JP4481211B2 - 燃料ガス発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、木質系廃棄物、家庭ゴミ、都市ゴミ、建築廃材等のバイオマス廃棄物、廃タイヤ等の有機廃棄物を燃料ガス化する燃料ガス発生装置に関する。
近年、地球温暖化対策等の環境上の観点及びエネルギーの効率的利用の観点から、バイオマスのエネルギー資源としての有効利用に対する要請が高まっている。かかる要請に対し、バイオマス変換式の燃料ガス発生装置が種々提供されている。例えば、特許文献1には、木質系廃棄物の一種であるおが屑を乾留して燃料ガスを発生させる燃料ガス発生装置が開示されている。
しかし、従来のこの種の燃料ガス発生装置で生成された燃料ガスは多量のタール成分を含有しており、発電機駆動用の内燃機関等で使用するにはタール成分を除去する処理を行う必要がある。多量のタール成分の除去には比較的大規模の設備が必要であり、エネルギー利用効率が低下する。特に、燃料ガス発生装置が小規模の場合には、生成された燃料ガスから得られるエネルギーに対するタール成分除去に要するエネルギーの割合が高くなり、エネルギー利用効率は極めて低くなる。
特開2004−131578号公報
本発明は、木質系廃棄物、家庭ゴミ、都市ゴミ、建築廃材等のバイオマス廃棄物、廃タイヤ等の有機廃棄物からタール成分を含まない良質な燃料ガスを得ることを課題とする。
第1の発明は、有機廃棄物から燃料ガスを発生する燃料ガス発生装置であって、破砕された前記有機廃棄物を内部に投入するための投入口を備える第1の筐体と、前記第1の筐体内に配設された第1の加熱手段と、前記第1の筐体内に空気を供給する第1の空気供給手段と、前記投入口よりも下方の前記第1の筐体内に配設され、前記投入口から投入された前記破砕された有機廃棄物を支持し、前記第1の加熱手段の発生する熱によって前記破砕された有機廃棄物を炭化させて前記燃料ガスを発生させ、かつ炭化した前記有機廃棄物が通過して落下可能な複数の第1の隙間が形成された乾留部と、前記乾留部よりも下方の前記第1の筐体内に配設され、前記乾留部の前記第1の隙間を通過して落下した前記炭化した有機廃棄物を支持し、前記第1の加熱手段の発生する熱と前記第1の空気供給手段から供給される空気によって前記炭化した有機廃棄物を燃焼させて燃焼炭層を形成させ、前記燃焼炭層で生じた灰が通過して落下可能な複数の第2の隙間が形成され、かつ前記乾留部で発生した前記燃料ガスが前記燃焼炭層及び前記第2の隙間を通過する燃焼部と、前記燃焼部より下方の前記第1の筐体に設けられ、前記燃焼部を通過した前記燃料ガスを前記第1の筐体から取り出すための第1の燃料ガス出口とを備えることを特徴とする、燃料ガス発生装置を提供する。
乾留部で有機廃棄物が炭化する際に発生する燃料ガスは、燃焼部に形成された燃焼炭層を通過して第1の燃料ガス出口から第1の筐体の外部に取り出される。燃焼炭層を通過する際に燃料ガスが含有するタール成分が効率的に燃焼する。その結果、燃料ガスが含有するタール成分の大部分(乾留部で発生した燃料ガスが含有しているタール成分の80%程度)がガス化した良質な燃料ガスが、第1の燃料ガス出口から取り出される。
破砕された有機廃棄物が投入口から第1の筐体内に投入される。投入された有機廃棄物は乾留部で支持される。有機廃棄物は乾留部で炭化して燃料ガスを発生する。炭化した有機廃棄物は乾留部に形成された第1の隙間を通過して落下し、燃焼部で支持される。燃焼部では炭化した有機廃棄物が燃焼する。燃焼により生じた灰は燃焼部に形成された第2の隙間を通って落下する。破砕された有機廃棄物を投入口から補給すれば、燃料ガス発生装置は燃料ガスを連続的に発生する。
有機廃棄物を効率的に炭化させるために、乾留部の温度は410℃以上650℃以下程度(例えば600℃程度)であることが好ましい。また、燃焼部の温度は700℃以上850℃以下程度(
例えば800℃程度)であることが好ましい。
有機廃棄物は、例えば木質系廃棄物、家庭ゴミ、都市ゴミ、建築廃材等のバイオマス廃棄物や廃タイヤ等である。有機廃棄物は、2〜3cm程度の寸法の比較的小さい塊に粉砕した後に燃料ガス発生装置に投入される。
前記乾留部に支持された前記破砕された有機廃棄物及び前記燃焼部に形成された燃焼炭層を撹拌する撹拌装置をさらに備えることが好ましい。
撹拌装置で撹拌することにより、乾留部の有機廃棄物の温度を均一化し、それによって有機廃棄物の炭化を促進できる。また、炭化した有機廃棄物の第1の隙間からの落下を撹拌によって促進できる。さらに、撹拌装置で撹拌することにより、燃焼部の燃焼炭層の温度を均一化し、それによって炭化した有機廃棄物の燃焼を促進できる。さらにまた、燃焼炭層で発生した灰の第2の隙間からの落下を撹拌によって促進できる。
前記第1の加熱手段は、前記第1の筐体内で水平方向に延びる複数のヒーターを備え、かつ前記複数のヒーターが前記乾留部の一部を構成することが好ましい。
複数のヒーターを乾留部の一部とすると、乾留部で支持される有機廃棄物はヒーターと直接接触する。従って、乾留部において有機廃棄物を効率的に加熱できる。また、燃料ガス発生装置の構造を簡略化できる。
前記第1の空気供給手段は、前記第1の筐体内で水平方向に延び、上側及び下側に複数の空気噴出孔が形成され、かつ前記乾留部の一部を構成する複数の第1の空気供給管と、前記第1の空気供給管に圧縮空気を供給して前記空気噴出孔から前記第1の筐体の内部に空気を噴出させる第1の空気圧縮機とを備える。
第1の空気供給管が乾留部の一部を構成するので、燃料ガス発生装置の構造を簡略化できる。
前記第1の空気供給手段は、前記燃焼部の下方の前記第1の筐体内で水平方向に延び、上側に複数の空気噴出孔が形成された複数の第2の空気供給管と、前記第2の空気供給管に圧縮空気を供給して前記空気噴出孔から前記第1の筐体の内部に空気を噴出させる第2の空気圧縮機とを備えてもよい。
燃焼部に形成された燃焼炭層に対して第2の空気供給管の空気噴出孔から空気が直接的に吹き付けられる。従って、炭化した有機廃棄物を燃焼部で効率的に燃焼させることができる。
第1の空気供給手段は、第1の空気供給管と第2の空気供給管の両方を備え、かつこれら第1及び第2の空気供給管に空気を供給する共通の空気圧縮機を備えていてもよい。
前記燃焼部は、前記複数の第2の隙間が形成され、かつ前記第1の筐体内に固定された平坦部材を備える。この平坦部材は、例えば金網、平坦な枠体に間隔を開けて複数の桟(横桟と縦桟のいずれか一方又は両方)を設けた部材、板厚方向に貫通する複数の孔を設けた平板等である。金網の網目、隣接する桟の間の隙間、及び板厚方向に貫通する孔がそれぞれ第2の隙間を構成する。
第2の発明は、前記燃料ガス発生装置を備え、かつ下部側に前記燃料ガス発生装置の前記第1の燃料ガス出口と連通する燃料ガス入口を備え、上部側に前記燃料ガスを取り出すための第2の燃料ガス出口を備え、かつ前記燃料ガスが前記燃料ガス入口から前記第2の燃料ガス出口へ向けて流れる燃料ガス流路を内部に備える第2の筐体と、前記燃料ガス流路内に配設され、前記燃料ガス流路内を加熱する第2の加熱手段と、前記燃料ガス流路内に空気を噴出する第2の空気供給手段とを有するガス改質装置を備えることを特徴とする燃料ガス生成装置を提供する。
燃料ガス発生装置の第1の燃料ガス出口からガス改質装置の燃料ガス入口に燃料ガスが供給される。燃料ガスはガス改質装置の燃料ガス流路を第2の燃料ガス出口に向けて流れる。燃料ガス流路は第2の加熱手段により加熱され、かつ第2の空気供給手段により空気が供給される。燃料ガス発生装置からガス改質装置に流入した燃料ガス中に残留している少量のタール成分(燃料ガス発生装置の乾留部で発生した燃料ガス中のタール成分の20%程度)は、燃料ガス流路内で燃焼してガス化する。その結果、燃料ガスが含有するタール成分のほぼすべて(燃料ガス発生装置の乾留部で発生した燃料ガス中のタール成分のほぼ100%)がガス化した極めて良質な燃料ガスが、ガス改質装置の第2のガス出口から取り出される。
ガス改質装置が備える第2の加熱手段は、燃料ガス発生装置の燃焼部に形成される燃焼炭層よりも高温となるように、燃料ガス流路を流れる燃料ガスを加熱する。具体的には、第2の加熱手段は燃料ガス流路を流れる燃料ガスを900℃以上1300℃以下程度(例えば1200℃)に加熱する。
本発明の燃料ガス発生装置では、乾留部で有機廃棄物が炭化する際に発生した燃料ガスは燃焼部に形成された燃焼炭層を通過し、その際に燃料ガスが含有するタール成分が効率的に燃焼する。従って、乾留部で発生した燃料ガスが含有するタール成分の大部分がガス化した良質な燃料ガスが得られる。
また、ガス改質装置の燃料ガス流路内で、燃料ガス発生装置で発生した燃料ガス中に残留しているタール成分を効率的に燃焼させたガス化できる。従って、燃料ガス発生装置とガス改質装置を備えるガス生成装置により、タール成分のほぼすべてがガス化した極めて良質な燃料ガスを生成できる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、燃料ガスの原料がある程度の寸法の粉砕された木屑である場合を例に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る燃料ガス生成装置1を備えるバイオマス発電装置2を示す。燃料ガス生成装置1は、燃料ガス発生装置3とガス改質装置4を備える。このバイオマス発電装置2は、燃料ガス生成装置1に加え、除塵装置5、ガス安定化装置6、発電機7、及び発電機7を駆動するための内燃機関8を備える。
後述するガス改質装置4の燃料ガス出口64はガス管9aにより除塵装置5の接続されている。このガス管9aには燃料ガスを冷却するための熱交換器10と水分除去のためのドレーン11が設けられている。除塵装置5はガス管9bによりガス安定化装置6に接続されている。また、ガス安定化装置6はガス管9cにより内燃機関8に接続されている。このガス管9cには、内燃機関8への燃料ガスの供給量を調整するための調整弁12と、内燃機関8への空気の供給量を調整するための調整弁13が設けられている。ガス改質装置4から流出した燃料ガスは熱交換器10で冷却された後に除塵装置5に流入し、除塵装置5が備えるフィルタによって塵や埃が除去される。除塵装置5からガス安定化装置6を経て内燃機関8に燃料ガスが供給される。ガス安定化装置6は、例えば上部に除塵装置5側のガス管9bが接続される一方、下部に内燃機関8側のガス管9cが接続された中空容器からなる。ガス安定化装置6は、内燃機関8に供給される燃料ガスの成分、圧力、温度、及び流量等の変動を抑制する機能を有する。
次に、燃料ガス生成装置1について詳細に説明する。図2から図4に示すように、燃料ガス生成装置1を構成する燃料ガス発生装置3とガス改質装置4は、共通の架台15に固定されている。
まず、燃料ガス発生装置3を説明する。図2から図5を参照すると、燃料ガス発生装置3は、全体として両端が閉鎖された中空矩形筒状である第1筐体(第1の筐体)16を備える。
筐体16の頂壁には木屑17を筐体16の内部に投入するための投入口18が設けられている。この投入口18は開閉可能であり、かつ閉鎖時には気密状態となる。また、投入口18は筐体16内の圧力が所定値に達すると開放するリリーフ弁機能を備えている。
図5に示すように、投入口18よりも下方の筐体16内には、乾留部19が設けられている。また、この乾留部19よりも下方の筐体16内には、燃焼部21が設けられている。さらに、燃焼部21よりも下方の筐体16、具体的には筐体16の左側側壁の下端付近に、筐体16内で発生した燃料ガスを外部に取り出すための燃料ガス出口(第1の燃料ガス出口)22が設けられている。さらにまた、燃焼部21よりも下方に位置する筐体16の底部は、灰蓄積部23として機能する。灰蓄積部23から灰24を取り出すために、筐体16の下部、具体的には筐体16の右側側壁の下端付近には開閉可能な扉体25を備える灰取出口26が設けられている。
乾留部19について説明する。後に詳述するように、乾留部19では投入口18から投入された木屑17が乾留されて炭化して炭片27となり、その際に燃料ガスが発生する。炭片27は燃焼部21に落下する。図6をさらに参照すると、乾留部19は筐体16の前側側壁から後側側壁に向かって延びる直管状の3本の第1空気供給管(第1の空気供給管)28と、同様に筐体16の前側側壁から後側側壁に向かって延びる細長い円柱状の2本のヒーター(第1の加熱手段)29を備える。空気供給管28及びヒーター29はいずれも筐体16に対して固定されている。なお、図5では理解を容易にするために、空気供給管28とヒーター29は筐体16の左側側壁から右側側壁に向けて延びるものとして図示している。3本の空気供給管28と2本のヒーター29は同一の水平面上に位置しており、互いに平行に延びている。また、空気供給管28とヒーター29は交互に配置されている。隣接する空気供給管28とヒーター29の間、及びヒーター29と筐体16の右側及び左側側壁の間には、ほぼ一定幅の細長い隙間(第1の隙間)31が形成されている。この隙間31の幅W1は、投入口18から投入された木屑17は通過できないが、木屑17が炭化して寸法が縮小すると通過できるように設定している。例えば、投入口18から投入される木屑17の寸法が2〜3cm程度で、炭化した木屑17(以下、炭片27という。)の寸法が1〜2cm程度である場合、隙間31の幅W1は2〜3cm程度に設定される。
各空気供給管28の上側には3個の空気噴出孔28aが形成されている。各空気供給管28の下側にも3個の第1空気噴出孔28bが形成されている。図6に示すように、各空気供給管28の先端側は、筐体16の後側側壁付近に位置している。一方、前側側壁から筐体16の外部に突出している各空気供給管28の基端側は、空気管32の一端に合流している。この空気管32の他端は空気圧縮機33(図1にのみ模式的に示す。)に接続されている。空気圧縮機33から供給される圧縮空気は空気管32及び空気供給管28を介して空気孔28a,28bから筐体16内に噴射される。空気管32には、電気的に駆動可能な開閉弁34が設けられている。この開閉弁34の開弁時には空気圧縮機33から空気供給管28に圧縮空気が供給され、閉弁時には空気圧縮機33からの圧縮空気の供給は遮断される。
ヒーター29はスイッチ36(図1にのみ模式的に示す。)を介してヒーター電源37に電気的な接続されている。スイッチ36の閉成時にはヒーター電源37から供給される電力によりヒーター29が発熱する。ヒーター29は、例えば出力2〜3kW程度のものを使用できる。
図1及び図5に示すように、乾留部19には温度センサ38が配設されている。
次に、燃焼部21について説明する。後に詳述するように、燃焼部21では炭片27が燃焼して燃焼炭層39を形成する。燃焼した炭片27は灰24になり、灰蓄積部23に落下する。図7をさらに参照すると、燃焼部21は平面視で筐体16内全体に広がり、かつ水平な姿勢で配置された金網(平坦部材)41を備えている。金網41は筐体16に対して固定されている。金網41の矩形の網目(第2の隙間)42の寸法W2は、炭片27は通過できないが、炭片27が燃焼して生じる灰24は通過できるように設定している。例えば、炭片27の寸法が1〜2cm程度である場合、網目42の寸法W2は0.5〜1.5cm程度に設定される。
燃焼部21の金網41の下側には、筐体16の前側側壁から後側側壁に向かって延びる直管状の空気供給管(第2の空気供給管)43が配設されている。この空気供給管43は筐体16に対して固定されている。なお、図5では理解を容易にするために、空気供給管43は筐体16の左側側壁から右側側壁へ向けて延びるものとして図示している。空気供給管43の上側には3個の空気噴出孔43aが形成されている。図7に示すように、空気供給管43の先端側は、筐体16の後側側壁付近に位置している。一方、前側側壁から筐体16の外部に突出している空気供給管43の基端側は、空気管44の一端に接続されている。空気管44の他端は空気圧縮機33に接続されている。空気圧縮機33から供給される圧縮空気は空気管44及び空気供給管43を介して空気孔43aから筐体16内に噴射される。空気管44には、電気的に駆動可能な開閉弁46が設けられている。この開閉弁46の開弁時には、空気圧縮機33から空気供給管43に圧縮空気が供給され、閉弁時には空気圧縮機33からの圧縮空気の供給は遮断される。
図1及び図5に示すように、燃焼部21には温度センサ47が配設されている。
燃料ガス発生装置3は、乾留部19に支持された炭片27と、燃焼部21に形成された燃焼炭層39を撹拌するための撹拌装置48を備える。図5から図7を参照すると、撹拌装置48は筐体16の後側側壁を貫通して筐体16内の乾留部19と燃焼部21の間の空間に水平に延びる駆動ロッド49を備える。なお、図5では理解を容易にするために、駆動ロッド49は筐体16の右側側壁を貫通するものとして図示している。駆動ロッド49は筐体16に固定された軸受51に進退自在に支持されている。駆動ロッド49の先端側には駆動ロッド49に対して直交して水平方向に延びる支持ロッド52が固定されている。この支持ロッド52の上側には、垂直方向上向きに延びる6本の上側撹拌ロッド53が固定されている。図6に最も明瞭に示すように、各上側撹拌ロッド53は平面視で乾留部19(空気供給管28とヒーター29)の隙間31と対応する位置に設けられており、隙間31を通過して乾留部19の上方に向けて延びている。一方、支持ロッド52の下側にも垂直方向下向きに延びる複数本の下側撹拌ロッド54が固定されている。各下側撹拌ロッド54の先端は、燃焼部21の金網41付近に位置している。軸受51を介して筐体16の外側に突出している駆動ロッド49の基端側は、モータ、伝動機構等を備える模式的に示す駆動機構56に連結されている。この駆動機構56は、矢印Aで示すように駆動ロッド49を往復移動させる。その結果、乾留部19では上側撹拌ロッド53が水平方向に往復移動し、燃焼部21では下側撹拌ロッド54が水平方向に往復移動する。
乾留部19の上方には、前側側壁から筐体16の内部に突出するパージ用の空気供給管57が配設されている。この空気供給管57は先端が空気噴出用の開口端となっている。一方、空気供給管57の基端側は空気管58により空気圧縮機33に接続されている。空気管58には、電気的に駆動可能な開閉弁59が設けられている。この開閉弁59の開弁時には、空気圧縮機33からの圧縮空気が空気供給管57から筐体16の内部に噴出され、閉弁時には空気圧縮機33からの圧縮空気の供給は遮断される。
図1にのみ概略的に示すコントローラ60は、温度センサ38,47の検出温度や図示しない操作盤から入力される操作命令等に基づいて、燃料ガス発生装置3の開閉弁34,46,59、ヒーター29、及び撹拌装置48の動作を制御する。
次に、ガス改質装置4を説明する。図2から図5を参照すると、ガス改質装置4は、全体として上端が閉鎖され下端が開放した中空矩形筒状である筐体(第2の筐体)61を備える。筐体61の下端開口である燃料ガス入口62は、両端開口の筒体63により燃料ガス発生装置3の燃料ガス出口22に連結されている。従って、燃料ガス発生装置3の燃料ガス出口22とガス改質装置4の燃料ガス入口62は、互いに連通している。一方、ガス改質装置4の頂壁には燃料ガスを取り出すための燃料ガス出口(第2の燃料ガス出口)62が設けられている。燃料ガス出口64はガス管9aにより除塵装置5に接続されている。さらに、筐体61の内部には燃料ガス発生装置3から燃料ガス入口62に流入した燃料ガスが燃料ガス出口64に向けて流れる燃料ガス流路66が設けられている。詳細には、筐体61の内部には耐火コンクリート製の3個の耐火ブロック67と、2個の耐火プレート68が積層状態で収容されており、これら耐火ブロック67及び耐火プレート68に上下両端を貫通するように形成された貫通孔67a,68aが燃料ガス流路66を構成している。
各耐火ブロック67の貫通孔67a内にはそれぞれ電熱線(第2の加熱手段)69が収容されている。電熱線69の両端は筐体61の外部に引き出され、スイッチ71(図1にのみ模式的に示す。)を介してヒーター電源37に電気的に接続されている。スイッチ71の閉成時にはヒーター電源37から供給される電力により貫通孔67a(燃料ガス流路66)内で電熱線69が発熱する。
燃料ガス入口62付近では、筐体61の前側壁から空気供給管72が内部に突出している。空気供給管72の先端側は燃料ガス流路66の入口に向けて鉛直方向上向きに屈曲している。空気噴出用の開口端となっている空気供給管72の先端は、燃料ガス流路66の入口と対向している。一方、空気供給管72の基端側は空気管73により空気圧縮機33に接続されている。空気管73には、電気的に駆動可能な開閉弁74が設けられている。この開閉弁74の開弁時には、空気圧縮機33からの圧縮空気が空気供給管72の開口端から燃料ガス流路66に燃料ガスが噴出され、閉弁時には空気圧縮機33からの圧縮空気の供給は遮断される。
ガス改質装置4は燃料ガス流路66に連通する3個の合成ガス入口76を備える。これらの合成ガス入口76は合成ガス供給源77に接続されている。合成ガス供給源77から合成ガス入口76を介して、燃料ガス流路66に燃焼促進用の合成ガス(シンガス)が供給される。
図1及び図5に示すように、燃料ガス流路66内には温度センサ78が配設されている。図1に示すコントローラ60は、温度センサ78の検出温度や操作命令等に基づいて、ガス改質装置4の開閉弁74の開閉及び電熱線69への給電を制御する。
次に、この燃料ガス生成装置1による燃料ガスの生成を説明する。始動時には、まず燃料ガス発生装置3のヒーター29への通電を開始して筐体16内を加熱する。また、ガス改質装置4の電熱線69への通電を開始して燃料ガス流路66内を加熱する。
温度センサ38,47で検出される乾留部19及び燃焼部21の温度が所定温度(本実施形態では600℃を多少下回る程度)に達すると、燃料ガス発生装置3の投入口を開放し、2〜3cm程度の比較的小さい破片状に粉砕済みの木屑17を筐体16内に投入する。投入された木屑17は筐体16内を落下し、乾留部19で支持される。具体的には、空気供給管28とヒーター29上に木屑17が支持されて層を形成する。前述のように隙間31の寸法を設定しているので、隙間31から木屑17が落下することはない。
ある程度の量の木屑17を投入後、開閉弁34を開弁して空気供給管28の第1空気噴出孔28a,28bから筐体16内に空気を噴出させる。ヒーター29の発生する熱により乾留部19で支持された木屑17が乾留されて炭化し、炭片27となる。この木屑17の炭化の際に一酸化炭素と水素を含有する可燃性ガスである燃料ガスが発生する。乾留部19で支持された木屑17は、ヒーター29と直接接触するので効率的に加熱される。木屑17が炭化して炭片27となると寸法が縮小するので、隙間31を通過して落下する。ヒーター29の出力及び空気供給管28が噴出する空気量は、乾留部19の温度が600℃程度となるように設定されている。
隙間31から落下した炭片27は、燃焼部21の金網41上に支持される。金属41上にある程度の量の炭片27が蓄積されて炭片27の層が形成された時点で、開閉弁46を開弁する。また、空気供給管43の空気噴出孔43aから金網41上の炭片27の層に空気を吹き付ける。金網41上の炭片27はヒーター29の発生する熱で加熱され、かつ空気供給管43から空気が供給されるので燃焼する。その結果、金網上に燃焼している炭片27の層(燃焼炭層39)が形成される。燃焼炭層39が形成されると、燃焼部21の温度は800℃程度まで上昇する。炭片27の燃焼により生じた灰24は、金網41の網目42を通って灰蓄積部23に落下する。空気供給管43は金網41の下側に位置し、空気噴出孔43aから燃焼炭層39に空気が直接的に吹き付けられる。従って、炭片27を効率的に燃焼させることができる。
乾留部19で木屑17が炭化する際に発生した燃料ガスは、燃焼部21に形成された燃焼炭層39と金網41の網目42を通過して燃料ガス出口22へ流れる。乾留部19で発生した燃料ガスは多量のタール成分を含有している。しかし、高温(800℃程度)の燃焼炭層39を通過する際に、燃料ガスが含有するタール成分が効率的に燃焼してガス化する。その結果、燃料ガスが含有するタール成分の大部分、具体的には乾留部19で発生した燃料ガスが含有しているタール成分の80%程度がガス化する。従って、燃料ガス出口22からはタール成分が大幅に低減された良質な燃料ガスが取り出される。燃料ガス出口22から流出した燃料ガスは、筒体63及び燃料ガス出口64を経てガス改質装置4の燃料ガス流路66へ流入する。なお、燃焼炭層39で炭片27が燃焼する際にも、燃料ガスが発生する。
撹拌装置48の駆動機構56は、駆動ロッド49を間欠的に往復移動させる。その結果、乾留部19に支持された炭片27の層の中を上側撹拌ロッド53が間欠的に往復移動し、炭片27を撹拌する。この撹拌により乾留部19の温度が前述の所定温度(600℃程度)に均一化され、木屑17の炭化が促進される。また、移動する上側撹拌ロッド53によって炭片27が機械的に破砕されるので、隙間31から燃焼部21への炭片27の落下が促進される。同時に、燃焼部21の金網41上の燃焼炭層39の内を下側撹拌ロッド54が往復移動し、燃焼中の炭片27を撹拌する。この撹拌により燃焼炭層39の温度が前述の所定温度(800℃程度)に均一化され、燃焼炭層39における炭片27の燃焼が促進される。また、この撹拌によって、灰24の落下も促進される。なお、筐体16内の燃料ガス出口22の付近に流量計を配設し、この流量計で検出される燃料ガスの流量に基づいて撹拌装置48を駆動してもよい。この場合、燃料ガスの流量が予め定められた流量を下回ると撹拌装置48による撹拌が実行される。
燃料ガス発生装置3からガス改質装置4へ安定して燃料ガスが流入し、かつ温度センサ78で検出されるガス改質装置4の燃料ガス流路66内の温度が所定温度(本実施形態では1000℃程度)に達すると、電熱線69への通電を停止する。同時に、開閉弁74を開弁し空気供給管72から燃料ガス流路66へ空気を噴出する。また、合成ガス供給源77から燃料ガス流路66内に合成ガスを供給する。燃料ガス流路66内の燃料ガスは高温(1000℃程度)に加熱されているので、空気供給管72から空気を供給すると、燃料ガス中に残留している少量のタール成分、具体的には燃料ガス発生装置3の乾留部19で発生した燃料ガス中のタール成分の20%程度のタール成分は、燃料ガス流路66内で燃焼してガス化する。その結果、燃料ガスが含有するタール成分のほぼすべて、すなわち燃料ガス発生装置3の乾留部19で発生した燃料ガス中のタール成分のほぼ100%がガス化した極めて良質な燃料ガスが、ガス改質装置4の燃料ガス出口64から発電用の内燃機関8へ供給される。
開閉弁74は燃料ガス流路66内の温度が所定温度(本実施形態では1000℃程度)を維持するように、開閉を繰り返す。詳細には、温度センサ78で検出される温度が所定温度を上回ると開閉弁74が閉弁する。その結果、空気供給管72から燃料ガス流路66への空気の供給が停止し、燃料ガス流路66内での燃焼が抑制される。一方、温度センサ78で検出される温度が所定温度を下回ると開閉弁74が開弁する。その結果、空気供給管72から燃料ガス流路66への空気の供給が再開し、燃料ガス流路66内での燃焼が促進される。
ガス改質装置4の燃料ガス出口64から流出するタール成分がほぼ完全にガス化した燃料ガスは、熱交換器10、除塵装置5、及びガス安定化装置6を介して内燃機関8に供給される。内燃機関8で燃料ガスを完全燃焼させることで、木屑17の有するエネルギを高効率的で利用でき、一酸化炭素を含む排気ガスによる大気汚染も生じない。
前述のように、投入口18から投入された木屑17は乾留部19で炭化して炭片27となり、この炭片27は燃焼部21で燃焼して灰24となる。従って、燃料ガスの発生の継続に伴い、乾留部19で支持される木屑17が減少する。投入口18から木屑17を補給すれば、燃料ガス発生装置3は燃料ガスを連続的に発生する。投入口18は乾留部19の上方に位置しているので、その付近の燃料ガスの濃度は比較的低い。そのため、投入口18からの木屑17の補給を安全に行うことができる。一方、燃料ガスの発生の継続に伴い、灰蓄積部23に蓄積される灰24の量が増加するが、扉体25を開放して灰取出口26から灰24を取り出すことができる。
燃料ガスの生成停止時には、撹拌装置48を停止すると共に、ヒーター29及び電熱線69への通電を停止する。また、開閉弁34,46,74を閉弁する。その後、開閉弁59を開弁し、燃料ガス発生装置3及びガス改質装置4内に残留している燃料ガスを燃料ガス出口64から排出する。
本発明は前記実施形態に限定されず、以下のように種々の変形が可能である。
燃料ガス発生装置3は木屑のような木質系廃棄物に限定されず、ある程度の寸法に破砕されている限り、家庭ゴミ、都市ゴミ、建築廃材等の他のバイオマス廃棄物や廃タイヤ等を燃料ガスの原料として使用できる。有機廃棄物の種類や寸法に応じ、乾留部19の温度は410℃以上650℃以下程度に設定され、燃焼部の温度は700℃以上850℃以下程度に設定される。
前記実施形態では、空気供給管28とヒーター29により乾留部19を構成しているが、空気供給管28とヒーター29とは別体の単一又は複数の部材により、複数の隙間31を有する乾留部19を構成してもよい。
前記実施形態では、空気供給管28と空気供給管43から燃料ガス発生装置3の筐体16内に空気を供給しているが、これらのうちいずれか一方のみを設けてもよい。筐体16内の空気は主として燃焼炭層39における炭片27の燃焼の際に消費されるので、燃焼部21に近接して配置された空気供給管43のみを設けることが好ましい。
燃焼部21は、金網に代えて平坦な枠体に間隔を開けて複数の桟(横桟と縦桟のいずれか一方又は両方)を設けた部材、板厚方向に貫通する複数の孔を設けた平板等であってもよい。
燃料ガス発生装置3は前述のようにタール成分がほとんどガス化した良質な燃料ガスを発生するので、ガス改質装置4を使用せずに燃料ガス発生装置3が発生する燃料ガスをそのまま内燃機関等に供給してもよい。また、ガス改質装置4は実施形態の燃料ガス発生装置3とは別の形式の燃料ガス発生装置と組み合わせて使用できる。
本発明の実施形態に係る燃料ガス生成装置(燃料ガス発生装置とガス改質装置)を備えるバイオマス発電設備の模式図。 燃料ガス生成装置の正面図。 燃料ガス生成装置の右側面図。 燃料ガス生成装置の平面図。 図4のV−V線での模式的な断面図。 図5のVI−VI線での模式的な断面図。 図5のVII−VII線での模式的な断面図。
符号の説明
1 燃料ガス生成装置
2 バイオマス発電装置
3 燃料ガス発生装置
4 ガス改質装置
5 除塵装置
6 ガス安定化装置
7 発電機
8 内燃機関
9a〜9c ガス管
10 熱交換器
11 ドレーン
12,13 調整弁
15 架台
16 筐体(第1の筐体)
17 木屑
18 投入口
19 乾留部
21 燃焼部
22 燃料ガス出口(第1の燃料ガス出口)
23 灰蓄積部
24 灰
25 扉体
26 灰取出口
27 炭片
28 空気供給管(第1の空気供給管)
28a,28b 空気孔
29 ヒーター(第1の加熱手段)
31 隙間(第1の隙間)
32 空気管
33 空気圧縮機
34 開閉弁
36 スイッチ
37 ヒーター電源
38 温度センサ
39 燃焼炭層
41 金網
42 網目
43 空気供給管(第2の空気供給管)
43a 空気噴出孔
44 空気管
46 開閉弁
47 温度センサ
48 撹拌装置
49 駆動ロッド
51 軸受
52 支持ロッド
53 上側撹拌ロッド
54 下側撹拌ロッド
56 駆動機構
57 空気供給管
58 空気管
59 開閉弁
60 コントローラ
61 筐体
62 燃料ガス入口
63 筒体
64 燃料ガス出口
66 燃料ガス流路
67 耐火ブロック
67a 貫通孔
68 耐火プレート
68a 貫通孔
69 電熱線
71 スイッチ
72 空気供給管
73 空気管
74 開閉弁
76 合成ガス入口
77 合成ガス供給源
78 温度センサ

Claims (7)

  1. 有機廃棄物から燃料ガスを発生する燃料ガス発生装置であって、
    破砕された前記有機廃棄物を内部に投入するための投入口を備える第1の筐体と、
    前記第1の筐体内に配設された第1の加熱手段と、
    前記第1の筐体内に空気を供給する第1の空気供給手段と、
    前記投入口よりも下方の前記第1の筐体内に配設され、前記投入口から投入された前記破砕された有機廃棄物を支持し、前記第1の加熱手段の発生する熱によって前記破砕された有機廃棄物を炭化させて前記燃料ガスを発生させ、かつ炭化した前記有機廃棄物が通過して落下可能な複数の第1の隙間が形成された乾留部と、
    前記乾留部よりも下方の前記第1の筐体内に配設され、前記乾留部の前記第1の隙間を通過して落下した前記炭化した有機廃棄物を支持し、前記第1の加熱手段の発生する熱と前記第1の空気供給手段から供給される空気によって前記炭化した有機廃棄物を燃焼させて燃焼炭層を形成させ、前記燃焼炭層で生じた灰が通過して落下可能な複数の第2の隙間が形成され、かつ前記乾留部で発生した前記燃料ガスが前記燃焼炭層及び前記第2の隙間を通過する燃焼部と、
    前記燃焼部より下方の前記第1の筐体に設けられ、前記燃焼部を通過した前記燃料ガスを前記第1の筐体から取り出すための第1の燃料ガス出口と
    を備えることを特徴とする、燃料ガス発生装置。
  2. 前記乾留部に支持された前記破砕された有機廃棄物及び前記燃焼部に形成された燃焼炭層を撹拌する撹拌装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス発生装置。
  3. 前記第1の加熱手段は、前記第1の筐体内で水平方向に延びる複数のヒーターを備え、かつ
    前記複数のヒーターが前記乾留部の一部を構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料ガス発生装置。
  4. 前記第1の空気供給手段は、
    前記第1の筐体内で水平方向に延び、上側及び下側に複数の空気噴出孔が形成され、かつ前記乾留部の一部を構成する複数の第1の空気供給管と、
    前記第1の空気供給管に圧縮空気を供給して前記空気噴出孔から前記第1の筐体の内部に空気を噴出させる第1の空気圧縮機と
    を備えることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料ガス発生装置。
  5. 前記第1の空気供給手段は、
    前記燃焼部の下方の前記第1の筐体内で水平方向に延び、上側に複数の空気噴出孔が形成された複数の第2の空気供給管と、
    前記第2の空気供給管に圧縮空気を供給して前記空気噴出孔から前記第1の筐体の内部に空気を噴出させる第2の空気圧縮機と
    を備えることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の燃料ガス発生装置。
  6. 前記燃焼部は、前記複数の第2の隙間が形成され、かつ前記第1の筐体内に固定された平坦部材を備えることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の燃料ガス発生装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の燃料ガス発生装置を備え、かつ
    下部側に前記燃料ガス発生装置の前記第1の燃料ガス出口と連通する燃料ガス入口を備え、上部側に前記燃料ガスを取り出すための第2の燃料ガス出口を備え、かつ前記燃料ガスが前記燃料ガス入口から前記第2の燃料ガス出口へ向けて流れる燃料ガス流路を内部に備える第2の筐体と、
    前記燃料ガス流路内に配設され、前記燃料ガス流路内を加熱する第2の加熱手段と
    前記燃料ガス流路内に空気を噴出する第2の空気供給手段と、
    を有するガス改質装置と
    備えることを特徴とする燃料ガス生成装置。
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