
なお、本発明の制御手段は、請求項2記載のように、前記フィードバック制御として、前記偏差、前記偏差を時間積分した積分値、前記偏差を時間微分した微分値、及び前記導出手段により導出されたゲイン係数に基づいてPID制御を行うものとしてもよい。
また、本発明の制御手段は、請求項3記載のように、前記偏差と前記積分値と前記微分値を加算し、当該加算により得られた値に対して前記ゲイン係数を乗算し、当該乗算により得られた値に基づいて前記PID制御を行うものとしてもよい。
一方、上記目的を達成するため、請求項4記載の電動アシスト装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のモータ駆動制御装置と、前記モータ駆動制御装置により制御され、アシスト対象物を駆動するモータと、を備えている。
従って、請求項4記載の電動アシスト装置によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。これにより、アシスト対象物に対するユーザの動作をスムーズにアシストすることができる。
一方、上記目的を達成するため、請求項5記載の応答性フィードバック制御方法は、モータの回転速度を検出すると共に、前記モータの目標回転速度を取得し、前記目標回転速度に対する前記モータの回転速度の偏差に応じて前記モータの回転速度を前記目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、前記モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、検出した前記回転速度が速いほど大きな値となるように導出し、取得した前記目標回転速度に対する検出した前記回転速度の偏差、及び導出した前記ゲイン係数に基づいて前記フィードバック制御を行っている。
従って、請求項5記載の応答性フィードバック制御方法によれば、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、モータの回転速度を検出すると共に、モータの目標回転速度を取得し、目標回転速度に対するモータの回転速度の偏差に応じてモータの回転速度を目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、モータの回転速度が目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、検出した回転速度が速いほど大きな値となるように導出し、取得した目標回転速度に対する検出した回転速度の偏差、及び導出したゲイン係数に基づいてフィードバック制御を行っているので、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本発明を電動吊戸棚に適用した場合について説明する。
図1及び図2には、本発明の実施の形態に係る電動吊戸棚10が図示されている。
この電動吊戸棚10は、一例として、システムキッチンに用いられる天井設置用とされている。電動吊戸棚10は、箱状のキャビネット12を備えており、当該キャビネット12内には食器などが収納可能とされている。このキャビネット12は、前面側及び後面側が開放された箱状の収納部14内に収納可能とされている。
収納部14の側板16には、軸支ピン18が設けられており、当該軸支ピン18には、アーム20の一端部が回転可能に軸支されている。また、収納部14の側板16には、軸支ピン18を中心に円弧状のガイド孔22が形成されており、ガイド孔22には、アーム20に取付けられたガイドピン24が挿通されている。このため、軸支ピン18を中心にアーム20が回転すると、ガイドピン24がガイド孔22に沿って案内されることとなる。
また、アーム20の他端部はキャビネット12の側板26の後側上部に設けられた装着部28に装着されており、キャビネット12はアーム20を介して軸支ピン18を中心にを揺動可能とされている。
一方、収納部14には、一対の側板16の間にシャフト32、34が架け渡されている。シャフト34は、側板16の前方側に配置されており、側板16に対して回転不能となっている。また、シャフト34にはアーム36の一端部が回転可能に軸支されており、アーム36の他端部はキャビネット12の側板26の中央側に設けられた装着部38に装着されており、アーム36は、アーム20と共に、キャビネット12を揺動可能とする。
一方、シャフト32は側板16に対して回転可能に軸支されており、シャフト32には、正逆回転可能なモータ40の駆動力がギア列42を介して伝達されるようになっている。
図3に示されるように、モータ40の回転軸には、ウォーム44が直結されており、当該ウォーム44にはモータ40からの駆動力が伝達される。このウォーム44にはウォームホイール46Aが噛み合っており、ウォームホイール46Aはウォーム44の回転によって回転する。このウォームホイール46Aには小ギア46Bが一体に設けられており、ウォームホイール46Aの回転によって、当該小ギア46Bが回転する。この小ギア46Bには大ギア48Aが噛み合っており、小ギア46Bの回転に伴って大ギア48Aが回転する。この大ギア48Aには小ギア48Bが一体に設けられており、大ギア48Aの回転によって、当該小ギア48Bが回転する。この小ギア48Bには大ギア50Aが噛み合っており、小ギア48Bの回転に伴って大ギア50Aが回転する。この大ギア50Aにはかさ歯車50Bが一体に設けられており、大ギア50Aの回転によって、当該かさ歯車50Bが回転する。そして、このかさ歯車50Bは、シャフト32に固定されたかさ歯車52と噛み合っており、当該かさ歯車52の回転によって、シャフト32が回転するようになっている。
また、モータ40にはエンコーダ41が設けれている。エンコーダ41はモータ40の正・逆転及び回転送度に応じたパルスを出力するものとされている。
シャフト32(図2参照。)の両端部には、動力伝達ギア54が固定されている。一方、収納部14の側板16には、軸支ピン18を中心に回転する円盤状のアーム揺動用軸板56が設けられている。このアーム揺動用軸板56にはガイドピン24が貫通しており、アーム揺動用軸板56の外周面には、アーム揺動用ギア56Aが形成されており、このアーム揺動用ギア56Aが動力伝達ギア54と噛み合っている。
アーム揺動用軸板56は、動力伝達ギア54の回転によって、軸支ピン18を中心に回転し、ガイドピン24をガイド孔22に沿って移動させながら、アーム20を回転させ、キャビネット12を昇降移動させる。そして、このキャビネット12の移動に追従して、アーム36が回転する。
ところで、キャビネット12は前面の下部から一対の支持板60が垂下しており、当該支持板60には棒状の把持部62が支持されている。
図4(A),(B)に示すように、把持部62は、樹脂で形成された円筒状のグリップ64を備えており、グリップ64の内部には、平板状の金属プレート66が設けられている。この金属プレート66はグリップ64よりも長く形成されており、当該金属プレート66の両端部が支持板60に固定されている。
また、金属プレート66とグリップ64との間には、隙間が設けられるようになっており、グリップ64の長手方向中央部には、金属プレート66の表面及び裏面にそれぞれ対面するように凸部64Aが設けられている。また、グリップ64の両端部には、金属プレート66との間に設けられた隙間内に板バネ68が配設され、一端部が金属プレート66の表面或いは裏面に当接し、他端部がグリップ64の内周面に当接して、グリップ64を外側へ向けて付勢している。これにより、グリップ64と金属プレート66の位置関係を保持している。
また、グリップ64の中央部には、金属部70(導電性部材であれば何れあってもよい。)が設けられており、金属部70にはタッチセンサ71(図5参照。)が接続されている。タッチセンサ71は、金属部70の静電容量を検出している。タッチセンサ71は、検出される静電容量が所定値未満であると、ロー(Low)レベルの信号を出力しており、所定値以上になると、ハイ(Hight)レベルの信号を出力する。この所定値は、ユーザの手が金属部70に接触したことを検出可能な適切な値に定められている。
一方、金属プレート66(図4参照。)の長手方向中央部には、凸部64Aと対面してひずみセンサ72が配設されている。把持部62では、ユーザが手で金属部70を把持して昇降させることにより、凸部64Aが金属プレート66に接触して金属プレート66にひずみが発生する。
ひずみセンサ72には、図示しないひずみゲージが内蔵されている。ひずみゲージは、ひずみの向き及び大きさに応じて抵抗値が変化する。ひずみセンサ72は、ひずみゲージの抵抗値の変化を電圧の変化に置き換え、それを増幅して出力している。ひずみセンサ72は金属プレート66のひずみに応じてひずむことにより、出力される信号の電圧レベルが変化する。ひずみセンサ72から出力される信号の電圧レベルは、ひずみセンサ72が下方向にひずんだ場合にひずみ量に応じて低下し、上方向にひずんだ場合にひずみ量に応じて上昇する。すなわち、ひずみセンサ72から出力される信号の電圧レベルを検出することにより、グリップ64に作用する応力及び向きが検出可能とされている。
図5には、本実施の形態に係る電動吊戸棚10の電気系の要部構成が示されている。
同図に示されるように、電動吊戸棚10は、ひずみセンサ72より出力される信号の電圧レベルを所定倍(本実の形態では1×10倍だが、5000倍から増幅可能である)に増幅する増幅回路80と、エンコーダ41から出力されたパルスに基づいてモータ40の回転速度と回転方向を求め、当該回転速度と回転方向及び増幅回路80によって増幅された信号の電圧レベルに基づいてモータ40の回転速度を制御する速度制御信号を出力するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という。)82と、速度制御信号に応じてモータ40の回転駆動させるドライブ回路84と、を備えている。
なお、ひずみセンサ72から出力される信号は数μV程度の電圧レベルであり、当該信号が伝送される配線に発生するノイズとのS/N比を大きくとれない。このため、本実施の形態に係る電動吊戸棚10では、増幅回路80をできるだけひずみセンサ72に近い位置に設けて増幅回路80とひずみセンサ72との間の配線距離を極力短くし、配線に発生するノイズ量を極力抑制した状態で増幅を行うことにより、ノイズによる影響を抑制するようにしている。
マイコン82は、CPU、ROM、RAM等が1チップ上に構成されており、後述する駆動制御プログラムや電位差目標回転速度変換テーブル、基準電圧レベル等をROMに予め記憶している。
ドライブ回路84は、速度制御信号に応じてモータ40に対して出力する駆動信号のデューティ比を変化させることによりモータ40の回転速度を変化させる。
図6には、本実施の形態に係るマイコン82に記憶された電位差目標回転速度変換テーブルの一例が模式的に示されている。
同図に示されるように、この電位差目標回転速度変換テーブルには、電位差毎に目標回転速度が記憶されており、電位差の絶対値が大きくなるほど目標回転速度が速くなるように値が設定されている。なお、本実施の形態では、回転速度をモータ40の回転軸がキャビネット12を下降させる方向に回転する場合にマイナスの値とし、キャビネット12を上昇させる方向に回転する場合にプラスの値として、回転方向も示している。
図7には、本実施の形態に係るマイコン82の機能的な構成を示す機能ブロック図が示されている。
マイコン82は、目標回転速度を取得する目標回転速度取得部90と、一定時間の間にエンコーダ41より入力するパルスを検出してモータ40の回転速度及び回転方向を求め、回転方向に応じてプラス又はマイナスの値として回転速度を検出する回転速度検出部92と、回転速度検出部92により検出された回転速度に基づいてPID制御で用いるゲイン係数Kpを導出するゲイン係数導出部94と、導出されたゲイン係数Kpを用いてPID制御を行って速度制御信号を出力するPID制御部96と、を備えている。
なお、目標回転速度取得部90は、ひずみセンサ72に内蔵されたひずみゲージにひずみが発生していない状態で、ひずみセンサ72から出力された信号が増幅回路80によって増幅された電圧レベルに相当する電圧レベルを、基準電圧レベルとして予め記憶している。そして、目標回転速度取得部90は、タッチセンサ71から入力された信号がハイレベルになると、基準電圧レベルを基準として増幅回路80から入力された信号の電圧レベルとの電位差を求め、当該電位差に基づいて電位差目標回転速度変換テーブルから目標回転速度を取得する。
また、ひずみセンサ72から出力される信号の電圧は、外部環境の変化などによってわずかずつ変化する場合がある。このため、目標回転速度取得部90は、タッチセンサ71から入力された信号がローレベルの場合、増幅回路80から入力された信号の電圧レベルに基づき、記憶している基準電圧レベルを補正する。
ゲイン係数導出部94は、回転速度を入力値とし、ゲイン係数Kpを出力値とした所定の変換関数を予め記憶しており、当該変換関数を用いて回転速度からゲイン係数Kpを導出する。
ところで、PID制御では、図8に示されるように、ゲイン係数Kpの値を大きくするとモータ40の回転速度が目標回転速度を超過するオーバーシュートが発生してしまい、また、ゲイン係数Kpの値を小さくすると、モータ40の回転速度が目標回転速度に到達するまでの到達時間を長くなり、速度応答性が低くなる。従って、このゲイン係数Kpの最適な値は、オーバーシュートを発生させない範囲内で最も大きな値である。
そこで、上記変換関数は、PID制御を行った際にモータ40の回転速度にオーバーシュートを発生させない範囲内で、モータ40の回転速度が速くなるほど、導出されるゲイン係数が大きな値となるように予め定められている。なお、本実施の形態に係るゲイン係数導出部94は、変換関数を用いて回転速度からゲイン係数を導出するものとしているが、例えば、回転速度が速くなるほど、オーバーシュートを発生させない範囲内で導出されるゲイン係数が大きな値となるように、回転速度とゲイン係数との関係を定めた回転速度ゲイン係数変換テーブルを予め記憶させておき、当該回転速度ゲイン係数変換テーブルに基づいてモータ40の回転速度からゲイン係数Kpを導出するものとしてもよい。
また、PID制御部96は、目標回転速度に対するモータ40の回転速度の偏差e、偏差eを時間積分した積分値、及び偏差eを時間微分した微分値をそれぞれ求め、当該求めた偏差と積分値と微分値を加算し、当該加算により得られた値に対してゲイン係数Kpを乗算した値MVを求め、当該値MVに応じてモータ40の回転速度の増加量又は減少量を指示する速度制御信号を出力する。なお、図7のPID制御部96には、ラプラス変換された形式でPID制御の流れが示されており、Tiは積分時間、Tdは微分時間、sはラプラス演算子を表わしている。偏差eに1/(Ti・S)を乗算することにより積分値を求めると共に、偏差eにTd・Sを乗算することにより微分値を求めて、偏差eと積分値と微分値を加算し、加算により得られた値にゲイン係数Kpを乗算することにより値MVを導出している。
ところで、本実施の形態に係るマイコン82は、上述したPID制御を、駆動制御プログラムを実行することによって実現するものとされている。
次に、本実施の形態に係る電動吊戸棚10の作用を説明する。
まず、図9及び図10を参照して、ユーザがキャビネット12を昇降させる際の全体的な動作の流れを説明する。
ユーザは、図9(A)に示されるように、収納部14に収納されたキャビネット12を下降させる場合、把持部62の金属部70を手で把持し、把持部62に対して下方向の力を加える。
これにより、把持部62の内部に設けられた凸部64A(図4参照)が金属プレート66に接触して金属プレート66に下方向のひずみが発生し、金属プレート66のひずみに応じてひずみセンサ72にも下方向のひずみが発生する(図9(B)参照。)。
マイコン82は、ひずみセンサ72から出力される電圧レベルに基づいて目標回転速度を取得し、PID制御により当該目標回転速度でモータ40の回転軸をキャビネット12を下降させる方向に回転させることにより、ユーザのキャビネット12に対する下降動作をアシストする(図9(C)参照。)。
一方、ユーザは、図10(A)に示されるように、下降したキャビネット12を上昇させる場合、把持部62の金属部70を手で把持し、把持部62に対して上方向の力を加える。
これにより、把持部62の内部に設けられた金属プレート66に上方向のひずみが発生し、ひずみセンサ72にも上方向のひずみが発生する(図10(B)参照。)。
マイコン82は、ひずみセンサ72から出力される電圧レベルに基づいて目標回転速度を取得し、PID制御により当該目標回転速度でモータ40の回転軸をキャビネット12を上昇させる方向に回転させることにより、ユーザのキャビネット12に対する上昇動作をアシストする(図10(C)参照。)。
このように、本実施の形態に係る電動吊戸棚10は、ユーザが別途アシスト動作を指定する操作を行なうことなく、把持部62の金属部70を手で把持してキャビネット12を上昇及び下降させる動作に応じてアシストを行うため、操作性がよい。
また、本実施の形態に係る電動吊戸棚10は、ユーザが金属部70に対して加える力に調整してひずみセンサ72のひずみ量を変えることにより、キャビネット12を昇降させる速度を調整できるため、使い勝手が向上する。
次に、図11を参照して、駆動制御プログラムを実行する際のマイコン82の作用を詳細に説明する。なお、当該駆動制御プログラムは電動吊戸棚10の図示しない電源がオンされると実行され、電源がオフされると終了する。
同図のステップ102では、タッチセンサ71から入力された信号がハイレベルであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ106へ移行する一方、否定判定となった場合は再度ステップ104へ移行する。
ステップ104では、記憶している基準電圧レベルを、増幅回路80から入力された信号の電圧レベルに補正し、再度ステップ102へ移行する。すなわち、金属部70にユーザの手が接触されるまでステップ102〜ステップ104の動作が繰り返される。これにより、例えば、振動等によってひずみセンサ72にひずみが発生した場合等における誤動作を防止している。また、本ステップ104において基準電圧レベルを補正しているため、外部環境の変化等により、ひずみセンサ72から出力される信号の電圧が変化した場合であっても、後述するステップ106において、把持部62の金属部70を手で把持されたことによるひずみに応じた電位差を正確に検出することができる。
ステップ106では、記憶している基準電圧レベルを基準として増幅回路80より入力する信号の電圧レベルの電位差を検出する。
次のステップ108では、ステップ106において検出した電位差に基づき、電位差目標回転速度変換テーブルから当該電位差に対応する目標回転速度を取得し、次のステップ110では、一定時間の間にエンコーダ41より入力するパルスを検出することによりモータ40の回転速度を検出し、次のステップ112では、上述した変換関数を用いて上記ステップ110において検出されたモータ40の回転速度からゲイン係数Kpを導出する。
そして、次のステップ114では、上記ステップ108において導出した目標回転速度に対する上記ステップ110において検出したモータ40の回転速度の偏差e、偏差eを時間積分した積分値、及び偏差eを時間微分した微分値をそれぞれ求め、当該求めた偏差と積分値と微分値を加算し、当該加算により得られた値に対してゲイン係数Kpを乗算して値MVを算出する。
次のステップ116では、上記ステップ114において算出した値MVに応じて回転速度の増加量又は減少量を指示する速度制御信号を出力し、上述したステップ102へ戻り、処理を継続して実行する。
ここで、図12(A),(B)には、本実施の形態に係るマイコン82によってモータ40の回転速度を制御した際のモータ40の回転速度の変化が示されている。
本実施の形態に係る駆動制御プログラムによるPID制御では、変換関数によって導出されるゲイン係数がモータ40の回転速度の増加に伴って大きな値となるため、図12(A)に示されるように、目標回転速度が速い回転速度に変更された際のモータの回転速度の速度応答性を良好に保つことができる。
また、モータ40の回転速度が低い場合は、変換関数によって導出されるゲイン係数が比較的小さな値となるため、図11(B)に示されるように、目標回転速度が振動する場合であっても、モータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る電動吊戸棚10は、ユーザがキャビネット12を速く昇降させるために金属部70に対して大きな力を加えてひずみセンサ72のひずみ量を大きくした場合であっても、モータ40の回転速度が低速の場合、変換関数によって導出されるゲイン係数が小さな値であるため、キャビネット12が緩やかに移動を開始するので、高齢者等でも扱い易い。
以上のように本実施の形態によれば、検出手段(ここでは、回転速度検出部92)により、モータの回転速度を検出し、取得手段(目標回転速度取得部90)により、モータの目標回転速度を取得し、導出手段(ここでは、ゲイン係数導出部94)により、目標回転速度に対するモータの回転速度の偏差に応じてモータの回転速度を目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、モータの回転速度が目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、検出手段により検出された回転速度が速いほど大きな値となるように導出し、制御手段(PID制御部96)により、取得手段により取得された目標回転速度に対する検出手段により検出された回転速度の偏差、及び導出手段により導出されたゲイン係数に基づいてフィードバック制御を行っているので、速度応答性の低下を抑制しつつ、低速動作時に目標回転速度が振動した場合であってもモータの回転速度にハンチングが発生することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、PID制御によりモータ40の回転速度をフィードバック制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、PI制御などの他のフィードバック制御によりモータ40の回転速度を制御するものとしてもよい。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、モータ40の回転速度から1つのゲイン係数Kpを変換関数により導出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、回転速度から比例ゲイン係数、積分ゲイン係数、微分ゲイン係数を各々異なる変換関数により導出し、前記偏差に比例ゲイン係数を乗算した値、前記偏差を時間積分した積分値に積分ゲイン係数を乗算した値、及び偏差を時間微分した微分値に微分ゲイン係数を乗算した値をそれぞれ求め、それぞれの値を加算して得られた値に基づいてモータの回転速度の制御を行うものとしてもよい。これにより、モータ40の回転速度に応じて比例ゲイン係数、積分ゲイン係数、微分ゲイン係数を個別に変えることができるため、モータ40の応答特性を細かく制御することができる。
また、本実施の形態では、モータ40の駆動力によりキャビネット12の昇降動作をアシストする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、モータ40の駆動力によりアシスト対象物に対するユーザの動作をアシストする他の電動アシスト装置に用いてもよい。
その他、本実施の形態で説明した電動吊戸棚10の構成(図1〜図4参照。)電動吊戸棚10の電気系の構成(図5参照。)、及びマイコン82の機能的な構成(図7参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した電位差目標回転速度変換テーブル(図6参照。)のデータ構造も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態で説明した駆動制御プログラム(図10参照。)の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
実施の形態に係るキャビネットが収納された状態の電動吊戸棚の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るキャビネットが下降した状態の電動吊戸棚の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るギア列の詳細な構成を示す拡大図である。 (A)は把持部の横断面図であり、(B)は把持部の縦断面図である。 実施の形態に係る電動吊戸棚の電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る電位差目標回転速度変換テーブルのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係るマイコンの機能構成を示すブロック図である。 ゲイン係数毎のモータの回転速度の変化の関係を示すグラフである。 実施の形態に係る電動吊戸棚のキャビネットを下降する際の動作を示す図である。 実施の形態に係る電動吊戸棚のキャビネットを収納する際の動作を示す図である。 実施の形態に係る駆動制御プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るPID制御によってモータの回転速度を制御した際のモータの回転速度の変化の一例を示すグラフである。 従来のPID制御によってモータの回転速度を制御した際のモータの回転速度の変化の一例を示すグラフである。 従来のPID制御によってモータの回転速度を制御した際のモータの回転速度の変化の一例を示すグラフである。
符号の説明
40 モータ
82 マイコン
90 目標回転速度取得部
92 回転速度検出部
94 ゲイン係数導出部
96 PID制御部

Claims (5)

  1. モータの回転速度を検出する検出手段と、
    前記モータの目標回転速度を取得する取得手段と、
    前記目標回転速度に対する前記モータの回転速度の偏差に応じて前記モータの回転速度を前記目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、前記モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、前記検出手段により検出された前記回転速度が速いほど大きな値となるように導出する導出手段と、
    前記取得手段により取得された前記目標回転速度に対する前記検出手段により検出された前記回転速度の偏差、及び前記導出手段により導出されたゲイン係数に基づいて前記フィードバック制御を行う制御手段と、
    を備えたモータ駆動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記フィードバック制御として、前記偏差、前記偏差を時間積分した積分値、前記偏差を時間微分した微分値、及び前記導出手段により導出されたゲイン係数に基づいてPID制御を行う
    請求項1記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記偏差と前記積分値と前記微分値を加算し、当該加算により得られた値に対して前記ゲイン係数を乗算し、当該乗算により得られた値に基づいて前記PID制御を行う
    請求項2記載のモータ駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のモータ駆動制御装置と、
    前記モータ駆動制御装置により制御され、アシスト対象物を駆動するモータと、
    を備えた電動アシスト装置。
  5. モータの回転速度を検出すると共に、前記モータの目標回転速度を取得し、
    前記目標回転速度に対する前記モータの回転速度の偏差に応じて前記モータの回転速度を前記目標回転速度に一致させるように制御するフィードバック制御を行う際に、前記モータの回転速度が前記目標回転速度を超過するオーバーシュートを発生させない範囲内で、前記モータの回転速度の調整量を増幅するゲイン係数を、検出した前記回転速度が速いほど大きな値となるように導出し、
    取得した前記目標回転速度に対する検出した前記回転速度の偏差、及び導出した前記ゲイン係数に基づいて前記フィードバック制御を行う、
    応答性フィードバック制御方法。
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