JP5688636B2 - ガス化炉及びガス化システム - Google Patents

ガス化炉及びガス化システム Download PDF

Info

Publication number
JP5688636B2
JP5688636B2 JP2010249639A JP2010249639A JP5688636B2 JP 5688636 B2 JP5688636 B2 JP 5688636B2 JP 2010249639 A JP2010249639 A JP 2010249639A JP 2010249639 A JP2010249639 A JP 2010249639A JP 5688636 B2 JP5688636 B2 JP 5688636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasification furnace
dry distillation
distillation gas
punching plate
gasification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010249639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012102180A (ja
Inventor
松下 靖治
靖治 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUSHITA, Kodai
MATSUSHITA, KOHEI
ZE Energy Inc
Original Assignee
MATSUSHITA, Kodai
MATSUSHITA, KOHEI
ZE Energy Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2010249639A priority Critical patent/JP5688636B2/ja
Application filed by MATSUSHITA, Kodai, MATSUSHITA, KOHEI, ZE Energy Inc filed Critical MATSUSHITA, Kodai
Priority to PCT/JP2011/075583 priority patent/WO2012063773A1/ja
Priority to CN201180053815.0A priority patent/CN103314081B/zh
Priority to CA3006272A priority patent/CA3006272C/en
Priority to KR1020137014477A priority patent/KR101867803B1/ko
Priority to BR122019000133-2A priority patent/BR122019000133B1/pt
Priority to KR1020177032764A priority patent/KR101907380B1/ko
Priority to BR112013011447A priority patent/BR112013011447B1/pt
Priority to CA2817375A priority patent/CA2817375C/en
Priority to EP11839444.4A priority patent/EP2639288B1/en
Priority to US13/884,108 priority patent/US9315746B2/en
Priority to CN201410768320.1A priority patent/CN104593075B/zh
Priority to EP17168896.3A priority patent/EP3246381B1/en
Publication of JP2012102180A publication Critical patent/JP2012102180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5688636B2 publication Critical patent/JP5688636B2/ja
Priority to US15/069,232 priority patent/US10195582B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/145Feedstock the feedstock being materials of biological origin

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

本発明は、バイオマス資源をガス化するためのガス化炉とガス化システムとに関する。
周知のように、近年、バイオマス資源(建築廃材の破砕物等の生物由来の資源)をガス化し、燃料等として使用することが盛んに行われるようになってきている。そして、バイオマス資源のガス化には、通常、ダウンドラフト型のガス化炉(例えば、特許文献1参照。)、又は、アップドラフト型のガス化炉(例えば、特許文献2参照。)が使用されているのであるが、各タイプのガス化炉は、いずれも、バイオマス資源のガス化時に比較的に多量のタールやクリンカーが生成されてしまうものとなっている。また、既存のガス化炉は、炉内の温度制御が難しいもの(暴走してしまうことがあるもの)ともなっている。
さらに、バイオマス資源のガス化時には、通常、ガス化炉により生成された乾留ガスを、改質装置(改質炉、改質器)により改質することが行われているのであるが、既存の改質装置は、機能させるために、電気エネルギーや燃料を必要とするもの(例えば、特許文献2、3参照。)となっている。
特開2008−81637号公報 特開2006−231301号公報 特開2008−169320号公報
そこで、本発明の第1の課題は、タールやクリンカーの生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化できるガス化炉及びガス化システムを提供することにある。
また、本発明の第2の課題は、乾留ガスの改質のために電気エネルギー等が必要とされないガス化システムを提供することにある。
上記第1の課題を解決するために、本発明の、バイオマス資源をガス化するためのガス化炉は、ガス化炉内を上下に仕切るパンチングプレートと、パンチングプレート上にバイオマス資源を供給するためのバイオマス資源供給口と、ガス化炉内に酸化剤を供給するための第1酸化剤供給口及び第2酸化剤供給口と、第1酸化剤供給口から供給された酸化剤を、パンチングプレートの上方から、下方に向けて供給する第1酸化剤供給路と、第2酸化剤供給口から供給された酸化剤を、パンチングプレート近傍の所定範囲内の複数箇所に分配供給する第2酸化剤供給路と、パンチングプレート上のバイオマス資源の部分酸化及び熱分解により生成された乾留ガスを外部に排出するための乾留ガス排出口とを、備える。
すなわち、本発明のガス化炉は、パンチングプレート上に堆積したバイオマス資源(木質系/草本系バイオマスの破砕物)の下層部分に酸化剤を供給しながら、当該バイオマス資源に、上方から酸化剤を供給できる構成を有している。そして、詳細(生成されるタール量等が少なくなる具体的な理由/原理)は未だ明確になっていないのであるが、各種実験結果より、パンチングプレート上に堆積したバイオマス資源の下層部分に、加熱した酸
化剤(空気のみや、空気と水蒸気)を供給し、当該バイオマス資源に、上方から、加熱していない酸化剤(例えば、空気)を供給する形で、上記構成のガス化炉を運転すると、タールやクリンカーの生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化できることが分かっている。従って、本発明のガス化炉によれば、タールやクリンカーの生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化できることになる。
また、バイオマス資源に、上方から供給する酸化剤量を絞れば、炉内の温度を急激に下げることが出来ることも分かっている。本発明のガス化炉は、炉内の温度調節が容易に行えるガス化炉となっていると言うことも出来る。
本発明のガス化炉を実現する際、第2酸化剤供給路としては、第2酸化剤供給口から供給された酸化剤を、パンチングプレート近傍の所定範囲内の複数箇所に分配供給可能なものでありさえすれば、具体的な構成/構造の異なる様々なものを採用することが出来る。例えば、第2酸化剤供給路として、第2酸化剤供給口から供給された酸化剤を、パンチングプレートよりも上方の所定範囲内の複数箇所及びパンチングプレートよりも下方の所定範囲内の複数箇所に分配供給するものを採用しておくことも出来る。また、第2酸化剤供給路として、パンチングプレートを貫通する、側面に複数の貫通孔が設けられている複数本のパイプを含むものを採用しておくことも出来る。
また、本発明のガス化炉の第1酸化剤供給路は、ガス化炉(の炉殻)に形成された貫通孔であっても、パイプ等の実体を有するものであっても良い。さらに、本発明のガス化炉のパンチングプレートは、狭義のパンチングプレートである必要はなく、ガスが通過可能な形でバイオマス資源を保持可能なもの(供給されたバイオマス資源がそのまま落ちてしまわないもの;例えば、メッシュ状部材)でありさえすれば良い。
本発明のガス化炉のパンチングプレートは、平板状の部材であっても良い。ただし、パンチングプレート上のバイオマス資源の各部の厚さに分布があった方(パンチングプレート上のバイオマス資源の一部が厚くなるようにしておいた方)が、失火し難いことが各種実験結果より判明している。そのため、パンチングプレートとして、非平板形状の部材、例えば、ガス化炉の水平方向の断面形状に応じた形状の錐体の側面状の部材等を採用しておくことが好ましい。
また、上記した第1の課題を解決するために、本発明の第1の態様のガス化システムは、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のガス化炉と、加熱空気及び水蒸気を、ガス化炉の乾留ガス排出口から排出された乾留ガスの熱を利用して生成する熱交換器と、第2酸化剤供給口に、酸化剤として、熱交換器により生成された加熱空気及び水蒸気を供給する酸化剤供給路とを、備える。
すなわち、本発明の第1の態様のガス化システムには、本発明のガス化炉が用いられている。従って、このガス化システムは、タール等の生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化できるシステムとなっていることになる。また、本発明の第1の態様のガス化システムは、ガス化炉に供給する酸化剤(加熱空気及び水蒸気)の加熱が、ガス化炉から排出される乾留ガスの熱を利用して行われる構成を有している。従って、本発明の第1の態様のガス化システムは、酸化剤の加熱のために、電気エネルギー等が必要とされないシステムとなっていることにもなる。
本発明の第1の態様のガス化システムの熱交換器としては、具体的な構成の異なる様々なものを採用することが出来る。例えば、熱交換器として、加熱対象物の入口及び出口と熱源ガスの入口及び出口とを有する複数の単位熱交換器を、ガス化炉のガス排出口から排出された乾留ガスが各単位熱交換器を順々に通過するように接続すると共に、1つ以上の
単位熱交換器が加熱空気の生成手段として機能し、残りの単位熱交換器が水蒸気の生成手段として機能するように幾つかの単位熱交換器の加熱対象物の出口を他の単位熱交換器の加熱対象物の入口に連通させたユニットを採用しておくことが出来る。そして、そのような熱交換器を採用しておけば(そのような熱交換器用の単位熱交換器を用意しておけば)、必要とされる酸化剤(空気、水蒸気)の量や温度が異なる各種仕様のガス化システムを安価に実現できることになる。
また、本発明の第1の態様のガス化システムに、ガス化炉のガス排出口から排出された乾留ガスを改質して熱交換器に供給する改質装置を付加しておけば、バイオマス資源のガス化時に生成されるタール量やクリンカー量がより少ないシステムを実現できることになる。
また、本発明の第2の態様のガス化システムは、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のガス化炉と、ガス化炉の乾留ガス排出口から排出された乾留ガスを、当該乾留ガスの熱を利用して生成された加熱空気を用いて改質する改質装置とを、備える。
すなわち、本発明の第2の態様のガス化システムには、本発明のガス化炉と、当該ガス化炉から排出される乾留ガスを、当該乾留ガスの熱を利用して生成された加熱空気を用いて改質する改質装置とが、用いられている。従って、このガス化システムは、タール等の生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化することが出来るシステムであると共に、ガスの改質のために電気エネルギー等が必要とされないシステムとなっていることになる。
なお、この第2の態様のガス化システムの改質装置としては、ガス化炉のガス排出口から排出された乾留ガスが導入される乾留ガス入口、及び、改質後の乾留ガスを排出するための乾留ガス出口を有する中空状の改質装置容器と、それらの上端部分で自改質装置の設置面にほぼ水平な面が形成されるように、且つ、改質装置容器を貫通するように、改質装置容器に取り付けられた複数の受熱管と、各受熱管の一端と連通した空気導入口と、複数の受熱管の改質装置容器内の部分上に設置された蓄熱剤保持用パンチングプレートと、蓄熱剤保持用パンチングプレート上に配置された蓄熱材と、それぞれ、改質装置容器の,蓄熱剤保持用パンチングプレートよりも上方の空間内に収容されている部分を有し、当該部分の管壁に複数の貫通孔が形成されている複数の熱風吹出管と、複数の受熱管を通過した空気が各熱風吹出管の各貫通孔から排出されるように、複数の熱風吹出管と複数の受熱管とを接続する接続部とを含むものを採用しておくことが出来る。
本発明によれば、タールやクリンカーの生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化することが出来るガス化炉及びガス化システム、タールやクリンカーの生成量が少ない形でバイオマス資源をガス化することができ、且つ、乾留ガスの改質のために電気エネルギー等が必要とされないガス化システムを提供することが出来る。
図1は、本発明の一実施形態に係るガス化システムの概略構成図である。 図2は、実施形態に係るガス化システムが備えるガス化炉の構成図である。 図3は、図2におけるA−A線矢視断面図である。 図4は、実施形態に係るガス化システムが備える改質装置の構成図である。 図5は、改質装置の内部構成の説明である。 図6は、実施形態に係るガス化システムが備える熱交換器の構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るガス化システムの概要を説明する。
本実施形態に係るガス化システムは、いわゆるバイオマス発電システムである。図示してあるように、ガス化システムは、ガス化炉10、改質装置20、熱交換器30、制御装置40、原料供給系50、冷却系55、ガス貯蔵庫60及び発電機65を、備えている。
原料供給系50は、トラック等で運ばれてくる木質系/草本系バイオマスを破砕するための破砕機、破砕機により破砕された木質系/草本系バイオマス(以下、原料と表記する)を保持しておくためのメインホッパー、メインホッパー内の原料をガス化炉10に供給するための供給機構等からなるシステムである。この原料供給系50内の供給機構は、制御装置40が制御できるチェーンコンベア、バケットエレベータ、スクリューコンベアを主要構成要素としたものとなっている。
ガス化炉10は、原料供給系50から供給された原料をガス化するためのユニットである。このガス化炉10は、炉内(炉殻内)への原料の投入口である原料投入口10a、及び、原料から生成された乾留ガスを外部に排出するための乾留ガス排出口10bを備えている。また、ガス化炉10は、空気(本実施形態では、加熱されていないもの)を炉内に供給するための第1酸化剤供給口10c、及び、加熱空気及び水蒸気を炉内に供給するための第2酸化剤供給口10dも備えている。
改質装置20は、ガス化炉10の乾留ガス排出口10bから排出された乾留ガスを改質するためのユニットである。改質装置20は、ガス化炉10の乾留ガス排出口10bと接続された乾留ガス入口20a、改質ガス(改質した乾留ガス)の出口である改質ガス出口20bを備えている。また、改質装置20は、乾留ガスを改質する(部分燃焼させる)ための加熱空気の入口である加熱空気導入口20cも備えている。
熱交換器30は、改質装置20からの乾留ガスの熱を利用して、加熱空気と水蒸気とを生成するユニットである。この熱交換器30は、改質装置20の改質ガス出口20bと接続された改質ガス入口30a、自ユニット内を通過した改質ガスを外部に排出するための改質ガス出口30b、空気入口30c、加熱空気出口30d、水入口30e及び水蒸気出口30fを備えている。
図示してあるように、熱交換器30の加熱空気出口30dは、ガス化炉10の第2酸化剤供給口10d及び改質装置20の加熱空気導入口20cのそれぞれに、流量調節弁を備えたパイプにより接続されている。また、熱交換器30の水蒸気出口30fは、流量調節弁を備えたパイプにより、ガス化炉10の第2酸化剤供給口10dと接続されている。
熱交換器30の水入口30eには、ポンプ付きのパイプ(図示略)を介して水タンク(図示略)が接続されている。熱交換器30の空気入口30cには、パイプを介してブロワ(送風機:図示略)が接続されている。
制御装置40は、システム内の各所に設けられている温度センサ42(図2、図4参照)の出力(図1では、TCs)に基づき、原料のガス化や乾留ガスの改質が良好に行われるように、原料供給系50内の供給機構や、システム内の各流量調節弁を制御する装置(本実施形態では、いわゆるシーケンサ)である。
冷却系55は、熱交換器30の改質ガス出口30bから排出された改質ガスを冷却するためのシステムである。ガス貯蔵庫60は、冷却系55により冷却された改質ガスを貯蔵しておくための容器であり、発電機65は、ガス貯蔵庫60内の改質ガスに基づき発電を
行うユニット(いわゆるガスエンジン発電機)である。
以上のことを前提に、以下、本実施形態に係るガス化システムの構成をさらに具体的に説明する。なお、本実施形態に係るガス化システムの構成要素のうち、原料供給系50、冷却系55、ガス貯蔵庫60及び発電機65は、既存のガス化システム(バイオマス発電システム)にも使用されているものである。そのため、以下では、本実施形態に係るガス化システムの他の各構成要素の構成のみを説明することにする。
まず、図2及び図3を用いて、ガス化炉10の構成を説明する。なお、図3は、図2におけるA−A線矢視断面図である。また、これらの図及び以下で説明に用いる各図は、ガス化炉10等の各部分を認識し易いものとするために、各部分の縮尺や、各部分の数、位置等を適宜変更したものとなっている。
図2及び図3から明らかなように、ガス化炉10は、上下がすぼまった正四角柱状のユニットである。また、ガス化炉10(図2)は、上記した原料投入口10a及び第1酸化剤供給口10cが、その上部(上面)に設けられ、上記した乾留ガス排出口10b及び第2酸化剤供給口10dが、その下部に設けられたユニットとなっている。
ガス化炉10内には、複数の貫通孔11a(本実施形態では、直径が8mmのもの)を有するパンチングプレート11が、炉内を上下に仕切るように取り付けられている。このパンチングプレート11は、四角錐体の側面(四角錐体の底面を除いた4面)のような形状を有している。また、パンチングプレート11は、穴あきパイプ13(詳細は後述)を通すための複数の貫通孔(図3参照。)を備えた部材ともなっている。
ガス化炉10内には、大小2つの環状パイプ12、各環状パイプ12と連通した複数の穴あきパイプ13、及び、各環状パイプ12を第2酸化剤供給口10dに接続する接続用パイプを主要構成要素とした第2酸化剤供給路が、設けられている。
この第2酸化剤供給路を構成している各穴あきパイプ13は、その側面(パイプ壁)に複数の貫通孔を備えた、一端(図2における上側の端)が封止されているパイプ状部材である。各穴あきパイプ13としては、システムの連続運転時におけるパンチングプレート11上の原料の厚さDから、その長さを決定したもの(本実施形態では、パンチングプレート11上の部分の長さが、およそ0.6×Dとなるもの)が、採用されている。
各環状パイプ12は、その側面に複数の貫通孔が形成されているパイプを四角形状に加工し、その両端を接続した部材である。各環状パイプ12には、各穴あきパイプ13を図2に示してあるような姿勢で取り付けるための複数の貫通孔、上記した接続用パイプを取り付けるための貫通孔も設けられている。そして、第2酸化剤供給路は、そのような形状の各部材を組み合わせた部材、つまり、第2酸化剤供給口10dに供給された酸化剤(本実施形態では、加熱空気及び水蒸気)を、パンチングプレート11近傍の所定範囲内の複数箇所に分配供給できるように構成した部材となっている。
ガス化炉10には、原料供給系50からの原料を、原料投入口10aに投入する(圧力差があるガス化炉10内へ投入する)ためのロータリフィーダー44が接続されている。また、ガス化炉10内には、第1酸化剤供給口10cに供給される酸化剤(本実施形態では、加熱されていない空気)を炉内に導入するためのパイプが設けられている。さらに、ガス化炉10内には、当該パイプからの空気、原料投入口10aから投入された原料を、パンチングプレート11上の各所/パンチングプレート11上の原料上の各所に、ほぼ均一に分散させるための部材(図示略)も設けられている。
ガス化炉10の特定の側壁(図2における左側の側壁)には、着火口10eが設けられている。そして、ガス化炉10には、この着火口10eを通して、着火剤(固形メタノール等)をパンチングプレート11上の原料に投入するための、制御装置40によって制御される着火機構(図示略)が取り付けられている。
ガス化炉10の最下部には、原料のガス化により生ずる灰を炉外に排出するための灰出し用スクリュー16が設けられている。また、ガス化炉10には、炉内の各所の温度を測定するための複数の温度センサ42が取り付けられている。
そして、本実施形態に係るガス化システムのガス化炉10は、以上説明した構成を有するユニットであると共に、炉内の温度を低下しにくくするために、その内面を、綿状耐熱素材(セラミックブランケット)でコートしたユニットとなっている。
次に、図4及び図5を用いて、改質装置20の構成を説明する。
改質装置20(図4)は、改質装置容器20′、複数の受熱パイプ22、複数の熱風吹き出しパイプ23等からなるユニットである。
改質装置容器20′は、下部がすぼまった、中空直方体状の容器である。この改質装置容器20′は、図4に示してあるように、乾留ガス入口20aが容器の下端近傍に設けられ、改質ガス出口20bが改質ガス入口20aよりも高い位置に設けられた容器となっている。
各受熱パイプ22は、それらの上端部分で改質装置20の設置面にほぼ水平な面が形成されるように、且つ、改質装置容器20′を貫通するように、改質装置容器20′に取り付けられているパイプである。
各受熱パイプ22の一方の開口部は、加熱空気導入口20cを備えたヘッダ21aに接続されており、各受熱パイプ22の一方の開口部は、ヘッダ21bに接続されている。
各熱風吹き出しパイプ23は、各受熱パイプ22よりも高く改質ガス出口20bの下端よりも低い位置で改質装置容器20′を貫通するように、改質装置容器20′に取り付けられているパイプである。各熱風吹き出しパイプ23(図5参照)は、改質装置容器20′内に収容される部分の各所に貫通孔が形成されているものとなっている。
各熱風吹き出しパイプ23の一方の開口部は、管端閉止フランジにより封止されており、各熱風吹き出しパイプ23の他方の開口部は、ヘッダ21cを介してヘッダ21bに接続されている。
改質装置容器20′内の複数の受熱パイプ22上には、複数の貫通孔25aを備えたパンチングプレート25(図5参照)が設置されている。改質装置容器20′内の当該パンチングプレート25上の空間には、各熱風吹き出しパイプ23が埋まる量の蓄熱剤が充填されている。この蓄熱剤は、改質装置容器20′内の各部の温度の均一化、改質ガス(及び改質中の乾留ガス)内の不純物の除去等を目的として充填されているものである。従って、蓄熱剤は、比熱や耐熱性が高く、酢酸、タール、H2S等の酸性ガスに耐えるもので
あることが望まれる。また、蓄熱剤は、セメント化しないものであることや、圧損の少ない形状を有するものであることも望まれるため、蓄熱剤としては、中空円筒状のセラミック性部材等が使用される。
改質装置容器20′の下端部には、原料のガス化により生ずる灰を炉外に排出するため
の灰出し用スクリュー26が設けられている。さらに、改質装置容器20′には、改質装置20(改質装置容器20′)内の、蓄熱剤が充填されている部分の温度を測定するため2つの温度センサ42が取り付けられている。
次に、熱交換器30の構成を説明する。
図6に示したように、熱交換器30は、加熱対象物の入口及び出口と熱源ガスの入口31x(x=a or b)及び出口31y(y=b or a)とを有する5台の単位熱交換器31を、改質装置20から排出される改質ガスが各単位熱交換器を順々に通過するように接続したユニットである。また、熱交換器30は、後段側の2台の単位熱交換器31が、“空気入口30cと加熱空気出口30dとを備えた加熱空気の生成手段”として機能し、前段側の3台の単位熱交換器31が、“水入口30eと水蒸気出口30fとを備えた水蒸気の生成手段”として機能するように、幾つかの単位熱交換器31の加熱対象物の出口31yを他の単位熱交換器の加熱対象物の入口31xに連通させたユニットとなっている。
制御装置40の機能を説明する前に、ここで、本実施形態に係るガス化システムに、上記構成のガス化炉10、改質装置20及び熱交換器30を採用している理由を説明しておくことにする。
上記したガス化炉10の構成は、各種実験結果より得られた『パンチングプレート上の原料の下層部分に、比較的に高温の酸化剤(空気のみや、空気と水蒸気)を供給し、当該原料に、上方から、加熱していない酸化剤(例えば、空気)を供給すると、タールやクリンカーの生成量が少ない形で原料(バイオマス資源)をガス化できる』という知見に基づき想到されたものである。なお、上記構成を採用するとタール等の生成量が少ない形で原料のガス化が行える理由は未だ明確になっていないのであるが、上記構成が、アップドラフト型/ダウンドラフト型のガス化炉の構成よりも、ガス化する原料内をガスが通りやすい構成となっていることや、酸化剤の供給口が1つしかないガス化炉よりも、酸化剤の供給量の制御による温度調整を行い易い構成となっていることが、その一因であると考えられる。
ただし、ガス化炉10に供給する酸化剤の加熱を電気ヒータで行ったのでは、酸化剤の加熱に必要な電力量分、ガス化システムの出力電力量が少なくなってしまうことになる。また、ガス化炉10から排出される乾留ガスの改質を電気ヒータで行う場合にも、改質ガスの改質(加熱)に必要とされる電力量分、ガス化システムの出力電力量が少なくなってしまうことになる。
そして、ガス化炉10から排出される乾留ガスの熱を利用して酸化剤の加熱や乾留ガスの改質が行われるようにしておけば、上記のような問題が生じないガス化システムを実現することが出来る。そのため、本実施形態に係るガス化システムに、ガス化炉10に供給する水蒸気及び加熱空気を、ガス化炉10により生成される乾留ガスの熱を利用して生成する熱交換器30(図6)を採用しているのである。また、本実施形態に係るガス化システムに、熱交換器30により生成された加熱空気を利用してガス化炉10からの乾留ガスを改質する改質装置20(図4)、より具体的には、熱交換器30により生成された加熱空気をガス化炉10からの乾留ガスで加熱した後、加熱した加熱空気を利用してガス化炉10からの乾留ガスを改質する改質装置20を、採用しているのである。
次に、制御装置40によるガス化システムに対する制御内容を、説明する。
ガス化システムを連続運転(定常運転)している場合、制御装置40は、予め定められている速度でガス化炉10内に原料が供給されるように、原料供給系50内の供給機構を
制御する。また、制御装置40は、システム内の各部の温度(主として、図2、図4に示してあるTC1〜TC7)が予め定められている温度範囲内に入るように、システム内の各流量調節弁を制御する処理も行う。
制御装置40が行うこの処理(以下、連続運転用調節弁制御処理と表記する)は、TC5が850℃〜900℃程度の温度となり、TC6が1050℃〜1100℃程度の温度となるように、システム内の各流量調節弁を制御する処理である。
より具体的には、連続運転用調整弁制御処理は、第2酸化剤供給口10dから、適正空気比が0.3〜0.4程度の量の加熱空気が供給され、第1酸化剤供給口10dから、加熱空気よりも多量の空気が供給されるように、各流量調節弁を制御する処理となっている。なお、ガス化システムの連続運転時に第2酸化剤供給口10dに導入される加熱空気(つまり、1050℃〜1100℃程度の改質ガスが供給されている熱交換器30が生成する加熱空気)は、400℃〜550℃程度の空気である。
また、連続運転用調整弁制御処理は、TC5を、原則として、第1酸化剤供給口10dからの空気供給量を制御することにより調整する処理ともなっている。
制御装置40は、ガス化システムに原料のガス化を開始させる場合には、まず、所定量の原料がガス化炉10内に供給されるように、原料供給系50内の供給機構を制御する。次いで、制御装置40は、ガス化炉10の着火口10eに取り付けられている着火機構を制御することにより、ガス化炉10内に100g程度の固形メタノールを投入する。また、制御装置40は、第1酸化剤供給口10cからガス化炉10内に空気が供給されるように、第1酸化剤供給口10cと接続されているブロワを制御する。
その後、制御装置40は、ガス化炉10の最上部に取り付けられている温度センサ42による温度の検出結果(図2におけるTC1)が、ガス化炉10内で原料の燃焼(部分燃焼)が或る程度進んだ場合の温度として予め定められている第1所定温度となるのを監視する処理を開始する。
TC1が第1所定温度となったことを見出した場合、制御装置40は、第2酸化剤供給口10dに、熱交換器30の加熱空気出口30d、水蒸気出口30fからの加熱空気、水蒸気が供給されるように、加熱空気、水蒸気用の各流量調節弁を制御する。また、制御装置40は、規定量の原料がガス化炉10内に追加されるように、原料供給系50内の供給機構を制御する。
そして、制御装置40は、ガス化炉10から排出される乾留ガスの温度TC5が、予め定められている第2所定温度となるのを監視する処理を開始し、TC5が第2所定温度となった場合には、第1酸化剤供給口10cからガス化炉10内に供給する空気量を増やすための制御を行う。
なお、TC5が第2所定温度となった状態は、パンチングプレート11上の原料中に熱分解ゾーンが形成されていない状態(パンチングプレート11上の原料の下層部分が酸化分解ゾーンとなっており、上層部分が加温乾燥ゾーンとなっている状態)である。
その後、制御装置40は、ガス化炉10の各部の温度TC1〜TC5が、パンチングプレート11上の原料中に熱分解ゾーンが形成されたことを示す温度となるのを監視する処理を開始する。そして、制御装置40は、温度TC1〜TC5がそのような温度となった場合には、所定速度で原料を供給することによりガス化炉10に原料のガス化を連続的に行わせるための連続運転制御処理(既に説明した連続運転用調整弁制御処理を含む処理)
を開始する。
《変形形態》
上記した実施形態に係るガス化システムは、各種の変形を行うことが出来る。例えば、ガス化炉10を、平板状のパンチングプレート11を備えたものに変形することが出来る。ただし、各種実験結果から、パンチングプレート11上の原料(バイオマス資源)の各部の厚さに分布があった方(パンチングプレート11上の原料の一部が厚くなるようにしておいた方)が、失火し難いことが分かっている。そのため、パンチングプレート11としては、上記したパンチングプレート11のような非平板形状の部材を採用しておくことが好ましい。
また、ガス化炉10を、円柱状のガス化炉に変形することも出来る。ただし、四角柱状のガス化炉の方が、内部に原料を多く投入できるので、ガス化炉10の形状は、上記形状としておくことが好ましい。
ガス化炉10によって生成された乾留ガスが有する熱エネルギーの有効利用が図れないことにはなるが、ガス化システムを、改質装置20の代わりに、機能させるために電気エネルギー等を必要とする改質装置が用いられたシステムや、ガス化炉10へ供給する酸化剤の加熱が電気エネルギー等を用いて行われるシステムに変形することも出来る。また、ガス化システムを、メタノール等の製造用のシステムに変形することも出来る。
10 ガス化炉
10a 原料投入口
10b 乾留ガス排出口
10c 第1酸化剤供給口
10d 第2酸化剤供給口
10e 着火口
11、25 パンチングプレート
11a、25a 貫通孔
12 環状パイプ
13、23 パイプ
20 改質装置
20′ 改質装置容器
20a 乾留ガス入口
20b、30b 改質ガス出口
20c 加熱空気導入口
21a、21b、21c ヘッダ
22 受熱パイプ
23 熱風吹き出しパイプ
30 熱交換器
30a 改質ガス入口
30c 空気入口
30d 加熱空気出口
30e 水入口
30f 水蒸気出口
31 単位熱交換器
40 制御装置
42 温度センサ
44 ロータリフィーダー
50 原料供給系
55 冷却系
60 ガス貯蔵庫
65 発電機

Claims (11)

  1. バイオマス資源をガス化するためのガス化炉において、
    ガス化炉内を上下に仕切るパンチングプレートと、
    前記パンチングプレート上にバイオマス資源を供給するためのバイオマス資源供給口と、
    ガス化炉内に酸化剤を供給するための第1酸化剤供給口及び第2酸化剤供給口と、
    前記第1酸化剤供給口から供給された酸化剤を、前記パンチングプレートの上方から、下方に向けて供給する第1酸化剤供給路と、
    前記第2酸化剤供給口から供給された酸化剤を、前記パンチングプレート上に堆積したバイオマス資源の下層部分内の複数箇所に分配供給するための第2酸化剤供給路と、
    前記パンチングプレート上のバイオマス資源の部分酸化及び熱分解により生成された乾留ガスを外部に排出するための乾留ガス排出口と
    を備えることを特徴とするガス化炉。
  2. 前記第2酸化剤供給路は、
    前記第2酸化剤供給口から供給された酸化剤を前記パンチングプレートよりも下方複数箇所に分配供給するための、前記パンチングプレートの下方に配置された、その側面に複数の貫通孔を有する環状パイプを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス化炉。
  3. 前記第2酸化剤供給路が、
    前記パンチングプレートを貫通する、側面に複数の貫通孔が設けられている複数本のパ
    イプを含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガス化炉。
  4. 前記パンチングプレートが、非平板形状の部材である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガス化炉。
  5. 前記パンチングプレートが、錐体の側面状の部材である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガス化炉。
  6. 水平方向の断面形状が四角であり、
    前記パンチングプレートが、頂点を下方に向けた姿勢でガス化炉内に固定された,四角錐体の側面状の部材である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガス化炉。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のガス化炉と、
    加熱空気及び水蒸気を、前記ガス化炉の前記乾留ガス排出口から排出された乾留ガスの熱を利用して生成する熱交換器と、
    前記第2酸化剤供給口に、酸化剤として、前記熱交換器により生成された加熱空気及び水蒸気を供給する酸化剤供給路と、
    を備えることを特徴とするガス化システム。
  8. 前記熱交換器が、
    加熱対象物の入口及び出口と熱源ガスの入口及び出口とを有する複数の単位熱交換器を、前記ガス化炉の前記乾留ガス排出口から排出された乾留ガスが各単位熱交換器を順々に通過するように接続すると共に、1つ以上の単位熱交換器が加熱空気の生成手段として機能し、残りの単位熱交換器が水蒸気の生成手段として機能するように幾つかの単位熱交換器の加熱対象物の出口を他の単位熱交換器の加熱対象物の入口に連通させたユニットである
    ことを特徴とする請求項7に記載のガス化システム。
  9. 前記ガス化炉の前記乾留ガス排出口から排出された乾留ガスを改質して前記熱交換器に供給する改質装置を、さらに、備える
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のガス化システム。
  10. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のガス化炉と、
    前記ガス化炉の前記乾留ガス排出口から排出された乾留ガスを、当該乾留ガスの熱を利用して生成された加熱空気を用いて改質する改質装置と
    を備えることを特徴とするガス化システム。
  11. 前記改質装置は、
    前記ガス化炉の前記乾留ガス排出口から排出された乾留ガスが導入される乾留ガス入口、及び、改質後の乾留ガスを排出するための改質ガス出口を有する中空状の改質装置容器と、
    それらの上端部分で自改質装置の設置面にほぼ水平な面が形成されるように、且つ、前記改質装置容器を貫通するように、前記改質装置容器に取り付けられた複数の受熱管と、
    各受熱管の一端と連通した空気導入口と、
    前記複数の受熱管の前記改質装置容器内の部分上に設置された蓄熱剤保持用パンチングプレートと、
    前記蓄熱剤保持用パンチングプレート上に配置された蓄熱材と、
    それぞれ、前記改質装置容器の,前記蓄熱剤保持用パンチングプレートよりも上方の空
    間内に収容されている部分を有し、当該部分の管壁に複数の貫通孔が形成されている複数の熱風吹出管と、
    前記複数の受熱管を通過した空気が各熱風吹出管の各貫通孔から排出されるように、前記複数の熱風吹出管と前記複数の受熱管とを接続する接続部と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のガス化システム。
JP2010249639A 2010-11-08 2010-11-08 ガス化炉及びガス化システム Active JP5688636B2 (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010249639A JP5688636B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 ガス化炉及びガス化システム
US13/884,108 US9315746B2 (en) 2010-11-08 2011-11-07 Gasification furnace, gasification system, reformer and reforming system
CA3006272A CA3006272C (en) 2010-11-08 2011-11-07 Gasification furnace, gasification system, reformer and reforming system
KR1020137014477A KR101867803B1 (ko) 2010-11-08 2011-11-07 가스화 로, 가스화 시스템, 개질 장치 및 개질 시스템
BR122019000133-2A BR122019000133B1 (pt) 2010-11-08 2011-11-07 Reformador para reformação de gás de destilação seco e sistema de reformação
KR1020177032764A KR101907380B1 (ko) 2010-11-08 2011-11-07 가스화 로, 가스화 시스템, 개질 장치 및 개질 시스템
BR112013011447A BR112013011447B1 (pt) 2010-11-08 2011-11-07 forno de gaseificação e sistema de gaseificação
CA2817375A CA2817375C (en) 2010-11-08 2011-11-07 Gasification furnace, gasification system, reformer and reforming system
PCT/JP2011/075583 WO2012063773A1 (ja) 2010-11-08 2011-11-07 ガス化炉,ガス化システム,改質装置及び改質システム
CN201180053815.0A CN103314081B (zh) 2010-11-08 2011-11-07 气化炉、气化系统、改性装置和改性系统
CN201410768320.1A CN104593075B (zh) 2010-11-08 2011-11-07 改性装置和改性系统
EP17168896.3A EP3246381B1 (en) 2010-11-08 2011-11-07 Reformer
EP11839444.4A EP2639288B1 (en) 2010-11-08 2011-11-07 Gasification furnace and gasification system
US15/069,232 US10195582B2 (en) 2010-11-08 2016-03-14 Gasification furnace, gasification system, reformer and reforming system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010249639A JP5688636B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 ガス化炉及びガス化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012102180A JP2012102180A (ja) 2012-05-31
JP5688636B2 true JP5688636B2 (ja) 2015-03-25

Family

ID=46392955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010249639A Active JP5688636B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 ガス化炉及びガス化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5688636B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101452327B1 (ko) * 2013-08-23 2014-10-23 삼양에코너지 주식회사 바이오매스를 이용한 가스화 반응장치
KR101391723B1 (ko) 2014-02-06 2014-05-07 한국환경공단 생활폐기물을 이용한 합성가스 생산장치
JP6696929B2 (ja) * 2017-03-31 2020-05-20 日立造船株式会社 ガス改質炉
CN110317641B (zh) * 2019-07-03 2021-02-09 内蒙古科技大学 一种多功能生物质气化实验炉

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004035837A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱分解ガス化装置及び熱分解ガス化システム
JP4481211B2 (ja) * 2005-04-18 2010-06-16 幸三 野村 燃料ガス発生装置
JP2007238701A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Kurimoto Ltd ガス化炉
JP4986080B2 (ja) * 2006-10-23 2012-07-25 学校法人長崎総合科学大学 バイオマスガス化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012102180A (ja) 2012-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012063773A1 (ja) ガス化炉,ガス化システム,改質装置及び改質システム
CN104094059B (zh) 废弃物气化熔融炉
US10119076B2 (en) Gasifier and method of using the same for gasification of biomass and solid waste
JP5261931B2 (ja) 流動層ガス化方法及び装置
JP4923934B2 (ja) 流動層ガス化方法及び装置
JP5688636B2 (ja) ガス化炉及びガス化システム
JP2007031671A (ja) ガス化装置
JP2008138031A (ja) 炭化・ガス化方法並びにシステム
JP6055586B2 (ja) 改質装置
JP2006321945A (ja) ガス化装置
KR101074146B1 (ko) 폐플라스틱의 저온 열분해 반응을 이용한 전기발전 시스템
JP5527743B2 (ja) ガス化装置、燃料生成システム、ガス化方法および燃料生成方法
CN104804768B (zh) 生物质颗粒燃气发生器
CN100413945C (zh) 全水套工业煤气发生炉
WO2018181012A1 (ja) ガス改質炉
JP4869325B2 (ja) ナノカーボン製造装置
JP2018193507A (ja) ガス改質炉および熱分解ガス改質方法
JP2005188877A (ja) 廃棄物ガス化方法およびガス化装置
ITRM20110538A1 (it) Gassificatore perfezionato
CZ304134B6 (cs) Zarízení pro zplynování ruzných druhu vstupní suroviny

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5688636

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250