JP4869650B2 - 箱状組立体における板金結合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、箱状組立体における板金結合構造に関する。
断熱箱体からなる冷蔵庫本体の底面に脚を設ける部分の構造として、以下のようなものが知られている。これは、断熱箱体を構成する外箱の底板における内面(上面)の四隅に、ナット等のねじ孔を設けた補強板兼用の取付板を固定し、脚の上面に突設したねじ棒を、外箱の底板を貫通して取付板のねじ孔にねじ込むことにより取り付けられるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−296951号公報
ところで従来、取付板を外箱の底板に固定する手段としては、スポット溶接やリベット固定が採用されていたが、溶接機やリベットかしめ機の設備が必要であり、またそれらを用いた作業にも結構手間が掛かって、コスト高に繋がるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、低コスト化を図った板金結合構造を提供するところにある。
求項1の発明に係る箱状組立体における板金結合構造は、一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられており、前記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成され、かつ各ガイド溝におけるそれぞれの外側の側面が、前記差込片の先端よりも前方に延びている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記外側の板金部材が断熱箱体の外箱である一方、前記内側の板金部材が前記外箱に裏張りされる補強板であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記差込片と前記被差込部との組が、複数組前記差込片の差込方向に並んで設けられているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられ、また前記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成されており、かつ、前記外側の板金部材が、一面に開口した略箱形をなすファンモータのブラケットである一方、内側の板金部材が、前記ブラケットの開口面側に嵌められるベルマウスであ、このベルマウスの周縁に設けられたフランジに前記差込片が、前記ブラケットの対応した周面板に前記被差込部が形成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられ、また前記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成されており、かつ、前記外側の板金部材が、断熱箱体の開口部を仕切る断熱性の前面枠を構成する背面に開口したコ字形断面をなす外装板である一方、前記内側の板金部材が、前面に開口したコ字形断面をなし前記外装板の前記背面開口に嵌められる補強板であり、この補強板の側板に前記差込片が、前記外装板の側板に前記被差込部が対応して並んで形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
内側の板金部材が外側の板金部材の内面に当てられて差込片が被差込部の開口部に合わされ、ガイド溝に開口部の側壁が挿入されつつ差込片が差し込まれる。所定量差し込まれると、被差込部の爪部が差込片の係止孔に嵌って抜け止めされ、内側の板金部材が外側の板金部材の内面の所定位置に固定される。
両板金部材を固定するのにいわゆる嵌め込み構造を採用したから、溶接機やリベットかしめ機の設備が不要にできる。固定作業としては、内側部材を外側部材の内面に沿って滑らせながら、差込片を被差込部の開口部に差し込むだけでよく、しかもガイド溝に案内されてスムーズに差し込むことができるから、作業自体も簡単となり、もって製造コストの低減を図ることができる。
また、ガイド溝に開口部の側壁が挿入されることで、内側の板金部材が固定後にがたつくことが防止されるとともに、被差込部は外側の板金部材に対して内方に叩き出して形成され、そこに内側の板金部材の差込片が差し込まれるのであるから、外側の板金部材の外表面に、何ら突出部分ができることがない。
<請求項2の発明>
断熱箱体を構成する外箱に対して補強板を裏張りする場合に、適用することができる。
<請求項3の発明>
差込片と被差込部との組を複数設けたことで、補強板をがたつきなくより安定して外箱の内面に固定することができる。
<請求項4の発明>
凝縮器ファン等のファンモータを支持する支持体を組み付ける場合、ベルマウスのフランジが、ファンモータのブラケットの開口部における周面板の内面に嵌められ、フランジに形成された差込片が、周面板に形成された被差込部に差し込まれて固定される。
ファンモータの支持体を組み付ける場合に、適用することができる。
<請求項5の発明>
前面枠を構成する外装板の背面開口に補強板を組み付ける場合、補強板の側板が、外装板の側板の内面に嵌められ、補強板の側板に形成された差込片が、外装板の側板に形成された被差込部に差し込まれて固定される。
前面枠の外装板に補強板を組み付ける場合に、適用することができる。
以下、本発明を冷蔵ショーケースに適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。この実施形態では、冷蔵ショーケース10における脚12の取付部分に適用した場合を例示している。冷蔵ショーケース10は、図1ないし図3に示すように、前面に開口された縦長の断熱箱体からなるケース本体11を備えており、詳しくは後記するように、底面に装備された脚12で支持されている。ケース本体11の内部は貯蔵室13とされ、複数段にわたって棚網14が装着されるようになっている。貯蔵室13の前面開口は、縦向きの前面枠15によって左右の開口部16に仕切られており、両開口部16に、ガラス扉17が、観音開き式の開閉可能に装着されている。
ケース本体11の上面には機械室19が設けられ、その中に冷凍装置20が設置されている。冷凍装置20は、圧縮機21、凝縮器ファン23付きの凝縮器22等を備え、断熱性の基台24上に取り付けられてユニット化されており、基台24が貯蔵室13の天井壁の窓孔25を塞いで取り付けられている。
貯蔵室13の天井部分における窓孔25の下面側には、ドレンパンを兼ねたエアダクト26が張設され、その上方に冷却器室27が形成されている。エアダクト26の底面は、奥縁(図1の右側)に向けて下り勾配となるように形成され、手前側の領域に吸込口28が開口されているとともに、奥縁側には吹出口29が切り欠き形成されている。
冷却器室27内には、冷却器31(蒸発器)と、吸込口28に臨んで庫内ファン32が装備されている。冷却器31は上記した冷凍装置20と冷媒配管で循環接続され、周知の冷凍サイクルを構成している。そして、冷凍装置20(圧縮機21)を運転しつつ庫内ファン32を駆動すると、貯蔵室13の室内空気が庫内ファン32によって吸込口28から冷却器室27内に吸引され、その空気が冷却器31を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口29から貯蔵室13の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室13内に冷気が循環供給されて冷却されるようになっている。
次に、脚12の取付部分の構造について説明する。脚12は、図14に示すように、その上面の中心からねじ棒34が突設された構造である。
ケース本体11は、上記のように断熱箱体から形成されており、この断熱箱体は詳細には、ともにステンレス鋼板等の金属板製の外箱36内に内箱37が所定間隔を開けて収容されて外殻体38が形成され、外殻体38内に、発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂からなる断熱材39が発泡充填されることで形成されている。さらに外箱36は、底面パネル40に対して、周面パネル40A(図14参照)と天面パネルとを組み付けて形成されるようになっており、この底面パネル40の内面(上面)の四隅に、脚12を取り付けるための取付板60が予め固定され、そののちに上記のように外殻体38が形成されるようになっている。
底面パネル40は、周縁に適宜にフランジ41が立てられているとともに、その内面の四隅には、図5に示すように、取付板60の固定位置42A〜42Dが設定されている。一例として、正面から見た左手前(同図の左下)の隅を挙げて説明する。
同隅の固定位置42Aには、2個の被差込部43が左右に並んで形成されている。一方の被差込部43は、底面パネル40の左側縁から少し入った位置に、他方の被差込部43は、さらに内方に所定寸法入った位置にそれぞれ形成されている。両被差込部43は、下面側から叩き出すことにより形成され、図7に示すように、右側から見て横長の略角錐台形に形成され、右方から見た正面となる右側面の全幅に、開口部44が形成されている。各被差込部43の天面43Aにおける横幅方向の中央部には、爪部45が下方に突設されている。この爪部45は、図13にも示すように、頂点を右側に向けた平面三角形状をなして下方に叩き出されて形成され、左側面が、逆三角形状をなして天面43Aから切り立った係止面46となっているとともに、頂点から係止面46の最深部に向けて、次第に深さが増すテーパ状のガイド稜線47が形成されている。
両被差込部43の間における左側(外側)の被差込部43に少し寄った位置には、脚12のねじ棒34を挿通する挿通孔49が形成されている。また左側の被差込部43の前後両側には、ねじの挿通孔51が形成されているとともに、そのさらに両側には、ほぼ半球形をなす位置決めボス52が、所定の間隔を開けて下面側から叩き出されて形成されている。
なお、右手前の隅の固定位置42Bでは、上記した左手前の固定位置42Aに対して、被差込部43等が左右対称に形成されている。また、奥側の左右の隅の固定位置42C,42Dは、手前側の左右の固定位置42A,42Bと、それぞれ前後対称に形成されている。
ただし奥側では、位置決めボス52の間隔Lbが、手前側の位置決めボス52の間隔Laよりも例えば大きく設定されている。また、左奥の固定位置42Cでは、例えば右側(内側)の被差込部43から斜めに内方に入った位置に、断熱材39(発泡ウレタン樹脂)の原液の注入口53が開口されている。さらに、底面パネル40における手前の縁部に寄った位置の長さ方向の中央部には、排水口55が開口されている。
続いて、取付板60について説明する。取付板60には、前側用の取付板60Aと、後側用の取付板60Bの2種類があるが、両取付板60A,60Bについて共通の説明を加える場合は、単に取付板60として説明する。
まず前側の取付板60Aにつき、特に左手前の固定位置42Aに固定される場合を例に挙げて説明すると、この取付板60Aは、亜鉛鋼板等の厚肉の金属板製であって、図7に示すように、左右方向に細長い長方形状の底板61の前後両縁に、背の低い側板62が立ち上がり形成されている。
底板61には、幅方向の中央部において、左右2枚の差込片65が板面上に形成されている。一方の差込片65は底板61の左側縁に形成され、この差込片65は、先端縁が底板61の左側縁から所定寸法後退した位置において、上記した被差込部43の開口部44に緊密に嵌る幅と、同被差込部43の奥まで挿入可能な長さ寸法とを有している。差込片65の両側には、被差込部43の開口部44における両側の側壁48がほぼ緊密に挿入されるガイド溝67が、差込片65の根元位置まで切り込み形成されている。したがって、差込片65の先端が被差込部43内の奥壁に当たるまで差し込まれると、開口部44の両側壁48がガイド溝67の奥まで挿入されるようになっている。
底板61上における左右方向の中央部から少し右側に寄った位置には、右側の被差込部43を板厚方向に挿通可能な窓孔69が開口されており、その窓孔69の右縁に、もう一方の差込片65が、左右の被差込部43と同じ間隔を開けて形成されている。差込片65の両側に、被差込部43の側壁48が挿入されるガイド溝67が切り込み形成されていることも同様である。
両差込片65には、上記した被差込部43の天面43Aの爪部45が嵌る方形状の係止孔66が形成されている。また、両差込片65の間における左側の差込片65に少し寄った位置には、脚12のねじ棒34を挿通する挿通孔70が形成されている。
底板61の左側縁には、底面パネル40に設けられた位置決めボス52が挿入される一対の位置決め溝71が、位置決めボス52と同じ間隔Laを開けて形成されている。また、上記したように、差込片65の先端が被差込部43内の奥壁に当たると、それ以上の取付板60Aの左方への移動が規制され、このとき取付板60Aの左側縁が、底面パネル40の左側縁のフランジ41に近接するようになっている。また併せて、被差込部43の爪部45が、差込片65の係止孔66に嵌合可能となっている。
底板61の左端部における両位置決め溝71の内側の位置には、ねじ孔72が形成されている。また、両側板62には左端部に寄った位置に切り込み73が形成され、この切り込み73を挟んだ両側の位置に、2箇所ずつバーリング加工が施されて、ねじ孔74が形成されている。
なお、右手前の固定位置42Bでは、上記と同じ取付板60Aが、左右反転した姿勢で使用される。
後側の2箇所の固定位置42C,42Dに使用される取付板60Bは、基本的な形状は、前側用の取付板60Aと同じである。簡単に繰り返すと、底板61の前後両縁に背の低い側板62が立ち上がり形成され、底板61と面一に左右2枚の差込片65が形成され、各差込片65に係止孔66が開口されているとともに、各差込片65の両側にガイド溝67が切り込み形成されている。両差込片65の間には、脚12のねじ棒34の挿通孔70が開口されている。
前側の取付板60Aと異なる点は、底板61の左側縁に設けられた位置決め溝71の間隔が、前側の取付板60の位置決め溝71のそれよりも大きく、すなわち底面パネル40における後側の固定位置42C,42Dに形成された位置決めボス52と同じ間隔Lbを開けて形成されているとともに、底板61のほぼ四隅には、底面パネル40に設けられた断熱材39の原液の注入口53と整合可能な円形孔75が形成されている。なお側板62には、切り込みが形成されていない。
各取付板60には、脚12のねじ棒34と螺合するナット76が固定されている。詳細には、図6及び図13に示すように、取付板60の挿通孔70と整合する円形孔77Aを形成した基板77上に、ナット76が円形孔77Aと同心に配されて溶接により固定され、さらに基板77が、円形孔77Aと挿通孔70を整合させて、取付板60上に同じく溶接により固定されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
取付板60には、既述した要領により予めナット76が固定される。各取付板60A,60Bは大まかには、底面パネル40の四隅の対応する固定位置42A〜42Dに対して、内方に若干ずれた状態で当てられ、そののち図4の矢線に示すように、底面パネル40上を外方に滑らせることによって固定される。
左手前の固定位置42Aを例に挙げて説明すると、底面パネル40が、例えば当該底面パネル40を運搬するための運搬台車に立て掛けられ、図6に示すように、取付板60Aが正規の固定位置42Aよりも少し内方(同図の右奥方)にずれた位置において、底面パネル40の内面に対して当てられる。
これにより、図8ないし図10に示すように、右側(内側)の被差込部43が窓孔69に嵌って右側の差込片65の直前に位置するとともに、左側(外側)の被差込部43も左側の差込片65の直前に位置する。また、両位置決めボス52が、対応する位置決め溝71の入口に臨む。
係る状態から、位置決めボス52を位置決め溝71に挿入しつつ、図9の矢線に示すように、取付板60Aを底面パネル40に沿って左方向に摺動させると、両差込片65が、対応する被差込部43の開口部44内に差し込まれる。このとき、差込片65は、両側のガイド溝67に開口部44の両側壁48が挿入されることで案内され、真直にかつスムーズに被差込部43内に差し込まれる。差込片65の先端が爪部45のガイド稜線47に押し付けられることで、被差込部43の天面43Aを弾性変形させつつ差込片65が差し込まれる。
両差込片65が、対応する被差込部43内の奥壁に当たったところで、取付板60の左方への摺動が停止され、このとき図11ないし図13に示すように、差込片65の係止孔66の左縁が爪部45の係止面46を通過することで、被差込部43の天面43Aが復元変形して爪部45が係止孔66内に嵌り、係止孔66の左縁が係止面46に係止して抜け止め状態に固定される。併せて、底面パネル40に形成された脚12のねじ棒34の挿通孔49と、取付板60に固定されたナット76のねじ孔76Aとが整合する。
他の3箇所の固定位置42B〜42Dにおいても、上記と同じ要領によって対応する取付板60A,60Bが固定される。ただし、図4に示すように、左奥側の固定位置42Cでは、底面パネル40に形成された注入口53に対し、取付板60に形成された円形孔75の一つ(同図の右下の円形孔75)が整合する。
上記のように、底面パネル40の内面の四隅に取付板60が固定されたら、この底面パネル40に対して、周面パネル40Aと天面パネルとが組み付けられる。特に周面パネル40Aの下端部において、底面パネル40の周縁部やフランジ41と重ねられた箇所では、取付板60に形成されたねじ孔72,74を利用して、両パネル40,40Aが共締めされて組み付けられる。その他適宜の箇所でねじ止めやリベット締めによって組み付けられる。
このように形成された外箱36に対して内箱37が間隔を開けて収容されることで外殻体38が形成される。
外殻体38は、底面の4箇所において、ねじ棒34の挿通孔49からナット76のねじ孔76Aに対して詰め物が施されたのち、発泡治具にセットされる。そして、底面パネル40の左奥の固定位置42Cに開口された注入口53から、断熱材39(発泡ウレタン)の原液が注入され、これが発泡して固化されることで断熱箱体、すなわちケース本体11が形成される。
そして、脚12を取り付ける場合は、底面の詰め物を除去したのち、図14に示すように、脚12のねじ棒34を挿通孔49に通し、ナット76のねじ孔76Aに螺合して締め付ける。
以上のように本実施形態によれば、脚12が取り付けられる底面パネル40に対し、補強板を兼ねた取付板60を裏張りして固定する場合に、差込片65と被差込部43とによる、いわゆる嵌め込み固定構造を採用したから、溶接機やリベットかしめ機の設備が不要にできる。取付板60の固定作業としては、取付板60を底面パネル40の内面に沿って滑らせながら、差込片65を被差込部43の開口部44に差し込むだけでよく、しかも開口部44の両側の側壁48がガイド溝67に挿入されて案内されることによりスムーズに差し込むことができるから、作業自体も簡単となり、もって製造コストの低減を図ることができる。
より詳細には、底面パネル40に取付板60を固定する作業は、底面パネル40を運搬台車等に立て掛けた状態で、ほぼその底面パネル40の面積範囲内で行うことができるから、作業スペースが少なくて済み、また例えば溶接機にセットする場合とは違って、底面パネル40に対して打痕や傷が付くおそれがない。また、溶接機において底面パネル40を移動したり回転する必要がないから、作業者一人でも対応することが可能である。
差込片65と被差込部43の組が、取付板60の差込方向に沿って2組設けられており、かつ、各差込片65の両側のガイド溝67にそれぞれ開口部44の両側壁48が挿入されているから、取付板60をがたつきなくより安定して底面パネル40に対して固定することができる。そのため、底面パネル40を外箱36の組み立て等に際して移動する場合にも、取付板60が外れるおそれがない。また、底面パネル40に形成されたねじ棒34の挿通孔49、断熱材39(発泡ウレタン)の注入口53、ねじの挿通孔51等を、取付板60に設けられたナット76、円形孔75、ねじ孔72に対してそれぞれ正確に整合させることができる。
被差込部43は底面パネル40を上方に叩き出すことで形成され、そこに取付板60の底板61と面一に形成された差込片65が差し込まれる構造であるから、底面パネル40の下面側には、何ら突出部分ができることがない。
被差込部43に設けられた爪部45は、三角形状に叩き出されて同三角形の底辺側が係止面46とされ、一方差込片65の係止孔66は方形状とされて、爪部45が係止孔66に嵌った際には、同係止孔66の一辺に爪部45の係止面46を対向させる構造としたから、がたつきが少なく、かつ大きな係止力を得ることができる。さらに、爪部45を三角形状とすることで、奥下がりのガイド稜線47を形成したから、被差込部43の天面43Aをガイド稜線47に倣って撓み変形させつつ、差込片65をスムーズに差し込むことが可能である。
なお、前後の固定位置42A,42Bと42C,42Dとで、位置決めボス52と位置決め溝71の間隔を異ならせて形成したから、取付板60A,60Bを前後で間違えるおそれがない。
<実施形態2>
図15は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、底面パネル40の被差込部43Xの天面に設けられた爪部79の形状に変更が加えられている。この爪部79は、天面における開口縁寄りの位置から奥側に向けて、斜め下方を向いた姿勢で片持ち状に切り出し形成されている。
したがって、取付板60の差込片65が開口部44から被差込部43X内に差し込まれると、爪部79が上方に撓み変形しつつ差し込まれる。そして、同図(B)に示すように、差込片65が被差込部43X内に所定量差し込まれると、差込片65の係止孔66の前縁が爪部79を通過するため、爪部79が復元変形して係止孔66内に落ち込み、爪部79の先端が係止孔66の前縁に係止して、取付板60Aが抜け止め状態に固定される。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図16ないし図18によって説明する。この実施形態3では、凝縮器ファン23を支持する支持体80を組み付ける場合を例示している。
支持体80は、図16に示すように、ともに亜鉛鋼板等の金属板製のブラケット81と、ベルマウス85とから構成されている。なお、ブラケット81の板厚は、ベルマウス85のそれに比べて約2倍となっている。
ブラケット81は大まかには、前面と下面とに開口した箱状をなし、両側板81Aの開口縁には、凝縮器22の後面の両側縁に当たる突当板82が内方に直角曲げされて形成されているとともに、天板81Bの前縁が凝縮器22の上面を覆うべく前方に延出して形成されている。後面板81Cには、その中心に取付孔83が形成されているとともに、取付孔83の回りには上下左右に4分割された通風口84が形成されている。また、後面板81Cの下縁からは、取付板81Dが後方に向けて突出されている。
一方、ベルマウス85は、円形のガイド孔86を中心に開口した縦向きの基板85Aを備え、この基板85Aの上縁並びに左右両縁に、短寸のフランジ87が後方に向けて直角曲げされて形成されているとともに、下縁からは、取付板85Bが後方に向けて突設された形状となっている。このベルマウス85は、基板85Aがブラケット81の後面板81Cとの間に所定間隔を開けた状態でブラケット81内に入れられ、上並びに左右のフランジ87が、ブラケット81の天板81B並びに左右の側板81Aの内面に密着し、また取付板85Bがブラケット81の取付板81Dの下面に重ねられるようになっている。
さて、ブラケット81の天板81B及び両側板81Aには、後縁から所定寸法前方に入った位置において、天板81Bでは左右方向に3箇所、側板81Aでは上下2箇所において、それぞれ被差込部43が間隔を開けて並んで形成されている。各被差込部43は、上記の実施形態1に示した被差込部43とほぼ同じ構造である。
簡単に繰り返すと、被差込部43は、外面側から叩き出すことにより形成され、前方から見て横長の略角錐台形に形成され、前面の全幅に開口部44が形成されている。被差込部43の天面には、三角形状をなす爪部45が外方に叩き出されて形成され、後面が逆三角形状をなして天面から切り立った係止面46とされ、頂点から係止面46の最深部に向けて、次第に深さが増すテーパ状のガイド稜線47が形成されている。
一方、ベルマウス85側では、上及び左右のフランジ87の開口縁に、上のフランジ87では3箇所、左右のフランジ87では2箇所ずつ、差込片65が対応して形成されている。差込片65は、同じく実施形態1に示した差込片65とほぼ同じ形状であって、被差込部43の開口部44に緊密に嵌る幅と、同被差込部43の奥まで挿入可能な長さ寸法とを有し、フランジ87の板面と面一に形成されている。差込片65の両側には、被差込部43の開口部44における両側の側壁48がほぼ緊密に挿入されるガイド溝67が、差込片65の根元位置まで切り込み形成されている。また、差込片65には、上記した被差込部43の天面の爪部45が嵌る方形状の係止孔66が形成されている。
組み付けに際しては、図16に示すように、差込片65が被差込部43よりも少し前方にずれた位置において、同図の矢線xに示すように、ベルマウス85がブラケット81内に下方から挿入される。ベルマウス85は、左右のフランジ87を左右の側板81Aの内面に摺接させつつ押し込まれ、上部のフランジ87が天板81Bの付け根側に当たったところで押し込みが停止される。このとき、各差込片65は、対応する被差込部43の直前に位置する。
続いて、同図の矢線yに示すように、ベルマウス85が、フランジ87を側板81A並びに天板81Bの内面上を摺接させつつ後方に押し込まれる。それに伴い、各差込片65が対応する被差込部43の開口部44内に差し込まれる。このとき差込片65は、両側のガイド溝67に開口部44の両側壁48が挿入されることで案内され、真直にかつスムーズに被差込部43内に差し込まれ、また差込片65の先端が爪部45のガイド稜線47に押し付けられて撓み変形しつつ差し込まれる。
各差込片65が対応する被差込部43内の奥壁に当たったところで、ベルマウス85の押し込みが停止され、このとき図17に示すように、差込片65の係止孔66の後縁が爪部45の係止面46を通過することで、差込片65が復元変形して爪部45が係止孔66内に嵌り、係止孔66の後縁が係止面46に係止することによって、ベルマウス85がブラケット81に対して抜け止め状態に組み付けられ、すなわち支持体80が形成される。
そして、支持体80に対して凝縮器ファン23がベルマウス85のガイド孔86を通して挿入され、モータケース23Aがブラケット81の取付孔83に貫通されてねじ88で固定され、これにより凝縮器ファン23は、羽根23Bの部分がベルマウス85のガイド孔86内に嵌った状態で支持される。
このように凝縮器ファン23を支持した支持体80は、図2に示すように、基台24上において凝縮器22の直後に設置され、取付板81D,85Bをねじ止めすることにより固定される。
この実施形態によれば、凝縮器ファン23の支持体80を形成するために、ブラケット81にベルマウス85を組み付ける当たり、同様に差込片65と被差込部43とによる嵌め込み固定構造を採用したから、溶接機やリベットかしめ機の設備が不要にできる。実際の組付作業としては、ベルマウス85のフランジ87をブラケット81の側板81A、天板81Bの内面に沿って滑らせながら、差込片65を被差込部43の開口部44に差し込むだけでよく、しかも開口部44の両側の側壁48がガイド溝67に挿入されて案内されることによりスムーズに差し込むことができるから、作業自体も簡単となる。また工具も不要であるから、作業者一人でも対応でき、もって製造コストの低減を図ることができる。
被差込部43は、ブラケット81の側板81A、天板81Bを内方に叩き出すことで形成され、そこにブラケット81のフランジ87と面一に形成された差込片65が差し込まれる構造であるから、ブラケット81の周面からは何ら突出部分ができることがない。
また実施形態1と同様に、被差込部43の爪部45は、三角形状に叩き出されて同三角形の底辺側が係止面46とされ、一方差込片65の係止孔66は方形状とされて、爪部45が係止孔66に嵌った際には、同係止孔66の一辺に爪部45の係止面46を対向させる構造であるから、がたつきが少なく、かつ大きな係止力を得ることができる。さらに、爪部45を三角形状とすることで、奥下がりのガイド稜線47を形成したから、差込片65をガイド稜線47に沿って撓み変形させつつスムーズに差し込むことが可能である。
さらに、本実施形態に特有の作用効果として、メンテナンスやあるいは廃却に際して支持体80を解体する場合に、これを簡単に行うことができる。その場合は、図18に示すように、マイナスドライバ等の治具Jを被差込部43の奥側に挿入し、差込片65の先端に引っ掛けて外側に強制的に撓み変形させると、爪部45が差込片65の係止孔66から抜けるため、続いて差込片65を前方に引くことで係止解除状態とされる。これを全ての係止箇所において行ったのち、ベルマウス85を前方に引き抜くことでブラケット81から外すことができ、すなわち支持体80を解体できる。
差込片65を弾性変形させて係止の解除をしただけであるから、再度差込片65を被差込部43に差し込むことで、ベルマウス85をブラケット81に対して組み付けることができる。
<実施形態4>
本発明の実施形態4を図19ないし図22によって説明する。この実施形態では、貯蔵室13の前面開口を左右に仕切る前面枠15に適用した場合を示している。
前面枠15は、図19に示すように、ステンレス鋼板等の金属板により背面に開口した断面コ字形に形成された外装板90を有し、この外装板90の背面開口に、補強板91が嵌められ、この補強板91は、同じくステンレス鋼板等の金属板によって、前面に開口し、かつ側板91Aの背が低い断面コ字形に形成され、外装板90の背面開口の内側に嵌着されて角筒形に組み付けられる。一方、合成樹脂材からなる前面に開口した断面コ字形の内装板92が備えられ、この内装板92が、外装板90の両側板90Aから補強板91を覆うようして後方から外嵌されて外殻体93が構成される。そしてこの外殻体93に、発泡ウレタン等の発泡樹脂からなる断熱材39が発泡充填されている。なお、外装板90の前面の裏面には、結露防止ヒータ95が貼り付けられている。
ここで、外装板90と補強板91との組付構造として、外装板90の両側板90Aにおける開口縁から所定寸法奥側に入った位置には、それぞれ図示6個ずつの被差込部43が間隔を開けて並んで形成されている。各被差込部43は、上記実施形態3に示した被差込部43と同じであり、外面側から叩き出されて、開口部44が側板90Aの開口縁側を向いた姿勢を取り、天面には、三角形状をなす爪部45が外方に叩き出されて形成されている。
補強板91側では、左右の側板91Aの開口縁に、それぞれ図示6個ずつの差込片65が対応して形成され、この差込片65は、上記実施形態3の差込片65と同じであり、被差込部43の爪部45が嵌る方形状の係止孔66が形成されているとともに、差込片65の両側には、被差込部43の開口部44における両側の側壁48がほぼ緊密に挿入されるガイド溝67が形成されている。
組み付けに際しては、図20及び図21に示すように、差込片65と被差込部43同士を対応させた姿勢から、補強板91の左右の側板91Aを、外装板90の左右の側板90Aの内面に沿わせて嵌める。これに伴い、各差込片65が対応する被差込部43の開口部44内に差し込まれ、このとき差込片65は、両側のガイド溝67に開口部44の両側壁48が挿入されることで案内され、真直にかつスムーズに被差込部43内に差し込まれ、また差込片65の先端が爪部45のガイド稜線47に押し付けられて撓み変形しつつ差し込まれる。
各差込片65が対応する被差込部43内の奥壁に当たったところで、補強板91の押し込みが停止され、このとき差込片65が復元変形しつつ爪部45が係止孔66内に落ち込んで係止され、補強板91が外装板90の背面開口に嵌った状態に固定される。
この実施形態では、前面枠15を構成する外装板90に補強板91を組み付けるに当たり、同じく差込片65と被差込部43とによる嵌め込み固定構造を採用したから、溶接機やリベットかしめ機の設備が不要にでき、また実際の組付作業も、補強板91の側板91Aを外装板90の側板90Aの内面に沿って滑らせながら、差込片65を被差込部43の開口部44に差し込むだけでよく、しかも開口部44の両側の側壁48がガイド溝67に挿入されて案内されることによりスムーズに差し込むことができるから、作業自体も簡単となる。また工具も不要であるから、作業者一人でも対応でき、もって製造コストの低減を図ることができる。
さらには、外装板90の側板90Aからは何ら突出部分ができないこと、被差込部43の爪部45と差込片65の係止孔66の形状により、がたつきが少なく、かつ大きな係止力が得られること、差込片65を爪部45のガイド稜線47に沿って撓み変形させつつスムーズに差し込むことが可能であること等、同様の作用効果を得ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)差込片の形状を被差込部の内側の形状と整合させると、隙間なく嵌ることでがたつきがより少なくなる。
(2)被差込部の形状は上記実施形態に例示したものに限らず、その他に、平面半円形、あるいは平面三角形等、開口部が広くて差込片が差し込みやすい形状であれば任意に選択し得る。
(3)実施形態1において、差込片と被差込部との組は1組でもあるいは3組以上であってもよく、また複数組ある場合に、必ずしも一例に並んでいる必要はなく、同時に差し込みがなされれば、任意の配置で設けることができる。
(4)実施形態3,4についても、被差込部に設ける爪部として、実施形態2に示したような片持ち状に切り起こした爪部を採用してもよい。
(5)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵ショーケースに限らず、冷蔵庫、冷凍冷蔵庫等の冷却貯蔵庫一般における脚の取付部分、凝縮器ファンの支持体並びに前面枠についても同様に適用することができる。
(6)さらに本発明は、箱体の側面を構成する側板とそれに裏張りされる補強板との結合部分、あるいは箱体を構成する構成板同士を重ねて結合する部分等、要は箱状組立体における板金同士の結合構造に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る冷蔵ショーケースの正面図 同縦断面図 同平断面図 取付板が取り付けられた底面パネルの平面図 底面パネルの平面図 取付板を底面パネルに固定する前の状態を示す斜視図 被差込部の正面図 取付板を底面パネルに当てた状態の斜視図 同平面図 同縦断面図 取付板が固定された状態の斜視図 同平面図 同縦断面図 脚の取付部分の断面図 (A)実施形態2に係る被差込部の平面図、(B)差込片の係止構造を示す断面図 実施形態3に係る支持体の組付前の斜視図 支持体に凝縮器ファンが支持された状態の断面図 差込片の係止解除動作を説明する断面図 実施形態4に係る前面枠の平断面図 外装板と補強板との組付前の側面図 同平断面図 組付後の側面図
符号の説明
11…ケース本体(断熱箱体) 12…脚 15…前面枠 23…凝縮器ファン(ファンモータ) 34…(脚12の)ねじ棒 36…外箱(外側の板金部材) 40…底面パネル 42A〜42D…固定位置 43,43X…被差込部 44…開口部 45,79…爪部 48…側壁 60,60A,60B…取付板(補強板:内側の板金部材) 65…差込片 66…係止孔 67…ガイド溝 76…ナット 80…支持体 81…ブラケット(外側の板金部材) 81A…側板(周面板) 81B…天板(周面板) 85…ベルマウス(内側の板金部材) 87…フランジ 90…外装板(外側の板金部材) 90A…側板 91…補強板(内側の板金部材) 91A…側板

Claims (5)

  1. 一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、
    前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられており
    記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成され、かつ各ガイド溝におけるそれぞれの外側の側面が、前記差込片の先端よりも前方に延びていることを特徴とする箱状組立体における板金結合構造。
  2. 前記外側の板金部材が断熱箱体の外箱である一方、前記内側の板金部材が前記外箱に裏張りされる補強板であることを特徴とする請求項1記載の箱状組立体における板金結合構造。
  3. 前記差込片と前記被差込部との組が、複数組前記差込片の差込方向に並んで設けられていることを特徴とする請求項2記載の箱状組立体における板金結合構造。
  4. 一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、
    前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられ、また前記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成されており、
    かつ、前記外側の板金部材が、一面に開口した略箱形をなすファンモータのブラケットである一方、内側の板金部材が、前記ブラケットの開口面側に嵌められるベルマウスであ、このベルマウスの周縁に設けられたフランジに前記差込片が、前記ブラケットの対応した周面板に前記被差込部が形成されていることを特徴とする箱状組立体における板金結合構造。
  5. 一の板金部材を他の板金部材に対して内外に重ねて結合する構造であって、
    前記両板金部材のうち内側に配される板金部材には、差込片が板面に沿って形成されるとともに、外側に配される板金部材には、内方に叩き出されることにより一側のみに開口部を備えて前記差込片が差し込み可能な被差込部が形成され、この被差込部の天面に、前記差込片に開口された係止孔に嵌る爪部が設けられ、また前記差込片の両側には、前記被差込部における前記開口部の両側の側壁に挿入されるガイド溝が形成されており、
    かつ、前記外側の板金部材が、断熱箱体の開口部を仕切る断熱性の前面枠を構成する背面に開口したコ字形断面をなす外装板である一方、前記内側の板金部材が、前面に開口したコ字形断面をなし前記外装板の前記背面開口に嵌められる補強板であり、この補強板の側板に前記差込片が、前記外装板の側板に前記被差込部が対応して並んで形成されていることを特徴とする箱状組立体における板金結合構造。
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