JP4874314B2 - 電圧検出装置及び電力変換装置及び空気調和機 - Google Patents
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Description
電圧を検出する回路内の基準電位と、交流電源の基準電位とが異なる場合がある。
また、回路内の基準電位と交流電源の基準電位とを接続して、基準電位を合わせる場合もあるが、交流電源からの交流電力を整流して直流電力を生成し、回路の動作電源としている場合など、トランスなどによる絶縁をする必要がある場合があり、やはり、回路の構成が複雑になる。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な回路構成で交流電源の電圧を検出することを目的とする。
対地接続されていない基準電位配線の電位を基準電位として動作し、中性線が対地接続された商用交流電源の電圧を検出する電圧検出装置であって、
上記商用交流電源の一端の電位v1が入力される第一の電圧入力端子と、
上記商用交流電源の他端の電位v2が入力される第二の電圧入力端子と、
上記基準電位に対して、前記交流電源の電圧波高値よりも低い所定の直流電源電圧VCCを生成する直流電源回路と、
上記基準電位に対して、上記直流電源電圧VCCよりも低い所定の直流電圧V1を生成する第一の電圧生成回路と、
上記基準電位に対して、上記直流電源電圧VCCよりも低い所定の直流電圧V2を生成する第二の電圧生成回路と、
反転増幅回路として構成され、上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V1を基準として、上記第一の電圧入力端子の一端の電位v1に比例する電圧vd1を生成する第一の増幅回路と、
反転増幅回路として構成され、上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V1を基準として、上記第二の電圧入力端子の他端の電位v2に比例する電圧vd2を生成する第二の増幅回路と、
上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V2を基準として、上記第二の増幅回路が生成した電圧vd2から上記第一の増幅回路が生成した電圧vd1を差し引いた値に比例する電圧vdを生成する第三の増幅回路と、
を備えることを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図9を用いて説明する。
電力変換装置800が交流電力を入力する交流電源は、例えば、商用電源AC1,AC2である。商用電源AC1,AC2は、単相三線式線路となっており、実効値100Vを2系統直列接続され、200Vを形成し、直列接続の中性線は対地接続される。
電動機910は、例えば、永久磁石電動機であり、空気調和機の圧縮機に搭載されている。電力変換装置800は、例えば、三相三線式の交流電力を生成し、電動機910を駆動する。電動機910は、電力変換装置800が生成した交流電力により駆動され、空気調和機の冷媒を循環させる。
交流直流変換回路810は、例えば、リアクタL11、四つの整流器D12〜D15、二つの双方向スイッチS16,S17、二つのコンデンサC18,C19を有する。
リアクタL11は、コイルなどのリアクタンス素子である。
四つの整流器D12〜D15は、ダイオードなどの整流素子であり、全波整流ブリッジ回路を構成している。全波整流ブリッジ回路は、二つの入力端子と、二つの出力端子とを有する。全波整流ブリッジ回路は、交流電源の交流を整流する。
双方向スイッチS16,S17(スイッチング回路)は、それぞれ、制御回路850が生成した制御信号を入力する制御端子と、制御端子から入力した制御信号にしたがって導通絶縁する二つの被制御端子とを有するスイッチである。
二つのコンデンサC18,C19は、電解コンデンサなど大容量・高耐電圧のキャパシタンス素子である。コンデンサC18,C19は、全波整流ブリッジ回路が整流した交流を直流に変換する。なお、コンデンサC18,C19は、極性を有するコンデンサであってもよいし、極性を有しないコンデンサであってもよい。
四つの整流器D12〜D15により構成された全波整流ブリッジ回路の二つの入力端子のうち第一の入力端子は、リアクタL11の二つの端子のうち第二の端子に電気接続し、双方向スイッチS16の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子にも電気接続している。
全波整流ブリッジ回路の二つの入力端子のうち第二の入力端子は、交流入力配線802に電気接続し、双方向スイッチS17の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子にも電気接続している。
双方向スイッチS16の第一の被制御端子は、全波整流ブリッジ回路の第一の入力端子と、リアクタL11とに接続している。双方向スイッチS17の第一の被制御端子は、全波整流ブリッジ回路の第二の入力端子と、交流電源とに接続している。
双方向スイッチS16の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子は、双方向スイッチS17の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子に電気接続するとともに、コンデンサC18の二つの端子のうち陰極側の端子と、コンデンサC19の二つの端子のうち陽極側の端子とにも電気接続している。
コンデンサC18とコンデンサC19とは、直列に接続している。
全波整流ブリッジ回路の二つの出力端子のうち第一の出力端子は、コンデンサC18の二つの端子のうち陽極側の端子に電気接続し、交流直流変換回路810が生成した直流電力を出力する二つの出力配線のうち正側の出力配線にも電気接続している。
全波整流ブリッジ回路の二つの出力端子のうち第二の出力端子は、コンデンサC19の二つの端子のうち陰極側の端子に電気接続し、交流直流変換回路810が生成した直流電力を出力する二つの出力配線のうち負側の出力配線にも電気接続している。更に、交流直流変換回路810の負側の出力配線は、基準電位配線GNDに電気接続している。
交流直流変換回路810は、非絶縁型の交流直流変換回路であるので、交流直流変換回路810の負側の出力配線に電気接続した基準電位配線GNDの電位は、交流入力配線801及び802のいずれの電位とも異なり、交流入力配線801及び802の電位よりも低い場合もあるし、高い場合もある。
直流交流変換回路820は、例えば、六つのスイッチS23〜S28を有する。
六つのスイッチS23〜S28は、それぞれ、制御回路850が生成した制御信号を入力する制御端子と、制御端子から入力した制御信号にしたがって導通絶縁する二つの被制御端子とを有する。
三つのスイッチS23,S25,S27の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子は、互いに電気接続し、交流直流変換回路810の正側の出力配線に電気接続している。
スイッチS23の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子は、スイッチS24の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子に電気接続し、直流交流変換回路820が生成した交流電力を出力する三つの出力配線のうち第一の出力配線にも電気接続している。
スイッチS25の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子は、スイッチS26の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子に電気接続し、直流交流変換回路820が生成した交流電力を出力する三つの出力配線のうち第二の出力配線にも電気接続している。
スイッチS27の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子は、スイッチS28の二つの被制御端子のうち第一の被制御端子に電気接続し、直流交流変換回路820が生成した交流電力を出力する三つの出力配線のうち第三の出力配線にも電気接続している。
三つのスイッチS24,S26,S28の二つの被制御端子のうち第二の被制御端子は、互いに電気接続し、交流直流変換回路810の負側の出力配線に電気接続している。
また、制御回路850が生成した制御信号にしたがって、スイッチS25,S26を、スイッチS23,S24と位相を120度ずらしてオンオフし、スイッチS27,S28を、更に位相を120度ずらしてオンオフすることにより、直流交流変換回路820は、三相三線の交流電力を生成する。
直流電源回路840は、生成した直流電力を出力する二つの出力端子を有する。直流電源回路840の二つの出力端子のうち正側の出力端子は、直流電源配線VCCに電気接続し、直流電源回路840の二つの出力端子のうち負側の出力端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。
電圧検出装置100は、二つの電圧入力端子111,112、二つの電圧生成回路120,150、三つの増幅回路130,140,160、比較回路170、検出電圧出力端子181、ゼロクロス検出信号出力端子182を有する。
電圧生成回路120は、例えば、二つの抵抗R21,R22により構成される抵抗分圧回路である。抵抗R21の二つの端子のうち第一の端子は、直流電源配線VCCに電気接続している。抵抗R21の二つの端子のうち第二の端子は、抵抗R22の二つの端子のうち第一の端子に電気接続している。抵抗R22の二つの端子のうち第二の端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。電圧生成回路120は、二つの抵抗R21,R22により直流電源配線VCCと基準電位配線GNDとの間の電圧を分圧し、抵抗R21と抵抗R22との接続点に発生した電圧を出力する。
増幅回路130は、例えば、二つの抵抗R31,R32と、オペアンプOP3とにより構成される反転増幅回路である。抵抗R31の二つの端子のうち第一の端子は、電圧入力端子111に電気接続している。抵抗R31の二つの端子のうち第二の端子は、抵抗R32の二つの端子のうち第一の端子に電気接続しているとともに、オペアンプOP3の反転入力端子に電気接続している。抵抗R32の二つの端子のうち第二の端子は、オペアンプOP3の出力端子に電気接続している。オペアンプOP3の非反転入力端子は、電圧生成回路120が直流電圧V1を出力する出力端子(抵抗R21と抵抗R22との接続点)に電気接続している。また、図示していないが、オペアンプOP3の正電源端子は、直流電源配線VCCに電気接続し、オペアンプOP3の負電源端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。増幅回路130は、オペアンプOP3の出力端子に発生した電圧を出力する。
増幅回路140は、例えば、二つの抵抗R41,R42と、オペアンプOP4とにより構成される反転増幅回路である。抵抗R41の二つの端子のうち第一の端子は、電圧入力端子112に電気接続している。抵抗R41の二つの端子のうち第二の端子は、抵抗R42の二つの端子のうち第一の端子に電気接続しているとともに、オペアンプOP4の反転入力端子に電気接続している。抵抗R42の二つの端子のうち第二の端子は、オペアンプOP4の出力端子に電気接続している。オペアンプOP4の非反転入力端子は、電圧生成回路120が直流電圧V1を出力する出力端子(抵抗R21と抵抗R22との接続点)に電気接続している。また、図示していないが、オペアンプOP4の正電源端子は、直流電源配線VCCに電気接続し、オペアンプOP4の負電源端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。増幅回路140は、オペアンプOP4の出力端子に発生した電圧を出力する。
ここで、抵抗R41と抵抗R42との抵抗値の比が、抵抗R31と抵抗R32との抵抗値の比と等しくなるよう、抵抗R31,R32,R41,R42の抵抗値を設定する。したがって、増幅回路140の増幅率は、増幅回路130の増幅率と実質的に等しい。
電圧生成回路150は、例えば、抵抗R51と、シャントレギュレータSR5とにより構成される定電圧回路である。抵抗R51の二つの端子のうち第一の端子は、直流電源配線VCCに電気接続している。抵抗R51の二つの端子のうち第二の端子は、シャントレギュレータSR5のカソード端子及びリファレンス端子に電気接続している。シャントレギュレータSR5のアノード端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。電圧生成回路150は、シャントレギュレータSR5のカソード端子に発生した電圧を出力する。
増幅回路160は、例えば、四つの抵抗R61〜R64と、オペアンプOP6とにより構成される差動増幅回路である。抵抗R61の二つの端子のうち第一の端子は、増幅回路130が生成した電圧vd1を出力する端子(オペアンプOP3の出力端子)に電気接続している。抵抗R61の二つの端子のうち第二の端子は、抵抗R62の二つの端子のうち第一の端子に電気接続しているとともに、オペアンプOP6の反転入力端子に電気接続している。抵抗R62の二つの端子のうち第二の端子は、オペアンプOP6の出力端子に電気接続している。抵抗R63の二つの端子のうち第一の端子は、増幅回路140が生成した電圧vd2を出力する端子(オペアンプOP4の出力端子)に電気接続している。抵抗R63の二つの端子のうち第二の端子は、抵抗R64の二つの端子のうち第一の端子に電気接続しているとともに、オペアンプOP6の非反転入力端子に電気接続している。抵抗R64の二つの端子のうち第二の端子は、電圧生成回路150が生成した直流電圧V2を出力する端子(シャントレギュレータSR5のカソード端子)に電気接続している。また、図示していないが、オペアンプOP6の正電源端子は、直流電源配線VCCに電気接続し、オペアンプOP6の負電源端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。増幅回路160は、オペアンプOP6の出力端子に発生した電圧を出力する。
ここで、抵抗R61と抵抗R62との抵抗値の比が、抵抗R63と抵抗R64との抵抗値の比と等しくなるよう、抵抗R61〜R64の抵抗値を設定する。
比較回路170は、例えば、コンパレータCP7を有する。コンパレータCP7の反転入力端子は、増幅回路160が生成した電圧vdを出力する端子(オペアンプOP6の出力端子)に電気接続している。コンパレータCP7の非反転入力端子は、電圧生成回路150が生成した直流電圧V2を出力する端子(シャントレギュレータSR5のカソード端子)に電気接続している。また、図示していないが、コンパレータCP7の正電源端子は、直流電源配線VCCに電気接続し、コンパレータCP7の負電源端子及びグランド端子は、基準電位配線GNDに電気接続している。比較回路170は、コンパレータCP7の出力端子に発生した電圧を、ゼロクロス検出信号として出力する。
制御回路850は、例えば、マイクロコンピュータに内蔵されたアナログデジタル変換回路を有し、アナログデジタル変換回路の入力端子は、検出電圧出力端子181に電気接続している。制御回路850は、アナログデジタル変換回路により、電圧検出装置100が出力した電圧vdの値をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号に基づいて、交流入力配線801,802が交流電力を入力しているか否かなどを判定する。
制御回路850は、例えば、マイクロコンピュータがデジタル信号を入力する信号入力端子を有し、信号入力端子は、ゼロクロス検出信号出力端子182に電気接続している。制御回路850は、信号入力端子が入力したゼロクロス検出信号に基づいて、交流入力配線801,802が入力した交流電力の電圧が0になるタイミングを検出する。
また、比較回路170は、なくてもよい。その場合、制御回路850は、電圧検出装置100が生成した電圧vdが2.5Vになるタイミングを検出することにより、交流入力配線801,802が入力した交流電力の電圧が0になるタイミングを検出する。
この図において、横軸は時刻、縦軸は電位を表わす。
破線502は、中性線電位を基準とした、交流入力配線802の電位(対地電位)を表わす。
太線503は、中性線電位を基準とした、基準電位配線GNDの電位(対地電位)を表わす。
破線512は、基準電位配線GNDの電位を基準とした増幅回路140の出力端子の電位(増幅回路140が生成した電圧vd2)を表わす。
増幅回路140は、電圧生成回路120の出力端子の電位と、電圧入力端子112の電位(交流入力配線802の電位)との差に比例する電圧を生成する。増幅回路140の出力端子の電位は、電圧生成回路120の出力端子の電位に、生成した電圧(この例では、電圧入力端子112をオペアンプOP4の反転入力端子側に接続しているので、符号が反転している。)を加えた電位となる。
したがって、トランスなどを用いて、交流直流変換回路810の入力側と出力側とを絶縁する必要がないので、電力変換装置800の部品数を少なくすることができ、電力変換装置800の製造コストを削減することができる。
同様に、電圧生成回路150が、直流電源配線VCCの電位よりも低く、基準電位配線GNDの電位よりも高い直流電圧V2を生成し、増幅回路160は、直流電圧V2を基準として、電圧vdを生成するので、オペアンプOP6の負電源として、基準電位配線GNDの電位よりも低い電圧を供給する必要がない。
このため、基準電位配線GNDの電位よりも低い直流電圧を生成する回路を設ける必要がないので、電力変換装置800の部品数を少なくすることができ、電力変換装置800の製造コストを削減することができる。
上記二つの電圧生成回路のうち第一の電圧生成回路120は、所定の直流電圧V1を生成する。
上記二つの電圧生成回路のうち第二の電圧生成回路150は、所定の直流電圧V2を生成する。
上記三つの増幅回路のうち第一の増幅回路130は、上記第一の電圧生成回路120が生成した直流電圧V1を基準として、上記二つの電圧入力端子のうち第一の電圧入力端子111の電位v1に比例する電圧vd1を生成する。
上記三つの増幅回路のうち第二の増幅回路140は、上記第一の電圧生成回路120が生成した直流電圧V1を基準として、上記二つの電圧入力端子のうち第二の電圧入力端子112の電位v2に比例する電圧vd2を生成する。
上記三つの増幅回路のうち第三の増幅回路160は、上記第二の電圧生成回路150が生成した直流電圧V2を基準として、上記第一の増幅回路130が生成した電圧vd1と、上記第二の増幅回路140が生成した電圧vd2との差に比例する電圧vdを生成する。
上記基準電位配線GNDは、上記電圧検出装置100内の基準となる電位を有する。
上記直流電源回路840は、上記基準電位配線GNDの電位を基準として、所定の直流電源電圧VCCを生成する。
上記二つの電圧生成回路120,150は、それぞれ、上記基準電位配線GNDの電位を基準として、上記直流電源回路840が生成した直流電源電圧VCCよりも低い直流電圧V1,V2を生成する。
上記三つの増幅回路130,140,160は、それぞれ、オペアンプOP3,OP4,OP6を有する。
上記オペアンプOP3,OP4,OP6は、それぞれ、上記直流電源回路840が生成した直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位配線GNDの電位を負電源として、動作する。
上記第二の増幅回路140は、上記基準電位配線GNDの電位を基準として、電圧vd2=(V1−v2)×a+V1(ただし、aは増幅率。)を生成する。
上記第三の増幅回路160は、上記基準電位配線GNDの電位を基準として、電圧vd=(vd2−vd1)×b+V2(ただし、bは増幅率。)を生成する。
上記比較回路170は、上記第三の増幅回路160が生成した電圧vdと、上記第二の電圧生成回路150が生成した直流電圧V2とを比較して、どちらが高いかを表わす信号(ゼロクロス検出信号)を生成する。
上記筐体890は、上記電力変換装置800全体を取り囲み、接地して使用する。
上記二つの交流入力配線801,802は、交流電力を入力する。
上記電圧検出装置100の第一の電圧入力端子111は、上記二つの交流入力配線のうち第一の交流入力配線801に電気接続している。
上記電圧検出装置100の第二の電圧入力端子112は、上記二つの交流入力配線のうち第二の交流入力配線802に電気接続している。
上記電圧検出装置100の基準電位配線GNDは、上記筐体890に電気接続していない。
上記交流直流変換回路810は、スイッチング回路(双方向スイッチS16,S17)と、二つの直流出力端子とを有し、上記二つの交流入力配線801,802が入力した交流電力を直流電力に変換する。
上記二つの直流出力端子は、上記交流直流変換回路810が変換した直流電力を出力する。
上記基準電位配線GNDは、上記二つの直流出力端子のうち負側の直流出力端子に電気接続している。
上記制御回路850は、上記電圧検出装置100の第三の増幅回路160が生成した電圧vdに基づいて、上記交流直流変換回路810のスイッチング回路(双方向スイッチS16,S17)を制御する。
上記直流交流変換回路820は、上記交流直流変換回路810が変換した直流電力を交流電力に変換する。
上記圧縮機は、上記電力変換装置800が変換した交流電力により駆動する永久磁石電動機910を搭載し、冷媒を循環させる。
このため、直流電圧を制御する交流直流変換装置において、省スペースで且つ安価な交流電源電圧の検出を実現することができる。
分圧回路(電圧生成回路120)は、第1・第2オペアンプ回路(増幅回路130,140)の正端子入力(非反転入力端子)に印加される電圧を生成する。分圧回路(電圧生成回路120)は、直流電源配線VCCより抵抗で分圧された、例えば6Vの電圧を生成する。第3オペアンプ回路(増幅回路160)は、第1・第2オペアンプ回路の出力電圧によりその差分電圧を出力する。シャントレギュレータSR5は、例えば直流電圧+2.5Vを生成する。シャントレギュレータSR5で生成された電圧(直流電圧V2)が、第3オペアンプ回路(増幅回路160)の正端子(非反転入力端子)に印加される。比較器(コンパレータCP7)は、第3のオペアンプ回路(増幅回路160)の出力電圧vdと、シャントレギュレータSR5の直流電圧2.5Vを比較する。直流電源(直流電源回路840)は、+12Vの直流電源であり、各回路の動作のために印加される。
筐体890は、装置回路全体を囲う金属製の筐体であり、外郭は対地に接地される。
したがって、前記順電圧が発生する際でもオペアンプ回路(増幅回路130,140)の検出入力範囲を確保するため、オペアンプ素子(オペアンプOP3,OP4)に印加する動作直流電源として、前記基準電位に対して負極のものを設ける必要がない。
ここで、オペアンプ素子(オペアンプOP6)の動作直流電源も、他のオペアンプ素子(オペアンプOP3,OP4)と同様に正極直流電圧のみで済む。
これに対し、以上説明した交流直流変換装置(電力変換装置800)では、交流電源(商用電源AC1,AC2)の入力から負荷(直流交流変換回路820、電動機910)までの構成で電気的な絶縁を一切必要としないため、基準電位(基準電位配線GND)を筐体890に接続する必要がない。したがって、電源系統への漏洩電流や感電等の人的被害への影響を考慮する必要がなく、回路設計および筐体設計も簡素なもので済む。
Claims (9)
- 対地接続されていない基準電位配線の電位を基準電位として動作し、中性線が対地接続された商用交流電源の電圧を検出する電圧検出装置であって、
上記商用交流電源の一端の電位v1が入力される第一の電圧入力端子と、
上記商用交流電源の他端の電位v2が入力される第二の電圧入力端子と、
上記基準電位に対して、前記交流電源の電圧波高値よりも低い所定の直流電源電圧VCCを生成する直流電源回路と、
上記基準電位に対して、上記直流電源電圧VCCよりも低い所定の直流電圧V1を生成する第一の電圧生成回路と、
上記基準電位に対して、上記直流電源電圧VCCよりも低い所定の直流電圧V2を生成する第二の電圧生成回路と、
反転増幅回路として構成され、上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V1を基準として、上記第一の電圧入力端子の一端の電位v1に比例する電圧vd1を生成する第一の増幅回路と、
反転増幅回路として構成され、上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V1を基準として、上記第二の電圧入力端子の他端の電位v2に比例する電圧vd2を生成する第二の増幅回路と、
上記直流電源電圧VCCを正電源とし、上記基準電位を負電源として動作し、上記直流電圧V2を基準として、上記第二の増幅回路が生成した電圧vd2から上記第一の増幅回路が生成した電圧vd1を差し引いた値に比例する電圧vdを生成する第三の増幅回路と、
を備えることを特徴とする電圧検出装置。 - 上記第一の増幅回路が生成する電圧vd1は、増幅率をaとしたとき、(V1−v1)×a+V1により得られ、
上記第二の増幅回路が生成する電圧vd2は、増幅率をaとしたとき、(V1−v2)×a+V1により得られ、
上記第三の増幅回路が生成する電圧vdは、増幅率をbとしたとき、(vd2−vd1)×b+V2により得られる
ことを特徴とする請求項1に記載の電圧検出装置。 - 上記基準電位配線の電位は、上記第1の電圧入力端子の電位v1及び上記第1の電圧入力端子の電位v2の少なくともいずれかよりも高い電位となる場合があることを特徴とする請求項1または2に記載の電圧検出装置。
- 上記電圧検出装置は、上記第三の増幅回路が生成した電圧vdと、上記第二の電圧生成回路が生成した直流電圧V2とを比較して、どちらが高いかを表わす信号を生成する比較回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電圧検出装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電圧検出装置と、
上記電圧検出装置が格納され、対地接続された筐体と、
上記電圧検出装置の上記第一の電圧入力端子を介して上記商用交流電源の一端が電気接続される第一の交流入力配線と、
上記電圧検出装置の上記第二の電圧入力端子を介して上記商用交流電源の他端が電気接続される第二の交流入力配線と、
を備える
ことを特徴とする電力変換装置。 - 上記電力変換装置は、
スイッチング回路を有し、該スイッチング回路のスイッチングにより上記商用交流電源から供給される交流電力を所望の直流電力に変換する交流直流変換回路と、
上記電圧検出装置の上記第三の増幅回路が生成した電圧vdに基づいて、上記スイッチング回路を制御する制御回路と、
をさらに備え、
上記交流直流変換回路の負側の出力配線は、上記基準電位配線に電気接続されたことを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。 - 請求項4に記載の電圧検出装置と、
上記電圧検出装置が格納され、対地接続された筐体と、
上記電圧検出装置の上記第一の電圧入力端子を介して上記商用交流電源の一端が電気接続される第一の交流入力配線と、
上記電圧検出装置の上記第二の電圧入力端子を介して上記商用交流電源の他端が電気接続される第二の交流入力配線と、
スイッチング回路を有し、該スイッチング回路のスイッチングにより上記商用交流電源から供給される交流電力を所望の直流電力に変換する交流直流変換回路と、
上記電圧検出装置の上記第三の増幅回路が生成した電圧vdと、上記比較回路が生成した信号とに基づいて、上記スイッチング回路を制御する制御回路と、
を備え、
上記交流直流変換回路の負側の出力配線は、上記基準電位配線に電気接続されたことを特徴とする電力変換装置。 - 上記電力変換装置は、上記交流直流変換回路が変換した上記所望の直流電力を所望の交流電力に変換する直流交流変換回路をさらに備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電力変換装置。
- 請求項8に記載の電力変換装置と、
上記電力変換装置が変換した上記所望の交流電力により駆動される永久磁石電動機を搭載し、冷媒を循環させる圧縮機と、
を備えることを特徴とする空気調和機。
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