JP4880093B2 - 発光素子及び表示装置 - Google Patents

発光素子及び表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4880093B2
JP4880093B2 JP2011518079A JP2011518079A JP4880093B2 JP 4880093 B2 JP4880093 B2 JP 4880093B2 JP 2011518079 A JP2011518079 A JP 2011518079A JP 2011518079 A JP2011518079 A JP 2011518079A JP 4880093 B2 JP4880093 B2 JP 4880093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
light
light emitting
resonator
absorption filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011518079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010143232A1 (ja
Inventor
俊博 吉岡
敏治 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4880093B2 publication Critical patent/JP4880093B2/ja
Publication of JPWO2010143232A1 publication Critical patent/JPWO2010143232A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K50/852Arrangements for extracting light from the devices comprising a resonant cavity structure, e.g. Bragg reflector pair
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/38Devices specially adapted for multicolour light emission comprising colour filters or colour changing media [CCM]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/875Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K59/876Arrangements for extracting light from the devices comprising a resonant cavity structure, e.g. Bragg reflector pair
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/875Arrangements for extracting light from the devices
    • H10K59/878Arrangements for extracting light from the devices comprising reflective means
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/30Devices specially adapted for multicolour light emission
    • H10K59/35Devices specially adapted for multicolour light emission comprising red-green-blue [RGB] subpixels

Description

本発明は、発光素子及び表示装置に関する。
ディスプレイ装置や照明装置などの表示装置を構成する発光素子として、電圧を印加するとエレクトロルミネッセンス(EL)現象によって自己発光する物質を利用したEL素子が知られている。EL素子は、上部電極と下部電極の間に有機材料又は無機材料からなる発光層を形成した薄膜状の発光素子であり、上部及び下部電極で発光層に電圧を印加して発光させる構造である。
近年においては、上部電極及び下部電極の一方を全反射ミラーとし、他方を一部の波長を透過する半透過ミラーとすることによって、発光層で発光した光を共振させる共振器構造(いわゆる、マイクロキャビティー構造)の発光素子が開発されている(例えば、特許文献1,2参照)。
しかしながら、共振器構造の薄膜発光素子においては、色フィルタ特性はミラー間距離(共振器光路長)に敏感である。そのため、例えば製造過程における製作誤差によって共振器光路長にバラツキが生じると、正面方向の色座標(色純度)や輝度変動が許容できなくなる場合がある。
共振器構造においては、色純度は比較的余裕のある設計が可能である。一方、青色(B)や赤色(R)の発光素子の輝度は、中心波長のシフトによって許容できない輝度変動となる場合がある。例えば、ミラー間距離に対応する膜厚(光路長に相当)が5nm程度(全体の素子膜厚の5%程度)変化すると、中心波長も5nm程度変化する場合がある。例えば青色発光素子の場合、中心波長の設計値を470nmとしたときに膜厚が5nm増加すると、シフトした中心波長(例えば475nm)における視感度が20%以上も変化し、大きな輝度変化ひいては画質低下(輝度ムラ)の原因となる。
特開2002−373776号公報 特表2002−518803号公報
すなわち、本発明が解決しようとする課題には、上述した問題が一例として挙げられる。よって本発明の目的は、共振器構造の発光素子及び表示装置において、例えば膜厚が設計値から外れて共振器光路長が増減したとしても、輝度変動を抑制することのできる技術を提供することが一例として挙げられる。
本発明の発光素子は、請求項1に記載のように、第1反射部材と、第2反射部材と、前記第1反射部材および第2反射部材の間に配置される発光層を有し、前記第1反射部材と前記第2反射部材との間で共振される光の一部を前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過する共振器構造と、前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過した光の一部をさらに透過するバンド吸収フィルタと、を備え、前記バンド吸収フィルタの透過が最小値となる波長は、前記共振器構造からの共振器出力スペクトルの最大値となる波長と、比視感度の最大値となる波長との間に位置していることを特徴とする。
本発明の表示装置は、請求項9に記載の通り、第1反射部材と、第2反射部材と、前記第1反射部材および第2反射部材の間に配置される発光層を有し、前記第1反射部材と前記第2反射部材との間で共振される光の一部を前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過する共振器構造の多数と、前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過した光の一部をさらに透過する、前記多数の共振器構造に共通のバンド吸収フィルタと、を備え、前記バンド吸収フィルタの透過が最小値となる波長は、前記共振器構造からの共振器出力スペクトルの最大値となる波長と、比視感度の最大値となる波長との間に位置していることを特徴とする。
本発明の好ましい第1の実施形態によるRGB発光素子の縦断面図である。 本発明の好ましい第1の実施形態によるRGB発光素子の平面図である。 青色(B)を対象色としたバンド吸収フィルタの特性を示す図である。 青色(B)を対象色としたバンド吸収フィルタの特性を示す図である。 上記発光素子における膜厚と発光スペクトルの関係を示す図である。 上記発光素子における膜厚と輝度の関係を示す図である。 上記発光素子における膜厚と発光スペクトルの関係を示す図である。 上記発光素子における膜厚と輝度の関係を示す図である。 上記発光素子における膜厚と発光スペクトルの関係を示す図である。 上記発光素子における膜厚と輝度の関係を示す図である。 上記発光素子におけるバンド吸収フィルタの吸収変化率と輝度変化率の関係を示す図である。 赤色(R)を対象色としたバンド吸収フィルタの特性を示す図である。 赤色(R)を対象色としたバンド吸収フィルタの特性を示す図である。 本発明の好ましい第4の実施形態による発光素子の縦断面図である。 本発明の好ましい第5の実施形態による発光素子の縦断面図である。
1 基板
2 陽極
3 有機層
31 ホール注入層
32 ホール輸送層
33 発光層
34 電子輸送層
4 陰極
5 隔壁部
6 バンド吸収フィルタ
7 フィルタ支持基板
以下、本発明の好ましい実施形態による発光素子及び表示装置について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。以下の説明では、赤色(R),緑色(G),青色(B)にそれぞれ発光する発光素子を備えた表示装置を一例に挙げて説明する。但し、以下に説明する実施形態によって本発明の技術的範囲は何ら限定解釈されることはない。
(第1の実施形態)
図1及び図2は、共通の基板1に赤色(R),緑色(G),青色(B)に発光する3個の発光素子(R,G,B)を配置してRGBユニットを形成した一例を示す。図1は、発光素子(R,G,B)の縦断面図であり、図2は、平面図である。なお、実際の表示装置は、基板1に多数の発光素子(R,G,B)を配列して表示領域を形成し、図示しない表示領域外に配置された駆動回路によってパッシブ駆動又は素子毎にも駆動回路を配置してアクティブ駆動される構成である。
本実施形態による発光素子(R,G,B)は、図1に示すように、第1反射部材としての陽極2、有機層3、第2反射部材としての陰極4を基板上に積層し、成膜面側から発光を取り出すいわゆるトップエミッション構造である。これらRGBの発光素子は、バンクと称する隔壁部5によって区画されている。なお、陰極4上にさらに封止膜などの有機層あるいは無機層を積層する場合がある。
さらに、前記発光が取り出される成膜面と対向する位置に、共振器構造からの光の一部をさらに波長選択的に透過するバンド吸収フィルタ(BEF)6が配置されている。このバンド吸収フィルタ6は、好ましくは、図1に示すようにRGBの各発光素子に共通のフィルタである。バンド吸収フィルタ6は、図示しない支持部材によって固定配置されるフィルタ支持部材によって支持されている。図1には、例えば透明材料で形成された基板(フィルタ支持基板)7によってフィルタ支持部材を構成した例を示す。フィルタ支持部材は、基板に限定されることはなく、透明フィルムなどであってもよい。さらに、例えば外光反射を防止するための構造や材料を付加してもよい。
陽極2は、反射電極21と透明電極22の2層構造である。陽極2のホール注入層31に接する材料としては、仕事関数の高い材料が用いられる。具体的には、反射電極21の材料として、例えばAl、Cr、Mo、Ni、Pt、Au、Agなどの金属またはそれらを含む合金や金属間化合物などを用いることができる。反射電極21の厚みは、例えば100nmである。反射電極21は、400〜700nmの波長の光に対する反射率の平均値が例えば80%以上であり高い反射率が望ましい。また、透明電極22の材料として、例えばITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの金属酸化物などを用いることができる。透明電極22の厚みは、例えば75nmである。なお、図1及び図2では図示を省略しているが、陽極2には引き出し電極(配線電極)が接続されている。なお、陽極2は、反射電極21の単層構造であってもよい。
有機層3は、一部の層が無機材料で構成されることもあり得る。また、更に分割して多層化すること、或いは単一の層で複数の層の機能を有するように積層数を減らすこともできる。図1に示す有機層3は、陽極2側から順に、ホール注入層31、ホール輸送層32、発光層33、電子輸送層34が積層された多層構造である。有機層3は、少なくとも発光層33を有していればよいが、効率的にエレクトロルミネッセンス現象を促進させるために、ホール注入層31、ホール輸送層32、電子輸送層34などを配置することが好ましい。
共振器構造とする場合、RGBの各発光素子にはそれぞれ好ましい共振器光路長がある。図1の構造の場合は、反射電極21と陰極4の反射面の離間距離が共振器光路長である。一例として、赤色(R)の好ましい共振器光路長を得るための積層膜厚は300nmであり、緑色(G)の好ましい共振器光路長を得るための積層膜厚は235nmであり、青色(B)の好ましい共振器光路長を得るための積層膜厚は200nmである。これら共振器光路長は、例えば有機層3の膜厚によって調整する。但し、既述したように、製作工程において膜厚が設計値から外れることを完全に防止することは困難である。特に、塗布法によって有機層3を成膜する場合に膜厚制御が難しい。例えば、インクジェット法で成膜する場合、素子間に5%以上の膜厚のバラツキが生じる場合がある。
図1に示す構造は、一例として、ホール注入層31の厚みを変えて共振器光路長を調整している。具体的には、赤色(G)のホール注入層31の厚み(設計値)は、例えば125nmであり、緑色(G)のホール注入層31の厚み(設計値)は、例えば65nmであり、青色(B)のホール注入層31の厚み(設計値)は、例えば20nmである。ホール輸送層32、発光層33、電子輸送層34については、RGBの共振器構造で同じ厚みにしている。ホール輸送層32の厚み(設計値)は、例えば30nmであり、発光層33の厚み(設計値)は、例えば30nmであり、電子輸送層34の厚み(設計値)は、例えば40nmである。
ホール注入層31及びホール輸送層32としては、正孔の輸送特性が高い材料で形成されていればよく、一例として、銅フタロシアニン(CuPc)などのフタロシアニン化合物、m−MTDATA等のスターバースト型アミン、ベンジジン型アミンの多量体、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]−ビフェニル(NPB)、N−フェニル−p−フェニレンジアミン(PPD)等の芳香族第三級アミン、4−(ジ−P−トリルアミノ)−4’−[4−(ジ−P−トリルアミノ)スチリル]スチルベンゼン等のスチルベン化合物、トリアゾール誘導体、スチリルアミン化合物、バッキーボール、C60等のフラーレンなどの有機材料が用いられる。また、ポリカーボネート等の高分子材料中に低分子材料を分散させた高分子分散系の材料を使用してもよい。但し、これらの材料に限定されることはない。
発光層33としては、赤色(R),緑色(G),青色(B)のエレクトロルミネッセンス現象を発生する材料を用いることができる。発光層33の材料の一例としては、(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体(Alq3)などの蛍光性有機金属化合物、4,4’−ビス(2,2’−ジフェニルビニル)−ビフェニル(DPVBi)などの芳香族ジメチリディン化合物、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼンなどのスチリルベンゼン化合物、3−(4−ビフェニル)−4−フェニル−5−t−ブチルフェニル−1,2,4−トリアゾール(TAZ)などのトリアゾール誘導体、アントラキノン誘導体、フルオノレン誘導体等の蛍光性有機材料、ポリパラフィニレンビニレン(PPV)系、ポリフルオレン系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系などの高分子材料、白金錯体やイリジウム錯体などの燐光性有機材料を用いることができる。但し、これらの材料に限定されることはない。また、有機材料でなくともよく、エレクトロルミネッセンス現象を発生する無機材料を用いてもよい。
電子輸送層34としては、電子の輸送特性が高い材料で形成されていればよく、一例として、PyPySPyPy等のシラシクロペンタジエン(シロール)誘導体、ニトロ置換フルオレノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体などの有機材料、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム(Alq3)などの8−キノリノール誘導体の金属錯体、メタルフタロシアニン、3−(4−ビフェニル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−4−フェニル−1,2,4−トリアゾール(TAZ)などのトリアゾール系化合物、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチル)−1,3,4−オキサジアゾ−ル(PBD)などのオキサジアゾール系化合物、バッキーボール、C60、カーボンナノチューブなどのフラーレンを使用することができる。但し、これらの材料に限定されることはない。
陰極4の材料としては、電子輸送層34に接する領域の仕事関数が低く陰極全体の反射及び透過の損失が小さい材料を用いることができる。具体的には、陰極4の材料として、Al、Mg、Ag、Au、Ca、Liなどの金属またはその化合物、あるいはそれらを含む合金などを単層あるいは積層して用いることができる。また、電子輸送層34に接する領域に薄いフッ化リチウムや酸化リチウムなどを形成し、電子注入特性を制御することもある。陰極4の厚みは、例えば10nmである。前述したように、本実施形態は、成膜面側すなわち陰極側から光を出力するトップエミッション構造である。従って、陰極4は、400〜700nmの波長の光に対する透過率の平均値が例えば20%以上の半透過性の電極である。透過率は、例えば電極の膜厚などによって調整することができる。なお、図1及び図2では図示を省略しているが、陰極4には引き出し電極(配線電極)が接続されている。
陰極4上にさらに封止膜を積層する場合には、例えば水蒸気や酸素の透過率が小さい透明の無機材料で形成することができる。封止膜の材料としては、一例として窒化ケイ素(SiNx)、窒化酸化ケイ素(SiOxNy)、酸化アルミニウム(AlOx)、窒化アルミニウム(AlNx)などを用いることができる。
バンクと称する隔壁部5の材料としては、一例としてフッ素成分を含有する感光性樹脂を用いることができる。フッ素成分を含有することにより、液状材料に対して撥液性を発揮することができるので、塗布法を用いて成膜する場合の液流れ(いわゆるオーバーラップ)を抑制することができる。さらに、隔壁部5は、遮光性を有する材料で形成するのが好ましい。
また、バンド吸収フィルタ(BEF)6としては、例えば略ガウシアン形状の吸収特性を有する単一バンド吸収のフィルタを用いることができる。バンド吸収フィルタ6は、下記の吸収特性を有していれば形状や材料が限定されることはない。一例として、バンド吸収フィルタ6は、フィルム状や板状のフィルタを表示面に貼り付けるようにしてもよく、また下記の吸収特性を有する色素を表示面に塗布又は付着させることによってフィルタを構成してもよい。但し、単一バンド吸収のフィルタであることから、青色(B),赤色(R),緑色(G)の中のいずれを対象色とするかによって、フィルタの吸収特性が異なる。以下の説明は、好ましい例として、青色(B)を対象色とした場合について説明する。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、発光強度が最大となる波長を中心波長と称する。
図3に示すように、青色(B)を対象色とした場合、共振器構造からの出力スペクトル(以下、「共振器出力スペクトル」と称す)S1の中心波長(λB)が470nm±10nmである。また、±10nmと幅をもたせたのは、NTSC色純度を得るための中心波長(λB)が共振器出力スペクトルS1の幅やPL形状に依存するためである。また、膜厚のバラツキによる中心波長(λB)のシフト幅も考慮した。一方、比視感度スペクトルの中心波長は、明所視標準で555nmである。この場合において、本実施形態では、好ましい一例として、吸収の中心波長(λa)が例えば495nmの透過スペクトルS2を有するバンド吸収フィルタ6を用いる。さらに好ましくは、ベース吸収0%としたときに、ピーク吸収が60%以上である。また、図3には、設計値通りの膜厚を形成したときに、バンド吸収フィルタ6を通じて出力される光のスペクトル(以下、発光出力スペクトル)S3を示している。
さらに詳しくは、バンド吸収フィルタ6の吸収スペクトルS2は、共振器出力スペクトルS1に接近しており、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λB)から長波長側に向かって単調に吸収率が増加している。そして、重要な要素として、共振器出力スペクトルS1の中心波長付近の透過率変化が、輝度変動を抑制するのに充分であることが好ましい。具体的には、図4に示すように、中心波長(λB)における透過率をT(0)とし、前記中心波長から+10nmの波長における透過率をT(10)としたときに、透過率の比ΔT[=T(10)/T(0)]が好ましくは0.9以下、さらに好ましくは0.7以下、より好ましくは0.6以下である。
以上のように、本実施形態は、上記の吸収条件を満たすバンド吸収フィルタ6を用いて、共振器構造から出力される光の一部をさらに吸収する構成とした。すなわち、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λB)が高視感度側(〜480nm)にシフトする場合は発光出力が減少するように、中心波長(λB)が低視感度側(〜460nm)にシフトする場合は発光出力が増加するように、中心波長(λB)付近の形状をバンド吸収フィルタ6によって制御する構成とした。かかる構成としたことにより、例えば膜厚が±10nmの範囲内で設計値から外れて共振器光路長にバラツキが生じたとしても、輝度変動を抑制することができる。この場合において、色度座標のNTSCの色純度からのズレΔu’v’は0.05以内またはNTSCの色再現範囲を拡大する色度座標であり、カラー表示のための良好な色純度を満たしている。
以下、より具体的なシミュレーション結果を参照しながら、輝度変動が抑制されることについて説明する。但し、以下のシミュレーション結果は一例であり、本実施形態を何ら限定するものではない。
共振器出力スペクトルS1の中心波長(λB)の設計値を例えば472nmとした場合において、図5(a)には膜厚が設計値から−1nmとなった場合のシミュレーション結果を示す。また、図5(b)には、設計値通りの膜厚となった場合のシミュレーション結果を示す。また、図5(c)には、膜厚が設計値から+1nmとなった場合のシミュレーション結果を示す。バンド吸収フィルタ6は、吸収の中心波長(λa)が500nm、吸収係数σが10nmの略ガウシアン形状の吸収特性を有するものを用いた。透過率の比ΔT[=T(10)/T(0)]は概ね0.9である。
なお、図5に記載した各スペクトルの内、スペクトルS10は、バンド吸収フィルタ6の透過スペクトルであり、スペクトルS11は、バンド吸収フィルタ6を通じて出力される発光出力スペクトルである。また、スペクトルS12は、比較として、バンド吸収フィルタ6を設けない場合の発光出力スペクトルである。さらに、スペクトルS13は、共振器構造を用いないで発光させた場合の内部発光であるフォトルミネッセンススペクトルである。
さらに、膜厚が設計値付近で増減した場合の正面輝度の変化をシミュレーションした結果を図6に示す。
図5のシミュレーション結果のように、上記の条件を満たすバンド吸収フィルタ6を用いたことにより、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λB)が高視感度側にシフトする場合は発光出力が減少し、中心波長(λB)が低視感度側にシフトする場合は発光出力が増加するように制御される。このように制御すると、膜厚の増減によって発光強度は変動するものの、図6のシミュレーション結果のように、膜厚の増減に対する輝度変動が抑制される。すなわち、バンド吸収フィルタ6を用いない場合は、設計値付近における膜厚変化±1nmによって±5%の輝度変化が生じるのに対し、バンド吸収フィルタ6を用いた場合は、設計値における輝度は10%程度減少するものの、膜厚変化±1nmに対して輝度変化が±3%程度に抑制される。なお、設計値はフィルタ透過後の発光が、輝度及び色度に対して最適化されたものである。
他の例として、図7は、吸収の中心波長が495nm、吸収係数σが10nmの略ガウシアン形状の吸収特性を有するバンド吸収フィルタ6を用いた場合のシミュレーション結果である。透過率の比ΔT[=T(10)/T(0)]は概ね0.7である。この場合も、スペクトルの挙動は図5と同様の傾向にあるが、透過率の比ΔTの値を小さくした分、膜厚の増減に伴う発光出力の変動幅が大きくなっている。その結果、図8のシミュレーション結果のように、膜厚の増減に対する輝度変動は、設計値における輝度は20%程度減少するものの、膜厚変化±1nmに対して輝度変化が±1%程度に抑制される。すなわち、共振器出力スペクトルS1の中心波長付近の透過率変化が大きいバンド吸収フィルタ6を用いることで、より確実に輝度変動を抑制することができる。
他の例として、図9は、吸収の中心波長が495nm、吸収係数σが15nmの略ガウシアン形状の吸収特性を有するバンド吸収フィルタ6を用いた場合のシミュレーション結果である。透過率の比ΔT[=T(10)/T(0)]は概ね0.6である。この場合も、スペクトルの挙動は図5及び図7と同様の傾向にあるが、透過率の比ΔTの値をさらに小さくした分、膜厚の増減に伴う発光出力の変動幅が大きくなっている。その結果、図10のシミュレーション結果のように、膜厚の増減に対する輝度変動は、設計値における輝度は35%程度減少するものの、十分な色純度を保ったまま輝度変化をほぼゼロにできていることが分かる。すなわち、共振器出力スペクトルS1の中心波長付近の透過率変化がさらに大きいバンド吸収フィルタ6を用いることで、さらに確実に輝度変動を抑制することができる。
図11は、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λB)におけるバンド吸収フィルタ6の吸収変化率Rと、膜厚変動に対する輝度変化率RL(%)の関係をシミュレーションした結果を示している。吸収変化率Rは、中心波長(λB)における吸収スペクトルの勾配を、波長λBの吸収率で除したものであり、R[1/nm]=〔dA(λB)/dλ〕/A(λB)の計算式によって算出することができる。また、輝度変化率RL(%)は、NTSC色純度を満たす最適膜厚をd0としたときに、d0±2nmの膜厚ズレに対する輝度の変化率である。より詳しくは、輝度変化率RL[%]=〔d0±2nmにおける輝度最大〜最少の差〕/〔d0における輝度〕×100によって算出した値である。図11に結果を示すように、青色(B)の発光素子における吸収変化率R[1/nm]は−0.01以下が好ましく、さらに好ましくは−0.02以下である。
なお、図1に示した発光素子は、反射電極及び半透過電極によって第1及び第2の反射部材を構成しているが、これに限定されることはなく、電極とは別の反射膜を形成するようにしてもよい。この場合、電極とは別の反射膜の素子側の陽極及び陰極は、透明電極とするのが好ましい。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、バンド吸収フィルタ6で制御する対象色を赤色(R)にした実施形態である。
図12に示すように、赤色(R)を対象色とした場合、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λR)が620±20nmである。±20nmと幅をもたせたのは、NTSC色純度を得るための中心波長(λR)が共振器出力スペクトルS1の幅やPL形状に依存するためである。また、膜厚のバラツキによる中心波長(λR)のシフト幅も考慮した。一方、比視感度の中心波長は、明所視標準で555nmである。この場合において、本実施形態では、好ましい一例として、吸収の中心波長(λa)が例えば590nmの透過スペクトルS2を有するバンド吸収フィルタ6を用いる。さらに好ましくは、ベース吸収0%としたときに、ピーク吸収が60%以上である。また、図12には、設計値通りの膜厚を形成したときに、バンド吸収フィルタ6を通じて出力される発光出力スペクトルS3を示している。
より詳しくは、バンド吸収フィルタ6の吸収スペクトルS2は、共振器出力スペクトルS1に接近しており、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λR)から長波長側に向かって単調に吸収率が減少している。そして、重要な要素として、共振器出力スペクトルS1の中心波長付近の透過率変化が、輝度変動を抑制するのに充分であることが好ましい。具体的には、図13に示すように、中心波長(λR)における透過率をT(0)とし、前記中心波長から−10nmの波長における透過率をT(−10)としたときに、透過率の比ΔT[=T(−10)/T(0)]が好ましくは0.9以下、さらに好ましくは0.7以下、より好ましくは0.6以下である。
さらに、図11と同様にして、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λR)におけるバンド吸収フィルタ6の吸収変化率Rと、膜厚変動に対する輝度変化率RL(%)の関係をシミュレーションした結果、赤色(R)の発光素子における吸収変化率R[1/nm]は+0.01以上が好ましく、さらに好ましくは+0.02以上である。
このように、赤色(R)を対象色とした場合であっても、共振器出力スペクトルS1の中心波長(λR)が高視感度側にシフトする場合は発光出力が減少するように、中心波長(λR)が低視感度側にシフトする場合は発光出力が増加するように、中心波長(λR)付近の形状をバンド吸収フィルタ6によって制御することができる。従って、青色(B)の場合と同様に、例えば膜厚が±10nmの範囲内で設計値から外れて共振器光路長にバラツキが生じたとしても、輝度変動を抑制することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、第1及び第2の実施形態の変形例であり、バンド吸収フィルタ6で制御する対象色を青色(B)と赤色(R)の両方にした実施形態である。
すなわち、第1の実施形態の吸収特性を有するバンド吸収フィルタと、第2の実施形態の吸収特性を有するバンド吸収フィルタの両方を準備し、2層積層した構成とする。この場合、青色(B)と赤色(R)で塗り分けのないフィルタで輝度変動抑制効果を得ることが可能となる。但し、2層積層する構成に限定されることはなく、青色(B)及び赤色(R)の発光素子に各々配置した構成とすることもできる。このような構成にすれば、青色(B)及び赤色(R)の両方の輝度変動を抑制することが可能となる。
さらに、2つのフィルタを準備することに限定されず、例えば第1の実施形態の吸収特性の条件と、第2の実施形態の吸収特性の条件の両方を満たす2バンド吸収の単一フィルタを用いることもできる。
(第4の実施形態)
なお、第1〜第3の実施形態では、ホール注入層31の厚みを変えてRGBの共振器光路長を調整した一例を説明した。但し、これに限定されることはなく、図14に示すように、発光層33の厚みを変えてRGBの共振器光路長を調整するようにしてもよい。
(第5の実施形態)
さらに、第1〜第4の実施形態では、トップエミッション構造の発光素子を一例に挙げて説明した。しかし、この構造に限定されることはなく、図15に示すように、ボトムエミッション構造であってもよい。図15は、図1の反射電極21を半透過電極とし、陰極4を反射電極とすることによって、ボトムエミッション構造とした例を示す。この場合のバンド吸収フィルタ6は、図15に示すように基板1に配置してもよく、あるいは図1に示したようなフィルタ支持基板7を用いて基板1と対向するように配置してもよい。但し、構造が限定されることはない。
(第6の実施形態)
続いて、図1に示したRGB発光素子を製造する手順について、一例を説明する。
まず、例えば蒸着やスパッタ法などを用いて反射電極21、透明電極22を順に成膜する。これら電極21,22のパターニングは、例えばフォトリソグラフィー法によって行うことができる。次に、例えばフッ素成分を含有する感光性樹脂を基板1上に塗布し、乾燥させて成膜した後、例えばフォトリソグラフィー法によって図1に示すようなパターンを有する隔壁部5を形成する。例えばパッシブ型の場合は、電極21,22をストライプ状に形成した後、隔壁部5を形成する。一方、例えばアクティブ型の場合は、駆動回路毎に接続されたアイランド状に電極21,22を形成した後、隔壁部5を形成する。
次に、ホール注入層32の液体材料を、例えばインクジェットノズルなどを用いて隔壁部5によって区画された領域内に塗布し、乾燥させて成膜する。ホール輸送層32、発光層33についても、同様に塗布法によって各素子毎に塗り分けて成膜する。膜厚は、例えば液体材料の塗布量によって調節することができる。次に、蒸着法を用いて電子輸送層34及び陰極4を順に形成する。陰極4のパターニングは、メタルマスクなどのマスクを用いるか、又は隔壁部5のバンク形状を利用して行うことができる。例えばパッシブ型の場合、陰極4をストライプ状にパターニングすることができる。一方、例えばアクティブ型の場合は、パターニングを行わずに、いわゆるベタ電極とすることができる。
最後に、例えばフィルム状のバンド吸収フィルタ6を貼り付けたフィルタ支持基板7を、発光が取り出される成膜面と対向する位置に配置することにより、図1及び図2に示したRGB発光素子を製造することができる。
以上のように、第1〜第6の実施形態によれば、共振器構造を有する発光素子において、共振器構造からの共振器出力スペクトルの最大値となる波長と、比視感度の最大値となる波長との間に透過が最小値となる波長を有するバンド吸収フィルタによって、共振器構造からの光の一部をさらに波長選択的に透過する構成としたことにより、共振器光路長の変動に起因する輝度変動を抑制することができる。換言すると、膜厚が設計値から外れても、輝度変動が少ないので、ひいては膜厚バラツキの許容幅が広がることになり、歩留まりの向上及び低コスト化を実現することができる。
上記実施形態に従う技術は、有機薄膜発光素子の他、積層素子構造を有する無機薄膜発光素子(電場発光、発光ダイオード)に適用することができる。また発光素子を面上にアレイ化して配置した発光型表示装置に適用することができる。また、第1及び第2反射部材の両側から発光を取り出す構造であってもよい。さらに、RGBの三色に限定されることもなく、一色又は二色あるいは他の色を含んでいてもよい。
以上、本発明を具体的な実施形態に則して詳細に説明したが、形式や細部についての種々の置換、変形、変更等が、特許請求の範囲の記載により規定されるような本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われることが可能であることは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。従って、本発明の範囲は、前述の実施形態及び添付図面に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。

Claims (9)

  1. 第1反射部材と、第2反射部材と、前記第1反射部材および第2反射部材の間に配置される発光層を有し、前記第1反射部材と前記第2反射部材との間で共振される光の一部を前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過する共振器構造と、
    前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過した光の一部をさらに透過するバンド吸収フィルタと、を備え、
    前記バンド吸収フィルタの透過が最小値となる波長は、
    前記共振器構造からの共振器出力スペクトルの最大値となる波長と、比視感度の最大値となる波長との間に位置していることを特徴とする発光素子。
  2. 前記共振器出力スペクトルの最大値となる波長が470±10nmの範囲内であり、
    前記共振器出力スペクトルの最大値となる波長における前記バンド吸収フィルタの透過率をT(0)とし、最大値となる波長から+10nmの波長における透過率をT(10)としたときに、透過率の比ΔT[=T(10)/T(0)]が0.9以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記透過率の比ΔTが0.7以下であることを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
  4. 前記バンド吸収フィルタの透過変化率Rが−0.01[1/nm]以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光素子。
  5. 前記共振器出力スペクトルの最大値となる波長が620±20nmの範囲内であり、
    前記共振器出力スペクトルの最大値となる波長における前記バンド吸収フィルタの透過率をT(0)とし、最大値となる波長から−10nmの波長における透過率をT(−10)としたときに、透過率の比ΔT[=T(−10)/T(0)]が0.9以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  6. 前記透過率の比ΔTが0.7以下であることを特徴とする請求項5に記載の発光素子。
  7. 前記バンド吸収フィルタの透過変化率Rが+0.01[1/nm]以上であることを特徴とする請求項1,5,6のいずれか1項に記載の発光素子。
  8. 色度座標のNTSCの色純度からのズレΔu’v’が0.05以内であるか、またはNTSCの色再現範囲を拡大する色度座標であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光素子。
  9. 第1反射部材と、第2反射部材と、前記第1反射部材および第2反射部材の間に配置される発光層を有し、前記第1反射部材と前記第2反射部材との間で共振される光の一部を前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過する共振器構造の多数と、
    前記第1反射部材又は前記第2反射部材で透過した光の一部をさらに透過する、前記多数の共振器構造に共通のバンド吸収フィルタと、を備え、
    前記バンド吸収フィルタの透過が最小値となる波長は、
    前記共振器構造からの共振器出力スペクトルの最大値となる波長と、比視感度の最大値となる波長との間に位置していることを特徴とする表示装置。
JP2011518079A 2009-06-11 2009-06-11 発光素子及び表示装置 Active JP4880093B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/002646 WO2010143232A1 (ja) 2009-06-11 2009-06-11 発光素子及び表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011233824A Division JP5485965B2 (ja) 2011-10-25 2011-10-25 発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4880093B2 true JP4880093B2 (ja) 2012-02-22
JPWO2010143232A1 JPWO2010143232A1 (ja) 2012-11-22

Family

ID=43308505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011518079A Active JP4880093B2 (ja) 2009-06-11 2009-06-11 発光素子及び表示装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8513874B2 (ja)
EP (1) EP2442623A4 (ja)
JP (1) JP4880093B2 (ja)
KR (1) KR101403420B1 (ja)
CN (1) CN102804921B (ja)
TW (1) TWI504309B (ja)
WO (1) WO2010143232A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5607654B2 (ja) 2010-01-08 2014-10-15 パナソニック株式会社 有機elパネル、それを用いた表示装置および有機elパネルの製造方法
JP5753191B2 (ja) * 2010-11-24 2015-07-22 株式会社Joled 有機elパネル、それを用いた表示装置および有機elパネルの製造方法
JP2014132522A (ja) 2013-01-04 2014-07-17 Japan Display Inc 有機el表示装置
JP2015026560A (ja) 2013-07-29 2015-02-05 セイコーエプソン株式会社 発光装置および電子機器
CN103645581A (zh) * 2013-11-18 2014-03-19 上海和辉光电有限公司 一种显示面板及其制作方法
CN108461643A (zh) * 2017-02-22 2018-08-28 Tcl集团股份有限公司 一种顶发射白光量子点场效应晶体管器件及其制备方法
KR102597673B1 (ko) * 2018-05-16 2023-11-02 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001039554A1 (en) * 1999-11-22 2001-05-31 Sony Corporation Display device
JP2002367770A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Sony Corp 表示素子
JP2002373776A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Sony Corp 表示装置
JP2006156966A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Canon Inc 有機発光素子アレイ、ディスプレイおよびデジタルカメラ
JP2007052971A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Seiko Epson Corp 発光装置、その設計方法および電子機器
JP2007103039A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kyocera Corp 電界発光装置
JP2007115679A (ja) * 2005-09-26 2007-05-10 Kyocera Corp El装置
JP2007123067A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置および電子機器
JP2007123136A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置及び電子機器
JP2007123137A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置及び電子機器
JP2007316611A (ja) * 2006-04-26 2007-12-06 Canon Inc 多色表示装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0646586B2 (ja) 1990-11-26 1994-06-15 矢崎総業株式会社 雄端子の製造方法
JP4276308B2 (ja) * 1998-06-12 2009-06-10 出光興産株式会社 有機el表示装置
GB9813326D0 (en) 1998-06-19 1998-08-19 Cambridge Display Tech Ltd Backlit displays
US7755577B2 (en) 2005-09-26 2010-07-13 Kyocera Corporation Electroluminescent device
JP4548404B2 (ja) 1999-11-22 2010-09-22 ソニー株式会社 表示装置
JP4655959B2 (ja) 1999-11-22 2011-03-23 ソニー株式会社 表示素子
JP4479737B2 (ja) * 2007-03-07 2010-06-09 セイコーエプソン株式会社 発光装置およびその製造方法ならびに電子機器
JP4529988B2 (ja) * 2007-03-08 2010-08-25 セイコーエプソン株式会社 発光装置ならびに電子機器
JP4621270B2 (ja) * 2007-07-13 2011-01-26 キヤノン株式会社 光学フィルタ

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001039554A1 (en) * 1999-11-22 2001-05-31 Sony Corporation Display device
JP2002367770A (ja) * 2001-06-05 2002-12-20 Sony Corp 表示素子
JP2002373776A (ja) * 2001-06-15 2002-12-26 Sony Corp 表示装置
JP2006156966A (ja) * 2004-10-25 2006-06-15 Canon Inc 有機発光素子アレイ、ディスプレイおよびデジタルカメラ
JP2007052971A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Seiko Epson Corp 発光装置、その設計方法および電子機器
JP2007115679A (ja) * 2005-09-26 2007-05-10 Kyocera Corp El装置
JP2007103039A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Kyocera Corp 電界発光装置
JP2007123067A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置および電子機器
JP2007123136A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置及び電子機器
JP2007123137A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Seiko Epson Corp 発光装置及び電子機器
JP2007316611A (ja) * 2006-04-26 2007-12-06 Canon Inc 多色表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR101403420B1 (ko) 2014-06-03
CN102804921B (zh) 2016-05-25
EP2442623A1 (en) 2012-04-18
US8513874B2 (en) 2013-08-20
TW201106775A (en) 2011-02-16
JPWO2010143232A1 (ja) 2012-11-22
KR20120024945A (ko) 2012-03-14
WO2010143232A1 (ja) 2010-12-16
US20120099312A1 (en) 2012-04-26
CN102804921A (zh) 2012-11-28
TWI504309B (zh) 2015-10-11
EP2442623A4 (en) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4880092B2 (ja) 発光素子及び表示装置
JP4880093B2 (ja) 発光素子及び表示装置
JP5292465B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
JP5016730B2 (ja) 発光素子及び表示装置
JP5485965B2 (ja) 発光素子
JP5485966B2 (ja) 発光素子
CN104851986B (zh) 发光元件和显示装置
CN104602380B (zh) 发光元件和显示装置
CN104681699B (zh) 发光元件和显示装置
CN104619060B (zh) 发光元件和显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20111117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4880093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3