JP2018136687A - 走行支援装置、走行支援方法および走行支援プログラム - Google Patents

走行支援装置、走行支援方法および走行支援プログラム Download PDF

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泉 目々澤
Izumi Memezawa
泉 目々澤
大橋 紳悟
Shingo Ohashi
紳悟 大橋
竹嶋 進
Susumu Takeshima
進 竹嶋
勝憲 牛田
Katsunori Ushida
勝憲 牛田
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Abstract

【課題】車両が路線変更を行う場合であっても、当該車両に対する走行支援処理を実行することのできる走行支援装置を提供する。【解決手段】第1路線を走行する第1車両に搭載される第1車両の走行支援装置であって、第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、第1車両の第1路線から第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、路線変更判断部が、第1車両が第1路線から第2路線へ路線変更すると判断した場合に、第2信号情報受信部が受信した第2信号情報に基づいて、第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、他車両と通信を行い自車両の走行を支援する走行支援装置、走行支援方法および走行支援プログラムに関する。
従来、他車両が走行する路線の信号情報を車車間通信により受信し、自車両の走行を支援する走行支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の走行支援装置は、車車間通信により他車両から受信した他車両の信号情報と、路車間通信により路側送信機から受信した自車両の信号情報との重複度および連続度に基づいて、他車両を制御するための車群制御情報を生成し、生成した車群制御情報を他車両に送信することで、他車両の走行を支援している。
特開2009−252156号公報
しかしながら、従来の走行支援装置では、同一路線を走行する車両間で車車間通信を行うことにより信号情報の共有を行っている。このため、車両が途中で右折または左折等して路線変更を行った場合には、路線変更後の路線を走行する車両との間で信号情報を共有するまでの間は、車両間で信号情報を共有することができず、走行支援処理を実行できないという課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、車両が路線変更を行う場合であっても、当該車両に対する走行支援処理を実行することのできる走行支援装置、走行支援方法および走行支援プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一実施態様に係る走行支援装置は、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置であって、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部とを備える。
(10)本発明の他の実施態様に係る走行支援方法は、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置による走行支援方法であって、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信するステップと、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断するステップと、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断された場合に、受信された前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援するステップとを含む。
(11)本発明の他の実施態様に係る走行支援プログラムは、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置として、コンピュータを機能させるための走行支援プログラムであって、前記コンピュータを、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部として機能させる。
なお、上述の走行支援プログラムを、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。また、本発明は、走行支援装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、走行支援装置を含むシステムとして実現したりすることもできる。
本発明によると、車両が路線変更を行う場合であっても、当該車両に対する走行支援処理を実行することができる。
本発明の実施の形態1に係る走行支援装置が搭載された車両の走行する路線について説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る走行支援装置の機能的な構成を示すブロック図である。 安全運転支援部による交差点の安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。 安全運転支援部による交差点の安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。 安全運転支援部による交差点の安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。 走行支援装置の処理手順を示すフローチャートである。 走行支援装置の処理手順を示すフローチャートである。
[本願発明の実施形態の概要]
最初に本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る走行支援装置は、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置であって、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部とを備える。
この構成によると、第2信号情報受信部は、第1車両が走行する第1路線に交差する第2路線を走行する第2車両から第2信号情報を受信することができる。また、安全運転支援部は、第1車両が第1路線から第2路線に路線変更する場合には、第2信号情報に基づいて、第1車両の安全運転を支援する。このため、安全運転支援部は、車両が路線変更を行う場合であっても、当該車両に対する走行支援処理を実行することができる。
(2)好ましくは、前記走行支援装置は、さらに、前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を受信する第1信号情報受信部と、前記第1車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部が取得した前記第1車両の位置情報に基づいて、前記第1信号情報および前記第2信号情報のうちの少なくともいずれか一方の信号情報を選択する信号情報選択部とを備え、前記安全運転支援部は、前記信号情報選択部が選択した前記信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する。
この構成によると、信号情報選択部は、第1車両が第1信号情報と第2信号情報の両方の信号情報を保持している場合に、第1車両の位置情報に基づいて、安全運転の支援に用いる信号情報を選択することができる。これにより、安全運転支援部は、第1車両が第1路線を走行している場合には、第1車両が取得した第1信号情報に基づいて第1車両の安全運転を支援することができる。また、安全運転支援部は、第1車両が第2路線を走行している場合には、第2車両から受信した第2信号情報に基づいて第1車両の安全運転を支援することができる。
(3)さらに好ましくは、前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両の方向指示器の操作に係る方向指示情報を取得する方向指示情報取得部を備え、前記路線変更判断部は、前記方向指示情報取得部が取得した前記方向指示情報に基づいて、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する。
この構成によると、方向指示情報取得部は、方向指示情報に基づいて、第1路線から第2路線への路線変更を判断することができる。このため、路線変更判断部は、簡易な手段で路線変更を判断することができる。
(4)また、前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両の走行予定経路を示す経路情報を取得する経路情報取得部を備え、前記路線変更判断部は、前記経路情報取得部が取得した前記経路情報に基づいて、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断してもよい。
この構成によると、路線変更判断部は、カーナビゲーションシステムなどから取得した経路情報に基づいて、第1路線から第2路線への路線変更を判断することができる。特に、経路情報に基づいて走行する自動運転車に走行支援装置が搭載されている場合には、路線変更判断部は、路線変更を正確に判断することができる。このため、安全運転支援部は、安全運転支援に用いる信号情報を正しく選択することができる。
(5)また、前記安全運転支援部は、前記路線変更判断部の判断結果に基づいて、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更した直後から、前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援してもよい。
この構成によると、安全運転支援部は、第1車両が第1路線から第2路線に路線変更した直後から第1車両の安全運転を支援することができる。このため、安全運転支援部は、第1車両への安全運転支援を、路線変更時に中断することなく継続して行うことができる。
(6)また、前記安全運転支援部は、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報と、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報との双方の信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援してもよい。
この構成によると、安全運転支援部は、第1車両が第1路線から第2路線に路線変更する場合に、第1信号情報と第2信号情報の双方の信号情報に基づいて、第1車両の安全運転を支援することができる。例えば、安全運転支援部が路線変更前に第1信号情報と第2信号情報とを表示装置に表示することにより、ドライバーは、路線変更前から路線変更後に走行する第2路線の交通信号機の状態を知ることができる。よって、ドライバーは第1車両を安全に走行させることができる。
(7)また、前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両が前記第1路線と前記第2路線との交差点から所定距離内を走行する場合に、前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を送信する第1信号情報送信部を備えてもよい。
この構成によると、第1信号情報送信部は、第1路線への路線変更を行う他車両が第1信号情報を受信するのに適した位置において、当該他車両に第1信号情報を送信することができる。このため、第1信号情報送信部は、無駄に第1信号情報を送信することを防止することができる。
(8)また、前記安全運転支援部は、前記第2信号情報として、前記第1路線と前記第2路線との交差点通過後の前記第1車両と進行方向が同じ前記第2車両から受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援してもよい。
この構成によると、安全運転支援部は、第1車両が第1路線から第2路線へ路線変更した後に、第1車両の進行方向と同じ方向に走行する第2車両から受信した第2信号情報に基づいて、第1車両の安全運転を支援することができる。これにより、安全運転支援部は、第2路線の対向車線を走行する車両から受信した信号情報を安全運転の支援に用いないようにすることができる。よって、安全運転支援部は、正しい信号情報に基づいた安全運転の支援を行うことができる。
(9)また、前記第1信号情報受信部および前記第2車両は、光ビーコンから、前記第1信号情報および前記第1車両に搭載される前記走行支援装置における前記第2信号情報をそれぞれ受信してもよい。
この構成によると、安全運転支援部は、光ビーコンから受信した信号情報を安全運転支援に利用することができる。
(10)本発明の他の実施形態に係る走行支援方法は、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置による走行支援方法であって、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信するステップと、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断するステップと、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断された場合に、受信された前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援するステップとを含む。
この構成は、上述した走行支援装置の特徴的な処理部に対応するステップを含む。このため、上述の走行支援装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(11)本発明の他の実施形態に係る走行支援プログラムは、第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置として、コンピュータを機能させるための走行支援プログラムであって、前記コンピュータを、前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部として機能させる。
この構成によると、上述の走行支援装置として、コンピュータを実現させることができる。このため、上述の走行支援装置と同様の作用および効果を奏することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
[車両の走行路線]
図1は、本発明の実施の形態1に係る走行支援装置が搭載された車両の走行する路線について説明するための図である。
例えば、南北に延びる路線3Aと、東西に延びる路線3Bとが交差点ISで交差しているものとする。ただし、路線および交差点の構成はこれに限定されるものではなく、路線3Aと路線3Bとが交差点ISで交差していれば、これ以外の構成であってもよい。例えば、路線3Aおよび路線3Bが、路線3Aおよび路線3Bの一方の路線が、他方の路線から分岐する丁字路の構成を有していてもよい。
車両1Aは、路線3Aを北に向かって走行している。車両1Bは、路線3Bを東に向かって走行している。車両1Cは、路線3Bを西に向かって走行している。車両1A〜1Cには、それぞれ、走行支援装置2A〜2Cが搭載されている。走行支援装置2A〜2Cは、各車両または各車両のドライバーの安全運転を支援する。走行支援装置2A〜2Cの詳細については後述する。なお、以下では、車両1A〜1Cを区別しない場合には、車両1と言い、走行支援装置2A〜2Cを区別しない場合には、走行支援装置2と言う。
路線3Aには、光ビーコン4Aが設置され、路線3Bには、光ビーコン4Bが設置されている。光ビーコン4Aは、路線3A上の所定のダウンリンク領域を走行する車両1の走行支援装置2に対して、路線3Aに配置された交通信号機のサイクル情報を含む信号情報を、ダウンリンク光に含めて送信することで、信号情報を提供する。同様に、光ビーコン4Bは、路線3B上の所定のダウンリンク領域を走行する車両1の走行支援装置2に対して、路線3Bに設置された交通信号機のサイクル情報を含む信号情報を、ダウンリンク光に含めて送信することで、信号情報を提供する。
これにより、例えば、走行支援装置2Aは、光ビーコン4Aのダウンリンク領域の通過時に、交通信号機5Aおよび5Bのサイクル情報を含む信号情報を受信する。また、走行支援装置2Bは、光ビーコン4Bのダウンリンク領域の通過時に、交通信号機6Aおよび6Bのサイクル情報を含む信号情報を受信する。なお、光ビーコン4Aおよび4Bが提供する交通信号機のサイクル情報は、2交差点分に限定されるものではない。
なお、各光ビーコンが提供する信号情報には、交通信号機の位置、信号サイクル、灯色、および各灯色の表示秒数などの灯色の変化に関する交通信号機のサイクル情報が含まれている。
なお、信号情報の提供元は光ビーコン4Aおよび4Bに限定されるものではない。例えば、電波ビーコンにより信号情報が提供されてもよいし、ITS(Intelligent Transport Systems)無線を利用した路側通信機により信号情報が提供されてもよい。また、携帯電話網に接続されたサーバーから信号情報が提供されてもよい。
走行支援装置2Aは、交差点ISから所定の距離R以内の位置を走行する場合に、光ビーコン4Aから取得した信号情報を、周囲を走行する車両に送信する。つまり、走行支援装置2Aは、当該信号情報を、ブロードキャストする。同様に、走行支援装置2Bは、交差点ISから所定の距離Rの位置を走行する場合に、光ビーコン4Bから取得した信号情報を、周囲を走行する車両にブロードキャストする。走行支援装置2Cについても、同様の処理を実行する。
走行支援装置2Aは、走行支援装置2Bおよび2Cから信号情報を受信する。走行支援装置2Aは、車両1Aが交差点ISを直進する場合には、光ビーコン4Aから受信した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。
走行支援装置2Aは、車両1Aが交差点ISを右折または左折する場合には、交差点IS通過後の車両1Aと進行方向が同じ車両1から受信した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。つまり、走行支援装置2Aは、車両1Aが交差点ISを右折する場合には、走行支援装置2Bから受信した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。また、走行支援装置2Aは、車両1Aが交差点ISを左折する場合には、走行支援装置2Cから受信した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。
なお、車両1Aが交差点ISを右折または左折する場合であって、車両1Aが交差点IS通過前であれば、走行支援装置2Aは、交差点IS通過後に予定される車両1Aの進行方向と進行方向が同じ車両1(車両1Bまたは車両1C)から受信した信号情報と、光ビーコン4Aから受信した信号情報との双方の信号情報とに基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。
安全運転支援処理の詳細については後述する。
[走行支援装置2の構成]
図2は、本発明の実施の形態に係る走行支援装置2の機能的な構成を示すブロック図である。
以下では、走行支援装置2Aを例にとり、走行支援装置2の構成について説明する。ただし、走行支援装置2Bおよび2Cなどの他の走行支援装置2も同様の構成を有する。
走行支援装置2(2A)は、路線3Aを走行する車両1Aに搭載され、車両1Aの安全運転を支援するための装置であって、第1信号情報受信部20と、記憶部21と、第2信号情報受信部22と、経路情報取得部23と、方向指示情報取得部24と、位置情報取得部25と、路線変更判断部26と、信号情報選択部27と、安全運転支援部28と、第1信号情報送信部29とを備える。
第1信号情報受信部20は、車両1Aが走行する路線3Aに配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を受信する。具体的には、車両1Aが、路線3A上に設けられた、光ビーコン4Aのダウンリンク領域を通過する際に、第1信号情報受信部20が、光ビーコン4Aからダウンリンク光として、第1信号情報を受信する。第1信号情報は、例えば、光ビーコン4Aの下流の予め定められた数の交差点に設置された交通信号機のサイクル情報を含む。つまり、第1信号情報は、交通信号機5Aおよび5Bのサイクル情報を含む。
第1信号情報受信部20が光ビーコン4Aから第1信号情報を受信する場合には、第1信号情報受信部20は、光ビーコンの受信機の機能を有している。ただし、第1信号情報受信部20が第1信号情報を受信する方法は、これに限定されるものではない。例えば、第1信号情報受信部20は、路線3Aの路側に設置された電波ビーコンから第1信号情報を受信してもよい。また、第1信号情報受信部20は、路線3Aの路側に設置された路側通信機との間でITS無線を利用した路車間通信を行うことで、当該路側通信機から第1信号情報を受信してもよい。また、第1信号情報受信部20は、3Gまたは4Gなどの携帯電話網を利用してサーバーから第1信号情報を受信してもよい。
第1信号情報受信部20が電波ビーコンから第1信号情報を受信する場合には、第1信号情報受信部20は、電波ビーコンから送信される信号の受信機能を有する。第1信号情報受信部20が路側通信機から第1信号情報を受信する場合には、第1信号情報受信部20は、ITS無線の受信機能を有する。また、第1信号情報受信部20が携帯電話網経由でサーバーから第1信号情報を受信する場合には、第1信号情報受信部20は、携帯電話網に接続可能な無線通信機能を有する。
第1信号情報受信部20は、受信した第1信号情報を記憶部21に記憶させる。
記憶部21は、第1信号情報をはじめとして各種情報を記憶するための記憶装置であり、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどから構成される。
第2信号情報受信部22は、路線3Bを走行中の車両1Bの走行支援装置2B、または路線3Bを走行中の車両1Cの走行支援装置2Cから、路線3Bに配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する。第2信号情報受信部22は、受信した第2信号情報を記憶部21に記憶させる。例えば、走行支援装置2Bから受信した第2信号情報は、走行支援装置2Bが光ビーコン4Bから受信した第2信号情報である。当該第2信号情報は、光ビーコン4Bの下流の予め定められた数の交差点に設置された交通信号機のサイクル情報を含む。つまり、走行支援装置2Bから受信した第2信号情報は、交通信号機6Aおよび6Bのサイクル情報を含む。走行支援装置2Cが光ビーコンから受信する第2信号情報は、車両1Cの進行方向が車両1Bと異なるため、走行支援装置2Bが光ビーコン4Bから受信する第2信号情報と内容が異なる。
第2信号情報受信部22は、例えば、ITS無線を利用した車車間通信を行うことにより、走行支援装置2Bまたは走行支援装置2Cから第2信号情報を受信する。この場合、第2信号情報受信部22は、ITS無線の受信機能を有する。なお、第2信号情報の受信方法はこれに限定されるものではない。例えば、第2信号情報受信部22は、Wi−Fi Direct(登録商標)などの機器間を直接接続するための通信規格に従い、走行支援装置2Bまたは走行支援装置2Cと直接通信を行い、これらの走行支援装置から第2信号情報を受信してもよい。この場合、第2信号情報受信部22は、Wi−Fi等の無線通信規格に従った受信機能を有する。
経路情報取得部23は、車両1Aの走行予定経路を示す経路情報を取得し、記憶部21に記憶させる。例えば、経路情報取得部23は、カーナビゲーションシステムから、車両1Aが現在地から目的地まで走行する間に通過する路線の位置情報(リンク情報)を取得する。
方向指示情報取得部24は、ドライバーによる車両1Aの方向指示器の操作に係る方向指示情報を取得する。例えば、方向指示情報取得部24は、車両1Aを右折または左折させる場合にドライバーが行う方向指示器の操作情報を、方向指示器に設けられたスイッチの出力から取得することにより、右折または左折の別を示した方向指示情報を取得する。
位置情報取得部25は、車両1Aの位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部25は、車両1Aに設置されたGPS(Global Positioning System)受信機がGPS衛星から受信した電波に基づき測位した車両1Aの位置情報を、当該GPS受信機から取得する。ただし、車両1Aの位置情報を特定するための衛星測位システムは、GPSに限定されるものではなく、それ以外の衛星測位システムを用いてもよい。
路線変更判断部26は、車両1Aの路線3Aから路線3Bへの路線変更を判断する。つまり、路線変更判断部26は、経路情報取得部23が取得した経路情報に基づいて、車両1Aの路線3Aから路線3Bへの路線変更を判断する。例えば、経路情報には、路線3Aを北向きに走行する車両1Aが交差点ISで路線3Bに路線変更して、路線3Bを東向きに走行することが示されているものとする。また、路線変更判断部26は、経路情報取得部23が取得した経路情報と、位置情報取得部25が取得した車両1Aの位置情報との照合処理(マップマッチング)を行うことにより、車両1Aが走行している路線および位置を特定する。これにより、路線変更判断部26は、車両1Aが交差点ISから所定距離以内に到達すると、車両1Aが路線3Aから路線3Bに路線変更すると判断する。
なお、路線変更の判断方法はこれに限定されるものではなく、路線変更判断部26は、方向指示情報取得部24が取得した方向指示情報に基づいて、車両1Aの路線3Aから路線3Bへの路線変更を判断してもよい。例えば、路線変更判断部26は、路線3Aを走行中の車両1Aのドライバーが、車両1Aの右折を示すために方向指示器を操作した場合には、方向指示情報取得部24から取得した方向指示情報に基づいて、車両1Aが右折により路線変更すると判断してもよい。なお、路線変更判断部26は、さらに、経路情報を考慮することによって、車両1Aが路線3Aから路線3Bへ路線変更すると判断することもできる。
信号情報選択部27は、位置情報取得部25が取得した車両1Aの位置情報に基づいて、第1信号情報受信部20が受信し記憶部21に記憶した第1信号情報と、第2信号情報受信部22が受信し記憶部21に記憶した第2信号情報との少なくともいずれか一方の信号情報を選択する。つまり、信号情報選択部27は、車両1Aが路線3Aを走行している場合には、第1信号情報を選択する。ただし、信号情報選択部27は、車両1Aが交差点ISから上流に所定距離内に到達し、かつ路線変更判断部26が、車両1Aが路線変更すると判断した場合には、第1信号情報に加えて、第2信号情報を選択する。また、信号情報選択部27は、車両1Aが交差点ISを通過後に路線3Bを走行している場合には、第2信号情報を選択する。
安全運転支援部28は、信号情報選択部27が選択した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。つまり、車両1Aが路線3Aを走行している場合には、安全運転支援部28は、第1信号情報受信部20が光ビーコン4Aから受信した第1信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転の支援を行う。例えば、安全運転支援部28は、車両1Aの前方の交通信号機5Aのサイクル情報と、車両1Aの位置および走行速度とから、車両1Aが安全に交差点ISを通過できるか否かを判断する。安全運転支援部28は、判断結果を車両1Aの運転席付近に設けられたディスプレイに表示する。
図3は、安全運転支援部28による交差点ISの安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。例えば、安全運転支援部28は、車両1Aが安全に交差点ISを通過できると判断した場合には、青灯色の交通信号機31と、走行速度32と、矢印33と、車両34とを表示する。走行速度32は、交差点ISを安全に通過するための走行速度を示し、矢印33は、車両1Aの進路を示している。
図4は、安全運転支援部28による交差点ISの安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。例えば、安全運転支援部28は、車両1Aが安全に交差点ISを通過できないと判断した場合には、車両34と、赤灯色の交通信号機35と、停止線36と、文字列37(文字列「STOP」)とを表示する。この表示により、安全運転支援部28は、ドライバーに対して、停止線で車両1Aを停止させるように指示する。
また、安全運転支援部28は、車両1Aが路線変更後に路線3Bを走行している場合にも、図3および図4に示したのと同様の表示を行うことで、車両1Aの安全運転を支援する。
また、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISから上流に所定距離内に到達し、車両1Aが路線変更する場合には、第1信号情報受信部20が光ビーコン4Aから受信した第1信号情報と、第2信号情報受信部22が走行支援装置2Bまたは走行支援装置2Cから受信した第2信号情報とに基づいて、車両1Aの安全運転の支援を行う。例えば、車両1Aが右折する場合には、安全運転支援部28は、車両1Aの前方の交通信号機5Aのサイクル情報と、車両1Aの位置および走行速度とから、車両1Aが安全に交差点ISで右折できるか否かを判断する。また、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISを右折した後に登場する交通信号機6Bのサイクル情報から、車両1Aが右折した後の交通信号機6Bの灯色を判断する。安全運転支援部28は、判断結果を車両1Aの運転席付近に設けられたディスプレイに表示する。
図5は、安全運転支援部28による交差点ISの安全通過可否の判断結果の表示例を示す図である。例えば、安全運転支援部28は、車両1Aが安全に交差点ISで右折できると判断し、右折後の交通信号機6Bが赤灯色であると判断した場合には、青灯色の交通信号機31と、走行速度32と、赤灯色の交通信号機35と、矢印33とを表示する。走行速度32は、交差点ISを安全に右折するための走行速度を示し、矢印38は、車両1Aの進路を示している。
なお、安全運転支援部28による安全運転の支援処理は、このような信号の通過支援に限定されるものではない。例えば、車両1が赤信号で停車している場合に、安全運転支援部28がディスプレイに交通信号機が青信号に変わるまでの時間もしくは該時間の目安となるインジケータ等を表示してもよい。これにより、信号待ち時の車両1の発進遅れを防止することができる。
第1信号情報送信部29は、車両1Aが交差点ISから所定の距離R(図1参照)内を走行する場合に、光ビーコン4Aから取得した路線3Aに配置される交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を、周囲の車両に対して送信(ブロードキャスト)する。なお、走行支援装置2Bの第1信号情報送信部29は、光ビーコン4Bから取得した路線3Bに配置される交通信号機6Aおよび6Bのサイクル情報を含む第2信号情報を、周囲の車両に対して送信(ブロードキャスト)する。走行支援装置2Cの第1信号情報送信部29についても同様の送信処理を行う。
[走行支援装置2の処理フロー]
図6は、走行支援装置2の処理手順を示すフローチャートである。
以下では、走行支援装置2Aを例にとり、走行支援装置2の処理手順を説明する。ただし、走行支援装置2Bおよび2Cなどの他の走行支援装置2の処理手順も同様である。
第1信号情報受信部20は、光ビーコン4Aのダウンリンク領域を通過する際に、第1信号情報を受信する。第1信号情報受信部20は、受信した第1信号情報を記憶部21に記憶させる(S2)。なお、第1信号情報の受信処理(ステップS2)は、車両1Aが、光ビーコン4Aのダウンリンク領域を通過する度に、実行される。
第2信号情報受信部22は、周囲を走行する車両1Bおよび車両1Cにそれぞれ搭載された走行支援装置2Bおよび走行支援装置2Cから、第2信号情報を受信する。第2信号情報受信部22は、受信した第2信号情報を記憶部21に記憶させる(S4)。なお、第2信号情報の受信処理(ステップS4)は、周期的に実行される。
位置情報取得部25は、車両1Aの位置情報を取得する(S6)。なお、位置情報取得処理(ステップS6)は、所定の時間間隔で周期的に実行される。
信号情報選択部27は、位置情報取得部25が取得した車両1Aの位置情報に基づいて、第1信号情報受信部20が受信し記憶部21に記憶した第1信号情報と、第2信号情報受信部22が受信し記憶部21に記憶した第2信号情報との少なくともいずれか一方の信号情報を選択する(S8)。信号情報の選択基準については上述した通りである。つまり、信号情報選択部27は、車両1Aが路線3Aを走行している場合には、第1信号情報を選択する。ただし、信号情報選択部27は、車両1Aが交差点ISから上流に所定距離内に到達し、かつ路線変更判断部26が、車両1Aが路線変更すると判断した場合には、第1信号情報に加えて、第2信号情報を選択する。また、信号情報選択部27は、車両1Aが交差点ISを通過後に路線3Bを走行している場合には、第2信号情報を選択する。
路線変更判断部26は、経路情報取得部23が取得した経路情報に基づいて、車両1Aが路線3Aから路線3Bへ路線変更するか否かを判断する(S10)。つまり、路線変更判断部26は、車両1Aの経路情報および位置情報に基づいて、車両1Aが交差点ISで右折または左折して路線変更するか否かを判断する。なお、路線変更判断部26は、方向指示情報取得部24が取得した方向指示情報に基づいて、車両1Aが路線変更するか否かを判断してもよい。
車両1Aが路線変更すると判断された場合には(S10でYES)、安全運転支援部28は、位置情報取得部25から取得した車両1Aの位置情報と、記憶部21に記憶された経路情報とに基づいて、車両1Aが路線変更前か否かを判断する(S12)。つまり、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Aの交差点ISよりも上流を走行している場合には、車両1Aが路線変更前であると判断する。
車両1Aが路線変更前であると判断された場合には(S12でYES)、安全運転支援部28は、第1信号情報および第2信号情報の双方の信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する(S14)。安全運転支援処理の一例は、図5を参照して説明した通りであり、安全運転支援部28は、路線3Aの交通信号機5Aの灯色情報と、路線3Bの交通信号機6Bの灯色情報とをディスプレイに同時に表示する。
車両1Aが路線変更前ではないと判断された場合には(S12でNO)、安全運転支援部28は、位置情報取得部25から取得した車両1Aの位置情報と、記憶部21に記憶された経路情報とに基づいて、車両1Aが路線変更後か否かを判断する(S16)。つまり、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Bを走行している場合には、車両1Aは路線変更後であると判断する(S16)。
車両1Aが路線変更後であると判断された場合には(S16でYES)、安全運転支援部28は、第2信号情報に基づいて安全運転の支援を行う(S18)。ここで、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISを右折する場合には、交差点IS通過後の車両1Aと進行方向が同じ車両1Bに搭載された走行支援装置2Bから受信した信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。また、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISを左折する場合には、交差点IS通過後の車両1Aと進行方向が同じ車両1Cに搭載された走行支援装置2Cから受信した信号情報に基づいて、車両1Bの安全運転を支援する。
安全運転支援部28は、位置情報取得部25が取得した車両1Aの位置の軌跡から、車両1Aの進行方向を判断してもよい。つまり、安全運転支援部28は、時間の経過とともに車両1Aの位置が東に移動している場合には、車両1Aの進行方向は東方向であると判断し、時間の経過とともに車両1Aの位置が西に移動している場合には、車両1Aの進行方向は西方向であると判断する。なお、安全運転支援部28は、経路情報または信号情報に含まれる路線のリンク情報と、車両1Aの位置とを照合することにより、車両1Aが交差点IS通過後にどの路線を走行しているかを判断することで、車両1Aの進行方向を判断してもよい。
また、安全運転支援部28は、第2信号情報から車両1Bおよび車両1Cの進行方向を判断することができる。つまり、安全運転支援部28は、第2信号情報に含まれる上流側の交通信号機の位置情報と下流側の交通信号機の位置情報との位置関係から、車両1Bおよび車両1Cの進行方向を判断することができる。例えば、安全運転支援部28は、車両1Bに搭載された走行支援装置2Bから取得した第2信号情報に基づいて、上流側の交通信号機の位置よりも下流側の交通信号機の位置が東側にあれば、車両1Bの進行方向は東方向であると判断することができる。ただし、第2信号情報に、車両1Bまたは車両1Cが走行する路線のリンク情報が含まれている場合には、安全運転支援部28は、当該リンク情報から車両1Bまたは車両1Cの進行方向を判断してもよい。
ステップS18における安全運転支援処理の一例は、図3および図4を参照して説明した通りである。例えば、安全運転支援部28は、路線3Bの交通信号機6Bのサイクル情報と、車両1Aの位置および走行速度から、車両1Aが交通信号機6Bを安全に通過できるか否かを判断し、判断結果をディスプレイに表示する。
車両1Aが路線変更しないと判断された場合には(S10でNO)、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISを直進すると判断し、第1信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する(S18)。
ステップS18における安全運転支援処理の一例は、図3および図4を参照して説明した通りである。例えば、安全運転支援部28は、路線3Aの交通信号機5Aのサイクル情報と、車両1Aの位置および走行速度とから、車両1Aが交通信号機5Aを安全に通過できるか否かを判断し、判断結果をディスプレイに表示する。
車両1Aが路線変更すると判断されたが(S10でYES)、路線変更を結局行わなかった場合には(S12でNO、S16でNO)、安全運転支援部28は、車両1Aが交差点ISを直進したと判断し、第1信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する(S18)。この場合、交通信号機5Aは、既に通過しているため、例えば、安全運転支援部28は、路線3Aの交通信号機5Bのサイクル情報と、車両1Aの位置および走行速度とから、車両1Aが交通信号機5Bを安全に通過できるか否かを判断し、判断結果をディスプレイに表示する。
走行支援装置2は、図6に示す処理を繰り返し実行する。図6に示した処理により、走行支援装置2は、車両1の路線変更前から路線変更後に走行する路線の信号情報を取得することができる。このため、走行支援装置2は、車両1が路線変更した直後から、路線変更後の路線の信号情報を用いて、車両1の安全運転を支援することができる。
図7は、走行支援装置2の処理手順を示すフローチャートである。図7に示す処理は、図6に示す処理と並列処理される。ここでは、処理主体を走行支援装置2Bとして説明する。
第1信号情報送信部29は、位置情報取得部25が取得した車両1Bの位置情報と、記憶部21に記憶されている経路情報とを比較することにより、車両1Bが交差点ISの進入前か否かを判断する(S32)。例えば、第1信号情報送信部29は、図1に示す交差点ISから上流に所定の距離Rの範囲内を車両1Bが走行している場合には、車両1Bが交差点ISの進入前であると判断する。
第1信号情報送信部29は、車両1Bが交差点ISの進入前であると判断した場合には(S32でYES)、周囲の車両1に対して第1信号情報受信部20が受信した第1信号情報をブロードキャストする(S34)。ブロードキャストされた第1信号情報は、図6のステップS2において、走行支援装置2Aの第1信号情報受信部20により受信される。
第1信号情報送信部29は、位置情報取得部25が取得した車両1Bの位置情報と、記憶部21に記憶されている経路情報とを比較することにより、車両1Bが交差点ISを通過したか否かを判断する(S36)。
第1信号情報送信部29は、車両1Bが交差点ISを通過していなければ(S36でNO)、ステップS34に戻り、車両1Bが交差点ISを通過していれば(S36でYES)、処理を終了する。
走行支援装置2は、図7に示す処理を繰り返し実行する。図7に示した処理により、走行支援装置2は、同一路線上を走行する車両のみならず、他路線を走行する車両に対しても信号情報を送信することができる。また、走行支援装置2は、車両1が交差点の周囲を走行する場合に限り、信号情報を送信することができる。
[実施の形態の効果等]
以上説明したように、本発明の実施の形態によると、第2信号情報受信部22は、車両1Aが走行する路線3Aに交差する路線3Bを走行する車両1Bから第2信号情報を受信することができる。また、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Aから路線3Bに路線変更する場合には、第2信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援する。このため、安全運転支援部28は、車両が路線変更を行う場合であっても、当該車両に対する走行支援処理を実行することができる。
また、信号情報選択部27は、車両1Aが第1信号情報と第2信号情報の両方の信号情報を保持している場合に、車両1Aの位置情報に基づいて、安全運転の支援に用いる信号情報を選択することができる。これにより、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Aを走行している場合には、車両1Aが取得した第1信号情報に基づいて車両1Aの安全運転を支援することができる。また、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Bを走行している場合には、車両1Bから受信した第2信号情報に基づいて車両1Aの安全運転を支援することができる。
また、方向指示情報取得部24は、車両1Aの方向指示器の操作に係る方向指示情報に基づいて、路線3Aから路線3Bへの路線変更を判断することができる。このため、路線変更判断部26は、簡易な手段で路線変更を判断することができる。
また、路線変更判断部26は、カーナビゲーションシステムなどから取得した経路情報に基づいて、路線3Aから路線3Bへの路線変更を判断することができる。特に、経路情報に基づいて走行する自動運転車に走行支援装置2が搭載されている場合には、路線変更判断部26は、路線変更を正確に判断することができる。このため、安全運転支援部28は、安全運転支援に用いる信号情報を正しく選択することができる。
また、安全運転支援部28は、路線変更判断部26の判断結果に基づいて、車両1Aが路線3Aから路線3Bに路線変更した直後から車両1Aの安全運転を支援することができる。従来、車両1Aは、路線変更直後は、路線変更後の路線の信号情報を取得することができなかったため、路線変更直後に安全運転の支援を行うことができなかったが、安全運転支援部28は、車両1Aへの安全運転支援を、路線変更時に中断することなく継続して行うことができる。
また、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Aから路線3Bに路線変更する場合に、第1信号情報と第2信号情報の双方の信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援することができる。例えば、安全運転支援部28が路線変更前に第1信号情報と第2信号情報とをディスプレイに表示することにより、ドライバーは、路線変更前から路線変更後に走行する路線3Bの交通信号機の状態を知ることができる。よって、ドライバーは車両1Aを安全に走行させることができる。
また、走行支援装置2Bの第1信号情報送信部29は、路線3Bへの路線変更を行う車両1Aが第1信号情報を受信するのに適した位置において、車両1Aに第1信号情報を送信することができる。このため、第1信号情報送信部29が、無駄に第1信号情報を送信することを防止することができる。これにより、走行支援装置2Bの消費電力を削減することもできる。なお、車両1Aの走行支援装置2Aは、走行支援装置2Bの第1信号情報送信部29から送信された第1信号情報を、第2信号情報として受信し、該第2信号情報を、走行支援装置2Aが光ビーコン4Aなどから受信した第1信号情報と併せて、車両1Aの安全運転支援に利用する。
また、安全運転支援部28は、車両1Aが路線3Aから路線3Bへ路線変更した後に、車両1Aの進行方向と同じ方向に走行する車両1Bから受信した第2信号情報に基づいて、車両1Aの安全運転を支援することができる。これにより、安全運転支援部28は、路線3Bの対向車線を走行する車両1Cから受信した信号情報を安全運転の支援に用いないようにすることができる。よって、安全運転支援部28は、正しい信号情報に基づいた安全運転の支援を行うことができる。
また、第1信号情報受信部20は、光ビーコンから信号情報を受信する。このため、安全運転支援部28は、光ビーコンから受信した信号情報を安全運転支援に利用することができる。
[付記]
以上説明した走行支援装置2は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAMまたはHDDには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。
また、走行支援装置2を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSIから構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
また、本発明は、走行支援装置2が備える処理部としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであるとしてもよい。このようなコンピュータプログラムは、CD−ROM、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体に記録して流通させてもよいし、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送させてもよい。
また、走行支援装置2は、複数のコンピュータにより実現されてもよい。例えば、位置情報取得部25および経路情報取得部23がスマートフォン上で実行されるコンピュータプログラムにより実現されており、その他の構成要素が車載のコンピュータにより実現されていてもよい。
また、走行支援装置2の一部または全部の機能がクラウドコンピューティングによって提供されてもよい。つまり、走行支援装置2の一部または全部の機能がクラウドサーバにより実現されていてもよい。例えば、経路情報取得部23および路線変更判断部26の機能がクラウドサーバにより実現され、走行支援装置2は、クラウドサーバから車両1が路線変更するか否かの判断結果を受信し、受信した判断結果に基づいて車両1の安全運転を支援してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、1A〜1C 車両
2、2A〜2C 走行支援装置
3A、3B 路線
4A、4B 光ビーコン
5A、5B、6A、6B 交通信号機
20 第1信号情報受信部
21 記憶部
22 第2信号情報受信部
23 経路情報取得部
24 方向指示情報取得部
25 位置情報取得部
26 路線変更判断部
27 信号情報選択部
28 安全運転支援部
29 第1信号情報送信部

Claims (11)

  1. 第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置であって、
    前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、
    前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、
    前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部と
    を備える走行支援装置。
  2. 前記走行支援装置は、さらに、
    前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を受信する第1信号情報受信部と、
    前記第1車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した前記第1車両の位置情報に基づいて、前記第1信号情報および前記第2信号情報のうちの少なくともいずれか一方の信号情報を選択する信号情報選択部とを備え、
    前記安全運転支援部は、前記信号情報選択部が選択した前記信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する
    請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両の方向指示器の操作に係る方向指示情報を取得する方向指示情報取得部を備え、
    前記路線変更判断部は、前記方向指示情報取得部が取得した前記方向指示情報に基づいて、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する
    請求項1または請求項2に記載の走行支援装置。
  4. 前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両の走行予定経路を示す経路情報を取得する経路情報取得部を備え、
    前記路線変更判断部は、前記経路情報取得部が取得した前記経路情報に基づいて、前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する
    請求項1または請求項2に記載の走行支援装置。
  5. 前記安全運転支援部は、前記路線変更判断部の判断結果に基づいて、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更した直後から、前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の走行支援装置。
  6. 前記安全運転支援部は、前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報と、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報との双方の信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する
    請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の走行支援装置。
  7. 前記走行支援装置は、さらに、前記第1車両が前記第1路線と前記第2路線との交差点から所定距離内を走行する場合に、前記第1路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第1信号情報を送信する第1信号情報送信部を備える
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の走行支援装置。
  8. 前記安全運転支援部は、前記第2信号情報として、前記第1路線と前記第2路線との交差点通過後の前記第1車両と進行方向が同じ前記第2車両から受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の走行支援装置。
  9. 前記第1信号情報受信部および前記第2車両は、光ビーコンから、前記第1信号情報および前記第1車両に搭載される前記走行支援装置における前記第2信号情報をそれぞれ受信する
    請求項2に記載の走行支援装置。
  10. 第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置による走行支援方法であって、
    前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信するステップと、
    前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断するステップと、
    前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断された場合に、受信された前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援するステップと
    を含む走行支援方法。
  11. 第1路線を走行する第1車両に搭載される前記第1車両の走行支援装置として、コンピュータを機能させるための走行支援プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記第1路線と交差する第2路線を走行中の第2車両から、前記第2路線に配置された交通信号機のサイクル情報を含む第2信号情報を受信する第2信号情報受信部と、
    前記第1車両の前記第1路線から前記第2路線への路線変更を判断する路線変更判断部と、
    前記路線変更判断部が、前記第1車両が前記第1路線から前記第2路線へ路線変更すると判断した場合に、前記第2信号情報受信部が受信した前記第2信号情報に基づいて、前記第1車両の安全運転を支援する安全運転支援部と
    して機能させるための走行支援プログラム。
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