JP2002290603A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JP2002290603A
JP2002290603A JP2001086762A JP2001086762A JP2002290603A JP 2002290603 A JP2002290603 A JP 2002290603A JP 2001086762 A JP2001086762 A JP 2001086762A JP 2001086762 A JP2001086762 A JP 2001086762A JP 2002290603 A JP2002290603 A JP 2002290603A
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Mahan Suzuki
麻帆 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話システムをパーソナルコンピュータ
や携帯情報端末などの外部記憶デバイスとして連携利用
できるようにする。 【解決手段】 情報処理機器1との連携利用が可能な携
帯電話機2を有する携帯電話システムにおいて、前記携
帯電話機2は、前記情報処理機器1との連携利用中に、
該情報処理機器1から見て仮想ドライブとして認識され
るものであって、且つ、その仮想ドライブに前記情報処
理機器1内の任意のデータがコピーされた場合は、前記
携帯電話機2がそのデータを取り込んで保持し、また
は、その仮想ドライブからデータが取り出される場合
は、前記携帯電話機2が保持していたデータを前記情報
処理機器1に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話システム
に関する。詳しくは、パーソナルコンピュータや携帯情
報端末などの情報処理機器との連携利用が可能な携帯電
話機を有する携帯電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機は、いわゆるiアプリ
(特定電話会社の登録商標)などのアプリケーション実
行環境を搭載した高機能機が普及してきており、単なる
通話のための道具からデータ処理機能付きの端末へと変
貌を遂げつつあるものの、一方では、パーソナルコンピ
ュータや携帯情報端末などの情報処理機器も健在であ
り、携帯電話機だけを所持すればよいという段階にはい
まだ至っていないため、ユーザの多くは、情報処理機器
と携帯電話機とを共に所有し、それらを個別に利用した
り連携利用したりしているのが実状である。
【0003】連携利用の典型例は、情報処理機器をイン
ターネットに接続する際の利用例である。すなわち、情
報処理機器と携帯電話機とを専用ケーブルなどで接続
し、情報処理機器でブラウザやメーラなどのインターネ
ットアプリケーションソフトを実行するという使い方で
ある。この場合、アプリケーションプログラムは、携帯
電話機を介してインターネットプロバイダのアクセスポ
イントを呼び出し、インターネット上のウェブサーバや
メールサーバにアクセスして、コンテンツのダウンロー
ドやメールの送受信を行ったりする。
【0004】かかる利用例において、携帯電話機は、情
報処理機器から見て、もっぱら「通信デバイス」として
動作する。また、他の連携利用についても、たとえば、
ファクシミリサービスの利用や、RAS(リモートアク
セスサービス)の利用、あるいは、商用や草の根BBS
(電子掲示板)サービスの利用などいろいろあるが、い
ずれの場合もやはり携帯電話機は、情報処理機器から見
て、「通信デバイス」として動作する点で同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の情
報処理機器と携帯電話機との連携利用にあっては、携帯
電話機は、単に「通信デバイス」としての単一的な利用
が行われているに過ぎないものであり、利用範囲が通信
に限定されてしまうという問題点があった。
【0006】ところで、パーソナルコンピュータや携帯
情報端末などの情報処理機器は、一般にオペレーティン
グシステムや各種アプリケーションプログラムなどの再
インストールが可能となっているものが多く、この再イ
ンストールの操作によってシステムを初期状態に戻し、
動作不安定などの状況に対処できるようになっている
が、かかる再インストールにおいては、各種のユーザ設
定を手作業でやり直さなければならず、面倒であった。
【0007】たとえば、インターネット関連の設定項目
だけ見ても、インターネットプロバイダのアクセスポイ
ント、DNS(ドメイン・ネーム・システム)サーバア
ドレス、DHCP(ダイナミック・ホスト・コンフィギ
ュレーション・プロトコル)クライアント設定、POP
(ポスト・オフィス・プロトコル)サーバアドレス、S
MTP(シンプル・メール・トランスファ・プロトコ
ル)サーバアドレス、メールアカウント設定・・・・など相
当量の多岐にわたる上、これ以外にも、さらに、アドレ
ス帳の情報や「お気に入り」(ブラウザのブックマー
ク)情報などのようにアプリケーションごとに設定され
るユーザ情報もある。
【0008】従来は、これらのユーザ情報を他の媒体に
コピーしたりして保存しておき、再インストール後に保
存情報を復元するという手順を踏むが、保存用の媒体が
手元にない場合は、ユーザ情報を一から入力し直すこと
を覚悟して再インストールを実行せざるを得なかった。
【0009】そこで、本発明の目的は、携帯電話システ
ムをパーソナルコンピュータや携帯情報端末などの外部
記憶デバイスとして連携利用できるようにし、たとえ
ば、ユーザ情報のバックアップ媒体として利用可能な携
帯電話システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
情報処理機器との連携利用が可能な携帯電話機を有する
携帯電話システムにおいて、前記携帯電話機は、前記情
報処理機器との連携利用中に、該情報処理機器から見て
仮想ドライブとして認識されるものであって、且つ、そ
の仮想ドライブに前記情報処理機器内の任意のデータが
コピーされた場合は、前記携帯電話機がそのデータを取
り込んで保持し、または、その仮想ドライブからデータ
が取り出される場合は、前記携帯電話機が保持していた
データを前記情報処理機器に転送するように構成したこ
とを特徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記携帯電話機は、前記情報処理機器
との連携利用中に、ネットワーク上に存在する所定のサ
ーバに接続して用いられると共に、そのサーバ内に形成
された記憶領域に前記仮想ドライブをリンクさせること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1記載の
発明において、前記仮想ドライブにコピーされるデータ
は、前記情報処理機器におけるユーザ固有のシステム設
定情報であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態におけ
るシステムの全体構成概念図である。図において、情報
処理機器1は、たとえば、携帯型の情報処理端末である
が、これに限定されない。パーソナルコンピュータであ
ってもよい。要は、携帯電話機2と連携利用可能なもの
であって、特にオペレーティングシステムなどの再イン
ストール実行時にさまざまなユーザ情報(冒頭で説明し
たインターネット設定項目など)の再設定を必要とする
ものであればよい。
【0012】情報処理機器1と携帯電話機2との間は、
所望により専用ケーブル3で接続することができる。そ
して、その接続状態のままで、情報処理機器1を操作す
ることにより、最寄りの基地局4を介して、ネットワー
ク5に接続された所定のサーバ6にアクセスすることが
できるようになっている。なお、図示の例では、情報処
理機器1と携帯電話機2との間を専用ケーブル3で接続
するようにしているが、赤外線や近距離無線通信(たと
えば、ブルーツースなど)等によるワイヤレス接続であ
ってもよい。
【0013】基地局4は、無線ゾーン(セルともいう)
ごとに設置された固定局であり、セル内に位置する移動
局(携帯電話機2)は当該セルの固定局(基地局4)と
の間で無線リンクを確立し、他の移動局との間で音声通
話やデータ転送を行ったり、または、一般公衆回線網や
ディジタル回線網その他の通信網に接続された加入電話
機もしくは通信端末(モデムなど)との間で音声通話や
データ転送を行ったりすることができる。
【0014】ネットワーク5は、上記の通信網(一般公
衆回線網やディジタル回線網その他の通信網)を模式化
したものであり、特に、今日における広域ネットワーク
のディファクトスタンダードであるインターネットプロ
トコル(IP)をサポートした網をイメージしたもので
ある。このネットワーク5は、地球規模の大きさを持っ
ており、それぞれユニークなID(IPアドレス)を持
つ端末やサーバが接続されている。図示のサーバ6は、
そのサーバの一つを示している。
【0015】このサーバ6は、後の説明からも明らかに
なるが、情報処理機器1のユーザに対して、専用の記憶
空間を提供するというサービスを実行するものである。
記憶空間とは、そのユーザによる排他的利用が可能な情
報の蓄積エリアであり、具体的には、サーバ6のハード
ディスク内にユーザごとのディレクトリを形成し、その
ディレクトリへのアクセス権限(データの書き込みや読
み出しの権限など)を当該ユーザに付与するというもの
である。以下、サーバ6が提供する上記サービスのこと
を便宜上「ディレクトリサービス」ということにする。
【0016】さて、本発明の目的は、冒頭で述べたとお
り、「携帯電話システムをパーソナルコンピュータや携
帯情報端末などの外部記憶デバイスとして連携利用でき
るようにし、たとえば、ユーザ情報のバックアップ媒体
に利用可能な携帯電話システムを提供する」ことにある
が、要するにサーバ6は、その「外部記憶デバイス」の
実体を提供するものである。
【0017】図2は、情報処理機器1と携帯電話機2の
概念的な内部ブロック図及びサーバ6との接続概念図で
ある。情報処理機器1は、情報処理機器1の全体動作を
制御するCPU1a、制御用プログラム(オペレーティ
ングシステムを含む)や各種アプリケーションプログラ
ムを格納するROM1b、ユーザ情報などの可変データ
を記憶するPROM1c、プログラムの実行エリアを提
供するRAM1d、液晶ディスプレイを有する表示部1
e、カーソルキーや各種機能キーなどを有する操作部1
f、携帯電話機2との間の信号入出力を制御するインタ
ーフェース1gなどで構成されている。
【0018】また、携帯電話機2も同様に、携帯電話機
2の全体動作を制御するCPU2a、制御用プログラム
(オペレーティングシステムを含む)や各種アプリケー
ションプログラムを格納するROM2b、ユーザ情報な
どの可変データを記憶するPROM2c、プログラムの
実行エリア(ワークメモリ)を提供するRAM2d、液
晶ディスプレイを有する表示部2e、カーソルキーや各
種機能キーなどを有する操作部2f、最寄りの基地局4
(図1参照)経由で、たとえば、サーバ6との間のデー
タ転送を実行する通信部2g、情報処理機器1との間の
信号入出力を制御するインターフェース2hなどで構成
されている。
【0019】なお、図2において、“CPU”はセント
ラル・プロセッシング・ユニットの略、“ROM”はリ
ード・オンリー・メモリの略、“PROM”はプログラ
マブル・リード・オンリー・メモリの略、“RAM”は
ランダム・アクセス・メモリの略であり、それぞれの機
能はその名前の意味するとおりであるが、その名前をも
って具体的なデバイス種別を限定するものではない。た
とえば、プログラマブル・リード・オンリー・メモリは
書き換え可能な不揮発性メモリであるが、本実施の形態
においては、不揮発性やメモリなどの事項は必須の要件
ではない。情報の書き換えが可能な記憶媒体(電気的ま
たは磁気的もしくは光学的に情報を記憶し更新できるも
の)であればよい。
【0020】図3は、サーバ6のブロック構成を示す図
である。サーバ6は、CPU6a、RAM6b、ディス
クコントローラ6c、ハードディスク装置6d、ディス
プレイコントローラ6e、ディスプレイ装置6f、キー
ボードコントローラ6g、キーボード装置6h、ポイン
ティングデバイス装置6i、通信制御装置6j、メイン
バス6k、バスインターフェース6mおよび内部バス6
nなどを有して構成されている。
【0021】サーバ6は、ハードディスク装置6dにあ
らかじめ格納されたサーバプログラムをRAM6bにロ
ードしてCPU6aで実行することにより、通信制御装
置6jを介してネットワーク5上に、前述のディレクト
リサービス(情報処理機器1のユーザに対して専用の記
憶空間を提供するサービス)を公開する。
【0022】図4は、ディレクトリサービスの利用イメ
ージ図である。ディレクトリサービスは、情報処理機器
1と携帯電話機2とを接続し、情報処理機器1で所定の
制御プログラムを実行して、携帯電話機2からサーバ6
にアクセスすることにより利用可能になる。この制御プ
ログラムは、たとえば、図5にその概略的なフローチャ
ートを示すように、携帯電話機2が接続されており(ス
テップS11)、且つ、その携帯電話機2が特定の端末
IDを持つものである場合に(ステップS12)、その
携帯電話機2を情報処理機器1の「仮想ドライブ」とし
て認識する(ステップS13)というものである。
【0023】図4(a)において、記憶空間10は、サ
ーバ6に確保された当該ユーザ専用の記憶領域(ハード
ディスク装置6dに形成された実体を伴う記憶領域)で
あり、一方、携帯電話機2内の記憶空間11は、(A)
サーバ6の記憶空間10にリンクした仮想の記憶空間で
ある。情報処理機器1は、(B)携帯電話機2の記憶空
間11を仮想ドライブとして認識し、その仮想ドライブ
(記憶空間11)を自リソースの仮想の記憶空間12に
割り付ける。これにより、ユーザは情報処理機器1の記
憶空間12をアクセスするだけで、携帯電話機2の記憶
空間11を介してサーバ6の記憶空間10を、あたかも
自リソースの如く自由に取り扱うことができるようにな
る。
【0024】たとえば、図4(b)に示すように、
(C)情報処理機器1内の任意のデータ13を記憶空間
12にコピーした場合、そのデータ13は、(D)携帯
電話機2の記憶空間11を経て、(E)サーバ6の記憶
空間10へと送られ、最終的にサーバ6のユーザ専用の
記憶領域に保存されることとなる。あるいは、図4
(c)に示すように、(F〜H)サーバ6のユーザ専用
の記憶領域に保存されていたデータ17を読み出す場合
は、ユーザは、(H)情報処理機器1の仮想の記憶空間
12から目的とするデータ17を読み出せばよい。
【0025】いずれの場合も、実際のデータの流れは、
情報処理機器1の記憶空間12、携帯電話機2の記憶空
間11及びサーバ6の記憶空間10の間で行われるが、
ユーザは、それらのデータ転送経路(D及びE、F及び
G)をまったく意識する必要がない。単に、自リソース
の記憶空間12だけを明示的にアクセスすればよい。
【0026】かかる操作は、LAN(ローカル・エリア
・ネットワーク)上のリモートドライブを自端末のロー
カルドライブとして利用することに類似する。一般にW
indows(マイクロソフト社の登録商標)シリーズ
などの汎用オペレーティングシステムを搭載したパーソ
ナルコンピュータでは、「ネットワークドライブの割
付」という機能があり、この機能を用いてLAN上のリ
モートドライブ(ネットワークドライブ)を自端末のロ
ーカルドライブとして取り扱うことができるようになっ
ている。たとえば、自端末のドライブ番号が“A:”と
“C:”である場合、ネットワークドライブを他のドラ
イブ番号(便宜的に“E:”)に割り付けることによ
り、以降、そのネットワークドライブを自端末のEドラ
イブとして取り扱うことができる。
【0027】本実施の形態のディレクトリサービスで
は、図6に情報処理機器1の画面表示例を示すように、
前記制御プログラム実行後の操作画面30に仮想ドライ
ブアイコン31を表示する。そして、この仮想ドライブ
アイコン31に対して任意のデータ32をD&D(ドラ
ッグアンドドロップ)できるようにする。仮想ドライブ
アイコン31は、前記の記憶空間12を表すものであ
り、D&Dされたデータ32は、最終的に、サーバ6に
形成されたユーザ専用の記憶領域(記憶空間10)に転
送され、保存される。
【0028】以上のとおり、本実施の形態によれば、情
報処理機器1に接続された携帯電話機2をその情報処理
機器1の仮想ドライブとして認識することができ、情報
処理機器1から仮想ドライブにコピーされたデータを、
ネットワーク5のサーバ6に転送して保存することがで
きるとともに、そのデータをサーバ6から読み出して情
報処理機器1に復元することができる。したがって、携
帯電話機2を単に「通信デバイス」として利用するのみ
ならず、「記憶デバイス」としても積極利用することが
できるようになり、たとえば、後でも説明するように、
情報処理機器1のデータバックアップ等のサービスを、
携帯電話システムを用いて実現することができる。
【0029】なお、以上の説明では、情報処理機器1の
仮想ドライブの実体的記憶空間(記憶空間10)をサー
バ6に確保しているが、この態様に限定されない。たと
えば、図7に示すように、携帯電話機2に仮想ドライブ
の実体的記憶空間を確保するようにしてもよい。
【0030】図7(a)において、記憶空間41は、携
帯電話機2に確保されたユーザ専用の記憶領域(たとえ
ば、PROM2cあるいはその他の書き換え可能な記憶
装置に形成された実体を伴う記憶領域)であり、この記
憶空間41は、情報処理機器1の仮想ドライブの実体的
記憶空間である。
【0031】情報処理機器1は、携帯電話機2の記憶空
間41を仮想ドライブとして認識し、(J)その仮想ド
ライブ(記憶空間41)を自リソースの仮想の記憶空間
42に割り付ける。これにより、ユーザは情報処理機器
1の記憶空間42をアクセスするだけで、携帯電話機2
の記憶空間41を、あたかも自リソースの如く自由に取
り扱うことができるようになる。
【0032】たとえば、図7(b)に示すように、
(K)情報処理機器1内の任意のデータ43を記憶空間
42にコピーした場合、そのデータ43は、(L)携帯
電話機2の記憶空間41へと送られ、保存されることと
なる。あるいは、図7(c)に示すように、(M)携帯
電話機2の記憶空間41に保存されていたデータ46を
読み出す場合は、(N)情報処理機器1の仮想の記憶空
間42から目的とするデータ46を読み出し、元のデー
タ46として復元すればよい。
【0033】いずれの場合も、実際のデータの流れは、
情報処理機器1の記憶空間42及び携帯電話機2の記憶
空間41の間で行われるが、ユーザは、それらのデータ
転送経路(L、M)をまったく意識する必要がない。単
に、自リソースの記憶空間42だけを明示的にアクセス
すればよい。
【0034】なお、このようにして、携帯電話機2に仮
想ドライブの実体(記憶空間41)を確保した場合は、
サーバ6を必要としない点で好ましい反面、携帯電話機
2に相当のメモリ容量を求められるから、図7のような
変形構成は、実際上は少量のデータ保存用途としてのみ
限定的に利用されるべきである。
【0035】図8は、本実施の形態の具体的な利用例を
示す図であり、情報処理機器1のデータバックアップや
復元の操作を、携帯電話機2の主導で実行しようとする
ものである。図8(a)において、五つの画面50a〜
50eは前記ディレクトリサービスを実行中の携帯電話
機2の画面表示例である。左端の画面50aはバックア
ップ選択用のメニュー画面であり、このメニュー画面に
は「設定バックアップ」、「自動実行バックアップ」、
「デスクトップ設定バックアップ」などのバックアップ
選択項目が表示されている。
【0036】たとえば、1行目の「設定バックアップ」
を選択すると、「ネットワーク設定」、「プリンタ設
定」、「ディレクトリ設定」などのサブメニュー画面5
0bが表示されるようになっており、さらに、たとえ
ば、「ネットワーク設定」を選択すると、オペレーティ
ングシステム(OS)の種類を選択するネットワーク設
定画面50cが表示されるようになっている。そして、
それらの設定項目でOKすると、バックアップ実行中の
コメント画面50dを表示した後、バックアップ完了の
コメント画面50eを表示する。バックアップ先は仮想
ドライブである。すなわち、前出の図4における記憶空
間10または図7における記憶空間41がバックアップ
先である。
【0037】したがって、たとえば、情報処理機器1を
再インストールなどする際に、このようなバックアップ
を行っておくことにより、その再インストールの完了後
に、図8(b)に示すような復元処理、たとえば、携帯
電話機2の復元メニュー画面51aで「すべて」を選択
し、復元実行中のコメント画面51bの表示を経て、復
元完了画面51cを表示させることにより、仮想ドライ
ブにバックアップしておいたデータを、再インストール
後の情報処理機器1に復元することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、情報処理
機器から見て携帯電話機が仮想ドライブとして認識され
る。したがって、その仮想ドライブにデータをコピーし
たり、仮想ドライブからデータを取り出したりできるよ
うになり、携帯電話機を単に通信デバイスとしてだけで
なく、記憶デバイスとしても利用できるようになる。請
求項2記載の発明によれば、仮想ドライブの実体をネッ
トワーク上のサーバに置くことができる。したがって、
携帯電話機を介して大きなサイズのデータの保存等を行
うことができる。請求項3記載の発明によれば、仮想ド
ライブに情報処理機器のユーザ固有情報、たとえば、イ
ンターネットの設定情報などを保存することができ、仮
想ドライブを情報処理機器のバックアップ媒体として利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるシステムの全体構成概念図
である。
【図2】情報処理機器1と携帯電話機2の概念的な内部
ブロック図及びサーバ6との接続概念図である。
【図3】サーバ6のブロック構成を示す図である。
【図4】ディレクトリサービスの利用イメージ図であ
る。
【図5】ディレクトリサービスを利用するための制御プ
ログラムの概略的なフローチャートである。
【図6】情報処理機器1の画面表示例を示す図である。
【図7】携帯電話機2に仮想ドライブの実体的記憶空間
を確保した場合のディレクトリサービスの利用イメージ
図である。
【図8】本実施の形態の具体的な利用例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 情報処理機器 2 携帯電話機 5 ネットワーク 6 サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04M 1/00 U H04M 1/00 H04B 7/26 109M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理機器との連携利用が可能な携帯
    電話機を有する携帯電話システムにおいて、 前記携帯電話機は、前記情報処理機器との連携利用中
    に、該情報処理機器から見て仮想ドライブとして認識さ
    れるものであって、 且つ、その仮想ドライブに前記情報処理機器内の任意の
    データがコピーされた場合は、前記携帯電話機がそのデ
    ータを取り込んで保持し、または、その仮想ドライブか
    らデータが取り出される場合は、前記携帯電話機が保持
    していたデータを前記情報処理機器に転送するように構
    成したことを特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話機は、前記情報処理機器と
    の連携利用中に、ネットワーク上に存在する所定のサー
    バに接続して用いられると共に、そのサーバ内に形成さ
    れた記憶領域に前記仮想ドライブをリンクさせることを
    特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 前記仮想ドライブにコピーされるデータ
    は、前記情報処理機器におけるユーザ固有のシステム設
    定情報であることを特徴とする請求項1記載の携帯電話
    システム。
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