JP5608484B2 - ストレージデバイス及びネットワーク接続の設定方法 - Google Patents

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本発明は、通信ネットワーク接続の設定を行う技術に関する。
ネットワークインフラの普及拡大と、インターネットサービスの高度化に伴い、外出先(出張先)においてもメール確認等が必要となる場面が多くなっている。特に、ビジネスホテルなどを選択する際、客室からインターネット接続ができることは重要なポイントである。各宿泊施設においては、客室にネットワーク配線を敷設したり(有線LAN)、各フロアに無線LAN用アクセスポイントを設置することで、インターネットを利用するためのサービスを提供している。
特許文献1には、インターネット設定プログラム及びネットワーク設定記憶媒体が記載されている。この技術は、ユーザにおいて難しいパソコンの知識を要さずに、簡易にインターネット接続、メール接続などのネットワーク設定をすることを可能にすることを目的とする。特許文献2及び特許文献3については後述する。
特開2008−234438号公報 特開2004−54896号公報 特開2008−210220号公報
ビジネスホテル等で通信ネットワーク環境を提供するサービスを行っている場合、コンピュータの知識に乏しい利用者への対応(サポート)業務のために、通常のフロント業務以外の負担がかかっている。また、メーカーやサポート専門の業者に対応を委託する場合、無料で提供するサービスのためにコストがかかるという現象が発生してしまう。
コンピュータの知識に乏しい利用者であっても簡単にネットワーク接続の設定を行うことを可能とする技術が望まれる。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
USB接続され不揮発性メモリを備えるデバイスは、ホスト機器からUSBフラッシュメモリとして認識される記憶領域(30)以外に、CD−ROMとして認識される記憶領域(40)と、ホスト機器から見えない秘匿領域(50)とを有する。ホストに接続されると、CD−ROM領域のプログラムがオートランし、ホストの通信接続設定をバックアップして、本デバイスが予め記憶する通信接続の設定に変更する。本デバイスを引き抜くなどの所定の操作を行うと、ホストはバックアップされた元の設定に戻る。秘匿領域に予め格納されたデータをCD−ROM領域のプログラムで参照することにより、不正コピー品でないことがチェックされる。
より詳しくは、本発明の一側面において、ストレージデバイス(17)は、ホスト機器(11)と情報通信可能に接続される入出力部と、不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部(25)と、ホスト機器(11)から記憶部(25)に対する情報の入出力を制御する制御部とを備える。制御部は、記憶部(25)に設定された第1記憶領域(40)に対してホスト機器(11)による情報の読み出しのみを可能とする。第1記憶領域(40)にはネットワーク設定補助プログラム(42)と、ホスト機器(11)が予め決められた通信ネットワークに接続するために用いる変更後設定情報とが格納される。ネットワーク設定補助プログラム(42)は、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行される自動復元部(62)と自動設定部(61)とを含む。自動復元部(62)は、ホスト機器(11)が通信ネットワークに接続するために格納している変更前設定情報をホスト機器(11)からアクセス可能な所定のバックアップ領域に保存する。自動設定部(61)は、ホスト機器(11)の変更前設定情報を変更後設定情報に変更する。ネットワーク設定補助プログラム(42)は更に、ホスト機器(11)に対する所定の操作に応答して変更後設定情報をバックアップ領域に保存された変更前設定情報に戻す復元処理を実行する復元部(62)を含む。
このようなストレージデバイスによれば、例えばユーザが職場で使用しているコンピュータを出張先のビジネスホテルに持っていった場合に、ホテルから提供されたストレージデバイスをコンピュータ(ホスト)に接続することで、職場でのネットワーク接続の設定をホテルのネットワーク接続の設定に変更することが容易にできる。復元部の動作により、出張が終わって職場の設定に復元することも容易である。
本発明の他の側面において、制御部は記憶部(25)に対する情報の入出力を第1記憶領域(40)と記憶部(25)に設定された第2記憶領域(50)とに区分して制御する。制御部は、ホスト機器(11)による第2記憶領域(50)に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止する。ストレージデバイス(17)は更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域(29)を備える。第1記憶領域(40)には更に、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納される。認証プログラムは、第2記憶領域(50)に予め格納された秘匿アクセスコード情報をアクセスコード記憶領域(29)のアクセスコード情報と照合することによってストレージデバイス(17)の認証を行う認証部(44)とを備える。ネットワーク設定補助プログラム(42)は、認証が成功したことを条件として実行される。
このようなストレージデバイスは、PCによってデータ内容をコピーして他のストレージデバイスに複製した場合、第2記憶領域の情報が複製されない。そのため認証が成功せず、複製品を使用することができなくなる。その結果、ストレージデバイスのベンダー側の者の手を経ていない不正コピー品を防ぐことができる。
本発明の更に他の側面において、制御部は、ホスト機器(11)から記憶部(25)に対する情報の入出力を第1記憶領域(40)と第3記憶領域(30)とに区分して制御する。制御部は、ホスト機器(11)による第3記憶領域(30)に対する情報の読み出し及び書き込みを可能とする。ストレージデバイス(17)は、第3記憶領域(30)をUSB(Universal Serial Bus)メモリとしてホスト機器(11)に認識させる。アクセスコード情報は、第1記憶領域と第2記憶領域との少なくとも一方へのアクセスを許可するためのアクセスコードである。
このようなストレージデバイスは、メーカーが出荷するときに、USBメモリの製品の記憶領域へのアクセスを許可するためのアクセスコードを付与する。そのアクセスコードを第2記憶領域(秘匿領域)の秘匿アクセスコード情報(アクセスコード)と照合することにより、不正チェックを行うことができる。
本発明の更に他の側面において、第1記憶領域(40)には、ユーザIDを用いた認証によって閲覧できるウェブページのアドレスが格納される。第2記憶領域(50)には、ストレージデバイス(17)を個別に特定するユーザIDが格納される。ネットワーク設定補助プログラム(42)は、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行され、ホスト機器(11)によって実行され、アドレスに示されるウェブページにアクセスしてユーザIDを自動的に入力するウェブページ閲覧部を更に含む。
このようなストレージデバイスにより、例えば予めホテル等の会員登録をしているユーザに対して、ネットワーク設定を行うと共に専用ウェブページへのアクセス許可を与えることができる。
本発明の更に他の側面において、ネットワーク設定補助プログラム(42)は更に、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行され、ホスト機器(11)の動作環境として動作しているOS(12)の種類を示すOS情報を取得するOS自動認識部(64)を備える。自動設定部(61)は、ホスト機器(11)の変更前設定情報を、OS情報に応じた変更後設定情報に変更する。
このようなストレージデバイスにより、ユーザが使用している端末装置のOSの種類を設定する手間を省略することができる。
本発明の更に他の側面において、第1記憶領域(40)には、ホスト機器(11)と通信ネットワークとの接続が有線であるか無線であるかを示す有線/無線情報が予め登録される。第1記憶領域(40)には更に、ホスト機器(11)と通信ネットワークとの接続が有線である場合の変更後設定情報である有線変更後設定情報と、無線である場合の変更後設定情報である無線変更後設定情報とが格納される。自動設定部(61)は、ホスト機器(11)の変更前設定情報を、有線/無線情報に応じた有線変更後設定情報と無線変更後設定情報とのいずれか一方に変更する。
このようなストレージデバイスにより、サービス提供場所の通信環境が有線の場合と無線の場合とに対応することが容易となる。
本発明の更に他の側面において、復元部(62)は、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されたときに、ホスト機器(11)のGUI(Graphical User Interface)のデスクトップ上に復元用アイコンを表示する。復元処理は、ホスト機器(11)の入力装置により復元用アイコンが押下されたときに実行される。
ユーザは、例えば出張先で本デバイスを使用して返却し、帰社してからでも、復元用アイコンを押下することによって簡単に設定を元に戻すことができる。
本発明の更に他の側面において、復元部(62)は、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)から取り外されたときに、自動的に復元処理を実行する。
ホストにストレージデバイスを取り付けたときにサービス提供場所の設定となり、取り外したときに元の設定に戻るため、操作が直感的に分かりやすい。
本発明の一側面におけるネットワーク接続の設定方法は、ホスト機器(11)と情報通信可能に接続される入出力部と、不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部(25)と、ホスト機器(11)から記憶部(25)に対する情報の入出力を制御する制御部とを具備するストレージデバイス(17)を用いたホスト機器(11)のネットワーク接続の設定方法である。制御部は、記憶部(25)に設定された第1記憶領域(40)に対してホスト機器(11)による情報の読み出しのみを可能とする。第1記憶領域(40)にはネットワーク設定補助プログラム(42)と、ホスト機器(11)が予め決められた通信ネットワークに接続するために用いる変更後設定情報とが格納される。設定方法は、ホスト機器(11)が通信ネットワークに接続するために格納している変更前設定情報をホスト機器(11)からアクセス可能な所定のバックアップ領域に保存する工程と、ホスト機器(11)の変更前設定情報を変更後設定情報に変更する工程と、ホスト機器(11)に対する所定の操作に応答して変更後設定情報をバックアップ領域に保存された変更前設定情報に戻す復元処理を実行する工程とを有する。
本発明の一側面におけるストレージデバイス(17)は、ホスト機器(11)と情報通信可能に接続される入出力部と、不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部(25)と、ホスト機器(11)から記憶部(25)に対する情報の入出力を制御する制御部とを備える。制御部は、記憶部(25)に設定された第1記憶領域(40)に対してホスト機器(11)による情報の読み出しのみを可能とする。第1記憶領域(40)にはネットワーク設定補助プログラム(42)と、ホスト機器(11)が予め決められた通信ネットワークに接続するために用いる変更後設定情報とが格納される。ネットワーク設定補助プログラム(42)は、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行される自動設定部(61)を含む。自動設定部(61)は、ホスト機器(11)が通信ネットワークに接続するための情報として変更後設定情報を設定する。制御部は記憶部(25)に対する情報の入出力を第1記憶領域(40)と記憶部(25)に設定された第2記憶領域(50)とに区分して制御する。制御部は、ホスト機器(11)による第2記憶領域(50)に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止する。ストレージデバイス(17)は更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域を備える。第1記憶領域(40)には更に、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納される。認証プログラムは、第2記憶領域(50)に予め格納された秘匿アクセスコード情報をアクセスコード記憶領域のアクセスコード情報と照合することによってストレージデバイス(17)の認証を行う認証部(44)とを備える。ネットワーク設定補助プログラム(42)は、認証が成功したことを条件として実行される。
このようなストレージデバイスでは、第2記憶領域(50)に予め格納されたアクセスコード(秘匿アクセスコード情報)を予めハードウェアメーカーによりUSBメモリの所定の記憶領域に埋め込まれたアクセスコードと照合することによって、ストレージデバイスの認証が行われる。このようなストレージデバイスによれば、例えば新たに通信回線を契約した場合などに、コンピュータに詳しくない者でも容易にPC等を通信ネットワークに接続することができる。更に認証により、不正コピーを防止することができる。
本発明の一側面におけるネットワーク接続の設定方法は、ホスト機器(11)と情報通信可能に接続される入出力部と、不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部(25)と、ホスト機器(11)から記憶部(25)に対する情報の入出力を制御する制御部とを備えるストレージデバイス(17)を用いたホスト機器(11)のネットワーク接続の設定方法である。制御部は、記憶部(25)に設定された第1記憶領域(40)に対してホスト機器(11)による情報の読み出しのみを可能とする。第1記憶領域(40)にはネットワーク設定補助プログラム(42)と、ホスト機器(11)が予め決められた通信ネットワークに接続するために用いる変更後設定情報とが格納される。制御部は記憶部(25)に対する情報の入出力を第1記憶領域(40)と記憶部(25)に設定された第2記憶領域(50)とに区分して制御する。制御部は、ホスト機器(11)による第2記憶領域(50)に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止する。ストレージデバイス(17)は更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域を備える。第1記憶領域(40)には更に、ストレージデバイス(17)がホスト機器(11)と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納される。設定方法は更に、第2記憶領域(50)に予め格納された秘匿アクセスコード情報をアクセスコード記憶領域のアクセスコード情報と照合することによってストレージデバイス(17)の認証を行う工程と、認証が成功したことを条件として、ホスト機器(11)が通信ネットワークに接続するための情報として変更後設定情報を設定する工程とを備える。
本発明により、コンピュータの知識に乏しい利用者であっても簡単にネットワーク接続の設定を行うことを可能とする技術が提供される。
図1は、ホスト機器とストレージデバイスの構成を示す。 図2は、ストレージデバイスの構成を示す。 図3は、ネットワーク設定補助プログラムの構成を示す。 図4は、ネットワーク接続の設定手順を示す。 図5は、ネットワーク接続の設定を復元する手順を示す。 図6は、ネットワーク接続の設定を復元する手順を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、発明を実施するために、UDRW(株式会社ハギワラシスコムの登録商標)をストレージデバイスとして用いることができる。本実施形態におけるストレージデバイスは、例えばビジネスホテルが用意し、ネットワーク接続サービスを希望する宿泊客に対して貸し出される。
UDRWデバイスは、USB(Universal Serial Bus)によってホスト機器と接続されるストレージデバイスである。このストレージデバイスはフラッシュメモリによってデータを保存する。UDRWデバイスのフラッシュメモリは、記憶領域としてリムーバブル領域とCD−ROM領域とを備える。これらの領域は、ホスト機器から見ると、USBメモリとCD−ROMとの2ドライブとして認識される。
UDRWデバイスのフラッシュメモリは更に、ホスト機器のOSから見えない記憶領域(秘匿領域)を保有している。ホスト機器から秘匿領域に対してデータのリード及びライトを行うためには、メーカーが提供する専用プログラムを用いる必要がある。秘匿領域にプロテクトキーやパスワードなどの情報を格納することにより、機密性を確保することができる。
図1は、特許文献2に記載のUSBストレージデバイスの構成を示す。本実施形態におけるストレージデバイスも、このような構成によって実現することができる。USBストレージデバイス17は、USBバス16を介して、ホスト11に接続される。ホスト11は、PC(パーソナルコンピュータ)等のホスト機器である。
ホスト11は、ソフトウェアとして、オペレーションシステム12、ディスクドライブドライバ13及びUSBマスストレージクラスドライバ14を備え、ハードウェアとしてUSBホストコントローラ15を少なくとも備える。
オペレーションシステム12は、ホスト11の動作環境を提供するソフトウェアであり、例えばWindows(登録商標)やMac OS X(登録商標)等である。ディスクドライブドライバ13は、オペレーションシステム12から受け取った記憶装置へのアクセス指令等をSCSIコマンド変換してUSBマスストレージクラスドライバ14に渡すとともに、USBマスストレージクラスドライバ14から指令等を受け取りオペレーションシステム12に渡す。USBマスストレージクラスドライバ14は、USBホストコントローラ15を制御する。USBホストコントローラ15は、図示しないUSBコネクタを備え、他の装置のUSBコネクタとケーブルによって接続されることによって、USB規格に基づいた通信を行うことができる。
USBストレージデバイス17は、USBインターフェース19とコントローラ21とLED23とフラッシュメモリ25とを備える。USBインターフェース19はホスト11と情報通信可能に接続される入出力部であり、USBバス16を介してホスト11と通信を行う機能を担う。USBインターフェース19は、パケット送受信部19aとシリアルパラレル変換部19bとパケット生成分解部19cとUSBバスパワー制御部19dとを備える。パケット送受信部19aは、図示しないUSBコネクタと接続され、USB規格に基づいたパケットをホスト11と送受信する。シリアルパラレル変換部19bは、シリアルデータとパラレルデータとを相互に変換する。パケット生成分解部19cは、ホスト11と通信を行うためのパケットの生成及びパケットを分解してデータの取り出しを行う。USBバスパワー制御部19dは、ホスト11から供給される電力の管理及びUSBストレージデバイス17の各部位への電力の配分を行う。
コントローラ21は、メモリ制御部21aとUSBインターフェース制御部21bとメモリ情報記憶部21cとLED制御部21dとを備える。メモリ制御部21aは、フラッシュメモリ25に対してデータの読み出し、書き込み及び削除を実行する。USBインターフェース制御部21bは、前述したUSBインターフェース19の各部を制御する。メモリ情報記憶部21cは、フラッシュメモリ25の領域に関する情報を記憶する。
LED23は、フラッシュメモリ25に対して情報の読み出し、書き込み及び削除が実行されている際に点灯する発光体であり、LED制御部21dによって制御される。
フラッシュメモリ25は、記憶保持動作が不要な不揮発性の半導体メモリである。記憶したデータは、メモリ制御部21aによって読み出すことが可能である。また、メモリ制御部21aによって書き込み及び削除をすることもできる。フラッシュメモリ25に替えて他の不揮発性メモリを用いても、本実施形態におけるストレージデバイスと同様の動作を実現することができる。
図2は、フラッシュメモリ25の記憶領域を示す。メモリ制御部21aは、メモリ情報記憶部21cに格納された情報に基づいて、フラッシュメモリ25を図2に示す第1、第2及び第3の記憶領域であるCD−ROM領域40、秘匿領域50及びリムーバブル領域30に区分して制御する。これらは物理的な実体としては、同種の構造を有するメモリセルによって形成することができる。このようにホスト側からの操作性の異なる3つの記憶領域を有するデバイスは、例えば特許文献3に記載されている。
フラッシュメモリ25は、ヘッダ29、リムーバブル領域30、CD−ROM領域40及び秘匿領域50を有する。ヘッダ29はアクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域であり、出荷前に予めベンダーID、プロダクトID、シリアル番号などが格納される。これらはホスト11から書き換えできないデータである。ベンダーIDは、USBストレージデバイス17のメーカーに対して割り当てられ、メーカーを個別に特定する識別子である。プロダクトIDは、USBストレージデバイス17の製品の種類を特定するために割り当てられる識別子である。シリアル番号は、個々のUSBストレージデバイス17を個別に特定するために割り当てられる通し番号である。
リムーバブル領域30は、ホスト11側の操作によって、フラッシュメモリにデータを記憶する一般的なUSBメモリと同様に使用できる記憶領域である。メモリ制御部21aがフラッシュメモリ25の記憶領域をリムーバブル領域30として制御することにより、ホスト11によって情報の読み出し及び書き込みが可能となる。リムーバブル領域30には、予め付加情報31が格納される。付加情報31としては例えば、本ストレージデバイスの操作説明書(HTML文書)や、操作説明用ビデオコンテンツが格納される。
CD−ROM領域40には、ネットワーク設定補助プログラム42と、不正コピーチェックプログラム44が格納される。CD−ROM領域40はISO9660フォーマットにより構成される。ホスト11からは、CD−ROM領域40はCD−ROMとして認識され、ディスクドライブドライバ13によって制御される。メモリ制御部21aがフラッシュメモリ25の記憶領域をCD−ROM領域40として制御することにより、ホスト11によって情報の読み出しのみが可能となる。USBストレージデバイス17のメーカーが提供する専用のアプリケーションを使用しない限り、ホスト11から通常の方法によってCD−ROM領域のデータを書き換えることはできない。
メモリ制御部21aは、リムーバブル領域30とCD−ROM領域40を、それぞれに固有のSCSI論理ユニット番号(LUN:Logical Unit Number)によって区別して制御する。メモリ情報記憶部21cには、その制御のために各領域の論理ユニット番号、先頭アドレス、容量、ホスト11からの書き込みの許可/不許可などの情報が格納される。
ネットワーク設定補助プログラム42は、ホスト11のネットワーク接続の設定を行うためのソフトウェアであり、例えばホスト11がWindowsをOSとして動作する場合には、Windows共通ライブラリを用いて動作する。不正コピーチェックプログラム44は、USBストレージデバイス17が本実施形態に係るストレージデバイスを提供するメーカーの正当品であるか否かをチェックして認証を行う認証プログラムであり、メーカーが提供する専用のライブラリ45を用いて動作する。CD−ROM領域40には更に、ビジネスホテル等が提供する予め決められた通信ネットワークにホスト11を接続するための変更後設定情報が格納される。
秘匿領域50にはプロテクトキー、パスワードなどのID情報51が格納される。秘匿領域50は、USBストレージデバイス17のメーカーが提供する専用のソフトウェアによってのみ情報の読み書きが可能な記憶領域である。メモリ制御部21aは、ホスト11から秘匿領域50が認識できず、情報の読み出し及び書き込みが禁止されるように制御する。従って一般のユーザは、ホスト11から秘匿領域50の情報にアクセスすることは出来ない。CD−ROM領域40の不正コピーチェックプログラム44は、メーカー提供ライブラリ45を利用することによって秘匿領域50の情報を読むことができる。
図3は、ネットワーク設定補助プログラム42の構成を示す。ネットワーク設定補助プログラム42は、自動設定部61、自動復元部62、OS自動認識部63、有線/無線設定部64、及び付加情報部65を含む。以下では説明の便宜上、これらの各部がUSBインターフェース19を介してホスト11によって読み取られて実行される動作は、これらの各部自身の動作として記載することがある。
図4は、USBストレージデバイス17の動作を示す。USBストレージデバイス17のベンダーは、ビジネスホテル等のサービス提供者に対して、その通信設定(通信ネットワークに接続するためにホスト11に設定することが必要な情報)を予めCD−ROM領域40に保存して、サービス提供者に貸与する。
ユーザは、PC等のホスト11にログオンした状態で、そのUSBポートにUSBストレージデバイス17を接続する。OS12のオートラン機能により、CD−ROM領域40に格納されている不正コピーチェックプログラム44の実行が自動的に開始される(ステップS1)。不正コピーチェックプログラム44は、秘匿領域51のID情報51にアクセスして、USBストレージデバイスが不正コピー品ではなく正規品であることを認証する。
その認証は、例えば以下のように行われる。ID情報51とヘッダ29に格納されたプロダクトIDとが一致する場合に、USBストレージデバイス17の使用が可能となる(ステップS2YES)。不一致である場合には、USBストレージデバイス17の使用が許可されない(ステップS2NO)。すなわち以降のネットワーク設定補助プログラム42の動作は、不正コピーチェックプログラム44による認証が成功したことを条件として実行される。
認証が成功すると、ホスト11の表示画面に利用許諾画面が表示される(ステップS3)。ユーザが利用許諾を見て、承諾しないことを意思表示する入力操作を行うと、USBストレージデバイス17の使用が許可されない(ステップS4NO)。承諾することを意思表示する入力操作を行うと、USBストレージデバイス17の使用が可能となる(ステップS4YES)。
ホスト11は、有線/無線設定部64に記述された手順に従って、ホスト11の通信ネットワーク環境が有線であるか無線であるかを認識する(ステップS5、S6)。有線である場合、変更前設定、すなわちUSBストレージデバイス17を接続する前の段階でのホスト11の通信設定を後で復元するために保存することを示す表示が、ホスト11の表示画面に表示される(ステップS7)。自動復元部62は、ホスト11からアクセス可能な所定のバックアップ領域、例えばホスト11に接続されたハードディスク内にバックアップ用のファイルを生成して、その変更前設定を保存する(ステップS8)。ホスト11の通信設定が無線である場合は、無線の設定情報に対応した同様の処理がなされる(ステップS9、S10)。
ステップS6での動作に替えて、次のような実施形態を採用することもできる。USBストレージデバイス17のベンダーは、予めCD−ROM領域40又は、リムーバブル領域30に、通信環境が有線の場合と無線の場合の変更後設定情報を書き込んでおく。更に、いずれの変更後設定情報が有効であるかを示す有線/無線フラグもCD−ROM領域40に保存する。その有線/無線フラグは、ベンダーがビジネスホテル等のサービス提供者にUSBストレージデバイス17を供給するときに、そのサービス提供者が有する通信環境に応じて設定される。このような動作を行うネットワーク設定補助プログラム42により、通信環境が有線か無線かを判別する処理を必要とせず、簡易な処理で有線と無線のいずれの通信環境にも対応できる。
更に、ホスト11の動作環境として動作しているOS12の種類も自動的に判別できることが望ましい。この場合、複数種類のOSのそれぞれに対応した変更後設定情報がCD−ROM領域40に予め保存される。OS自動認識部63は、USBストレージデバイス17がホスト11に接続されると、ホスト11から自動的にそのOS12の種類を示すOS情報を取得する。自動設定部61は、そのOS情報に応じた変更後設定情報をCD−ROM領域40又はリムーバブル領域30から読み出して、ホスト11の通信設定の変更に用いる。このような動作により、ユーザがOS12の種類を入力する手順を省略することができる。
自動設定部61は、ホスト11の通信設定を変更することをホスト11の表示画面に表示する(ステップS11)。自動設定部61は、ホスト11の通信設定を、予めCD−ROM領域40又は、リムーバブル領域30に格納された変更後設定情報に変更する(ステップS12)。設定変更は、OS12のメーカーが公開している方法によって実行する。ユーザは、ビジネスホテル等USBストレージデバイス17を貸与された場所において通信接続サービスを利用することができるようになる。
自動復元部62は、ホスト11の通信設定を元の設定、すなわちUSBストレージデバイス17を接続する以前の設定に戻すためのアイコンなどの復元用コマンドをホスト11の表示画面に表示する(ステップS13)。ユーザがそのコマンドを使用(アイコンを押下)すると、ホスト11の変更後設定情報が、バックアップ領域に退避していた変更前設定情報によって上書きされる(ステップS14)。その結果、ユーザは自社・自宅などの元の環境においてホスト11を通信接続して使用することができる。
図5を参照して、自動復元部62の動作をより詳細に示す。この図は、変更前設定情報のバックアップ(図4のS7又はS9)以降の動作を示す。自動復元部62は、ホスト11の通信設定を読み取り、それを変更前設定としてバックアップ領域に書き込む(ステップS21)。CD−ROM領域40又は、リムーバブル領域30に予め格納された変更後設定情報が、ホスト11の通信設定に上書きされる(ステップS22)。
以上の動作によってホスト11の通信設定が自動的に変更されると共に、自動復元部62は、ホスト11の通信設定を元に戻すために、ホスト11のGUI(Graphical User Interface)のデスクトップ上に復元用アイコンを作成してホスト11の表示画面に表示し、復元用アイコンを押下する動作を待機する(ステップS23)。アイコンが押下されない場合は、待機が続けられる(ステップS24NO)。復元用アイコンが押下された場合は、ホスト11の通信設定が元に戻され、ネットワーク設定補助プログラム42の動作が終了する(ステップS24YES)。
このような動作によれば、ホスト11の通信設定の変更時に、変更前設定情報がホスト11からアクセス可能なバックアップ領域に保存される。更に、ホスト11の設定を復元するための自動復元部62のプログラムがCD−ROM領域40からホスト11側の記憶装置にコピーされる。それと共に、ホスト11の表示画面上に、設定を復元するためのアイコンが表示される。その結果ユーザは、USBストレージデバイス17をホスト11から取り外した後や、自社や自宅に戻った後であっても、容易に元の通信設定を復元することができる。またビジネスホテル側としては、USBストレージデバイス17をユーザに貸与したとき、通信設定の変更が完了した時点で返却を受け、それを他のユーザに貸与することができる。
図6は、他の実施形態における自動復元部62の動作を示す。この実施形態においても、ホスト11の通信設定の変更時に、自動復元部62のプログラムがCD−ROM領域40からホスト11側の記憶装置にコピーされる。OS12はUSBストレージデバイス17の接続状態を監視する機能を有するものとする。USBストレージデバイス17が取り外されたことをOS12が検出すると、そのイベントをトリガーとしてホスト11の自動復元部62が動作を開始して、ホスト11の通信設定を変更前設定に復元する(ステップS31)。更に、通信設定が復元されたことを示すフラグ設定がなされる(ステップS32)。
このような動作によれば、ホスト11は、USBストレージデバイス17を接続している間はCD−ROM領域40または、リムーバブル領域30の通信設定となり、USBストレージデバイス17を取り外すと元の通信設定となる。そのため通信設定が直感的に分かり易い。
以上に説明した動作に加えて、更にオプションで他のサービスを提供することもできる。例えばリムーバブル領域30又はCD−ROM領域40に、USBストレージデバイス17の操作説明書や、サービス提供者に関連する広告などの付加情報31を保存する。ネットワーク設定補助プログラム42に、それらの付加情報31にアクセスする付加情報部65を追加する。USBストレージデバイス17をホスト11に接続したときに、OS12のオートラン機能により付加情報部65が動作を開始する。ホスト11にUSBストレージデバイス17が接続されると、自動的にその操作説明書などの付加情報31が表示される。
付加情報31はCD−ROM領域40に格納してもよい。しかし操作説明書や広告を頻繁に書き換えたい場合は、リムーバブル領域30に書き込んでおいた方がアップデートを容易に行うことができる。
更に、サービス提供者側に予め登録した会員にのみ特別なサービスを提供することもできる。例えば、ビジネスホテル等のサービス提供者が、ユーザに対して予めユーザID情報とパスワードとを発行する。そのユーザID情報をCD−ROM領域40に書き込むことにより、個別のユーザに専用のUSBストレージデバイス17を用意する。USBストレージデバイス17は、そのユーザID情報によって個別に特定される。この場合、ネットワーク設定補助プログラム42は、ウェブページ閲覧部を更に含む。
ユーザが宿泊する場合、ホテルは専用USBストレージデバイス17を貸与する。ユーザがそれをホスト11に接続すると、図4で説明した自動設定が行われる。それと共に、ウェブページ閲覧部は、会員用のウェブページにログインするための画面をホスト11に表示する。そのログイン画面のユーザID情報を入力する欄には、CD−ROM領域40に保存されたユーザIDが自動的に書き込まれる。ユーザは、ログイン画面のパスワード入力欄にパスワードを入力するだけで、会員専用のウェブページにアクセスすることが可能となる。
以上では、ビジネスホテルの宿泊客にUSBストレージデバイス17を提供する例を挙げて説明したが、他の用途に用いることも可能である。例えば無線LAN等のアクセスポイントにおけるセキュリティ向上のためにUSBストレージデバイス17を用いることができる。
例えばある会社の敷地内に、取引先の人などが使用できるように無線LANのアクセスゾーンが提供されている場合がある。そのような状況では、今後、不特定多数の人が使用できる公衆無線LANのアクセスポイントと比べて、セキュリティの観点から使用権を制限したい場合が生じてくると考えられる。
そのようなアクセスポイントを使用するために、予め届け出た個々のユーザに対して、個別にユーザIDやパスワードを発行する。ベンダーはその情報をUSBストレージデバイス17の秘匿領域50に保存して、ユーザに渡す。CD−ROM領域40にはユーザ認証プログラムが予め格納される。
ユーザは、アクセスポイントにおいてノートパソコンなどのホスト11にUSBストレージデバイス17を接続する。オートラン機能によりユーザ認証プログラムの動作が開始する。ユーザ認証プログラムは、秘匿領域50にアクセスして、ユーザIDとパスワードとを読み出して、アクセスポイントの提供者側装置に送信する。提供者側装置は、そのユーザIDとパスワードとに基づいて認証を行う。認証が成功すると、ユーザのホスト11はアクセスポイントを通じた通信が可能となる。ユーザはUSBストレージデバイス17をホスト11に接続するだけで容易にアクセスポイントの通信環境を利用することができる。一方、USBストレージデバイス17の提供を受けていない者はアクセスポイントの利用ができなくなる。
更に他の実施形態として、USBストレージデバイス17を、ユーザが通信回線を契約する際の設定に用いることができる。ユーザは、契約書などにより、ISP(Internet Service Provider)と通信回線の契約を結ぶ。ISP側は、その契約内容に基づいて、適切な通信ネットワークの設定をするための情報をCD−ROM領域40に書き込んで、手渡しや郵送などによってUSBストレージデバイス17をユーザに提供する。ユーザはホスト11を通信回線に接続する際に、そのUSBストレージデバイス17を自己が所有するPCなどのホスト11のUSBポートに接続する。ネットワーク設定補助プログラム42は、オートラン機能によりホスト11の通信設定を自動的に行う。本実施形態の場合、図3に示した自動復元部62は必要でない。
11 ホスト
12 オペレーションシステム
13 ディスクドライブドライバ
14 USBマスストレージクラスドライバ
15 USBホストコントローラ
16 USBバス
17 USBストレージデバイス
19 USBインターフェース
19a パケット送受信部
19b シリアルパラレル変換部
19c パケット生成分解部
19d USBバスパワー制御部
21 コントローラ
21a メモリ制御部
21b USBインターフェース制御部
21c メモリ情報記憶部
21d LED制御部
23 LED
25 フラッシュメモリ
29 ヘッダ
30 リムーバブル領域
40 CD−ROM領域
31 付加情報
42 ネットワーク設定補助プログラム
43 Windows共通ライブラリ
44 不正コピーチェックプログラム
45 メーカー提供ライブラリ
50 秘匿領域
51 ID情報

Claims (11)

  1. ホスト機器と情報通信可能に接続される入出力部と、
    不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部と、
    前記ホスト機器から前記記憶部に対する情報の入出力を制御する制御部とを具備するストレージデバイスであって、
    前記制御部は、前記記憶部に設定された第1記憶領域に対して前記ホスト機器による情報の読み出しのみを可能とし、
    前記第1記憶領域にはネットワーク設定補助プログラムと、前記ホスト機器が予め決められたLANの通信ネットワークに接続するために用いるLANの変更後設定情報とが格納され、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行される自動復元部と自動設定部とを含み、
    前記自動復元部は、前記ホスト機器がLANの通信ネットワークに接続するために格納しているLANの変更前設定情報を前記ホスト機器からアクセス可能な所定のバックアップ領域に保存し、
    前記自動設定部は、前記ホスト機器の前記変更前設定情報を前記変更後設定情報に変更し、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは更に、前記ホスト機器に対する所定の操作に応答して前記変更後設定情報を前記バックアップ領域に保存された前記変更前設定情報に戻す復元処理を実行する復元部を含む
    ストレージデバイス。
  2. 請求項1に記載されたストレージデバイスであって、
    前記制御部は前記記憶部に対する情報の入出力を前記第1記憶領域と前記記憶部に設定された第2記憶領域とに区分して制御し、
    前記制御部は、前記ホスト機器による前記第2記憶領域に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止し、
    前記ストレージデバイスは更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域を具備し、
    前記第1記憶領域には更に、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納され、
    前記認証プログラムは、前記第2記憶領域に予め格納された秘匿アクセスコード情報を前記アクセスコード記憶領域の前記アクセスコード情報と照合することによって前記ストレージデバイスの認証を行う認証部とを具備し、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは、前記認証が成功したことを条件として実行される
    ストレージデバイス。
  3. 請求項2に記載されたストレージデバイスであって、
    前記制御部は、前記ホスト機器から前記記憶部に対する情報の入出力を前記第1記憶領域と第3記憶領域とに区分して制御し、
    前記制御部は、前記ホスト機器による前記第3記憶領域に対する情報の読み出し及び書き込みを可能とし、
    前記ストレージデバイスは、前記第3記憶領域をUSB(Universal Serial Bus)メモリとして前記ホスト機器に認識させ、
    前記アクセスコード情報は、前記第1記憶領域と前記第2記憶領域との少なくとも一方へのアクセスを許可するためのアクセスコードである
    ストレージデバイス。
  4. 請求項2又は3に記載されたストレージデバイスであって、
    前記第1記憶領域には、ユーザIDを用いた認証によって閲覧できるウェブページのアドレスが格納され、
    前記第2記憶領域には、前記ストレージデバイスを個別に特定するユーザIDが格納され、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行され、前記ホスト機器によって実行され、前記アドレスに示されるウェブページにアクセスして前記ユーザIDを自動的に入力するウェブページ閲覧部を更に含む
    ストレージデバイス。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載されたストレージデバイスであって、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは更に、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行され、前記ホスト機器の動作環境として動作しているOSの種類を示すOS情報を取得するOS自動認識部を具備し、
    前記自動設定部は、前記ホスト機器の前記変更前設定情報を、前記OS情報に応じた前記変更後設定情報に変更する
    ストレージデバイス。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載されたストレージデバイスであって、
    前記第1記憶領域には、前記ホスト機器と前記通信ネットワークとの接続が有線であるか無線であるかを示す有線/無線情報が予め登録され、
    前記第1記憶領域には更に、前記ホスト機器と前記通信ネットワークとの接続が有線である場合の前記変更後設定情報である有線変更後設定情報と、無線である場合の前記変更後設定情報である無線変更後設定情報とが格納され、
    前記自動設定部は、前記ホスト機器の前記変更前設定情報を、前記有線/無線情報に応じた前記有線変更後設定情報と前記無線変更後設定情報とのいずれか一方に変更する
    ストレージデバイス。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載されたストレージデバイスであって、
    前記復元部は、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されたときに、前記ホスト機器のGUI(Graphical User Interface)のデスクトップ上に復元用アイコンを表示し、
    前記復元処理は、前記ホスト機器の入力装置により前記復元用アイコンが押下されたときに実行される
    ストレージデバイス。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載されたストレージデバイスであって、
    前記復元部は、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器から取り外されたときに、自動的に前記復元処理を実行する
    ストレージデバイス。
  9. ホスト機器と情報通信可能に接続される入出力部と、
    不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部と、
    前記ホスト機器から前記記憶部に対する情報の入出力を制御する制御部とを具備するストレージデバイスを用いた前記ホスト機器のネットワーク接続の設定方法であって、
    前記制御部は、前記記憶部に設定された第1記憶領域に対して前記ホスト機器による情報の読み出しのみを可能とし、
    前記第1記憶領域にはネットワーク設定補助プログラムと、前記ホスト機器が予め決められたLANの通信ネットワークに接続するために用いるLANの変更後設定情報とが格納され、
    前記設定方法は、
    前記ホスト機器がLANの通信ネットワークに接続するために格納しているLANの変更前設定情報を前記ホスト機器からアクセス可能な所定のバックアップ領域に保存する工程と、
    前記ホスト機器の前記変更前設定情報を前記変更後設定情報に変更する工程と、
    前記ホスト機器に対する所定の操作に応答して前記変更後設定情報を前記バックアップ領域に保存された前記変更前設定情報に戻す復元処理を実行する工程とを有する
    ネットワーク接続の設定方法。
  10. ホスト機器と情報通信可能に接続される入出力部と、
    不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部と、
    前記ホスト機器から前記記憶部に対する情報の入出力を制御する制御部とを具備するストレージデバイスであって、
    前記制御部は、前記記憶部に設定された第1記憶領域に対して前記ホスト機器による情報の読み出しのみを可能とし、
    前記第1記憶領域にはネットワーク設定補助プログラムと、前記ホスト機器が予め決められたLANの通信ネットワークに接続するために用いるLANの変更後設定情報とが格納され、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行される自動設定部を含み、
    前記自動設定部は、前記ホスト機器がLANの通信ネットワークに接続するための情報として前記変更後設定情報を設定し、
    前記制御部は前記記憶部に対する情報の入出力を前記第1記憶領域と前記記憶部に設定された第2記憶領域とに区分して制御し、
    前記制御部は、前記ホスト機器による前記第2記憶領域に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止し、
    前記ストレージデバイスは更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域を具備し、
    前記第1記憶領域には更に、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納され、
    前記認証プログラムは、前記第2記憶領域に予め格納された秘匿アクセスコード情報を前記アクセスコード記憶領域の前記アクセスコード情報と照合することによって前記ストレージデバイスの認証を行う認証部とを具備し、
    前記ネットワーク設定補助プログラムは、前記認証が成功したことを条件として実行される
    ストレージデバイス。
  11. ホスト機器と情報通信可能に接続される入出力部と、
    不揮発性メモリによって情報を記憶する記憶部と、
    前記ホスト機器から前記記憶部に対する情報の入出力を制御する制御部とを具備するストレージデバイスを用いた前記ホスト機器のネットワーク接続の設定方法であって、
    前記制御部は、前記記憶部に設定された第1記憶領域に対して前記ホスト機器による情報の読み出しのみを可能とし、
    前記第1記憶領域にはネットワーク設定補助プログラムと、前記ホスト機器が予め決められたLANの通信ネットワークに接続するために用いるLANの変更後設定情報とが格納され、
    前記制御部は前記記憶部に対する情報の入出力を前記第1記憶領域と前記記憶部に設定された第2記憶領域とに区分して制御し、
    前記制御部は、前記ホスト機器による前記第2記憶領域に対する情報の読み出し及び書き込みを禁止し、
    前記ストレージデバイスは更に、アクセスコード情報を記憶するアクセスコード記憶領域を具備し、
    前記第1記憶領域には更に、前記ストレージデバイスが前記ホスト機器と接続されると自動的に実行される認証プログラムが格納され、
    前記設定方法は更に、前記第2記憶領域に予め格納された秘匿アクセスコード情報を前記アクセスコード記憶領域の前記アクセスコード情報と照合することによって前記ストレージデバイスの認証を行う工程と、
    前記認証が成功したことを条件として、前記ホスト機器がLANの通信ネットワークに接続するための情報として前記変更後設定情報を設定する工程とを具備する
    ネットワーク接続の設定方法。
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