JP4880379B2 - 型板の緊張度が調節自在な枠体 - Google Patents

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Description

本発明は、孔版印刷において、パターンを形成した型板を張設する張り枠に関し、特に、型板に形成されたパターンを印刷時に寸法補正することが出来るパターンを形成した型板の緊張度が調節自在な張り枠に関する。
従来から行われている印刷で、スクリーン印刷を含む孔版印刷が知られ、最近では、プリント配線のパターン形成やハイブリッドICの回路形成によく使用される。このスクリーン印刷の詳細を説明すれば、例えば、下記特許文献1に示されているように、ステンレスのような薄い金属板に、予め印刷しようとするパターンを刳りぬいて型板を形成しておき、別に用意した窓枠の中央部分にこのパターンを形成した型板を貼り付けるなどして枠体を構成し、この枠体を印刷回路用基板素材の銅箔表面に載置し、柔らかいスキージと称するへらでインキを被印刷体の表面に印刷する。
また、下記特許文献2に示されるように、パターンを形成した型板を窓枠状に形成した張り枠に貼り付け、この張り枠を窓枠状の張設フレーム又は張設ジグに重ねてこれと一体化して枠体を形成し、この枠体を印刷回路用基板素材の銅箔表面に載置し、柔らかいスキージと称するへらでインキを被印刷体の表面に印刷する。
特開平08−290687号公報 PCT WO02/055304 A1号公報
上記従来例は、一つの型板を張った張り枠が一つの張設フレーム或いは張設ジグと組になって枠体を構成しているため、枠体の種類が多くなり、張設フレームや張設ジグも大型であるため、枠体の整理保管管理に多くのスペースと手間を要していた。また、経年変化等で、張設した型板に歪みが生じ、それに形成したパターンに寸法誤差が生じてもこれを補正することが出来なかった。また、型板を張設する張り枠は、棒状の金属片の先端同士を溶接により接続していたので、張られた型板の緊張度を調節することができないばかりか、その製作に多くの手間と費用を要する。
本発明は、上記のような従来の欠点を解消しようとするもので、その目的は、型板を張設した枠体を用いて被印刷物にパターンを印刷する印刷手段において、印刷時に型板に形成したパターンの寸法を補正することが出来、また枠体の管理がしやすく、使い勝手が優れた枠体を提供すると共に、張り枠の組み立てに溶接手段を使用しないような型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供することにある。
上述のような本願発明の目的を達成するために、本願の請求項1に記載の発明は、孔版印刷用型板を張設する枠体において、緊張部材の先端同士を結合スライダーにより互いにスライダブルに結合して張り枠を構成しこれの一面に型板を張設すると共に、スライダブルに結合した棒片からなる緊張部材を移動させるための結合間隔調整手段を有する調節ジグの一面に前記張り枠の他面を着脱自在に取り付け、張り枠に貼られた型板の緊張度を調節ジグにより調節自在であることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、棒片が組み合わされて形成される形状は、方形であることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、前記型板は四角形であることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、張り枠棒片の先端は互いに45度の傾斜角で切り取られ、これら先端同士をL字形の結合スライダーで摺動自在に結合されていることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、張り枠棒片の先端はその長さ方向に対し直角に切断されて接触され、棒片先端部に生じた四角形の部分を四角形の駒で埋めその辺から舌辺を突出させて駒と舌辺で結合スライダーを構成し、駒の2辺から突出した舌辺に対し、棒片がスライダブルに結合されていることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に加えて、結合スライダーの一辺から突出している舌辺は複数本であることを特徴とする請求項5に記載の型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて張設ジグと張り枠の取付は、いずれか一方の取り付け面に設けた断面鳩尾形の突条といずれか他方に取り付け面に設けたあり溝の互いの嵌合によりなされることを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本願の請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に加えて、上記突条とあり溝間の隙間に型板の緊張度微調節用の駒を挿入することを特徴とする型板の緊張度が調節自在な張り枠を提供する。
本発明は、型板を張設した張り枠とこれを張設する張設ジグとを分離出来るように構成したので、型板の整理が極めて簡単になるほか、型板を張設した種々の張り枠を1個の張設ジグで共用できるので、枠体そのものの整理保管管理が極めて簡素になったほか、新しい型板を作成した時に、これに連れて新たに張設ジグも新調する必要がなく、また張り枠を構成するとき、金属の溶接手段を用いないので、張り枠のみならず枠体全体の制作費が従来と比較して、安価となった外、印刷時に型板に形成されたパターンに寸法ずれが生じているとき、これを補正できる。
棒片の先端同士を結合間隔調整手段により互いにスライダブルに結合して張り枠を構成し、張り枠の一面に型板を張設する。張り枠の他面側には、張り枠と同型の張設ジグを重複して重ね、張り枠の棒片と張設ジグの緊張部材を分離自在に結合し、張設ジグの枠内面積を拡張或いは縮小させて張り枠に張られた型板の緊張度を調節すると共に、型板に形成されたパターンの寸法も少し調整する。
張り枠を使用しない時は、張設ジグと張り枠とを分離しておくことが出来る。また張設ジグと張り枠の形状が同じもの同士であれば、互いに互換がきく。
次に、本発明の一実施例を、図を用いて詳細に説明する。
図1は、枠体の分解斜視図であり、同図において、1は張設ジグ、50は張り枠である。張設ジグ1は、4片の緊張部材2、3、4、5の端部同士が接続され、しかもこれらの繋ぎ目は互いに少し接近したり離すことができるように構成されて、結局張設ジグ1は、結合間隔調整手段6を有する内側面積の大きさが可変な方形の窓枠状に形成されている。
結合間隔調整手段は、例えば、特許文献2に示されるような構造のものを採用すると良いが、どのような周知の構造を使用するにせよ、張設ジグ1の内方面積を調節する構造は、特許文献2に示すような構造を含めて、種々考えることができるが、張設ジグ1の内方面積を調節することができればこれらは全て本件の権利範囲に属するものと考えられる。
張り枠50は長方形の窓枠状に形成されてその枠は押し広げられて、枠内の面積を少し変えられるように形成されている。この張り枠50の下面にはパターンを形成した型板65が張設され、これと重ねられた張設ジグ1により押し広げられて、張設された型板65は、皺なくピンと張設される。印刷を実行する際には、張り枠50の上に張設ジグ1を重ねて両者を一体に結合する。型板65のパターンに形寸法状に誤差が生じているときは、張設度合いを調節して補正を行う。
図2は、張設ジグ1を更に詳細に示した底面図である。図2において、張設ジグ1を構成する緊張部材2、3、4、5の一面、例えば下面7側には、突条8が形成されている。図3は、図2A−A線に沿って切断した断面図である。図3において、緊張部材3の下面7には、突条8がこれの長手方向に形成されている。同様に、緊張部材2、4、5の下面にも突条8がこれらの長手方向に設けられている。突条8は、断面が鳩尾形に形成されている。
次に、張り枠50の説明をする。図4は、張り枠50を示す斜視図である。図4において、張り枠50は、平たく細長い4片の金属製の棒片51、52、53、54を有し、これらの先端同士は、結合スライダー55、56、57、58によりスライダブルに結合されて、枠状に形成したもので、その上面59側には、張設ジグ1の突条8と係合するあり溝60、61、62、63が形成され、その下面64側には、図5に示すように、型板65が接着剤で強固に固着されて張設されている。図6に示すように、結合スライダーの一つである結合スライダー55は、棒片先端が形成する四角形の隙間を埋める結合スライダー本体を有し、その結合スライダー本体の2辺から舌辺71、72が突出されている。型板65は、図5に示すように、張り枠50に接着されていて、その外周は目つぶしをした紗66により形成され、その内側に薄いステンレス板67が接着部分68で固着されている。図6に示すように、張り枠50を構成する例えば、棒片52端部の断面中央部付近には、スリット70が開けられている。結合スライダー55の側面2方向から突出した舌片71は、棒片52のスリット70に摺動自在に嵌合される。また、舌片72は、図には示されてはいないが、隣り合う棒片51端部に開けられたスリットに摺動自在に嵌合される。
張り枠50に形成されたあり溝60の断面形状は鳩尾形で突条8の断面形状より少し大きく形成され、両縁には、鈎部69が形成されている。そして、あり溝60の中心線は、張設ジグ1に形成された突条8の位置に一致する。そして、張設ジグ1の突条8が形成されている面(重複面)と張り枠50のあり溝60が形成されている面(重複面)とを重ねると、あり溝60の中に突条8がすっぽり嵌り込むことになる。
この状態から、張設ジグ1の四隅に設けた結合間隔調整手段6に設けた調整手段を回転させると、その回転方向に応じて、四角形の張設ジグ1を構成する緊張部材同士は、広がったり、縮んだりする。そして、四隅にある結合間隔調整手段6を動作させることによって緊張部材2、3、4、5を広げると、突条8の外側の傾斜面9は、あり溝60の外側の鈎部69と係合し、張設ジグ1に型板65を貼り付けた張り枠50を固定することが出来る。この時、さらに結合間隔調整手段6に設けられたねじを強制的に回転させると、張設ジグ1が少し広がり、これに伴って張り枠50の棒片51〜54も少し広がって、型板65は張り枠50に皺なく張設される。
次に型板が張られていない張り枠50に対して未現像の型板を張設して、この上にパターンを現像するまでの作用を説明する。
図7に示すように、まず張り枠50四隅に設けた結合スライダー55〜58と棒片51〜54との間8カ所に所定の間隔を持ったスリット91(張り枠50を広げる最大値の半分程度)を開けておく。次に未現像の型板65を紗張り機に掛け、拡張し、そのままの状態を確保して予め型板から皺を取り除いた状態にしておく。次に、張り枠50の下面64側(図7の裏側になる)に接着剤を塗布した後、型板50の紗66の部分を張り枠50の下面側にしっかりと接着する。
接着剤が固化して型板65が張り枠50に強固に接着されたことを確かめた後、型板65を紗張り機より外して紗の部分を張り枠50の外側に沿って切断すると、一旦型板の紗の部分が縮まり、張り枠50の四隅からスリット91がなくなるか狭くなる。このような状態になった張り枠50を張設ジグ1と重ね、これの突条8を張り枠50のあり溝60に嵌め込んだ後、張設ジグ1の結合間隔調整手段6を動作させて、張設ジグ1により張り枠50を押し広げると、これに伴って張り枠50も拡張し、これに張設された未現像の型板65は、再度皺なくピンと張設される。これと同時に、張り枠50の四隅には、再びスリット91が現れる。このスリット91の間隔は、型板を張設されたときに生じた寸法程度に戻る。
この状態を型板の中立位置と定め、この状態で、型板50のステンレス板67部分を現像し、パターン孔を穿設する。
このように、張設ジグ1と張り枠50を一体化したものを印刷機に掛け、直ちに印刷を実行する。事情により、型板の現像後直ちに印刷動作に移らない場合もある。この様なとき、いったん張設ジグ1から張り枠50を取り外して保管する。この様に、張り枠50を単独で長期間放置した状態から、印刷を行おうとすると、張り枠や型板が経年変化を起こしてしまうような場合が発生する。このような場合は、張り枠50を張設ジグ1に重ねて取り付けた後、型板65のパターンをゲージで測定しながら、パターンが原寸に復帰するまで張設ジグ1を動作調節した後印刷を実行する。
上記実施例において、張り枠50に型板65を張設するとき、張り枠50の四隅にスリット70を設けたが、全てのスリット間隔を例えば同じ間隔に設定することには可成りの困難を伴う。このようなとき、この発明においては、張り枠50に張設ジグ1を重複して、張り枠50の四隅に少し幅広のスリットを形成した後、該スペースにコ字状を呈し、その幅がスペースと同じにしたスペーサを用意し、これを予めスペース91の中に嵌め込み、張り枠50を縮めてそのスペーサをスペースに挟み込んで、その間隔を所定のものにした後、この状態で未現像の型板を張設した後型板に現像すれば、一定のスペースを守り現像した型板を張設した張り枠50を得ることができる。
またこの方法は、別の使用方法がある。例えば、上記の方法で張り枠を現像してこれに印刷パターンを形成した後、張設ジグ1を緩めて、張設ジグ1と張り枠50を分離する。この分離により、張り枠に貼られた型板は張り枠に収縮しようとする圧縮力を作用させ、スリット内に挟まれたスペーサには挟持力が働き、スペーサはスリット内に挟み込まれると共に、スリット間隔はスペーサの幅で、所定のものになる。この状態では、スペーサは容易にスリットから脱落しない。そして、この張り枠は、張設ジグなしでも、印刷機に装着さえできれば、所望の印刷が可能である。
また、張り枠50の1片(1棒片)の範囲内で、張り枠の張設具合を微細な間隔で調整したい場合がある。このような場合、突条8に嵌り込んで、スライドできるような駒を複数個突条内に嵌め込んでおき、棒片を部分的に少量突出させたい場所の傾斜面9と鈎部69間にこの駒を挿入させた後、張設ジグ1を拡張操作すれば、少し拡張したい型板部分は駒の幅だけ突出し、所望の微調整が可能となって都合がよい。
上記実施例では、張り枠の棒片間をスライダブルに結合する結合スライダーには、その1側辺から1本の舌片のみを突出させているが、図8に示す実施例においては、結合スライダー55aの1側辺から2本の舌辺71a、71bを突出させ、多側辺からは舌辺72a、72bを突設させている。したがって、棒片52の端部には、これら舌辺を受け入れる2コのスリット70a、70bが開けられている。この実施例は、図6に示す実施例よりも舌片の数を増やしているので、張り枠のガタが少ない。
図9に示す実施例は、結合スライダー55bの1側辺から突出する舌片71c、72cの側面がテーパー状に形成されている。また、棒片52の端部には、広い鳩尾状のスリット70cが開けられ、その上部は、張設ジグから突出している突条8の傾斜面9と係合するように構成され、スリット70cの下部は、舌片71c、72cと係合するように構成されている。この実施例は、スリットの構造が簡単なので、その形成が極めて単純である。
図10に示す実施例は、結合スライダー55cの1側辺から突出する舌片71d、71eを上下2段とし、また、結合スライダー55cの多側辺からも2段の舌片72d、72eを突設したものである。したがって、棒片52の端部には、上下2段のスリット70d、70eが形成されている。この実施例は、図6に示す実施例の変形で、棒片と舌片とのスライダブルな係合が完全で、張り枠のガタが少ない。
図11は、張り枠の他の実施例を示す斜視図である。
図11において、張り枠50aは、平たく細長い4片の金属製の棒片51a、52a、53a、54aを有し、これらの先端は45度の角度で切り取られ、それら先端同士は、L字形に形成され前記棒片より断面が小さい結合スライダー55d、56d、57d、58dによりスライダブルに結合されて、枠状に形成したもので、その張り枠の形状は正方形である。また、その上面59a側には、張設ジグ1と係合する断面鳩尾形の突条73、74、75、76が形成され、その下面側には、型板が接着剤で強固に固着されて張設される。この張り枠50aは前記の実施例と異なり、張り枠側に突条を形成したので、張設ジグ側には、これと嵌合するあり溝を形成する。このように、張り枠を構成する棒片の端部同士を互いに45度の傾斜面を持って結合するように構成すると、棒片間に生じるスリット92が、これまでの実施例に比較して半分の4カ所となる。
この実施例においても、上記段落0011、段落0012、段落0013の示したのと同じ変形の実施が可能である。
図12に示す実施例は、結合スライダー55eをこれまでのものと異なった箱形に形成したものを示した概略図である。この結合スライダー55eは、L字形をした上面板77、下面板78、外側面板79、内側面板80が箱状に組み立てられている。なお、各板間の結合は、例えば各板の側縁にフランジを設けこれらのフランジをネジ止めする等の周知の固着方法を用いて組み立てる。この結果、結合スライダー55eには、スライド空洞81が形成される。これに対して、張り枠を構成する棒片82の先端には、スライドブロック83が設けられており、張り枠が拡張収縮する際このスライドブロック83がスライド空洞81内をスライドする。図13は、結合スライダー55eを理解しやすくするためにこれを分解して示した概念分解斜視図である。
図14に示す実施例は同じく空洞型の結合スライダー55fを示す。この実施例は、L字形をし、その断面形状がカタカナ文字”コ”字形をした上覆い84と、これと同じ形をした下覆い85とが上下一体化して結合スライダー55fを形成する。なお、上覆い84と下覆い85とは、上記図12に示す実施例と同じような従来方法で一体化される。
図15は、図11に示す結合スライダー55d、56d、57d、58dを、図12乃至図14に示す板状体から形成した結合スライダーを用いた実施例の部分斜視図である。図15において、結合スライダー55aの両端は、それぞれ棒片51a、52aの内部空洞内に摺動自在に嵌め込まれている。結合スライダー55dは、図14に示されているように、L字形をし、その断面形状がカタカナ文字”コ”字形をした上覆い84と、これと同じ形をした下覆い85とが上下一体化して棒片51a、52a内に挿入されている。上覆い84と下覆い85は何ら結合のための溶接などを行ってはおらず、単に重ねてあるだけである。このような構造を取った図15に示す実施例は、溶接などの結合手段を一切使用しなくて良いので、極めて構造簡単で安価な張り枠を提供できる。
上記実施例は、何れも張り枠に張設する型板に、ステンレス薄板の周囲に目つぶしした紗を貼り付けた型板について説明したが、型板の全面をステンレス薄板で形成した型板を用いた場合にも上記と同様な実施の形態が得られる。
これまでの説明では、本発明を手動型の孔版印刷機に適用したものについて説明したが、自動孔版印刷機の型板を張設する張設フレームにも本願発明を適用することが出来ることは言うまでもないことである。
本発明は、上記実施例に示すように、スクリーン印刷に使用すると、その効果が顕著となる。しかし、本発明の目論見は、板状体の張設にあるので、ドラムや太鼓、三味線の皮張り、カンバスの張設、デザインパネル広告媒体の張設等に応用できることは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施例を示す分解斜視図である。 図2は、張設ジグの底面図である。 図3は、図2A−A線断面図である。 図4は、張り枠の斜視図である。 図5は、張り枠の断面図である。 図6は、張り枠のコーナー部分を示す部分斜視図である。 図7は、張り枠の平面図である。 図8は、張り枠のコーナー部分を示す他の実施例の部分斜視図である。 図9は、張り枠のコーナー部分を示すもう1つの実施例を示す部分斜視図である。 図10は、張り枠のコーナー部分を示すもう1つの他の実施例の部分斜視図である。 図11は、張り枠の他の実施例を示す斜視図である。 図12は、箱形に形成した結合スライダーを示した概略図である。 図13は、図12に示す実施例の分解斜視図である。 図14は、箱形結合スライダーの他の実施例を示す斜視図である。 図15は、溶接なしの結合スライダーの部分斜視図である。
符号の説明
1・・・張設ジグ
2・・・緊張部材
3・・・緊張部材
4・・・緊張部材
5・・・緊張部材
6・・・結合間隔調整手段
7・・・下面
8・・・突条
9・・・傾斜面
50・・・張り枠
50a・・張り枠
51、51a・・・棒片
52、52a・・・棒片
53、53a・・・棒片
54、54a・・・棒片
55,55a、b、d、e・・・結合スライダー
56、56a・・・結合スライダー
57、57a・・・結合スライダー
58、58a・・・結合スライダー
59、59a・・・上面
60・・・あり溝
61・・・あり溝
62・・・あり溝
63・・・あり溝
64・・・下面
65・・・型板
66・・・紗
67・・・ステンレス板
68・・・接着部分
69・・・鈎部
70、70c、70d、70e・・・スリット
71、71a、71b、71c、71d、71e・・・舌片
72、72c、72d、72e・・・舌片
73・・・突条
74・・・突条
75・・・突条
76・・・突条
77・・・上面板
78・・・下面板
79・・・外側面板
80・・・内側面板
81・・・スライド空洞
82・・・棒片
83・・・スライドブロック
84・・・上覆い
85・・・下覆い
91・・・スペース
92・・・スリット

Claims (9)

  1. 棒片の先端同士を結合スライダーにより互いにスライダブルに結合されて構成されその一面に型板が張設される張り枠と、
    緊張部材の先端同士をスライダブルに結合する結合間隔調整手段により互いの結合間隔を調整しその一面に前記張り枠の他面を着脱自在に取り付ける張設ジグ
    との組み合わせからなることを特徴とする、型板の緊張度が調節自在な枠体。
  2. 前記張り枠の前記棒片が組み合わされて形成される形状方形であることを特徴とする請求項1に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  3. 前記型板は四角形であることを特徴とする請求項に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  4. 前記張設ジグの前記緊張部材の先端45度の傾斜角で切り取られ、これら先端同士結合間隔調整手段で摺動自在に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  5. 前記張り枠の前記棒片の先端その長さ方向に対し直角に切断され、前記棒片先端部に生じた四角形の部分を四角形の結合スライダー本体で埋められ、前記結合スライダー本体の辺から舌辺を突出させて前記結合スライダー本体前記舌辺で結合スライダー構成され前記結合スライダー本体の2辺から突出した舌辺に対し、前記棒片がスライダブルに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  6. 前記張り枠の前記結合スライダーの一辺から突出している舌辺複数本であることを特徴とする請求項5に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  7. 前記張り枠の前記棒片が内部空洞を有してその先端が45度の傾斜角で切り取られており、
    前記結合スライダーがL字形状であり、
    前記結合スライダーの両端がそれぞれが前記棒片の先端の内部空洞内に摺動自在に嵌め込まれていることを特徴とする、請求項1に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体。
  8. 前記張設ジグと前記張り枠の取付は、いずれか一方の取り付け面に設けた断面鳩尾形の突条と他方取り付け面に設けたあり溝の互いの嵌合によりなされることを特徴とする請求項1に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
  9. 前記突条と前記あり溝間の隙間に型板の緊張度微調節用の駒挿入されことを特徴とする請求項に記載の型板の緊張度が調節自在な枠体
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