JP4869325B2 - ナノカーボン製造装置 - Google Patents
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本発明は、有用性の高い繊維状のナノカーボン例えばカーボンナノチューブを効率的に製造するナノカーボン製造装置に関する。
カーボンナノチューブの生成法には、アーク放電法、レーザー蒸着法、化学気相成長法(CVD法)などが挙げられる。
アーク放電法は、正負のグラファイト電極間にアーク放電を起こすことでグラファイトが蒸発し、陰極先端に凝縮したカーボンの堆積物の中にカーボンナノチューブが生成される方法である(例えば、特許文献1参照)。レーザー蒸着法は、高温に過熱した不活性ガス中に金属触媒を混合したグラファイト試料を入れ、レーザー照射することによりカーボンナノチューブを生成する方法である(例えば、特許文献2参照)。
アーク放電法は、正負のグラファイト電極間にアーク放電を起こすことでグラファイトが蒸発し、陰極先端に凝縮したカーボンの堆積物の中にカーボンナノチューブが生成される方法である(例えば、特許文献1参照)。レーザー蒸着法は、高温に過熱した不活性ガス中に金属触媒を混合したグラファイト試料を入れ、レーザー照射することによりカーボンナノチューブを生成する方法である(例えば、特許文献2参照)。
一般に、上記アーク放電法やレーザー蒸発法では結晶性の良いカーボンナノチューブが生成できるが、生成するカーボンナノチューブの量が少なく大量生成に難しいと言われている。
CVD法には、反応炉の中に配置した基板にカーボンナノチューブを生成させる気相成長基板法(例えば、特許文献3参照)と、触媒金属と炭素源を一緒に高温の炉に流動させカーボンナノチューブを生成する流動気相法(例えば、特許文献4参照)の二つの方法がある。
CVD法には、反応炉の中に配置した基板にカーボンナノチューブを生成させる気相成長基板法(例えば、特許文献3参照)と、触媒金属と炭素源を一緒に高温の炉に流動させカーボンナノチューブを生成する流動気相法(例えば、特許文献4参照)の二つの方法がある。
しかし、上記気相成長基板法は、バッジ処理であるので大量生産が難しい。また、流動気相法は、温度の均一性が低く結晶性の良いカーボンナノチューブを生成するのが難しいとされている。さらに、流動気相法の発展型として、高温の炉の中に、触媒兼用流動材で流動層を形成し、炭素原料を供給して繊維状のナノカーボンを生成する方法も提案されている。しかし、炉内の温度の均一性が低く結晶性の良いカーボンナノチューブを生成するのが難しいと考えられる。
しかして、純度及び安定性の高いカーボンナノチューブを低コストで効率よく量産することができるようになれば、カーボンナノチューブの特性を生かしたナノテクノロジー製品を低コストで大量に供給することが可能になる。
特開2000−95509号公報
特開平10−273308号公報
特開2000−86217号公報
特開2003−342840号公報
本発明はこうした事情を考慮してなされたもので、純度および安定性の高い高機能のナノカーボンを低コストで効率よく量産することができるナノカーボン製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係るナノカーボン製造装置は、内側に耐火材を配置するとともに外側に断熱材を配置した筐体と、この筐体内部に最上段,中段,最下段に順次配置された、熱分解炉,カーボン生成炉及び燃焼炉とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、純度および安定性の高い高機能のナノカーボンを低コストで効率よく量産することができる。
以下、本発明のナノカーボン製造装置について更に詳しく説明する。
(1)上述したように、本発明に係るナノカーボン製造装置は、筐体と、この筐体内部に最上段,中段,最下段に順次配置された、熱分解炉,カーボン生成炉及び燃焼炉とを備えている。こうした構成によれば、熱分解炉、カーボン生成炉及び燃焼炉を個別に配置した場合に比べてコンパクトな構成のナノカーボン製造装置を実現できる。
(2)上記(1)の熱分解炉としては、前記筐体に固定された熱分解炉ドラムと、このドラム内に配置された移送スクリューと、前記熱分解炉ドラム内に原料を投入する原料投入装置とを具備した間接外部加熱型であり、被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化処理してナノカーボンの原料を生成する構成である場合が挙げられる。
(1)上述したように、本発明に係るナノカーボン製造装置は、筐体と、この筐体内部に最上段,中段,最下段に順次配置された、熱分解炉,カーボン生成炉及び燃焼炉とを備えている。こうした構成によれば、熱分解炉、カーボン生成炉及び燃焼炉を個別に配置した場合に比べてコンパクトな構成のナノカーボン製造装置を実現できる。
(2)上記(1)の熱分解炉としては、前記筐体に固定された熱分解炉ドラムと、このドラム内に配置された移送スクリューと、前記熱分解炉ドラム内に原料を投入する原料投入装置とを具備した間接外部加熱型であり、被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化処理してナノカーボンの原料を生成する構成である場合が挙げられる。
(3)上記(1)又は(2)において、炭化物は前記燃焼炉で燃焼し、燃焼ガスを前記熱分解炉及びカーボン生成炉の夫々の熱源として用いる構成であることが好ましい。こうした構成の場合、燃焼炉で発生する高温の燃焼ガスは、断熱構造の筐体内での熱移動となるため、熱ロスの低減を図ることができる。
(4)上記(1)〜(3)において、前記熱分解炉と前記カーボン生成炉は両者間の距離が最短となる配管で接続し、熱分解炉で発生した炭化水素を含む熱分解ガスを前記配管によりカーボン生成炉に送り、ナノカーボン生成の原料ガスとする構成であることが好ましい。こうした構成にすることにより、熱分解ガスを有効に利用することができ、ナノカーボンの生成効率を上げることができる。
(4)上記(1)〜(3)において、前記熱分解炉と前記カーボン生成炉は両者間の距離が最短となる配管で接続し、熱分解炉で発生した炭化水素を含む熱分解ガスを前記配管によりカーボン生成炉に送り、ナノカーボン生成の原料ガスとする構成であることが好ましい。こうした構成にすることにより、熱分解ガスを有効に利用することができ、ナノカーボンの生成効率を上げることができる。
(5)上記(1)〜(4)において、前記筐体に、前記カーボン生成炉内に触媒金属を注入する注入手段を設けることが好ましい。こうした構成にすることにより、カーボン生成炉内に配置する生成板にナノカーボンを生成することができる。この場合、触媒金属としては例えば鉄粉等が挙げられる。
(6)上記(1)〜(5)において、前記燃焼炉は前記カーボン生成炉から出る反応残ガスと炭化物と補助燃料とを混合して燃焼させ、燃焼ガスを前記カーボン生成炉及び熱分解炉の熱源とする構成であることが好ましい。こうした構成にすることにより、燃焼炉で発生した燃焼ガスをカーボン生成炉及び熱分解炉の熱源として有効利用することができる。
(6)上記(1)〜(5)において、前記燃焼炉は前記カーボン生成炉から出る反応残ガスと炭化物と補助燃料とを混合して燃焼させ、燃焼ガスを前記カーボン生成炉及び熱分解炉の熱源とする構成であることが好ましい。こうした構成にすることにより、燃焼炉で発生した燃焼ガスをカーボン生成炉及び熱分解炉の熱源として有効利用することができる。
(7)上記(1)〜(6)において、前記筐体に設けられた、前記熱分解炉と前記カーボン生成炉間の領域、及び前記カーボン生成炉と燃焼炉間の領域に希釈空気を導入するための空気導入手段と、前記両領域に設けられた、前記希釈空気の流動を調整するための流動調整板とを更に備えていることが好ましい。こうした構成では、流動調整板により燃焼炉からカーボン生成炉へ供給される燃焼ガス、およびカーボン生成炉から熱分解炉へ供給される燃焼ガスの流動を調節して、カーボン生成炉や熱分解炉に必要な温度分布を作ることができ、燃焼ガスを有効に利用することができる。
次に、本発明の一実施形態に係るナノカーボン製造装置について図1を参照して説明する。なお、本実施形態は下記に述べることに限定されない。
本実施形態に係るナノカーボン製造装置は、筐体1と、この筐体1内部で最上段,中段及び最下段に順次配置された、熱分解炉2,カーボン生成炉3及び燃焼炉4とを備えている。前記筐体1は、内側に耐火材5を配置するとともに外側に断熱材(図示せず)を配置した構成になっている。
本実施形態に係るナノカーボン製造装置は、筐体1と、この筐体1内部で最上段,中段及び最下段に順次配置された、熱分解炉2,カーボン生成炉3及び燃焼炉4とを備えている。前記筐体1は、内側に耐火材5を配置するとともに外側に断熱材(図示せず)を配置した構成になっている。
前記熱分解炉2は間接外部加熱型であり、前記筐体1に固定された熱分解炉ドラム6と、この熱分解炉ドラム6内に配置された熱分解残渣移送スクリュー(以下、移送スクリューと呼ぶ)7と、熱分解炉ドラム6内に原料を投入する原料投入装置8とを具備し、被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化処理してナノカーボンの原料を生成する構成になっている。前記熱分解炉2には、該熱分解炉2内の圧力を測定するための圧力計9が配置されている。前記移送スクリュー7は、駆動モータ10により駆動する。
前記原料投入装置8は、バイオマス(木、竹等),汚泥,廃棄物等の炭化水素を含む原料11を投入するためのホッパー12と、このホッパー12の下部側に配置されて原料9を熱分解炉ドラム6に送るための投入スクリュー13と、この投入スクリュー13を駆動するための駆動モータ14から構成されている。
前記カーボン生成炉3は、カーボン生成炉容器15と、カーボン移送手段16と、カーボン生成炉容器15内に触媒を供給するための触媒供給手段17と、カーボン生成炉容器15内に配置された複数の生成板18とを備えている。
前記カーボン移送手段16は、カーボン生成炉容器15に連通したケーシング19と、このケーシング19及びカーボン生成炉容器15内に配置された移送スクリュー20と、この移送スクリュー20を駆動する駆動モータ21と、前記ケーシング19に接続する配管22に介装されたロータリーバルブ23と、カーボン生成炉容器15に連通する反応残ガス配管24を備えている。カーボン生成炉容器15内のカーボン生成室25の温度は、温度計26により計測される。
前記カーボン移送手段16は、カーボン生成炉容器15に連通したケーシング19と、このケーシング19及びカーボン生成炉容器15内に配置された移送スクリュー20と、この移送スクリュー20を駆動する駆動モータ21と、前記ケーシング19に接続する配管22に介装されたロータリーバルブ23と、カーボン生成炉容器15に連通する反応残ガス配管24を備えている。カーボン生成炉容器15内のカーボン生成室25の温度は、温度計26により計測される。
前記燃焼炉4は、燃焼炉容器27と、熱分解残渣投入装置28と、焼却残渣排出装置29と、補助バーナ30とを備えている。前記熱分解残渣投入装置28は、熱分解炉2からの熱分解残渣31を投入するホッパー32と、熱分解残渣31を前記燃焼炉容器27に供給する投入スクリュー33と、この投入スクリュー33を駆動する駆動モータ34とを備えている。燃焼炉容器25の上部には、この燃焼炉容器25内の燃焼室35からの燃焼ガス36をカーボン生成炉3側に供給する複数の燃焼ガス出口ノズル37が設けられている。燃焼室35内の温度は温度計38により計測される。
前記焼却残渣排出装置29は、燃焼炉容器27に連通するケーシング39と、前記燃焼炉容器25及びケーシング39内に配置された燃焼残渣移送スクリュー40と、この移送スクリュー40を駆動する駆動モータ41と、前記ケーシング39に連通する配管42に介装されたロータリーバルブ43とを備えている。
前記筐体1の上部には、熱分解炉2の上部の領域の排ガス44の温度を測定するための温度計45が配置されている。また、筐体1の上部には、排ガス44を排出するための煙突46が設けられている。前記熱分解炉2とカーボン生成炉3のカーボン生成炉容器15は、両者を最短距離で接続するように熱分解ガス配管47により連通されている。
前記熱分解炉2とカーボン生成炉3間の領域、及びカーボン生成炉3と燃焼炉4間の領域には、空気導入手段としての空気導入管48及び導入される空気の流動を調整する流動調整板49が夫々設けられている。なお、図中の符番51は熱分解炉2で生じた熱分解ガス、符番52は燃焼炉4に供給する補助燃焼、符番53は燃焼空気、符番54は反応残ガス燃焼火炎、符番55は補助バーナ火炎、符番56は燃焼炉4から排出される焼却残渣を示す。また、図中の符番57は、カーボン生成炉3のカーボン生成炉容器15に触媒を導入するための触媒供給管(触媒供給手段)を示す。
次に、図1のナノカーボン製造装置でナノカーボンを生成する場合の作用について説明する。
まず、熱分解炉2には間接外部加熱型を採用し、固定して熱分解炉ドラム5の外部を熱し、移送スクリュー7により被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化する。この炭化物は、燃焼炉4で燃焼し、熱分解炉2及びカーボン生成炉3の熱源となる。熱分解炉2で発生した熱分解ガスは冷やさないままカーボン生成炉3へ送る。従って、熱分解炉2ではタールは発生しない。
まず、熱分解炉2には間接外部加熱型を採用し、固定して熱分解炉ドラム5の外部を熱し、移送スクリュー7により被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化する。この炭化物は、燃焼炉4で燃焼し、熱分解炉2及びカーボン生成炉3の熱源となる。熱分解炉2で発生した熱分解ガスは冷やさないままカーボン生成炉3へ送る。従って、熱分解炉2ではタールは発生しない。
炭化水素を含む熱分解ガスは、熱分解ガス配管47により最短距離でカーボン生成炉3に送り、ナノカーボン58の生成の原料ガスとなる。なお、カーボン生成炉3も外部加熱し、還元雰囲気でカーボン生成する。ここで、カーボン生成炉3のカーボン生成炉容器15内には、ナノカーボン58を生成するため触媒供給管57より、例えば鉄粉などの触媒金属を注入する。
炭化物は、燃焼炉4でカーボン生成炉3から出る反応残ガス59と補助燃料52を混合して燃焼させる。燃焼炉4で発生した高温の燃焼ガス36は、カーボン生成炉3を外部加熱し、更に続けて、熱分解炉2を外部加熱する。ここで、燃焼ガス36は断熱構造の筐体1内での熱移動となるため、熱ロスの低減を図ることができる。
煙突46のドラフト効果で筐体1内を若干の負圧に保ち、外部の空気が入らないシール構造にすることにより、熱分解炉2とカーボン生成炉3の内部を還元雰囲気に保っている。
煙突46のドラフト効果で筐体1内を若干の負圧に保ち、外部の空気が入らないシール構造にすることにより、熱分解炉2とカーボン生成炉3の内部を還元雰囲気に保っている。
上述したように、上記実施形態に係るナノカーボン製造装置は、図1に示すように、内側に耐火材を配置するとともに外側に断熱材5を配置した筐体1と、この筐体1内部に最上段,中段,最下段に夫々配置された、熱分解炉2,カーボン生成炉3及び燃焼炉4とを具備し、燃焼炉4で発生した高温の燃焼ガス36でカーボン生成炉3、熱分解炉2を外部加熱する構成となっている。この場合、高温の燃焼ガス36は、断熱構造の筐体1内での熱移動となるため、熱ロスを低減することができる。
また、煙突46のドラフト効果で筐体1内を若干の負圧に保ち、外部の空気が入らないシール構造にすることにより、熱分解炉2とカーボン生成炉3の内部を還元雰囲気に保つことができる。
また、煙突46のドラフト効果で筐体1内を若干の負圧に保ち、外部の空気が入らないシール構造にすることにより、熱分解炉2とカーボン生成炉3の内部を還元雰囲気に保つことができる。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。具体的には、上記実施形態において、例えば煙突に吸引ファンを設けて排ガスを引き込むようにしてもよい。この場合、吸引ファンにより、熱分解炉とカーボン生成炉をより確実に還元雰囲気に保つことができる。
1…筐体、2…熱分解炉、3…カーボン生成炉、4…燃焼炉、5…断熱材、7,20…移送スクリュー、8…原料投入装置、9…熱分解炉内圧力計、10,14,21,34,41…駆動モータ、12,32…ホッパー、13,33…投入スクリュー、13…断熱材、15…カーボン生成炉容器、16…カーボン移送スクリュー、17…触媒供給管(触媒供給手段)、18…生成板、19,39…ケーシング、23,43…ロータリーバルブ、24…反応残ガス配管、25…カーボン生成室、26…カーボン生成炉温度計、27…燃焼炉容器、28…熱分解残渣投入装置、29…焼却残渣輩出装置、30…補助バーナ、31…熱分解残渣、35…燃焼室、36…燃焼ガス、37…燃焼ガス出口ノズル、38…燃焼室温度計、40…燃焼残渣移送スクリュー、44…排ガス、45…排ガス温度計、47…熱分解ガス配管、48…空気導入配管、49…流動調整板、51…熱分解ガス。
Claims (7)
- 内側に耐火材を配置するとともに外側に断熱材を配置した筐体と、この筐体内部に最上段,中段,最下段に順次配置された、熱分解炉,カーボン生成炉及び燃焼炉とを具備することを特徴とするナノカーボン製造装置。
- 前記熱分解炉は、前記筐体に固定された熱分解炉ドラムと、このドラム内に配置された移送スクリューと、前記熱分解炉ドラム内に原料を投入する原料投入装置とを具備した間接外部加熱型であり、被処理物を移動しながら還元雰囲気で炭化処理してナノカーボンの原料を生成する構成であることを特徴とする請求項1記載のナノカーボン製造装置。
- 炭化物は前記燃焼炉で燃焼し、燃焼ガスを前記熱分解炉及びカーボン生成炉の夫々の熱源として用いる構成であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載のナノカーボン製造装置。
- 前記熱分解炉と前記カーボン生成炉は両者間の距離が最短となる配管で接続し、熱分解炉で発生した炭化水素を含む熱分解ガスを前記配管によりカーボン生成炉に送り、ナノカーボン生成の原料ガスとする構成であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一記載のナノカーボン製造装置。
- 前記筐体に、前記カーボン生成炉内に触媒金属を注入する注入手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一記載のナノカーボン製造装置。
- 前記燃焼炉は前記カーボン生成炉から出る反応残ガスと炭化物と補助燃料とを混合して燃焼させ、燃焼ガスを前記カーボン生成炉及び熱分解炉の熱源とする構成であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載のナノカーボン製造装置。
- 前記筐体に設けられた、前記熱分解炉と前記カーボン生成炉間の領域、及び前記カーボン生成炉と燃焼炉間の領域に希釈空気を導入するための空気導入手段と、前記両領域に設けられた、前記希釈空気の流動を調整するための流動調整板とを更に備えていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一記載のナノカーボン製造装置。
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