JP4868392B2 - データにセッション識別符号を割り当てることによって、データとデータの間の分離を行うことを可能とする装置、方法、および、コンピュータプログラム - Google Patents

データにセッション識別符号を割り当てることによって、データとデータの間の分離を行うことを可能とする装置、方法、および、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データにセッション識別符号を割り当てることによって、データとデータの間の分離を行うことを可能とする装置、方法、および、コンピュータプログラムに関し、特にMPEG2−TSのデータ・パケットに、ethernetのデータ・パケットを多重化し、多重されたデータを逆多重するための装置、方法、および、コンピュータプログラムに関する。
図1は、映像信号源100から送出されるMPEG2−TSのパケット群(1001、1003、1005・・・)(パケット長は188バイト)に、信号源1(101)、信号源2(102)、信号源3(103)から送出されるイーサーネット信号のパケット群(1011、1021、1031等)(パケット長は1024バイト)を多重する場合の、従来的方法を示す。
映像信号源100から送出されるデータのプロトコルは、プロトコル階層図1007に示されるように物理層が例えばIEEE1394、上位層が例えばMPEG2−TSであり、信号源1乃至3から送出されるデータのプロトコルは、プロトコル階層図104に示されるように物理層が例えばIEEE802.3、上位層が例えばUDP、TFTP、FTP等である。また、多重後の信号のプロトコルは、プロトコル階層図1009に示されるように物理層が例えばEthernet2.0、上位層が例えばMPEG2−TSである。
映像信号源100から送出されるMPEG2−TSのパケット群(1001、1003、1005・・・)、及び、信号源1(101)、信号源2(102)、信号源3(103)から送出されるイーサーネット信号のパケット群(1011、1021、1031等)が多重機105で多重されると、その出力は、1051で示されるようなパケット群で表される。即ち、映像信号源からのパケット群1001、1003、1005に続いて、信号源1(101)から送出されたイーサーネット信号1011が分割されたデータの一部たる”(i)1−1”(1054)、”(i)1−2”(1056)、”(i)1−3”(1058)、”(ii)2−1”(1060)、・・・、がMPEG2−TSのパケットのペイロード部に多重されて伝送される。
なお、データ・パケット中のヘッダ情報を利用する発明として、シリアル・ディジタル・トランスファ・インターフェースの伝送パケット中のアンシラリー(補助)データ領域中の情報を利用して、伝送パケットの転送モードやタイミングモードを抽出する特許文献1が挙げられる。
しかし、当該特許文献1の発明においては、MPEG2−TS等のパケット群に、イーサーネット信号等の異なった形式のパケット群を多重する思想は開示されていないので、本発明とは異なる。
特開2000−307647号公報
上述のような背景技術の通信ルートにおいて、パケットの送信元情報やストリーム中の各ファイルの送信開始符号や終了符号等の情報を使用するプロトコルから、それらをヘッダに記載しない(使用しない)タイプのプロトコルに、複数の送信元からのデータを多重化して流す場合、および1つの送信元からの複数のデータを流す場合に、それぞれのデータを識別出来るようにして流す場合には、下記のような種々の課題が存在した。
[課題1] (パケットのペイロード部分への重複的なヘッダ情報を格納する必要性)
例えばFTP等の場合、1ファイル毎にファイルの最後にEOF(End Of File)符号を付け、パケットにEOFが付いていたらそのパケットで当該ファイルのデータ・パケットは終わりで、次のパケットでシーケンスナンバーが“1”から始まっていれば次のファイルと言うように識別されている(FTP規格RFC959参照)。
この場合、パケットのヘッダに相当する部分に情報が記載され、送られるデータが識別される。従って、送信元情報の無いプロトコル(例えばMPEG2−TS)に通信経路の途中で変換される場合は、MPEG2−TSパケットのデータが入る部分(ペイロード部分)に、それらのヘッダ情報も含めて記載する必要があり、単位時間あたりに送信出来る実質的なデータ量が減ってしまう。
[課題2] (課題1を解決しようとすると、必要とされるPIDの数が膨大になる)
この課題1を解決すべく、送信元情報の無いプロトコル(MPEG2−TS)のペイロード部分に前記のようなヘッダ情報を毎回入れる変わりに、ファイル毎にパケットID(PID)を変更した場合、この変更を新しいファイルが来る毎に新しいPIDを付加すると、膨大なPIDの数が必要となる。
一方、MPEG2−TSのパケットのような、データの送信元情報やストリーム中の各ファイルの送信開始符号や終了符号等の情報を、そのままパケット毎に付加する規格の無い通信の場合には、複数の送信元に対しPIDを固定して割り振り、識別していた(例えば、送信元1にPID=1を割当て、送信元2にPID=2を割当て・・・・、送信元nにPID=nを割当て、というように)。更に1送信元から複数のファイルが送られるような場合は前記課題1に記載したようにヘッダ情報も含めてペイロード部分に入れる必要があった。
このような場合、送信元毎にPIDを割り振るので、ファイル識別のためのPIDに加えて送信元毎のPIDが必要になり、送信元が多くなるにつれ、PIDが不足する可能性もあった(MPEG2−TSの場合、最大8175個のPIDが使えるが、例えば100台のPCがそれぞれ82個のファイルを送信すると、不足してしまう。限られた環境では1日や2日では使い切らないが、時間が経てば最終的には不足する)。
[課題3] (膨大な数のPIDを使った場合でも、データが全て送信されて終了したか否かの判断が困難である)
さらに、MPEG2−TSのパケットのような、データの送信元情報やストリーム中の各ファイルの送信開始符号や終了符号等の情報を、そのままパケット毎に付加する規格の無い通信の場合、ファイル送信などの終了符号が無いため、送信されるデータが来ない時、データが全て送信されて終了したのか途中で止まっているのかの識別が出来ない。
以上の説明を、具体的に図面を参照して詳説する。
例えば、図1の信号源1(101)から供給されるイーサーネット信号1011は、1024バイトのデータ長を持っているので、188バイトのデータ長を持つMPEG2−TSに多重するために、素直にイーサーネット信号1011をMPEG2−TS(1051)に多重するためには、イーサーネット信号1011を、MPEG2−TSに収納される大きさに分割して、MPEG2−TSの各パケットに収納する必要がある。図1の例では、イーサーネット信号1011を1−1、1−2,1−3のように分割し、これらを、MPEG2−TS(1051)中のパケット群1054、1056、1058に分けて多重することとなる。
更に、分断された各イーサーネット信号1054、1056、1058の送出ソース101,102,103、及び、当該分断された各イーサーネット信号が或るセッション(通信者間において、その通信者間のみの通信(コネクション指向の通信)が開始されてから、終了されるまでの一連の通信)と他のセッションのいずれに属するか、を識別するためには、分割されたイーサーネット信号10543,10563,10583が収納されているMPEG2−TSの各パケット1054、1056、1058内に、同じイーサーネット信号のヘッダ情報10541、10561、10581(これらは、全く同じ情報(i)を表す)をコピーして、併せて収納する必要がある。この情報iは、イーサーネット信号源1(101)からのパケット1011のヘッダ10111に格納された情報である。また、この”i”内には、当該イーサーネット信号が、どのソース101、102、103を起源とし、どのセッション中の信号であるかを示す情報が含まれている。これらの情報が付される理由は、分割されてしまった各MPEG2パケット1054,1056,1058が、それぞれ、どのソース101、102、103に属し、どのセッション中の信号であるかを示す必要があるためである。
このように、イーサーネット信号のヘッダ情報(”i”等)が、重ねて収納される必要があるために、データ伝送効率が極めて非効率的となってしまう。
図1の要部を説明する図2においては、ソース1(201)を起源としては、第2の形式の、或るセッションα中のパケット群(20111を含む)、次のセッションδ(20131を含む)中のパケット群が送出される。同様に、ソース2(202)、及び、ソース3(203)を起源として、第2の形式のパケット群が送出される。
これらが、第2の形式のパケットより短い単位長を持つ、第1の形式のパケット群205に多重される。多重後の第1の形式のパケット群205中の、パケット206、パケット207、及び、パケット217は、全て、ソース1(201)を起源としている。但し、パケット206、及び、パケット207は、同じセッションα中のパケットであるが、パケット217は、別のセッションδ中のパケットである。
この場合、受信されたパケット206、207、及び、217中のペイロード部(206について2063及び2065、207について2073及び2075、217について2173及び2175)に多重された、第1の形式のパケット群のヘッダ情報”i”(20113及び20133)は、受信データのソースがソース1(201)であることは示すが、どのセッションに属するかについての情報は何ら呈示しない。
従って、図2において、Y2の時点で受信されたパケット217も、X2の時点で受信されたパケット206と同じセッション中のパケットとしてカテゴライズされてしまう。即ち、受信データを送信セッション毎に分類できないのである。
そこで、通信ルートにおいて、パケットの送信元情報やストリーム中の各ファイルの送信開始符号や終了符号等の情報を使用するプロトコルから、それらをヘッダに記載しない(使用しない)タイプのプロトコルに、複数の送信元からのデータを多重化して流す場合、および1つの送信元からの複数のデータを流す場合に、それぞれのデータを識別出来るようにして流すことが、本発明の目的の1つである。
<多重化>
通常、複数の送信元からのデータ送信は全てが時間的に同時に重なることはなく、ある時間で区切って見ると、実際には全体の何割かが同時刻帯に通信しているだけとなる。この状態(時間帯)だけを考えると使用するPIDは予想される全ての数(接続される送信元数や送信されるファイル数)のPIDを準備する必要はなく、何割かのPIDを用意すればよいことになる。しかし、現実には時間が経過すれば必要なPID数は増加し、全ての数のPIDが必要となるため、何割かのPIDを用意することには結果として意味が無くなる。
そこで、本発明ではある時間で区切った時に必要な数のPIDのみを使って、時間経過に従って必要となる新しいPIDの代わりに元からあるPID(ある時間帯に必要な数として設定したPID)を時間的かつ論理的に異なる入力(送信元)に対し動的に割り振る方法を採ることで、前記課題1及び2を解決した。
具体的には、あるファイル送信が始まる時間や、論理的な接続をトリガーとして、それぞれセッションを設定する。(ここで、「セッション」は、1つのデータが入力・処理されている時間(期間)のことを意味する。そして、データ入力が開始された時点を、セッション開始と呼び、データ入力が終了した時点を、セッション終了と呼ぶ。)
そして、そのセッション毎にPIDを動的に割り振るもので、同時処理できる最大セッション数(前記で言うところの“ある時間帯に必要な数として設定したPID数”)を3とすると、4つのPIDを用意して、最初のセッションはPID=1、次のセッションはPID=2、次のセッションはPID=3、PID=1〜3のいずれかのセッションが終わったら(例としてPID=2が終わったとする)次のセッションはPID=4、さらに別のセッションが終了すれば空いているPID=2を割り振れば、各セッションの識別は可能となり課題2が解決出来る。
この課題解決方法を例示したのが次の例1である。

例1)(図3を参照)
(a)PID=1,2,3,4が使用できると仮定する。
(b)セッションA,B,Cのデータリンクが確立している状態を想定する。
(c)セッションA(PID1)が終了した状態を想定する。
(d)セッションB,Cのデータが出力された後セッションD(PID4)が開始した状態を想定する。
(e)セッションDが終了した状態を想定する。
(f)セッションEが開始(PID1)した状態を想定する。
(g)セッションB,Cのデータが出力された状態を想定する。
以上のような前提で、パケットのPIDをnで表しパケットを
Figure 0004868392
で表すと、各セッション毎に、図3のようなシーケンスが得られる。
この結果、多重化後に出力されるパケットのPIDを時間順(受信順)で並べると以下のようになる。
1,2,3,1,2,3,4,1,2,3,2,3,2,3...
この並びだけから見ると、PID4のデータが届くことでPID1,2,3のどれかが終了した事は検出でるが、どれが終了したかは検出できない。
従って、この方法だけでは前記課題3を解決出来ない。
そこで、本発明では、
(a)最大同時セッション数x2のPIDが設定できるようにする。
(b)データセッション毎に新たな(使用されていなかった)PIDを使用する。
(c)2つのPIDは必ず1組(例えば1aと1b、2aと2b、3aと3bと言うようにPIDを対にして扱う)で使用し、データセッションの終了毎に交互に使用する。
と言う方法を採ることにより、以下の例2のように前記課題3を解決することが出来る。
例2)(図4参照)
前記の例に適用すると、
PID=(1a,1b),(2a,2b),(3a,3b)の3組、6個のPIDを使用すると、図4のようなシーケンスが得られる。
多重化後に出力されるパケットのPIDを時間順(受信順)で並べると1a,2a,3a,1a,2a,3a,”1b”,1a,2a,3a...となり、”1b”が検出されるので最初の1aのセッションが終了していたことを検出できる。
また、次のセッションがいずれも開始されない状況で、ファイル送信が終わった場合は前記のようなパケットの受信状況では終了を判別出来ないので数秒のタイムアウト値(当該ネットワーク環境においてパケットの到着タイミングの変動値より十分大きな値)を設定し受信終了を判別する。
<逆多重化>
本発明で、これらの多重化されたデータを復元するには、受信したパケットからPID毎に取り出す(PID=1aのファイルを取り出すならPID=1bのパケットが出現するまでのPID=1aのパケットを取り出す)作業を行い、それらのパケットからデータ領域を取り出して結合する。これにより、各セッションから送信されたファイルやデータストリームを復元することが出来る(例2で言うと、最初のPID=1aを取り出すとセッションAから送信されたファイルが復元出来る)。
以上のような課題解決方法に対応する、出願時の本願各請求項記載の発明の態様を列挙し、必要に応じて解説を加える。
(発明A−1)(Aはソースにより識別されるセッションを示すフラグを使用する発明群)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
(2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
(3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
(4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
(5) ステップ(4)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
(6) ステップ(5)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
(7) ステップ(6)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(6)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
(8) ステップ(7)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(7)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
(9) ステップ(7)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
(10) ステップ(8)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(9)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
を含む方法。
このようにすることによって、多重される当該第2の形式のデータ・パケット群のデータのソース情報及びセッション情報は、第1の形式のデータ・パッケット群のヘッダ部分の不使用領域に格納されるので、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部に、第2の形式のデータ・パケットのソース情報及びセッション情報(ヘッダ部の情報)を格納する必要が無くなる。このため、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部には、第2の形式のデータ・パケットのペイロード部の情報のみを格納可能であり、データ送信効率の改善が図れる。
また、第1の形式のデータ・パッケット群に多重され得る、第2の形式のデータ・パケット群以外の情報(例えば画像情報)と、第2の形式のデータ・パケット群の情報とが、ほぼ同一時刻に受信されるので、送信側で、タイム・スタンプ情報等をわざわざ格納しなくても、ほぼ同一の送信時刻に送出された、両者の情報が、ほぼ同期(例えばデータの送信レートを20Mbpsとした場合、1/10000秒以下のズレで送信され、人のための表示処理をしても人が知覚できる範囲以下のズレ)して、ほぼ同一の時刻に受信可能である。このため、同期のための処理を行わずに、両者の情報(例えば映像情報とその映像の環境情報表示)を同期させることが可能であり、同期のための処理負荷を軽減することが出来る。
さらに、タイム・スタンプ情報等が格納されていた場合でも、両者の情報の同期のためにタイム・スタンプ情報を読み出す処理を実施する必要がないために、処理負荷を軽減することが可能である。
また、「(1)各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のヘッダ部及びペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、」において、「前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する」には、均等に分割する場合もあり、不均等に分割する場合も含まれる。
なお、「前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し」において、「ヘッダの第1の領域」は、MPEG2−TSの送受に影響を与えないような領域を用いる必要がある。
(発明A−2)
発明A−1に記載の方法であって、
前記ステップ(3)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする、
方法。
このようにすることによって、データのソース及びセッションが識別できると同時に、セッションの終了通知等を送受信すること無しに過去のセッションが終了したことを検知出来る。
(発明A−2−1)
発明A−2に記載の方法であって、
最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
(ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
方法。
(発明A−2−2)
発明A−2−1に記載の方法であって、
前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
である、
方法。
このように構成することによって、1A、1B(16進)のような汎用されているデータ記述を用いて簡易に、ソース及びセッションの起源を認識可能である。なお、本発明では、1A、1Bには限定されず、その場合には、例えば1D、1F(16進)の対を用いて、ソース及びセッションの切り替わりを識別しても良い。
(発明A−3)
以上のいずれかの発明に記載の方法であって、
前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
方法。
このようにすることによって、MPEG2−TS(Transport Stream)及びethernetのデータという、現在汎用されているデータ・パケットを、パケットサイズを気にせずにデータ伝送に広く用いることが可能となる。
(発明B−1)(Bは接続時間帯により識別されるセッションを示すフラグを使用する発明群)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、接続時間帯毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、送出された各データ・パケットはそれらの時間的先後関係を保ったまま順次受信されるものであり、同一ソースを起源とする当該第2の形式のデータ・パケット群のデータの各セッションにおいて、当該データの送出開始から完了までの時間が、所定の送出時間の範囲内にあるものであり、当該指定の送出時間内に送出された当該第2形式のデータ・パケット群のデータは、前記第1の形式のデータ・パケットのストリームとして所定の受信時間の範囲内において受信されるものであり、あるセッションにおける当該第2の形式のデータ・パケットの送出が、当該所定の送出時間内に終了した場合には、次のセッションの送出は当該所定の送出時間経過後に行われるものであり、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
(2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
(3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のソース毎に区別されるセッションおよび接続時間帯毎に区別されるセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
(4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
(5) ステップ(4)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
(6) ステップ(5)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
(7) ステップ(6)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(6)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
(7−1) ステップ(7)において、あるソースから受信された最初のデータ・パケットであると識別された場合に、当該時点を時刻ゼロと設定した上、当該同じソースから受信される後続のデータ・パケット群を監視し、時刻が前記所定の受信時刻以内である場合に受信された、当該ソースから受信されたデータ・パケットのみを、当該ソースから送出された、同一セッションのデータ・パケットとして識別し、時刻が前記所定の受信時間以降に受信された、当該ソースから受信されたデータ・パケットを、当該ソースから送出された、後続の別セッションのデータ・パケットとして識別するステップと、
(8) ステップ(7)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(7−1)での識別から、ステップ(7)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
(9) ステップ(7)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータをパケット通し番号に従って、結合するステップと、
(10) ステップ(8)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(9)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
を含む方法。
このように構成することによって、例えば「1A、1B」という4バイトの情報の1/4の1バイトの「1」を用いるだけで、ソース及びセッションを識別可能である。
(発明C−1)(Cは、例えば、MPEG2−TSに、MPEG2−TSより小さいパケット・データを多重する発明群)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部に順次多重するステップと、
(2) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(1)でペイロード部に多重された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
(3) ステップ(2)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
(4) ステップ(3)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
(5) ステップ(4)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
(6) ステップ(5)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
(7) ステップ(6)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(6)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
(8) ステップ(6)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
(9) ステップ(7)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(8)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
を含む方法。
このように、「第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重」する場合も、第2の形式のデータ・パケット群のヘッダ情報を、「第1の形式のデータ・パケット」のペイロード部にコピーする必要が無くなり、データ格納の効率化が図れる。
(発明CB−1)(CBは、例えば、MPEG2−TSに、MPEG2−TSより小さいパケット・データを多重する場合で、更に、例えば「1」のような、ソースを表すフラグのみを使用する発明群)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、送出された各データ・パケットはそれらの時間的先後関係を保ったまま順次受信されるものであり、同一ソースを起源とする当該第2の形式のデータ・パケット群のデータの各セッションにおいて、当該データの送出開始から完了までの時間が、所定の送出時間の範囲内にあるものであり、当該指定の送出時間内に送出された当該第2形式のデータ・パケット群のデータは、前記第1の形式のデータ・パケットのストリームとして所定の受信時間の範囲内において受信されるものであり、あるセッションにおける当該第2の形式のデータ・パケットの送出が、当該所定の送出時間内に終了した場合には、次のセッションの送出は当該所定の送出時間経過後に行われるものであり、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
(2) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(1)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
(3) ステップ(2)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
(4) ステップ(3)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
(5) ステップ(4)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
(6) ステップ(5)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
(7) ステップ(6)において、あるソースから受信された最初のパケット・データであると識別された場合に、当該時点を時刻ゼロと設定した上、当該同じソースから受信される後続のパケット・データ群を監視し、時刻が前記所定の受信時間以内である場合に受信された、当該ソースから受信されたパケット・データのみを、当該ソースから送出された、同一セッションのパケット・データとして識別し、時刻が前記所定の受信時間以降に受信された、当該ソースから受信されたパケット・データを、当該ソースから送出された、後続の別セッションのパケット・データとして識別するステップと、
(8) ステップ(6)で識別された受信された各データ・パケットのソースの情報、及び、ステップ(7)で識別された、受信された各データ・パケットのセッション情報を用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットのペイロード部内のデータを、各データ・パケットのソース及びセッションと対応付けるステップと、
(9) ステップ(6)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
を含む方法。
このようにすることによって、「第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重」する場合も、第2の形式のデータ・パケット群のヘッダ情報を、「第1の形式のデータ・パケット」のペイロード部にコピーする必要が無くなり、データ多重の効率化が図れる。また、例えば「1A、1B」という4バイトの情報の1/4の1バイトの「1」を用いるだけで、ソース及びセッションを識別可能である。
(発明D−1)(Dは、「1A+1B」のようなフラグを使用する発明群で、送出前の多重までを記載)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重するための方法であって、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
(2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
(3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
(4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
を含む方法。
このようにすることによって、多重される当該第2の形式のデータ・パケット群のデータのソース情報及びセッション情報は、第1の形式のデータ・パッケット群のヘッダ部分の不使用領域に多重されるので、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部に、第2の形式のデータ・パケットのソース情報及びセッション情報(ヘッダ部の情報)を格納する必要が無くなる。このため、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部には、第2の形式のデータ・パケットのペイロード部の情報のみを格納可能であり、データ送信効率の改善が図れる。
また、この発明に係る方法で多重化されたデータを受信する場合、第1の形式のデータ・パッケット群に多重され得る、第2の形式のデータ・パケット群以外の情報(例えば画像情報)と、第2の形式のデータ・パケット群の情報とが、ほぼ同一時刻に受信されるので、送信側で、タイム・スタンプ情報等をわざわざ格納しなくても、ほぼ同一の送信時刻に送出された、両者の情報が、ほぼ同期(例えばデータの送信レートを20Mbpsとした場合、1/10000秒以下のズレで送信され、人のための表示処理をしても人が知覚できる範囲以下のズレ)して、ほぼ同一の時刻に受信可能である。このため、同期のための処理を行わずに、両者の情報(例えば映像情報とその映像の環境情報表示)を同期させることが可能であり、同期のための処理負荷を軽減することが出来る。
さらに、タイム・スタンプ情報等が格納されていた場合でも、両者の情報の同期のためにタイム・スタンプ情報を読み出す処理を実施する必要がないために、処理負荷を軽減することが可能である。
「(1)各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、」において、「前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する」には、均等に分割する場合もあり、不均等に分割する場合も含まれる。
また、「前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し」において、「ヘッダ領域内の不使用領域」は、MPEG2−TSの送受に影響を与えないような領域を用いる必要がある。
(発明D−2)
発明D−1に記載の方法であって、
前記ステップ(3)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする、
方法。
このようにすることによって、データのソース及びセッションが識別できると同時に、セッションの終了通知等を送受信すること無しに過去のセッションが終了したことを検知出来る。
(発明D−2−1)
発明D−2に記載の方法であって、
最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
(ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
方法。
(発明D−2−2)
発明D−2−1に記載の方法であって、
前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
である、
方法。
このように構成することによって、1A、1B(16進)のような汎用されているデータ記述を用いて簡易に、ソース及びセッションの起源を認識可能である。なお、本発明では、1A、1Bには限定されず、その場合には、例えば1D、1F(16進)の対を用いて、ソース及びセッションの切り替わりを識別しても良い。
(発明D−3)
発明D−1、発明D−2、発明D−2−1、又は発明D−2−2のいずれかに記載の方法であって、
前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
方法。
このようにすることによって、MPEG2−TS(Transport Stream)及びethernetのデータという、現在汎用されているデータ・パケットを、パケットサイズを気にせずにデータ伝送に広く用いることが可能となる。
(発明E−1)(受信側のみを記載)
発明D−1に記載の方法によって多重されたデータを逆多重するための方法であって、
(1)発明D−1に記載の方法によって多重されたデータ中の、受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
(2) ステップ(1)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(1)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
(3) ステップ(1)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
(4) ステップ(2)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(3)で結合されたデータに、複数のソースと前記所定の時間帯を対応付けるステップと、
を含む方法。
このようにすることによって、第1の形式のデータ・パッケット群に多重され得る、第2の形式のデータ・パケット群以外の情報(例えば画像情報)と、第2の形式のデータ・パケット群の情報とが、ほぼ同一時刻に受信されるので、送信側で、タイム・スタンプ情報等をわざわざ格納しなくても、ほぼ同一の送信時刻に送出された、両者の情報が、ほぼ同期(例えばデータの送信レートを20Mbpsとした場合、1/10000秒以下のズレで送信され、人のための表示処理をしても人が知覚できる範囲以下のズレ)して、ほぼ同一の時刻に受信可能である。このため、同期のための処理を行わずに、両者の情報(例えば映像情報とその映像の環境情報表示)を同期させることが可能であり、同期のための処理負荷を軽減することが出来る。
さらに、タイム・スタンプ情報等が格納されていた場合でも、両者の情報の同期のためにタイム・スタンプ情報を読み出す処理を実施する必要がないために、処理負荷を軽減することが可能である。
(発明SOFT−1)
コンピュータに、以上のいずれかの発明に記載の方法を実行させるプログラム。
(発明F−1)(発明D群の装置発明)(Dは、「1A+1B」のようなフラグを使用する発明群で、送出前の多重までのみを記載)
ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重するための装置であって、
(1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する分割手段と、
(2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納する、データ群格納手段と、
(3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加する、格納・付加手段と、
(4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化する多重化手段と、
を含む装置。
このようにすることによって、多重される当該第2の形式のデータ・パケット群のデータのソース情報及びセッション情報は、第1の形式のデータ・パッケット群のヘッダ部分の不使用領域に多重されるので、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部に、第2の形式のデータ・パケットのソース情報及びセッション情報(ヘッダ部の情報)を格納する必要が無くなる。このため、第1の形式のデータ・パケットのペイロード部には、第2の形式のデータ・パケットのペイロード部の情報のみを格納可能であり、データ送信効率の改善が図れる。
また、この発明に係る方法で多重化されたデータを受信する場合、第1の形式のデータ・パッケット群に多重され得る、第2の形式のデータ・パケット群以外の情報(例えば画像情報)と、第2の形式のデータ・パケット群の情報とが、ほぼ同一時刻に受信されるので、送信側で、タイム・スタンプ情報等をわざわざ格納しなくても、ほぼ同一の送信時刻に送出された、両者の情報が、ほぼ同期(例えばデータの送信レートを20Mbpsとした場合、1/10000秒以下のズレで送信され、人のための表示処理をしても人が知覚できる範囲以下のズレ)して、ほぼ同一の時刻に受信可能である。このため、同期のための処理を行わずに、両者の情報(例えば映像情報とその映像の環境情報表示)を同期させることが可能であり、同期のための処理負荷を軽減することが出来る。
さらに、タイム・スタンプ情報等が格納されていた場合でも、両者の情報の同期のためにタイム・スタンプ情報を読み出す処理を実施する必要がないために、処理負荷を軽減することが可能である。
なお、「(1)各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のヘッダ部及びペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する分割手段と、」において、「前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する」には、均等に分割する場合もあり、不均等に分割する場合も含まれる。
また、「(3)前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し」において、「ヘッダの第1の領域」は、MPEG2−TSの送受に影響を与えないような領域を用いる必要がある。
(発明F−2)
発明F−1に記載の装置であって、
前記格納・付加手段における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする、
装置。
このようにすることによって、データのソース及びセッションが識別できると同時に、セッションの終了通知等を送受信すること無しに過去のセッションが終了したことを検知出来る。
(発明F−2−1)
発明F−2に記載の装置であって、
最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
(ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
装置。
(発明F−2−2)
発明F−2−1に記載の装置であって、
前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
である、
装置。
このように構成することによって、1A、1B(16進)のような汎用されているデータ記述を用いて簡易に、ソース及びセッションの起源を認識可能である。なお、本発明では、1A、1Bには限定されず、その場合には、例えば1D、1F(16進)の対を用いて、ソース及びセッションの切り替わりを識別しても良い。
(発明F−3)
発明F−1、発明F−2、発明F−2−1、又は、発明F−2−2のいずれかに記載の装置であって、
前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
装置。
このようにすることによって、MPEG2−TS(Transport Stream)及びethernetのデータという、現在汎用されているデータ・パケットを、パケットサイズを気にせずにデータ伝送に広く用いることが可能となる。
(発明G−1)(発明Fの装置によって多重されたデータを逆多重する装置)
発明F−1に記載の装置によって多重されたデータを逆多重するための装置であって、
(1)発明F−1に記載の装置によって多重されたデータ中の、受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、受信された各データ・パケットを逆多重する、逆多重手段と、
(2) 前記逆多重手段で逆多重された各データ・パケットのヘッダ部の第1の領域に格納された前記複数のソース毎に区別される複数のセッションを識別するための識別データに基いて、前記逆多重された各データ・パケット群のセッションを対応付ける、セッション対応付け手段と、
(3) 前記逆多重手段で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合する結合手段と、
(4) セッション対応付け手段で対応付けられたセッションに基いて、前記結合手段で結合されたデータに、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付ける、ソース・接続時間帯対応付け手段と、
を含む方法。
このようにすると、第1の形式のデータ・パッケット群に多重され得る、第2の形式のデータ・パケット群以外の情報(例えば画像情報)と、第2の形式のデータ・パケット群の情報とが、ほぼ同一時刻に受信されるので、送信側で、タイム・スタンプ情報等をわざわざ格納しなくても、ほぼ同一の送信時刻に送出された、両者の情報が、ほぼ同期(例えばデータの送信レートを20Mbpsとした場合、1/10000秒以下のズレで送信され、人のための表示処理をしても人が知覚できる範囲以下のズレ)して、ほぼ同一の時刻に受信可能である。このため、同期のための処理を行わずに、両者の情報(例えば映像情報とその映像の環境情報表示)を同期させることが可能であり、同期のための処理負荷を軽減することが出来る。
さらに、タイム・スタンプ情報等が格納されていた場合でも、両者の情報の同期のためにタイム・スタンプ情報を読み出す処理を実施する必要がないために、処理負荷を軽減することが可能である。
(発明SOFT−2)
コンピュータを、発明F−1ないし発明G−2のいずれかの発明に記載の装置として機能させるプログラム。
最後に、本願特許請求の範囲及び明細書で使用する用語の意義を表形式で以下に示す。

表1 本明細書中で用いられる用語の意義
Figure 0004868392

















Figure 0004868392
本発明によって、通信ルートにおいて、パケットの送信元情報やストリーム中の各ファイルの送信開始符号や終了符号等の情報を使用するプロトコルから、それらをヘッダに記載しない(使用しない)タイプのプロトコルに、複数の送信元からのデータを多重化して流す場合、および1つの送信元からの複数のデータを流す場合に、それぞれのデータを識別出来るようにして流すことが可能となる。
以下、本発明の各種の実施例を図を参照しつつ説明する。但し、以下の説明は、あくまでも本発明の例示であり、以下の記載によって、本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図7Aを参照する。
本図においては、ソース1(701)を起源としては、第2の形式の、或るセッションαのパケット群(70111を含む)、次のセッションδのパケット群(70131を含む)が送出される。同様に、ソース2(702)、及び、ソース3(703)を起源として、第2の形式のパケット群が送出される。
これらの第2の形式のパケット群のデータは、第2の形式のパケットより単位長が短い第1の形式のパケット群705内に多重される。
第2の形式のパケット群のデータが多重された、第1の形式のパケット群705内の各パケット(706,707,709,711,717等)は、ヘッダ部7061、7071、7091、7111、7171を持つ。
当該ヘッダ部(例えば7061)には、出所情報識別データ部70611、及び、出所情報識別データ毎のパケットの順番を示す番号格納用データ部70613が含まれる。
本実施例1においては、この出所情報識別データ部70611に、例えば1A(16進)を多重する。ここで、1Aの「1」は、ソース1(701)を起源とするという意味であり、「A」は、「或るセッション」を起源とする、ということを表す。
一方、パケット717のヘッダ部7171内の出所情報識別データ部71711には、1B(16進)が多重されている。ここでも1Bの「1」は、ソース1(701)を起源とするという意味であるが、「B」は、「A」の「後の別のセッション」を意味する。
このような情報を、第1の形式のパケット群705内の各パケット(706,707,709,711,717等)内のヘッダ部7061、7071、7091、7111、7171内の出所情報識別データ部70611、70711、70911、71111、71711に多重することによって、当該パケットの出所たるソースと、当該パケットが属するセッションが識別できる。
例えば、パケット706とパケット707の出所情報識別データ部70611、70711のデータ(「1A」)から、これらは、ソース1を起源とした「或るセッション」中のパケットであることが把握される。パケット709の出所情報識別データ部70911のデータ「2A」から、これは、ソース2を起源とした「或るセッション」中のパケットであることが把握される。また、パケット711の出所情報識別データ部71111のデータ「3A」から、これは、ソース3を起源とした「或るセッション」中のパケットであることが把握される。その後のパケット717の出所情報識別データ部71711のデータ(「1B」)から、これは、パケット705と707と同じソース1を起源とするが、「次のセッション」中のパケットであることが把握される。
次に、識別データ毎のパケットの順番を示す番号(70613,70713,70913,71113,71713に示される1や2など)は、パケット通信において一般的に使用されるパケットの生成順に付加される「カウンタ」値を意味し、伝送されるパケットの伝送順序が乱れた場合に、受信側で元の伝送順序に復元するために用いられる。
例えば、MPEG2−TSの場合は、「continuity_counter」と呼ばれる4ビットのカウンタ値が、出所情報識別データ毎に独立して、生成されるパケット1つに対し1つずつカウンタ値が増えてヘッダの中に付加される。このカウンタ値は”0”から始まり、上限(1111)2に達するとまた”0”から付加される。(通常のシステムでは数個レベルでパケットの前後関係が崩れることがあっても、10個以上の単位で前後関係が崩れることはないため、このやり方(4ビット=0〜15のカウンタ値)で十分である)。
この「識別データ毎のパケットの順番を示す番号」(以下「カウンタ値」と呼ぶ。)は、図7Aにおいては、上述のように、パケット群705中の各パケットの70613、70713、70913、71113、71713、等に格納される1、2などに相当する。そして、例えば、ソースを示す出所情報識別データが同じ1Aであるパケット(例えば、706と707)の、送出順序を保持するために用いられる。図7Aでは、パケット706の「カウンタ値」は1であるが、パケット707の「カウンタ値」は2である。これにより、仮に、受信側で、パケット707の方が、パケット706より早く受信された場合でも、送出順序はパケット706の方が早かったことが把握できる。
従って、一旦ソースを示す出所情報識別データ「1A」が現れ、この後に送出されるパケットにおいて「1A」が再度現れた場合には、そのパケットのカウンタ値が直前のパケットと連番であれば、そのパケットは、直前のパケットと同じソース1を起源とする「或るセッション(最初の「1A」)」中のパケットであることが把握され、そのパケットのカウンタ値が直前の「1A」のパケットと連番でなければ、そのパケットは直前のパケットと同じソース1を起源とするが、「或るセッション(最初の「1A」)」の「次のセッション(最初の「1B])」の更に「次のセッション(次の「1A])」中のパケットであることが把握される。
なお、「1A」の後に「1B」の最初のパケットが来て、その後に再び「1A」が表れる場合、最初の「1A」の残りが通信途中で「1B」に追い抜かれてしまった場合と、「1B」が終了して次のセッションとして新たな「1A」が送られてきた場合の、2通りが考えられる。この場合、上述のようにカウンタ値で判断すると、どちらの場合か判別することが可能となる。
このようにして、2桁の記号1A、1B、2A、2B・・・等を、出所情報識別データ部(70611、70711、70911、71111、71711等)に多重することで、各パケットの起源となるソースと、各パケットの属するセッションが区別可能である。
前記出所情報識別データ部(70611等)、及び、「識別データ毎のパケットの順番を示す番号」(70613等の”1”等)は、第1の形式のパケットのペイロード部(例えば7065)ではなく、ヘッダ部(例えば7061)内に多重されるので、図2の2063のようにペイロード部に出所情報識別データを多重することは無く、データ多重効率が向上する。
これは、図7Aのパケット706のペイロード部の多重データ7065の長さが”N”である一方、従来技術を示した図2のパケット206のペイロード部のデータ2065の長さが”n”(N>n)であることからはっきりする。このように、ペイロード部に格納可能な、出所情報識別データ以外の通常のデータの量が大きくなるのは、各ペイロード部(7065等)に、第2の形式のパケットのヘッダ情報(図2の2063等)を、コピーして、各パケットに全て多重する必要が無いためである。
また、図7Aのパケット群705中には、例えば映像情報等が多重された第1の形式の他のパケットが混合されている場合もある。そのような場合には、当該映像情報のパケットと、図示されたパケット群705のいずれにも時間情報(タイム・スタンプ等)を多重しなくても、受信側では、近似する時刻に受信された各パケット情報は、近似する時刻に送出したことが把握される。そのため、図7Aのパケット群705が、映像情報に付随するデータ(例えば、映像撮影時の気温等)であれば、受信側で映像に、映像撮影時の気温情報をオーバーラップして表示すること等が簡単に可能となる。つまり、各データ間の同期化が容易に図れる。
図7Aの送出パケット群の受信方法が、図7Bに示される。
図7Bでは、パケット706及び707の出所情報部(70611及び70711)から、これらがソース1の「或るセッション」を起源とすることが識別される(”あ”731及び”い”733)。また、これらのパケット中の「識別データ毎のパケットの順番を示す番号」(70613及び70713)を参照することによって、”あ”731が、”い”733より先に送出されたことが認識され、仮に、伝送過程で”あ”731と、”い”733の順番が乱れた場合であっても、受信側で、正しい送出順序に整列して受信することが可能である。(なお、「あ731」等の右上の(1)等は、パケットの順番を示すパケット通し番号である。)
次に、パケット709の出所情報部70911の「2A」から、これがソース2の「或るセッション」を起源とすることが識別され(”う”751)、パケット711の出所情報部71111の「3A」から、これがソース3の「或るセッション」を起源とすることが識別され(”え”771)、パケット717の出所情報部71711の「1B」から、これがソース1の「或るセッション」の次のセッションを起源とすることが識別される(”お”791)。
なお、第1の形式のパケット群が、MPEG2−TSである場合に、当該パケットのヘッダ部(7061等)中の出所情報部(70611等)中の識別データ(1A、1B等)は、図8のMPEG2−TSヘッダ・フォーマット中のPID中の不使用領域に多重することが可能である(以下の、他の実施例でも同様)。
PIDは、MPEG2−TSの用途に応じて、使用バイトが規定されているので、その使用バイト以外の、バイトを利用することになる。
(1のみ使用:図9A、9B)
図9A及び9Bは、前記実施例1の出所情報部(70611等)へ多重された、各々2バイトの出所情報(1A、1B等)の代わりに、1、2等の1バイトの出所情報の多重で済ませるようにした例である。
本実施例では、送出される第2のビット・ストリーム(90111、90117、90119、90131等)の、各セッション(セッションα(9011)、δ(9013))毎の、最大送出時間長TSMAXが定められている。つまり、セッションα(9011)の最初のパケット90111が送出されてから、同じセッションα(9011)のパケットの最終パケット90119が送出されるまでの時間は、最大TSMAX920に規定されている。
更に、TSMAX以内に送出が完了したセッションの場合には、次のセッションは必ず、TSMAX以降に開始するように規定される。そして、当該TSMAX以後に、同じソース901から送出されるパケットは、別のセッション(セッションδ(9013))に係るパケットと判断される。
また、送出段階において、TSMAX以内に送出された第2の形式のビット・ストリームは、受信側において、TRMAX以内に受信される。
このような条件設定を前提とした場合、図9Aにおいて、ソース1(901)のセッションα(9011)内の第2の形式のパケット(90111等)は、TSMAX以内に送出され、これらが多重された第1の形式のパケット(906等)は、TRMAX以内に受信される。そして、ソース1(901)の次のセッションδ(9013)に係るパケットは、TSMAX以降に送出され、これが受信されるのは、TRMAX以降である。
このため、図9Bのように、受信側にタイマーを用意しておき、出所情報「1(90611)」の最初のパケット906を受信した時刻をゼロと設定し、当該パケット906及び、後続の、パケット(907等)で時刻TRMAX以前に受信されたもの(”あ”931、”い”933)のセッションを「或るセッション」と識別し、時刻TRMAX以降に受信された同じ出所情報「1(91711)」を持つパケット917(”お”991)のセッションは、最初のパケット906とは異なる「或るセッション」の次のセッションと識別することが可能である。
このようにすることによって、出所情報データとして、実施例1のような「1A,1B」という4バイトの情報の1/4の「1」という1バイトの情報で、出所の識別が可能となる。
(第1の形式のパケット長の方が長い場合:図10A、10B)
図10A及び10Bは、第1の形式のパケット長の方が、第2の形式のパケット長より長い場合を示す。
本実施例では、以上の実施例とは逆に、第1の形式のパケット(1005等)の長さの方が、第2の形式のパケット(100111等)の長さより長い。
この場合には、同じソース(例えば1001)の、同じセッション(例えばセッションα(10011))の、第2の形式のパケット(例えば、100111及び100117)が、第1の形式のパケット(例えば1005)に多重される。
第1の形式のパケット(例えば1005)のヘッダ部(10051等)の出所情報部100511には、前記実施例と同様に1A、1B等の出所情報が多重される。
本実施例の受信方法を示すのが図10Bである。
同じ出所情報を持つ”あ”、”い”等が同じ出所に起源を持つものとしてカテゴライズされている。
詳細については、上述の実施例と同様である。
また、いくつかの時間的条件設定を行うことによって、出所識別情報として「1A、1B」等の代わりに、「1」等を用いることが可能なのも同様である。
図11のように、送信側1102において、HDTVカメラ1101からのMPEG2−TS信号に、医療機器1105等からのUSB信号1117等を受ける、パソコン1103からのイーサーネット信号1121を、多重機1107によって多重し、MPEG2−TS信号1123としてネットワーク1109を伝送し、受信側1110において、逆多重機1111によって、イーサーネット・データ逆多重し、映像モニタ1113に、HDTVカメラ1101で撮影した映像を映し、パソコン1115に、当該映像と同時刻に得られた、医療機器1105からの医療データを表示する、等の広い用途が得られる。
従来技術による多重方法を示す概念図。 従来技術による多重方法を示すパケット詳細図。 所定の条件下でのパケットの送出シーケンス図。 図3とは別の条件下でのパケットの送出シーケンス図。 Ethernet信号を説明する図面。 多重化、格納、付加、の意義を解説する図面。 本発明の実施例1の送出方法概説図。 本発明の実施例1の受信方法概説図。 MPEG2−TSヘッダ・フォーマット。 本発明の実施例2の送出方法概説図。 本発明の実施例2の受信方法概説図。 本発明の実施例3の送出方法概説図。 本発明の実施例3の受信方法概説図。 本発明を利用したシステム例。
符号の説明
100 映像信号源
101 信号源1
102 信号源2
103 信号源3
105 多重機
1001、1003、1005 MPEG2−TSのパケット群
1007、104、1009 プロトコル階層図
1011 イーサーネット信号
1011 イーサーネット信号源1(101)からのパケット
1011 信号源1(101)から供給されるイーサーネット信号
1011、1021、1031 イーサーネット信号のパケット群
1051 MPEG2−TS
1054、1056、1058 MPEG2−TS(1051)中のパケット群
10111 イーサーネット信号源1(101)からのパケット(1011)のヘッダ(10111)
10541、10561、10581 イーサーネット信号のヘッダ情報
10543、10563、10583 分割されたイーサーネット信号
201 ソース1
202 ソース2
203 ソース3
205 第1の形式のパケット群
206、207、217 多重後の第1の形式のパケット群(205)中のパケット
2063 受信されたパケット206中のペイロード部中の第2の形式のパケットのヘッダ情報
2065 図2のパケット206のペイロード部のデータ
2071 受信されたパケット207中のヘッダ情報
2173、2175 受信されたパケット217中のペイロード部
20111 第2の形式の、或るセッションα中のパケット
20113、20133 第1の形式のパケット群のヘッダ情報”i”
20131 或るセッションαの次のセッションδ中のパケット
611 素材データ
613 素材を分割しヘッダを付加した状態
615 PES(Packetized Elementary Stream)を分割し、更にヘッダを付加した状態
615a TSP−1(1)
615b TSP−1(2)
615c TSP−1(3)
621 符号化されたデジタル信号の流れ
623 PES データ(分割されたES、例えば映像1フレーム分)
625 分割されたPES
631 ES−3
633 PES−3
635 TSP−3
640 TS(Transport Stream)
6401(2) TSP−1(2)
6401(3) TSP−1(3)
6402(2) TSP−2(2)
6403(2) TSP−3(2)
701 ソース1
702 ソース2
703 ソース3
705 第2の形式のパケットより単位長が短い第1の形式のパケット群
706,707,709,711,717 第1の形式のパケット群(705)内の各パケット
731 ”あ”
733 ”い”
751 ”う”
771 ”え”
791 ”お”
7061 パケットのヘッダ部
7061、7071、7091、7111、7171 ヘッダ部
7065 パケット706のペイロード部の多重データ
7171 パケット717のヘッダ部
70111 第2の形式の、或るセッションαのパケット群中のパケット
70131 次のセッションδのパケット群中のパケット
70611、70711 パケット706及びパケット707の出所情報部
70613、70713 パケット中の「識別データ毎のパケットの順番を示す番号」
70611、70711、70911、71111、71711 出所情報識別データ部
70713、70913、71113、71713 パケット群705中の各パケット中のヘッダ部中に付加された識別データ毎のパケットの順番を示す番号
70613 出所情報識別データ毎のパケットの順番を示す番号格納用データ部
70911 パケット709の出所情報部
71111 パケット711の出所情報部
71711 パケット717の出所情報部
901 ソース
906 第1の形式の最初のパケット
917 TRmax以降に受信されたパケット
920 TSMAX
931 ”あ”
933 ”い”
991 ”お”
9011 セッションα
9011 送出される第2のビット・ストリーム(90111、90117、90119等)のセッションα
9013 セッションδ
9013 セッションδ
90111 セッションα(9011)の最初のパケット
90117、90119、90131 送出される第2のビット・ストリーム
90119 セッションα(9011)のパケットの最終パケット
90611 出所情報「1」
91711 出所情報「1」
1005 第1の形式のパケット群
10011 セッションα
10051 第1の形式のパケット(1005)のヘッダ部
1001 ソース
100111、100117 第2の形式のパケット
100511 第1の形式のパケット(1005)のヘッダ部(10051)の出所情報部
1101 HDTVカメラ
1102 送信側
1103 パソコン
1105 医療機器
1107 多重機
1109 ネットワーク
1110 受信側
1111 逆多重機
1113 映像モニタ
1115 パソコン
1117 USB信号
1121 イーサーネット信号
1123 MPEG2−TS信号

Claims (19)

  1. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
    (2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
    (3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
    (4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
    (5) ステップ(4)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
    (6) ステップ(5)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
    (7) ステップ(6)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(6)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
    (8) ステップ(7)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(7)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
    (9) ステップ(7)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
    (10) ステップ(8)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(9)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
    を含み、
    前記ステップ(3)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
    前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
    (ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
    方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
    i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
    yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
    である、
    方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の方法であって、
    前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
    前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
    方法。
  5. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、接続時間帯毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、送出された各データ・パケットはそれらの時間的先後関係を保ったまま順次受信されるものであり、同一ソースを起源とする当該第2の形式のデータ・パケット群のデータの各セッションにおいて、当該データの送出開始から完了までの時間が、所定の送出時間の範囲内にあるものであり、当該指定の送出時間内に送出された当該第2形式のデータ・パケット群のデータは、前記第1の形式のデータ・パケットのストリームとして所定の受信時間の範囲内において受信されるものであり、あるセッションにおける当該第2の形式のデータ・パケットの送出が、当該所定の送出時間内に終了した場合には、次のセッションの送出は当該所定の送出時間経過後に行われるものであり、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
    (2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
    (3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のソース毎に区別されるセッションおよび接続時間帯毎に区別されるセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
    (4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
    (5) ステップ(4)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
    (6) ステップ(5)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
    (7) ステップ(6)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(6)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
    (7−1) ステップ(7)において、あるソースから受信された最初のデータ・パケットであると識別された場合に、当該時点を時刻ゼロと設定した上、当該同じソースから受信される後続のデータ・パケット群を監視し、時刻が前記所定の受信時刻以内である場合に受信された、当該ソースから受信されたデータ・パケットのみを、当該ソースから送出された、同一セッションのデータ・パケットとして識別し、時刻が前記所定の受信時間以降に受信された、当該ソースから受信されたデータ・パケットを、当該ソースから送出された、後続の別セッションのデータ・パケットとして識別するステップと、
    (8) ステップ(7)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(7−1)での識別から、ステップ(7)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
    (9) ステップ(7)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータをパケット通し番号に従って、結合するステップと、
    (10) ステップ(8)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(9)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
    を含み、
    前記ステップ(3)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする方法。
  6. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部に順次多重するステップと、
    (2) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(1)でペイロード部に多重された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
    (3) ステップ(2)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
    (4) ステップ(3)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
    (5) ステップ(4)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
    (6) ステップ(5)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
    (7) ステップ(6)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(6)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
    (8) ステップ(6)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
    (9) ステップ(7)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(8)で結合されたデータと、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付けるステップと、
    を含み、
    前記ステップ(2)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする方法。
  7. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより少ないデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重化して送出し、受信された当該多重されたデータを逆多重する方法であって、送出された各データ・パケットはそれらの時間的先後関係を保ったまま順次受信されるものであり、同一ソースを起源とする当該第2の形式のデータ・パケット群のデータの各セッションにおいて、当該データの送出開始から完了までの時間が、所定の送出時間の範囲内にあるものであり、当該指定の送出時間内に送出された当該第2形式のデータ・パケット群のデータは、前記第1の形式のデータ・パケットのストリームとして所定の受信時間の範囲内において受信されるものであり、あるセッションにおける当該第2の形式のデータ・パケットの送出が、当該所定の送出時間内に終了した場合には、次のセッションの送出は当該所定の送出時間経過後に行われるものであり、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
    (2) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(1)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
    (3) ステップ(2)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
    (4) ステップ(3)で多重化されたデータ・パケットをシーケンシャルに送出するステップと、
    (5) ステップ(4)で送出されたデータ・パケットを、パケット毎に受信するステップと、
    (6) ステップ(5)で受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
    (7)ステップ(6)において、あるソースから受信された最初のパケット・データであると識別された場合に、当該時点を時刻ゼロと設定した上、当該同じソースから受信される後続のパケット・データ群を監視し、時刻が前記所定の受信時間以内である場合に受信された、当該ソースから受信されたパケット・データのみを、当該ソースから送出された、同一セッションのパケット・データとして識別し、時刻が前記所定の受信時間以降に受信された、当該ソースから受信されたパケット・データを、当該ソースから送出された、後続の別セッションのパケット・データとして識別するステップと、
    (8) ステップ(6)で識別された受信された各データ・パケットのソースの情報、及び、ステップ(7)で識別された、受信された各データ・パケットのセッション情報を用いて、ステップ(5)で受信された各データ・パケットのペイロード部内のデータを、各データ・パケットのソース及びセッションと対応付けるステップと、
    (9) ステップ(6)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
    を含み、
    前記ステップ(2)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする方法。
  8. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯内に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重するための方法であって、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割するステップと、
    (2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納するステップと、
    (3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加するステップと、
    (4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化するステップと、
    を含み、
    前記ステップ(3)における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
    前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
    (ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
    方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、
    前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
    i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
    yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
    である、
    方法。
  11. 請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の方法であって、
    前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
    前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
    方法。
  12. 請求項8に記載の方法によって多重されたデータを逆多重するための方法であって、
    (1)請求項8に記載の方法によって多重されたデータ中の、受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、受信された各データ・パケットを逆多重するステップと、
    (2) ステップ(1)で逆多重された各データ・パケットのセッション識別データに基いて、ステップ(1)で逆多重された各データ・パケット群と、当該データ・パケット群の属するセッションとを対応付けるステップと、
    (3) ステップ(1)で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合するステップと、
    (4) ステップ(2)で対応付けられたセッションに基いて、ステップ(3)で結合されたデータに、複数のソースと前記所定の時間帯を対応付けるステップと、
    を含む方法。
  13. コンピュータに、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の方法を実行させるプログラム。
  14. ヘッダ部とペイロード部を含む第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリーム内の、当該第1の各データ・パケット内に、それぞれ複数のソース毎に区別され、それぞれ所定の時間帯に含まれる複数のセッションから成る、複数のソースから供給される、ヘッダ部とペイロード部を含む、前記第1の形式のデータ・パケットより多いデータ量を持つ第2の形式のデータ・パケット群のデータを多重するための装置であって、
    (1) 各セッション毎に、前記複数のソースから供給される第2の形式のデータ・パケット群内の各データ・パケット中のペイロード部のデータを、前記第1の形式のデータ・パケット内のペイロード部のデータ容量以内のデータ群に分割する分割手段と、
    (2) 各セッション毎に、ステップ(1)で分割されたデータ群を、前記第1の形式の各データ・パケット内のペイロード部に順次格納する、データ群格納手段と、
    (3) 前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダの第1の領域に、ステップ(2)でペイロード部に格納された各データに対応する前記複数のセッションを識別するためにセッションに対応づけられたセッション識別データを格納し、データ・パケットのヘッダの第2の領域に識別データ毎のパケットの順番を示すパケット通し番号を付加する、格納・付加手段と、
    (4) ステップ(2)および(3)で作られた各セッション毎の第1の形式のパケットをパケット生成順に順次多重化する多重化手段と、
    を含み、
    前記格納・付加手段における、セッション識別データのために、最大同時セッション数の2倍の種類のデータを用意し、
    最大同時セッション数の2倍の種類の前記セッション識別データは、2個毎に1対を形成し、
    最初のセッションには、所定の1対のセッション識別データ対の一方を使用し、
    同時セッションとなる新たなセッションには、それまで使用されていない、所定の1対のセッション識別データの一方を使用し、
    同時セッションとならない新たなセッションには、過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方とは異なる、他方のセッション識別データを使用することによって、
    前記過去に使用された前記所定の1対のセッション識別データ対の一方に対応する過去のセッションが既に終了したことを検知可能とする装置。
  15. 請求項14に記載の装置であって、
    最大同時セッション数(i)がn個(1≦n;nは整数)である場合に、
    前記1対のセッション識別データ対を、(xiy,XiY)
    (ここで、xi=Xiが16進の1からnまでの整数、yが16進の所定の整数の定数、Yがyとは異なる別の整数の定数)のような16進の1対のn個のデータ群とした、
    装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、
    前記nが、0<n≦9(nは整数)であり、
    i=Xiが16進の1からnまでの整数であり、
    yが16進の所定のアルファベット、Yがyとは異なる別のアルファベット
    である、
    装置。
  17. 請求項14ないし請求項16のいずれかに記載の装置であって、
    前記第1の形式のデータ・パケット群を含むビット・ストリームが、MPEG2−TS(Transport Stream)であり、前記第1の形式のデータ・パケット内のヘッダ領域中の第1の領域が、PID領域内にあり、
    前記第2の形式のデータ・パケット群のデータが、Ethernetのデータである
    装置。
  18. 請求項14に記載の装置によって多重されたデータを逆多重するための装置であって、 (1)請求項14に記載の装置によって多重されたデータ中の、受信された各データ・パケットのセッション識別データを用いて、受信された各データ・パケットを逆多重する、逆多重手段と、
    (2) 前記逆多重手段で逆多重された各データ・パケットのヘッダ部の第1の領域に格納された前記複数のソース毎に区別される複数のセッションを識別するための識別データに基いて、前記逆多重された各データ・パケット群のセッションを対応付ける、セッション対応付け手段と、
    (3) 前記逆多重手段で逆多重されたデータ・パケット群のペイロード部内のデータを前記パケット通し番号に従って、結合する結合手段と、
    (4) セッション対応付け手段で対応付けられたセッションに基いて、前記結合手段で結合されたデータに、複数のソース及び前記所定の時間帯とを対応付ける、ソース・接続時間帯対応付け手段と、
    を含む装置。
  19. コンピュータを、請求項14ないし請求項18のいずれかの請求項に記載の装置として機能させるプログラム。
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