JP2008227080A - 集光型太陽電池の製造方法および電気特性測定装置 - Google Patents

集光型太陽電池の製造方法および電気特性測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】集光型太陽電池の生産性を向上することができる集光型太陽電池の製造方法およびその方法に用いられる電気特性測定装置を提供する。
【解決手段】基板上に複数の化合物半導体層を積層することによって少なくとも1つのpn接合を有する化合物半導体層積層体を形成する工程と、化合物半導体層積層体の最表面に表面電極を形成する工程と、基板の裏面に裏面電極を形成する工程と、裏面電極に導電性テープを貼り付ける工程と、基板を分割することによって導電性テープに貼り付けられた複数の集光型太陽電池を形成する工程と、集光型太陽電池が導電性テープに貼り付けられた状態で集光型太陽電池の電気特性を測定する工程と、を含む、集光型太陽電池の製造方法とその方法に用いられる電気特性測定装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、集光型太陽電池の製造方法および電気特性測定装置に関し、特に、集光型太陽電池の生産性を向上することができる集光型太陽電池の製造方法およびその方法に用いられる電気特性測定装置に関する。
図6(a)〜図6(h)の模式的断面図および図7(a)〜図7(c)の模式的側面図に従来の集光型太陽電池の製造方法が図解されている。以下、図6(a)〜図6(h)および図7(a)〜図7(c)を参照して、従来の集光型太陽電池の製造方法について説明する。
まず、図6(a)に示すように、基板101上に、互いに組成の異なる化合物半導体層であるバッファ層102、ベース層103、エミッタ層104およびコンタクト層105を順次積層することによって、バッファ層102、ベース層103、エミッタ層104およびコンタクト層105からなる化合物半導体層積層体110を形成する。
次に、図6(b)に示すように、コンタクト層105の表面の一部に表面電極106をリフトオフ法により形成し、その後、表面電極106のシンタリングを行なう。
次に、図6(c)に示すように、表面電極106をマスクとして、マスクが形成されていない部分のコンタクト層105をエッチングにより除去してエミッタ層104の表面を露出させる。
次に、フォトリソグラフィ法を利用して所定のパターンのフォトレジスト膜を集光型太陽電池の表面に形成した後に、化合物半導体層積層体110の一部および基板101の一部をエッチングにより除去することによって、図6(d)に示すように、基板101の表面を露出させる。
次に、図6(e)に示すように、基板101の裏面に裏面電極107を形成するとともに、エミッタ層104の露出した表面上に反射防止膜108を形成する。その後、裏面電極107のシンタリングを行なう。
次に、図6(f)に示すように、基板101の裏面の裏面電極107に非導電性の粘着シート109を貼り付ける。
次に、図6(g)に示すように、基板101の露出した表面部分をダイシングにより機械的に切断することによって、最終形状であるセル状態の複数の集光型太陽電池に分割する。
そして、分割された複数の集光型太陽電池のそれぞれを粘着シートから取り外して、図6(h)に示す形状の個々のセル状態の集光型太陽電池111を得る。
次に、図7(a)に示すように、上記のようにして得られた集光型太陽電池111を1つずつステージ112に搬入する。
そして、図7(b)に示すように、ステージ112に搬入された集光型太陽電池111をステージ112上に設置した状態で集光型太陽電池111の電気特性を測定する。
そして、図7(c)に示すように、電気特性が測定された集光型太陽電池111はステージ112から搬出されて、電気特性に問題がなければ商品として出荷され、問題があれば不良品として廃棄される。
特開2005−136333号公報
一般に、集光型太陽電池は小さく、1枚の基板から数十から数百個の集光型太陽電池が得られる。そのため、セル状態に分割した後に行なわれる集光型太陽電池の電気特性の測定においては、集光型太陽電池を所定の測定位置まで1つずつ搬入しなければならないことから非常に作業時間が長くなり、集光型太陽電池の生産性が低下する原因になっている。
また、集光型太陽電池の電気特性を測定する従来の電気特性測定装置は、集光型太陽電池をセル状態で搬送するものであったことから、集光型太陽電池に対するダメージを少なくするような搬送方法および搬送スピードが必要となることから、複雑な搬送機構を備える必要があるとともに、生産性の向上も見込めないという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、集光型太陽電池の生産性を向上することができる集光型太陽電池の製造方法およびその方法に用いられる電気特性測定装置を提供することにある。
本発明は、基板上に複数の化合物半導体層を積層することによって少なくとも1つのpn接合を有する化合物半導体層積層体を形成する工程と、化合物半導体層積層体の最表面に表面電極を形成する工程と、基板の裏面に裏面電極を形成する工程と、裏面電極に導電性テープを貼り付ける工程と、基板を分割することによって導電性テープに貼り付けられた複数の集光型太陽電池を形成する工程と、集光型太陽電池が導電性テープに貼り付けられた状態で集光型太陽電池の電気特性を測定する工程と、を含む、集光型太陽電池の製造方法である。
ここで、本発明の集光型太陽電池の製造方法においては、導電性テープの厚さ方向の電気抵抗値と、導電性テープと集光型太陽電池の裏面電極との間の接触電気抵抗値と、の合計値が、集光型太陽電池の直列電気抵抗値の1/10以下であることが好ましい。
さらに、本発明は、上記の集光型太陽電池の製造方法において集光型太陽電池の電気特性を測定するために用いられる電気特性測定装置であって、複数の集光型太陽電池が貼り付けられた導電性テープを設置するためのステージと、集光型太陽電池の表面電極に電気的に接続するための端子と、端子と電気的に接続されて集光型太陽電池の電気特性を測定するための電気特性測定部と、を備えた、電気特性測定装置である。
本発明によれば、集光型太陽電池の生産性を向上することができる集光型太陽電池の製造方法およびその方法に用いられる電気特性測定装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
図1(a)〜図1(g)の模式的断面図および図3(a)〜図3(d)の模式的側面図に本発明の集光型太陽電池の製造方法の一例が図解されている。以下、図1(a)〜図1(g)および図3(a)〜図3(d)を参照して、本発明の集光型太陽電池の製造方法の一例について説明する。
まず、図1(a)に示すように、導電性の基板1の表面上に、化合物半導体層であるベース層2、エミッタ層3、窓層4およびコンタクト層5を順次積層することによって、ベース層2、エミッタ層3、窓層4およびコンタクト層5からなる化合物半導体層積層体10を形成する。ここで、化合物半導体層積層体10においては、ベース層2とエミッタ層3とからpn接合が形成されている。
たとえば、厚さ200μm程度のp+型GaAs基板からなる基板1上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等により、p型GaAsからなるベース層2、n+型GaAsからなるエミッタ層3、n+型InGaPからなる窓層4およびn+型GaAsからなるコンタクト層5を基板1の温度が650℃〜700℃程度で順次エピタキシャル成長させることによって、化合物半導体層積層体10を形成することができる。
なお、MOCVD法により化合物半導体層をエピタキシャル成長させる場合には、原料ガスとしては、たとえば、ガリウム源としてTMG(トリメチルガリウム)、インジウム源としてTMI(トリメチルインジウム)、ヒ素源としてAsH3(アルシン)およびリン源としてPH3(ホスフィン)を用いることができる。また、n型ドーパントガスとしては、たとえばSiH4(モノシラン)を用いることができ、p型ドーパントガスとしては、たとえばDEZn(ジエチル亜鉛)を用いることができる。
また、基板1の材質としては、たとえば、Ge、GaPまたはGaAs等を用いることができる。また、基板1の厚さは特に限定されず、実用上問題ない厚さであればよい。また、基板1としては、その表面(化合物半導体層を形成する面)付近にpn接合が形成された材質を用いればよい。
また、ベース層2の材質としては、たとえば、GaAsまたはInGaAs等を用いることができる。また、エミッタ層3の材質としては、たとえば、AlGaAs、InGaAs、InGaPまたはAlInGaP等を用いることができる。また、窓層4の材質としては、たとえば、InGaPまたはAlGaAs等を用いることができる。また、コンタクト層5は化合物半導体層積層体10の最表層に形成されるオーミックコンタクト用の化合物半導体層であり、コンタクト層5の材質としては、たとえば、GaAsまたはInGaP層等を用いることができる。
また、上記において、化合物半導体層積層体10は、ベース層2、エミッタ層3、窓層4およびコンタクト層5の4層構造としたが、これに限定されるものではなく、たとえば、2層構造、3層構造または5層構造以上であってもよい。また、化合物半導体層積層体10には、ベース層およびエミッタ層以外にも、バッファ層、BSF(Back Surface Field;裏面電界)層、トンネル接合層、他のベース層および他のエミッタ層からなる群から選択された少なくとも1種の化合物半導体層が含まれていてもよい。
次に、図1(b)に示すように、コンタクト層5の表面の一部に表面電極6を形成する。ここで、表面電極6は、たとえば、以下のようにして形成することができる。
まず、上記のようにして形成された化合物半導体層積層体10の表面の全面にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法を利用して表面電極6の形状に開口部が設けられた所定のパターンのフォトレジスト膜を形成する。次に、フォトレジスト膜上にたとえば蒸着法等によって金属膜を形成する。そして、リフトオフ法によって、フォトレジスト膜および不要な金属膜を除去することによって、表面電極6を形成する。その後、窒素等の不活性ガス雰囲気中で300℃〜450℃の温度で表面電極6のシンタリングをすることによって、表面電極6とコンタクト層5とのオーミックコンタクトを形成する。
たとえば、表面電極6の形状に開口部が設けられた所定のパターンのフォトレジスト膜上に約100nmのAu−Ge(Auの質量:Geの質量=88:12)膜を抵抗加熱蒸着法により形成した後に、約20nmのNi膜および約3000nmのAu膜をEB(Electron Beam)蒸着法により形成することによって、上記の金属膜を形成することができる。また、上記以外にも、Ti膜とPd膜とAg膜との積層体を金属膜として用いることもできる。
次に、図1(c)に示すように、表面電極6をマスクとして、マスクが形成されていない部分のコンタクト層5をエッチングにより除去して窓層4の表面を露出させる。ここで、コンタクト層5のエッチングは、たとえば、アンモニア水溶液と過酸化水素水と水とを体積比でアンモニア水溶液:過酸化水素水:水=1:1:10(体積比)で混合した溶液を用いて行なうことができる。
次に、窓層4の表面の全面にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィ法を利用して所定の形状に開口部が設けられたフォトレジスト膜を形成する。そして、図1(d)に示すように、その開口部に位置する部分の化合物半導体層積層体10および基板1の一部をエッチングにより除去して、基板1の表面を露出させる。ここで、化合物半導体層積層体10および基板1のエッチングは、たとえば、アンモニア水溶液と過酸化水素水と水とを体積比でアンモニア水溶液:過酸化水素水:水=1:1:10(体積比)で混合した溶液を用いて行なうことができる。
次に、図1(e)に示すように、基板1の裏面に裏面電極7を形成するとともに、窓層4の表面に反射防止膜8を形成する。
ここで、裏面電極7は、たとえば、基板1の裏面にAu膜を約1000nmの厚さにEB蒸着法を用いて形成することができる。なお、裏面電極7としてはAu膜以外にも、たとえばAu膜とAg膜との積層体等も用いることができる。
また、反射防止膜8は、たとえば、約50nmの厚さのTiO2膜および約85nmの厚さのAl23膜をEB蒸着法を用いて形成することができる。なお、反射防止膜8としては上記のTiO2膜とAl23膜との積層体以外にも、たとえば、SiO膜、SiN膜、ZnS膜またはZnS膜とMgF2膜との積層体等を用いることができる。
その後、裏面電極7および反射防止膜8のシンタリングを表面電極6と同様にして行なうことができる。
次に、図1(f)に示すように、基板1の裏面の裏面電極7に導電性テープ9を貼り付ける。ここで、導電性テープ9は、基材と基材上に設けられた粘着材とから構成されている。粘着材としては、たとえば、樹脂等に銅やニッケル等の金属微粒子が混合されたものを用いることができ、高い導電性を示す。また、基材としては、たとえば、アルミニウムや銅等の金属箔または銅やニッケルを表面にコートしたナイロン繊維やポリイミド繊維からなる織布を用いることができ、それ自体が導電性を備えている。
次に、図1(g)に示すように、上記の工程で露出した基板1の表面をダイシングにより機械的に切断することによって、最終形状である複数のセル状態の集光型太陽電池12に分割する。
なお、図2に、上記の分割後の複数の集光型太陽電池12の一例の模式的な上面図を示す。ここで、図2は、導電性テープ9上の集光型太陽電池12がダイシング用フレーム13の枠内に設置されている状態を示している。
次に、図3(a)に示すように、上記で分割された複数のセル状態の集光型太陽電池12が導電性テープ9に貼り付けられた状態で電気特性測定装置のステージ11に搬入される。
図4に、本発明の集光型太陽電池の製造方法に用いられる電気特性測定装置の一例の模式的な構成図を示す。ここで、電気特性測定装置は、複数の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9を設置するためのステージ11と、電気特性の測定前の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9をステージ11に搬入するとともに電気特性の測定後の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9を搬出するための搬送装置20と、導電性テープ9上に貼り付けられた個々の集光型太陽電池12の電気特性を測定するための電気特性測定部22と、個々の集光型太陽電池12の表面に模擬太陽光を照射するための模擬太陽光照射装置21と、模擬太陽光照射装置21から照射された模擬太陽光を集光するための集光装置24と、を含んでいる。
ここで、ステージ11としては、複数の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9を設置することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、金属製の板状部材等を用いることができる。
また、搬送装置20としては、複数の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9を搬送できるものであれば特に限定なく用いることができる。
また、電気特性測定部22としては、電流−電圧特性等の電気特性を測定することができるものであれば特に限定なく用いることができる。
また、模擬太陽光照射装置21としては、模擬太陽光を照射することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、従来から公知のソーラシミュレータ等を用いることができる。
また、集光装置24としては、模擬太陽光照射装置21から照射された模擬太陽光を集光することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、従来から公知のフレネルレンズ等のレンズを用いることができる。
そして、図3(b)に示すように、複数の集光型太陽電池12が貼り付けられた導電性テープ9がステージ11上に設置された後に、導電性テープ9上の1つの集光型太陽電池12について電気特性が測定される。
図5に、本発明の集光型太陽電池の製造方法における集光型太陽電池12の電気特性の測定の一例を図解する模式的拡大図を示す。ここで、電気特性測定部22と電気的に接続された第1の端子23aが導電性テープ9上の1つの集光型太陽電池12の表面電極6に電気的に接続されており、電気特性測定部22と電気的に接続された第2の端子23bが導電性のステージ11に電気的に接続されている。
なお、ここでは、第2の端子23bはステージ11に電気的に接続されているが、たとえばステージ11が非導電性の場合には、導電性テープ9に電気的に接続することもできる。
そして、上記のように第1の端子23aおよび第2の端子23bがそれぞれ電気的に接続された後には、集光型太陽電池12の表面に、模擬太陽光照射装置21から照射された模擬太陽光が集光装置24によって集光された光25が照射される。この光25が照射されることによって、集光型太陽電池12に電流が発生した場合には、その電流は第1の端子23aまたは第2の端子23bから取り出され、電気特性測定部22に流れ込む。
そして、電気特性測定部22に流れ込んだ電流によって、電気特性測定部22において1つの集光型太陽電池12の電流−電圧特性等の電気特性が測定される。
そして、上記のようにして、1つの集光型太陽電池12の電気特性が測定された後には、第1の端子23aが移動して、他の集光型太陽電池12の表面電極6と電気的に接続される。その後、図3(c)に示すように、上記と同様にして、他の集光型太陽電池12の電気特性が測定される。
以上のようにして、導電性テープ9上に設置された複数の集光型太陽電池12のすべてについて1つずつ電気特性を測定していく。
なお、集光型太陽電池12の電気特性の測定において、集光型太陽電池12の電気特性に異常がない場合には導電性テープ9上にそのまま残され、異常が発見された場合には集光型太陽電池12にインクが塗布される。または、電気特性に異常がない集光型太陽電池12と電気特性に異常がある集光型太陽電池12との配置についてのマッピングデータが記録される。
そして、図3(d)に示すように、導電性テープ9上に設置された複数の集光型太陽電池12が搬出される。その後、複数の集光型太陽電池12のそれぞれを導電性テープ9から取り外す工程において、上記のインクの塗布またはマッピングデータに基づいて、電気特性に異常がない集光型太陽電池12が選別されて得られる。
なお、第1の端子23aとしては、集光型太陽電池12の表面電極6と電気的に接続することができれば特に限定されず用いることができ、たとえば、金属製のプローブ等を用いることができる。
また、第2の端子23bとしては、導電性のものであれば特に限定されず用いることができ、たとえば、金属製のプローブ等を用いることができる。
また、導電性テープ9の厚さ方向の電気抵抗値と、導電性テープ9と集光型太陽電池12の裏面電極7との間の接触電気抵抗値と、の合計値が、集光型太陽電池12の直列電気抵抗値の1/10以下であることが好ましい。この場合には、導電性テープ9の厚さ方向の電気抵抗値と導電性テープ9と集光型太陽電池12の裏面電極7との間の接触電気抵抗値との合計値が集光型太陽電池12の直列電気抵抗値よりも大幅に小さくなるため、集光型太陽電池12の電気特性測定時の導電性テープの電気抵抗による電気特性の低下を無視することができ、集光型太陽電池12の電気特性測定の結果を集光型太陽電池12の電気特性とみなすことができる。
なお、集光型太陽電池12の直列電気抵抗値とは、集光型太陽電池12の表面電極6と裏面電極7との間の電気抵抗値である。また、導電性テープの厚さ方向の電気抵抗値、導電性テープと集光型太陽電池の裏面電極との間の接触電気抵抗値、および集光型太陽電池の直列電気抵抗値はそれぞれ、同一の温度(たとえば集光型太陽電池12の電気特性測定時の温度(たとえば25℃))における電気抵抗値である。
以上のように、従来においては、分割後のセル状態の集光型太陽電池を1つずつステージに搬入して電気特性を測定し、電気特性の測定後にステージから集光型太陽電池を1つずつ搬出して、集光型太陽電池の搬出後に他の1つの集光型太陽電池をステージに搬入することを繰り返す必要があり、非常に作業時間が長くなって集光型太陽電池の生産性が低下するという問題があった。しかしながら、本発明によれば、導電性テープ上に複数の集光型太陽電池を設置した状態で集光型太陽電池の電気特性を測定し、電気特性の測定後に集光型太陽電池をまとめて搬出するため、従来よりも明らかに集光型太陽電池の生産性が向上する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、集光型太陽電池の生産性を向上することができる集光型太陽電池の製造方法およびその方法に用いられる電気特性測定装置を提供することができるため、本発明は集光された太陽光が照射されることにより発電を行なう集光型太陽電池の製造に好適に利用することができる。
本発明の集光型太陽電池の製造方法の一例を図解する模式的な断面図である。 本発明の集光型太陽電池の製造方法において、複数に分割した後の導電性テープ上の集光型太陽電池の一例の模式的な上面図である。 本発明の集光型太陽電池の製造方法において、集光型太陽電池の電気特性の測定の一例を図解する模式的な側面図である。 本発明の集光型太陽電池の製造方法に用いられる電気特性測定装置の一例の模式的な構成図である。 本発明の集光型太陽電池の製造方法における集光型太陽電池の電気特性の測定の一例を図解する模式的な拡大図である。 従来の集光型太陽電池の製造方法の一部を図解する模式的な断面図である。 従来の集光型太陽電池の製造方法の一部を図解する模式的な側面図である。
符号の説明
1,101 基板、2,103 ベース層、3,104 エミッタ層、4 窓層、5,105 コンタクト層、6,106 表面電極、7,107 裏面電極、8,108 反射防止膜、9 導電性テープ、10,110 化合物半導体層積層体、11,112 ステージ、12,111 集光型太陽電池、13 ダイシング用フレーム、20 搬送装置、21 模擬太陽光照射装置、22 電気特性測定部、23a 第1の端子、23b 第2の端子、24 集光装置、25 光、102 バッファ層、109 粘着シート。

Claims (3)

  1. 基板上に複数の化合物半導体層を積層することによって少なくとも1つのpn接合を有する化合物半導体層積層体を形成する工程と、前記化合物半導体層積層体の最表面に表面電極を形成する工程と、前記基板の裏面に裏面電極を形成する工程と、前記裏面電極に導電性テープを貼り付ける工程と、前記基板を分割することによって前記導電性テープに貼り付けられた複数の集光型太陽電池を形成する工程と、前記集光型太陽電池が前記導電性テープに貼り付けられた状態で前記集光型太陽電池の電気特性を測定する工程と、を含む、集光型太陽電池の製造方法。
  2. 前記導電性テープの厚さ方向の電気抵抗値と、前記導電性テープと前記集光型太陽電池の裏面電極との間の接触電気抵抗値と、の合計値が、前記集光型太陽電池の直列電気抵抗値の1/10以下であることを特徴とする、請求項1に記載の集光型太陽電池の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の集光型太陽電池の製造方法において集光型太陽電池の電気特性を測定するために用いられる電気特性測定装置であって、
    複数の集光型太陽電池が貼り付けられた導電性テープを設置するためのステージと、
    前記集光型太陽電池の前記表面電極に電気的に接続するための端子と、
    前記端子と電気的に接続されて前記集光型太陽電池の電気特性を測定するための電気特性測定部と、
    を備えた、電気特性測定装置。
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