JP4870438B2 - レーザ・ジェット加工装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ光線と、砥粒を含む高圧液体(液体ジェット)とを同時に被加工物に当てて切断等の所要の加工を施すレーザ・ジェット加工装置に関する。
水等の液体を高圧ビーム状に射出させた液体ジェットにレーザ光線を同軸的に合わせて射出し、両者を被加工物に当ててレーザ加工と液体ジェット加工を同時に行う複合型の加工装置が知られている(例えば特許文献1,2等)。このような加工装置は、レーザ光線の熱で生じる加工屑を液体ジェットの圧力で除去して再付着を防止したり、加工点を液体ジェットで冷却するといった作用により、レーザ光線のみの加工で生じる問題を液体ジェットを当てることにより解消するものである。対象となる被加工物としては、半導体ウエーハや樹脂の薄板からなる基板等の比較的脆性の高いものが有効とされている。
特開2001−321977号公報 特開2001−287071号公報
特許文献1に記載の加工装置は、円錐筒状のノズル内に導入して水流を高圧化させた液体ジェットと、ノズルに固定した集光レンズに通したレーザ光線を、ノズル先端の開口から射出する構成となっている。この加工装置では、集光レンズがノズルとともに水流を高圧化させる密閉空間を形成しているため、この集光レンズ、あるいは集光レンズの取り付け部分が強度上の弱点となっている。このため、ノズル内で液体ジェットの圧力を高くするにも限度があり、より高圧のジェット水流を生成するには不向きである。
その点、特許文献2に記載の加工装置は、ハウジング内に導入したレーザ光線が反射鏡で反射してハウジングから射出し、一方、ハウジング外に設けた射出口から液体ジェットがハウジングを通過する構成であるから、ハウジングの強度に関係なく高い圧力で液体を射出させることができる。ところが、レーザ光線を導入して反射させるハウジングが間にあるため、液体ジェットの射出口を被加工物に接近させることができず、したがって液体ジェットが被加工物に当たる際には水流が分散して圧力が低減し、加工効率の低下が生じて実用的ではないと想定される。
このようにレーザ光線と液体ジェットで被加工物を加工するといえども、従来では被加工物に作用する液体ジェットを十分な圧力に高めることが困難であり、液体ジェットによる加工はレーザ加工をあくまで補助するといった形態が実状である。しかしながら、液体ジェット単独でも加工が可能であれば、用途に応じてレーザ光線と使い分けることができたり、あるいはレーザ光線の補助効果を一層高めたりすることができるので、液体ジェットをより高圧化させることのできる技術が要望されてきた。
よって本発明は、液体ジェットの圧力を大幅に向上させることができ、これによって液体ジェット単独でも加工が可能になったり、レーザ光線の補助効果を一層高めたりすることができるレーザ・ジェット加工装置を提供することを目的としている。
本発明は、レーザ光線と、砥粒を含む液体ジェットの双方を同時かつ同軸的に射出し得る射出口を有する円筒状のノズルと、該ノズル内にレーザ光線を導入するレーザ光線導入部と、該ノズル内に砥粒を含む液体ジェットを導入する液体ジェット導入部とを具備し、前記ノズルの内部は、軸方向中間部に形成された内径絞り部によって、一端側の大径流路と他端側の小径流路とに分けられており、前記大径流路側に前記射出口が配されるとともに前記液体ジェット導入部が接続され、前記小径流路側に前記レーザ光線導入部が接続されるとともに、前記レーザ光線導入部から該ノズル内に導入したレーザ光線を前記射出口に向けて反射させる反射鏡が配設されていることを特徴としている。本発明の液体ジェットは、液体に砥粒を適量混合させたものを高圧で射出させた流体であり、砥粒としては、レーザ光線を吸収または反射しない石英やガラス、ダイヤモンド、あるいはフロロカーボンやポリスチレン等の有機物が好適に用いられる。
本発明によれば、砥粒を含む液体ジェットとレーザ光線をノズルに導入し、そのノズルの射出口から両者を同軸的に射出して被加工物に当てることにより、所要の加工が施される。ノズルにはレーザ光線導入部と液体ジェット導入部が接続されているが、これら以外のものは不要である。したがってノズルは単一材料で一体に、かつ高い強度を有するように構成することができ、強度を向上させたノズルを用いることにより、ノズル内に導入して射出する液体ジェットの圧力を大幅に向上させることができる。このため、液体ジェットによる加工効率を向上させることができ、その結果、液体ジェット単独でも加工が可能になる。また、液体ジェットに砥粒を混合させてもノズルの損傷を抑えることができるので、液体だけではなく砥粒を交えた液体ジェットによる加工を行うことができる。砥粒混合の液体ジェットを加工部分に当てると研磨効果が発揮され、これによってレーザ加工での面粗さが低減されて優れた加工品質を得ることができる。
ノズルに接続されているレーザ光線導入部と液体ジェット導入部の形態としては、管状のものが挙げられる。これら導入部のうちの少なくとも一方がノズルに着脱可能に装着されることは、本発明の好ましい形態である。これは、例えばノズル内に導入された砥粒が接触することによってこれら導入部が傷付いた場合、新品に交換することができるためである。また、レーザ光線導入部には、該導入部内に液体ジェットが入り込むことを防ぐ透明な遮蔽板を装備することが望ましく、その場合、遮蔽板が砥粒の接触によって傷付く可能性が高い。遮蔽板が傷付くとレーザ光線の透過効率が低下するので遮蔽板を新たなものに交換する必要が生じ、そのためには、レーザ光線導入部ごと遮蔽板を交換すべく、レーザ光線導入部がノズルに着脱可能に装着されている形態は好ましい。
レーザ光線導入部からノズル内に導入するレーザ光線は、YAGレーザ発振器等のレーザ発振器から発振されるものであるが、ノズルに対するレーザ発振器の配置の自由度を高くするために、レーザ光線を屈折させる場合がある。レーザ光線の屈折は反射鏡で反射させることによるが、本発明ではノズルの内面に反射鏡を配設することにより、上記のようにノズルの強度を損ねることなく設けることができる。
反射鏡をノズル内に設ける形態は一例であり、反射鏡はノズルに着脱可能に装着されたレーザ光線導入部に設けることもできる。その場合、レーザ光線導入部をノズルに着脱可能に装着する構成にすれば、反射鏡が砥粒で傷付いても、その反射鏡をレーザ光線導入部ごと容易に交換することができる。反射鏡が傷付くとレーザ光線の反射効率が低下してレーザ光線の強度が低下してしまうので、交換は必要である。
また、本発明では、ノズルは円筒状であるが、その内部が、軸方向中間部に形成された内径絞り部によって、一端側の大径流路と他端側の小径流路とに分けられ、大径流路側に射出口が配されるとともに液体ジェット導入部が接続され、小径流路側にレーザ光線導入部が接続されるとともに反射鏡が配設されている構造であるため、次の点で有用である、すなわち、液体ジェットは液体ジェット導入部から大径流路に導入され射出口から射出されるが、内径絞り部があることにより、射出口とは反対側の小径流路に入り込みにくく、したがってレーザ光線導入部に液体ジェットが入って逆流することが抑えられる。また、レーザ光線導入部に上記遮蔽板が設けられている場合には、液体ジェットが内径絞り部に遮られてその遮蔽板に当たりにくく、交換時期を延長させることができる。
本発明によれば、レーザ光線と、砥粒を含む液体ジェットの双方を導入してこれらを射出するノズルを、高い強度を有するように構成することができる。このため、液体ジェットの圧力を大幅に向上させることができ、これに加えて砥粒混合の液体ジェットを用いることにより、液体ジェットによる加工効率を向上させることができ、また、液体ジェット単独でも加工が可能になる。さらに、砥粒を含む液体ジェットにより加工部分を同時に研磨することができるので、レーザ加工での面粗さが低減されて優れた加工品質を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明に係る一実施形態を説明するが、先に、一実施形態の元となる構造を有する基本形態のレーザ・ジェット加工装置を説明する。
[1]レーザ・ジェット加工装置の構成
図1は基本形態のレーザ・ジェット加工装置1を示しており、該装置1は、上面が水平な直方体状の基台10を有している。この基台10上には、水平なX方向およびY方向に移動自在とされたXY移動テーブル11が設けられており、このXY移動テーブル11上に円盤状のワークテーブル12が水平に設置されている。レーザ・ジェット加工が施されるワークはワークテーブル12上に保持され、上方に配置されたノズル50から射出されるレーザ光線および液体ジェットによって加工される。ワークテーブル12は、空気吸引によってワークを吸着、保持する真空チャック式である。加工の対象となるワークは、半導体ウエーハや樹脂の薄板からなる基板等の比較的脆性の高いものとされ、そのワークに切断や溝形成といった所要の加工が施される。
XY移動テーブル11は、基台10上にX方向に移動自在に設けられたX軸ベース20と、このX軸ベース20上にY方向に移動自在に設けられたY軸ベース30との組み合わせで構成されている。X軸ベース20は基台10上に固定されたX方向に延びる一対の平行なガイドレール21,21に摺動自在に取り付けられており、X軸駆動機構22によってX方向に移動させられる。Y軸ベース30はX軸ベース20上に固定されたY方向に延びる一対の平行なガイドレール31,31に摺動自在に取り付けられており、Y軸駆動機構32によってY方向に移動させられる。
ワークテーブル12はY軸ベース30上に回転自在あるいは固定状態で設置されており、X軸ベース20およびY軸ベース30の移動に伴って、X方向あるいはY方向に移動させられる。X軸ベース20およびY軸ベース30の移動方向および移動速度を適宜に調節することにより、X方向およびY方向の直線移動のみならず、ワークテーブル12を曲線状に移動させて曲線加工を施すことができるようになっている。
ワークテーブル12の中央には矩形状の開口12aが空いており、この開口12aの下方であってY軸ベース30内には、ノズル50から射出された液体ジェットを受ける受水槽が設けられている。この受水槽には、液体ジェットを回収して清浄化した後に再びノズル50に戻す循環装置が接続されている(受水槽および循環装置は図示略)。
基台10の一側面(図1で右奥側の見えない側面)には鉛直方向(Z方向)上方に延びる角柱状のコラム13が固定されており、このコラム13の基台10側の面には、ワークテーブル12上までY方向に沿って延びる円筒状の加工軸40が設けられている。この加工軸40はコラム13に沿って上下動自在に設けられ、コラム13内に収容された図示せぬ上下駆動機構によって上下動させられる。そして、その加工軸40の先端には、ブラケット41を介してレーザ光線および液体ジェットを下方に射出するノズル50が取り付けられている。
ノズル50は、図2に示すように、外径が一定の円筒部51の一端(図2で下端)から円錐部52が延びている円筒体であり、円筒部51の他端(図2で上端)は端板部53で塞がれ、円錐部52の先端に射出口54が開口している。このノズル50は、射出口54を下に配し、軸方向をZ方向と平行にしてブラケット41に取り付けられている。その取付状態での円筒部51の上端には、レーザ光線導入管(レーザ光線導入部)60が、また下端には液体ジェット導入管(液体ジェット導入部)70が、それぞれ着脱可能に挿入されて装着されている。各導入管60,70は円筒状で、互いに平行な状態でノズル50の径方向に延びている。なお、図1では各導入管60,70の図示を省略している。
レーザ光線導入管60には、YAGレーザ発振器等の図示せぬレーザ発振器が接続されており、このレーザ発振器で発振されたレーザ光線がレーザ光線導入管60内を同軸的に通ってノズル50内に導入されるようになっている。レーザ発振器で発振されるレーザ光線は、例えば出力1〜5W、波長1064nmの特性を有するものなどが好適に用いられる。
レーザ光線導入管60は、図3に示すように円筒状の本体部61を主体としており、その本体部61の先端にステー部62を介して反射鏡63が設けられている。ステー部62は本体部61の一部を残して切り欠くことにより形成されたもので断面円弧状であり、本体部61の軸方向に延びている。そしてこのステー部62の先端に、凹面状に形成された反射鏡63がステー部62に一体に設けられている。レーザ光線導入管60内を通ってノズル50内に導入されたレーザ光線は、反射鏡63で集光されるとともにビーム状に細く変換され、下方に向けて90°に屈折させられるようになっている(図2の符号Lはレーザ光線を示している)。また、本体部61の先端には、先端開口を塞ぐ透明な遮蔽板64が固定されている。この遮蔽板64により、ノズル50内に導入された液体ジェットがレーザ光線導入管60内に入り込んで逆流することが防がれるようになっている。レーザ光線導入管60は、反射鏡63で集光され細いビーム状に反射したレーザ光線が射出口54から同軸的に射出されるように、本体部61がノズル50の円筒部51に装着される。
液体ジェット導入管70には、砥粒が適宜な割合で混入された水を高圧化して該導入管70内に供給する図示せぬ液体ジェット供給装置が接続されており、この液体ジェット供給装置から供給された砥粒を含む液体ジェットが液体ジェット導入管70内を通ってノズル50内に導入されるようになっている。砥粒は、レーザ光線を吸収または反射しない石英やガラス、ダイヤモンド、あるいはフロロカーボンやポリスチレン等の有機物が好適に用いられ、金属製は好ましくない。砥粒の大きさ、すなわち砥粒径は、レーザ光線導入管60からノズル50内に導入されるレーザ光線の波長の5分の1程度あるいはそれ以下が望ましく、10分の1以下がより望ましい。砥粒径がレーザ光線の波長の5分の1〜10分の1程度である場合には、水への砥粒の混合割合は10%以下が望ましく、5%以下がより望ましい。また、水圧は液体ジェットによる加工効果を得るためには50MPa以上とすることが好ましく、さらに加工効果を充分得るためには200MPa程度とすることがより好ましい。
[2]レーザ・ジェット加工装置の作用
以上が基本形態のレーザ・ジェット加工装置1の構成である。該加工装置1によると、ワークテーブル12上にワークが吸着、保持され、そのワークに対して加工軸40を下降させてノズル50を近付け、そのノズル50からビーム状に下方に射出されるレーザ光線および液体ジェットを同時に当てながらXY移動テーブル11を適宜に移動させることにより、ワークに対して切断や溝形成といった所要の加工が施される。
ノズル50内においては、液体ジェット導入管70から導入された液体ジェットがノズル50内に充満してさらに高圧化し、その液体ジェットは射出口54から下方に向けてビーム状に射出してワークに当たる。一方、レーザ光線導入管60から導入されたレーザ光線は反射鏡63で90°屈折して射出口54から射出する液体ジェット中に同軸的に導光され、射出口54から射出してワークに照射される。ワークはレーザ光線で溶融されて加工され、液体ジェットは、例えばレーザ光線の熱で生じる加工屑を除去して再付着を防止し、また、レーザ光線の加工点を冷却するように機能する。
上記基本形態のレーザ・ジェット加工装置1によれば、ノズル50にはレーザ光線導入管60と液体ジェット導入管70が装着されているが、これら以外のものはノズル50に付加する不要はない。したがってノズル50自体は単一材料で一体に、かつ高い強度を有するように構成することができる。例えばノズル50は耐久性の高いステンレス等の金属で形成して強度を向上させたものとすることにより、ノズル50内に導入して射出する液体ジェットの圧力を大幅に向上させることができる。このため、ワークに当たる液体ジェットの圧力を高めることができる。さらに、ノズル50の強度向上に伴い液体ジェットに砥粒を混合させることができるため、圧力の向上とあいまって液体ジェット単独でも切断等の加工が可能になる。さらに砥粒混合の液体ジェットを加工部分に当てると研磨効果が発揮され、これによってレーザ加工での面粗さが低減されて優れた加工品質を得ることができる。
また、ノズル50内では液体ジェット中の砥粒が高い圧力で散乱している状態であるから、その砥粒が反射鏡63や遮蔽板64に当たって傷付く可能性が高い。反射鏡63が傷付くとレーザ光線の反射効率が低下してレーザ光線の強度が低下してしまうので交換が必要となってくる。また、遮蔽板64が傷付くとレーザ光線の透過効率が低下し、やはり強度が低下する。そこで、反射鏡63や遮蔽板64が傷付いたら、レーザ光線導入管60をノズル50から取り外し、新たなものに交換すればよい。上記基本形態では、このようにレーザ光線導入管60ごと反射鏡63および遮蔽板64を交換することにより、反射鏡63および遮蔽板64の交換を容易に行うことができる。
[3]本発明に係るノズルを有する一実施形態
次いで、本発明に係る一実施形態を説明する。図4は、上記基本形態のレーザ・ジェット加工装置1に、本発明に係るノズル50を具備させた一実施形態を示している。このノズル50は上記ノズル50と外形は同じであるが、内部構造が異なっている。
図4に示すノズル50の内部には、軸方向の中間部に、軸方向に直交する平面で形成された段部55が形成されており、この段部55によって、軸方向に延びる流路が、射出口54側の大径流路56と、小径流路57とに分けられている。これら流路56,57は断面円形でノズル50と同軸的に形成されている。
そして、液体ジェット導入管70は大径流路56に連通するように装着され、反射鏡63を備えたレーザ光線導入管60は小径流路57に連通するように装着されている。この場合のレーザ光線導入管60は上記ステー部62を有してはおらず、反射鏡63は本体部61に直接設けられている。
このノズル50によれば、反射鏡63で反射したレーザ光線(図4の符号Lで示す)は小径流路57から大径流路56を経て射出口54から射出され、液体ジェットは大径流路56を通って射出口54から射出される。この場合、液体ジェットは段部があることにより小径流路57に入り込みにくく、このため、反射鏡63や遮蔽板64が砥粒で傷付きにくくなり、レーザ光線導入管60の交換時期を延長させることができるといった利点を有する。
なお、図4に示した一実施形態では、レーザ光線導入管60からノズル50内に導入したレーザ光線Lを射出口54に向けて反射させる反射鏡は、レーザ光線導入管60に設けられているが(反射鏡63)、これに代えて、反射鏡はノズル50の小径流路57の内面に形成してもよい。このように反射鏡をノズル50の内面に形成すると、反射鏡をノズル50の強度を損ねることなく設けることができる。
本発明の一実施形態の元となる基本形態のレーザ・ジェット加工装置の全体斜視図である。 レーザ光線および液体ジェットを射出するノズルの縦断面図である。 ノズルに装着されるレーザ光線導入管の先端部の斜視図である。 本発明に係るノズルの一実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1…レーザ・ジェット加工装置
50…ノズル
54…射出口
55…段部(内径絞り部)
56…大径流路
57…小径流路
60…レーザ光線導入管
63…反射鏡
70…液体ジェット導入管
L…レーザ光線

Claims (6)

  1. レーザ光線と、砥粒を含む液体ジェットの双方を同時かつ同軸的に射出し得る射出口を有する円筒状のノズルと、
    該ノズル内にレーザ光線を導入するレーザ光線導入部と、
    該ノズル内に砥粒を含む液体ジェットを導入する液体ジェット導入部とを具備し、
    前記ノズルの内部は、軸方向中間部に形成された内径絞り部によって、一端側の大径流路と他端側の小径流路とに分けられており、
    前記大径流路側に前記射出口が配されるとともに前記液体ジェット導入部が接続され、
    前記小径流路側に前記レーザ光線導入部が接続されるとともに、前記レーザ光線導入部から該ノズル内に導入したレーザ光線を前記射出口に向けて反射させる反射鏡が配設されていることを特徴とするレーザ・ジェット加工装置。
  2. 前記レーザ光線導入部および前記液体ジェット導入部が管状であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ・ジェット加工装置。
  3. 前記レーザ光線導入部と前記液体ジェット導入部の少なくとも一方が前記ノズルに着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ・ジェット加工装置。
  4. 前記ノズルの内面に、前記反射鏡が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載レーザ・ジェット加工装置。
  5. 前記レーザ光線導入部が前記ノズルに着脱可能に装着され、該レーザ光線導入部に、前記反射鏡が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のレーザ・ジェット加工装置。
  6. 前記液体ジェットは、液体に、前記砥粒として石英が所定割合で分散、混入されたものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレーザ・ジェット加工装置。
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