JP4868728B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、各種電気製品における設定処理に関わる情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラムに関するものである。
従来、例えばパーソナルコンピュータ(PC)において、インターネット等のネットワークを利用可能にするためには、PCの利用者が各自で、DNS(ドメイン ネーム サーバ)の設定等を行う必要がある。この際、利用者は、例えばインターネット接続サービスを提供するプロバイダから与えられたプロバイダのサーバに接続するためのユーザIDとパスワードなどの入力を行う。
上述したような設定作業は、PCの初心者には困難な作業である場合が多く、また、PCの操作経験の豊富な者にとっても煩雑な作業である。このような設定作業は、上述したようなネットワークの利用を開始するため以外にも、プリンタドライバやアプリケーションソフトのインストール時や、周辺機器の増設時にも発生する。更には、近年、テレビや冷蔵庫などの家電製品にも、ネットワーク機能が搭載され始めており、これらの家電製品においても上述したような設定作業が必要になる場合がある。
そこで、PCにおける設定作業は元より、家電製品における設定作業等、各種電気製品における設定作業をより簡便に行うことができる技術が望まれていた。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、各種電気製品における設定作業をより簡便に行うことができる情報処理装置、情報処理方法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による情報処理装置においては、特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録した外部の記録媒体から利用者情報を読み出す読み出し手段と、読み出し手段が記録媒体から読み出した利用者情報を利用して、サービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定処理を行う設定処理手段とを具備することを特徴とする。
これにより、情報処理装置は、各利用者に固有の利用者情報を入力する必要がある設定処理においても、自動で設定処理を行うことが可能である。また、特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者としては、個人、グループ、部署、法人などが含まれる。また、情報処理装置とは、コンピュータ端末、携帯型端末などの情報処理を主とする装置以外にも、テレビや冷蔵庫などの家電製品に組み込まれて種々の設定処理を行う情報処理装置も含む。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記記録媒体は、設定処理手段を実現するためのプログラムである設定用プログラムを更に格納し、上記設定処理手段は、読み出し手段が記録媒体から読み出した設定用プログラムを起動することにより実現することを特徴とする。
これにより、情報処理装置が設定用プログラムを予めインストールしておかなくても、設定処理を行うことができる。また、読み出し手段は、例えば記録媒体が読み取り可能な状態に接続又は設置されたタイミングで記録媒体から設定用プログラムを読み出す。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記設定処理手段を実現するためのプログラムである設定用プログラムをネットワークを介して受信する受信手段を更に具備し、設定処理手段は、受信手段が受信した設定用プログラムを起動することにより実現することを特徴とする。
これにより、情報処理装置が設定用プログラムを予めインストールしておかなくても、設定処理を行うことができる。また、上記記録媒体に、ネットワークを介して設定用プログラムを取得するためのプログラムを格納して、このプログラムを読み出して実行することで、設定用プログラムを受信することも可能である。
また、本発明による情報処理装置においては、特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録した外部の記録媒体から利用者情報を読み出す読み出し手段と、読み出し手段が記録媒体から読み出した利用者情報を利用して、サービス、機能、又はインタフェースのサポートを行うためのサポート端末との通信を確立する通信確立手段とを具備することを特徴とする。尚、サポート端末とは、例えば上述したサポートを行うサポートセンターに設置された端末であり、各端末にはサポートを行う担当者がいて、応答する。
これにより、設定処理を行っている最中に分からないことがあれば、記録媒体を情報処理装置に接続するだけで、サポート端末と通信可能となり、種々のサポートを受けることができる。
また、本発明による情報処理装置の一態様例においては、上記通信確立手段が通信を確立した後に、自装置のハードウェア、ソフトウェア、及び設定状態の少なくともいずれか一つに関する情報であって、サポートに必要な情報をサポート端末へ送信する送信手段を更に具備することを特徴とする。
これにより、サポート端末を操作するサポートの担当者は、サポートの対象となる装置に関する情報であって、サポートに必要な情報を得ることができる。
また、本発明による情報処理方法においては、外部の記録媒体からデータを読み出す読み出し手段を少なくとも備えた情報処理装置を用いた情報処理方法であって、記録媒体が特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録している場合に、読み出し手段により記録媒体から利用者情報を読み出す読み出しステップと、読み出しステップで記録媒体から読み出した利用者情報を利用して、サービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定処理を行う設定処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明による情報処理方法においては、外部の記録媒体からデータを読み出す読み出し手段を少なくとも備えた情報処理装置を用いた情報処理方法であって、記録媒体が特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録している場合に、読み出し手段により記録媒体から利用者情報を読み出す読み出しステップと、読み出しステップで記録媒体から読み出した利用者情報を利用して、サービス、機能、又はインタフェースのサポートを行うためのサポート端末との通信を確立する通信確立ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、請求項9又は10に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、各種電気製品における設定作業をより簡便に行うことができる。
以下に、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態における情報処理装置として、ハードウェア的にはネットワークへの接続可能な状態であるPC(パーソナルコンピュータ)を例にして、そのPCにおいて、特定のプロバイダ(インターネットサービスプロバイダ)が提供するインターネット接続サービスを利用するためのネットワーク設定の設定処理を行う場合について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるPC(情報処理装置)を含むネットワークシステムの構成の一例を示す概略図である。図1において、100は、CD−ROMであり、後述するPC・200においてネットワーク設定を行う設定用プログラム101及びネットワーク設定に必要なユーザデータ102が記録された記録媒体である。200は、PCであり、CD−ROM・100の読取機能を備え、ルータ300を介してネットワーク400に接続するための機能を備えているが、ネットワーク環境の設定が未設定のコンピュータ端末である。ネットワーク400は、例えばインターネットやLAN(ローカル エリア ネットワーク)などの通信網である。
尚、図1には示していないが、PC・200のハードウェア構成としては、通常のPCと同等の構成であればよく、例えばマウスやキーボードなどの入力装置と、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置を備えている。また、PC・200は、CPU(中央演算装置)と、CPUがワークメモリとして利用するRAM(ランダム アクセス メモリ)と、種々のデータやプログラムを格納するHDD(ハードディスクドライブ)などを備える。また、PC・200のソフトウェア構成としては、例えばOS(オペレーティング システム)がインストールされており、更に、そのOS上で動作可能な、Webコンテンツを閲覧するためのブラウザや電子メールを送受信するためのメールソフトなどのアプリケーションソフトもインストールされている。
また、CD−ROM・100は、PC・200が記録内容を読み取り可能な記録媒体である。また、本実施形態においてCD−ROM・100に記録されている設定用プログラム101とは、PC・200において、特定のプロバイダが提供するインターネット接続サービスを利用するために、ルータ300を含むネットワーク設定を行うプログラムである。また、ユーザデータ102とは、特定のプロバイダがPC・200の利用者に与えたユーザID及びパスワードに関する情報である。尚、PC・200が設定用プログラム101を実行することにより実現される機能や処理については、詳細を後述する。
次に、図1に示したCD−ROM・100及びPC・200により実現する本実施形態の特徴について説明する。PC・200にCD−ROM・100をセットすると、PC・200は、CD−ROM・100から設定用プログラム101を読み出し、設定用プログラム101を起動することで、ルータ300を介してネットワーク400に接続するためのネットワーク設定を設定する処理を行う。このように、PC・200の利用者は、CD−ROM・100をセットするのみで、ネットワーク設定の作業を完了することができる。具体的には、設定用プログラム101を実行することで、PC・200は、のネットワーク設定の作業とは、特定のプロバイダが運営するDNS(ドメイン ネーム システム)サーバのIPアドレスの設定や、メールサーバのIPアドレスの設定や、DNSサーバやメールサーバにアクセスするために必要なユーザID及びパスワードの設定などを自動で行う。
ここで、図1に示したPC・200が設定用プログラム101を実行することで、実現する機能について説明する。図2は、図1に示したPC・200が設定用プログラム101を実行することで、実現する機能の構成例を示す図である。また、図2には、PC・200に元々インストールされているOS等のプログラムにより実現されている機能(図2の符号21〜28の機能ブロック)であって、設定用プログラム101の処理に関係する機能についても示している。また、後述する図2の符号201〜205の機能は、設定用プログラム101により実現される機能である。
図2において、制御部21は、PC・200内の各処理ブロックの動作やデータの流れを制御する。記録媒体アクセス部22は、CD−ROM・100がPC・200に挿入されたことや取り出されたことを検知したり、CD−ROM・100にアクセスしてデータを読み出す処理を行う。データ格納部23は、記録媒体アクセス部22がCD−ROM・100から取得する設定用プログラム101やユーザデータ102などを格納する。本実施形態のPC・200は、データ格納部23に設定用プログラム101を格納してから、設定用プログラム101を実行して、その後、ユーザデータ102をデータ格納部23に格納する。
入力処理部24は、キーボードやマウスなどからの入力信号を受信して入力処理を行う。通信設定アプリケーション部25は、PC・200における通信設定を行うための設定画面を表示装置に表示し、利用者に通信設定を促す。ブラウザ処理部26は、ブラウザを起動してネットワーク上のコンテンツや外部の機器が提供する設定用Web画面などを閲覧可能とする機能を利用者に提供する。レジストリ処理部27は、PC・200のOSがウィンドウズ(登録商標)である場合に、該OSにおいてドライバやアプリケーションの動作に関する設定情報を記録するファイル(設定ファイル)であるレジストリの内容を編集する編集機能を利用者に提供する。通信処理部28は、ルータ300との通信やルータ300を介してネットワーク400上のサーバやコンテンツにアクセスする通信を行う。
尚、本実施形態におけるPC・200は、以上に示した、符号21〜28の機能ブロックをOS等のPC・200に既存のプログラムにより実現したが、この限りではなく、一部の機能については専用のアプリケーションプログラムを実行することで実現したり、専用のハードウェアを利用して実現したりしてもよい。
また、図2に示すように、PC・200は、設定用プログラム101を実行することにより、ユーザデータ読込処理部201、HTTP設定処理部202、レジストリ設定処理部203、アプリケーション設定処理部204、及び設定反映処理部205の機能構成を更に有する機能構成となる。
ユーザデータ読込処理部201は、CD−ROM・100からユーザデータ102を読み込む処理を行う。この処理により、データ格納部23にユーザデータ102が格納される。
HTTP設定処理部202は、ブラウザ処理部26を利用してHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストを出力することにより例えばルータ300などのPC・200外部の装置に対する設定処理を行う。尚、本実施形態においては、ルータ300は、ブラウザにより閲覧可能な設定用Web画面を提供する。
レジストリ設定処理部203は、PC・200のOSがウィンドウズ(登録商標)である場合に、レジストリ処理部27を利用してレジストリの内容を変更することで、設定処理を行う。
アプリケーション設定処理部204は、各アプリケーションにおいて利用者が設定を行うための設定画面を起動し、擬似的にその設定画面への設定入力を再現実行することにより、設定処理を行う。ここで、設定画面に対する擬似的な設定入力の再現実行とは、利用者が設定画面に対して手動で設定する際のPC・200内の動きをエミュレートする処理である。ここで、その通信設定画面において例えばIPアドレスを入力する欄に所定のIPアドレスを入力する場合の具体例を説明する。例えば、アプリケーション設定処理部204は、通信設定アプリケーション部25を利用して通信設定画面を起動し、起動した通信設定画面に対して、所定の入力欄を選択して所定のIPアドレスを入力する場合の入力処理部24の動きを再現する。このような処理により、アプリケーション設定処理部204は、アプリケーションが提供する設定画面の任意の入力欄に対して所定の値(例えばユーザデータに応じた値)を設定できる。
設定反映処理部205は、PC・200の状態を、上述したHTTP設定処理部202、レジストリ設定処理部203、及びアプリケーション設定処理部204による新規設定や設定変更を反映した状態にする。具体的には、設定反映処理部205は、PC・200を再起動するなどにより、新規設定や設定変更などを反映した状態にする。尚、設定反映処理部205は、PC・200の再起動を行う機能を備えていても備えていなくても良い。但し、再起動を行う機能を備えていない場合には、設定反映処理部205は、PC・200のOSが有する再起動の機能を利用して、再起動を行う。
次に、図1及び図2に示したPC・200における機能設定の処理動作について説明する。図3は、図1及び図2に示したPC・200における機能設定の処理動作例を示すフロー図である。尚、図3の処理が始まる前提として、PC・200は、ハードウェア的にはルータ300を介してネットワーク400に接続可能な状態であって、ネットワーク設定が行われていない状態であるとする。また、利用者は、プロバイダとの契約は終了しており、利用者の手元にはプロバイダから送付されたCD−ROMであって、設定用プログラム101とユーザデータ102が記録されたCD−ROM・100があり、このCD−ROM・100をPC・200に挿入したとする。
まず、図3に示すように、ステップS1において、記録媒体アクセス部22は、CD−ROM・100が挿入されたことを検知する。これにより、記録媒体アクセス部22は、CD−ROM・100から設定用プログラム101を読み出しデータ格納部23に格納する。尚、記録媒体アクセス部22が、CD−ROM・100から読み出してデータ格納部23に格納するのは、設定用プログラム101の一部のプログラム(例えば起動プログラムなど)であってもよい。
次に、ステップS2において、PC・200は、CD−ROM・100から読み出した設定用プログラム101を起動する。これにより、図2に示したような機能構成がPC・200において構成される。次に、ステップS3において、図2に示した各機能ブロック201〜204が、CD−ROM・100からユーザデータ102を読み出して、ルータ300の設定処理やネットワーク設定処理を行う。
次に、ステップS4において、設定反映処理部205は、PC・200の再起動等のステップS3において設定された新規設定や設定の変更を反映する処理を行う。これにより、PC・200は、ルータ300を介してネットワーク400に接続可能な状態となる。尚、再起動などを行わなくても図2に示した機能ブロック202〜204による新規設定や設定変更が反映される場合には、設定反映処理部205は、特に再起動などの処理を行う必要はない。
次に、図3に示したステップS3における機能設定処理の詳細を、上述したHTTP設定処理部202、レジストリ設定処理部203、及びアプリケーション設定処理部204の其々について説明する。まず、HTTP設定処理部202における機能設定処理の詳細について説明する。図4−1は、HTTP設定処理部202における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。図4−1に示すように、まず、ステップS301において、HTTP設定処理部202は、ブラウザ処理部26を利用して自動設定処理を開始する。
次に、ステップS302において、ユーザデータ読込処理部201は、CD−ROM・100からユーザデータ102を読み出す。これにより、データ格納部23にユーザデータ102が格納される。具体的にはユーザデータ102は、プロバイダのネットワーク接続サービスを利用するために必要なユーザIDとパスワードの他に、プロバイダが提供する電子メールの送受信サービスを利用するために必要な電子メールアドレスとパスワードなどが含まれる。
次に、ステップS303において、HTTP設定処理部202は、読み出したユーザデータ102を基に、例えばルータ300に対して設定を行うための設定用HTTTPリクエストデータを作成する。次に、ステップS304において、HTTP設定処理部202は、ブラウザ処理部26を利用してルータ300の設定対象アプリケーションにステップS303で作成したHTTTPリクエストを発行する。次に、ステップS305において、HTTP設定処理部202は、ルータ300の設定対象アプリケーションからHTTTPリクエストに対するレスポンスを受信する。次に、ステップS306において、HTTP設定処理部202は、設定処理を終了する。
以上に示したように、HTTP設定処理部202は、ブラウザ処理部26を利用して設定用HTTPリクエストを発行することで、設定用Web画面を提供する外部の機器などに対して設定処理を行うことが可能である。本実施形態においては、PC・200は、ルータ300に対する設定処理を行ったが、この限りではなく、例えば、テレビや冷蔵庫などの家電製品がHTTPリクエストによる設定機能を有していれば、家電製品に対してPC・200が設定処理をすることが可能である。
次に、レジストリ設定処理部203における機能設定処理の詳細について説明する。図4−2は、レジストリ設定処理部203における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。図4−2に示すように、まず、ステップS311において、レジストリ設定処理部203は、レジストリ処理部27を利用して自動設定処理を開始する。次に、ステップS312において、ユーザデータ読込処理部201は、CD−ROM・100からユーザデータ102を読み出す。
次に、ステップS313において、レジストリ設定処理部203は、読み出したユーザデータ102を基に、レジストリに設定するためのデータ(以下、レジストリ設定データとする)を作成する。次に、ステップS314において、レジストリ設定処理部203は、ステップS313で作成したレジストリ設定データを引数としてレジストリ処理部27を利用してレジストリの編集を行う。
次に、ステップS315において、レジストリ設定処理部203は、設定結果を確認する処理を行う。次に、ステップS316において、レジストリ設定処理部203は、設定処理を終了する。
以上に示したように、レジストリ設定処理部203は、レジスト処理部27を利用してドライバやアプリケーションの動作に関する設定情報を記録するファイルであるレジストリの内容を変更することで、設定変更の処理を実現する。
次に、アプリケーション設定処理部204における機能設定処理の詳細について説明する。図4−3は、アプリケーション設定処理部204における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。図4−3に示すように、まず、ステップS321において、アプリケーション設定処理部204は、通信設定アプリケーション部25を利用する自動設定処理を開始する。次に、ステップS322において、ユーザデータ読込処理部201は、CD−ROM・100からユーザデータ102を読み出す。
次に、ステップS323において、アプリケーション設定処理部204は、通信設定アプリケーション部25を利用して通信設定画面を起動する。次に、ステップS324において、アプリケーション設定処理部204は、ステップ323で起動した通信設定画面に対して、読み出したユーザデータ102を基に、通信設定に必要なデータを、入力処理部24を利用して疑似入力する。
次に、ステップS325において、アプリケーション設定処理部204は、設定結果を確認する処理を行う。次に、ステップS326において、アプリケーション設定処理部204は、設定処理を終了する。
以上に示したように、アプリケーション設定処理部204は、通信設定アプリケーション部25及び入力処理部24を利用して通信設定画面に擬似的に入力処理することで、設定処理を実現する。本実施形態のアプリケーション設定処理部204は、具体的には、インターネット接続のためのDNSサーバのIPアドレス、ユーザID、パスワードの設定を行う設定画面や、電子メール利用のためのメールアカウント、パスワード、SMTPサーバのIPアドレス、及びPOPサーバのIPアドレスの設定画面などの通信設定画面を表示する通信設定アプリケーション部25を利用することで、インターネット接続の設定や電子メール利用のための設定を自動設定することができる。
以上に説明したように、本実施形態のPC・200及びCD−ROM・100を利用すれば、PC・200にCD−ROM・100を挿入する操作のみで、自動的に、PC・200におけるインターネット接続のための設定処理や電子メール利用の為の設定処理の他に、ルータ300を利用可能とするための設定処理を行うことが可能である。すなわち、利用者は、PC・200における通信(ネットワーク)設定作業を従来より簡便に行うことができる。
[第1の実施形態の変形例]
尚、上述した第1の実施形態においては、PC・200は、ルータ300を介してネットワーク400に接続したが、この限りではなく、例えば、図5に示すように、PC・200は、ルータ300を介さずにネットワーク400に接続する構成であってもよい。この場合には、設定用プログラム101を実行することで実現される機能の内、HTTP設定処理部202を省略することも可能である。
また、第1の実施形態に示した自動設定処理の方法は、上述したPC・200おけるインターネット接続のための設定に限定して適用されるものではなく、PC・200におけるプリンタを利用するための設定(プリンタドライバの設定を含む)、ソフトウェアの保守やバージョンアップのためのサポート設定、新たなソフトウェアをインストールした際の設定、グループウェアの設定などの自動設定処理に適用可能である。尚、何れの設定を行う場合でも、CD−ROM・100には、上記設定を行うための設定用プログラム101と、設定の際に入力が必要な利用者に関する情報(ユーザIDや利用者の属するグループIDなど)であるユーザデータ102が格納される必要がある。
また、上述した設定以外にも、PC・200におけるディスクトップ環境の設定についても、第1の実施形態に示した自動設定処理の方法を適用可能である。ディスクトップ環境の設定において、具体的に設定可能な項目としては、例えば作業ファイルの設定、動作ソフトの設定、お気に入りのインターネットのURLを登録するブックマークの設定、ソフトウェアのインストール時の設定、及びグループウェアの設定などである。これにより、利用者は、初めてPC・200を利用する場合であっても、CD−ROM・100を挿入することで、普段から使い慣れているディスクトップ環境を利用することができる。また、CD−ROM・100が取り出された場合には、PC・200が元のディスクトップ環境(CD−ROM・100が挿入される前の状態)に戻すように処理しても良い。また、この場合には、CD−ROM・100には、ディスクトップ環境の設定を行うための設定用プログラム101と、利用者が使い慣れた(又は、利用者が設定済みの)ディスクトップ環境を設定するために必要な情報(例えば壁紙、フォント、ウィンドウ枠などの種類を特定する情報)であるユーザデータ102が格納される必要がある。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態においては、設定用プログラム101がCD−ROM・100に格納されていたが、第2の実施形態においては、CD−ROMには設定用プログラム101を格納せずに、設定用プログラム101を外部からダウンロードしてくるための設定用プログラム取得アプリケーションが格納されている。図6は、第2の実施形態におけるPCを含む設定処理システムの概略構成を示す図である。
図6において、100aは、CD−ROMであり、設定用プログラム101を外部からダウンロードしてくるための設定用プログラム取得アプリケーション103及びユーザデータ102を格納している。500は、PCであり、図1及び図2に示したPC・200と同等のハードウェア構成及び機能構成である。600は、サーバであり、ネットワーク400を介してPC・500に設定用プログラムを提供する。
具体的には、PC・500にCD−ROM・100aが挿入されることで、記録媒体アクセス部22が設定用プログラム取得アプリケーション103を読み出す。これにより、PC・500は、設定用プログラム取得アプリケーション103を実行して、サーバ600に対して設定プログラム101のダウンロードを要求する。これにより、サーバ600は、PC・500に対して設定プログラム101のダウンロードを開始する。設定プログラム101のダウンロードを終えると、PC・500のデータ格納部23内にダウンロードされた設定用プログラム101が格納され、実行される。PC・500において設定用プログラムが実行された場合の設定処理は、図3及び図4−1〜4−3に示した設定処理と同様であり、説明を省略する。
以上に示したように、第2の実施形態におけるPC・500を含む設定処理システムにおいては、設定用プログラム101をサーバ600からダウンロードすることで、設定処理を行う。これにより、利用者は、PC・500における設定作業を従来より簡便に行うことができる。更に、例えばサーバ600において設定用プログラム101を最新バージョンに管理すれば、常に利用者に最新バージョンに対応する設定処理を提供することができる。
[第2の実施形態の変形例]
上述した第2の実施形態の変形例として、特定のアプリケーションを利用する際に、CD−ROM・100aをPC・500に挿入するだけで、その特定のアプリケーションをPC・500にインストールして環境設定まで行う形態について説明する。まず、この変形例の前提として、図6のCD−ROM・100aは、設定用プログラム取得アプリケーション103の替わりに特定のアプリケーションを指定する情報(以下、アプリ指定情報とする)を格納しているとする。また、CD−ROM・100aは、ユーザデータ102として、利用者の当該アプリケーションの設定に関する情報や、利用者個人を特定する情報を格納しているとする。また、サーバ600は、特定のアプリケーションのプログラムを提供するサーバとする。
以上の構成において、PC・500にCD−ROM・100aが挿入されると、PC・500は、CD−ROM・100aからアプリ指定情報及びユーザデータ102を読み出す。次に、PC・500は、読み出したアプリ指定情報で指定されたアプリケーションのプログラムをサーバ600からダウンロードして、インストール処理を行う。次に、PC・500は、ユーザデータ102を参照して、インストールされたアプリケーションの設定処理を行う。以上により、利用者は、利用しているPC・500に所望のアプリケーションがインストールされていない状態であっても、CD−ROM・100aを挿入するだけで、所望のアプリケーションを自身の好みの設定環境で利用することができる。
尚、上述した変形例では、図6のCD−ROM・100aは、設定用プログラム取得アプリケーション103の替わりにアプリ指定情報を格納していたが、この限りではなく、例えば、特定のアプリケーションの利用ライセンスを得ていることを証明する情報(認証情報)などを格納して、この認証情報によりサーバ600において、特定のアプリケーションの特定及び認証を行うようにしてもよい。また、CD−ROM・100aを取り出したり、アプリケーションを終了した時点で、PC・500が、特定のアプリケーションをアンインストールするようにしてもよい。また、上述した変形例では、PC・500におけるアプリケーションの利用に関して示したが、これに限定されるものではなく、ドライバ、レジストリ、デスクトップ環境、ツールバーなどを利用/設定する場合にも適用可能である。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態として、CD−ROMなどの記録媒体をPCに挿入すると、特定のサポートセンターにダイレクト接続することを特徴する実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態におけるPC及びCD−ROMの機能構成の概略を示す図である。図7において、700は、CD−ROMであり、サポートプログラム701及びユーザデータ702を格納する。800は、PCであり、ハードウェア的には、図1及び図2に示したPC・200と同等の構成であり、機能的にも制御部21、記録媒体アクセス部22、データ格納部23、及び通信処理部28が同等の機能である。また、PC・800は、マイクやUSBカメラなどのハードウェアを更に備えており、機能的にもマイクからの音声入力が可能な音声入力処理部51及びUSBカメラなどを用いて撮影したライブ映像の入力が可能な映像入力処理部52を備える。
また、900は、サポートセンターであり、ネットワーク400を介してトラブルの対応などを音声により指導する音声サポートサービスをPC・800などの利用者端末に提供している。具体的には、サポートセンター900には、ネットワーク400を介して通信可能なサポート端末が複数台設置され、このサポート端末を操作するオペレータが、音声サポートを提供する。
また、図7に示すように、本実施形態のPC・800は、第2の実施形態のPC・500と同様にルータを介さずに直接ネットワーク400に接続している。以上の構成より、PC・800は、CD−ROM・700が挿入されると、CD−ROM・700からサポートプログラム701を読み出し実行する。これにより、図7に示す機能ブロック801〜804が構成される。
PC情報取得処理部801は、サポートセンター900で必要なPC・800に関する情報(以下、PC情報とする)を取得する。具体的には、PC情報取得処理部801は、PC・800のOSの種類に関する情報、ハードウェアに関する情報、インストールされているソフトウェアに関する情報、発生しているトラブルに関する情報、及びPC・800内において設定されている設定情報などを必要に応じて取得する。
ユーザデータ読込処理部802は、CD−ROM・700からユーザデータ702を読み出して、データ格納部23に格納する。接続処理部803は、サポートセンター900との通信経路を確立するとともに、PC情報取得処理部801が取得したPC情報及びユーザデータを含むサポート要求をサポートセンター900へ送信する。
サポート画面処理部804は、サポートセンター900との接続が確立すると、表示装置にサポート画面を表示する。このサポート画面には、例えば、サポートセンター900の担当者の上半身の映像を表示する領域、音声の音量調節を行うゲージ、文字による会話(いわゆるチャット)を行う領域などが含まれている。また、このサポート画面が表示されている間、利用者はサポートセンター900の担当者と会話を行うことができる。
次に、図7に示したPC・800の動作について説明する。
図8は、図7に示したPC・800の動作を示すフロー図である。尚、図8の処理が始まる前提として、サポートセンター900からのサポートを受けるため、利用者の手元にはサポートセンター900を運営する会社から送付されたCD−ROMであって、サポートプログラム701とユーザデータ702が記録されたCD−ROM・700があり、このCD−ROM・700をPC・800に挿入したとする。
まず、図8に示すように、ステップS81において、記録媒体アクセス部22は、CD−ROM・700が挿入されたことを検知する。これにより、記録媒体アクセス部22は、CD−ROM・700からサポートプログラム701を読み出しデータ格納部23に格納する。尚、記録媒体アクセス部22が、CD−ROM・700から読み出してデータ格納部23に格納するのは、サポートプログラム701の一部のプログラム(例えば起動プログラムなど)であってもよい。
次に、ステップS82において、PC・800は、CD−ROM・700から読み出したサポートプログラム701を起動する。これにより、図7に示したような機能構成がPC・800において構成される。次に、ステップS83において、図7に示した各機能ブロック801〜804が、CD−ROM・700からユーザデータ102を読み出したり、サポートセンター900との接続を確立したり、サポート画面を表示したりする。以上の処理により、ステップS84において、PC・800は、サポートセンター900との音声通信を開始する。
ここで、図8に示したステップS83におけるサポートセンター900との接続処理の詳細について説明する。まず、PC情報取得処理部801が、PC・800に関するPC情報を取得する。次に、ユーザデータ読込処理部802が、CD−ROM・700からユーザデータ702を読み込みデータ格納部23に格納する。次に、接続処理部803が、サポートセンター900との接続を確立するとともに、PC情報及びユーザデータを含むサポート要求をサポートセンター900へ送信する。これにより、サポートセンター900においては、PC情報及びユーザデータを取得できるので、PC・800の利用者に対して迅速で適切な対応を行うことが可能である。
以上に説明したように、本実施形態におけるPC・800は、CD−ROM・700を挿入することで、自動的にサポートセンター900にアクセスすると共に、サポートセンター900におけるサポートに必要な情報(PC情報、ユーザデータなど)をサポートセンター900へ送信することができる。例えば、PC・800においてあるアプリケーションソフトの設定が分からなくなった場合に、CD−ROM・700を挿入することで、サポートセンター900からのサポートを受けることができる。すなわち、利用者は、PC・800における設定作業を従来より簡便に行うことができる。また、PC・800の利用者には、サポートセンター900の担当者の顔を見せることで、より冷静な対応を促すことができる。
尚、上述した実施形態においては、ユーザデータなどを記録する記録媒体としてCD−ROMを示したが、この限りではなく、USBインタフェースを備えたUSBフラッシュメモリ、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク装置、及びフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを搭載したメモリカードなどPC・200が読み出し可能な記録媒体であればよい。
また、上述したCD−ROMなどの記録媒体に格納するユーザデータに対して暗号化処理を施していても良い。これにより、ユーザデータを格納した記録媒体を紛失した場合に、個人情報が悪用されることを防ぐことができる。また、一般的に入力操作が困難であるとされる家電製品において、記録媒体を読み取り可能とする機能が付与されており、かつ、ユーザ情報に基づく設定操作が必要なものであれば、本発明を適用して好適である。
また、上述した実施形態において図2及び図7に示したPC・200及びPC・800内の各処理部は、各処理部の機能を実現する為のプログラムをメモリから読み出してCPU(中央演算装置)が実行することによりその機能を実現させるものである。すなわち、PC・200及びPC・800のハードウェア構成としては、CPU及びメモリを少なくとも含む構成である。ここで、メモリとは、例えばHDD(ハード ディスク ドライブ)などであり、コンピュータ読取可能な記録媒体である。
また、上述した構成に限定さるものではなく、図2及び図7に示したPC・200及びPC・800内における各処理部の全部または一部の機能を専用のハードウェアにより実現してもよい。また、上述したメモリは、HDDに限定されるものではなく、光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM以外の揮発性のメモリ、あるいはこれらの組合せによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されてもよい。
また、図2及び図7に示したPC・200及びPC・800の各機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。具体的には、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含む。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態におけるPC(情報処理装置)を含むネットワークシステムの構成の一例を示す概略図である。 図1に示したPC・200が設定用プログラム101を実行することで、実現する機能の構成例を示す図である。 図1及び図2に示したPC・200における機能設定の処理動作例を示すフロー図である。 HTTP設定処理部202における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。 レジストリ設定処理部203における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。 アプリケーション設定処理部204における機能設定処理の詳細を示すフロー図である。 第1の実施形態の変形例であるPC(情報処理装置)を含むネットワークシステムの構成を示す概略図である。 第2の実施形態におけるPCを含む設定処理システムの概略構成を示す図である。 第3の実施形態におけるPC及びCD−ROMの機能構成の概略を示す図である。 図7に示したPC・800の動作を示すフロー図である。
符号の説明
21 制御部
22 記録媒体アクセス部
23 データ格納部
24 入力処理部
25 通信設定アプリケーション部
26 ブラウザ処理部
27 レジストリ処理部
28 通信処理部
51 音声入力処理部
52 画像入力処理部
100、100a、700 CD−ROM
101 設定用プログラム
102 ユーザデータ
103 設定用プログラム取得アプリケーション
200、500、800 PC(情報処理装置)
201 ユーザデータ読込処理部
202 HTTP設定処理部
203 レジストリ設定処理部
204 アプリケーション設定処理部
205 設定反映処理部
300 ルータ
400 ネットワーク
600 サーバ
801 PC情報取得処理部
802 ユーザデータ読込処理部
803 接続処理部
804 サポート画面処理部
900 サポートセンター

Claims (7)

  1. 特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録した外部の記録媒体から前記利用者情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段が前記記録媒体から読み出した前記利用者情報を利用して、前記サービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定処理を行う設定処理手段と、を具備し
    前記記録媒体は、前記設定処理手段を実現するためのプログラムである設定用プログラムをさらに格納することで、前記設定処理手段は、前記読み出し手段が前記記録媒体から読み出した前記設定用プログラムを起動することにより実現する、又は、
    前記設定処理手段を実現するためのプログラムである設定用プログラムをネットワークを介して受信することで、前記設定処理手段は、前記受信した前記設定用プログラムを起動することにより実現し、
    前記特定のサービス、機能、又はインタフェースの一部又は全部を外部の機器が提供する場合に、前記外部の機器がHTTPプロトコルを利用して設定を行うためのWeb設定画面を提供するWeb設定画面提供手段を具備する場合に、前記設定処理手段は、前記Web設定画面提供手段を利用して前記Web設定画面に前記利用者情報の値を設定入力するHTTPリクエストを作成して、前記外部の機器に送信することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定情報を格納する設定ファイルを編集する設定ファイル編集手段を具備する場合に、前記設定処理手段は、前記設定ファイル編集手段を利用して前記設定ファイルに所定の値を設定入力する編集を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記読み出し手段が前記記録媒体から読み出した前記利用者情報を利用して、前記サー
    ビス、機能、又はインタフェースのサポートを行うためのサポート端末との通信を確立する通信確立手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 外部の記録媒体を読み出し可能な情報処理装置が実行する方法であって、
    特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用する利用者に関する情報である利用者情報を記録した外部の記録媒体から前記利用者情報を読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにて前記記録媒体から読み出した前記利用者情報を利用して、前記サービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定処理を行う設定処理ステップと、を有し
    前記記録媒体は、前記設定処理ステップを実行するためのプログラムである設定用プログラムをさらに格納することで、前記設定処理ステップは、前記読み出しステップにて、前記記録媒体から読み出した前記設定用プログラムを起動することにより実現する、又は、
    前記設定処理ステップを実行するためのプログラムである設定用プログラムをネットワークを介して受信することで、前記設定処理ステップは、前記受信した前記設定用プログラムを起動することにより実現し、
    前記特定のサービス、機能、又はインタフェースの一部又は全部を外部の機器が提供する場合に、前記外部の機器がHTTPプロトコルを利用して設定を行うためのWeb設定画面を提供するWeb設定画面提供手段を具備する場合に、前記設定処理ステップでは、前記Web設定画面提供手段を利用して前記Web設定画面に前記利用者情報の値を設定入力するHTTPリクエストを作成して、前記外部の機器に送信することを特徴とする情報処理方法。
  5. 前記特定のサービス、機能、又はインタフェースを利用可能とするための設定情報を格納する設定ファイルを編集する設定ファイル編集ステップを具備し、前記設定処理ステップでは、前記設定ファイル編集ステップを利用して前記設定ファイルに所定の値を設定入力する編集を行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記読み出しステップにて、前記記録媒体から読み出した前記利用者情報を利用して、前記サービス、機能、又はインタフェースのサポートを行うためのサポート端末との通信を確立する通信確立ステップを具備することを特徴とする請求項4に記載の情報処理方法。
  7. 請求項4乃至6に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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