JP4874876B2 - 近接スキャン露光装置及びその露光方法 - Google Patents

近接スキャン露光装置及びその露光方法 Download PDF

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Description

本発明は、近接スキャン露光装置及びその露光方法に関し、より詳細には、基板及びマスクのアライメントマークをそれぞれ撮像し、それらの画像に基づいて基板とマスクとの位置合わせをして露光する近接スキャン露光装置及びその露光方法に関する。
近接スキャン露光装置は、基板に形成された基板側アライメントマークと、マスクに形成されたマスク側アライメントマークとを撮像手段で同一視野内に捕えて撮像し、該撮像された基板側及びマスク側アライメントマークの各画像に基づいて、基板とマスクとの位置合わせをしてマスクのパターンを露光転写する。従来の近接スキャン露光装置としては、光学距離補正手段を備えた撮像手段により、撮像手段の受光面と基板との間の光学距離、及び撮像手段の受光面とマスクの間の光学距離を略合致させ、基板及びマスクの各アライメントマークを同時に結像させて、位置合わせ処理を高速に行うようにした露光装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−102094号公報
特許文献1に記載の露光装置では、図13に示すように、基準位置となる下地パターン(図示せず)を有する露光領域EP1、EP2、及び該下地パターンを有しない非露光領域NPからなる基板WにマスクMのパターンPを露光転写する場合、先ず、露光領域EP1に形成された基準位置と、マスクMに形成されたマスク側アライメントマークとを撮像手段によって撮像し、該基準位置とマスク側アライメントマークとを一致させて、基板WとマスクMとの相対位置を補正しながらスキャン露光する。
図14は、基板Wの露光工程において、撮像手段によって撮像される画像を模式的に示したものであり、図14(a)に示すように、マスクMに形成された覗き窓100の中に確認される基板Wの基準位置(例えば、ピクセルの左側縁部)101、及びマスクMのアライメントマーク102は、撮像手段によって撮像されて演算部で処理され、図14(b)に示すように、基板Wの基準位置101に対応する第1波形103、及びマスク側アライメントマーク102に対応する第2波形104に変換される。この第1波形103及び第2波形104のピーク同士が一致するように、マスクMと基板Wの相対位置を移動させて位置合わせが行われる。
しかし、基準位置を持たない非露光領域NPにおいては、当然のことであるが基板Wの基準位置を検出することができず、基板Wの位置ズレ量が不明のまま、搬送されることになる。従って、非露光領域NPに続いく露光領域EP2を露光する際、基板WとマスクMとの位置ズレ量が大きくなって基板WとマスクMとの相対位置が高速で補正できなくなる可能性があった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、基板の一部に下地パターンが形成されていない領域があっても、基板とマスクとの位置合わせ処理を高速且つ高精度に行なうことができる近接スキャン露光装置及びその露光方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 下地パターンを有する露光領域、及び該下地パターンを有しない非露光領域を有する基板を保持して所定方向に搬送する基板搬送機構と、マスクを保持するマスク保持部と、前記基板に形成された基板側アライメントマーク或いは前記下地パターンと前記マスクに形成されたマスク側アライメントマークとをそれぞれ撮像する撮像手段と、を備え、前記撮像手段によって撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて前記基板と前記マスクを相対的に移動させて、前記基板と前記マスクの位置合わせを行い、前記マスクに近接しながら前記所定方向に搬送される前記基板に対して、前記マスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記マスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置の露光方法であって、
前記基板の露光領域において撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて、前記基板の目標位置に対する前記基板の位置ズレ量を測定する工程と、
前記露光領域において得られた前記位置ズレ量から前記基板のズレ傾向を分析する工程と、
前記基板のズレ傾向に従って、前記非露光領域における前記基板の仮位置ズレ量を算出する工程と、
前記仮位置ズレ量に基づいて、前記非露光領域における前記基板と前記マスクとを相対的に移動させる工程と、
を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置の露光方法。
(2) 下地パターンを有する露光領域、及び該下地パターンを有しない非露光領域を有する基板を保持して所定方向に搬送する基板搬送機構と、マスクを保持するマスク保持部と、前記基板に形成された基板側アライメントマーク或いは前記下地パターンと前記マスクに形成されたマスク側アライメントマークとをそれぞれ撮像する撮像手段と、を備え、前記撮像手段によって撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて前記基板と前記マスクを相対的に移動させて、前記基板と前記マスクの位置合わせを行い、前記マスクに近接しながら前記所定方向に搬送される前記基板に対して、前記マスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記マスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置であって、
前記基板の露光領域において撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて測定された、前記基板の目標位置に対する前記基板の位置ズレ量から前記基板のズレ傾向を分析し、該基板のズレ傾向に従って、前記非露光領域における前記基板の仮位置ズレ量を算出し、前記仮位置ズレ量に基づいて、前記非露光領域における前記基板と前記マスクとを相対的に移動させる制御部を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置。
本発明の近接スキャン露光装置及びその露光方法によれば、基板の露光領域において撮像された基板側アライメントマーク或いは下地パターン及びマスク側アライメントマークの各画像に基づいて、基板の目標位置に対する基板の位置ズレ量を測定し、露光領域において得られた位置ズレ量から基板のズレ傾向を分析し、基板のズレ傾向に従って、非露光領域における基板の仮位置ズレ量を算出し、仮位置ズレ量に基づいて、非露光領域における基板とマスクとを相対的に移動させる。これによって、非露光領域に続いて配置された露光領域を露光する際、基板とマスクとの位置合わせを高精度で行うことができ、精度のよい露光が可能となる。従って、基板の一部に下地パターンが形成されていない領域があっても、基板とマスクの位置合わせ処理を高速且つ高精度に行なうことができる。
以下、本発明に係る近接スキャン露光装置及び露光方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明では、下地パターンであるブラックマトリクスが形成された露光領域と下地パターンが形成されていない非露光領域を有して多面取りされるカラーフィルタ基板について説明する。
先ず、本実施形態の近接スキャン露光装置1の構成について概略説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のスキャン露光装置1は、基板(カラーフィルタ基板)Wを浮上させて支持すると共に、所定方向(図1のX方向)に搬送する基板搬送機構10と、複数のマスクMをそれぞれ保持し、所定方向と交差する方向(図1のY方向)に沿って千鳥状に二列配置された複数(図1に示す実施形態において、左右それぞれ6個)のマスク保持部11と、マスク保持部11を駆動するマスク駆動部12と、撮像手段13(図3参照。)と、複数のマスク保持部11の上部にそれぞれ配置されて露光用光を照射する複数の照射部14と、スキャン露光装置1の各作動部分の動きを制御する制御部15と、を主に備える。
基板搬送機構10は、浮上ユニット16と、基板WのY方向一側(図1において上辺)を保持してX方向に搬送する基板駆動ユニット17とを備える。浮上ユニット16は、複数のフレーム19上にそれぞれ設けられた複数の排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21を備え、ポンプ(図示せず)やソレノイドバルブ(図示せず)を介して排気エアパッド20や吸排気エアパッド21からエアを排気或いは、吸排気する。基板駆動ユニット17は、図1に示すように、浮上ユニット16によって浮上、支持された基板Wの一端を保持する吸着パッド22を備え、モータ23、ボールねじ24、及びナット(図示せず)からなるボールねじ機構25によって、ガイドレール26に沿って基板WをX方向に搬送する。なお、図2に示すように、複数のフレーム19は、地面にレベルブロック18を介して設置された装置ベース27上に他のレベルブロック28を介して配置されている。また、基板Wは、ボールねじ機構25の代わりに、リニアサーボアクチュエータによって搬送されてもよい。
マスク駆動部12は、フレーム(図示せず)に取り付けられ、マスク保持部11をX方向に沿って駆動するX方向駆動部31と、X方向駆動部31の先端に取り付けられ、マスク保持部11をY方向に沿って駆動するY方向駆動部32と、Y方向駆動部32の先端に取り付けられ、マスク保持部11をθ方向(X,Y方向からなる水平面の法線回り)に回転駆動するθ方向駆動部33と、θ方向駆動部33の先端に取り付けられ、マスク保持部11をZ方向(X,Y方向からなる水平面の鉛直方向)に駆動するZ方向駆動部34と、を有する。これにより、Z方向駆動部34の先端に取り付けられたマスク保持部11は、マスク駆動部12によってX,Y,Z,θ方向に駆動可能である。なお、X,Y,θ,Z方向駆動部31,32,33,34の配置の順序は、適宜変更可能である。
また、図1に示すように、千鳥状に二列配置された搬入側及び搬出側マスク保持部11a,11b間には、各マスク保持部11a,11bのマスクMを同時に交換可能なマスクチェンジャ2が配設されている。マスクチェンジャ2により搬送される使用済み或いは未使用のマスクMは、マスクストッカ3,4との間でローダー5により受け渡しが行われる。なお、マスクストッカ3,4とマスクチェンジャ2とで受け渡しが行われる間にマスクプリアライメント機構(図示せず)によってマスクMのプリアライメントが行われる。
図2に示すように、マスク保持部11の上部に配置される照射部14は、光源6、ミラー7、オプチカルインテグレータ(図示せず)、シャッター(図示せず)等を備える。光源6としては、紫外線を含んだ露光用光ELを放射する、例えば超高圧水銀ランプ、キセノンランプ又は紫外線発光レーザが使用される。
このような近接スキャン露光装置1は、浮上ユニット16の排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21の空気流によって基板Wを浮上させて保持し、基板Wの一端を基板駆動ユニット17で吸着してX方向に搬送する。そして、マスク保持部11の下方に位置する基板Wに対して、照射部14からの露光用光ELがマスクMを介して照射され、マスクMのパターン42(図4参照。)を基板Wに塗布されたカラーレジストに転写する。このとき、基板WとマスクMとの位置誤差は、後述するように、撮像手段13が検出する基板W及びマスクMの位置データに基づいて制御部15から出力される指令信号によって、θ方向駆動部33、及びY方向駆動部32が作動してマスクMの位置を微調整することで補正(位置合わせ)される。
ここで、マスクMは、露光用光の照射によりマスクパターンを基板(カラーフィルタ基板)W上のカラーレジストに転写させるものであり、図4に示すように、透明基材40と、遮光膜41と、マスクパターン42と、覗き窓43と、マスク側アライメントマーク44とからなっている。透明基材40は、紫外線及び可視光を高効率で透過する透明なガラス基材であり、例えば石英ガラスからなる。
図5及び図6に示すように、透明基材40の一方の面40aには、遮光膜41が形成されている。この遮光膜41は、露光用光ELを遮光するものであり、不透明な例えばクロミウム(Cr)の薄膜で形成されている。
遮光膜41には、図4に示すように、一方向に並べて複数のマスクパターン42が形成されている。この複数のマスクパターン42は、露光用光ELを通す所定形状の開口であり、対向して搬送される基板Wに露光用光ELを照射可能とし、図7に示す基板Wの露光領域58(58A、58B)上に形成されたブラックマトリクス45のピクセル46上に転写されるものである。そして、例えばピクセル46の幅と略一致した幅を有して並び方向と直交する方向(X方向)に長い矩形状とされ、ピクセル46の3ピッチ間隔と一致した間隔で形成されている。また、図4に示すように、例えば中央部に位置するマスクパターン42aの左端縁部が基準位置S1として予め設定されている。
また、図5に示すように、透明基材40の他方の面40bにてマスクパターン42の形成領域に対応した領域47(図4参照)には、紫外線反射防止膜48が形成され露光用光ELに含まれる紫外線成分の透過効率が向上されている。
遮光膜41には、図4に示すように、複数のマスクパターン42に近接してその並び方向の側方に覗き窓43が形成されている。この覗き窓43は、対向して搬送される図7に示す基板Wに形成された基板側アライメントマーク50及びブラックマトリクス45のピクセル46を観察するためのものであり、後述する撮像手段13で基板側アライメントマーク50の位置及びブラックマトリクス45の、例えば図7に示すように中央部に位置するピクセル46aの左上端隅部に予め設定された基準位置S2を検出可能となっている。そして、覗き窓43は、図4に示すように、複数のマスクパターン42の並び方向に平行して中央側から一方の端部40cに向かって延びて矩形状に形成されている。
遮光膜41には、図4に示すように、覗き窓43の一端部側方に中央側から他方の端部40dに向かって並べて複数のマスク側アライメントマーク44が形成されている。この複数のマスク側アライメントマーク44は、マスクパターン42に予め設定された基準位置S1と基板Wのピクセル46に予め設定された基準位置S2との位置合わせをするためのものであり、マスクパターン42に対応して形成されている。さらに、その形成位置は、図4においてマスク側アライメントマーク44の左側縁部が対応するマスクパターン42の左側縁部と一致するようにされている。そして、例えば、遮光膜41の中央部側に形成されたマスク側アライメントマーク44が基準マーク44aとして予め設定されている。これにより、基準マーク44aと基板Wの基板側アライメントマーク50とが所定の位置関係となるように位置調整されることにより、マスクパターン42の基準位置S1と基板Wの基準位置S2とが位置合わせできるようになっている。
また、図6に示すように、透明基材40の他方の面40bで、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44の形成領域に対応した領域51(図4参照)には、可視光を透過し紫外線を反射する波長選択性膜52が形成され、露光用光ELに含まれる紫外線成分が覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44を通して基板Wに照射し、基板Wに塗布されたカラーレジストを露光するのを防止できるようになっている。
そして、マスクMは、図3に示すように、遮光膜41を形成した側を下にしてマスク保持部11に保持される。
図3に示すように、基板搬送機構10の上方に配置された撮像手段13は、基板Wに形成された基板側アライメントマーク50と、マスクMに形成されたマスク側アライメントマーク44とをハーフミラー53を介してそれぞれ同一視野内に捕えて撮像するものであり、光を受光する多数の受光素子を一直線状に並べて備えた受光面としてのラインCCD54と、その前方に配設されて基板Wに形成された基板側アライメントマーク50及びピクセル46やマスクMに形成されたマスク側アライメントマーク44をそれぞれラインCCD54上に結像させる集光レンズ55と、を備えている。なお、撮像手段13は、基板Wの下方で、基板側アライメントマーク50と、マスクMに形成されたマスク側アライメントマーク44とを撮像するようにしてもよい。
撮像手段13の光路上のラインCCD54と集光レンズ55との間には、光学距離補正手段56が配設されている。この光学距離補正手段56は、撮像手段13のラインCCD54と基板Wとの間の光学距離、及び撮像手段13のラインCCD54とマスクMとの間の光学距離を略合致させるものであり、空気の屈折率よりも大きい所定の屈折率を有する透明な部材からなり、例えばガラスプレートである。これにより、マスク側アライメントマーク44の結像位置に対して手前側で結像する基板側アライメントマーク50の結像位置を所定の屈折率を有する透明な部材により後方にずらすことができる。
この場合、所定の屈折率を有する透明な部材からなる光学距離補正手段56は、図8に示すように、マスクMに形成された覗き窓43を介して撮像手段13のラインCCD54と基板Wとを結ぶ光路上に配設されている。又は、ラインCCD54の前方にその全面をカバーする大きさの光学距離補正手段56を配設し、ラインCCD54と基板Wとを結ぶ光路上に位置する部分の厚みを他の部分よりも厚く形成してもよい。
図8に示すように、通常、集光レンズ55からの距離が異なる二点P1,P2から発した光は、集光レンズ55からの距離が異なる二点F1,F2に集光する。したがって、撮像手段13によりマスクMのマスク側アライメントマーク44を撮像している状態(集光点F2がラインCCD54上に一致している状態)においては、撮像手段13の集光レンズ55からの距離がマスクMよりも遠い基板Wから発した光L1は、ラインCCD54の手前側の点F1に集光することになる。したがって、マスクMのマスク側アライメントマーク44と基板Wの基板側アライメントマーク50とは撮像手段13のラインCCD54上に同時に結像させることができない。
しかし、図8に示すように、マスクMの覗き窓43を介して撮像手段13のラインCCD54と基板Wとを結ぶ光路上に光学距離補正手段56を配置することにより光学距離が長くなり、光L1をラインCCD54上の点F3に集光させることができる。これにより、マスク側アライメントマーク44と基板側アライメントマーク50とを同時にラインCCD54上に結像させることができる。なお、上記光学距離の調整は、光学距離補正手段56の部材の屈折率及び/又は厚みを調節して行なうことができる。
このように構成された撮像手段13は、マスクMを保持するマスク保持部11と共に、θ方向駆動部33、及びY方向駆動部32(図2参照)によって、図3に矢印Aで示す搬送方向と直交する方向(Y方向)に移動、及びZ軸周りに回動可能とされている。
次に、このように構成されたスキャン露光装置1の動作について説明する。
ここで、使用される基板Wは、図7に示すように、透明なガラス基板の一面にCr等からなる不透明膜が形成され、露光領域58内には、下地パターンを構成する多数のピクセル46がマトリクス状に形成されている。また、基板Wは、2つの露光領域58が非露光領域66を挟んで基板Wの搬送方向(矢印A方向)に沿って並んで形成された多面取り(図7に示す実施形態においては2枚取り)基板である。即ち、2つの露光領域58は、非露光領域66よりも基板Wの搬送方向前方に配置された第1露光領域58Aと、後方に配置された第2露光領域58Bとからなる。この非露光領域66は、多面取りされたパターンを個別に分離するための切断部分としても使用される。
また、露光領域58の一端部58a側の略中央部に、マスクMに予め設定された基準位置S1と基板Wに予め設定された基準位置S2との位置ずれを補正してアライメントをとるために細長状の基板側アライメントマーク50が一つ形成されている。また、基板側アライメントマーク50の側方には、基板Wの中央側から一方の端部に向かって並べて複数のアライメント確認マーク57がピクセル46に対応させてピクセル46の配列の3ピッチ間隔と一致した間隔で形成されている。なお、基板側アライメントマーク50及びアライメント確認マーク57は、図7においてそれぞれ各マークの左側縁部と、対応するピクセル46の左側縁部とが一致するように形成されている。
このように形成された基板Wは、上面に所定のカラーレジストが塗布され、露光領域58の基板側アライメントマーク50を形成した端部58a側を搬送方向の先頭側に位置させて基板搬送機構10に載置され、基板駆動ユニット17によって一定の速度で矢印A方向に搬送される。
一方、マスクMは、図4に示すように、覗き窓43が形成された端部40e側を矢印Aで示す搬送方向の手前側に位置させ、図3に示すように遮光膜41を形成した面を下にして保持部32に保持される。そして、搬送される基板Wの上面に近接して対向するようにされる。
このような状態で、マスクMに形成された覗き窓43を通して基板W上の基板側アライメントマーク50、アライメント確認マーク57及びピクセル46が撮像手段13によって撮像される。この場合、マスクMに形成された覗き窓43を介して撮像手段13のラインCCD54と基板Wとを結ぶ光路上に光学距離補正手段56が配設されて、その光学距離が撮像手段13のラインCCD54とマスクMとの間の光学距離と略合致するようにされているので、撮像手段13の光軸方向にずれて位置する基板W上の基板側アライメントマーク50等の像と、マスクMのマスク側アライメントマーク44の像とが同時に撮像手段13のラインCCD54上に結像する。したがって、撮像手段13で同時に撮像された基板側アライメントマーク50等の画像とマスク側アライメントマーク44の画像とが画像処理部(図示せず)で同時に処理される。
この場合、先ず、撮像手段13によって、図9に示されるようにマスクMの覗き窓43を通して観察される基板Wの基板側アライメントマーク50とマスクMのマスク側アライメントマーク44とが同時に撮像される。このとき、基板側アライメントマーク50を検出したラインCCD54の受光素子のセル番号と、マスクMの基準マーク44aを検出したラインCCD54の受光素子のセル番号とが読み取られ、演算部(図示せず)でその距離Lが演算される。そして、予め設定して記憶された所定の距離Lと比較される。
ここで、図9に示すように、基板Wに対してマスクMが矢印B方向にずれている場合には、図10に示すように、基板側アライメントマーク50と基準マーク44aとの距離LがL又はL±x(xは許容値)となるようにマスクMが矢印C方向に移動される。これにより、マスクMの基準位置S1と基板Wの基準位置S2とが所定の許容範囲内で合致することとなる。
次に、図10に示すように、マスクMの覗き窓43を通して基板Wのアライメント確認マーク57が撮像手段13によって撮像される。そして、各アライメント確認マーク57を検出したラインCCD54の受光素子のセル番号、及びマスクMの各マスク側アライメントマーク44を検出したラインCCD54の受光素子のセル番号が読み取られ、演算部で各セル番号の平均値が演算される。
その平均値は、アライメント調整直後に基板Wの基板側アライメントマーク50を検出したラインCCD54の受光素子のセル番号と比較され、両者が所定の許容範囲内で一致した場合には、アライメントが確実に行なわれたと判断して露光用光ELがマスクMに照射される。これにより、マスクMのマスクパターン42の像が基板Wのピクセル46上に転写される。なお、上記平均値とセル番号とが不一致の場合には、例えば基板Wが別種類のもの、又はブラックマトリクス45の形成不良品と判断し、露光を停止して警報する。
その後は、撮像手段13で撮像された画像データと記憶部に記憶されたカラーフィルタ基板Wの基準位置S2のルックアップテーブル(LUT)とが比較され、基準位置S2が検出される。そして、図11に示すように、基準位置S2を検出したラインCCD54の受光素子のセル番号と、マスクMの基準マーク44aを検出したラインCCD54の受光素子のセル番号とが比較され、両者の距離LがL又はL±xとなるように、Y方向駆動部32(図2参照)によってマスクMを矢印B,C方向に微動させる。また、必要に応じてθ方向駆動部33を作動させて、マスクMが、その中心を中心軸として回転して調整される。これにより、基板Wが矢印Aで示す搬送方向と直交する方向(Y方向)に振れながら搬送されても、マスクMはそれに追従して動き、目標とする位置にマスクMのマスクパターン42の像が精度よく転写されることになる。なお、必要に応じて、X方向駆動部31及びZ方向駆動部34を作動させて、マスクMをX方向及びZ方向に移動させて基板Wの位置に合わせるようにしてもよい。
この場合、図5に示すように、マスクMの透明基材40の他方の面40bにてマスクパターン42の形成領域に対応した領域47(図4参照)には、露光用光ELに含まれる紫外線成分の反射防止膜48が形成されているので、紫外線は該反射防止膜48で反射が抑制されて効率よくマスクMのマスクパターン42を通り抜ける。そして、基板W上のカラーレジストを効率よく露光する。
一方、図6に示すように、マスクMの透明基材40の他方の面40bにて覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44の形成領域に対応した領域51(図4参照)には、可視光を透過し、紫外線を反射する波長選択性膜52が形成されているので、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44を照射した露光用光ELの紫外線成分は、波長選択性膜52で反射される。したがって、露光用光ELの紫外線成分が覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44を通って基板Wを照射することがない。
そのため、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44がマスクパターン42に近接して搬送方向に先後して形成されていても、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44の像が基板Wの露光領域58に転写されることがない。
一方、可視光は、波長選択性膜52を透過するので覗き窓43を通して基板Wの基板側アライメントマーク50、アライメント確認マーク57及びピクセル46を観察することができる。したがって、基板Wを搬送しながらマスクパターン42と近接した位置で覗き窓43を通して基板Wの基板側アライメントマーク50及びピクセル46の位置を確認し、マスクMの基準位置S1と、基板Wの基準位置S2との位置合わせをすることができ、両者の位置合わせ精度を従来に増して向上することができる。したがって、撮像された基板側アライメントマークとマスク側アライメントマークの画像処理を同時に、且つリアルタイムに行なうことができ、基板及びマスクの位置合わせ処理を高速に行なうことができる。
これにより、上述したように、基板搬送機構10によってX方向に搬送される基板Wに対して、第1露光領域58Aの基準位置S2と、マスクMの基準位置S1との位置合わせが行われ、第1露光領域58AにマスクMのパターン42が露光転写される。
次に、基板Wが矢印A方向に搬送されて基準位置S2を有しない非露光領域66が撮像手段13に対向する位置に達すると、撮像手段13による基準位置S2の検出が不可能となり、基板Wの基準位置S2とマスクの基準位置S1との位置合わせ、即ち、基板Wの基準位置S2とマスクMの基準マーク44aとの距離LがL又はL±xとなるように位置合わせすることができない。このため、本実施形態では、第1、第2露光領域58Aにおける基板Wの搬送によるズレの傾向が非露光領域66においても維持されていると推測し、非露光領域66における基板Wのズレ量を予測して位置合わせする補正制御が行われる。
具体的に、先ず予め、制御部15は、基板駆動ユニット17の送り速度、第1露光領域58Aのピクセル46の前端端面46b(図7参照)、及びマスクMの位置関係から、非露光領域66がマスクMの位置に達するときの基板駆動ユニット17の位置座標と、第2露光領域58BがマスクMの位置に達するときの基板駆動ユニット17の位置座標と、を算出する。これにより、非露光領域66がマスクMの位置を通過する際の基板駆動ユニット17のストローク量が算出される。
次いで、制御部15は、非露光領域66がマスクMの位置に達する前に、即ち、第1露光領域58Aが撮像手段13に対向して搬送されている間に、第1露光領域58Aで検出される目標位置に対する第1露光領域58Aの基準位置S2の位置ズレ量δを測定する。本実施形態では、目標位置は、第1露光領域58Aが検出され始めた時点の基板Wの位置、即ち、前端端面46bに位置するピクセル46の基準位置S2とマスクMの基準マーク44aとの距離Lに基づく位置合わせ後の基板Wの基準位置S2とされている。なお、基板側アライメントマーク50とマスクMの基準マーク44aとの距離Lに基づく位置合わせ後のアライメントマーク50の位置を目標位置としてもよい。
また、本実施形態では、第1露光領域58Aにおいてマスク駆動部12を駆動することで、位置合わせが行われていることから、制御部15は、マスク駆動部12の移動量を監視することで、上記目標位置に対する第1露光領域58Aの基準位置S2の位置ズレ量δを検出できる。
そして、制御部15は、第1露光領域58Aにおいて得られた位置ズレ量δから基板Wのズレ傾向を分析する。即ち、制御部15は、図12に示すように、非露光領域66がマスクMの位置に達する前に、得られたズレ傾向に従って非露光領域66における搬送位置と仮位置ズレ量δ1との関係を示す補正テーブルを作成してこれを記憶する。
そして、非露光領域66の前端がマスクMに対応する位置に達したとき、撮像手段13で得られた画像データによるθ方向駆動部33及びY方向駆動部32の位置合わせ制御から、補正テーブルを使用した補正制御に切り替え、補正テーブルが記憶する搬送位置と仮位置ズレ量δ1との関係に基づいてθ方向駆動部33及びY方向駆動部32を制御する。
これにより、基板Wが更に搬送されて、基準位置S2を検出可能な第2露光領域58BがマスクMに対応する位置に達したとき、制御部15は補正制御から通常の制御方法(撮像手段13で得られた画像データによる位置合わせ制御)に戻す。この際、非露光領域66において上記補正制御が行われていることから、第2露光領域58Bに移行した時点における基板WとマスクMの位置合わせが高速で行われる。以後、第2露光領域58Bの基準位置S2を撮像手段13によって検出し、基板Wの基準位置S2とマスクMの基準マーク44aとの距離LがL又はL±xとなるように位置合わせする。
なお、非露光領域66におけるマスク駆動部12によるマスク保持部11の移動は、非露光領域66において連続的に行われてもよいが、非露光領域66において連続的に移動させず、非露光領域66から第2露光領域58Bに移行する直前に移動させるようにしてもよい。
従って、本実施形態によれば、制御部15は、基板Wの第1露光領域58Aにおいて撮像された基板側アライメントマーク50或いはピクセル46及びマスク側アライメントマーク44の各画像に基づいて、基板Wの目標位置に対する基板Wの位置ズレ量δを測定し、第1露光領域58Aにおいて得られた位置ズレ量δから基板Wのズレ傾向を分析し、基板Wのズレ傾向に従って、非露光領域66における基板Wの仮位置ズレ量δ1を算出し、仮位置ズレ量δ1に基づいて、非露光領域66における基板WとマスクMとを相対的に移動させる。これによって、非露光領域66に続いて配置された第2露光領域58Bを露光する際、基板WとマスクMとの位置合わせを高精度で行うことができ、精度のよい露光が可能となる。従って、基板Wの一部にピクセル46が形成されていない領域があっても、基板WとマスクMの位置合わせ処理を高速且つ高精度に行なうことができる。
なお、上記実施形態においては、マスク側アライメントマーク44が覗き窓43の隣に並べて形成された場合について説明したが、これに限られず、覗き窓43を透明基材40の一方の端部40c側から他方の端部40d側まで延びて長く形成し、その内部にマスク側アライメントマーク44を形成してもよい。この場合、マスク側アライメントマーク44は、不透明膜で例えば細長状に形成される。
また、上記実施形態においては、基板Wに基板側アライメントマーク50及びアライメント確認マーク57を形成した場合について説明したが、これに限られず、基板側アライメントマーク50及びアライメント確認マーク57はなくてもよい。この場合、露光領域58の搬送方向両側方の所定位置に別のアライメントマークを形成し、それに対応してマスクMの両端部にもアライメントマークを形成し、基板Wを搬送する前に両アライメントマークによってアライメントの粗調整をし、露光実行中は、撮像手段13で覗き窓43を通してピクセル46の基準位置S2を検出して前述の方法により位置合わせを行なってもよい。
さらに、上記実施形態においては、露光用光ELがマスクパターン42、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44を照射する場合について述べたが、これに限られず、露光用光ELを絞って覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44には露光用光ELが照射されないようにしてもよい。この場合には、可視光を透過し紫外線を反射する波長選択性膜52は、覗き窓43及びマスク側アライメントマーク44を覆って形成されなくてもよい。
また、上記実施形態においては、光学距離補正手段56として所定の屈折率を有する透明な部材をマスクMの覗き窓43を介して撮像手段13のラインCCD54と基板Wとを結ぶ光路上に配設した場合について述べたが、撮像手段13の集光レンズ55とは別の集光レンズを撮像手段13のラインCCD54とマスクMのマスク側アライメントマーク44とを結ぶ光路上に配設して集光点F2を手前にずらし、基板Wから来る光L1の集光点F1の位置に合わせてもよい。
さらに、上記実施形態においては、基板搬送機構10は、浮上ユニット16と基板駆動ユニット17によって基板Wを浮上して保持しながら搬送する場合について述べたが、これに限らず、基板を上面に載置しながら保持及び搬送するものであってもよい。
そして、上記実施形態においては、基板Wがカラーフィルタ基板である場合について述べたが、これに限られず、所定の露光パターンを形成するものであれば半導体基板等如何なるものであってもよい。
本発明の実施形態であるスキャン露光装置の平面図である。 図1におけるスキャン露光装置の正面図である。 撮像手段による基板とマスクの位置合わせの説明図である。 マスクの一構成例を示す平面図である。 図4のX−X線断面図である。 図4のY−Y線断面図である。 カラーフィルタ基板の一構成例を示す平面図である。 光学距離補正手段の原理を示す説明図である。 マスクとカラーフィルタ基板との位置合わせを説明する図であり、調整前の状態を示す説明図である。 マスクとカラーフィルタ基板との位置合わせを説明する図であり、調整後の状態を示す説明図である。 マスクとカラーフィルタ基板との位置合わせを説明する図であり、露光実行中の微調整を示す説明図である。 基板の搬送位置と目標位置からの位置ズレ量との関係を示すグラフである。 基準位置を有する露光領域と、基準位置を有しない非露光領域が設けられた基板の平面図である。 (a)は撮像手段によって撮像されるマスク及び基板の基準位置の画像模式図、(b)はその信号波形である。
符号の説明
1 近接スキャン露光装置
10 基板搬送機構
11 マスク保持部
13 撮像手段
15 制御部
42 マスクパターン
44 マスク側アライメントマーク
50 基板側アライメントマーク
54 ラインCCD(撮像手段の受光面)
56 光学距離補正手段
58,58A,58B 露光領域
66 非露光領域
EL 露光用光
M マスク
S1 マスクの基準位置
S2 基板の基準位置
W カラーフィルタ基板(基板)
δ 位置ズレ量
δ1 仮位置ズレ量

Claims (2)

  1. 下地パターンを有する露光領域、及び該下地パターンを有しない非露光領域を有する基板を保持して所定方向に搬送する基板搬送機構と、
    マスクを保持するマスク保持部と、
    前記基板に形成された基板側アライメントマーク或いは前記下地パターンと前記マスクに形成されたマスク側アライメントマークとをそれぞれ撮像する撮像手段と、
    を備え、前記撮像手段によって撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて前記基板と前記マスクを相対的に移動させて、前記基板と前記マスクの位置合わせを行い、前記マスクに近接しながら前記所定方向に搬送される前記基板に対して、前記マスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記マスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置の露光方法であって、
    前記基板の露光領域において撮像された前記基板側アライメントマーク或いは下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて、前記基板の目標位置に対する前記基板の位置ズレ量を測定する工程と、
    前記露光領域において得られた前記位置ズレ量から前記基板のズレ傾向を分析する工程と、
    前記基板のズレ傾向に従って、前記非露光領域における前記基板の仮位置ズレ量を算出する工程と、
    前記仮位置ズレ量に基づいて、前記非露光領域における前記基板と前記マスクとを相対的に移動させる工程と、
    を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置の露光方法。
  2. 下地パターンを有する露光領域、及び該下地パターンを有しない非露光領域を有する基板を保持して所定方向に搬送する基板搬送機構と、マスクを保持するマスク保持部と、前記基板に形成された基板側アライメントマーク或いは前記下地パターンと前記マスクに形成されたマスク側アライメントマークとをそれぞれ撮像する撮像手段と、を備え、前記撮像手段によって撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて前記基板と前記マスクを相対的に移動させて、前記基板と前記マスクの位置合わせを行い、前記マスクに近接しながら前記所定方向に搬送される前記基板に対して、前記マスクを介して露光用光を照射し、前記基板に前記マスクのパターンを露光する近接スキャン露光装置であって、
    前記基板の露光領域において撮像された前記基板側アライメントマーク或いは前記下地パターン及び前記マスク側アライメントマークの各画像に基づいて測定された、前記基板の目標位置に対する前記基板の位置ズレ量から前記基板のズレ傾向を分析し、該基板のズレ傾向に従って、前記非露光領域における前記基板の仮位置ズレ量を算出し、前記仮位置ズレ量に基づいて、前記非露光領域における前記基板と前記マスクとを相対的に移動させる制御部を備えることを特徴とする近接スキャン露光装置。
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