JP4868746B2 - 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法 - Google Patents

薄膜化合物太陽電池およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4868746B2
JP4868746B2 JP2005039555A JP2005039555A JP4868746B2 JP 4868746 B2 JP4868746 B2 JP 4868746B2 JP 2005039555 A JP2005039555 A JP 2005039555A JP 2005039555 A JP2005039555 A JP 2005039555A JP 4868746 B2 JP4868746 B2 JP 4868746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
electrode
thin film
cell body
sunlight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005039555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006228900A (ja
Inventor
達也 高本
英俊 鷲尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005039555A priority Critical patent/JP4868746B2/ja
Priority to US11/351,253 priority patent/US20060180198A1/en
Priority to EP06003046.7A priority patent/EP1693899A3/en
Publication of JP2006228900A publication Critical patent/JP2006228900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4868746B2 publication Critical patent/JP4868746B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

本発明は薄膜化合物太陽電池およびその製造方法に関し、特に、エピタキシャル成長によって形成されるセル本体を含む太陽電池本体を備えた薄膜化合物太陽電池と、その製造方法に関するものである。
太陽電池の中で発電効率が高く、宇宙空間における電源として使用される太陽電池として薄膜化合物太陽電池がある。図17に示すように、従来の薄膜化合物太陽電池の太陽電池本体102では、半導体基板104において太陽光線が入射する側の表面にセル本体103が形成され、そのセル本体103の表面に一方の極性の表面電極108が形成されている。一方、半導体基板104において太陽光線が入射する側とは反対側の表面に裏面電極106が形成されている。薄膜化合物太陽電池101ではこのような太陽電池本体102が複数配設されて、図18に示すように、一つの太陽電池本体102の表面電極108と他の太陽電池本体102の裏面電極106とが所定の銀(Ag)リボン110によって直列に電気的に接続されている。
USP 6,359,210
しかしながら、従来の薄膜化合物太陽電池101では次のような問題点があった。上述したように、薄膜化合物太陽電池101では太陽電池本体102の表面における所定の位置に表面電極108が形成されるため、太陽電池本体102の表面には凹凸が生じることになる。銀リボン110を裏面電極106に接続させる際には、表面電極108が形成されて凹凸が形成された側を下に向けて太陽電池本体102を所定の定盤に載置した状態で、銀リボン110が裏面電極106に溶接される。このとき、凹凸の生じた表面電極108の側が定盤に接触するとともに、溶接のための電極と裏面電極との間に銀リボンを挟み込んで、上方からその電極によって太陽電池本体102が押えられることになる。そのため、太陽電池本体102が損傷を受けたり、あるいは、割れてしまうという問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は銀リボンなどの所定の配線材料を表面電極または裏面電極に接続する際に損傷が抑制される薄膜化合物太陽電池を提供することであり、他の目的は、そのような薄膜化合物太陽電池の製造方法を提供することである。
本発明に係る薄膜化合物太陽電池は、複数の太陽電池本体を有する薄膜化合物太陽電池であり、その複数の太陽電池本体のそれぞれは、セル本体と第1の極性となる第1電極と第2の極性となる第2電極とを備えている。セル本体は、単結晶薄膜によるセルを少なくとも含んでいる。第1の極性となる第1電極は、セル本体において太陽光線が入射する側の表面に形成されている。第2の極性となる第2電極は、セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側のセル本体の表面に直接接するように形成されるとともに、太陽光線が入射する側に所定の領域を露出するように形成されている。複数の太陽電池本体、第1の太陽電池本体における第2電極の所定の領域と第2の太陽電池本体の第1電極とが、所定の配線材料により電気的に接続されている。
この構成によれば、第2の極性となる第2電極は、セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側のセル本体の表面に、直接接するように形成されており、しかも、その第2電極には、太陽光線が入射する側に露出するように所定の領域が形成されている。このため、所定の配線材料によって複数の太陽電池本体を接続する際に、配線材料を第2電極に接続するには、第2電極を下側にした状態でその所定の領域に配線材料の一端側を載置し、そして、その状態で配線材料を第2電極に接続することができる。これにより、配線材料を第1電極へ接続する作業に加えて配線材料を第2電極へ接続する作業も、第2電極が形成された平坦な側を下方にして太陽電池本体を定盤などの平坦な面に載置した状態で接続作業を行なうことができる。その結果、接続作業に伴って太陽電池本体を上方から押さえつけるようなことがあっても、太陽電池本体が損傷を受けたり破損したりするのを防止することができる。
また、複数の太陽電池本体が直列に接続されている場合に、そのうちの一つの太陽電池本体が日陰に入ってしまうような場合に、その太陽電池本体のセル本体に対して他の太陽電池本体で発生する起電圧が逆方向に印加されて、その太陽電池本体が破壊されないようにするために、セル本体は、第1電極が形成される第1の部分と、第1の部分と距離を隔てられてダイオードとなる第2の部分と、第2の部分において太陽光線が入射する側の表面に形成された第3電極とを含み、第1の太陽電池本体の第3電極と第2の太陽電池本体における第2電極の所定の領域とが、所定の配線材料により電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、日陰に入った太陽電池本体では、電流が所定の素子を経て隣接する太陽電池本体に流れて日陰に入った太陽電池本体が破壊されるのを防止することができる。
さらに、セル本体は禁制帯幅が互いに異なる複数のセルを含み、複数のセルのそれぞれは、太陽光線が入射する第1電極の側から第2電極の側に向かって禁制帯幅が低くなるように配設されていることが好ましい。
これにより、セルにおいて禁制帯幅に応じた所定の波長の太陽光線の成分が吸収されて、変換効率を向上することができる。
本発明に係る薄膜化合物太陽電池の製造方法は、複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続させて薄膜化合物太陽電池を製造するための薄膜化合物太陽電池の製造方法であり、その太陽電池本体を製造する工程は以下の工程を備えている。まず、エピタキシャル成長のための所定の半導体基板の表面上に単結晶薄膜によるセルを含むセル本体を形成する。所定の半導体基板をセル本体から取り除く。セル本体において太陽光線が入射する側の表面であって、所定の半導体基板を取り除くことにより露出した表面第1の極性となる第1電極を形成する。セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側の表に、第2の極性となる第2電極を形成する。第2電極において太陽光線が入射する側の表面を露出する所定の領域を形成する。複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程は、一つの太陽電池本体と他の太陽電池本体とを第2電極を下側にして所定のステージ上に載置する工程と、一つの太陽電池本体において太陽光線が入射する側に露出している第2電極の所定の領域に所定の配線材料の一端側を接続するとともに、所定の配線材料の他端側を他の太陽電池本体の第1電極に接続する工程とを備えている。
この製造方法によれば、第2の極性となる第2電極は、セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側の表に形成され、しかも、その第2電極には、太陽光線が入射する側の表面を露出するように所定の領域が形成される。このため、所定の半導体基板がそれぞれ取り除かれた複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程において、一つの太陽電池本体と他の太陽電池本体とを所定の配線材料によって接続する際には、一つの太陽電池本体を第2電極を下側にした状態で、露出している第2電極の所定の領域に所定の配線材料の一端側を接続するとともに、所定の配線材料の他端側を他の太陽電池本体の第1電極に接続することができる。これにより、配線材料を第1電極へ接続する作業に加えて配線材料を第2電極へ接続する作業も、第2電極が形成された平坦な側を下方にして太陽電池本体をステージ上に載置した状態で接続作業を行なうことができる。その結果、接続作業に伴って太陽電池本体を上方から押さえつけるようなことがあっても、太陽電池本体が損傷を受けたり破損したりするのを防止することができる。
また、太陽電池本体を形成する工程は、セル本体を、第1電極が形成される第1の部分と第1の部分とは距離を隔てられたダイオードとなる第2の部分とに区画する工程と、第2の部分において太陽光線が入射する側に第3電極を形成する工程とを含み、複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程は、一つの太陽電池本体の第3電極に所定の配線材料の一端側を接続するとともに、所定の配線材料の他端側を他の太陽電池本体において太陽光線が入射する側に露出している第2電極の所定の領域に接続する工程を含んでいることが好ましい。
この場合には、日陰に入った太陽電池本体では、電流が第2の部分を経て隣接する太陽電池本体に流れて日陰に入った太陽電池本体が破壊されるのを防止することができる。
より具体的には、複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程では、所定の配線材料として金属リボンおよびワイヤのいずれかが使用され、金属リボンおよびワイヤのいずれかは、溶接およびボンディングのいずれかによって接続される態様が好ましい。
本発明の実施の形態に係る薄膜化合物太陽電池の製造方法について説明する。まず、エピタキシャル成長のための基板として、GaAs基板(1×1018cm-3, Siドープ、直径100mm)を用意する。そのGaAs基板は、たとえば縦型MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)装置に投入される。次に、図1に示すように、GaAs基板50の表面に、エピタキシャル成長法によって膜厚約0.5μmのn型のInGaP層51が形成される。このInGaP層51は、InGaP層51の上に形成されるセル本体3とGaAs基板50との間の中間層となる。
次に、そのInGaP層51上に、エピタキシャル成長法によってn型のGaAs層52、n型のAlInP層53、n型のInGaP層54、p型のInGaP層55およびp型のAlInP層56が順次形成される。これらの層は完成した状態で太陽光線が入射する側に位置することになるトップセル4となる。次に、AlInP層T56上に、トンネル接合としてエピタキシャル成長法によってp型のAlGaAs層57およびn型のInGaP層58が順次形成される。
次に、n型のInGaP層58上に、エピタキシャル成長法によってn型のAlInP層59、n型のGaAs層60、p型のGaAs層61、p型のInGaP層62およびp型のGaAs層63が順次形成される。これらの層は完成した状態で太陽光線が入射する側とは反対側に位置することになるボトムセル5となる。なお、エピタキシャル成長の条件として、温度は約700℃とされる。GaAs層を成長させるための原料として、TMG(トリメチルガリウム)とAsH3(アルシン)が用いられる。
InGaP層を成長させるための原料として、TMI(トリメチルインジウム)、TMGおよびPH3(ホスフィン)が用いられる。AlInP層を成長させるための原料として、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMIおよびPH3が用いられる。また、それぞれn型のGaAs層、InGaP層およびAlInP層を形成するための不純物として、SiH4(モノシラン)が用いられる。一方、それぞれp型のGaAs層、InGaP層およびAlInP層を形成するための不純物としてDEZn(ジエチル亜鉛)が用いられる。
さらに、AlGaAs層を成長させるための原料として、TMI、TMGおよびAsH3が用いられ、p型のAlGaAs層を形成するための不純物として、CBr4(四臭化炭素)が用いられる。このようにして、図2に示すように、トップセル4およびボトムセル5からなるセル本体3が形成される。
次に、セル本体3の表面(ボトムセルのp型GaAs層)上にAu−Zn膜(図示せず)が蒸着されて、所定の熱処理が施される。次に、電界メッキ法によってAu−Zn膜の上に、膜厚約5μmのAuメッキ膜が形成される。このようにして、図3に示すように、セル本体3にAuメッキ膜による裏面電極6が形成される。この裏面電極6は、後述する表面電極と比べると、太陽光線を入射させることを考慮する必要はないので、セル本体3の裏面の全面にわたって形成されることになる。このように、裏面電極6がセル本体3の裏面の全面にわたって形成されることで、太陽電池本体の裏面は平坦になる。
次に、図4に示すように、ワックス7を裏面電極6上に塗布することによって、裏面電極6を保護する。その状態で、GaAs基板50を、たとえばアンモニア水のようなアルカリ溶液に浸漬することによってGaAs基板50が除去される。ここで、たとえば厚さ約350μmのGaAs基板50は、アルカリ溶液に約300分間浸漬することによって完全にエッチングされて除去されることになる。なお、エッチングは中間層であるInGaP層51が露出した時点でストップされる。
次に、酸溶液によるエッチングを施すことによって、露出した中間層としてのInGaP層51が除去されて、トップセル4のn型のGaAs層が露出する。このようにして、図5に示すように、セル本体3のトップセル3の表面が露出することになる。次に、フォトリソグラフィー法によって、露出したセル本体3のトップセル4の表面に、表面電極を形成するための所定のレジストパターン(図示せず)が形成される。
次に、そのレジストパターンを覆うように、抵抗加熱法により膜厚約100nmのAu(12重量%のGeを含有)膜(図示せず)が形成される。その後、EB(Electron Beam)蒸着法により、膜厚約20nmのNi層と膜厚約5000nmのAu層(いずれも図示せず)が連続して形成される。次に、リフトオフ法によって、レジストパターンおよびレジストパターン上に形成されたAu膜等が除去される。このようにして、図6に示すように、表面電極8が形成される。その後、ワックス7が除去される。このように、表面電極8は太陽光線が入射する側に形成されるため、セル本体3が受光する太陽光線を遮らないように表面電極8が形成される領域は必然的に制約されることになる。そのため、太陽光線が入射する側では、表面電極8に起因する凹凸が生じることになる。
次に、その表面電極8をマスクとして、アルカリ水溶液によるエッチングを施すことにより、表面電極8が形成されずに露出しているGaAs層が除去される。次に、表面電極15を覆うように、メサエッチングのための所定のレジストパターン(図示せず)が形成される。そのレジストパターンをマスクとして、セル本体の部分にアルカリ水溶液および酸溶液によるエッチングを施すことにより、太陽光線が入射する側に裏面電極6が露出する。
この後、さらに、EB蒸着法により、太陽光入射する側の面(表面)に反射防止膜として、膜厚約55nmのTiO2膜および膜厚約100nmのMgF2膜(いずれも図示せず)を連続的に形成してもよい。その後、露出した裏面電極6に沿って裏面電極6を切断することにより、図7に示すように、たとえば大きさ32mm×64mmの太陽電池本体2が2枚作製される。
このようにして作製される太陽電池本体2では、図7および図8に示すように、セル本体3において、太陽光線が入射する側の表面には表面電極8,8aが形成され、太陽光線が入射する側とは反対側の裏面には全面にわたって裏面電極6が形成されている。その裏面電極6では、太陽光線が入射する側に露出する領域6aが設けられている。また、太陽電池本体2では、図7および図9に示すように、セル本体3とは距離を隔てられ、セル本体3と同じ層からなる所定の素子(ダイオード)33が形成され、その素子33における太陽光線が入射する側の表面には表面電極8bが形成されている。それぞれ太陽光線が入射する側に位置する裏面電極6の領域6aと表面電極8bには、所定の幅の銀リボンを溶接するための領域として、たとえば約3mm×1mm程度の領域が確保されている。なお、銀リボンの厚さは約25μm程度であり、銀リボンの幅は流れる電流によって決められることになる。
次に、個々に切断された太陽電池本体2は、銀リボン10によって互いに電気的に接続される。図10および図11に示すように、第1の太陽電池本体2(紙面に向かって右側)の表面電極8aと第2の太陽電池本体2(紙面に向かって左側)において太陽光線が入射する側に露出した裏面電極6の領域6aとが、銀リボン10によって電気的に接続される。また、図10および図12に示すように、第1の太陽電池本体2において太陽光線が入射する側に露出した裏面電極6の領域6aと第2の太陽電池本体2に形成された素子33の表面電極8bとが、銀リボン10によって電気的に接続される。
このとき、たとえば厚さ約25μmの銀リボンに対して、モリブデン(Mo)の電極の先端部(サイズ0.5mm×1mm角)に約1kgの加重をかけ、電流0.5kA、電圧1.1V、通電時間1/60秒にて、15サイクルで1つの溶接が行なわれ、銀リボン10と各電極6,8bとの接続部分1箇所につき、5箇所の溶接が行なわれる。
このようにして、複数の太陽電池本体2は銀リボン10によって順次接続される。その後、図13に示すように、接続された一連の太陽電池本体2は、フィルム11と透明フィルム12との間に挟み込まれ、所定の接着剤13が充填される。このようにして薄膜化合物太陽電池1が完成する。
次に、上述した薄膜化合物太陽電池の製造方法による効果を従来の方法と比較して説明する。まず、従来の薄膜化合物太陽電池101では、図18に示すように、裏面電極106に対して銀リボン110は、裏面電極106における太陽光線が入射する側とは反対側の表面に溶接される。このため、図14に示すように、銀リボン110を裏面電極106に接続する際には、表面電極108が形成された側を下方にして太陽電池本体102が所定の定盤21上に載置され、溶接のための電極22と裏面電極106との間に銀リボン110を挟み込んだ状態で、上方から電極22によって太陽電池本体102が押さえつけられる。このとき、定盤21側に接触している太陽電池本体102の表面は所定の形状にパターニングされた表面電極108によって凹凸となっているために、局所的に加重が作用して、図15に示すように、太陽電池本体102が損傷を受けたり破損してしまうことがあった。
これに対して、上述した薄膜化合物太陽電池の製造方法では、図16に示すように、特に、銀リボン10を裏面電極6に溶接する際には、裏面電極6において太陽光線が入射する側に露出した領域6aに銀リボン10の一端側が置かれて電極22によりその一端側が裏面電極6に溶接されることになる。これにより、銀リボン10を表面電極8aへ接続する作業に加えて銀リボン10を裏面電極6へ接続する作業も、裏面電極6が形成された平坦な側を下方にして太陽電池本体2を定盤21上に載置した状態で溶接作業を行なうことができる。その結果、溶接作業に伴って電極22が太陽電池本体2を上方から押さえつけるようなことがあっても、太陽電池本体2が損傷を受けたり破損したりするのを防止することができる。
このようにして複数の太陽電池本体2が銀リボン10によって直列に接続された薄膜化合物太陽電池1に太陽光線71が照射されると、図11に示すように、薄膜化合物太陽電池1では矢印72に示す方向に電流が流れることになる。
ところで、複数の太陽電池本体が直列に接続された従来の薄膜化合物太陽電池101(図18参照)では、太陽光線が雲等によって遮られることによって、複数の太陽電池本体のうちの一部の太陽電池本体が日陰に入ってしまう場合がある。そのような場合には、太陽光線が照射されない太陽電池本体のセル本体に対して他の太陽電池本体で発生する起電圧が逆方向に印加されてしまうことになって、その太陽電池本体が破壊されてしまうことがある。
上述した薄膜化合物太陽電池1のそれぞれの太陽電池本体2には、図10および図12に示すように、太陽電池本体2が日陰に入った場合にそのセル本体3に他の太陽電池本体2で発生する起電圧が逆方向に印加されないように、電流をバイパスさせる素子(ダイオード)33が形成されている。これにより、日陰に入った太陽電池本体2では、電流が矢印73に示すようにその素子33を経て隣接する太陽電池本体2に流れて、日陰に入った太陽電池本体2が破壊されるのを防止することができる。そのような素子33もセル本体3を製造する過程でパターニングにより同時に形成することができる。
また、そのセル本体3のトップセル4およびボトムセル5として、禁制帯幅の異なるセルを適用し、太陽光線が入射する側からその反対側に向かって禁制帯幅が低くなるようにセルを配設することによって、セル本体3において禁制帯幅に応じた所定の波長の太陽光線の成分が吸収されて変換効率を向上することができる。
次に、上述した薄膜化合物太陽電池として、2つの太陽電池本体2を直列接続させた薄膜化合物太陽電池1(図10参照)について行なったソーラシミュレータによる評価について説明する。ソーラシミュレータとは、太陽電池の特性試験、信頼性試験を屋内で行なうために使用される照射光源をいい、試験目的に応じて要求される放射照度、均一性およびスペクトル合致度が満足される。
まず、照射光源としてエアマス(AM)0の基準太陽光線を用いた。そして、照射時の電流電圧特性を測定した。電流電圧特性に基づいて短絡電流Isc、開放電圧Voc、曲線因子FFおよび変換効率Effを求めた。その結果、短絡電流Iscは340mA、開放電圧Vocは4.8V、曲線因子FFは0.82、変換効率Effは23.7%であり、薄膜化合物太陽電池として良好な特性が得られることが確認された。
なお、エアマスとは標準状態の大気(標準気圧1013hPa)に太陽光が垂直に入射した場合の路程に対する、地球に入射する直達太陽光が通過する路程の比をいうが、AM0は地球の大気圏外(宇宙空間)を意味する。短絡電流とは、太陽電池セル(モジュール)の出力端子を短絡させたときの両出力端子間に流れる電流をいう。開放電圧とは、太陽電池セル(モジュール)の出力端子を解放したときの両出力端子間の電圧をいう。曲線因子とは、最大出力を開放電圧と短絡電流の積で除した値をいう。変換効率とは、最大出力を太陽電池セル(モジュール)の面積と放射照度の積で除した値(%)をいう。
なお、上述した実施の形態では、配線材料として銀リボンを例に挙げて説明したが、銀リボンの他に、たとえば金(Au)、金を被覆した銅(Cu)あるいは銀を被覆した銅等も適用することができる。また、配線材料としては、リボンの態様の他にワイヤーであってもよい。ワイヤーの場合には、溶接の他に超音波を利用して複数のワイヤを各電極に接続するようにしてもよく、材質としては銀が好ましい。ワイヤーの径としては25μm以下であることが好ましい。また、セル本体としてトップセルとボトムセルを有する2接合型のセル本体を例に挙げて説明したが、接合数としては、2接合に限られるものではなく、3接合以上であってもよいし、1接合であってもよい。
今回開示された実施の形態は例示にすぎず、これに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る薄膜化合物太陽電池の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図1に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図2に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図3に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図4に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図5に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、薄膜化合物太陽電池の太陽電池本体を示す平面図である。 同実施の形態において、図7に示す断面線VIII−VIIIにおける断面図である。 同実施の形態において、図7に示す断面線IX−IXにおける断面図である。 同実施の形態において、図7に示す太陽電池本体を直列に接続した薄膜化合物太陽電池を示す平面図である。 同実施の形態において、図10に示す断面線XI−XIにおける断面図である。 同実施の形態において、図10に示す断面線XII−XIIにおける断面図である。 同実施の形態において、樹脂に封止された薄膜化合物太陽電池を示す断面図である。 同実施の形態において、比較例に係る製造方法の一工程を示す部分拡大断面図である。 同実施の形態において、比較例に係る製造方法の問題点を示す断面図である。 同実施の形態において、本発明に係る製造方法の効果を説明するための一工程を示す断面図である。 従来の薄膜化合物太陽電池における太陽電池本体を示す断面図である。 図17に示す太陽電池本体を直列に接続した薄膜化合物太陽電池を示す断面図である。
符号の説明
1 薄膜化合物太陽電池、2 太陽電池本体、3 セル本体、4 トップセル、5 ボトムセル、6 裏面電極、7 ワックス、8 表面電極、10 銀リボン、11 フィルム、12 透明フィルム、13 接着剤、21 定盤、22,22a,22b 溶接電極、50 GaAs基板、51 InGaP層、52 GaAs層、53 AlInP層、54 InGaP層、55 InGaP層、56 AlInP層、57 AlGaAs層、58 InGaP層、59 AlInP層、60 GaAs層、61 GaAs層、62 InGaP層、63 GaAs層。

Claims (6)

  1. 複数の太陽電池本体を有する薄膜化合物太陽電池であって、
    複数の前記太陽電池本体のそれぞれは
    結晶薄膜によるセルを少なくとも含むセル本体と、
    前記セル本体において太陽光線が入射する側の表面に形成された、第1の極性となる第1電極と
    前記セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側の前記セル本体の表面に、直接接するように形成されるとともに、太陽光線が入射する側に所定の領域を露出するように形成された、第2の極性となる第2電極と
    を備え、
    複数の前記太陽電池本体、第1の太陽電池本体における前記第2電極の前記所定の領域と第2の太陽電池本体の第1電極とが、所定の配線材料により電気的に接続された、薄膜化合物太陽電池。
  2. 前記セル本体は、
    前記第1電極が形成される第1の部分と、
    前記第1の部分と距離を隔てられてダイオードとなる第2の部分と、
    前記第2の部分において太陽光線が入射する側の表面に形成された第3電極と
    を含み、
    前記第1の太陽電池本体の前記第3電極と前記第2の太陽電池本体における前記第2電極の前記所定の領域とが、所定の配線材料により電気的に接続された、請求項1記載の薄膜化合物太陽電池。
  3. 前記セル本体は、
    禁制帯幅が互いに異なる複数のセルを含み、
    複数の前記セルのそれぞれは、太陽光線が入射する前記第1電極の側から前記第2電極の側に向かって禁制帯幅が低くなるように配設された、請求項1または2に記載の薄膜化合物太陽電池。
  4. 複数の太陽電池本体を互いに電気的に接続させて薄膜化合物太陽電池を製造するための薄膜化合物太陽電池の製造方法であって、
    前記太陽電池本体を製造する工程は、
    エピタキシャル成長のための所定の半導体基板の表面上に単結晶薄膜によるセルを含むセル本体を形成する工程と、
    所定の前記半導体基板を前記セル本体から取り除く工程と、
    前記セル本体において太陽光線が入射する側の表面であって、所定の前記半導体基板を取り除くことにより露出した表面第1の極性となる第1電極を形成する工程と
    前記セル本体において太陽光線が入射する側とは反対側の表に、第2の極性となる第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極において太陽光線が入射する側の表面を露出する所定の領域を形成する工程と
    を備え、
    複数の前記太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程は、
    一つの太陽電池本体と他の太陽電池本体とを前記第2電極を下側にして所定のステージ上に載置する工程と、
    一つの太陽電池本体において太陽光線が入射する側に露出している前記第2電極の前記所定の領域に所定の配線材料の一端側を接続するとともに、所定の配線材料の他端側を他の太陽電池本体の第1電極に接続する工程と
    を備えた、薄膜化合物太陽電池の製造方法。
  5. 前記太陽電池本体を形成する工程は、
    前記セル本体を、前記第1電極が形成される第1の部分と、前記第1の部分とは距離を隔てられたダイオードとなる第2の部分とに区画する工程と、
    前記第2の部分において太陽光線が入射する側に第3電極を形成する工程と
    を含み、
    複数の前記太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程は、
    一つの太陽電池本体の前記第3電極に所定の配線材料の一端側を接続するとともに、所定の配線材料の他端側を他の太陽電池本体において太陽光線が入射する側に露出している前記第2電極の前記所定の領域に接続する工程を含む、請求項記載の薄膜化合物太陽電池の製造方法。
  6. 複数の前記太陽電池本体を互いに電気的に接続する工程では、前記所定の配線材料として金属リボンおよびワイヤのいずれかが使用され、前記金属リボンおよび前記ワイヤのいずれかは、溶接およびボンディングのいずれかによって接続される、請求項またはに記載の薄膜化合物太陽電池の製造方法。
JP2005039555A 2005-02-16 2005-02-16 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4868746B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005039555A JP4868746B2 (ja) 2005-02-16 2005-02-16 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法
US11/351,253 US20060180198A1 (en) 2005-02-16 2006-02-10 Solar cell, solar cell string and method of manufacturing solar cell string
EP06003046.7A EP1693899A3 (en) 2005-02-16 2006-02-15 Solar cell, solar cell string and method of manufacturing solar cell string

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005039555A JP4868746B2 (ja) 2005-02-16 2005-02-16 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006228900A JP2006228900A (ja) 2006-08-31
JP4868746B2 true JP4868746B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=36990011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005039555A Expired - Fee Related JP4868746B2 (ja) 2005-02-16 2005-02-16 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4868746B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10026860B2 (en) 2006-06-02 2018-07-17 Solaero Technologies Corp. Metamorphic layers in multijunction solar cells

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4290747B2 (ja) 2006-06-23 2009-07-08 シャープ株式会社 光電変換素子およびインターコネクタ付き光電変換素子
JP4846551B2 (ja) * 2006-12-18 2011-12-28 シャープ株式会社 太陽電池およびその製造方法
JP5057805B2 (ja) * 2007-03-12 2012-10-24 シャープ株式会社 太陽電池アレイ、太陽電池モジュールおよび太陽電池アレイの製造方法
JP4819004B2 (ja) 2007-08-10 2011-11-16 シャープ株式会社 太陽電池アレイおよび太陽電池モジュール
JP5257927B2 (ja) * 2008-07-04 2013-08-07 シャープ株式会社 太陽電池パネル
WO2010129566A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-11 Microlink Devices, Inc. Assembly techniques for solar cell arrays and solar cells formed therefrom
JPWO2010150695A1 (ja) * 2009-06-24 2012-12-10 コニカミノルタオプティクス株式会社 光源評価装置、光源評価システム、光源調整システムおよび光源評価方法
DE102015006379B4 (de) * 2015-05-18 2022-03-17 Azur Space Solar Power Gmbh Skalierbare Spannungsquelle
CN110212048A (zh) * 2019-05-30 2019-09-06 泰州隆基乐叶光伏科技有限公司 背接触叠片太阳电池串及背接触叠片太阳电池组件

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60240171A (ja) * 1984-05-15 1985-11-29 Mitsubishi Electric Corp 太陽光発電装置
JPH0319379A (ja) * 1989-06-16 1991-01-28 Canon Inc 太陽電池
JP2548820B2 (ja) * 1990-03-29 1996-10-30 三菱電機株式会社 Si基板上化合物半導体光電変換素子
DE69941667D1 (de) * 1998-05-28 2010-01-07 Emcore Solar Power Inc Solarzelle mit einer integrierten monolitisch gewachsenen Bypassdiode
JP3657143B2 (ja) * 1999-04-27 2005-06-08 シャープ株式会社 太陽電池及びその製造方法
JP4471584B2 (ja) * 2003-04-28 2010-06-02 シャープ株式会社 化合物太陽電池の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10026860B2 (en) 2006-06-02 2018-07-17 Solaero Technologies Corp. Metamorphic layers in multijunction solar cells
US10553740B2 (en) 2006-06-02 2020-02-04 Solaero Technologies Corp. Metamorphic layers in multijunction solar cells

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006228900A (ja) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4868746B2 (ja) 薄膜化合物太陽電池およびその製造方法
US20060180198A1 (en) Solar cell, solar cell string and method of manufacturing solar cell string
US9029680B2 (en) Integration of a photovoltaic device
US6359210B2 (en) Solar cell having an integral monolithically grown bypass diode
US11329176B2 (en) Reliable interconnection of solar cells
JP4471584B2 (ja) 化合物太陽電池の製造方法
EP1443566B1 (en) Solar cell having an integral monolithically grown bypass diode
WO1999062125A1 (en) Solar cell having an integral monolithically grown bypass diode
JPWO2012160765A1 (ja) 多接合型化合物太陽電池セル、多接合型化合物太陽電池およびその製造方法
JP4703274B2 (ja) 太陽電池および太陽電池の製造方法
US20180337299A1 (en) Compound semiconductor solar cell, module thereof and fabricating methods thereof
JP4606959B2 (ja) バイパスダイオードを有する太陽電池
JP4986056B2 (ja) 集光式光電変換装置
JP2002289884A (ja) 太陽電池、太陽電池装置
US10861991B2 (en) Compound semiconductor solar cell and method of manufacturing the same
JPH0955522A (ja) トンネルダイオード
JP2005347402A (ja) 裏面反射型化合物半導体太陽電池およびその製造方法
KR101929442B1 (ko) 화합물 태양전지 모듈
KR101349847B1 (ko) 바이패스 다이오드 일체형 태양전지 패키지
KR102179339B1 (ko) 화합물 반도체 태양전지 및 이의 제조 방법
JP2008227080A (ja) 集光型太陽電池の製造方法および電気特性測定装置
KR101883758B1 (ko) 화합물 태양전지 모듈
JPH08162659A (ja) 太陽電池
KR20190085789A (ko) 화합물 태양전지와 화합물 태양전지 모듈
KR20190109097A (ko) 화합물 반도체 태양전지의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101013

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101025

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4868746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees