JP4871539B2 - 立体像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立体像表示装置に関し、例えばテレビ、ビデオ、コンピュ−タモニタ、ゲ−ムマシンなどにおいて立体像表示を行うのに好適なものである。
従来、立体像を再生する立体像再生方式として様々な方式が試みられている。特に特殊な眼鏡などの装着を必要としない裸眼立体視方式は臨場感ある立体感が実現できることから次世代の映像情報提示装置として有望視されている。
一般的な裸眼立体視方式は右眼用の視差画像と左眼用の視差画像とをそれぞれ独立に観察者の対応する眼に提示する両眼視差方式によって、観察者に立体を認識させている。両眼に独立した視差画像情報を提示するためには画像表示装置とそこからの画像情報を左右それぞれの眼に指向させる指向性発生手段が必要となる。例えば、裸眼立体視方式として最も一般的な方法であるレンチキュラ方式においてはレンチキュラレンズアレイが上記指向性発生手段の作用をして、LCD、PDPなどの画像表示装置と組み合わせることで、立体像表示装置を構成している。こうした従来の裸眼立体視方式については種々な文献に多く掲載され、広く知られている(非特許文献1)。
しかしながら、両眼視差方式による立体像認識は、眼の焦点調節機能による立体像認識位置と両眼視差による立体像認識位置との間に矛盾が生じるため、観察者は疲労や違和感を覚えることが少なくない。
そこで近年、両眼視差のみに頼らずその他の立体像知覚機能も満足する、より臨場感の高い3次元像再生方法(立体像再生方法)が提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1にて提案されている方式においては、多数の微小視差画像を微小角度ピッチで異なる方向に提示し、観察者の単眼に複数の視差画像が入射するように構成している。このように観察者の単眼に複数の視差画像を提示すると、観察者の眼の焦点調節が両眼視差で認識される立体像位置に導かれ立体像知覚における矛盾が解消されることから、観察者の疲労や違和感が軽減される。
また、観察者の観察位置の移動に対する視差変動(いわゆる運動視差)が正確に表現できるという効果もあり、総合的に立体像の質が向上する。このような立体表示は「超多眼領域」の立体表示と呼ばれており、従来より種々と紹介されている(非特許文献2、3)。
特開平11−103474号公報号公報 特開2002−287086号公報号公報 特開2003−307709号公報号公報 「3次元ディスプレイ」(産業図書株式会社発行 増田千尋 著) "Hologramlike video images by 45−view tereoscopic display",Proc. SPIE Vol. 3012, p.154−166, StereoscopicDisplays and Virtual Reality Systems IV(1997) "3D display using intersection of light beams", Proc. SPIE Vol. 3957, p. 215−224, Stereoscopic Displays and Virtual Reality Systems VII(2000)
「超多眼領域」の立体像表示を良好に行うためにはいくつかの方法がある。例えば微小視差画像数を増やし、視差画像の提示方向をより細分化することが立体視する上で好ましい。しかしながら視差画像の提示方向を細分化しようとすると、個々の視差画像の解像度(画素数)が劣化してくる。
例えば、特許文献1を例に挙げてこの問題点を説明する。
特許文献1の図6の構成例を図20に示す。
図20において、半導体レーザ115からのレーザ光はレンズ系116を介して走査用のポリゴンミラー117に入射している。ポリゴンミラー117からの光束はf・θレンズ118そしてガルバノミラー121からなる光線形成手段に入射する、ガルバノミラー121で走査したレーザ光は入射位置により主走査方向に周期的に変化する偏向角で主走査方向に偏向する第1の円筒レンズアレイ119に入射する。
この第1の円筒レンズアレイ119にて偏向したレーザ光は副走査方向に拡散する第2の円筒レンズアレイ122からなる投影光学手段に入射している。
該装置においては、半導体レーザ115の駆動電流を変調する半導体レーザ光駆動回路113により、第1の円筒レンズアレイ119による偏向角に対応して、光線が変調され、複数の視差画像がその撮影方向に対応したそれぞれの方向に投射される。該装置において、立体画像の表示面上の解像度を上げ、立体画像の質を向上するためには、第1の円筒レンズアレイ119の主走査方向における偏向角の変化の周期を短くする必要がある。
第1の円筒レンズアレイ119の偏向角の変化の周期を短くすることは、第1の円筒レンズアレイ119のピッチ(1つのレンズアレイ幅)を小さくすることになる。その結果、特許文献2の図22において図示されるように、該レンズアレイを通過するレーザー光線はレンズによる拡散の影響を大きく受ける。
立体画像の表示面上の解像度(画素数)を向上させるには、該レンズアレイの偏向角周期を小さくすることが必要となる。
本発明は、高品質な超多眼を実現するために求められる、多くの微小視差画像を微小角度ピッチで多方向に提示することができる立体像表示装置の提供を目的とする。
この他、個々の視差画像を高い解像度で表示することができ、立体像の解像度や視点数、視点ピッチの関係を高い自由度で設定することが可能な立体像表示装置の提供を目的とする。
本発明の立体像表示装置は、視差画像情報に基づく光束を時系列的に出射する変調手段と、
前記変調手段からの光束で所定面上を2次元走査する走査手段と、
前記走査手段の光走査側に配置され、1次光出射点を形成する1次光出射部を、所定の方向に複数個配列して構成される1次光出射点配列手段有し、
前記1次光出射点配列手段は、前記走査手段からの光束を、指向性があり、かつ互いに異なる複数の方向へ出射する光束とし、2以上の1次光出射点からの光束を交差させており、
前記1次光出射点配列手段の光出射側に配置され、前記複数の1次光出射部からの光束により前記1次光出射よりも多くの2次光出射、前記1次光出射点の光源像として形成する光出射点多重化手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、多くの微小視差画像を微小角度ピッチで多方向に提示することと、個々の視差画像を高い解像度で表示することとができる立体像表示装置が得られる。
はじめに、本発明の立体像表示装置における立体視の基本概念について説明する。本発明の立体像表示装置は、「超多眼領域」の立体像表示(立体表示)を効果的に実現している。尚、ここで言う立体表示とは、観察者に対して互いに異なる複数の画像をほぼ同時に観察させることにより、観察者に立体像を認識させることが可能な表示のことであり、実際に立体像を表示することでなくても構わない。また、「ほぼ同時」というのは勿論同時であっても構わないし、また観察者にとって残像が残っている時間内であれば同時でなくても構わない。具体的には1/60秒以内であれば時間差があっても構わない。
「超多眼領域」の立体表示を実現する基本構成について図1(a),(b)を用いて説明する。
「超多眼領域」の立体表示を実現するための構成は、複数の(好ましくは3つ以上の)微小視差画像が微小角度ピッチで異なる複数の方向に提示されており、観察者の単眼に同時に空間内で交差した複数の微小視差画像情報の光束が入射することである。
図1(a)および(b)はいずれも観察者101aの単眼(瞳面)101に同時に複数(2つ)の微小視差画像情報に基づく光束が入射している状況を示している。
ただし、図1(a)と図1(b)では、画像情報102aの表示最小単位102(一般に画素と呼ばれる)からの光が高い指向性を持っている場合図1(a)とそうではない場合図1(b)とを比較して示している。
図1(a)では、画素102からの光が高い指向性を持ち、観察者の単眼101に到達する時点においても元の画素と同等の光束径を保っており、光線状態のまま単眼101に入射している。この場合、観察者101aは光線自体からその出射位置を特定する奥行き手がかりを得ることができない。なぜなら光束の断面積が画素位置102b〜観察者位置101bにおいて大きく変化しないので、どの位置に眼101のピントを合わせても網膜像101cのボケ量が変化しないからである。
しかしながら、単眼101に複数の光線が異なる角度で入射している場合は、それら光線の交点位置Cに眼の焦点調節が合いやすくなる。なぜなら光線の交点位置Cに眼のピントを合わせた場合に、網膜像101Cの面積が最も小さくなる、つまり網膜像101Cのボケ量が最も小さくなるからである。このことは図1(a)中の面A、B、Cでの光束断面積をそれぞれ調べると明らかである。
したがって、画素102からの光が高い指向性を持つ「光線」状態になっており、かつこれら「光線」が複数本、同時に単眼101内に入射する場合は、これら光線の交点位置Cに観察者101aの眼の調節を誘導することが可能となる。
そして観察者は交点位置Cに像が存在していると認識する。
一方、図1(b)に示すように、画素102からの光の指向性が低いと、観察者101aの単眼101に到達する時点において光束径が元の画素102の数倍以上に拡がってしまう。この為拡散光状態で単眼101に入射する場合は、観察者101aの眼101の調節は画素位置102bに合いやすくなる。なぜなら光束の断面積は画素位置102bにおいて最も小さくなるからである。
したがって、たとえ単眼101に複数の光線が異なる角度で入射している場合でも、それら光線B,Cの交点位置に観察者の眼の調節を誘導することは難しくなる。このことは図1(b)中の面A、B、Cでの光束断面積をそれぞれ調べると明らかである。
したがって図1(b)に示すように、画素102からの光が指向性の低い「拡散光」状態になっている場合、たとえ複数の光束が単眼101内に同時に入射していても、これら光線の交点位置B、Cに観察者の眼の調節を誘導することは困難となる。
上記のことをふまえると「超多眼領域」の立体表示を実現するためには、次の4つの手段又は状態が必要となる。
(イ)指向性の高い光線を生成する「光線生成手段」
(ロ)微小角度ピッチで異なる方向に複数光線を出射させる「光線偏向手段」
(ハ)光線の出射角に応じて視差画像情報を反映した光学情報(強度、色など)を光線ごとに独立に付与する「光線変調手段」
(ニ)観察者から見た光線の光出射点が画像情報の画素と見なせる程度に高密度に配列されている「光出射点の高密度配列状態」
次に超多眼領域の立体像の表示を行う基本構成について説明する。
図2は、「超多眼領域」の立体像表示を実現するための基本構成の説明図である。
立体像表示装置1は光線生成手段1−1、光線偏向手段1−2、光線変調手段1−3(光変調手段)の3つの部分を有する表示部1aを有している。光線生成手段1−1は観察者6の観察位置6aまで光束断面積が大きく変化しない高い指向性を有する光束、すなわち光線を生成する。光線偏向手段1−2は光線ごとに異なる出射角を与える。光線変調手段1−3は視差画像情報を反映した光学情報(強度、色など)を光線ごとに独立に付与する。上記3つの手段は機能的に2つ、あるいは1つにまとめられる場合もある。これらの構成により立体像表示装置1は、任意の光学情報を付与された、高い指向性を有する光線を、微小角度ピッチで異なる方向に出射させている。このとき立体像表示装置1は光線が出射する光出射点を形成する光出射部(以下「光出射点」という。)を複数個配列した光出射部列(以下「光出射点列」という。)を形成している。
即ち立体像表示装置1は、光線が出射する複数の光出射点2a1〜2anが一方向に配列された光出射点列2を形成し、これら光出射点列2は観察者6から見て画像情報の画素と見なせる程度に高密度に配列されている。したがって、観察者6が立体像表示装置1の方向を見るとき、観察者6は画像を認識することができるが、観察位置(観察方向)を変えると、その観察位置(光線の出射角)に応じて異なる視差画像情報が付与された光線が眼に入射してくる。このため観察位置の移動に対する視差変動(いわゆる運動視差)をも認識することができる。
また、観察位置6aに到達する光線同士の間隔は眼の瞳孔径未満に設定されているため、この立体像表示装置1は光線の交点位置Cに眼の調節を誘導すること、すなわち超多眼領域の立体視を観察者に行わせることが可能となる。
次に、上記超多眼領域の立体表示の具体例を説明する。
まずパララックスバリア方式について説明する。
画像表示面の前にパララックスバリアと呼ばれる複数の縦長スリット開口を横方向(水平方向)に配列した集合体を配置して、画像の観察方向に指向性を持たせるパララックスバリア方式は、一般的な2眼式の立体表示装置で頻繁に採用されている。この方式は超多眼領域の立体表示にも拡張することができる。
図3(a)はパララックスバリア12を画像表示手段11の前に配置し、水平方向Hの複数へ指向性ある光束を放射し画像呈示を行う方法の平面図である。本方式により超多眼領域の立体表示を行う原理を部分拡大図3(b)を用いて説明する。
画像表示手段(光線変調手段)11の画像表現の最小単位である画素11aは図中の○で示したように画像表示手段11の表面11C上に高密度に配列され、それぞれ、しかるべき強度や色を有する画像情報光を発する。画像表示手段11からの光束のうち観察者6に到達する光はパララックスバリア(光出射点配列手段)(光出射部配列手段)12のスリット開口(光出射点)12aを通過した光に限定される。このスリット開口12aの水平幅は十分小さく設定されているので、スリット開口12aを通過した光は高い指向性を有し、光線のように振舞う。また、これら光線の出射方向は上記画素11aとスリット開口12aとの相対的位置関係によって一意的に決定し、どの光線同士も独立な関係を保持することになる。つまり、パララックスバリア方式によって上記超多眼表示を実現する場合、各構成は次のような役割を担う。
上記のような構成を有し、かつ光線の高指向性および、視差画像の呈示方向の微小な分解能があれば、超多眼領域の立体表示が可能となる。
次にレンチキュラ方式について説明する。
画像表示面の前にレンチキュラレンズと呼ばれる複数の縦長シリンドリカルレンズを横方向(水平方向)Hに配列した集合体を配置して、画像の観察方向に指向性を持たせるレンチキュラ方式は一般的な2眼式の立体表示装置で頻繁に採用されている。この方式は超多眼領域の立体表示にも拡張することができる。
図4(a)はレンチキュラレンズ(光出射点配列手段)13を画像表示手段(光変調手段)11の前に配置し、水平方向Hの複数へ指向性ある光束を放射して画像呈示を行う方法の平面図である。
本方式により超多眼領域の立体表示を行う原理を部分拡大図4(b)を用いて説明する。
画像表示手段11の画像表現の最小単位である画素11aは図中の○で示したように画像表示手段11の表面11c上に高密度に配列され、それぞれ、しかるべき強度や色を有する画像情報光を発する。これらの画像情報光はレンチキュラレンズ13に入射するが、その出射方向は画素11aとレンチキュラレンズ13との相対的位置関係によって一意的に決定する。また、画像表示手段11はレンチキュラレンズ13を構成する各シリンドリカルレンズ(光出射点)13aの焦点距離f前後だけレンチキュラレンズ13からはなれて配置されており、レンチキュラレンズ13からは略平行光が出射していく。つまりレンチキュラレンズ13を通過した光は高い指向性を有し、光線のように振舞う。また、これら光線の出射方向は上記画素11aと個々のシリンドリカルレンズ13aとの相対的位置関係によって一意的に決定し、どの光線同士も独立な関係を保持することになる。つまり、レンチキュラレンズ方式によって上記超多眼表示を実現する場合、各構成は次のような役割を担う。
上記のような構成を有し、かつ光線の高指向性および、視差画像呈示方向の微小な分解能があれば、超多眼領域の立体表示が可能となる。
次にビーム偏向方式について説明する。
図4(a)に示すレンチキュラ方式では画像表示手段11の前にレンチキュラレンズ(光出射点配列手段)13と呼ばれる一方向にパワーを有する縦長シリンドリカルレンズ(光出射点)13aを複数配置して,画像の観察方向に指向性を発生させていた。
これに対し,ビーム偏向方式では、指向性ビームの走査とこれに同期したビームの強度変調により,画像表示手段11に相当する視差画像を所定面16a上に光の空間強度分布形成に置き換えた方式である。
図5(a)は、ビーム偏向方式の概念を示す平面図である。図5(a)において、14はビームを発生するビーム光源で,ビームの強度変調機構を有している。ビーム光源14で発生したビームは水平方向ビーム走査手段15と鉛直方向ビーム走査手段16とにより所定面上を2次元走査する。
これらの走査に同期して上記ビームの強度をビーム光源14にて変調すれば,光の空間強度分布を形成することができる。
本方式においては上記のようなビーム生成手段14と、レンチキュラレンズなどの指向性発生手段13とを組み合わせて超多眼領域の立体表示装置を構成している。
図5(a)において17はコリメーターレンズである。コリメーターレンズ17に入射した光の水平方向成分Hを略平行光とする。
したがって、コリメーターレンズ17の右側(光出射側)(光走査側)に配置したレンチキュラレンズ(光出射点配列手段)13に対してはいずれのビームも(その水平成分は)垂直に入射する。レンチキュラレンズ13に入射後のビームの挙動について拡大図5(b)を用いて説明する。レンチキュラーレ13を構成する要素レンズ(シリンドリカルレンズ)(光出射点)13aに垂直入射するビームは時々刻々と走査されており、例えば図中Bm1の位置から順にBm2、Bm3...Bm6というようにシリンドリカルレンズ13aへの入射位置を変化させる。これらはいずれも垂直入射光なので図示したようにシリンドリカルレンズ13aを出射した後、シリンドリカルレンズ13aの焦点位置13bに集光し、そのあと再び独立なビームとなって各々の方向Bm1’、Bm2’....Bm6’へと出射していく。その出射方向は要素レンズ13aへの入射位置によって一意的に決定し、どの光線同士も独立な関係を保持することになる。
ビーム偏向方式によって上記超多眼表示を実現する場合、各構成は次のような役割を担う。
上記のような装置構成を有し、かつ光線の高指向性および、視差画像呈示方向の微小な分解能があれば、超多眼領域の立体表示が可能となる。
尚、このビーム偏向方式の場合、鉛直方向Vにのみ光を拡散する一方向光拡散板18をレンチキュラーレンズ13の焦点位置13bに配置すると、鉛直方向Vの観察域を拡大することができる。これは観察者による立体認識の感度が、両眼の並ぶ水平方向Hに関しては強く、鉛直方向Vに関しては弱いことを利用した情報低減手段である。
つまり鉛直方向Vの視差情報を廃棄し、かつ鉛直方向の観察域を確保する方法として有効である。
尚、上記のように一方向光拡散板18をレンチキュラーレンズ13の焦点位置13bに配置した場合、一方向光拡散板18上に形成されるビーム集光点の集合は観察者6から見て「画素」のように見なされ、これらの解像度がすなわち観察される各視差画像の解像度となる。
次に本発明の実施例1について説明する。
ここまで、超多眼領域の立体表示を行う方法について述べてきたが、本発明は前述した超多眼領域の立体表示を、より高精細に、あるいはより連続性を持って観察せしめる装置及び方法を提供している。その実施例1の具体例を以下に述べる。
図6は、本発明の実施例1の基本構成の概略図である。立体像表示装置1は光線生成手段1−1、光線偏向手段1−2、光線変調手段1−3の3つの部分を有している。光線生成手段1−1は観察位置まで光束断面積が大きく変化しない高い指向性を有する光束、すなわち光線を生成する。光線偏向手段1−2は光線ごとに異なる出射角を与える。光線変調手段1−3は視差画像情報を反映した光学情報(強度、色など)を光線ごとに独立に付与する。上記3つの手段は機能的に2つ、あるいは1つにまとめられる場合もある。これらの構成により立体像表示装置1は、任意の光学情報を付与された、高い指向性を有する光線を、微小角度ピッチで異なる方向に出射させることができる。
このとき立体像表示装置1は光線が出射する複数の光出射点(光出射部)2a1〜2anが一方向に複数配列された光出射点列(光出射部列)2を形成し、これら光出射点列2は観察者6から見て画像情報の画素と見なせる程度に高密度に配列されている。
ここまでは、図2の従来の超多眼領域の立体表示装置の構成に等しい。
本実施例において特徴的なのは上記光出射点列2を空間内に互いに重畳しないで一方向に結像して多重化するための光出射点多重化手段(光出射部多重化手段)3を有し、1つの光出射点より複数の2次元光出射点(2次光出射部)を形成し、より高密度な高密度光出射点列(高密度光出射部列)4を形成していることにある。そして上記光出射点多重化手段3は高密度光出射点列4から放射する光について、高い指向性を維持し、かつ微小角度ピッチで異なる方向に出射させるよう構成されている。このため従来の超多眼表示装置と同様、観察位置(観察方向)を変えると、その観察位置(光線の出射角)に応じて異なる視差画像情報が付与された光線が眼に入射してくる。これによって観察位置において移動に対する視差変動(いわゆる運動視差)をも認識することができる。
ここで、1つの光出射点からの光束に基づいて形成される複数の2次光出射点は、互いに異なる位置に形成されており、さらに互いに異なるタイミング(好ましくは1/60秒以内の小さな時間差)で形成される。
また、観察位置6aに到達する光線同士の間隔は眼の瞳孔径未満に設定されているため、この立体像表示装置1は光線の交点位置(図1の位置C)に眼の調節を誘導すること、すなわち超多眼領域の立体視を観察者に行わせることが可能となる。
さらに本実施例においては観察者6が認識する高密度光出射点列4が光出射点多重化手段3によって高密度化されているので、観察者6が立体像表示装置1の方向を見るとき、観察者6は高精細な画像の画素として高密度光出射点列4を認識することができる。
次に、光出射点多重化手段3の構成について説明する。光出射点多重化手段3は実施例1の空間的光出射点多重化手段(空間的光出射部多重化手段)3−1(図7参照)と実施例2の時間的光出射点多重化手段(時間的光出射部多重化手段)3−2(図9参照)の2つが利用できる。
本実施例においてはいずれを用いても有効であり、かつ両方を併用することも有効である。以下に具体例を挙げながら説明する。
図8を用いて実施例1の空間的光出射点多重化手段3−1について説明する。
空間的光出射点多重化手段3−1は、光出射点多重化を空間的な多重化手段で行うものをいう。
本実施例においてこの空間的光出射点多重化手段3−1は光線の光出射点多重化を目的とするので、光学的な光路あるいは像の多重化手段をこれに用いることができる。そのような多重化手段には例えば、レンズアレイや複屈折素子、微小開口アレイ、回折格子アレイなどがある。図8はこのうちレンズアレイ(光学素子アレイ)による光出射点多重化手段3−1を示した概略図である。図6を用いて説明したように、まず立体像表示装置1により光線の光出射点列2が形成されている。
本実施例では空間的光出射点多重化手段3−1としてレンズアレイ3−1を配置して、これら光出射点列2に形成した光出射点の数を複数の2次光出射点に多重化して高密度光出射点列4を形成している。このとき重要なことは、レンズアレイ3−1の個々の要素レンズ3−1aに対して、複数の光出射点2a1〜2anから出射する光線が同時に入射するということが必要になる。
なぜなら、そのような構成が成立していれば、1つのレンズ(光学部材)3−1aによって複数の光出射点像が形成され、これが複数のレンズにおいて達成されることにより高密度光出射点列4が実現するのである。
例えば、図9(a)のように1個の光出射点m1から出射する光線がレンズアレイ3−1の3個の要素レンズ3−1a,3−1b,3−1cに対して入射する時、1個の光出射点m1の像が3個(2次光出射点)形成されることになり、3倍の光出射点多重化が実現する。ただし、図では最端部のみ2倍の光出射点多重化となっている。
つまり、m個の光出射点からの光線が、それぞれレンズアレイ3−1の要素レンズn個に同時に入射する時、それぞれの要素レンズによりn個の光出射点をレンズアレイ3−1の像面位置3−1Pに形成することができる。
結果として、本実施例では多重化によりm点の光出射点が、2×n1+(m−2)n2(n1=2、n2=3)に多重化される。こうしたことをふまえ、より光出射点多重化の効率を高めた例を図10に示す。この実施例においては最初の光出射点列2が形成されている位置にフィールド光学系8を配置し、1個の光出射点からの光線がレンズアレイ3−1のすべての要素レンズ3−1a〜3−1nに対して入射するよう構成している。このような構成をとることにより、図9(b)に示すように、光出射点の多重化は常にすべての要素レンズ3−1a,3−1b,3−1cで行われるようになる。この結果、最終的に得られる光出射点の像の個数m×n個を最大値として得ている。
このように、空間的光出射点多重化手段3−1はもともとm個の光出射点を、その光線入射位置に応じて光学的にn倍に多重化する手段であればよい。
一方、実施例2の時間的光出射点多重化手段3−2は、光出射点多重化を時間的な多重化手段で行うものをいう。そのような多重化手段には例えば、図11のような振動レンズ3−2aがある。この振動レンズ3−2aは時系列的に光出射点形成と同期を取りながら光軸と垂直方向に振動(変位)しており、これにより光出射点2の像形成位置を多重化して、高密度光出射点列4を形成する。例えば振動の過程でt段階のレンズ位置をとることができ、かつ光出射点形成がそのt段階すべてに同期できるとすると、t倍に多重化された光出射点が実現できる。
ただし、いずれの場合もこれら光出射点形成時間(レンズの振動周期)が人間の眼の残像許容時間より短い時間内で実行され、観察者からはこれらの光出射点形成がほぼ同時に起こっている現象と認識されることが望ましい。
上記振動レンズ3−2a以外にも、時間的光出射点多重化手段としては次のようなものがある。
まず図12に示したように図11のレンズ3−2aの部分を(光学素子アレイ)レンズアレイ3−2bに置き換え、光出射点多重化の度合いをより高めたものが挙げられる。n列のレンズアレイ3−2bで、振動の過程でt段階の位置をとることができ、かつ光出射点形成がそのt段階すべてに同期できるとすると、最大n×t倍に多重化された光出射点より成る高密度光出射点列4が実現できる。
また、反射を利用した光学素子でも同様に時間的多重化手段を構成することができる。
図13は回転ミラー3−2Cによる光出射点多重化を示している。
図13(a)は回転ミラー3−2Cと光出射点2a1の関係の平面図を、図13(b)は側面図を示している。この変移可能な回転ミラー3−2Cはミラーを時系列的に光出射点列4と同期を取りながら回転運動させて光出射点の像形成位置を多重化する。
例えば運動の過程でt段階のミラー角度をとることができ、かつ光出射点形成がそのt段階すべてに同期できるとすると、t倍に多重化された光出射点が実現できる。
もちろん光線方向と回転ミラー面との関係は図13(b)のような非垂直関係に限定されず、ミラー面に対する入射光線と反射光線が同一面内であっても良い。
さらに図14に示したように図13の回転ミラー3−2Cの部分を回転ミラーアレイ3−2dに置き換え、光出射点多重化の度合いをより高めたものが挙げられる。n列の回転ミラーアレイ3−2dで、回転(もしくは振動)の過程でt段階の位置をとることができ、かつ光出射点形成がそのt段階すべてに同期できるとすると、最大n×t倍に多重化された光出射点が実現できる。
このように、時間的光出射点多重化手段3−2Cはもともとm個存在する光出射点が、観察者の残像許容時間内にt倍に多重化されるような手段であればよい。
尚、回転ミラーの代わりに振動ミラーを用いても良い。
実施例1、2のように光出射点多重化手段を設けることは以下に示すようなメリットがある。
◎光出射点の高密度化を容易に達成することができる。
背景技術にて示した特許文献3を例にあげて説明する。
上記の実施例において「超多眼領域」の立体表示を行うためには、光出射点である微小光学系アレイのピンホールピッチをより細かく、ピンホール数をより多く設定する方が、観察領域の広い滑らかな立体像表示を実現できる。
しかしながら、ピンホールピッチをより細かくすると、ピンホールに対応する画像表示パネル101上の分割画像の個々の領域も小さくする必要がある。画像を一方向拡散光学素子上に投影すると画像の解像度が劣化してしまう。また、ピンホール数をより多く設定すると、微小光学系アレイと画像表示パネルの両方のサイズを大きくする必要が生じる。
実施例1,2では上記ピンホールのような光出射点列の空間的特徴はそのままで、光出射点多重化手段の作用により実質的な光出射列のピッチや数を変化させることが可能である。
◎光出射点の密度と画像情報の解像度のバランスを最適化できる。
背景技術にて説明した特許文献3を例にあげて説明する。上記の実施例において「超多眼領域」の立体表示を行うためには、光出射点である微小光学系アレイのピンホールピッチをより細かく、ピンホール数をより多く設定する必要がある。なおかつ一方向拡散光学素子上に投影される視差画像の解像度が十分高い方が観察領域の広い滑らかな、かつ高精細な立体像表示を実現できる。
しかしながら、実際に装置を組む場合のピンホール(光出射点)ピッチと視差画像の解像度とのバランスに偏りが生じることがある。上記の場合、ピンホールピッチは最終的な観察瞳ピッチと相関があり、視差画像の解像度は画像表示パネルの解像度やサイズと相関があるので、一概に自由な設計を行うことが難しい。
実施例1,2では、画像表示パネルや微小光学系アレイの仕様はそのままで、光出射点多重化手段の作用により実質的な光線出射列のピッチや数、視差画像の解像度を変化させて最良バランスを選択することができる。
次に、光出射点多重化手段を用いた、より具体的な実施例について説明する。
図15(a)〜(c)は、ビーム偏向方式とレンズアレイより成る空間的光出射点多重化手段を用いた実施例3の概略図である。
図15(a)は、図5(a)にて説明したビーム偏向方式の立体像表示装置に対し、レンズアレイ19による空間的光出射点多重化手段により光出射点を多重化して高密度光出射点列を形成した例を示した図である。図5(a)のビーム偏向方式の立体像表示装置の一部であるレンチキュラレンズ(光出射点配列手段)13から射出された光線に対し、空間的光出射点多重化手段であるレンズアレイ19を配置する。レンズアレイ19のそれぞれのレンズ19aには複数のレンチキュラ要素からの光線が入射するように配置する。
図5(a)の立体像表示装置によりm個の光出射点列2が形成される。
1個の光出射点から出射する光線が図15(a)中のn個の空間的光出射点多重化手段19の要素レンズ19aに入射する場合、m×n個に多重化された光出射点列4がレンズアレイ19の像面位置19bに形成される。
図15(a)の光学系では、空間的光出射点多重化手段19により形成された各光出射点からの光線の出射方向が、観察者6に対し広がった方向に向く。このため高密度光出射点列4を立体像表示の画素としてみなし観察を行った場合、観察視点では、光出射点からの光線が部分的にケラれる場合がある。結果として良好な立体像観察ができる視点位置が限定される。
図15(b)は図15(a)の光学系に対して、フィールドレンズ17−2を光学系に導入し、レンチキュラーレンズ13とフィールドレンズ17−2とでアフォーカル系を構築している。これにより、空間的光出射点多重化手段19により形成された高密度光出射点列4の各光出射点19bから、等角で光線が射出されるようにした光学系である。
レンチキュラレンズ13とフィールドレンズ17−2との構成によりアフォーカル系を構成する。これにより、フィールドレンズ17−2の後焦点面位置17−2aに、レンチキュラレンズ13の各要素レンズ13aに入射される光線数に等しい光出射点列が形成される。
この光出射点列を物面として空間的光出射点多重化手段(ここではレンズアレイ19)を図15(b)のように配置することにより、空間的光出射点多重化手段19の像面位置19bに新たに高密度光出射点列4を形成することができる。
この様にして形成された高密度光出射点列4においては、フィールドレンズ17−2の後焦点面位置に形成された光出射点列における光線の出射角度ピッチと光出射点間隔の関係を逆転した光出射点列が形成される。構築した立体像表示装置の出射角度ピッチが非常に細かいが、光出射点間隔が荒いのに対し、実際は出射角度ピッチは荒くても良い。細かい光出射点間隔が必要な場合等には、上記のように光出射点多重化手段19を用いることにより、光出射点間隔と出射角度ピッチの関係、あるいは光出射点数と出射角度範囲の関係のバランスを調整した立体像表示装置の構築が可能となる。
新たに形成された高密度光出射点列4の位置に対応するレンズアレイ19の像面位置19bには一方向拡散板18を挿入し、鉛直方向の光を拡散し、鉛直方向の観察域を確保する。空間的光出射点多重化手段19により多重化された高密度光出射点列4から射出される光線が等角で射出されることにより、光線のケラレの問題が緩和される。より多くの光出射点からの光線がケラれることなく立体像を観察できる視点、つまりはケラレを生じずに立体像が良好に観察できる視点がより広く取れるようになる。
図15(c)は、図15(a)の光学系に対し、フィールドレンズ17−3を導入している。これにより、空間的光出射点多重化手段19により形成された高密度光出射点列4の各光出射点からの光線の出射方向を、ある視点位置の方向に集光するように制御した光学系である。
レンチキュラレンズ13により形成された光出射点列2からの光線を空間的光出射点多重化手段であるレンズアレイ19により多重化している。その高密度光出射点列4の像形成位置19bにフィールドレンズ17−3を挿入することにより、射出される光線の方向を制御する。フィールドレンズ17−3を導入することにより、各要素レンズアレイ13aを通過したそれぞれの光出射点群を構成する光線の出射方向を観察域のある一点に集中するようにする。その結果、図15(c)の視点位置近傍19Cの様に、各要素レンズアレイ13aごとの対応する位置の2以上の光出射点から射出される全ての光線が観察域のある一点で水平方向について交わる(交差する)様に調整することができる。
これにより、立体像のより広範囲についての画像情報を含む光線が眼に入射することが可能な視点をより広い範囲で確保できる光学系となる。
さらに、図7は、図15(c)のフィールドレンズ17−3の位置に周期的な光学素子からなるフィールドレンズ、例えばレンチキュラレンズ21を導入することにより、共通領域の最大化を図った光学系である。周期的なフィールドレンズ21を空間的光出射点多重化手段19の像面位置19bに挿入している。これにより、空間的光出射点多重化手段19の各要素レンズ19aに対応する光出射点列ごとの出射方向をより細かく制御して、観察者の視点の共通領域を最大化する。
上記3つの光学素子、フィールドレンズ17−3、レンズアレイ19、一方向拡散板18は機能的に2つ、あるいは1つにまとめられる場合もある。またそれぞれ同等の機能を持つ他の素子と置き換えても良い。
以上のように、従来の超多眼領域の立体表示装置により形成された光出射点に対して光出射点多重化手段19を導入している。これにより、出射される光線の高い指向性および微小角度ピッチでの光線出射方向を維持し、かつより狭い光出射点間隔での高画素化された立体像表示を実現する。
図16(a),(b)は、ビーム偏向方式と振動レンズより成る時間的光出射点多重化手段
を用いた実施例4の概略図である。
図16(a)は、図11にて説明した振動レンズ3−2aを用い、時系列的に光出射点形成と同期を取りながら振動させて光出射点の像形成性位置を多重化する立体表示装置を示す図である。
図5(a)にて説明したビーム偏向方式の立体像表示装置により形成される高密度光出射点列4に時間的光出射点多重化手段20を作用させる。図16(a)においては振動レンズ20が3段階のレンズ位置を取ることにより多重化を実施している。これにより3倍に多重化された高密度光出射点列4が実現できる。
光出射点形成時間(レンズの振動周期)が人間の眼の残像許容時間より短い時間内で実行されることにより、観察者6にはこれらの光出射点形成がほぼ同時に起こっている現象と認識される。
図16(b)は、ビーム偏向方式と振動レンズアレイより成る時間的光出射点多重化手段を用いた概略図である。
図16(b)は、図16(a)における振動レンズ20を複数用いた振動レンズアレイ24に置き換え、光出射点多重化の度合いをより高めた光学系の構成を示す図である。
複数のレンズアレイ要素24aに1つの光出射点からの光線を入射させることにより複数の光出射点像4を形成し、さらに、このレンズアレイ24aを時系列的に光出射点形成と同期を取りながら振動させることにより光出射点を多重化する。これにより、さらに高密度な光出射点多重化を実現する。
図17(a)〜(c)は、ビーム偏向方式と回転ミラーより成る時間的光出射点多重化手段を用いた実施例4の概略図である。
図17(a)は、図13にて説明した回転ミラー3−2Cを用い、時系列的に光出射点形成と同期を取りながら振動させて光出射点2の像形成性位置を多重化する立体表示装置を示す平面図である。
図17(b)は側面図である。入射される光線と回転ミラー22により折り返される光線は図17(b)の様に必ずしも同一面内でなくても良い。図17(c)は回転ミラー22の反射によって光線が折り返された後の、虚像である光出射点列4と観察者6の関係を示している。
ミラー22が回転することにより、虚像である光出射点列4の位置が移動するため、見かけの光出射点数が増加し、光出射点間隔が減少する。回転においてt段階のミラー位置を取ることができ、かつ光出射点形成がそのt段階全てに同期できるとするとt段階に多重化された光出射点が形成される。
図18(a),(b)は、ビーム偏向方式と回転ミラーアレイより成る時間的光出射点多重化手段を用いた実施例4の概略図である。
図18(a)は、図17(a)における回転ミラー22を回転ミラーアレイ23に置き換え、光出射点多重化の度合いをより高めた様子を示す図である。
個々のミラー要素23aを独立して回転させることができるため、光出射点の空間的な多重化と時間的な多重化を同時に実現可能となる。
また、より広い立体像を表示しようとする場合には、本実施例の立体表示装置をタイリングにより並べることで実現しても良い。その際、立体像観察領域が適切に得られるように、フィールド光学系に偏心を持たせても良い。
また図17(b)の実施例においては、高密度光出射点列4の位置もしくはその直後に鉛直方向にのみ光を拡散する一方向拡散板18を挿入した。これにより、鉛直方向の視差情報を廃棄して、鉛直方向の観察域を拡大し、立体画像を観察する際の立体像の見かけの画素数をより大きく取ろうとするアプローチ取る装置構成について記述した。鉛直視差情報をも表現しようとする立体表示装置に対しても本実施例は適用可能である。図19は立体表示装置に対して空間的光出射点多重化手段としてレンズアレイ19−2を組み合わせた。実施例5の概略図である。
図19は図7の光学系に対応し、垂直視差情報を考慮した光学系を示す。
図19において、25はIPレンズであり、コリメートレンズ17により整形された平行ビームを入射することにより、鉛直方向にも光線の広がりを持つ光出射点列2−2が、形成され立体像を表示することが可能となる。
この光出射点列2−2から射出される光線を空間的光出射点多重化手段であり、鉛直方向にもレンズの周期構造を持つ、2次元レンズアレイ19-2に入射させることで光出射点列2−2を多重化した高密度光出射点列4−2を形成する。
そして鉛直方向にも光線方向を持つ多重化された高密度光出射点列4-2からの光線を鉛直方向にも集光効果を持つフィールドレンズ17-3および周期的な集光効果のために用いられるIPレンズ25-2を用いて光線の射出方向を制御する。
これにより、鉛直方向にも視差情報を持つ、高精細な立体像の表示を実現することが可能になる。
このような鉛直視差情報を考慮した立体表示装置への光出射点多重化手段の導入は、空間的光出射点多重化手段19−2のみならず、時間的光出射点多重化手段および、その両方の機能を持つものについて、ここで紹介した以外の構成についても可能である。
以上各実施例によれば、「超多眼領域」の立体像表示を行う際において、多くの視差画像を微小角度ピッチで多方向に提示することと、個々の視差画像を高い解像度で表示することとが両立される。更に立体像の解像度や視点数、視点ピッチの関係が高い自由度で設定された立体像表示装置が得られる。
尚、各実施例において超多眼領域で立体表示するとは、観察者の各々の眼に複数の(好ましくは3つ以上の)視差画像を入射させることにより、それらの視差画像に基づく立体像を観察者に認識させることを言う。
超多眼立体視の説明図 従来の立体像表示装置の概略図 パララックス方式を用いた従来の立体像表示装置の原理説明図 レンチキュラ方式を用いた従来の立体像表示装置の原理説明図 ビーム偏向方式を用いた従来の立体像表示装置の原理説明図 本発明の実施例1の基本構成の概略図 本発明の実施例3の空間的光線多重手段を有する立体像表示装置の概略図 空間的多重手段にレンチキュラを用いた実施例1の概略図 空間的な光出射点多重手段の説明図 共通投影面を持つ本発明の実施例1の概略図 本発明の実施例2の時間的な光出射点多重手段の説明図 アレイ化された時間的な光出射点多重手段の説明図 回転ミラーによる時間的な光出射点多重手段の説明図 アレイ化された回転ミラーによる時間的な光出射点多重手段の説明図 本発明の実施例3の空間的な光出射点多重手段を有する立体像表示装置の概略 本発明の実施例4の時間的な光出射点多重手段を有する立体像表示装置の概略図 本発明の実施例4の回転ミラー方式の時間的な光出射点多重手段を有する立体像表示装置の概略図 本発明の実施例4の回転ミラーアレー方式の時間的な光出射点多重手段を有する立体像表示装置の概略図 垂直視差を考慮した本発明の実施例5の空間的な光出射点多重手段を有する立体像表示装置の概略図 従来の立体像表示装置の概略図
符号の説明
101 眼球
102 画像情報の表示最小単位
1−1 光線生成手段
1−2 光線偏向手段
1−3 光線変調手段
1 立体像表示装置
2 光出射点列
3 光出射点多重化手段
3−1 空間的光出射点多重化手段
3−2 時間的光出射点多重化手段
3−2a 振動レンズ
3−2b 振動レンズアレイ
3−2c 回転ミラー
3−2d 回転ミラーアレイ
4 高密度光出射点列
6 観察者
11 画像表示手段
12 パララックスバリア
13 レンチキュラレンズ
14 ビーム光源
15 水平方向ビーム走査手段
16 鉛直方向ビーム走査手段
17 コリメータレンズ
17−2 フィールドレンズ
17−3 フィールドレンズ
18 一方向拡散板
19 レンズアレイ
20 振動レンズ
21 レンチキュラレンズ
22 回転ミラー
23 回転ミラーアレイ
24 振動レンズアレイ
25 IP(インテグラルフォト)レンズ
25−2 IP(インテグラルフォト)レンズ

Claims (9)

  1. 視差画像情報に基づく光束を時系列的に出射する光変調手段と、
    前記光変調手段からの光束で所定面上を2次元走査する走査手段と、
    前記走査手段の光走査側に配置され、1次光出射点を形成する1次光出射部を、所定の方向に複数個配列して構成される1次光出射点配列手段を有し、
    前記1次光出射点配列手段は、前記走査手段からの光束を、指向性があり、かつ互いに異なる複数の方向へ出射する光束とし、2以上の1次光出射点からの光束を交差させており、
    前記1次光出射点配列手段の光出射側に配置され、前記複数の1次光出射部からの光束
    により前記1次光出射点よりも多くの2次光出射点を、前記1次光出射点の光源像として
    形成する光出射点多重化手段を有することを特徴とする立体像表示装置。
  2. 超多眼領域で立体表示する立体像表示装置であることを特徴とする請求項1に記載の立体像表示装置。
  3. 前記光出射点多重化手段は、光学系を有し、該光学系の変位によって、前記1次光出射点よりも多くの2次光出射点を形成することを特徴とする請求項1又は2の立体像表示装置。
  4. 前記光出射点多重化手段は、複数の光学素子を配列した光学素子アレイを有し、
    前記光学素子アレイによって前記1次光出射点よりも多くの2次光出射点を形成することを特徴とする請求項1又は2の立体像表示装置。
  5. 前記光出射点多重化手段は、複数の光学素子を一方向に配列した光学素子アレイを有し、
    1つの前記光学素子に対して、複数の前記1次光出射点からの光束が入射することによって、1つの前記光学素子ごとに、複数の2次光出射点が形成されることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか1項に記載の立体像表示装置。
  6. 前記光出射点多重化手段は、複数の光学素子を一方向に配列した光学素子アレイを有し、1つの前記光学素子に対して、すべての前記1次光出射点からの光束が入射することによって、1つの前記光学素子ごとに、すべての前記1次光出射点の数の2次光出射点が形成されることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか1項に記載の立体像表示装置。
  7. 前記光出射点多重化手段は、要素レンズを複数有するレンズアレイであり、
    前記1次光出射点配列手段により1次光出射点が形成される位置に配置されたフィールド光学系を有し、
    1個の1次光出射点からの光束が、前記レンズアレイのすべての要素レンズに入射することを特徴とする請求項1、2、4乃至6のいずれか1項に記載の立体像表示装置。
  8. 前記光出射点多重化手段は、変位可能な光学素子又は変位可能な複数の光学素子を一方向に配列した変位可能な光学素子アレイを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の立体像表示装置。
  9. 前記変位可能な光学素子は、振動レンズ又は振動ミラー又は回転ミラーから成ることを特徴とする請求項の立体像表示装置。
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