JP4869021B2 - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

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この発明は、取得した道路交通情報に基づいて経路案内を行う車載用ナビゲーション装置に係り、特に道路交通情報を取得する受信手段を、道路交通情報を取得するときのみ電源をオンにすることで消費電力の低減を図った車載用ナビゲーション装置に関するものである。
従来より、情報センターから通信インフラを介して道路交通情報を取得し、取得した情報を用いて、現在地から目的地までの最適な経路をドライバーに報知する車載用ナビゲーション装置が知られている。
このような車載用ナビゲーション装置に用いられる交通情報提供システムとしては、FM多重放送や路側に設けられた光ビーコンないし電波ビーコンを用いて道路交通情報を提供するVICS(登録商標)(Vechile Information and Communication System)が広く普及している。VICS(登録商標)とは、情報センターで編集、処理された渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、ナビゲーション装置がこの道路交通情報を受信用アンテナ等によって受信して受信信号を復調し、表示手段に文字、図形を表示したり、またはこれらを地図に重ねて表示するなどしてユーザにリアルタイムの道路交通情報を提供する情報通信システムである。
さらに、道路交通情報をナビゲーション装置が受信した場合には、経路探索機能にこれを反映させて経路案内をすることもできる。すなわち、ナビゲーション装置は道路ネットワークデータベースを備え、これを参照して経路探索するものであるが、この道路ネットワークデータはノードと各ノード間を結ぶリンクとで構成されており、このリンクコストを累積してリンクコストが最小となる経路を探索して経路案内をする。道路交通情報にはたとえば渋滞情報があり、これをコスト要因としてリンクコストに加算するなどして調整し、調整された道路ネットワークデータを用いて経路探索するようにしている。
そして現在の車載用ナビゲーション装置の多くは、道路交通情報を取得できるように道路交通情報取得手段を備えており、例えば光ビーコンを用いて道路交通情報を取得する構成のものであれば光信号を受信するための受光素子としてフォトダイオードなどを備えている。また、FM放送の特定の周波数帯域で、音声放送に多重化されて送信される道路交通情報を取得する構成のものであれば、通常の車両が装備しているFMチューナを用いて道路交通情報を取得している。
これらの道路交通情報受信手段は、道路交通情報の更新に対応してリアルタイムの情報をユーザに提供するために、常に信号を受信できるよう待機状態を維持し続けるのが一般的である。しかし、待機状態を維持し続けていると電力消費量が大きくなり、バッテリーにかかる負荷が大きいという問題があった。
そこで、このような点に鑑みてなされた発明として下記の特許文献1(特開2004−310402号公報)に「車載無線装置」が開示されている。この特許文献1に開示された車載無線装置の発明は、通常状態では、ETC受信部とVICS受信部および信号強度検出部のみに電源を供給し、信号強度検出部がETC信号を検出した場合には、ETC受信器のETC送信部、信号処理部、制御部、表示部にも電源を供給し、ETCの路側無線装置と通信を行う。信号強度検出部がVICS信号を検出した場合には、VICS受信器の信号処理部、表示部にも電源を供給し、電波ビーコンからVICSを受信するようになしている。このようになすことで、ETC機構及びVICS機構を備える車載無線装置において、ETC信号が受信されているところではETC信号を受信するようになして、VICS機構への電源の供給を遮断し電力の低減を図ることができる。
特開2004−310402号公報(要約)
しかし、上記の構成によるとVICSまたはETC信号が受信可能か否かを判別するための信号強度検出部をこれらとは別に設ける必要があり、構造が複雑化しコスト上昇の懸念がある。また、この信号強度検出部は常に動作している必要があるため、消費電力の大幅な低減を期待することができない。さらに、車両の多くは標準装備としてラジオチューナを搭載してはいても、電波ビーコン用の受信機構を搭載しているものは多くなく、車載用ナビゲーション装置の多くはラジオチューナを使用して道路交通情報を取得しているのが現状である。すなわち車載用ナビゲーション装置とETCとを別個に搭載している車両には上記の発明を適用することができず、このような車載用ナビゲーション装置についても電力の低減が図れるものが要求されている。
ところでFM多重放送から道路交通情報を取得するタイプの場合、FMチューナを特定の周波数帯域を受信するようにして音声放送をスピーカから出力すると同時に、道路交通情報を受信して表示処理するというのが一般的である。
道路交通情報は通常5分間隔で更新されて送信されているが、これを受信する側のナビゲーション装置は常に最新の道路交通情報を受信するために待機状態を維持している。一方、道路交通情報はリアルタイムに更新されているものではなく、5分間おきに更新されているにすぎない。FM多重放送を利用する場合にあっては5分間に2回の周期で基地局から道路交通情報が送信され、これをナビゲーション装置において自動的に受信しているが、前述のとおり道路交通情報の更新は5分間おきであるため、2回の道路交通情報の送信のうち1回は前回と同じ内容の情報が送信されていることになる。にもかかわらず、通常のナビゲーション装置は受信手段を常に電源をオンにした状態にしており、その間に消費されていく電力は無駄である。
そこで、本願の発明者は上記の問題を解消すべく種々検討を重ねた結果、道路交通情報は一定の周期で更新されるシステムであることに着目し、道路交通情報が送信、又は更新情報が送信されるタイミングに合わせて受信手段の電源をオン・オフと繰り返す構成とすることにより、消費電力の低減を図るようになせば上記の問題点を解消し得ることに想到して本願発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、受信手段の電源を制御することによって電力を低減することができる車載用ナビゲーション装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、
道路交通情報を受信する受信手段と、前記受信手段への電力の供給を制御する電源制御手段と、を備えた車載用ナビゲーション装置において、
前記車載用ナビゲーション装置はさらに受信間隔検出手段を備え、
前記受信間隔検出手段は、前記受信手段による道路交通情報の受信に基づき、道路交通情報を受信してから次に送信される道路交通情報を受信するまでの受信間隔を複数回計測し、
前記計測した受信間隔の全てが所定の範囲内である場合、前記受信手段が道路交通情報の受信を完了すると、記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を停止し、前記受信間隔検出手段が前回の道路交通情報の受信から前記受信間隔に基づく所定時間を経過したことを判別すると、前記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を開始し、
前記計測した受信間隔の何れかが所定の範囲内にない場合、前記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を停止しないことを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記電源制御手段が前記受信手段への電力の供給を開始した後に、前記道路交通情報を受信できなかった場合、前記受信間隔検出手段は前記受信間隔を再度計測することを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかる発明において、前記受信間隔検出手段は、前記測した受信間隔の何れかが所定の範囲内にない場合、前記受信間隔を再度計測することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項にかかる発明において、前記受信手段はFM多重放送を受信するFMチューナであることを特徴とする。
本願発明は、上記のような構成を備えることにより以下に述べるような優れた効果を奏する。即ち本願請求項1にかかる発明によれば、車載用ナビゲーション装置は受信手段が道路交通情報の受信を完了すると電源制御手段により受信手段への電力の供給が停止し、所定時間が経過すると電力の供給を再開するようになされるから、道路交通情報を受信しない間は電力を消費することがなく、消費電力の低減が可能となる。また、受信手段への電力の供給を停止する時間である所定時間が道路交通情報の受信間隔に基づくため、例えば、地域や時間帯で道路交通情報の送信間隔が異なる場合であっても、ユーザーが手動で所定時間を設定することなく、適切な所定時間で、受信手段への電力の供給を制御することが可能になる。さらに、道路交通情報が一定の周期で受信できていると判断した場合にのみ、次回の道路交通情報の受信時まで受信手段への電力の供給が停止することができる。
また、本願請求項2にかかる発明によれば、電源制御手段が受信手段への電力の供給を開始した後に、道路交通情報を受信できなかった場合、受信間隔検出手段は受信間隔を再度計測するため、例えば、道路交通情報の送信間隔が異なる地域に移動した場合であっても、ユーザーが手動で所定時間を設定することなく、適切な所定時間で、受信手段への電力の供給を制御することが可能になる。
また、本願請求項3にかかる発明によれば、車載用ナビゲーション装置は計測した受信間隔の何れかが所定の範囲内にない場合、前記受信間隔を再度計測することができる。
さらに、本願請求項4にかかる発明によれば、受信手段にはFMチューナを使用するから、定期的な道路交通情報の取得が可能であり、道路交通情報が送信されるタイミング、又は更新情報の送信のタイミングに合わせて受信手段への電源のオン・オフを制御するのが容易になる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための車載用ナビゲーション装置を例示するものであって、本発明をこの車載用ナビゲーション装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は、本願発明の実施例にかかる車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。車載用ナビゲーション装置10は位置検出手段201、経路探索手段202、地図データベース203を備え、入力手段12により設定された出発地、目的地の位置情報に従って、地図データベース203に記憶された地図データ及び道路データを参照して2地点間の距離または所要時間の最も小さい最適経路が探索され、地図画像とともに最適経路が表示手段13に表示される構成を有している。位置検出手段201はGPSなどの測位手段を備えており、GPS衛星信号をアンテナ21を介して受信することにより現在位置を算出する。
地図データ及び道路データは以下のように構成されている。たとえば複数の道路A、B、Cがある場合に、道路A、B、Cの端点、交差点、屈曲点などをノードとし、各ノード間を結ぶ道路を有向性のリンクで表し、ノードデータ(ノードの緯度・経度)、リンクデータ(リンク番号)と各リンクのリンクコスト(リンクの距離又はリンクを走行するのに必要な所要時間)をデータとしたリンクコストデータとで構成される。そして、出発地のノードから目的地のノードまで連結されたリンクをたどりそのリンクコストを累積し、累積リンクコストが最小になる経路を探索して案内する。この手法は、例えば、ダイクストラ法又はラベル確定法と呼ばれる周知の手法によって行われる。そして先述のとおりVICSはこの道路データ及び地図データに反映され、渋滞などの情報がリンクコストに加えられて累積リンクコストの調整が行われ、経路探索された結果が表示手段13に表示される。
制御手段11は、図示してはいないがプロセッサを有するマイクロプロセッサであり、ROM17に格納された制御プログラムにより各部の動作を制御する。入力手段12は数字やアルファベットやその他の機能キー、選択キーなどからなり、車載用ナビゲーション装置10に備えられたリモコンユニットや装置本体に備えられた操作キーなどから構成されている。
表示手段13は液晶ディスプレイなどの表示パネル、スピーカ等からなる出力手段であり、経路探索手段202が探索した経路探索の結果や、地図データベース203を参照して得られた案内地図の表示などを行う。さらにVICS受信手段14が受信、処理したVICSを映像として表示し、または音声でこれを案内する場合にも機能する。なお、表示手段13はタッチパネルなどであってもよく、この場合、表示手段13は入力手段12の一部としても機能する。
VICS受信手段14はVICSを取得するためのインターフェースであり、電波ビーコンや光ビーコンあるいはFM多重放送のいずれかからVICSを取得し得るものであればよい。なお、通常の車両は標準装備としてFMチューナを搭載していることや、FM多重放送を利用する形態であれば、例えばビーコンの備えられている特定の道路を走行することなく一定の周期に従ってVICSを自動的に取得できることなどから、FM多重放送を利用する形態が好ましい。以下ではFM多重放送を利用してVICSを受信する形態のものを例示して説明している。
VICS受信完了検出手段15はVICSの受信が完了したか否かを検出するためのものであり、VICS受信間隔検出手段16はVICSを複数回受信したとき、このVICSを受信する間隔を検出するためのものである。さらに電源制御手段19はVICS受信手段14への電源の供給を制御するためのものであり、VICS受信手段14に接続されている。電源制御手段19は通常VICS受信手段14に電源を供給するよう動作するが、VICS受信間隔検出手段16がVICSの受信間隔を計測し、一定の周期で受信できていると判断した場合、次回のVICSの受信時までVICS受信手段14の電源をオフするように動作する。この点については後述する。
以下、図2及び図3を参照してナビゲーション装置全体の動作を説明する。図2、図3は実施例にかかるナビゲーション装置の動作を表したフローチャートである。図2はVICSを定期的に受信するための受信間隔を計測する段階での動作を示し、図3は受信間隔を計測した結果間隔が一定であると判断された後、定期的にVICS受信手段の電源をオン・オフする段階での動作を示している。以下図2での動作ルーチンを受信間隔計測モード、図3での動作ルーチンを節電モードと称して説明をする。
ナビゲーション装置10本体の電源がオンされるか、または本体が起動された状態で入力手段12によってVICSを取得する操作がなされて動作が開始される。ステップS21において、まず受信間隔計測モードを起動するにあたり、メモリに記憶されているタイマー情報を初期化する。これによって、以前に記憶した受信間隔計測結果の影響を受けることなく、受信間隔が一定か否かの判断をすることができるようになる。
ステップS22の処理に進むと、VICS受信手段14がVICSを受信する。VICS受信手段14はFMチューナを備えており、このFMチューナが受信する周波数帯域を76〜90MHzとして、電波を受信することによって行う。受信を始めると、ステップS23の処理においてVICS受信間隔検出手段16が受信間隔の計測を開始する。ここにいう受信間隔とはFM多重放送によって5分間毎に2回の周期で送信されるVICSを、ナビゲーション装置側において受信し始めた時から、次の受信が始まるまでの間隔を意味している。
そして、ステップS24においてVICS受信完了検出手段15がVICSの受信が完了したか否かを判断する。受信の完了は電波の受信を完了した状態をもって受信完了したものと扱う。VICSの受信が完了していないと判断した場合はステップS22の処理に戻って再度VICSを受信し、受信が完了したと判断された場合にはステップS25の処理に進む。
ステップS25においては、ステップS23において計測を開始した受信間隔の計測が、所定回数(例えば5回)を終了したか否かを判別する。ここで所定回数を満たしていないと判別されるとステップS22の処理に戻り、再度VICSを受信して受信間隔を計測する。これを所定回数に至るまで繰り返し、RAM18には例えば直近の5回分を蓄積して記憶していく。
そして、所定回数の計測が終了したと判別されるとステップS26の処理に進み、受信間隔は一定であるか否かを検出する。すなわちFM多重放送によるVICSの送信はおよそ5分毎に2回であるとされているから、2分30秒に1回の周期でVICSが送信されていることになる。本願発明はこれを利用して、VICSが送信されるタイミングに合わせてチューナの電源をオン・オフすることにより消費電力の低減を図るようになしたものである。しかし、実際には1秒の狂いもなくVICSが送信されるとは限らず、その周期にズレが生じることもある。例えば1回目の受信と2回目の受信との受信間隔は2分30秒であったが、2回目の受信と3回目の受信との受信間隔は2分40秒であったというような場合には、本来の周期より10秒もの誤差が生じている。本願の発明はVICSが送信される周期に合わせてタイミングよく電源のオン・オフを繰り返すことに意義があり、このようにVICSの受信間隔が不定期である場合には電源のオン・オフを繰り返しても無意味である。例えばVICSが送信されるときより遅くに電源をオンしてもVICSが受信できず、逆に早すぎてもVICSが送信されるまで待機しなければならず、無駄な待ち時間が生じてしまうため消費電力の低減を図れない。
そこで本実施例においては受信間隔が一定であると判断されるまではVICS受信手段14の待機状態を維持し、受信間隔が一定であると判断されてから電源供給のオン・オフを繰り返すサイクルに移行するよう構成している。なお、受信間隔が一定であるか否かの判断はおよそ秒単位で判別されるが、例えば2分30秒±1秒程度の範囲内であれば一定として判別するのが好ましい。あまりに厳格に判断すると電波の受信が車の走行状態などによって左右されてしまうこともあり、実用性を損なう可能性があるからである。また一定か否かの判断は、複数回(5回受信していれば4間隔分)の受信間隔を検出して、すべての計測結果が2分30秒前後であった場合に間隔が一定であると判断すれば安定してVICSを受信できる。
以上の動作を終了すると、ナビゲーション装置10は節電モードに移行する。以下図3を参照して節電モードに移行した後の動作について説明する。まず、ステップS31において電源制御手段19がVICS受信手段14の電源をオフにする。ただし、ナビゲーション装置10本体の電源はオンのままであり、タイマーなどは動作し続けている。ステップS32に進むと、タイマーが前回のVICS受信から所定時間を経過したか否かを検出し、経過したと判別されるまでこの処理を繰り返す。なお、上述のとおりVICSは5分間に2回送信されるが、そのうち一方は1度目と同じ内容のVICSが送信されるため、あえてこれを受信する必要はない。そこで節電モードに移行してからは、所定時間として5分を設定しておけば同じ内容のVICSを取得することがなく、電力消費をさらに抑えることができる。所定時間としてRAM18に記憶した受信間隔の情報を読み出し、これを所定時間として設定してもよい。
そして所定時間を経過したと判断されたらステップS33の処理において電源制御手段19がVICS受信手段14の電源をオンし、ステップS34に進んでVICS受信手段14がVICSを取得する。
ステップS35の処理においては、VICS受信完了検出手段15がVICSを受信できたか否かを判別する。受信できたと判別すればステップS31に戻り、以降これを繰り返すように動作する。VICSが受信できなかった場合には、VICSが送信される周期にズレが生じたことが考えられ、その後も同様の周期で電源のオン・オフを繰り返してもズレはさらに大きくなっていくことが予想される。そこでこのような場合、電源をオン・オフするルーチンを中断して受信間隔計測モードへ戻り、VICSが安定的に受信できるようになるまで受信間隔の計測を行う。
なお本発明はFM多重放送を利用してVICSを取得する構成であるが、FMラジオ放送の音声出力をしている状態においてまで本願発明によりFMチューナの電源をオフするのは適当でないため、FMラジオ放送の音声出力状態では本機能は作動させないように構成するのが好ましい。
以上説明したように、本願発明によればVICSが送信される周期に合わせて受信手段の電源をオン・オフするから、常に受信手段を待機状態にしておくものに比べて電力消費を抑えることができ、バッテリー負荷を低減するナビゲーション装置を提供することができる。
本発明の構成を示すブロック図である。 本発明の受信間隔を計測する段階での動作を示すフローチャートである。 本発明の電源のオン・オフを繰り返す段階での動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10・・・ナビゲーション装置
11・・・制御手段
12・・・入力手段
13・・・表示手段
14・・・受信手段
15・・・受信完了検出手段
16・・・受信間隔検出手段
17・・・ROM
18・・・RAM
19・・・電源制御手段

Claims (4)

  1. 道路交通情報を受信する受信手段と、前記受信手段への電力の供給を制御する電源制御手段と、を備えた車載用ナビゲーション装置において、
    前記車載用ナビゲーション装置はさらに受信間隔検出手段を備え、
    前記受信間隔検出手段は、前記受信手段による道路交通情報の受信に基づき、道路交通情報を受信してから次に送信される道路交通情報を受信するまでの受信間隔を複数回計測し、
    前記計測した受信間隔の全てが所定の範囲内である場合、前記受信手段が道路交通情報の受信を完了すると、記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を停止し、前記受信間隔検出手段が前回の道路交通情報の受信から前記受信間隔に基づく所定時間を経過したことを判別すると、前記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を開始し、
    前記計測した受信間隔の何れかが所定の範囲内にない場合、前記電源制御手段は前記受信手段への電力の供給を停止しないことを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 前記電源制御手段が前記受信手段への電力の供給を開始した後に、前記道路交通情報を受信できなかった場合、前記受信間隔検出手段は前記受信間隔を再度計測することを特徴とする請求項1に記載の車載用ナビゲーション装置。
  3. 前記受信間隔検出手段は、前記測した受信間隔の何れかが所定の範囲内にない場合、前記受信間隔を再度計測することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車載用ナビゲーション装置。
  4. 前記受信手段はFM多重放送を受信するFMチューナであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車載用ナビゲーション装置。
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